2005年08月15日

【食】新橋と有楽町のレトロ風居酒屋 2

「レトロ」な居酒屋がブームになってしばらく経つ。
個人的には胡散臭いブームだと思っているので近寄らない。
京都に「京風」ラーメンが無い如く、レトロ風はレトロではない。

認められるのは「元々昭和のまんま」
つまりホンモノか
せめて「値段もレトロ」である店だけだ。
阿佐ヶ谷の満塁ホームラン堂はいい。
ホンモノに近づける「やる気」が見える。

さて「レトロ」な居酒屋。
仲間内で「行きたい」の候補店が出た。新橋・有楽町・五反田。
今回ハナシの最初から「テレビで見た」というので疑心暗鬼だったが
まぁ行ってみなきゃ判らないこともある。当たりが出るかも知れない。
それこそ「ホームランバー」である。
ので
6人ほどで夜の新橋集合。

・1軒目 お好み焼きチェーン「ぼちぼち
俳優の伊原剛志が平成4年に作ったんだね。
そんでもって業務拡張を前提にバックが付いて今に至ると。

山芋をたっぷり乗せてフワフワのお好み焼きがウリ。
でもって店内には駄菓子やら昔の看板、映画のポスター。
大阪の下町の味というコンセプトらしい。

業界人経営ならマスコミがホメ倒しても無理ないけど
グルメサイトでもかなり好意的なのが納得いかない。。。

まずくはないけど割高だと思ったなぁ。
女の子人気は判る。
マスコミが煽ったブームに弱いのも習性だし
なるほど男前の俳優の店ってだけで何ポイントかUPだろうし
女の子というか今の若いのというか「フワフワ」大好きである。
お好み焼きや鉄板焼きの枠を広げる意欲的な創作メニューや
サイドメニューも充実してて目新しい居酒屋としての使い勝手は良い。
一つ一つが少量なのも女の子ウケはかえって良さそうだ。
(勘定を払うのが男という時代でも無いだろうけど)

でもね、、、お好み焼き屋、なんでしょ?、、、ならば高い。
そもそも大阪に「下町」という概念は無い。
(対抗概念の「山の手」に高級住宅街が有るような地形では無いからだ)

生野・西成という辺りをイメージしている感じだが
西成出身の身として言わせて貰えば
近所のお好み焼きは500円しないもんだ。
昭和50年代。
高校の近所で毎日のように食ってた「ミックスモダン大」は360円だ。
1000円するのはミナミとかに出て有名店で食うときのハナシ。
たしかに当時ミナミの「千房」では「ミックス」が1000円した。
それは高校生のデートコースのレベル。貧乏人の贅沢。
価格設定が根本的に間違ってる気がする。

あと壁のポスター。
ウルトラマンでも新しいのと古いのがゴッチャゴチャ。
万人受けを狙ってのコトだろうがレトロですら無くなってる。
コンセプトが既に見失われてる気がする。

中途半端な「レトロ」とか「ヘルシー」とかで無駄な金を払わされるのは気分が悪い。
単純に「変わったお好み焼き屋」として訪れていれば良かったのかもね。

・2軒目 まんぷく食堂

有楽町のガード下である。
もともと数件の安い居酒屋のあった場所だと記憶していたが
行ってみると全部を統一してポスターやら内装やらで「レトロ」にしていた。

ここでも結構な値段になった。。。
アチコチのブログで拾われてるのを眺めると
頼み方によってはもう少し安く済むね。

先のお好み焼き屋が不満足で早々に出てきた分、
「刺身盛り合わせ」みたいな
「レトロ居酒屋」で注文すべきで無いようなモノ
(僕はそう思うのだけど)
などアレコレ頼んでしまったからか。

でもチューハイとかホッピーとか薄かった。。。薄すぎる!!

個人的にはお店のネコが可愛かったので
ガード下で飲む気分としてはヨシ!かなぁ。
大雨の終戦記念日の夜。

この店はもう少し注文するメニューを考えて再度挑戦したい気がしています。

ruminn_master at 2005年08月15日 23:15 【食】新橋と有楽町のレトロ風居酒屋コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加


銀座・新橋〜東京界隈 | 食べ歩き(東京都内)

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