2003年12月25日

【水】色んな水 3

(後日の記録。2009/2/2)

この頃、師匠が身体に良い水と塩に凝ってて、面白そうなのを自分で取り寄せた折の書類が後日に出て来たので備忘のためもあり記録。

キーワードは「還元力」

日常生活で酸化した身体を調整するのに還元力のある水とか塩はどうだろうかというハナシ。自然治癒力が大事だからね、どっちみち。

塩はそこそこ有名な高麗竹塩の「黄松竹」とか。

キパワーソルト・ニューキパワーオリジン

で、水。

太古の水
太古の水 フルーツティー オフィシャルサイト
太古の水 (原液)

小さな薬包みたいなパックを好きなミネラルウォーターに入れて飲む商品。

理屈も仕組みも未だに不明だが、何でも太古の時代の水の組成と同じものを開発したのだと。で、それは身体に良くて、自然治癒力が高まるとかが噂。(薬としての商品じゃないから効能はどこにも謳ってないけどね)

う〜ん。結局実感が持てなかったのでこの折の注文だけだったな。

でもワリと根強いファンが居るらしい。

すいそいんぐ
活性酸素を除去する活性水素とマイナスイオンたっぷりのアルカリミネラル還元水に変える整水器【すいそいんぐ】

通勤、通学、散歩などに便利な携帯タイプ!すいそいんぐ(簡易整水器)携帯タイプ 500ml 3,990 円
これは小さなペットボトル容器とそれに入れる小さな金属片らしきものの入ったカプセルが商品。

どうやらマグネシウム金属片を使って水道水などを還元して活性水素水にしようというもの。

還元時に気泡が出て面白いのもあってしばらくは毎日持ち歩いてたけど、ペットボトル型容器って結局手入れが難しいし、そんでもって定期的に「買い換え」しなきゃいけないそうで、でもって目先のこととは言え「少し高い」もんだから、結局最初の1回でやめてしまった。

発想は面白いんだけどね。

どくとる・べるまっちゅ
どくとるべるまっちゅ エバメール販売 トータルヘルスデザイン本店
ぶっとび実験隊が行く! どくとる・べるまっちゅ編 - トータルヘルスデザイン

名前の妖しさはコレが一番でしょうな(笑)。

どうやら天然植物エキス配合の化粧水という感じだが、消臭剤とか酸化防止剤「的」に使えるとかが謳い文句。分類は「清涼飲料水」になってる。

これはワリと単純な実感があって重宝した。外食で悪い油の揚げ物なんかに出会った時に、軽く吹きかけると脂っこさが緩和されたり。

【送料無料】どくとる・べるまっちゅ 200ml 3,045円
【3,000円以上で送料無料】どくとる・べるまっちゅ 携帯用スプレー容器(空容器) 189 円

まぁ・・・いろいろあります。


ruminn_master at 2003年12月25日 10:00 【水】色んな水コメント(0)トラックバック(0)   このエントリーをはてなブックマークに追加
武術のハナシ | 雑な記録や想い出

2003年07月26日

【旅】えりも・納沙布・知床から花々彩る富良野・美瑛 4

(後日の記録。2009/02/02)

クラブツーリズム。3泊4日。1人8万弱。

サブタイトルは

夏の北海道、花と岬の海岸物語

道東・道央の夏旅です。

【1日目】
・羽田→(飛行機)→帯広
・幸福駅
・百人浜
・襟裳岬
<宿>釧路プリンスホテル
<夕食>プリンスディナーバイキング

【2日目】
・釧路湿原の北斗展望台
・チンベの岬/あやめヶ原
・琵琶瀬展望台
・納沙布岬
・野付半島/トドワラ地帯
<宿>らうす第一ホテル
<夕食>羅臼産ホッケのチャンチャン焼

【3日目】
・羅臼温泉で「北の国から2002遺言」ロケ地巡り
・・「スナック再会」
・・「居酒屋 番屋」(ドラマ中の名は「ハマナス」)
・・羅臼展望台
・・大一市岡商店(ヒロイン結の勤務先)

・知床峠
・知床ウトロ
・知床遊覧船or一湖二湖散策
・小清水原生花園
・網走・かに問屋(ズワイガニの試食)
・北きつね牧場
・北見<夕食>ホタテ尽くし膳
・端野温泉のんたの湯
<宿>端野ホテルメビウス(現ノーザンアークリゾートホテル

【4日目】
・層雲峡(銀河の滝、流星の滝)
・上川(メロンの試食)
・美瑛、四季彩の丘
・富良野、ファーム冨田
・帯広→(飛行機)→羽田

どっちかというと手広く下見した感じ、眺めるタイプの旅行かな。

バイキングで感心できるほど美味くてチャンとした仕事をしていたのは、この旅の釧路プリンスが抜群だったかなと、アチコチ旅してきたけど、未だにそう思います。

ruminn_master at 2003年07月26日 08:05 【旅】えりも・納沙布・知床から花々彩る富良野・美瑛コメント(0)トラックバック(0)   このエントリーをはてなブックマークに追加
旅(北海道) | 雑な記録や想い出

2003年04月20日

【酒】道中道楽(水鳥版)第4回原稿より 4

道中道楽

第4回:駅グルマンその1<池袋>

今回の道友:樽平・篝火・ハナタレ・鳳凰美田


(2003年4月20日に書いた原稿に2005年8月23日に手を加えたモノです)

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 アチコチで飲み歩く。
だが大体長いこと通う場所には馴染みの店が出来、そこ以外には行かなくなる。
酒飲みならば、グルメならば、「あの街ならこの店」が有るはず。

 でも、そういう了見の狭いの、閉鎖的なのは良くないね。。。

 そこで企画として駅単位で酒飲みがハシゴしてみようとなった。
行ったこと有る店、良さそうで気になってた店を持ち寄って
あ〜だこ〜だ、飲み歩こうと。
 次回があるかどうか知らないが、とりあえず一回目は池袋にした。
池袋西武で馴染みの『龍力』が試飲販売をよくやるのもあって、
ワリと土地勘が働いたからだ。


 最初「駅グルメ」なんて書こうと思った。でもやめた。
もちろん、
そんなどこかに有りそうなタイトルを付けることの気まずさはあるのだが、
それよりも「グルメ」という言葉の感触の問題が大きい。

 グルメって単純には「美味いものを探す」気分かと思う。
けど大半の「グルメ」っていうのは「味にうるさい奴」なんて言われる。
酒に限らない。
試しに身の回りの「珈琲通」でも「ラーメン党」でもイメージすれば
おそらく、そのクチが語る言葉の多くは
「アレが良くない、これが足りない」であろう。
 たしかに言いたくなる気持ちが判らない訳ではないし、
ここにもそんな不平不満も書くだろう・・・今回も書くと思う。
 そりゃそうで、経験値が上がれば基準は辛くなる。
でも、
気持ちの根っ子としては「不味いものを探して歩いてる訳じゃない」って思う。
楽しみたいから探してまで行ってるんだよね。
重箱の隅からでもイイから楽しいことを見つけたいよ、金払ってるんだし。

 だから美味い不味いを看板にするよりは、と、
グルマン・・・腹一杯食うことでもいいかな、と言う気分である。
どうせ不味いものなど腹一杯食えないし、食いたくも無かろう。
 要は「満足感」である。

 満足にも色々ある。
舌が満足、腹が満足、頭が満足、目が満足、気持ちが満足、
人それぞれ、どれも満足、それは「説得力」なんだと思う。
「リーズナブル」ってよくいうけど、それがバランス。


 今回はそうした「満足感」を求めての池袋飲み歩きである。
時は3月末、東京に桜の開花予想が流れた金曜日の夜8時。
天気は良いが風はまだ少し肌寒い。熱燗の時期は過ぎたけど
生ビールが一気出来る気候でもない。
 冷酒には一番かもね、って時期のオハナシ。


 第1回目ということもあって、
最初はチェーン店の大衆居酒屋に入り、
そこで扱ってる酒のインプレッションもやろうと思った。
 待ち合わせ場所に早めに着いたので何軒か見て回ったのだが。。。
久保田、浦霞、出羽桜・・・残念ながら名前と値段で味が想像できてしまう。
いや、嫌いじゃないんだよね。手頃な値段で旨い酒を造ってる蔵はエライ。
 でもこういうとこに書く場合、読んでる方だって居酒屋ぐらい飲み歩く。
まぁ日本酒のある店に5軒も行ってりゃ出会う酒と肴ばっかりじゃね。。。
で、やめた。

 特色有る一軒モンの居酒屋と酒バーとでも言うべきコンセプト店にしようと。

 最初に行こうとした店は満杯だった。
まぁ金曜日の8時台に定評のあるような店に、
5人でフラッと入ろうとしたこっちが悪いか。
萬屋松風
よろずやしょうふう、と読む。
隠れ家みたいな、山小屋みたいな、天井裏みたいな風情。
池袋では昔から好きな店である。
「なれそれ」とかも時期には有って肴も良く、
で、結構いい顔ぶれの日本酒が飲めるのだ。

 待ち合わせに2人遅刻しているのもあって、
本式に始めるのは後にして腹ごしらえしようかとなった。
手堅い銘柄の日本酒で肴が安くて腹の膨れるところ・・・と考えて行ったのが
山形の味 樽平
なのだが、銀座などにもある蔵元直送の『樽平』とは多分別系統の店である。
(実際池袋にはその系列らしき店も別にある)
 ロサ会館の2階に有ってここも昔から「そういうつもり」で良く行く。
酒は「大山」とか「住吉」とかで、肴は「玉こんにゃく」とか有るけど
「鶏の唐揚げ」とかいわゆる居酒屋メニューも並んでる。
で、安い。
 今回は「朝まではしご酒」のつもりだったので
最初の店からアレコレ食べることはしなかったのだが、
ここの料理は結構いけるのも有る。
 まぁ遅刻者が間に合ったところで店を出た。

 ロサ会館の近くには昔『舎人庵』という日本酒の品揃えと肴の充実度、
そして手頃な値段で格好の店が有ったのだが、今はもう無い。
(同じ経営系列の焼肉屋は健在なので潰れたのではなくやめたらしい)

(2005年8月現在、復活してます。移転みたいなモノだったのかも)

 もう9時過ぎである。まだ1軒しか行ってない。
となると必然ラストオーダーの早い店から行くしかないか。
今日は5軒ぐらいハシゴしたい。そんな気分でいた。

 まぁ飲み仲間も揃ったところで「それらしき」ところに行く。
篝火
かがりび、と読む。
日本全国の地酒を揃えてグラス売りで・・・という手の店である。
池袋の西口側にはもう一軒『三春駒』という同じような店があるのだが
(というよりこの2軒の店は同じ仲間の店らしい)
夕方覗いたら混んでいたのでこちらにした。

(2005年8月現在、こちらの店が無くなっています)

 この店が飲み会の口開けにいいかと思ったのは、
「純米吟醸セット」や「純米酒セット」などと言って
グラス3杯で少し割安のが有るので多人数でアレコレ味見しながら
ベースの酒量も稼げるという魂胆である。
 個人的に言えば『篝火』という岐阜の地酒が、
大昔に、いわゆる「地酒」に目覚めた最初だった。
そういう思い入れが銘柄にあるのもあって昔から何度か来ていた。
 これまではカウンターでいいネタを肴に1杯2杯飲んでたので気づかなかったが
奥の座敷に入ってしまうと運びの店員さんがあまり酒に詳しくない。
「この『しぼりたて』っていつ絞った奴?」程度の軽いマニアな質問にも
全く対応できないという経験をした。専門店だろうに。。。

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 ただこの手のことは今の居酒屋事情では半分諦めも入る。
ただでさえ
バイトレベルでは専門店のこだわりを理解して働いているなんて珍しいだろう。
ましてや
実際のところ日本語もたどたどしく一生懸命働いているアジアの朋友達が多い。
それならそれで店長が出てくりゃいいのだが、
そこまでやってくれるのは開店して3年目ぐらいの
気合いが入った店だけな気がする。


 どんな飲食店でも言えることだと思うが、
店を作るときは「ああしたい、こうしよう」の固まりだから
スタッフの一人一人も気合いが入っていて「いい店」であるはずだ。
(いい加減な気分で飲食店を始められるほど楽な御時世ではないと思う)
「いい店」で「これなら勝負できる」と思ってるからこそ新規参入してるはずだろう。

 ところが店がある程度軌道に乗ると「慣れ」が出る。
永遠にベンチャービジネスでは経営者は心労が絶えない。
ある意味それは失敗してる訳で
店が軌道に乗ると言うことはルーティンワークが増えることを意味する。
でもルーティンワークって退屈だ。スタッフにも「飽き」が入る。
それは何となく客にも伝わるものだ。

 そこで経営者としては更なる開拓を、とか、
新メニューの開発を、となれば素晴らしいのだが、実際「守り」も出てくる。
「これでそれなりにうまくいってるんだからいいじゃないか」
 こうなってこそ飲食店経営としては安定してるのだけど、
今は「新しい店」がどんどん出てくる。そっちは気合い一杯。
今や「前から有る店」は昨日と同じ今日をなぞる。
去年の今頃と同じメニューじゃない店というのがどれだけあるのだろうか。
もちろん
「あの店の『アレ』を味わいたいから行く」というのは大事だと思う。
でも店自体のテンションが下がってしまっては新しい客は寄ってこない。

 そういう意味で「前から有る店」というのは
常連客の思い入れや馴染み故の楽しみを除けば光を失いがちなのも事実。
「本質を見失わずに目先だけは常に変化させる」
そういうことって
客は贅沢だからいくらでも要求するが
店の側からすれば難しいのだろうと思う。
 でも客はお金を払った以上は満足を求める資格がある。
贅沢は言わせて欲しいよね。

 こういうことは飲み食い道楽してばかりの俺は意識してるけど
普通は「何となく」「足が遠のく」だけなんだと思う。
「いい店」が減って欲しくはないのだけど、
増える分と経る分の差し引きで、
やっぱり総量は増えない気がするのは錯覚だろうか。
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 なんてことは帰ってから考えたので、
その場ではチラッと感じただけなんだけど、
そこで次の店は気合い系、
「コンセプト」なんてものの有りそうな飲み屋に向かうことにした。


 一昔前までは、いわゆる「おしゃれな店」にはロクなのが無かった。
内装は凝ってて雰囲気はいいけど目先が変わってるだけで内実は空虚。
見かけ倒しで料理の味付けが甘っちょろい、酒も有名で飲みやすいのばかり、
何度も無駄遣いをした。
嫌な思いをして飲み直しの労を執らざるを得なくなった。

 でも近年はそのあたりの店もそれなりに実力が伴ってきた気がする。
となれば、そういう店に通う人種の舌も肥えてくる。
舌の肥えた人種を満足させる店を作らなければ、そういう店も成り立たない。
好循環が起きてる気がする。
 もっとも、今そういう店に金を落とすのは
自由になるお金を景気に大きく左右されずに持ってるような
大学生から独身サラリーマン世代の男女であって
昔から居酒屋に居たオヤジ達ではなかろう。

 オヤジ達はどこへ行く。。。
そういう店も今回の飲み歩きの候補には考えていたが、
次回の飲み歩きが新橋だということにしたので、
それはそっちでやることにした。


 さて池袋、地下道をくぐって東口へ抜ける。
サンシャイン通り、東急ハンズ裏手、
のみくい処 如月桃花
きさらぎとうか、と読む。
ここは週末は明け方までやってる。平日でも閉店が遅い。
早めに来るといい肴に有り付けるが、遅く行っても外れがない。
「飲み直し」に最近よく利用する。
 屋根裏部屋のような店内、心配りも加減がよい。
日本酒も結構いいのがあるが、
個人的に目先を変えて焼酎の「爆弾ハナタレ」にした。
ここは焼酎のいいのが揃ってる。
 ここで言う焼酎には酎ハイとかは入れてないのはもちろんだが
最近は焼酎を揃える店も増えた。焼酎は旨味の弱い肴では頼りない。
地鶏などを加減良く料理したのなどがうれしい。


 店を出たらもう夜中である。池袋にもう電車なんか走ってない。
かなり酔ってるし、まぁ最後の店という感じ。
こうなると安心できる店がいいね。
先日、栃木の蔵元、鳳凰美田のイベントでメンバーが仲良くなった店、
豊島公会堂の裏手、
日本酒バー&レストラン 蛍月
ほたるづき、と読む。
 ここもコンセプト系の気合いの入った店だった。
低い照度で贅沢な空間、夜中の酔眼には心地よい。
飲んだ酒はもちろん鳳凰美田。他にも何か。
肴も頃合いの仕上がりで結構旨かった記憶があるが・・・
残念ながら、かなり酔ってて個別のコメントをする記憶に欠ける。


 明け方に店を出た。
ラーメンでも食べようと思ったが、周囲に見あたらない。
酔っぱらいが駅までのコースから外れて
一杯のラーメンを求めて彷徨うにはチトみんな酔いすぎていた。
ので、立ち食いそば程度で仕上げ。
 ほとんど始発の電車に乗って帰ることに。
よく飲んだね。。。
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 今回は池袋編だったが、池袋はこんなものでは当然語り尽くせない。
でもまぁ酒好きの酔っぱらいのやることは同じ。
またやるかもしれないけど、その前に違う町もウロつこうと思う。
次回「駅グルマン」は新緑の季節に新橋の予定である。
 今度は是非行きたいと思う。
「オヤジ達」の店に。


ruminn_master at 2003年04月20日 23:00 【酒】道中道楽(水鳥版)第4回原稿よりコメント(0)トラックバック(0)   このエントリーをはてなブックマークに追加
お酒のハナシ | 池袋〜上野界隈

2003年02月20日

【食】道中道楽(水鳥版)第3回原稿より 5

道中道楽

第3回:鮟鱇の七つ道具(茨城県平潟港)

今回の道友:『富久心』純米吟醸(茨城県:合資会社椎名酒造店)


(2003年2月20日に書いた原稿に2005年8月23日に手を加えたモノです)

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 アンコウ鍋は何回も食っていた。
それなりに「美味い」って思ってた。でもフグの方が好き。
関西人だからってのもあるだろうけど「テッチリ」の方が馴染みがある。
 でも「肝が食える分だけアンコウが上」とはよく聞くハナシ。

 もちろんアンキモなんて飽きる程食っていた。
東京じゃ冬場の居酒屋で置いてない方が珍しいだろう。
居酒屋でも美味い店もある。ポン酢の加減が良い店。
本気で不味い店も有る。油臭いだけの粗雑なアンキモ。
だから平均してみると「大して美味いもんじゃない」となる。
僕もそう思える程には「飽き」ていた。

 でも鮮度の良いものなら、違うかも。そう考えていた。
あの「美味しんぼ」の初期の作品で
捕れた漁船の上で処理したアンキモを
「フォアグラより美味い」と評していた。
(あのマンガ自体は功罪正誤色々あるけどね)


 なら本場で食ってやろう
・・・大体こんなことで旅に出ることが多いのだが、
それを研究熱心と・・・
だれも言ってくれないだろうから
正直に「食い意地」と、ここは白状することにして、
茨城県平潟港に向かったのである。

 上野からの常磐線。「すーぱーひたち」で1時間50分。
ただ下りは2時発が1本、上りは朝夕に2本しか無い。
もちろん鈍行はそれなりに走っているけど、
ほぼ福島との県境なので鈍行で行くには中途半端に遠い。
上野駅2時発で旅に出る。大津港駅で下車。

 2月頭のことである。水戸偕楽園の梅林には少し早い。
曇り空でやっぱり少し肌寒いのでまずは立ち寄り湯に。

 バスで20分ぐらいのところに
五浦温泉「天心の湯」というのが有る。
この「天心」は美術思想家の岡倉天心である。
岡倉天心は越前藩(福井県)で横浜生まれだが
この辺りを静養先にし、一時は作画活動もしていたので
五浦には分骨された墓もあるそうだ。美術館もある。

 ということはさておいて(笑)、
しょせん向かう先は美術館ではなくて日帰り入浴の温泉施設。
別に横山大観の日本画が飾ってあったような記憶はないが、
まとまりのいい源泉利用の温泉であった。
 ここにあった「白泥浴」という蛙目石粘土の細粒を溶かした
泥湯(濁ってる程度で、粘ってる訳ではない)は
美容に良いそうで・・・って僕には効能の意味が無いけど
まぁ気持ち良かったね。

 そこで小1時間程のんびりしてからタクシーに少し乗る。
ちょうど晩飯の頃合いに宿に到着した。
温泉民宿「相模屋」さん。
入り口には鮟鱇の絵の行灯。
入り口を入ると新日鉄釜石の合宿写真らしいのが飾ってある。
 2階の奥の部屋に入れて貰った。床の間もあって綺麗な部屋である。
ここの温泉も循環器を使わない天然温泉だそうだが
なにぶん巨体の身、こぼれるお湯が勿体ない(笑)
というより立ち寄り湯を上がったばかりなのでそのまま夕食を待つことにした。

 アンコウ鍋とアンキモ、アンコウの友酢和え、
アンコウの唐揚げ、にプラス基本的夕定食のコース。
「本場のアンコウで満足のいくコースで」と頼んだ。
 酒はビールと地酒の『富久心』純米吟醸。

 ここの鍋にはアンコウ鍋以外に「どぶ汁」が有る。
「どぶ汁」とは名前は悪いがダシも野菜も使わずに
アンコウの水分と肝だけで作る濃厚な鍋だとかで
まぁ初心者には強烈すぎるかもとアンコウ鍋で遠慮した。

 基本的なメニューの中の魚類も美味かった。
その日の刺身盛り合わせは
あいなめ、ほうぼう、すずき、かんぱち、
白身魚の盛り合わせである。
 煮付けは「のどぐろ」
富山でよく見かける白身魚の赤ムツである。
 考えてみればアンコウだって白身魚か。
白身尽くしである。

 さていよいよアンコウ。これを食べに来たのだ。
最初に口にしたのがアンコウの友酢和え。
蒸し上げたアンコウの身と皮を肝を混ぜた酢味噌で食べる。
蒸し物は魚臭さが残るから酢味噌で食べようという訳だが、
友酢になってるのでサッパリした中にも旨味がシッカリ。
 アンコウの唐揚げはアンコウの身と皮となすびの唐揚げに
甘辛の汁をかけたもの。ビールに合うね。

 アンキモ。これにはビックリした。絶品である。
美味い。旨い。何ともいい味である。
柔らかく塩茹でしてあるだけでピンク色。
脂っこさなんて感じない。臭みも皆無。
サッパリしていて、けど濃厚な味で。
う〜ん、これを食べに来たのだと納得させられた。

 アンコウ鍋。
沸騰してから15分ぐらい煮込んでから蓋を取れとのご指示。
フタを開けるとオレンジ色のスープ。
唐辛子でも入れてあるのかと思ったら、昆布出汁に白味噌、
そして肝。
この肝がオレンジ色の元。どうやらタップリと入っているらしい。
この肝から出る旨味と油が旨さを生み出しているようだ。
いやぁ美味かった。
 アンコウって魚のアラ(種類じゃなくて頭とか皮とかね)を
せせこましくなくて大胆に食える感じなんだと実感。
 魚好きにとっては普通の魚でもアラとかカマとかは御馳走だから
そればっかりの魚って感じのアンコウが不味い訳がない。
ゼラチン質の快感と白身魚の旨味にアンキモの濃厚さが絡まって。。。
最初は見た目より薄味だなぁと思っていたダシが、
のんびり飲んでたせいで、おじやを作る頃には煮詰まってきて、
まぁ濃厚で正直最後はキツかったけどね。
一味唐辛子を貰って風味を変えておじやを楽しんだ。

 地酒もスッキリしたいい酒で鮟鱇の濃厚さに良く合う酒だった。
旅館値段で2号瓶1000円だったけど酒はブランドじゃないって見本だね。

 翌朝の食事に鯖の味噌煮が出たのはビックリしたなぁ。
凄く美味かったけど珍しいよね。
 帰りには土産に「はだかイシモチ」の冷凍を手にして
常磐線に。「はだかイシモチ」ってあまり聞かない魚だけど
どうやら大津港の近海物の名産で、
網の中でウロコが取れちゃうので「はだか」らしい。


 ここもまた来ようと思わせてくれた。
やはり漁港は豊かです。
今回もいい道中でいい道楽でした。

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(天心の湯の直リンクが見あたらないので)
北茨城市観光協会
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ruminn_master at 2003年02月20日 23:00 【食】道中道楽(水鳥版)第3回原稿よりコメント(0)トラックバック(0)   このエントリーをはてなブックマークに追加
お寿司・お魚・和食あれこれ | 旅(関東・甲信)

2003年02月07日

【食】道中道楽(水鳥版)第2回原稿より 5

道中道楽

第2回:ズガニって知ってます?

今回の道友:『磯自慢』純米大吟醸


(2003年2月7日に書いた原稿に2005年8月23日に手を加えたモノです)

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 伊豆急で下田より少し手前に河津という温泉郷がある。
河津桜という寒桜で有名なところ。
見頃は2月の20日前後だが大体その前後1ヶ月は「桜祭り」らしい。
とはいえ年によっては3月に入ると散ってしまって葉桜、1月の末ではまだほとんど咲いてない様子。
今回訪れたのは1月の末。桜並木にはほど遠いが何本かは咲いていた。

 桜には人工的に掛け合わせて作ったものも多いが、この河津桜は自然交配というのか、
まぁ風か虫か鳥かが花粉を運んだそうで、少なくとも人間が無理から作ったものじゃないらしい。
元はいわば偶然の産物のような一本の桜だったのが増やして増えて川縁に並ぶまでになっている。
盛りのシーズンには見事なものだと町中に飾られた写真には感心するが、
生憎いつもここに来るときは盛りのシーズンを外してしまっている。
今回は、「これが最初の1本」とタクシーの運転手さんに教えられた桜の木のほど近く、
何でも温泉の湯が流れる場所に根を張ってるのだとかで季節感のずれた気の早い桜が一本。
それが最初に見た桜花だった。

 それはそうと今回は桜を見に出たのでは無かった。
「ズガニ」である。
日本版上海蟹というところか。爪に海草のような毛を生やしたモズクガニである。
秋から冬にかけてのこの地方の味覚であるそうだが、どこでも食べられるというものでは無いらしい。
最近では食べられる店も減ったそうだ。美味いと聞いて食べに出た。


 東京から踊り子に乗って数時間。新幹線は乗り換えが面倒なので踊り子にした。
数時間の道中。通過する空模様は晴れたり曇ったり。

 一駅手前で降りて町営の温泉施設でとりあえず車中で固まった手足を伸ばす。
この『サンシップ今井浜』という温泉は湯船は内湯も岩場の露天風呂も大きくない。
だが、いずれも太平洋を眺めながらとなってて気持ちがよい。
水着を着て屋上に出ると混浴の温水プールになっている。
天気もそこそこだったので、まぁ楽しめた。


 風呂からあがるともう夕方。いよいよズガニの宿に入る。
河津温泉郷の中にはいくつかの温泉が有るが、その中の湯ヶ野温泉。
そこの民宿「かごや」である。
ここのオヤジは有名なズガニ採りの名人だということである。
ズガニ漁は、夕方にエサを入れた竹かごを河津川に沈めておくと朝方には何匹か入ってるという漁法。
だから「かごや」か、と納得がいく次第。宿の中には竹細工体験教室の案内も有る。
どうやら現役の道具らしい竹かごも並んでいる。

 さていよいよ待望の晩飯。
かなり有名な宿らしく食堂となった広間の壁にはサイン色紙やらテレビロケの写真が一杯だ。
気のいいジィチャンって感じの大将が顔を出す。ズガニ採りの名人の登場である。
 食卓にはズガニ料理一式が並んでいる。
目の前には姿茹でのズガニがまず一匹。手足を伸ばせば20センチは超えそうだ。
唐揚げ、カニ鍋も出ているがまずは塩茹でのズガニと格闘する。
料理のコメントには禁句なんだろうけど、美味いもんは美味い。
出された料理鋏で毛むくじゃらのハサミ部分を散髪。中の身を穿り出す。
手足は細いので大きな身ではないがズワイよりは毛ガニに近い甘さがある。
で、何といってもミソが美味い。上海蟹ほど脂っこい感じが無く、淡泊に旨味が有る。
唐揚げは旨味が閉じこめられている。カニ鍋は新鮮なカニ臭さが食欲をそそる。

 そこで出てきたのが一番の自慢料理らしいカニ汁。
「ズガニを叩き潰して味噌と合わせて擂り鉢であたり、カラとカスを取り除いた味噌汁」
とのこと。味噌と合わせられても個性を失わないいいカニである。
で、仕上げはカニ飯。ズガニのブツ切りの炊き込み御飯。
個人的にはこれが一番美味いと感じた。
何といっても蒸し蟹状態。旨味が閉じこめられてるのである。
ズガニ尽くしで腹一杯。ビールやら酒やらも飲んだけど食う方が忙しかった。


 夜も遅くなって同じ湯ヶ野温泉の中のカラオケスナックを訪れる。
ホテルフレンドキャッスル
道路に面した階の店の奥がカラオケスナックになっているのだ。
このホテルでありズガニ料理の店でありスナックでもあるところに数年来の飲み仲間が居るからだ。
 この店で水鳥新聞のイベントをやったこともあった。
『高砂』の蔵元さんを呼んでの利き酒会というか食事会というか、まぁ宴会である。
小さいながらも地下に温泉が引いてあり、宴会場もあってホテルになっている。
旨い日本酒と肴を飲み食いしたいだけして温泉に入って寝るだけ。
極楽イベントだった。
 スナックでは地元のオッチャン達がノド自慢してる。
結構上手いなぁ、って感じ。
『磯自慢』純米大吟醸の4号瓶を一本開けて帰ってきた。

 翌朝。「かごや」の心づくしの朝食をいただいての帰り道、
温泉郷に名残を惜しむべく「踊り子温泉会館」に立ち寄った。同じく町営の温泉施設である。
こちらはサンシップより広くて綺麗だが景色は向こうの方が上。とはいえなかなか良い湯心地だった。
どうやら地元の人が多い感じだが、まあ観光シーズンになれば混みそうね。


 これで道中が終わるかというと、、、「道楽」はまだまだ。

 帰りに稲取に立ち寄る。吊し雛で有名な町。
大きな旧家などは雛祭りの頃に自宅を開放して吊し雛を公開する町なのだ。
先祖伝来のお雛様とその周りに吊した手作りの飾りである「吊し雛」。
まだ雛祭りには早い時期。文化会館の展示だけ見て昼食へ。
 ここ稲取で評判の網元料理「徳造丸」 。
ハッキリ言って「凄く美味い魚料理が安く腹一杯」食えた。
ズガニは季節が限られるがこちらは通年営業。
文句なくオススメである。

もうこれ以上は入らない。飲めない。。。という状態で上りの「踊り子」に。

 命と縁のある限り、またどこかへ楽しい道中をね。

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ruminn_master at 2003年02月07日 23:00 【食】道中道楽(水鳥版)第2回原稿よりコメント(0)トラックバック(0)   このエントリーをはてなブックマークに追加
お寿司・お魚・和食あれこれ | 旅(関東・甲信)
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