2007年07月18日

【食】大阪うどんって・・・ 3

先に見切り発車で食べたカレーが「まぁまぁ」だったのでモノ足りず、すぐ近くに有ったお店に「ランチのハシゴ」。

店頭に並んだメニューが安かったからね。さっき通った時は店先に行列が出来てたから入らなかったんだけど、今は昼時も過ぎたので並ばずに入れた。

それに「大阪うどん」って珍しいキャッチが気になった。

創作居酒屋 大阪うどん つくし
九段下の美味しい和食のお店
めんきょーOBの店

大阪ウドン00


天丼とミニうどんのセット(たしか800円ぐらい)

大阪ウドン01

あれ?ウドンツユが黒いぞ。。。

いいや。とりあえず天丼から。天麩羅が豪快ですな。

大阪ウドン02

ふむ。東京の天丼ですな。天麩羅は家庭料理みたいな感じです。

さて、うどん。

大阪ウドン03

コシの有る麺を黒いツユで、ってこれ讃岐うどんじゃないかな?

まぁ「大阪うどん」ってところは疑問だけど(笑)、この値段でこの味のレベルなら行列になるのもあるでしょう。

壁には夜の居酒屋メニューらいいのも貼ってある。「もんじゃ」が色々、ってこの辺りからして「大阪うどん」ではないよな(笑)。まぁ仕事帰りの居酒屋使いとしては近所なら「イイ店」なんじゃないかと思う。


帰ってから調べるとかなり異色な店らしい。


先に上げたリンク先に「店主は元教師で、店員は教え子だった知的障害者の人々、使っているお米は山形の農業高校で獲れたもの」って書いてある。

なるほどね。接客の女の子、結構可愛かったけど何となく間遠な感じがしたのはそういう訳ね。中国人留学生のバイトかなとも思ったけど、それにしては何か違うなとか思ったよ。
 接客をトータルで評価して特に悪くもないけど、知らなきゃ文句を言う客とかも居るんじゃないかな?居酒屋とかで店員を虐めて喜ぶような情けないオヤジってのはまだまだアチコチで見かけるから。まぁ「軽度発達障害児だから」を看板にすると意味無い面もあるだろうけどね。まだまだ偏見根強いし。それを乗り越えようと言う面も有るだろうから。

つまり軽度発達障害児の就労支援という取り組みでもあるのでしょう。店の主は今は次の活動に向けて上越に住んでるみたいで(参考:blogヤッちゃんパパ奮戦記「大阪うどん」、ということはそれなりにこの店は軌道に乗っているってことかも知れない。

単なる「ビジネス」ではないんだろうからね。

でもまぁお金を払って飲食を楽しみに来る客の立場から見れば、味やらの説得力の有無でしか評価できないのも冷徹な事実。

で、料理のレベルについては、大阪のうどん屋で5年間修行した上で大阪の(株)めんきょーって会社の「手打うどん・そば研修センターめんきょー」を卒業したってことらしい。めんきょーOBの店ってところにも紹介されてる。

ただ、ネット上での味の評価となると決して高いとは言えない。
Livedoor東京グルメでは登録者のコメントしか無い状態(つまり1人)なのでblogなんかと同じく個人の評価だが3/5、つまり「まぁまぁ」。
つくし @九段下 いいもの捜索隊Blogでは御飯・ウドンはプラス評価、但し「関西風」かどうかについてはマイナス、カツもマイナス。
nao3blog(初回・夏)nao3blog(2度目・冬)でも厳しいですね。

それでも開店してずいぶん経ってるのに未だに行列店であることは、少なくとも近隣のサラリーマンに一応の高評価をコストパフォーマンスで得ているということでしょう。

逆にグルメ系のblogなどを書いている自分のような人種からすると「ウリ」が弱いとどうしてもマイナスに評価せざるを得ない。

この店の看板、「ウリ」=「大阪うどん」なのに、出されるモノは明らかに「関東風の讃岐うどん」という微妙なライン。おそらく東京でこの讃岐うどんブームの最中にうどん屋をやっていく中での店サイドの味の選択だと思いますが。
 たとえそれ自体が美味くても看板との齟齬は印象が悪いものです。


元来「大阪うどん」というモノが何を指すのか難しいけど、自分は次の3要素だと思います。

1.昆布ダシが引き立ってることが一番重要
 (醤油も砂糖も調味料は決して目立たない)
2.麺は柔らかい
 (これも薄味のダシと馴染むため)
3.その基本線を守った上での創意工夫の有ること
 (飲食店の競争の激しい大阪の味は各店の「工夫」が勝負)

2は昨今ブームの讃岐うどんとは対極をなす訳ですが、歯応えの強い、まるで餅のような讃岐うどんの場合はツユもそれなりの「強さ」が求められるので、讃岐うどんでは醤油の香りが重要な要素であると共に、ダシも炒り子など魚臭さを前面に押し出したようなものの方が麺とのバランスからも「美味い」訳です。アレはアレで美味いうどんです。でも大阪のうどんとは違う食べ物だと思う。

1は結局のところ麺の選択にも左右されるので難しく、「醤油は薄口醤油を使い色はあくまでも透けるように薄く、それでいて味は昆布の旨味がシッカリ利いていて、それに鰹節の味と香りが彩りを添え」という大阪のうどんダシは讃岐のシコシコした麺線だと頼りなく感じるのもたしか。

そして、関東は醤油文化、その中で正統な「大阪うどん」は好まれないと思います。だから、3の創意工夫として頑張ったのでしょうが、1&2の「基本線」を守ることは出来なかったということではと思います。で、それが悪いかというとそういうもんではないと思いますが、少なくとも一般的な「大阪うどん」のイメージからは外れているんじゃないかと。

<参考>
「大阪おうどんの会」日記(ブログ)
eoショップ|うどん特集:大阪うどんって何だ?
讃岐うどんの国の人による大阪うどんレポ
上記記事の元「うどんグルメの旅」
きつねうどん発祥の店 大阪うどんの名店を行く松葉家 - [うどん]All About
関西うどんの魅力にはまる - [うどん]All About
吾妻(あづま) : 成瀬國晴の関西オイシイとこどり : 人 遊 食 : 関西発 : yomiuri online(読売新聞)
吾妻/うどん、饂飩/ のレストラン情報 [食べログ.com]
手打ちうどん 大阪 関西グルメガイド
大阪 うどん お店・レストラン 【グルメぴあ】
大阪うどん 虎の穴-粉もんの掟III 「粉もん天国」[グルメウォーカー関西]
大阪うどん 明日喜
知識の宝庫!目がテン!ライブラリー
池田の老舗うどん「吾妻」|C級呑兵衛の「絶好調な千鳥足」|ブログdeバーチャル駅長


お店サイドとしては「コレが美味しいだろう」として出してる訳でしょうけどね。

いっそ「大阪うどん」の看板を下ろした方が店の評判も上がると思うのだけどなぁ。
 結局先に見たネット上のマイナス評価にしても、客が看板から得る印象と提供されるうどんとのギャップに大きく起因しているように思うし。

たしかに「大阪○○」って食いモンは「美味そう」で、「京風○○」は「洗練されてそう」で、というイメージは関東人に根強いので利用する価値は認めますが。

まぁ看板を維持するなら、少なくとも「本物の大阪うどん」(関東では実はウケないであろう商品)をメニュー上に一品置いた上で、「讃岐うどん」なり店名を冠した「つくしうどん」なりを並べて、実際上はそちらを主力商品にする、ってのがいいんじゃないかな。

そのうち夜に使ってみてアレコレ他のメニューを食べてみたいなとは思います。「大阪うどん」の店というポイントは忘れて、もう一枚の看板、「創作居酒屋」を期待して。
 少なくとも安そうだしある程度のレベルは有るのでリーズナブルとは言えるのですから。


ruminn_master at 2007年07月18日 15:13 【食】大阪うどんって・・・コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加


うどん・蕎麦あれこれ | 食べ歩き(東京都内)

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