2007年05月30日

【芸】第23回 東西落語研鑽会 4

およそ2ヶ月に1回の東西落語研鑽会

今日のは上方落語が4本で、それを小朝が受けて立つ感じ。

「よ〜笑わしてもろた」ってな感じです。
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[第二十三回 番組]

桂  宗 助 「親子酒」
春風亭 小朝 「浜野矩随」
桂  ざこば 「子は鎹」
<仲入り>
笑福亭 鶴瓶 「長屋の傘」(私落語)
桂  春団治 「祝のし」

 下座 太田その社中
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(謝辞)m(__)m Thanks!
★上方落語ネタ参照上方落語メモ「世紀末亭」
★上方落語解説参照上方落語のネタ
★江戸落語ネタ参照落語検索エンジン「ご隠居」
★江戸落語ネタ及び解説参照落語のあらすじ千字寄席
★江戸落語ネタ背景?参照落語の舞台を歩く


今回は「親子」関係、
それに劣らぬ「師弟」関係、そんなテーマでしょうか。

最初の桂宗助の「親子酒」、
米朝師匠のお弟子さんだそうですが普通に聞きやすい。
この落語会のいいところは有名処を東西並べながら
最初の一人に知名度の低い人が入って何だか新鮮なところ。
寄席に行くと下手な人の方が多いから苦痛だし、
でも名人上手有名人ばっかりでもねぇ、、、
ってなところで、いいバランスだと思います。

小朝の「浜野矩随」、
まず読めない「矩随」は「のりゆき」という人名で
親父が名人という彫り師のハナシ。
親子の情の「いい噺」です。
前に円楽さんで聞いたのかな。

ざこばの「子は鎹」、
これも読めないですね、「かすがい」。
現代人は知らないだろう、ってことで
実物をステージに持って来て見せてはりました(笑)。

ざこば師匠は声は悪いのですが
さすがに話し方でチャンと子供と親父と奥方の落差が有るのでテレビなどの印象よりはずっと受け止めやすい落語家さんだと思います。

鶴瓶の「長屋の傘」、
私小説ならぬ私落語
鶴瓶の実話を元にネタに仕上げたもので
この「長屋の傘」が最初の作品だそう。
これは内弟子時代の松鶴師匠とのエピソード。
松鶴さんの人柄を知ってる層にはかなりのツボです。

そうそう、今回は、いわば持ちネタでしたが
次回は古典落語の大ネタ、
小朝尊師(笑)よりの宿題が出て
(しかも本日の出番直前に(笑))
次回〜秋〜の東西落語では
「死に神」をやるそうです。
秋には鶴瓶さん全国の芝居小屋を「鶴瓶のらくだ」で回るそうで、秋に向かって一層ハゲそうですな(笑)。

大トリは春団治師匠の「祝のし」。
春団治師匠は枕もアッサリと自然に噺に入られて
さすがの年季を感じさせますが、
客として素直に楽しむ意味では
さすがに心地よくて〆に相応しい。


「子は鎹」に出て来たウナギが美味そうで、無性に食べたくなりました。





ruminn_master at 2007年05月30日 22:01 【芸】第23回 東西落語研鑽会コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加


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