2007年08月
2007年08月09日
【食】鍵善の「くづきり」(京都)
八坂神社から四条通を少し西へ。
有名な甘味屋の老舗がそこにある。
「目当ての品」は夕方に行くと品切れで、昼間に行くと行列、ということが多いので開店早々のこの時間に立ち寄れたのは好都合でした。
京・ぎをん 鍵善良房
・店舗HP
京都の商店らしく細長い店の奥に50人ぐらいは座れる落ち着いた喫茶スペースがある。別室もあるので結構広いのだけれどこれが満員になるのだから老舗ながら健在な超人気店でしょう。
店内には敷地内に有るそうな水琴窟の生録音が流れている。
(※参考※日本水琴窟フォーラム)
メニューはこれだけ。
次のページには水上勉の推薦文が載せられている。
その結びは「くずきりは京の味の王者だと思う」
もちろん頼むのはその名物、登録商標の
くづきり
オーソドックスに黒蜜で。
こんな大層な重箱に入ってくる。
展開するとこんな感じ。
大きな器の中にタップリの水と氷。
その中に包丁切りした本葛の「くづきり」が浮かんでいる。
見てるだけで涼しげです。
黒蜜も下品でない程度に力強い甘さで疲れが飛びます。
そしてタップリとある「くづきり」は火照った身体を芯から冷やしてくれます。
これも夏の京都の風物詩。
--
水琴窟が奏でる四季のやすらぎ~春
水琴窟が奏でる四季のやすらぎ~夏
水琴窟が奏でる四季のやすらぎ~秋
水琴窟が奏でる四季のやすらぎ~冬
有名な甘味屋の老舗がそこにある。
「目当ての品」は夕方に行くと品切れで、昼間に行くと行列、ということが多いので開店早々のこの時間に立ち寄れたのは好都合でした。
京・ぎをん 鍵善良房
・店舗HP
京都の商店らしく細長い店の奥に50人ぐらいは座れる落ち着いた喫茶スペースがある。別室もあるので結構広いのだけれどこれが満員になるのだから老舗ながら健在な超人気店でしょう。
店内には敷地内に有るそうな水琴窟の生録音が流れている。
(※参考※日本水琴窟フォーラム)
メニューはこれだけ。
次のページには水上勉の推薦文が載せられている。
その結びは「くずきりは京の味の王者だと思う」
もちろん頼むのはその名物、登録商標の
くづきり
オーソドックスに黒蜜で。
こんな大層な重箱に入ってくる。
展開するとこんな感じ。
大きな器の中にタップリの水と氷。
その中に包丁切りした本葛の「くづきり」が浮かんでいる。
見てるだけで涼しげです。
黒蜜も下品でない程度に力強い甘さで疲れが飛びます。
そしてタップリとある「くづきり」は火照った身体を芯から冷やしてくれます。
これも夏の京都の風物詩。
★京都1泊2日バス旅★
・クラブツーリズム『優雅な夏の京都を食す!鱧づくし川床会席&老舗「瓢亭」の朝がゆと「花折」の京鯖寿司』たびともバスツアー利用+α
01.【旅】立秋の京都へ大原三千院から
02.【食】鴨川納涼床「富美家」(京都)
03.【宿】三井ガーデンホテル京都四条
04.【食】瓢亭の朝がゆ(京都)
05.【観】南禅寺(京都)
06.【食】鍵善の「くづきり」(京都)
07.【観】祇園花見小路(京都)
08.【酒】京都町家麦酒醸造所(キンシ正宗)
09.【食】花折の鯖寿司弁当(京都)
10.【食】カレーラムネ
11.【食】いずう「はも姿寿司」(京都)
--
水琴窟が奏でる四季のやすらぎ~春
水琴窟が奏でる四季のやすらぎ~夏
水琴窟が奏でる四季のやすらぎ~秋
水琴窟が奏でる四季のやすらぎ~冬
【観】南禅寺(京都)
瓢亭で朝がゆを食った後は、歩いて南禅寺へ。
この南禅寺は高校の頃、写真部でまぁ月1回ぐらいは来てましたね。
かなり広くて様々な建造物が無料で撮影可能な場所に広がってるので構図の練習に都合が良かったのだと思います(自分が部長する以前からの何となくの伝統でしたので、当時あまり理由は気にしてませんでしたが)。
もちろん南禅寺全体は古い日本の仏教建築なんでしょうが、その領域の中に明治中期の西欧風近代建築物、琵琶湖疎水の導水路、水道橋たる水路閣が見事な景観を成しています。
この景色を見ると自分がン十年前の高校時代に撮った構図まで思い出せたりします。
妙な懐かしさ。
水路閣を潜り抜け石段を登ったところが南禅寺発祥の地で立派な襖絵や庭を持つ南禅院。
入り口の縁台隅には天然記念物のモリアオガエルが迷い出て来ていました。
一番奥まった処に有るのが駒ヶ瀧 最勝院。
ツアーの集合時間の都合で少し足早に戻る感じで南禅寺の本坊のお庭拝見。
ここは丸一日潰せる場所ですな。
--
南禅寺の四季―水野克比古写真集 (京・古社寺巡礼)
この南禅寺は高校の頃、写真部でまぁ月1回ぐらいは来てましたね。
かなり広くて様々な建造物が無料で撮影可能な場所に広がってるので構図の練習に都合が良かったのだと思います(自分が部長する以前からの何となくの伝統でしたので、当時あまり理由は気にしてませんでしたが)。
もちろん南禅寺全体は古い日本の仏教建築なんでしょうが、その領域の中に明治中期の西欧風近代建築物、琵琶湖疎水の導水路、水道橋たる水路閣が見事な景観を成しています。
この景色を見ると自分がン十年前の高校時代に撮った構図まで思い出せたりします。
妙な懐かしさ。
水路閣を潜り抜け石段を登ったところが南禅寺発祥の地で立派な襖絵や庭を持つ南禅院。
入り口の縁台隅には天然記念物のモリアオガエルが迷い出て来ていました。
一番奥まった処に有るのが駒ヶ瀧 最勝院。
ツアーの集合時間の都合で少し足早に戻る感じで南禅寺の本坊のお庭拝見。
ここは丸一日潰せる場所ですな。
★京都1泊2日バス旅★
・クラブツーリズム『優雅な夏の京都を食す!鱧づくし川床会席&老舗「瓢亭」の朝がゆと「花折」の京鯖寿司』たびともバスツアー利用+α
01.【旅】立秋の京都へ大原三千院から
02.【食】鴨川納涼床「富美家」(京都)
03.【宿】三井ガーデンホテル京都四条
04.【食】瓢亭の朝がゆ(京都)
05.【観】南禅寺(京都)
06.【食】鍵善の「くづきり」(京都)
07.【観】祇園花見小路(京都)
08.【酒】京都町家麦酒醸造所(キンシ正宗)
09.【食】花折の鯖寿司弁当(京都)
10.【食】カレーラムネ
11.【食】いずう「はも姿寿司」(京都)
--
南禅寺の四季―水野克比古写真集 (京・古社寺巡礼)
【食】瓢亭の朝がゆ(京都)
このツアーの目玉は昨夜の納涼床と今朝の朝がゆの組み合わせにある。
旅館に泊まると朝食が付いてるし、ビジネスホテルから食べに出てくるには少々時間が早いから組み合わせ難い有名店だから。
「たかがおかゆ」ではありません。
さて
懐石料理 京・南禅寺畔 瓢亭 本店
・ぐるなび
団体ツアーのスケールメリットも手伝って立派な本店の方です。
コースとしてみても本店の朝がゆは5500円(別館は4100円)ですが、それにしては立派で、冬の鶉がゆ(本店12100円、別館4100円)並みに品数も多いので団体仕様のオプション付きかもしれません。
さて
300年前の旅茶屋から始まり、1837年からの料亭、懐石料理のお店らしく狭い空間ながらも見事な庭が造られています。
入り口から奥の広間に案内されるまでの左右には少人数用の御茶室が幾つか有って、それはそれで趣有りそう。
自分たちは50名の団体なので大きな広間です。
それでも掛け軸や襖障子など趣があって和服の女性がもてなしてくれました。
席には意匠の瓢箪を思わせる焼き物のお重、茶碗、香の物が予め準備されていました。
最初に梅昆布茶。
「まずお上がり下さい」ってことで強く勧められます。
祇園で遊んだ翌朝、二日酔い明けの朝食を想定されているようで、まずは「口直し」って訳です。
少し柔らかめの小梅の強い酸味と上等の色紙昆布の旨味が味覚を醒ましてくれます。
瓢亭名物、一子相伝の「瓢亭玉子」が運ばれてきて朝食の始まり。
三段重を並べてみるとかなり立派な品数。
こんなにいっぱい二日酔いの朝に食えるかぃ!(笑)
三段重、上から。
胡麻和えは優しい味、粉山椒がアクセント。
甘鯛、関西で言うところの「グジ」とモズクのみぞれ酢和え。
鶏肉かと思う程に歯応えもシッカリしてるし酢はキツくなく、やっぱり優しさを感じます。
生麩・揚麩・絹鞘・魚卵蒸・茄子の焚き合わせ。
どれも甘過ぎず朝食らしい絶妙のバランス。
運ばれてきた瓢亭玉子の皿。
瓢亭玉子、笹寿司、小魚の甘露煮、栗の甘露煮のお皿。
笹寿司の中身は鯛ですね。この味も穏やか。
小魚はゴリです。琵琶湖名物。
久々だなぁ。
ここは南禅寺、南禅寺は琵琶湖の水が京都に入ってくる入り口ですから縁のある食べ物という訳ですな。
これが一子相伝の名物「瓢亭玉子」。
要は半熟玉子ですけど特に調味をしてる訳でも無さそうで上等の鶏卵の甘味を見事に引き出してると言えそう。特に黄身が半熟なのはもちろん、白身も固すぎず、これはおそらく丁寧に温度調整、時間調整をしてるのかと思われます。
さすが名物、面白いね。
続いて運ばれてきた替え椀。
替え椀は南禅寺名物というべき湯豆腐です。
分厚つ目の板海苔が豆腐の柔らかさを引き立てると共に磯の香りを楽しませてくれてます。
やっぱり出汁がいいですね。
続いて運ばれてきたのは焼き魚。
稚鮎の塩焼き。蓼酢。
ヒレを綺麗に広げて炭火でじっくり丁寧に焼き上げてますね。小振りですが頭から尻尾まで余すところ無く美味しく頂きました。
ここで冷たいお茶。
コースの切り替わりサインでしょうか。
何と言っても「朝がゆ」を食べに来てるのにここまで気配もありませんからこれは立派にある種のコース料理に組み立てられてるようです。
いよいよ「お粥」と言うことで伏せられた茶碗を取り上げると下から丁寧に刻んだ大根と瓜の漬け物、京都名物の縮緬山椒が登場。
瓢亭のお粥の特徴である「餡」が先に運ばれてきました。
銀餡じゃなくて金餡ですね。
お粥が運ばれてきました。
ちなみに目の前の塗りのお盆ではなく横手の木のお盆に用意されるのは重みのある粥椀の糸尻で塗りのお盆が傷付かないようにです。
(写真撮影の都合で以下の写真ではその時のみ手前に持って来てます)
綺麗な炊きあがり。
茶碗にお粥をよそって金餡をかけて頂きます。
判りやすく言えば甘味を抑えて旨味を強めた「みたらし」って感じでしょうか。
御馳走様でした。
平らげたところで思うに
これは「二日酔い明け」の料理と言っても
正確には「迎え酒のため」の料理かと。
迎え酒に熱燗を相手に食べる料理。
味付けはいずれも抑え目で優しく、食べる程に食欲を掻き立てる感じ。
新たに面白い文化を体験した気分です。
旅館に泊まると朝食が付いてるし、ビジネスホテルから食べに出てくるには少々時間が早いから組み合わせ難い有名店だから。
「たかがおかゆ」ではありません。
さて
懐石料理 京・南禅寺畔 瓢亭 本店
・ぐるなび
団体ツアーのスケールメリットも手伝って立派な本店の方です。
コースとしてみても本店の朝がゆは5500円(別館は4100円)ですが、それにしては立派で、冬の鶉がゆ(本店12100円、別館4100円)並みに品数も多いので団体仕様のオプション付きかもしれません。
さて
300年前の旅茶屋から始まり、1837年からの料亭、懐石料理のお店らしく狭い空間ながらも見事な庭が造られています。
入り口から奥の広間に案内されるまでの左右には少人数用の御茶室が幾つか有って、それはそれで趣有りそう。
自分たちは50名の団体なので大きな広間です。
それでも掛け軸や襖障子など趣があって和服の女性がもてなしてくれました。
席には意匠の瓢箪を思わせる焼き物のお重、茶碗、香の物が予め準備されていました。
最初に梅昆布茶。
「まずお上がり下さい」ってことで強く勧められます。
祇園で遊んだ翌朝、二日酔い明けの朝食を想定されているようで、まずは「口直し」って訳です。
少し柔らかめの小梅の強い酸味と上等の色紙昆布の旨味が味覚を醒ましてくれます。
瓢亭名物、一子相伝の「瓢亭玉子」が運ばれてきて朝食の始まり。
三段重を並べてみるとかなり立派な品数。
こんなにいっぱい二日酔いの朝に食えるかぃ!(笑)
三段重、上から。
胡麻和えは優しい味、粉山椒がアクセント。
甘鯛、関西で言うところの「グジ」とモズクのみぞれ酢和え。
鶏肉かと思う程に歯応えもシッカリしてるし酢はキツくなく、やっぱり優しさを感じます。
生麩・揚麩・絹鞘・魚卵蒸・茄子の焚き合わせ。
どれも甘過ぎず朝食らしい絶妙のバランス。
運ばれてきた瓢亭玉子の皿。
瓢亭玉子、笹寿司、小魚の甘露煮、栗の甘露煮のお皿。
笹寿司の中身は鯛ですね。この味も穏やか。
小魚はゴリです。琵琶湖名物。
久々だなぁ。
ここは南禅寺、南禅寺は琵琶湖の水が京都に入ってくる入り口ですから縁のある食べ物という訳ですな。
これが一子相伝の名物「瓢亭玉子」。
要は半熟玉子ですけど特に調味をしてる訳でも無さそうで上等の鶏卵の甘味を見事に引き出してると言えそう。特に黄身が半熟なのはもちろん、白身も固すぎず、これはおそらく丁寧に温度調整、時間調整をしてるのかと思われます。
さすが名物、面白いね。
続いて運ばれてきた替え椀。
替え椀は南禅寺名物というべき湯豆腐です。
分厚つ目の板海苔が豆腐の柔らかさを引き立てると共に磯の香りを楽しませてくれてます。
やっぱり出汁がいいですね。
続いて運ばれてきたのは焼き魚。
稚鮎の塩焼き。蓼酢。
ヒレを綺麗に広げて炭火でじっくり丁寧に焼き上げてますね。小振りですが頭から尻尾まで余すところ無く美味しく頂きました。
ここで冷たいお茶。
コースの切り替わりサインでしょうか。
何と言っても「朝がゆ」を食べに来てるのにここまで気配もありませんからこれは立派にある種のコース料理に組み立てられてるようです。
いよいよ「お粥」と言うことで伏せられた茶碗を取り上げると下から丁寧に刻んだ大根と瓜の漬け物、京都名物の縮緬山椒が登場。
瓢亭のお粥の特徴である「餡」が先に運ばれてきました。
銀餡じゃなくて金餡ですね。
お粥が運ばれてきました。
ちなみに目の前の塗りのお盆ではなく横手の木のお盆に用意されるのは重みのある粥椀の糸尻で塗りのお盆が傷付かないようにです。
(写真撮影の都合で以下の写真ではその時のみ手前に持って来てます)
綺麗な炊きあがり。
茶碗にお粥をよそって金餡をかけて頂きます。
判りやすく言えば甘味を抑えて旨味を強めた「みたらし」って感じでしょうか。
御馳走様でした。
平らげたところで思うに
これは「二日酔い明け」の料理と言っても
正確には「迎え酒のため」の料理かと。
迎え酒に熱燗を相手に食べる料理。
味付けはいずれも抑え目で優しく、食べる程に食欲を掻き立てる感じ。
新たに面白い文化を体験した気分です。
★京都1泊2日バス旅★
・クラブツーリズム『優雅な夏の京都を食す!鱧づくし川床会席&老舗「瓢亭」の朝がゆと「花折」の京鯖寿司』たびともバスツアー利用+α
01.【旅】立秋の京都へ大原三千院から
02.【食】鴨川納涼床「富美家」(京都)
03.【宿】三井ガーデンホテル京都四条
04.【食】瓢亭の朝がゆ(京都)
05.【観】南禅寺(京都)
06.【食】鍵善の「くづきり」(京都)
07.【観】祇園花見小路(京都)
08.【酒】京都町家麦酒醸造所(キンシ正宗)
09.【食】花折の鯖寿司弁当(京都)
10.【食】カレーラムネ
11.【食】いずう「はも姿寿司」(京都)
2007年08月08日
【宿】三井ガーデンホテル京都四条
今夜の宿。
明日の朝は瓢亭の朝がゆ、
なので素泊まり、
でも大浴場付きという訳でのチョイスでしょう。
三井ガーデンホテル京都四条
・ホテルHP
内装も接客もイイ感じ。
大浴場もかなり広いし休憩室もゆったり目。
ただルームキーを壁面のスロットに差し込まないと室内の全ての電源が機能しないタイプの節電機能兼用のオートロック。
これってツインの場合に一方が外出して他方が寝込んだり入浴したりなんて場合にかなり不便。。。
高いリゾートホテルなんかだと呼び鈴やインターホンが有る処もあるけど、ここには何も無し。
不満はそれぐらいかな。
結構快適なホテルでした。
明日の朝は瓢亭の朝がゆ、
なので素泊まり、
でも大浴場付きという訳でのチョイスでしょう。
三井ガーデンホテル京都四条
・ホテルHP
内装も接客もイイ感じ。
大浴場もかなり広いし休憩室もゆったり目。
ただルームキーを壁面のスロットに差し込まないと室内の全ての電源が機能しないタイプの節電機能兼用のオートロック。
これってツインの場合に一方が外出して他方が寝込んだり入浴したりなんて場合にかなり不便。。。
高いリゾートホテルなんかだと呼び鈴やインターホンが有る処もあるけど、ここには何も無し。
不満はそれぐらいかな。
結構快適なホテルでした。
★京都1泊2日バス旅★
・クラブツーリズム『優雅な夏の京都を食す!鱧づくし川床会席&老舗「瓢亭」の朝がゆと「花折」の京鯖寿司』たびともバスツアー利用+α
01.【旅】立秋の京都へ大原三千院から
02.【食】鴨川納涼床「富美家」(京都)
03.【宿】三井ガーデンホテル京都四条
04.【食】瓢亭の朝がゆ(京都)
05.【観】南禅寺(京都)
06.【食】鍵善の「くづきり」(京都)
07.【観】祇園花見小路(京都)
08.【酒】京都町家麦酒醸造所(キンシ正宗)
09.【食】花折の鯖寿司弁当(京都)
10.【食】カレーラムネ
11.【食】いずう「はも姿寿司」(京都)
【食】鴨川納涼床「富美家」(京都)
夕方になってから入ったとは言え、夏の京都はかなり暑い。
バスが四条に到着すると、他のツアー客は千枚漬けで有名な漬物屋の村上重本店に買い出しに回ったが、自分は慣れた町なのもあってツアーを一時離れて明日の土産や弁当のダンドリに走った。
その件は別に書くとして夕食どきに再びツアーに合流。
夕暮れとなってぼちぼち鴨川の納涼床に火が入る。
京都の夏の風物詩です。
その中の一軒。
京料理 先斗町富美家
・ぐるなび京都版
先斗町歌舞練場の3軒隣ぐらい。
建物は古そうだが内装などは一新されている様子。1950年創業にしては小綺麗で真新しい。
お店の一階を突き抜けると「床」に出る。
初夏から初秋のこの時期にだけ鴨川の分流の上に仮設される舞台のような飲食スペース。
今日は風がそこそこ有るので日の暮れた鴨川縁は結構涼しくて助かった。
と言っても蒸し暑い炎天下を歩き回った後なので何よりも先に欲しいモノは、当然「生ビール」。
1杯目は一瞬で飲み干して直ちに2杯目。
(バイト君ばかりなので少々遅い)
1988年にキリンの京都ミニブルワリーで誕生した「商品開発番号1497番」が由来の京都限定地ビール「No.1497」が街中で大々的に宣伝されていたしここにも有ったので注文。
さすが大メーカーが作っただけあって地ビールにありがちなクドさは無く、スッキリと飲みやすい。軽い酸味はスーパードライみたい。
でも普通の方がいいや(笑)。
ちなみに地ビールの注ぎが中途半端に少ないのは飲んだ後では有りません。バイト君がたまたま自分のグラスだけ少ないままに持ってきたんだけど直させるのも可哀想になったので引き取ったからです。もっと頑張れよ〜バイト君。
コースはツアーなので明確ではないけど
内容からおそらく
鱧づくし会席 船(6090円)
です。
その上に
先付1品が増える妙法(7350)、
さらに揚げ物が増える大文字(10500)、
妙法の炊合を鱧しゃぶに替えた同価格のコースなんかも有りますが、まぁポイントは押さえられてたと思います。
一昔前より随分と安くなって敷居が低くなったのは有りがたいですな。
まぁ気取ってちゃ商売にならない時代ですからね。
1.八寸
鱧は甘辛煮と鱧煎餅、練り物もそうかも。
鱧の骨の唐揚げはビールのアテにいいですな。
2.御椀
鱧豆腐。
昆布と椎茸の出汁が利いてて京料理だなぁ、としみじみします。
3.造里
鱧を骨切りして、熱湯を潜らせたのと焼いたのと2種類のお造り。
関東だと骨切りが下手な店が多いけど、ここはさすが。
焼き締めた方が自分は好みかな。
ハモってのは独特の香り、捉え方によっては薬臭いのですが、その風味が舌の上で涼やかで夏にはピッタリ、不可欠って気がします。
4.焚合
茄子の炊き方が抜群に上手でしたね。
崩れそうに柔らかいのに形を保ってて味のバランスも良好。
5.中皿
これも焼き加減が上手で頭から中骨まで余すところ無く囓れました。
6.御飯・香の物・汁物
御飯は生姜御飯、汁物は赤だしです。
7.デザート
抹茶風味。
寒天にしては柔らかいので葛粉入りかな。
やっぱり関西の味の方が自分には合うなぁ。
工夫と手間。味は出汁。
バスが四条に到着すると、他のツアー客は千枚漬けで有名な漬物屋の村上重本店に買い出しに回ったが、自分は慣れた町なのもあってツアーを一時離れて明日の土産や弁当のダンドリに走った。
その件は別に書くとして夕食どきに再びツアーに合流。
夕暮れとなってぼちぼち鴨川の納涼床に火が入る。
京都の夏の風物詩です。
その中の一軒。
京料理 先斗町富美家
・ぐるなび京都版
先斗町歌舞練場の3軒隣ぐらい。
建物は古そうだが内装などは一新されている様子。1950年創業にしては小綺麗で真新しい。
お店の一階を突き抜けると「床」に出る。
初夏から初秋のこの時期にだけ鴨川の分流の上に仮設される舞台のような飲食スペース。
今日は風がそこそこ有るので日の暮れた鴨川縁は結構涼しくて助かった。
と言っても蒸し暑い炎天下を歩き回った後なので何よりも先に欲しいモノは、当然「生ビール」。
1杯目は一瞬で飲み干して直ちに2杯目。
(バイト君ばかりなので少々遅い)
1988年にキリンの京都ミニブルワリーで誕生した「商品開発番号1497番」が由来の京都限定地ビール「No.1497」が街中で大々的に宣伝されていたしここにも有ったので注文。
さすが大メーカーが作っただけあって地ビールにありがちなクドさは無く、スッキリと飲みやすい。軽い酸味はスーパードライみたい。
でも普通の方がいいや(笑)。
ちなみに地ビールの注ぎが中途半端に少ないのは飲んだ後では有りません。バイト君がたまたま自分のグラスだけ少ないままに持ってきたんだけど直させるのも可哀想になったので引き取ったからです。もっと頑張れよ〜バイト君。
コースはツアーなので明確ではないけど
内容からおそらく
鱧づくし会席 船(6090円)
です。
その上に
先付1品が増える妙法(7350)、
さらに揚げ物が増える大文字(10500)、
妙法の炊合を鱧しゃぶに替えた同価格のコースなんかも有りますが、まぁポイントは押さえられてたと思います。
一昔前より随分と安くなって敷居が低くなったのは有りがたいですな。
まぁ気取ってちゃ商売にならない時代ですからね。
1.八寸
鱧は甘辛煮と鱧煎餅、練り物もそうかも。
鱧の骨の唐揚げはビールのアテにいいですな。
2.御椀
鱧豆腐。
昆布と椎茸の出汁が利いてて京料理だなぁ、としみじみします。
3.造里
鱧を骨切りして、熱湯を潜らせたのと焼いたのと2種類のお造り。
関東だと骨切りが下手な店が多いけど、ここはさすが。
焼き締めた方が自分は好みかな。
ハモってのは独特の香り、捉え方によっては薬臭いのですが、その風味が舌の上で涼やかで夏にはピッタリ、不可欠って気がします。
4.焚合
茄子の炊き方が抜群に上手でしたね。
崩れそうに柔らかいのに形を保ってて味のバランスも良好。
5.中皿
これも焼き加減が上手で頭から中骨まで余すところ無く囓れました。
6.御飯・香の物・汁物
御飯は生姜御飯、汁物は赤だしです。
7.デザート
抹茶風味。
寒天にしては柔らかいので葛粉入りかな。
やっぱり関西の味の方が自分には合うなぁ。
工夫と手間。味は出汁。
★京都1泊2日バス旅★
・クラブツーリズム『優雅な夏の京都を食す!鱧づくし川床会席&老舗「瓢亭」の朝がゆと「花折」の京鯖寿司』たびともバスツアー利用+α
01.【旅】立秋の京都へ大原三千院から
02.【食】鴨川納涼床「富美家」(京都)
03.【宿】三井ガーデンホテル京都四条
04.【食】瓢亭の朝がゆ(京都)
05.【観】南禅寺(京都)
06.【食】鍵善の「くづきり」(京都)
07.【観】祇園花見小路(京都)
08.【酒】京都町家麦酒醸造所(キンシ正宗)
09.【食】花折の鯖寿司弁当(京都)
10.【食】カレーラムネ
11.【食】いずう「はも姿寿司」(京都)
【旅】立秋の京都へ大原三千院から
新幹線なら往復交通費程度で夏の京都の味覚を味わう1泊2日の試験的格安ツアーが有ったので参加。
朝の8時に東京新宿を大型観光バスで出る。
途中琵琶湖大橋を渡って北から京都に入るコースの関係で見事にびわこ大花火大会の渋滞に引っ掛かって(旅行会社ならそれぐらい予想してコース設計しろよな。。。)大原に着いたのは夕方の4時過ぎ。
大原はとても馴染みの場所。
高校の卒業旅行で自治会関係の同級生・下級生交えた男女14人で3泊4日居て、自転車で隅々まで見て回ったんだよね。
20年程前だけど。あの時泊まった民宿「草生の里」はさすがにもう無いみたい(当時も老夫婦だけだったもんね)。
まぁ個人的には珍しくもないのだけど、ツアーで来るとなればイイ場所には違いないです。
バスを降りると大原名物といえば「しば漬け」って訳で、志ば久の紫蘇畑が三千院参道脇に広がってます。
10分程石段がちな参道を登ると三千院へ。
結構広いのでノンビリしたいような場所ですが、ここって閉門5時なのでザッと見て回るだけになりました。
三千院から出て来たら閉店間際の茶屋の店先に魅力的な文字が。
夏の関西の風物詩、
っていうか関東以北で見たこと無いですな。
ひやしあめ
・はてなダイアリー
・京都岩井製菓HP「冷やし飴の素」
・同社ネットショップ「京都の飴工房」
京の飴工房
・同HP「冷やし飴の素」
吊旗 ひやしあめ
ひやしあめの素
昔懐かし冷やし飴 関西出身者へのギフトに最適です極上濃縮ひやしあめ(3本入)
サンガリア ひやしあめ190g缶×30本入
生姜の味の甘くて冷たい「何か」に過ぎないんだけど(笑)、何というか関西の味、子供の頃の味です。
遠泳の後の「あめゆ」とかね。
懐かしい。
帰りの参道。
参道の主みたいに特製の寝場所で店番してる、暑そうなドラ猫が居ました。
ホント京都の夏は暑いよな〜。
朝の8時に東京新宿を大型観光バスで出る。
途中琵琶湖大橋を渡って北から京都に入るコースの関係で見事にびわこ大花火大会の渋滞に引っ掛かって(旅行会社ならそれぐらい予想してコース設計しろよな。。。)大原に着いたのは夕方の4時過ぎ。
大原はとても馴染みの場所。
高校の卒業旅行で自治会関係の同級生・下級生交えた男女14人で3泊4日居て、自転車で隅々まで見て回ったんだよね。
20年程前だけど。あの時泊まった民宿「草生の里」はさすがにもう無いみたい(当時も老夫婦だけだったもんね)。
まぁ個人的には珍しくもないのだけど、ツアーで来るとなればイイ場所には違いないです。
バスを降りると大原名物といえば「しば漬け」って訳で、志ば久の紫蘇畑が三千院参道脇に広がってます。
10分程石段がちな参道を登ると三千院へ。
結構広いのでノンビリしたいような場所ですが、ここって閉門5時なのでザッと見て回るだけになりました。
三千院から出て来たら閉店間際の茶屋の店先に魅力的な文字が。
夏の関西の風物詩、
っていうか関東以北で見たこと無いですな。
ひやしあめ
・はてなダイアリー
・京都岩井製菓HP「冷やし飴の素」
・同社ネットショップ「京都の飴工房」
京の飴工房
・同HP「冷やし飴の素」
吊旗 ひやしあめ
ひやしあめの素
昔懐かし冷やし飴 関西出身者へのギフトに最適です極上濃縮ひやしあめ(3本入)
サンガリア ひやしあめ190g缶×30本入
生姜の味の甘くて冷たい「何か」に過ぎないんだけど(笑)、何というか関西の味、子供の頃の味です。
遠泳の後の「あめゆ」とかね。
懐かしい。
帰りの参道。
参道の主みたいに特製の寝場所で店番してる、暑そうなドラ猫が居ました。
ホント京都の夏は暑いよな〜。
★京都1泊2日バス旅★
・クラブツーリズム『優雅な夏の京都を食す!鱧づくし川床会席&老舗「瓢亭」の朝がゆと「花折」の京鯖寿司』たびともバスツアー利用+α
01.【旅】立秋の京都へ大原三千院から
02.【食】鴨川納涼床「富美家」(京都)
03.【宿】三井ガーデンホテル京都四条
04.【食】瓢亭の朝がゆ(京都)
05.【観】南禅寺(京都)
06.【食】鍵善の「くづきり」(京都)
07.【観】祇園花見小路(京都)
08.【酒】京都町家麦酒醸造所(キンシ正宗)
09.【食】花折の鯖寿司弁当(京都)
10.【食】カレーラムネ
11.【食】いずう「はも姿寿司」(京都)
2007年08月04日
【習】今年の河内音頭講習会
今月末の29日(水)・30日(木)に、今年も錦糸町恒例のすみだ・錦糸町河内音頭大盆踊りが有る。
26回目になるらしい。
今年もそんなシーズンです。
で、去年も参加した講習会に今年も参加。
身体使うこと好きだし。
そろそろ思い出しとかないとね。
また学生連れです。
以下は自分の覚え書きレベルなので時々武術用語だったりします
※虚歩:爪先だけを地面に付けて体重を掛けない足の置き方
※陽掌(陰掌):てのひらが上向きなのを陽、逆を陰
しかし前回の記事を手直ししたんだけどアチコチ変わったというか自分の記憶が大雑把なのか。。。
まぁ楽しむための踊りだから結構自由、最後はセンス、ってなようです。
今回やったのは、手踊り、流し、マメカチの3種類。
26回目になるらしい。
今年もそんなシーズンです。
で、去年も参加した講習会に今年も参加。
身体使うこと好きだし。
そろそろ思い出しとかないとね。
また学生連れです。
以下は自分の覚え書きレベルなので時々武術用語だったりします
※虚歩:爪先だけを地面に付けて体重を掛けない足の置き方
※陽掌(陰掌):てのひらが上向きなのを陽、逆を陰
しかし前回の記事を手直ししたんだけどアチコチ変わったというか自分の記憶が大雑把なのか。。。
まぁ楽しむための踊りだから結構自由、最後はセンス、ってなようです。
今回やったのは、手踊り、流し、マメカチの3種類。
- 手踊り
- 流し
- マメカチ
これが本来の河内音頭なんでしょう。
「そぞろ歩き」ってのかな?
ダラダラ〜っと反時計回りに歩く感じ。
01.左足前で両※陽掌を正面上額前に
02.右足横に※虚歩で右手を右斜めにかざす。
03.右足前で両陽掌を正面上額前に
04.左足横に虚歩で左手を右斜め前にかざす。
05.前述01と同じ
06.前述02と同じ
07.右足前で両手を左肩に挙げて袈裟懸けに右下まで払う
08.左足前で両手を右肩に挙げて袈裟懸けに左下まで払う
09.
10.左足を挙げて独立式になりつつ両手を打ち合わせて右肩上に担ぐ
(以下繰り返し)
これが一番ヤヤコシイかな。後半はいろいろ有るみたい。
本番当日でもあんまりやってる人が居ないので「場慣れ」も足りないし。
かなり勢いある感じのスムーズな反時計回り。
01.円周沿いに右足を歩むと同時に、両手を右斜め上に払い挙げる
02.腰を切らずに左足を歩み、同時に両手を左斜め下に払い下げる
03.前述01と同じ
04.前述02と同じ
05.円周少し内向きに右足をStepOver、左足を寄せるように虚歩、右陽掌を右足先方向に打ち下ろす
06.踏み込んだ角度から真後ろに右足を大きく下げて(StepBack)左足を虚歩に、両手は
07.その姿勢のまま、前後に左足・右足と体重移動で小さくその場Step、両手は自然に
08.円周沿いに左足をStepinして
09.時計回りに振り向くようにして後ろを向きつつ右足を踏み下ろして
10.さらに時計回りに自転して円周沿い後ろに左足を踏み下ろして
11.さらに振り向いて正面向きに右足下ろして
12.左足を虚歩で横に出しつつ正面で手拍子+左足拍子1拍
(以下繰り返し)
訂正部分は最後の部分が手踊り・マメカチに近くなった感じかも。
これがおそらく昨今では一番大勢が踊ってるダイナミックでポップな奴です。
前2者と違ってこれは時計回り。
01.中心向き、左足を後ろに虚歩
02.中心向き、左足を前に
03.中心向き、右足を前に虚歩(右手は切り下ろし動作)
04.中心向き、右足を後ろに
05.中心向き、左足を後ろに虚歩
06.円周向き、左足を前にStepOver
07.円周向き、右足を前にStepOver(身体は時計回りに振り向き始める)
08.円周向き、左足を円周上中心向きに下ろす(身体は中心向き)
09.中心向き、両足を揃えて両手を正面で打ち合わせる
10.中心向き、左足を横に虚歩、両手を開いて下段払い
11.中心向き、その場で足踏み左胸前で手拍子1拍
12.中心向き、その場で足踏み右胸前で手拍子1拍
13.中心向き、その場で足踏み左胸前で手拍子1拍
(以下繰り返し)
これは前回が単に記憶違いなのかな?
まぁ本番当日は腰フリ3回でやってるから、ここも手拍子は3拍でしょう。
---------------------------------------------
センスを発揮するには「タテノリ」が大事です(笑)。
手はカチャーシーみたいなのとかいろいろだったなぁ。
リズムさえ合っていればかなり自由なんでしょうね。
習いに行ってるんですけど踊りなので結局は楽しかったです。
でも初心者が習う時って
「ここらへんは自由でいいです」
って言われるより
「このときは『こう』して下さい」
って明確に決めてくれた方が覚えやすいんじゃないかなぁ。
講習会でも真面目そうなオヤジさんとかは自由って言われてかえって混乱してた気がします。
去年は2回出て江州音頭も教わったなぁ。
この夏もう一回講習会有るけど(19日に)行けるかなぁ。。。
---------------------------------------------
帰りは前回と同じ飲み屋で飲んで帰りました。
居酒屋 ももたろうの錦糸町店。
---
2007年08月03日
【食】今年の茶豆
新潟の知人経由で今年の「茶豆」が届いた。
「茶豆」は「だだちゃ豆」の一種である。
例年山形から「だだちゃ豆」を何種類か取り寄せるのだけど生産量が増えるに従って年々味が落ちてる気がしてるので、まぁアチコチで食えるし、と思って今年は手配していなかった。
そんなところに分けて貰えたので有りがたく。
「茶豆」は「だだちゃ豆」を山形県鶴岡から新潟に持ち込んで新潟で採れるようになった新潟の特産品である。
例によって「別物だ」とか「ウチが元祖だ」とかの本家・元祖争いは有るようだけど自分はこの考えを支持する。
そもそも単純なハナシ鶴岡で採れたモノでない限り隣接する酒田だろうが遊佐だろうが「だだちゃ」とは名乗らせてくれないというのが根本にあって、それで新潟の「茶豆」の評判の方が最近は芳しいなんて事情が有るものだからヤヤコシくなっただけなんでしょう。
たしかに最近では「だだちゃ」より新潟の「茶豆」の方が美味しいって人が増えてるらしい。
さて味見。
調理方法も色々あるけど自分はまずアライグマみたいな手捌きで塩揉みして表面の産毛と汚れと余分な青臭さを抜きます。
湯が沸くまで待ってるとジンワリと表皮が汗をかいて青臭いのが抜けます。
で、一掴みの塩を入れたタップリのお湯で茹でると。
茹でてる最中の香りの強さは「だだちゃ」の方が上かな。
掻き混ぜる菜箸に触れる豆の感触や時々の味見などで様子を見ながら少し硬い目で湯から引き上げ。
ものの3分程。
蕎麦打ちに使ってる大きなボウルですが、茹で上がったらここに開けて空中にトスしながら冷まして行きます。
ここで塩を振る人が居ますけど無駄に思うしマトモな枝豆なら不必要に思うので自分はそのままです。
もちろんビールは不可欠(笑)。
一鞘に2粒なのがこの「だだちゃ」系の枝豆の特徴。
よく料理屋で中の豆の部分のみを磨り潰してスープなどにしますけど、実は「だだちゃ」のもっとも香り高いのが薄皮部分なのでモッタイナイんですね。
だから食べる時も居酒屋でよくやるように鬼皮の上から押し出して口に放り込むと薄皮まで剥がれてしまうことが多いのでモッタイナイ。
クルミみたいに鬼皮を割って中の豆粒を薄皮ごと口に入れるのが「だだちゃ」の味わい方だと思います。
(好みの問題ですけど)
この茶豆はタンパク質的な旨味じゃなくて甘味系の旨味のタイプでした。
「だだちゃ」の方でも10年ぐらい前まではミルクのような旨味の強いタイプに結構出会えたけど、最近ではどこでも甘味系旨味止まりな気がしてます。
そしてもともと全部が全部でなくて何粒かに1回、って感じなんだけど近年はその確立が悪くなってきてるな、なんて思ってました。
ときどき抜群に美味いのがいいか、平均値が高いのがいいか、は好みの問題でしょうけど、甘味系の旨味の方が判りやすいし、そちらの人気が出るのも時代なのかな、とか思います。
まぁどっちにせよ美味いモノは美味い訳で、美味い麦酒に美味い枝豆は最高の取り合わせだと思う。
夏が来たよ。
--
アメリカ日本食ウォーズ―寿司、豆腐、枝豆、日本酒…いまアメリカでは日本食が大ブーム!
ゴーヤー、オクラ、とうもろこし、枝豆のおかず―野菜パワーの健康料理108品
「茶豆」は「だだちゃ豆」の一種である。
例年山形から「だだちゃ豆」を何種類か取り寄せるのだけど生産量が増えるに従って年々味が落ちてる気がしてるので、まぁアチコチで食えるし、と思って今年は手配していなかった。
そんなところに分けて貰えたので有りがたく。
「茶豆」は「だだちゃ豆」を山形県鶴岡から新潟に持ち込んで新潟で採れるようになった新潟の特産品である。
例によって「別物だ」とか「ウチが元祖だ」とかの本家・元祖争いは有るようだけど自分はこの考えを支持する。
そもそも単純なハナシ鶴岡で採れたモノでない限り隣接する酒田だろうが遊佐だろうが「だだちゃ」とは名乗らせてくれないというのが根本にあって、それで新潟の「茶豆」の評判の方が最近は芳しいなんて事情が有るものだからヤヤコシくなっただけなんでしょう。
たしかに最近では「だだちゃ」より新潟の「茶豆」の方が美味しいって人が増えてるらしい。
さて味見。
調理方法も色々あるけど自分はまずアライグマみたいな手捌きで塩揉みして表面の産毛と汚れと余分な青臭さを抜きます。
湯が沸くまで待ってるとジンワリと表皮が汗をかいて青臭いのが抜けます。
で、一掴みの塩を入れたタップリのお湯で茹でると。
茹でてる最中の香りの強さは「だだちゃ」の方が上かな。
掻き混ぜる菜箸に触れる豆の感触や時々の味見などで様子を見ながら少し硬い目で湯から引き上げ。
ものの3分程。
蕎麦打ちに使ってる大きなボウルですが、茹で上がったらここに開けて空中にトスしながら冷まして行きます。
ここで塩を振る人が居ますけど無駄に思うしマトモな枝豆なら不必要に思うので自分はそのままです。
もちろんビールは不可欠(笑)。
一鞘に2粒なのがこの「だだちゃ」系の枝豆の特徴。
よく料理屋で中の豆の部分のみを磨り潰してスープなどにしますけど、実は「だだちゃ」のもっとも香り高いのが薄皮部分なのでモッタイナイんですね。
だから食べる時も居酒屋でよくやるように鬼皮の上から押し出して口に放り込むと薄皮まで剥がれてしまうことが多いのでモッタイナイ。
クルミみたいに鬼皮を割って中の豆粒を薄皮ごと口に入れるのが「だだちゃ」の味わい方だと思います。
(好みの問題ですけど)
この茶豆はタンパク質的な旨味じゃなくて甘味系の旨味のタイプでした。
「だだちゃ」の方でも10年ぐらい前まではミルクのような旨味の強いタイプに結構出会えたけど、最近ではどこでも甘味系旨味止まりな気がしてます。
そしてもともと全部が全部でなくて何粒かに1回、って感じなんだけど近年はその確立が悪くなってきてるな、なんて思ってました。
ときどき抜群に美味いのがいいか、平均値が高いのがいいか、は好みの問題でしょうけど、甘味系の旨味の方が判りやすいし、そちらの人気が出るのも時代なのかな、とか思います。
まぁどっちにせよ美味いモノは美味い訳で、美味い麦酒に美味い枝豆は最高の取り合わせだと思う。
夏が来たよ。
--
アメリカ日本食ウォーズ―寿司、豆腐、枝豆、日本酒…いまアメリカでは日本食が大ブーム!
ゴーヤー、オクラ、とうもろこし、枝豆のおかず―野菜パワーの健康料理108品
2007年08月02日
【食】丑じゃないけど土用だし鰻
今年の土用の丑の日は先月の30日だった。
平賀源内の陰謀と言われようと
鰻の旬は冬だと言われようと
暑い最中の鰻は美味い気がする。
いつも行く早稲田のすず金。
この店は「(夏の)土用の丑の日」は鰻供養ってんで休みにする。
でまぁそれを外して何となく今日(辰の日ですが)。
1500円の方の大盛りに肝焼と肝吸い付けて。
この店の鰻は国産(昔は天然のみだったけど今どうか知らない)だしこの御時世でも安心して食える店。
やっぱ夏場の鰻の蒲焼って好き。
ちなみに冬場は鰻の白焼で酒でも飲みたいね。
平賀源内の陰謀と言われようと
鰻の旬は冬だと言われようと
暑い最中の鰻は美味い気がする。
いつも行く早稲田のすず金。
この店は「(夏の)土用の丑の日」は鰻供養ってんで休みにする。
でまぁそれを外して何となく今日(辰の日ですが)。
1500円の方の大盛りに肝焼と肝吸い付けて。
この店の鰻は国産(昔は天然のみだったけど今どうか知らない)だしこの御時世でも安心して食える店。
やっぱ夏場の鰻の蒲焼って好き。
ちなみに冬場は鰻の白焼で酒でも飲みたいね。