2008年06月24日
【食】焼鳥屋みたいな鰻屋(渋谷、元祖うな鐡)
創刊号から買ってる高めのグルメ雑誌「dancyu」で、見るからに美味そうで他には見掛けないタイプの「焼鳥屋みたい」なウナギ料理屋を見つけたので渋谷までオデカケ。
元祖うな鐡
・店舗HP
・食べログうな鐵 (うなてつ)
何が「焼鳥屋みたい」かと言えば、この店、普通の鰻重・鰻丼も有るものの、メインは串焼き、それもウナギの部位別の串焼き。
つまり焼鳥屋がネギマだの笹身だのレバーだのと部位別に分けて出してるのと同じ感覚で、ウナギを部位別に味わえるとのこと。
よって卓上のメニュー板もこんな感じ。
Aコースが野菜焼4本を加えたフルセットの12本。
Bコースが鰻串焼のみの8本セット。
最低は5本からの注文らしい。
2人で行ったので、A・B一つずつ頼む。
で、待つ間の酒肴に一品料理。
こちらも結構充実してます。
・うざく(@350)
胡瓜嫌いなのに昔からコレだけは食えるんだよね。
この店のは鰻がシッカリ焼き締めてあるタイプ。
・肝ポン酢(@350)
こんなに綺麗に鰻の肝だけ料理してあるの初めて見た気がする。
上手に処理してて美味いです。
串焼きへの期待が高まります。
料理受の酒、日本酒なども種々揃ってるみたいだけど、今日は料理がメインなのでほとんど生ビール。
ジョッキまで店名入りなのが気合の表れか(笑)。
そうこうしてるウチにメインの鰻串焼コースがスタート。
写真奥から
1.カブト
2.きも
3.短尺
1.カブトは、鰻の頭、関西で言う「半助」だけど、ここのは蒸してから焼き上げてあって、柔らかいのに骨ごと食える面白い仕上がり。
2.きもは、鰻の内臓全部まとめてのタレ焼き。一般の鰻屋で出てくる「肝焼き」がコレですが、タレがクドくなくて素材が細かく味わえるのがココの特徴に思います。コリっとした歯応えと胆嚢の軽い苦みが酒の肴に面白い。
3.短尺はいわゆる蒲焼きを小さく切って串に刺した感じですが、一層アッサリ目のタレで焼きも固めに仕上げてあって歯応えを楽しめます。
4.くりから
4.くりからは剣に巻き付く蛇の図「倶利伽藍」になぞらえた命名で、鰻の腹身、鮭のハラスなんかと同様に脂っぽい部分なのでヘビーな食感ですが、それを山葵醤油で受けてバランスを取ります。すごく美味いけど何本もは食えない感じ。
5.串巻
6.ひれ
5.串巻は、先の腹身の反対側、鰻の背肉を蒸さずにタレで焼き上げたもの。こっちはこっちで歯応えを強くしてあって旨味とのバランスが良い感じ。
6.ひれはもともと魚臭の強い背びれ部分だそうで、その臭みを消す意味合いかニラと一緒に巻いて焼き上げて有ります。普通の魚で言うと縁側なんだろうね。面白いバランス。
7.ばら身
8.ればぁ
7.ばら身は獣肉で言うところのカルビ、あばら骨の周囲の肉ですが、鰻というヘビみたいな構造上からして運動量の多い部位と言うことで、獣肉と違ってむしろ身が引き締まってます。小骨の歯応えも面白い塩焼き。
8.ればぁは鰻の肝臓だけを7〜8匹分もまとめて刺した塩焼き。内臓全部では気付けなかったレバー独特の甘さ・旨さがイイ感じです。
9〜12.野菜4種
分葱、椎茸、銀杏、獅子唐。ギンナンはリピートしました。
これで串焼き全種です。
次回は鰻串だけのBコースに、銀杏付けて、あと短尺、串巻、ばら身、ればぁをリピートかなぁ。
今回は初めてだったので他の一品料理も味わう方向にしました。
・うなぎ西京漬(@550)
これは予想以上に美味かった。さすが数量限定って言うだけのことはあります。
・うなぎ塩焼(@400)
最後はアッサリと塩焼と焼酎で締めました。
さすがに満腹になったので、御飯モノまで一気に食えず(着席から2時間という時間制限もあるので)、鰻重は持ち帰り弁当にして、吸い物だけ。
・肝吸い
昆布出汁だけ?アッサリ目ですが、鰻をタップリ味わった後なので、むしろこの淡泊さがアリガタイかな。
ホント、鰻の各部位を料理法を細かく変えて味わいを引き出しているので、見事だと思いました。
で、持ち帰って夜食にしたうなぎ弁当。
電子レンジ対応の器、アッサリ目の味付け、なるほど仕上げも見事。
たぶん串焼き食って食事は弁当って自分みたいな客が多いのかもね。
うん。美味かった。意外に安上がりだったし。
また行きます。
元祖うな鐡
・店舗HP
・食べログうな鐵 (うなてつ)
何が「焼鳥屋みたい」かと言えば、この店、普通の鰻重・鰻丼も有るものの、メインは串焼き、それもウナギの部位別の串焼き。
つまり焼鳥屋がネギマだの笹身だのレバーだのと部位別に分けて出してるのと同じ感覚で、ウナギを部位別に味わえるとのこと。
よって卓上のメニュー板もこんな感じ。
Aコースが野菜焼4本を加えたフルセットの12本。
Bコースが鰻串焼のみの8本セット。
最低は5本からの注文らしい。
2人で行ったので、A・B一つずつ頼む。
で、待つ間の酒肴に一品料理。
こちらも結構充実してます。
・うざく(@350)
胡瓜嫌いなのに昔からコレだけは食えるんだよね。
この店のは鰻がシッカリ焼き締めてあるタイプ。
・肝ポン酢(@350)
こんなに綺麗に鰻の肝だけ料理してあるの初めて見た気がする。
上手に処理してて美味いです。
串焼きへの期待が高まります。
料理受の酒、日本酒なども種々揃ってるみたいだけど、今日は料理がメインなのでほとんど生ビール。
ジョッキまで店名入りなのが気合の表れか(笑)。
そうこうしてるウチにメインの鰻串焼コースがスタート。
写真奥から
1.カブト
2.きも
3.短尺
1.カブトは、鰻の頭、関西で言う「半助」だけど、ここのは蒸してから焼き上げてあって、柔らかいのに骨ごと食える面白い仕上がり。
2.きもは、鰻の内臓全部まとめてのタレ焼き。一般の鰻屋で出てくる「肝焼き」がコレですが、タレがクドくなくて素材が細かく味わえるのがココの特徴に思います。コリっとした歯応えと胆嚢の軽い苦みが酒の肴に面白い。
3.短尺はいわゆる蒲焼きを小さく切って串に刺した感じですが、一層アッサリ目のタレで焼きも固めに仕上げてあって歯応えを楽しめます。
4.くりから
4.くりからは剣に巻き付く蛇の図「倶利伽藍」になぞらえた命名で、鰻の腹身、鮭のハラスなんかと同様に脂っぽい部分なのでヘビーな食感ですが、それを山葵醤油で受けてバランスを取ります。すごく美味いけど何本もは食えない感じ。
5.串巻
6.ひれ
5.串巻は、先の腹身の反対側、鰻の背肉を蒸さずにタレで焼き上げたもの。こっちはこっちで歯応えを強くしてあって旨味とのバランスが良い感じ。
6.ひれはもともと魚臭の強い背びれ部分だそうで、その臭みを消す意味合いかニラと一緒に巻いて焼き上げて有ります。普通の魚で言うと縁側なんだろうね。面白いバランス。
7.ばら身
8.ればぁ
7.ばら身は獣肉で言うところのカルビ、あばら骨の周囲の肉ですが、鰻というヘビみたいな構造上からして運動量の多い部位と言うことで、獣肉と違ってむしろ身が引き締まってます。小骨の歯応えも面白い塩焼き。
8.ればぁは鰻の肝臓だけを7〜8匹分もまとめて刺した塩焼き。内臓全部では気付けなかったレバー独特の甘さ・旨さがイイ感じです。
9〜12.野菜4種
分葱、椎茸、銀杏、獅子唐。ギンナンはリピートしました。
これで串焼き全種です。
次回は鰻串だけのBコースに、銀杏付けて、あと短尺、串巻、ばら身、ればぁをリピートかなぁ。
今回は初めてだったので他の一品料理も味わう方向にしました。
・うなぎ西京漬(@550)
これは予想以上に美味かった。さすが数量限定って言うだけのことはあります。
・うなぎ塩焼(@400)
最後はアッサリと塩焼と焼酎で締めました。
さすがに満腹になったので、御飯モノまで一気に食えず(着席から2時間という時間制限もあるので)、鰻重は持ち帰り弁当にして、吸い物だけ。
・肝吸い
昆布出汁だけ?アッサリ目ですが、鰻をタップリ味わった後なので、むしろこの淡泊さがアリガタイかな。
ホント、鰻の各部位を料理法を細かく変えて味わいを引き出しているので、見事だと思いました。
で、持ち帰って夜食にしたうなぎ弁当。
電子レンジ対応の器、アッサリ目の味付け、なるほど仕上げも見事。
たぶん串焼き食って食事は弁当って自分みたいな客が多いのかもね。
うん。美味かった。意外に安上がりだったし。
また行きます。
ruminn_master at 2008年06月24日 22:59 【食】焼鳥屋みたいな鰻屋(渋谷、元祖うな鐡)│コメント(0)│トラックバック(1)
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1. 焼鳥屋みたいな鰻屋で面白い [ 道中道楽??食べログ版?? ] 2008年07月24日 19:17
「dancyu」で、見るからに美味そうで他には見掛けないタイプの「焼鳥屋みたい」なウナギ料理屋を見つけたので渋谷まで。
野菜焼きまで含めて串焼き全種食いました。部位別に料理法を変えてあって素材を...