2006年09月30日

【美】3つの風神雷神図屏風 5

おそらく誰でも図柄自体は知ってそうな風神雷神図

それが3つ有るという。

3つ並べて較べるという趣向は、なかなか面白そうだな、と興味が湧いた。

明日が最後だから混むだろうな、と予想。
余裕を持って有楽町の出光美術館に。

出光前ポスター
予想通り見終わって帰る頃には入場制限で長蛇の列。
何とかゆっくりじっくり楽しめました。
国宝 風神雷神図屏風 ―宗達・光琳・抱一 琳派芸術の継承と創造―
2006年9月9日(土)〜10月1日(日)

国宝「風神雷神図屏風」(建仁寺蔵)は、桃山から江戸時代初期の琳派絵師・俵屋宗達が描きあげた一世一代の傑作です。遠くインド・中国に由来する神々の姿を、古典絵巻などに想を得て描いたこの屏風は、完成からおよそ1世紀後に、同じ京の絵師・尾形光琳が模本を作り、さらに幕末には江戸で琳派を再興した酒井抱一が、再び模作に挑戦しました。本展では60数年ぶりにこれら三つの風神雷神図を一堂に展示し、琳派芸術の伝統と創造の秘密に迫ります。
http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/index.html
国宝 風神雷神図屏風 ―宗達・光琳・抱一 琳派芸術の継承と創造―
2006年9月9日(土)〜10月1日(日)
桃山から江戸初期に、京都町衆出身の絵師・俵屋宗達が残した最高傑作、国宝「風神雷神図屏風」(建仁寺蔵)。この作品は無款であるにもかかわらず、古来宗達の作として誰疑うことのない屈指の名品です。遠くインド・中国に起源をもつ神々の像を、古典絵巻や彫刻作品などにヒントを得、巨大な単独像に翻案してダイナミックに描き出してみせるこの金地屏風は、今なお強烈な存在感を放ち続けています。
この作品は完成のおよそ七・八十年後に、宗達を慕い琳派の後継者を自負した同じ都の絵師・尾形光琳によって、模作がつくられています(東京国立博物館蔵)。そしてそこからさらに一世紀ほどを経て、幕末に東国江戸で琳派を再興した酒井抱一が、あらためて光琳画から模作をつくりました。これら三つの作品こそが、江戸の初期・中期・後期にそれぞれ琳派絵師の手で描きあげられた、三つの風神雷神図といわれるものです。

本展では、これら琳派の継承を象徴する三つの風神雷神図を一堂に展示する、実に六十六年ぶりの企画であり、研究者のみならず広く一般の方々にも、著名な絵師と作品の揃い踏みによる芸術鑑賞の醍醐味を味わっていただきたいと思います。
なお、展を併設します。

風神雷神図屏風 俵屋宗達 江戸時代 国宝 京都 建仁寺

開館時間 午前10時〜午後7時(入館は午後6時30分まで)
休館日 本展期間中は無休
入館料 一般1000円/高・大生700円(団体20名以上各200円引)
中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要です)
電話 ハローダイヤル03-5777-8600(展覧会案内)

なお、本展覧会期間中は都合により「列品解説」は開催いたしません。あらかじめご了承ください。
http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html


たぶん誰でもが
(「真っ当な育ちをしてれば」ではあるが)
風神雷神図の図柄自体は知ってると思う。
雷神
風神


国宝となってるのは俵屋宗達のもの。
教科書にも載ってるレベルだから
おそらく多くの人のイメージはこれ。
京都の建仁寺所蔵(原本は京都国立美術館に寄託)。

上野の東京国立博物館が所蔵してるのが尾形光琳のもの。

そして今回の展示会を行った出光美術館が所蔵してるのが酒井抱一のもの。

3人は琳派を代表する美術工芸家
(画家と言うよりは建具職人に近いのじゃないかと思う)

一つの流れの中に居るものの直接の師弟関係はないし、
50〜100年は活動した時代が異なる。

でも私淑ということなのだろうか。

同じ流れにあるというのは後世の研究家の言うことに過ぎないのかも知れず、
御当人達にどれ程の自覚があったかも定かとは言えない。

しかし

光琳が宗達の風神雷神図に感銘を受け、
それを模写し、独自のオリジナリティを加えた。

抱一が光琳の風神雷神図に感銘を受け、
それを模写し、独自のオリジナリティを加えた。
宗達の存在を知らずして。

ここが面白い。

おかげで宗達と抱一の間には大きな違いが出ている。


そしてもう一点は個人的に身につまされるというか・・・

師匠を超えようとして弟子が足掻く。
私淑した先人を超えようとする後代の人間の姿。
少し違うけど似たようなものだ。
越えようとして越えられない壁。
その苦しむ姿。

それが如実に出ていた。

伝統武術の流れに身を置いて、かれこれン十年。
そんなこんなで置き換えると少々身につまされた点も有る。

でも面白かった。

出光美術館の見せ方が上手い。

そんでもってこの展示が1000円というのは安い。

図録も透過フィルムを重ね合わせたりして判りやすく、とってもよくできていた。

なかなか貴重な経験ができたと思う。
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工芸と琳派感覚の展開
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絵は語る (13) 夏秋草図屏風-酒井抱一筆 追憶の銀色-
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ruminn_master at 2006年09月30日 13:55 【美】3つの風神雷神図屏風コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加


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