2005年10月21日

【書】武家の作法から日本人として 3

子供の頃、何かの用事で一人でタクシーに乗るときってドキドキしたものだ。

で、
「立派な大人」とタクシーに乗ったときに
チップを「さりげなく」渡すのを見て
カッコイイって思ったものだった。

最近世の中から「立派な大人」って減ったと思う。

もちろん
金をバラまけるのが「立派」でもなきゃ「セレブ」でも無いが
有る意味「エエカッコシイ」って蔑視されそうなことを
「さりげなく」できる、そう見えるのが大事な訳で
これはかなり難しい。

20歳そこそこで、
とある銀行の支店長と飲み歩いてた頃があって
もちろんその人がオゴってくれるんだけど
その人が宗右衛門町の「大和屋」だったか
飲食店でチップを仲居さんに渡すのを見てて
感心したものである。
簡単に紙に包んで「さりげなく」渡していた。

う〜ん「立派な大人」だなぁ、とか思った。

その後、日本武術をやるようになって
日本の武家の作法のアレコレが気になるようになった。
紙で包む作法は武家のモノ、布帛で包むのが公家。

折形レッスン―美しい日本の包み方

「折形」・・・オリガタ。オシキということもある。
包むとか結ぶとかはやっぱり大事な日本文化である。

今回、アマゾンから脳梗塞本を買う時に
送料無料の金額にすべくいくつか本を選ぶのに
一冊選んだ。
折形レッスン―美しい日本の包み方


前にこの手の本を一冊持っていてそれは
日本の折形(おりがた)―贈る心を形にかえて


今回の本の方が基礎的というか日常的。
今実際に使える感覚を大事に判りやすくまとめてあって読みやすかった。

折形自体は基本的な決まり事と感覚を押さえれば結局は臨機応変だと思う。
でも前にお茶のハナシでも書いたけど
作法って不思議に気持ちが落ち着く部分がある。

「折り目正しい」なんて、そういう感覚かもな、なんて思えた。

ruminn_master at 2005年10月21日 23:44 【書】武家の作法から日本人としてコメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加


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