2005年12月19日
【食】見逃していた蕎麦屋
地下鉄東西線早稲田の文学部側の階段を上がってすぐ、本屋の隣に数年前から有った蕎麦屋だった。
でも「どうせ学生街だし分量勝負で美味い訳が」とか思っていたし、蕎麦というのは大食漢にとっては「値段のワリに腹の膨れない食いもん」なので見えては居ても見て居なかった。
質か量かに満足感が期待できなければ足は向かないものだ。
八幡そば 五郎八
「五郎八」と書いて「いろは」と読ませる。
間口一間程度。
だが入ってみると奥行きは結構あるし2階もある。
そして結構コダワリの店だった。
入り口に名物、自慢の品として掲げられているのは「鴨せいろ」である。
今回の狙いは「カツおろし蕎麦」。
そういえばこの場所は元々お肉屋さんが有った場所だ。
そこが商売替えして蕎麦屋になったそうで
肉の扱いには一日の長がある蕎麦屋さんのようだ。
早稲田で昔から有名な蕎麦屋というと「傘亭」か「もり」。
どちらも早稲田というより小滝橋か高田馬場だろう。少々遠い。
新しいところで和食の松下が併設してる「松庵」。
松下の大将は長野出身だし、
蕎麦への拘りが高じて出したお店、美味いと思う。
(リンク先の頁にあるような批判も判らなくはないけれど)
それはそれとして・・・
美味いのだけれど・・・
何と言っても今評判の創作和食割烹の2階なので
ちょっと油断して酒の肴をアレコレ頼んでいるとかなりいく。
酒も良いのが置いてあるので尚のこと。。。
「蕎麦屋で一杯」ってのは手ごろな価格で楽しみたい道楽だ。
明治通に有った「功徳庵」という安くて美味い蕎麦屋は潰れてしまった。
てな訳で、手頃な蕎麦屋を増やしたいと思っていたところ、
死んだ杉浦日向子さんの本で蕎麦屋案内を読んだ。
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ソバ屋で憩う
ソバ屋で憩う―悦楽の名店ガイド101
もっとソバ屋で憩う―きっと満足123店
その中に出てきたのがこの「五郎八のカツおろし蕎麦」だったのだ。
1週間程前のランチタイムに一度訪れたのだけれど
「忙しい時にはできない」ということで出直したのだ。
その時には「鴨せいろ」と「天ざる」を食べた。
たしかに鴨は出汁もツミレも上出来だし、天ぷらも悪くない。
蕎麦もなかなかいい風味と食感だ。
それで腕を信用できたので改めて出掛けた訳。
「開店直後かランチタイムの後」と言われたので開店早々に入る。
寒かったので、まずはカレー南蛮をうどんで貰った。
身体と胃袋を軽く温めるためである。
懐かしい「蕎麦屋のカレー」であったし肉の扱いは流石出色。
そしてウドンもなかなかコシの有るいい麺だった。
いよいよ待望の「カツおろし蕎麦」が来た。
程よく締まった冷たい蕎麦の上に千切りキャベツ、
その上に豚ロースカツが乗せられて上には大根おろし、
周囲にはワカメが散らしてあり、麺ツユがタップリ掛かっている。
熱々のトンカツと冷たい蕎麦のハーモニー。
これは美味い!美味かった。
脂っこさを感じさせない絶妙のバランスである。
これはまた食べたい。量も質も満足行く料理だ。
とりあえず今度は夜にノンビリ酒と肴を試してみようと思っている。
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蕎麦の蘊蓄―五味を超える美味しさの条件
何度でも足を運びたくなるいい店好きな店―蕎麦・鮨・鰻・天ぷら・酒
高橋邦弘の蕎麦大全
そば通―江戸ソバリエが選ぶ旨い蕎麦88
江戸ソバリエ―蕎麦を極めるソバのソムリエオフィシャル・ハンドブック
蕎麦―江戸の食文化
蕎麦と江戸文化―二八蕎麦の謎
うまい蕎麦―吟遊
蕎麦打ち名人が選ぶ50店
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まぁソバ本の多いこと(笑)。
読みたい本だけ拾ったけど、これでも1割にも満たない。
「こだわり」の見本みたいな食べ物だもんなぁ。
でも「どうせ学生街だし分量勝負で美味い訳が」とか思っていたし、蕎麦というのは大食漢にとっては「値段のワリに腹の膨れない食いもん」なので見えては居ても見て居なかった。
質か量かに満足感が期待できなければ足は向かないものだ。
八幡そば 五郎八
「五郎八」と書いて「いろは」と読ませる。
間口一間程度。
だが入ってみると奥行きは結構あるし2階もある。
そして結構コダワリの店だった。
入り口に名物、自慢の品として掲げられているのは「鴨せいろ」である。
今回の狙いは「カツおろし蕎麦」。
そういえばこの場所は元々お肉屋さんが有った場所だ。
そこが商売替えして蕎麦屋になったそうで
肉の扱いには一日の長がある蕎麦屋さんのようだ。
早稲田で昔から有名な蕎麦屋というと「傘亭」か「もり」。
どちらも早稲田というより小滝橋か高田馬場だろう。少々遠い。
新しいところで和食の松下が併設してる「松庵」。
松下の大将は長野出身だし、
蕎麦への拘りが高じて出したお店、美味いと思う。
(リンク先の頁にあるような批判も判らなくはないけれど)
それはそれとして・・・
美味いのだけれど・・・
何と言っても今評判の創作和食割烹の2階なので
ちょっと油断して酒の肴をアレコレ頼んでいるとかなりいく。
酒も良いのが置いてあるので尚のこと。。。
「蕎麦屋で一杯」ってのは手ごろな価格で楽しみたい道楽だ。
明治通に有った「功徳庵」という安くて美味い蕎麦屋は潰れてしまった。
てな訳で、手頃な蕎麦屋を増やしたいと思っていたところ、
死んだ杉浦日向子さんの本で蕎麦屋案内を読んだ。
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ソバ屋で憩う
ソバ屋で憩う―悦楽の名店ガイド101
もっとソバ屋で憩う―きっと満足123店
その中に出てきたのがこの「五郎八のカツおろし蕎麦」だったのだ。
1週間程前のランチタイムに一度訪れたのだけれど
「忙しい時にはできない」ということで出直したのだ。
その時には「鴨せいろ」と「天ざる」を食べた。
たしかに鴨は出汁もツミレも上出来だし、天ぷらも悪くない。
蕎麦もなかなかいい風味と食感だ。
それで腕を信用できたので改めて出掛けた訳。
「開店直後かランチタイムの後」と言われたので開店早々に入る。
寒かったので、まずはカレー南蛮をうどんで貰った。
身体と胃袋を軽く温めるためである。
懐かしい「蕎麦屋のカレー」であったし肉の扱いは流石出色。
そしてウドンもなかなかコシの有るいい麺だった。
いよいよ待望の「カツおろし蕎麦」が来た。
程よく締まった冷たい蕎麦の上に千切りキャベツ、
その上に豚ロースカツが乗せられて上には大根おろし、
周囲にはワカメが散らしてあり、麺ツユがタップリ掛かっている。
熱々のトンカツと冷たい蕎麦のハーモニー。
これは美味い!美味かった。
脂っこさを感じさせない絶妙のバランスである。
これはまた食べたい。量も質も満足行く料理だ。
とりあえず今度は夜にノンビリ酒と肴を試してみようと思っている。
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高橋邦弘の蕎麦大全
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蕎麦―江戸の食文化
蕎麦と江戸文化―二八蕎麦の謎
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蕎麦打ち名人が選ぶ50店
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まぁソバ本の多いこと(笑)。
読みたい本だけ拾ったけど、これでも1割にも満たない。
「こだわり」の見本みたいな食べ物だもんなぁ。