2009年07月11日

【酒】横浜ビアザケ到着 4

6週間ほど前に「KIRIN ビールづくり体験教室」で醪まで造った麦酒が酒に仕上がって本日届いた。

20本入りの麦酒ケースに「3本だけ」って大層、というか割れないための最善の、丁寧な梱包で届いた貴重品。

1本だけ開けてみました。

横浜ビア酒01
横浜ビア酒02
横浜ビア酒03

液色は普通のビールより少し濃い程度でクリア。

横浜ビア酒04

味は・・・

ホップの苦みが抜群に効いたクリアなラガービール

ですな。

既に「地ビール」なんてレベルは遙かに超えた歴とした工業製品レベルの「大人のビール」です。

横浜ビアザケは明治時代に日本でビール醸造が始まった頃の味に近いということでした。

たしかに何だか「懐かしいキリンラガー」という風味が基本。 
いっとき抽選で「明治のラガー」とか「大正のラガー」とかを出してたことがありますが( あのときは「大正のラガー」が一番美味しかった記憶ですが) 、あの「明治のラガー」に近い。

ちなみにホップは醸造には関与していません。

ビールの香りと苦みと泡の素といったところでしょうか。

横浜ビア酒05

あのビールづくり体験の折に、原料となる乾燥ホップを直に味見させて貰いましたが、「嫌な苦み」がいつまでも口中に残って大変でした。

(口直し用のジュース類が大量に用意されていたぐらいです)

今回の完成品「横浜ビアザケ」を飲むと「あのホップのあの味」が思い返されるのです。

それほどに「苦さ」を感じて、でもそれは「嫌な苦み」ではなくなり、少し洗練されたクリアな感じで、

「あ〜これはたしかに横浜ビアザケなんだ」と。

つまりジュースとか軟弱な飲み物(笑)じゃなくて、ビールってのはこういう「苦み」を持ってた「酒」なんだと明確に教えてくれるような、そんなレベル。

明治期の人はこういうの飲んで、やっぱり苦かったとは思うのですけど、考えてみればコーヒーだって苦いのに「大人の味」だとか何とか言って嗜好品の代表格になってる訳で、まぁ人間なんて勝手なモンです(笑)。

クリアなビールなのでクリーム系と合わせるのは勿体ないけど、この苦みと自己主張を受け止めるためには、濃厚なドミグラスソースぐらい欲しい気がします。

それと少し残る苦みへの口直しにチーズかスイーツも欲しいかな。

自分は「最初に日本で造られた頃のビール」に敬意を払って、これも大正期に初めて日本に入ってきた味覚を今に伝える「函館カール・レイモン」のソーセージと合わせました。

函館チョリソー01
函館チョリソー02
函館チョリソー03

「もちろん」このビールによく合う美味いソーセージでしたし、ビールも美味しく頂けた次第です。

横浜ビア酒03

味の弱い肴には不向きだけど、いいビールだなと思います。

でも・・・多分普通に市販しても売れないだろうね(笑)。

このホップを味わってる実感のあるような「苦さ」は個性的過ぎるもんね。


そうは言っても・・・また機会があったら造ってみたいし飲んでみたい、、、かな(笑)。

いや満足。

ruminn_master at 2009年07月11日 21:44 【酒】横浜ビアザケ到着コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加


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