2009年06月11日

【酒】鰻の稲毛屋で而今の会 4

今日は誘われて一蔵元さんを味わう利き酒会というか「楽しむ会」。

場所は千駄木の鰻と地酒の店 稲毛屋

ずいぶんと前に「静岡酒の会」で伺った店。(その会のは思うところあって記事にしてないんだけど、)久々に行ったら2階のお座敷が無くなってフローリングの小部屋、中部屋、大部屋と分かれた小粋なお店になっておりました。

而今を味わう会(第1部)

「而今」というのは三重県は伊賀の酒、たぶんこの蔵元の銘柄としては「高砂」の方が有名でしょうか。

090611而今の会01
090611而今の会02

乾杯は今年の特別純米(濁り酒)ですが、本日の出品酒は13種類。酒肴&料理は10品となかなか豪勢です。
本日の料理

・そら豆 (塩茹で)
・鰻の肝の佃煮
・「伊賀牛」で牛しゃぶサラダ
・湯葉のオクラ和え
・紅ふじ鶏の焼き鳥(黒こしょう焼)
・おしんこ
・おさり酒蒸し
・鰻の白焼(山葵醤油仕立)
・鰻ひつまぶし
・つくね(たれ焼)

会費は6000円。

まぁこのお店は定期的に日本酒の会をやってるんだけど、HPを見る限りじゃだいたい全て「満員御礼」、長年の飲み仲間、「水鳥会のアイドル(笑)」ことEri様がほとんど年間予約だから参加できたような次第です。

(「アイドル」様は明日の「第2部」も参加なさるそうで(笑))

俺は「たまに」でいいけどね(笑)。

さて

酒の方は乾杯酒は会費と引替え(笑)、あとは自分で一升瓶を取りに行く手酌システム。

(13本並んでる写真は撮るの忘れた。。。というか新しい方のデジカメ壊れたんでここ最近のは10年ぐらい昔のを使ってる関係でどうもマトモに写真が撮れない、というか、起動やらなにやら遅いのでイライラするんで写すの減るし撮っても絵が納得いかないんよね。。。)

という訳で酒の方は飲んだ順で書きますと

・(03)特別純米おりがらみ9号酵母 H20BY
・(04)特別純米おりがらみ三重酵母 H20BY
・(10)純米吟醸おりがらみ 千本錦 H19BY

090611而今の会03

大宴会場の方にリスト(1)番の金賞酒を取られていたんで、んじゃとばかりにこちらはおりがらみシリーズで。

(3)特別純米おりがらみ9号酵母 H20BYは澱絡みとしてはスッキリとした印象、(4)特別純米おりがらみ三重酵母 H20BYの方はちょっと酒のカドを感じたけど、(10)純米吟醸おりがらみ 千本錦 H19BYはカドというよりコテッと旨味が乗ってて面白かったんで、この3本だと(10)が気に入った。
・(2)全国出品酒 H19BY(火入れ)
・(1)金賞酒 H20BY(火入れ)

続いて去年と今年の鑑評会出品酒。どっちも酒のカドがある酒飲み用って感じで、去年の方が若干落ち着いてるかな、って程度。
 でもこういうタイプが金賞酒になるってまた傾向変わったのかな、って気もしました。肉や鰻には合うけどね。
・(13)特別純米 9号酵母 H19BY(火入れ)
・(14)特別純米 三重酵母 H19BY(火入れ)

090611而今の会04

(写真の色が悪いね、気にしないでくださいな。酒のせいではありませんm(__)m Sorry!)

次に昨年醸造の火入れで特別純米の酵母違い。
 (13)特別純米 9号酵母 H19BY(火入れ)の方は燗酒向きかな。(14)特別純米 三重酵母 H19BY(火入れ)の方は既にしっとり落ち着いてますが。
 先の(3)と(4)の比較でもそうだけど、三重酵母ってどうも酒飲み向きに勝負してくる面白い酵母な気がします。
・(11)純米吟醸 山田錦 H19BY(火入れ)
・(06)純米吟醸 山田錦 H20BY(生)
・(09)純米吟醸 雄 町 H20BY(生)
・(05)純米吟醸 千本錦 H20BY(生)
・(07)純米吟醸 八反錦 H20BY(生)
・(08)純米吟醸 五百万石H20BY(生)

最後に残したのは純米吟醸の米違いシリーズ、最初の(11)だけ火入れで、後は生酒という趣向の比較です。

090611而今の会07

(11)純米吟醸 山田錦 H19BY(火入れ)は全体としてクリアなのに甘く膨らんで一番美味かったと思います、本日の中で一番。

(06)純米吟醸 山田錦 H20BY(生)は丸いけど甘さが立ってしまってる印象、他方で(09)純米吟醸 雄 町 H20BY(生)はクリアに出来過ぎて平板な印象、でも酒らしさはある。

(05)純米吟醸 千本錦 H20BY(生)は辛口に仕上がってて酒飲み向きか。(10)のおりがらみにもこの米を使ってるところを見ると得意技なんでしょうか。

(07)純米吟醸 八反錦 H20BY(生)はちょっと捉え処なくて逃げた印象かな。もっとも(05)の次に飲んだ影響もあるでしょうけど。

ラインナップとしては最後の(08)純米吟醸 五百万石H20BY(生)もキレイに過ぎてちょっと仕込み水を感じるレベルに感じました・・・ってことはたぶんここら辺で既に味覚が落ちてきてるってことでしょうね(笑)。

どこでどの料理が出てきたかは記憶にありません(笑)。

090611而今の会05

でも「伊賀の酒」の利き酒会に伊賀牛を合わせてきたりして料理にも気合いの入ってるお店ですな。

090611而今の会06

平均的にどれも美味かった。

鰻の白焼きは昔は塩焼きだったそう(やっぱり日本酒の会なので覚えてません(笑))ですが、今回は山葵醤油仕立て、蒲焼きご飯の方は、やっぱり酒に合わせて中部地方の「ひつまぶし」でした。

090611而今の会08

(あ〜ピントが甘いねぇ。やっぱデジカメ買い直すかねぇ。修理するより今は安いものね)

今回一番気に入った酒は・・・

(11)純米吟醸 山田錦 H19BY(火入れ)

090611而今の会07

でした。

この銘柄、生酒はあまり得意でないのかな、って印象を受けました。

まぁ正式な利き酒会と違って「飲んじゃう」から(笑)、どうしても最初に飲んだ酒、中盤に飲んだ酒、最後に飲んだ酒じゃ、こっちの感受性というか能力が変わってますからな。

またどこかで美味い而今の生酒に出会うでしょう。


とはいえ飲み過ぎってほどでも無かったので、この会が終わってから西日暮里の駅まで行く途中の飲み屋さん、やきとり たまりば 西日暮里店に酒飲み仲間3人で立ち寄ってビールだの揚げ物だの結構飲み食いして仕上げました。

まぁ「而今」の経験値は上がったし、酒肴いずれもおいしかった日です。

ruminn_master at 2009年06月11日 23:19 【酒】鰻の稲毛屋で而今の会コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加


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