2007年03月09日

【楽】<意味>の欠落したプラネタリウム 1

それはアートだとは思うけど排他的な気がした。

星座の居ない星空。

なんとなく馴染みの無い空だと感じた。

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子供の頃。

大阪市立科学館(旧)に毎週のように通って
ワクワクして見ていた
「あの」プラネタリウム
それは
その「場所」の
今の「時間」が早送りになり
「夜」になって
「太陽」が沈み「月」が昇り
「季節」の「星座」が顔を出し
その「星座」の「名前」から
その「由来」、
古代ギリシア神話や西欧の歴史が語られ、
また「時間」が進み「朝」になる。

それは
今のマシンからすれば稚拙で
「非リアル」かも知れないけれど
「意味」に満ちた「科学的」なものだった。

さて、じゃあ

「リアルなプラネタリウム」

って何だろう?

意味があっちゃイケナイ?

まぁ意味を持たないサルにも
牛馬にも虫や花にも★は平等に光ってる。

サルには星座は無い(と思うけど)。

たしかに意味が無い方が「自然」なのかも、とは考えられる。

けどね、「星が座った自分の上を回ってる」というプラネタリウムの形式自体、突き詰めれば「不自然」。

ヒトであることを辞めるのは好きじゃない。

(はいはい私はアナクロです(笑))

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今日は午前中は家族の買い物に付き合わされた。
その予定を済ませてから日本橋へ。

最先端のプラネタリウムとして
話題のメガスター24号機(タイタン)を使った期間限定のイベントへ。

北斎の宇宙星空の贈り物

プラネタリウム01

日本橋活性化計画の一環らしい期間限定の仮設ドームを利用したプラネタリウム。

とはいえ200席有って立派なモノである。
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名  称 :日本橋HD DVDプラネタリウム

 ※プラネタリウムは、HD DVDによる上映ではありません。

主  催 :三井不動産株式会社、株式会社エフエム東京、ぴあ株式会社
特別協賛 :株式会社東芝
協  賛 :株式会社ローソン、読売新聞東京本社
企画制作・運営 :株式会社新東通信、
 コミュニケーションデザインインスティチュート株式会社
所在地 :東京都中央区日本橋室町2-2-1 三井第三別館跡地

ドームスクリーン :直径18m、360°
客席数 :200席
開催期間 :2006年12月15日 から 2007年6月末日まで
上映時間 :11時〜23時(毎時00分上映開始)  ※日によって異なります。
問い合わせ先 : 日本橋HD DVDプラネタリウム事務局
電話 03-3271-0080 (11:00〜営業時間内)
http://www.tfm.co.jp/star/planetarium.html
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伝統を残しながら新しい街づくりが進む日本橋に、12月15日、期間限定のプラネタリウムが登場しました。

日本橋HD DVDプラネタリウム

開催期間
2006年12月15日〜2007年6月30日

プログラム上映時間
(11:00〜22:00 毎時00分上映開始)
入場料
「北斎の宇宙」:大人1,500円 小人800円
「星空の贈りもの」:大人800円 小人400円
客席数 200席

問合せ先
日本橋HD DVDプラネタリウム事務局
電話 03-3271-0080
(11:00〜営業時間内)

オフィシャルサイト
http://www.tfm.co.jp/star/

日本橋の真ん中、三井第三別館の跡地に突然あらわれた大きなドーム。その正体は、なんとプラネタリウムシアターです。 プラネタリウムクリエーター・大平貴之氏が作り上げた、500万個の星を投影する世界最高峰のプラネタリウム・メガスター兇砲茲蝓圧倒的な星空を体感できます。

上映コンテンツは「HOKUSAI〜北斎の宇宙」。総合演出は宮本亜門氏。ミュージカルだけでなく、様々な舞台で活躍する注目の演出家です。世界中に影響を与えた、江戸の日本が世界に誇る美術界の巨匠、葛飾北斎。時を越え、現代の才人と江戸の天才が、満点の星空の下で共演します。世の中に数多くあるプラネタリウムとも、葛飾北斎の展覧会とも、そのどれとも異なる、星空と浮世絵のコラボレーションによるまったく新しいエンターテイメントです。

上記コンテンツに加え2007年1月1日から星空とヒーリングサウンドに包みこまれる神秘的な光と音の世界が体感できる「星空の贈りもの」も上映しています。

※日により上映内容および上映時間が異なりますのでご注意ください。
※プラネタリウムは、HD DVDによる上映ではありません。

http://www.nihonbashi-tokyo.jp/torikumi/planetarium/index.html
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2時半の上映回は2本立て1500円の枠。
(プラネタリウムだけで半額程度の回も有る)

1時間ぐらい前に予約を取って時間潰し。

このイベントに合わせた期間限定カフェ。
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「HD DVDカフェ」
「It's a GOHAN world」


「日本橋HD DVDプラネタリウム」に併設して、1階には東芝(株)の「HD DVD」の技術を紹介するショーベースの「HD DVD カフェ」、2階には「モーニング娘。」のプロデューサーで知られるつんく♂氏がプロデュースする米ダイニングラウンジ「It's a GOHAN world」が登場します。 米・味噌・醤油など日本古来の食文化の素材を徹底的にこだわったメニューを提供します。

期間:2006年12月20日(水)〜2007年6月末日
時間:11:00〜23:00
※「HD DVDカフェ」は12月15日プレオープン
http://www.nihonbashi-tokyo.jp/torikumi/planetarium/event/index.html#Anchor03
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2階建てで、2階の方は、つんく♂プロデュースとかの「It's a GOHAN world」
他でも凝った店を出すCUBEって会社の直営店だとか。

メニューを見ると美味そうだが、
生憎と担々麺を腹一杯食った後なので自粛、
1階のカフェで済ます。
プラネタリウム02

同じ経営らしく内装は凝ってるし合格点なカフェ。
どうやら東芝のHD-DVDのショールームを兼ねているようだ。

さて、時間に入場して暗転すると
まずはプラネタリウム
星空の贈り物から。

日の入から夜空になり、地球を南下して南半球の星空、今度は北上して北極近くでオーロラを見る。
そして日本に戻ってくるまで30分ぐらいか。

単純に美しい!

けれど・・・
「科学的」な好奇心を満足させてくれるかもと期待して出掛けた身にはかなりガッカリしたのも事実。

一つも星座の名前も言わず、
時間や場所も規定の無い、
そんな極めて「非科学的」な
だけど
星空としては「リアル」を追究したというプラネタリウム。

(既にアリアリと批判的?(笑))

いや、あのね、、、

こういう
「前戯文化」っちゅうか
デートコースでしかないのはねぇ。。。

(つまり関心対象が
 「目の前の何か」ではなく
 「隣にいる特定人」であって
 モノゴトはその為に消費されるに過ぎない
 そういうのを俺が勝手に名付けてるんだけど)

知的な意味で無内容な人為的イベントってどうにも好きになれないんよね。。。

単純な自然の美しさに触れることは大好きなんだけど。

(何かこの手の不平不満は前にサンシャインのを見たときに書いたね(笑))


さて、2本目は映像作品らしいHOKUSAI〜北斎の宇宙

HD-DVDなのかな?
とか思ったら単なるネーミングライツで作品とは関係無いのだね。

さて内容。

緒方拳の声がいいなぁ。

画像はキレイで北斎の絵もそれなりに鮮やかかな。

でもなぁ。。。。それ以外はなぁ。。。

東京のとある夜のガード下
彼女に携帯越しに「人生考えろ」みたいな説教されてるアホウな若者(笑)が主人公らしい(こいつのトンガッた芝居も下手だったなぁ)。
で、
現代東京の夜の街から北斎に連れられてタイムスリップして様々な美に触れさせられて「自分なりの表現」だったか「自分にしかできない構図」だったか(好きになれなかったので印象が薄い)に目覚めて現代に戻ってきて彼女にプロポーズして終わり。って。。。。

あのなぁ、、、現代の若者に媚び売り過ぎてないかぁ?(笑)

誉めると「現状に悩む現世の若者が江戸時代へトリップし、北斎やその作品に出会うことで、可能性と情熱、そして好奇心と挑戦の大切さに触れ、自分の進むべき道を取り戻すというもの」らしい(銀座新聞ニュースより)。

まぁ宮本亜門らしいといえばそうだけど。

作品内で呈示された「北斎の構図の斬新さ」というか、幾何学的なあるいは天文学的な符合が有ることは北斎がそれなりに好きなら有名なハナシなので、個人的に中身に知的な意味では目新しさがなかったのもあるんだろうけど、あまり楽しめなかったな。

(前に旅行で訪れた中山道広重美術館で北斎の絵と広重の写実を較べて展示してあって、実物を比較して見たことが有ったんよね)

まぁ俺みたいな趣味人(変人?(笑))にとって「今さら何を」でも、作品が媚びてる対象というか阿ってる世相の多くにとって斬新なら成功なんだろう。

でも自分が見ていた回に居た多くの中高年層はみんな不満足そうに帰路についてた気がする。

(来月から「北斎の宇宙」の部分は作品が替わるとのこと)

そうそうチョット楽しかったのは

葛飾北斎=緒方拳

って配役の趣向。

これね、必殺シリーズの「必殺からくり人 富岳百景殺し旅」を彷彿とさせる、妙にマニアックな趣向なの。

必殺からくり人 富嶽百景殺し旅 VOL.1
必殺からくり人 富嶽百景殺し旅 VOL.2
必殺からくり人 富嶽百景殺し旅 VOL.3
必殺からくり人 富嶽百景殺し旅 VOL.4
必殺からくり人 富嶽百景殺し旅 DVD-BOX
必殺からくり人(BOXセット)
新 必殺からくり人 DVD-BOX


まぁ何にせよ少しは楽しめたんだからいいか。


まぁこういう流行のイベントに出掛けて違和感があるのは単に俺がアナクロ過ぎるだけなんでしょう。

そのワリには懲りずに出掛ける俺も俺か(笑)。
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千変万化に描く北斎の冨岳三十六景
葛飾北斎
浮世絵ギャラリー〈3〉北斎の奇想
江戸切絵図・富士見十三州輿地全図で辿る北斎・広重の冨岳三十六景筆くらべ
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大人のぬり絵帖 北斎の世界
北斎 宇宙をデザインす―時を超え国を超えた画人
北斎七つのナゾ―波乱万丈おもしろ人生
新・北斎万華鏡―ポリフォニー的主体へ
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大人が楽しむぬり絵帳 江戸情話―広重・北斎などの浮世絵に描かれた江戸の風物詩
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ruminn_master at 2007年03月09日 15:58 【楽】<意味>の欠落したプラネタリウムコメント(2)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加


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コメント一覧

1. Posted by なっかぁ   2009年04月11日 21:15
自分もブログ書いてます。
「道中道楽」
 いい言葉ですねぇ
ブログにパクらしてもらってもいいですか?
本当に尊敬しています。
お願いします。。。
2. Posted by るみん   2009年04月12日 12:44
同じタイトルは困りますよ、というか検索Hit率がお互いに下がるのでお互いに不利益でしょう。

ブログはやっぱオリジナリティ勝負ですからね。

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