2009年12月03日

【楽】立川流日暮里寄席(2009年12月席) 4

タダ券貰ったので、初めて行ってみましたが、なかなか面白かった。

立川流日暮里寄席00

客層は・・・何というか・・・落語ってこんなもんなんだろうなと思うけど、遅れて途中で入って来るのが大半で、最中もガサゴソ、とくに近くにいたジィサマはカサカサと買い物袋が五月蠅いし靴でステップ踏むし無茶苦茶(笑)。。。かといって注意してケンカするには狭い場所なんで気まずいしねぇ、なかなかその不快感は強烈でしたが、落語会としては面白かったです。

場所は日暮里のサニーホール、南口を出て、右の方の繁華街の中、ホテルラングウッドの4階です。120席ぐらいの教室ぐらいの広さの部屋。

12月3日(木) 18:30〜21:05

日暮里寄席

泉水亭錦魚
立川平林
立川談之助
桂文字助
-- 仲入り --
立川雲水
立川左談次
立川談笑

日暮里・サニーホール

¥2,000

立川流一門会


で、実際の番組は

立川三四楼 : 「垂乳根(たらちね)

泉水亭錦魚 : 「時そば(ときそば)

立川平林 : 「一目上がり(ひとめあがり)

桂文字助 : 「谷風情相撲(佐野山)」

立川雲水 : 「くっしゃみ講釈

-- 仲入り --

立川談之助 : 「笑点の未来」

立川左談次 : 「長短(ちょうたん)

立川談笑 :「芝浜(しばはま)

<参考>
落語のあらすじ 千字寄席  
上方落語メモ【世紀末亭】 / 構成・仮隠居

前座さんの「たらちね」は上方落語で言う「延陽伯」、立て板に水の如く武家言葉なり京言葉なりを捲し立てなきゃならない、いわば口慣らしネタなんでしょうけど、リズムが良ければかなり笑える噺。

続く二つ目さんの
・泉水亭錦魚 : 「時そば(ときそば)」
・立川平林 : 「一目上がり(ひとめあがり)」
も含め、他流よりは平均値高い気はするけど、落研落語の上手な方って感じで、、、やっぱ、まぁまぁかな(笑)。

キャラが立ってきて、噺がシッカリしてくると個性が独自のフラに見えてくるんでしょう。

本来の番組表では次の出番だった立川談之助さんは出トチリしてまして、それも八王子の自宅に「まだ居た」とかで(笑)、後回しとなりました。

桂文字助師匠の相撲話は余人を許さずって名人芸ですな。

立川雲水さんは「真打ち昇進おめでとう」って時だそうですが、上方落語なんですな。「くっしゃみ講釈」は枝雀さんで聴いたような型。

仲入り後にようやく立川談之助さん登場。寄席でしかできないアブナイ噺なんでしょう。「笑点」と落語芸術家協会の関係について客席を笑わせた一席・・・というか漫談?(笑)

立川左談次師匠の「長短(ちょうたん)」は味で聴かせる感じ。

立川流は、いわゆる「人気者」以外の層が厚くていいね。

で、大トリはここ1年毎月聴いてるような立川談笑さん。

何をやるのかな、とか思っていたら
「ここでトレーラーに乗ったら破門だ」とかいいながら、担ぎの魚屋が女房に起こされて嫌々ながら早朝の魚河岸に仕入れに出て、財布拾って・・・とマトモな(笑)「芝浜」に入っていきました。

「シャブ浜」は談志師匠から禁演を言い渡されたそうですから、そりゃもう師匠の「目の黒い内は」(笑)、聴けないんでしょう。
 本では読めるけどね。

超(スーパー)落語! 立川談笑落語全集
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で、「マトモな方」の「芝浜」ですが、これとて古典を改作して現代に通用するようにする立川流のホープらしく「腑に落ちる」方向に噺を流して・・・でもいつもの悪い癖で(笑)サゲを通り過ぎてもう一捻り工夫して、、、「どうなるんだろう?」って不安感の下(笑)、オモロイのは文句なくオモロイんだけど、観客は何となく煙に巻かれたような微妙な笑いで終わったかな?複雑すぎると頭捻ってる間に終わっちゃうので少しオイテケボリになるからでしょうか。

来月は旅行中だけど、また今度は自腹で来てみましょうかね。この値段で7席、C/Pも良く、平均値以上には面白かったです。



ruminn_master at 2009年12月03日 21:52 【楽】立川流日暮里寄席(2009年12月席)コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加


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