思索・雑感・主張

2005年10月31日

【感】はろうぃぃん? 2

クリスマスぐらいは付き合おう!
日本だってもうすぐ正月だし、
多神教の国。
日本の八百万の神様が8000001人になっても問題はない。
しかし
である。
復活祭(イースター)なんて細かいイベントまでキリスト教に付き合わなくても良い。だからしてイースターの方はあんまりイベントが起きないけど、ハロウィンの方は最近街のアチコチで飾り付けを見るようになった。

まぁ東京って街は
街全体がサカリが付いた状態で前戯に浮かれてるような街だから
何かというとデートスポットだのデートイベントだの、だし
不二家のハートチョコレートみたいに要は「売らんかな」イベントで有る。

でもなんか浮かれてる街に違和感有るんだよなぁ。

収穫祭って・・・日本人なら三宝の上に白玉団子でも載せて酒を飲め!
って感じだけど(笑)、カボチャは遠い気がする。

カボチャってのは冬至の日に食べて「風邪ひかないように」って奴だ。

ハロウィンで思い出すのはサイバラの漫画。
サイバラも僕同様の意見だが子供におもねって近所を回る。
「Trick or treat!」(お菓子くれなきゃイタズラするぞ)
って近所のガンコジジィのところに行ったら
不機嫌そうに出てきて
「これは何の騒ぎですか!?」
このときのサイバラの心の声が抜群で思い出されるのだ。
「ジジィ!いっとくけどこれは『ピンポンダッシュ』じゃないからね」

サイバラの毒はいいセンスである。
毎日かあさん カニ母編
毎日かあさん2 お入学編


ruminn_master at 2005年10月31日 21:54 【感】はろうぃぃん?コメント(2)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年10月29日

【考】アブナイ奴への過剰反応 2

杉崎美香“危害予告”でイベント中止

 フジテレビ「めざにゅ〜」のキャスター杉崎美香(26)のフォトエッセー「君に届きますように」の出版記念イベントが中止となった。

 中止となったのは30日に東京・有隣堂アトレ恵比寿店で予定されていた握手会。所属事務所によると、26日までに、インターネットの掲示板に杉崎に危害を加えるかのような書き込みがあった。会場や事務所など関係者が協議し中止を決定。関係者は「本人は楽しみにしてくれていたファンに申し訳ないと話しています」と語った。
(スポーツニッポン) - 10月29日6時3分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051029-00000022-spn-ent
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特にこのタレントさんに興味はないけど
(顔は知ってるけどね。「めざましテレビ」は見てるので。チカチャン、まおちゃん、愛ちゃん同様セントフォースのタレントさん。)
この記事を見て
「あ〜あ〜喜ぶだけなのに」とか思った。

ケンカでもそうだけど
ナイフちらつかせてるタイプは刺殺することは多くなくて
相手を「ビビらせる」ことが目的で、
本気の奴は隠し持ってていきなりやる。
 結局のところ影響が出れば出るほど喜ぶだけだ。

警備を付けて「つつがなく」やるべきだったと思う。
そこらの中途半端な警備会社じゃなくて
(そんなの所詮バイトだ)
武術家を2〜3人付けとけばアブナイ奴など見破れる。
(↑気配を読むのが仕事みたいな人種だから)
身近に居ないなら極真空手の3段以上とかを頼んだりね。

でなきゃ
イベントを単に行列させるんじゃなくて
別室でしばらく集団でジッと座って待たせておくとか。
アブナイ奴はこういうことが苦手なので
挙動不審になりやすいからシロウトのスタッフでも見破れるのじゃないか?

あるいは
その場で携帯からメールを送らせたり
住所氏名などの個人情報を集める
どうせ偽名やらデタラメを書くだろうけど
心理的バリアとしての効果は高い。

色んな手段を講じてでも、
影響を受けることを阻止しない限り
キリがない。

一度脅しに屈してしまえば脅され続けるのは全ての恐喝・脅迫事件の定石。
毅然と闘うしか対策など無い。

個人個人に切り離されてアブナイ奴が人混みに埋もれてしまってる現代社会。
弱腰だとアブナイ奴をのさばらせるだけだと思う。

まぁ実際は
事務所もイベント会場も責任を取りたくないってだけの
つまりは
現代人の無責任体質の象徴的事件にすぎないのではなかろうか。

この事件はたしかに現代的事件だけど
「アブナイ奴がまたネットから出た」と見るのではなく
「最近の奴はハラの据わってないのが多い」っていう見方をした方が
むしろ本質に近づけるように思えた。

ruminn_master at 2005年10月29日 14:55 【考】アブナイ奴への過剰反応コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年10月27日

【書】虚飾の愛知万博 3

前に万博の最終日に愛知万博の問題点について自分なりに思ってることを書いた

そのときは漠然と耳目にした範囲でしか知らないデータを元に自分なりにニュースを見たその時点で書いた訳で気持ちは正直だがデータの裏付けは薄い。

そのときこんなことを書いている。
==========================
今回の万博は言ってることとやってることの矛盾がかなり根深く
まるでクラインの壺みたいなイベントだった気がする。
==========================
環境破壊して環境保護をテーマにする不思議な違和感が漠然と引っ掛かっていた訳だ。

数日前、古本屋で見つけて購入。今日、電車の中で読了した。
虚飾の愛知万博


このブログで
旅行やらの記事の後ろに様々な書籍のリンクが並べてあるのは
既に読んだ資料という訳でも無ければ
宣伝して商売してるつもりもない。
(アフィリエイトでポイント還元される仕組みだけど)
そもそもオススメしてるものでもない。

その時点で自分がそれなりの絞りで検索して
興味を引いた書物、
「見つけたら読んでみようかな」
(買うかどうかは立ち読みするとか評判聞いてから決める)
その覚え書きである。
 だからもし読んだ人がいればコメントくれないかな、は有るけど
主として自分のためだ。

よく本屋で
「面白そうだな」
「今お金無いから」
「今度見つけた時に買おう」と思っていても
その場でメモを取る訳でもないから
しばらく経って
「なんだったっけなぁ、アレ。こないだの・・・」
で煩悶する経験をする。
 アレを避けたいがために多少記事が長くなっても
書籍リンクはこまめに入れるようにしている。

まぁそれで意識に残っていたので古本屋で見つけたとき嬉しくなった。
1000円の本が105円だったからでもある(笑)。
でもこれは「出会い」モン。

光文社ペーパーバックス
日本語表記の未来形を目指しているらしい四重表記。
これは異様で、文章のアチコチに英語を挟んである。
 大学受験の頃にこの手の英語参考書を見た記憶はあるが
どうにも読みにくい。
 それなりの量の読書をする人は僕に限らず読むのが早いはずで
そういう人は
速読術みたいにページ丸ごととか1行全部とまではいかなくても
単語単位でなくそれなりのまとまりごとに読み取っているハズだ。
なのにこの本は単語の英語訳がコンスタントに挟まっている。
かといって全部でもない、
つまり
英語の部分だけ繋げて読んで英語として意味が通じる訳でもないので
何だか気障な奴の演説を聴いてるみたい。
ルー大柴に説教されてるといえば分かりやすいと思うが
そんな感触である。
絶対に気持ちのよい奴は居ないと思う。
 しかも再生紙を使ってカバー類のない洋書のペーパーバック表装。
安いのならまだ判るが1000円取る気だ。。。
 定価だったら買わないだろう。
この装丁なら新刊で定価500円で売るべきだ。
今回は古本で100円だから買った。

さて・・・
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政官財の癒着構造や土建依存の体質などは上手く説明されていたし
環境保護団体と愛知県の戦いについて具体的な裏付けが見えた。

ただ
開幕前の2005年2月に出版されてる本なのだが
「どうせ愛知万博は(人気が出なくて)失敗するだろう」
「そうなると負の遺産ばかり残るゾ」
という危惧で締めくくられている本書の予想は
入場人員に関する限り大幅に予想外れで
甘いとされた入場者数1500万人見込みを大幅に上回る
2204万9544人が最終発表だ。

かといって本書の価値は変わらないところにむしろ問題がある。

つまり
イベントとしての成功は誰に利益をもたらしたか
それを考える手掛かりとして、
この本に挙がっている程度の予備知識無くしては
正確で正当な思考は不可能に思われる。

しかし愛知万博は終わり、
そこに問題は未解決のまま残り、しかも既に大衆の耳目には届かなくなる。
(マスコミで大きく扱うことも少なくなるだろう)
衆人環視の状況にあった開催前に解決すべき問題が解決されなかったことのツケ。

これを愛知県民、国民、人類、地球、まぁいずれの規模かで負わされることになるという、そういうハナシだ。

これからも無くなることは無いであろう政官財の動く巨大土建イベントの胡散臭さを見誤らないためにも、この手の本は必読に思える。

まぁ大衆に有意義な情報というのなら380円ぐらいで売るべきだとは思うけどね。

ruminn_master at 2005年10月27日 17:45 【書】虚飾の愛知万博コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年10月26日

【考】犯罪報道 2

被害者名発表「実名・匿名」警察に一任…基本計画案

 犯罪被害者基本法の施行を受け、具体的な計画作りを進めている政府の犯罪被害者施策推進会議の検討会は25日、第9回会合(非公開)を内閣府で開き、基本計画案に、事件・事故の被害者を実名で発表するか匿名とするかの判断を、警察に事実上委ねる内容の項目を盛り込むことを決めた。

 「匿名社会」が広がりを見せる中、被害者側の同意がない限り、警察が実名を発表しないというケースが一段と増える可能性が強い。

 政府が8月にまとめた基本計画案(骨子)には、「警察による被害者の実名・匿名発表について、被害者等の匿名発表を望む意見と、マスコミによる報道の自由、国民の知る権利を理由とする実名発表に対する要望を踏まえ、具体的な案件ごとに適切な内容となるよう配慮する」との項目が入った。

 内閣府によると、この項目の冒頭部分を「警察による被害者の実名・匿名発表については」とし、「は」を挿入した。議論の中で、「実名公表は被害者の意に反しないことを基本とすべき」とする見解が示された一方、「一行政機関に最終判断を任せてよいのか」との意見も出たことなどから、被害者名以外の発表にも安易な匿名発表が拡大するのを防ぐ狙いを込めたという。

 基本計画案(骨子)に対し、日本新聞協会は、「実名発表は正確、客観的な報道に欠かせない」として、この項目の削除を求める意見書を提出していた。
(読売新聞) - 10月26日1時44分更新
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051025-00000116-yom-soci
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日本という国の特性なのか、人間なんてそんなものなのか、加害者よりも被害者にマスコミなどが群がる傾向があるように感じる。
 それは犯罪加害者というのは裁判を経て「犯人」と確定するまでは時間が掛かるのに対し、被害者は事件発覚直後から(狂言などの一部の例外を除き)確実に紛れもなく「被害者」であるという事情もあるかも知れない。そのため事件直後に大衆の興味を惹く話題を競争して提供したいマスコミにとっては被害者こそ格好のターゲットになると思われる。
 また加害者には裁判のための弁護士が居て法的なガードがなされているが、被害者は得てして無防備だ。
 犯罪被害者への配慮、これについては総論で反対する理由はない。

けれどこの法律は不自然だろう。
 警察にその判断を委ねる、と言ったところで行政一体の原則の下、通達で統一はされようし、責任逃れが官僚制の本質、この法律自体も責任逃れだが、おそらく実名報道は相当程度不可能になるだろう。
 それならば被害者も被害者だが加害者とされる人も裁判確定までは同じくプライバシーは保護されるべき立場である。人権の剥奪は刑罰の効果であるから、刑が確定するまでは回復不能な侵害をすべきでないからだ。
 だから加害者も被害者も、というなら、むしろ判る。

 判りはするけれどそしたら新聞報道は犯罪に関する限り生命を失うだろう。
感銘力という言葉がある。犯罪が起きた直後に犯罪の実体を明らかにし社会的に非難しそれに正当な刑罰が科せられることで犯罪を一般的に抑止する効果が期待される。

 オウム事件を見るが如く、重大事件になればなるほど裁判は長期化し、裁判の報道を見るたびに、その被告人が起こしたとされる事件は何かを思い出さねばならない。それは既に感情的鮮やかさは失われており規範意識の根底に対する感銘力は無い。

 どうする気なのだろう。どういう社会になるのだろう。
世相全体に言えることだが情報統制・操作に国家が躍起になり上手くなってる気がする。大本営発表の時代には無かった上手さが加わりナチス並みになるか。
 自民党大勝への流れ、そしてその結果として税にせよ福祉にせよ国民への不利益が大波になって押し寄せつつもマスコミの「吠え声」は影響力を低下させている。野党は一般に信用性を低下させている。

 インターネットが希望か?今それすらも規制しようとしている。何と言っても電話線の根っ子を握っているのは元国営企業だからそれなりにできるかもしれないし、許認可権限を背景にプロバイダーをコントロールするぐらいはやるだろう。多元的なチャンネルを国民が確保しない限り安心は出来ないが簡単ではない。

 事実報道の新聞紙ぐらいは実名報道(加害者も被害者も少年も)すべきだと思う。

 反面、被害者に群がるマスコミだけをどうにかできないものか。競争原理が失われれば大本営発表になりかねない(まぁ今だって記者クラブとかあって似た面もあるけど)けれど、個々の記者の多くが「ジャーナリストの使命」とかで動いてるんじゃなくてお仕事、「お給料のため」「自分の名誉のため」なんてレベルなのだから尊重すべき契機が高いとも言えない。今やマスコミ人と言えども「就職先がマスコミ=給料もステータスも高い優良人気企業」だと、少なくとも就職する側の大学生とかを身近に見てる立場としては思う。
 まぁ今に始まったことではないのかも知れない。野球のナベツネだって元は新聞記者なのに立場が偉くなっただけで「記者ふぜいが」と記者に暴言を吐く。
 人格は立場が偉くなると8割ぐらいの人は低劣化するものかもしれない。
そしてマイクを人に向ける立場になった瞬間、記者の人格は低劣化しているようにテレビを見ていると感じる。

 かといって人格教育なんてできないだろう。根本的には親の躾の問題だろうし、そこのところの根は深い。

 ハナシを戻して・・・

 いっそ犯罪報道は加害者を●●●、被害者を◆◆◆として伏せ字にすればいい。
そうすればどんなに鈍感な人でも、どんな時代かはワカルのじゃなかろうか。

 

新聞報道への疑問―戦後の新聞報道を検証する


新聞報道のあり方―その問題点を衝く


新聞報道と顔写真―写真のウソとマコト


誤報―新聞報道の死角


実名報道の犯罪


少年犯罪実名報道


少年事件の実名報道は許されないのか―少年法と表現の自由


新・書かれる立場書く立場―読売新聞の「報道と人権」


マスコミの倫理学


犯罪報道とメディアの良心―匿名報道と揺らぐ実名原則


本を読むバカ読まぬバカ


メディアが市民の敵になる―さようなら読売新聞


人権を疑え!


ruminn_master at 2005年10月26日 14:47 【考】犯罪報道コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年10月23日

【楽】平和集会で渋さ 4

国際反戦平和音楽祭
平和渋さ1
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10年前の沖縄、米兵による少女レイプ事件に沖縄御万人の怒りが爆発し、10月21日、かつてのベトナム国際反戦デーに琉球諸島全体で10万人が立ち上がった。

 それから私たちは、毎月4日の日に首相官邸と米国大使館へ沖縄の米軍基地をなくすよう求める署名提出行動を行い、4月28日かつての沖縄デー「屈辱の日」と秋の10,21に「命どう宝・平和世コンサート」を開催してきた。

 そして、今年、原水禁他の団体と一緒に、10月23日の上野水上音楽堂での「国際反戦平和音楽祭」を、10,21国際反戦反基地集会の関連イベントとして開催する。出演者は、渋さ知らず、李政美、ズボンズ、クイチャーパラダイス、そして、フィリピン、韓国、沖縄からの反基地運動、被爆者、六ヶ所村からのアピールや歌が予定されている。

1.名称 ・ 国際反戦平和音楽祭
2.開催日時・10月23日(日)午後2時開場、2時半開演
3.会場・  上野水上音楽堂  jr上野駅から5分、千代田線湯島駅から3分
4.料金   前売り、3000円、当日3500円、中、高生1500円
5.出演者  渋さ知らず、李政美、ズボンズ、クイチャーパラダイス、他アピール、歌

実行委員会呼びかけ団体
 原水禁、命どう宝ネットワーク,ATTAC・JAPAN、レイバーネット日本、労働情報
連絡先。実行委員会
 豊島区駒込2−14−7琉球センターどうたっち内
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とのイベントだった。

原水禁ってことは旧社会党系だね。
ヒロシマとかでも共産党系と別々に行動したりしてたもんなぁ。
僕の世代だと既に「何で一緒にやらないんだろ?」ぐらいのセンスが普通、というより関心を持つだけでも十分に少数派だ。

ただ草の根の市民運動・住民運動はインターネットの普及もあるのか今の世代はまた増えてるなぁと思うし、もちろん問題は消えて無くなったりはしないし冷戦時代と違って構造が複雑になって問題が増えてる感もあり、頑張ってる人たちは多い。

ただ、こういう集会を見ていつも思うのだけど、今の時代、こういう集会がらみのコンサートでも来る人は既にそれなりに問題意識なりを持ってる人ばかりなので問題提起の意味は少ない。既に参加してる人、頑張ってる人への励ましって意味合いになる。
善し悪しだよなぁ。
看板を左翼チックにしないで、ごく普通のコンサートやらでアピールを邪魔にならない程度に織り交ぜたりすれば・・・とか思うけど今の時代はそれも嫌われるんだろうね。難しいだろうなぁ。

インターネット時代は緩やかなネットワークとしては大きく拡げやすいけど、一時代前みたいな強固な集団は小さくしか作れないように思う。個々人が自己表現の場を持つ時代だから、前提としても個性が捨象しきれない人が多い。むしろ個別の集団は閉鎖的になっていってるのではないかと思う。カラオケボックス現象と同根。

人を教える身として思うことは今の人は「今の自分」を「変えたい」とは思っていても「変えられる」ことは嫌うし、一時的にせよ大きな影響は避ける感じだ。人に合わせること自体が苦手だから「気の合う」人とだけ群れる。
 つくづく「家畜化してるよなぁ」って思う。

日本武術の師匠は「己を捨てられない人が多くなった」とか言っていた。
僕はむしろそれ以前に己が漠然としか捉えられなくなって無意味に広漠とした「自分」なるものにしがみついてるような感触を受けている。
もちろん気の強いのは美徳、我の強いのは悪徳と僕も思う。

こういう市民運動とかも若手を育てるのは苦労してるんだろうなぁ、とか思いながら僕は渋さのライブだけ見て帰った。

平和渋さ2というより、練習してる学生達をほったらかしてチョット抜けて見に来てたので、学生達と合流。

 Hubで生ビール飲みながら日本シリーズの第2戦見てたんだけど、未だ試合になってない。たしかに今年のロッテは強いチームだけど、こんなに大差が付くような力の差は無いはず。贔屓目じゃなくて今年の阪神もかなり強かった。

 やっぱりこれはプレーオフ制度の欠点が一方の不利に働いたんだろうなぁ。阪神もホークスも制度に負けたようなモノか。

 一生懸命やってるひと、真面目な奴が、組織とか制度とかに一方的に不利益を押しつけられて当座甘受するしか無い状況。。。。

 なんだかなんでも同じだね。

 正直者が馬鹿を見るってのは大嫌いだ。何とかしたいと常々思ってる。
少なくとも諦めなくて生きていたいね、生きてる限りは。
 それでなくっちゃ生きてる値打ちがないと思うから。

ruminn_master at 2005年10月23日 19:51 【楽】平和集会で渋さコメント(0)トラックバック(1)  このエントリーをはてなブックマークに追加

【武】上野の森で 3

上野の森で朝っぱらから夜まで上野恩賜公園の中で練習。

学園祭も近いので学校が使えない休日はどこかですることになるのだけれど、夕方から個人的に「渋さ」のLiveが公園内の水上音楽堂で有るので、ここの森の中にした。

武術はバカじゃ出来ないようになってるので、まぁ森の中でリラックス気分でやる方が良い面もある。「根性だ」「気合いだ」と言ってみたところで、技術面は進まないし、かえって逆効果だ。考えながら練習するものだと思うよ、古武術は。

まぁ武器を使ったりすれば危険を伴うので緊張感が必要な部分も否定はしないけど、目を三角にして強くなるなら簡単だ。

今日は天気も良かったし木漏れ日の木立の中で教えてるこっちも気持ちよかった。

公園内の塚を掃除してるジィサマが話しかけてきて、元軍人で空手のみならず拳闘(古いボクシング)をやってたとかで愉快だったし勉強にもなった。

Jetアッパーで金玉狙ってくるところなど
「アンタ試合用じゃなくてケンカ用だろ!?(笑)」
って感じのジィサマだったけど、
今の連中が「カッコイイ」かどうかばかり気にしたり
少しマシでも「試合の勝ち負け」を越えて考えられないのから比べると
武術が殺人技術・戦闘技術であることから離れないセンスは貴重に思えた。

「人を殺せる」技術だと見据え、思い詰めて怖くなってこそ
「人を殺して良いのか」
「そこまでして生きる価値ある己か」
なんて精神修養的側面・宗教的側面まで至る気がする。

武術自体が精神修養になったりはしない。
礼儀作法なんて江戸時代の公務員の処世術に過ぎない。
武士道なんて儒教と同じで支配者側に都合の良いように出来てる。
支配者に迎合するなら家畜と一緒だ。
武術は野生動物、生命本来の在り方でなければと思う。

中途半端は所詮は娯楽。「今が楽しけりゃいい」は家畜だ。

生き死にを見詰めずして心なんて定まらない。
人間も動物。
野生動物はそれだけで種として生きていられる。
本能の壊れた人間は、自己の利益を追求してて種としての+に働く保証がない。
もはや種として生きられないから生物・動物の流れからズレる。
本能を文化で代替した人間は「共存する意思」についての思索無しには野生動物以下でしかない。

家畜みたいな人間が増えてきた世の中だと思う。
生まれた時からエサと言えども食うには困らず
「いずれは肉にされる」ことに抗う自覚を得ず
安穏とした生活に流されて生きているのが家畜。
生き死にを見詰めない、あるいは逃げて忘れて今を生きるとしたら人間も家畜化するだろう。

「しょうがない」とか「じゃまくさい」とかいうセリフはだから嫌いなのだ。

安穏とした平和しか知らずして対岸の火事に「安心して」怒ってる平和運動なんてのも無意味に思うが、自己中心的に「己の強さ」だけを目を三角にして追求してる連中も不自然だ。

武術は突き詰めれば自然体、とは言われるが自然体って深く考えると凄く難しい。

ruminn_master at 2005年10月23日 17:00 【武】上野の森でコメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年10月12日

【書】スケジュール帳としての「超」手帳 3

大きなスケジュール管理は自宅でOutlookを使っている。
でも
どうもこの使い勝手は自分の生活スタイルに合わない。
根本的に
欧米人向けの仕様を無理矢理日本市場に持ち込んでる感もあるけど
デジタル独特の「硬さ」が気に入らない。

融通の利くのはやはりアナログ。


「超」時間管理法2006



そんな風に考えていたところで出会ったので
「使ってみるか」と購入した。

もともとAサイズは嫌いである。
別段右翼じゃないけれど
「何で西洋規格に合わさなきゃならん」
とか思っていた。
日本人向けに作ったのがB規格。

Outlookのスケジュール出力も無理矢理にB5にしていた。

でもやっぱり面倒だ。
面倒だということは縦横無尽に使いこなすには障害となる。

ここは頭を切り換えてみるか、となった。

今どう使うか思案中である。。。これはこれで楽しいんだけどね(笑)。

ruminn_master at 2005年10月12日 18:30 【書】スケジュール帳としての「超」手帳コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年09月26日

【電】Mixiコミュの一斉巡回ツール 4

友人に呼んで貰って一昨日にMixiに登録した。
 Mixiも巨大化してまぁ面白い展開も有りそうだなとか
考え始めてたところだったので素直になって参加した。

 参加するとイッチョカミ&オッチョコチョイなので
初日からバカほどコミュニティに登録したりして収拾がつかなくなった。
(たぶん関心事全てに参加したら100で利かない気がする)
けっこう操作性の悪いシステムに嫌気がさして何かフリーソフトが無いかと探した。
(ちなみにWinのハナシです。念のため)

 昔、掲示板を自動巡回するのにINCMを使っていたがTcupの仕様変更に伴って使えるサイトが減り、PerlなどのCGIを自分で改造したりしなきゃイケナイ。
 一応、PerlやVBぐらいは弄れるのでアレコレやってみたけど、どうにも素直に言うこと聞かない。エロサイトの宣伝カキコミなどへのガードが堅くなった煽りを受けた格好だ。

 それで使わないまま放置していたのだが仕組みはBBSでもMixiでも同じことだから対応しているPlug-in(掲示板ごとにその読み込み方を指定する小さなPerlプログラム)を探したが、どこかにあるのかも知れないけれど見つからなかった。

 これだけMixi人口が増えているのだから専用のフリーソフトぐらい有るはずだ、と思い直して探して、最初に探し当てたのがミクチェ
 要は「足あと」や「お気に入り」や「コメント」を一覧表示し新着やら承認待ちを通知する機能のソフト。軽くていいのでしばらく使ったがどうにも物足りない。

 写真の価値の高いMixi。タブブラウザ型のソフトを探した。
最初に出会ったのが「mixiブラウザ(仮)VC++」。
ネット上での評判もいいし開発中とは言えサポートもしっかりしてそう。
 でもウチの環境と相性悪いのか
---------------------------------------------
mixiブラウザ(仮) : 巡回に失敗しました
OK
System.TypeInitializationException: 'mixibrowse.Http.HttpRequestCenter' のタイプ初期化子が例外をスローしました。 ---> System.Net.CookieException: Cookie の一部 'Value'='1466453_516c9735ec401a3c17dcab10a277b1a1_1; BF_STAMP=cfc807247597cf68a9758966a336d403'
---------------------------------------------
って妙なエラーが出るし、NET Frameworkを使ってるせいもあって起動が遅い。
 エラーは調べれば対応できる気がしたがどうも俺と相性悪いみたい(笑)。

1.そこで辿り着いたのが「MixiCat」。
このソフトの作者ねこみみ氏は以前から使ってるアイデアプロセッサ「思考支援ツール IdeaFragment2」の作者でも有ったのでアッサリ目の操作感にも馴染みがあった。

これは単純に便利です!だれにでもオススメいたします。

要はトップページの「最新情報」と「足あと」をタブ形式のリストで表示する機能を基本として自分の管理ページやコミュ一覧をそれぞれブラウザ画面で別タブで見れる訳で非常に快適に思えた。

でもMixiのコミュニティ自体がかなり古い形式のBBSなので、その不便さはブラウザで表示する限り如何ともし難い。

2.それでさらに探し続けてようやく解決策を見つけることが出来た。
インターネット掲示板自動巡回ツールのCMNだ。

もともとはニフティのフォーラムを巡回するもののようだが
その機能拡張で通常の掲示板はもとより(これについては先行するINCMのPlug-inをそのまま利用できるという優れもの)、ブログもMixiも相手に出来る。

 これは参加してるフォーラムとか関心有る日記を読むことについては非常に便利になるソフトだ。テキストでコミュニティが幾つあっても一気に全てのスレッド一覧を読み込んでしまう。気になるスレッドはそれをまた別に設定しておけば同時に全てのコメントが読み込まれることになる。スレッドの一覧だけなら50のフォーラムを新しく読み込むのでも5分と掛からない。

設定に成功して見事に読み込めた時には感動します(笑)。

 ただ少々の難点もある。

 一つ目は設定が少々分かりにくし面倒だ。もっとも試行錯誤の結果をここに記すので一度やってしまえば慣れるだろうし使用するのは極めて簡単だ。

 二つ目は、現在はβ版ということで無料だが将来は制限的に無料版を残して有料版に移行するということ。現在のバージョンは2005年11月30日までしか使用できず、その後のバージョンアップについてどのようになるのか未定であること。
 この二つ目が少々不安で、慣れてしまったから有料版を買う羽目にならないとも限らない。でもまぁそれはそれだし、極端に非常識な値段でもなかろうと期待して依存することにした(別名「思うツボ」?(笑))。

1.CMN本体のダウンロード。そしてインストール。単純に起動して初期設定。

2.インストール先フォルダ(デフォルトではC:\Program Files\CMN)>を開いて見るとExtensionsフォルダが作られているからそれを開いておく。

3.機能拡張エクステンションのダウンロードをしてMixiに対応させる作業(LivedoorBlogやココログへの対応も同じ)。

mixi日記(コメント付)あるいはmixi日記
 少々機能は違うがこれらが一気に日記を読み込むツール。

mixiメッセージでメッセージが読み込める。

mixiコミュニティトピック(スレッドチェッカー)
ここに
 a.登録コミュニティ一覧を取得しコミュIDを表示するcmn_mixi_my_community_list.cps
 b.各コミュのスレッド一覧を取得しスレIDを表示するcmn_mixi_community_new_thread.cps
 c.新規発言/コメントがあったスレを表示するcmn_mixi_community_new_comment.cps
の3つのエクステンション(Plug-in)が含まれている。

 このaが取得したコミュIDが、bの設定で必要となり、bがスレIDを表示する。
またcのエクステンションはトップページにあるリストと同じでその中で興味を引くモノが有ればそのスレッドを読み込むためにその表示されたスレIDが必要となる。

 d.mixiコミュニティトピックこれは上記bcで取得されたスレIDによってスレッドを特定してカキコミを読み込むモノ。

 MixiがコミュIDとスレIDを別々にせずにツリー形式などで管理していればここまでややこしくならなかったはずで、腹立たしいが、これでようやく目的のコミュニティの発言内容に辿り着きます。

4.ダウンロードしたエクステンションを解凍して前述Extensionsフォルダにコピーする。

 (ここで今まで開いていたフォルダやブラウザは閉じてよい。必要と思えば同時に解凍されたReadMe.txtの類を読んでおく)

5.CMNのヘルプに有るとおり、巡回用フォルダの作成→プロパティの設定と進む。

 メッセージや日記のエクステンションについてはここで特にややこしいことはない。
以下、一番難物のコミュニティの読み込み手順に付いてハナシは進む。

6.まず前述「a.登録コミュニティ一覧を取得しコミュIDを表示する」作業。
 最初にこれから始めないと混乱する。
それなりのタイトルの巡回用フォルダを作成、
エクステンションにcmn_mixi_my_community_list.cpsを選択。
下段に指示が出るようにID欄に適当に記入。
そして「選択フォルダを巡回」を選んで参加コミュニティ一覧を取得する。

7.次に「b.各コミュのスレッド一覧を取得しスレIDを表示する」作業。

それなりのタイトルの巡回用フォルダを作成、
エクステンションにcmn_mixi_community_new_thread.cps を選択。

ここからは参加してるコミュニティ(というかスレッドを取得したいコミュニティ)の数だけ作業が繰り返されることになる。ここが一番の手間なので頑張って。

 さっきの6で取得されたそれぞれのコミュニティデータの最下段にそのコミュIDが表示されているからコピーするか記憶するか(まとめてメモするか印刷する手もあるけど)。
 ↓
 掲示板タブに掲示板を追加していく。編集ボタンで開く画面で「巡回」指定してコミュIDを入れてやるだけである。

全部指定し終わったら「選択フォルダを巡回」を選んで各コミュニティのスレッド一覧を取得する。
(このあたりで既に結構感動できます(笑))

8.気に入ったスレッドについて「d. mixiコミュニティトピックでカキコミを読み込む」作業。
それなりのタイトルの巡回用フォルダを作成、
エクステンションにmixi_bbs.cpsを選択。

取得したいスレの数だけ先ほどのコミュ登録と同じように「掲示板」タブにスレッドを追加していく。
その折に7で取得したスレ画面に表示されるIDと種別が必要になるが、いっそ「このスレッドをオンラインで読む」でブラウザで表示させてアドレスをコピーする方が簡単だと思う。
 そのときには「すべてを表示」させてアドレス末尾の「 &page=all 」までコピーするのを忘れないことだ。

そして
IDが○○なら
URLが
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=○○&page=all
あるいは
http://mixi.jp/view_event.pl?id=○○&page=all
となって個別スレの指定が終わる。

全部指定し終わったら「選択フォルダを巡回」を選んで各スレッドのカキコミを取得する。

これでようやく目的達成である。


あとは必要な時に「巡回」ボタンを押すだけだからかなり楽になる。

まぁカキコミ機能は未対応だからその場合はブラウザを開くか前述MixiCatの出番となるでしょう。

設定にしても、書くと作業手順も細かいけどやってみると同じことの繰り返しなのでIDが2種類有ることに混乱しなければそう難しくはない。

---------------------------------------------

 SNS(ソーシャルネットワークサービス)は先に2つほど入っていたのだが、あまり使っていなかった。
 忙しい(というか忙しくしているべきである)というのも有るが、なんとなくイメージ的に閉鎖的な気がして、嫌っていたというのが正直な感想。

カラオケボックスとスナックでカラオケ歌うのとの違い。
 スナックでカラオケを歌う、
つまり知らない人の前で「上手くもない」歌を歌うことは
恥ずかしいとかカッコがどうのと言う以前に気を遣う。
誰か常連さんの邪魔してるんじゃないか、とか
場の雰囲気を壊さないか、とかね。

でも人間生きてりゃ気遣いぐらい自然にできて当然だろう、
とか思うし
場の空気を読むのもそれはそれで楽しい、と俺は思う。

人格の都市化は孤独を産み、人により強く「ウチ・ソト」を意識させ
少人数だけで固まろうとし、排他性が強くなる、、ってハナシも有る。

大阪人と京都人の違いとかで言われるハナシと似ている。
京都人からすると大阪人の接し方は「なんや、なれなれしい」
となる。大阪人からすると「なんや、ええかっこしぃが」
となる。京都は古き都。大阪は日本最大の田舎。
 今はそんな違いも無くなってる時代の気がするけど。

仲間内だけじゃないと楽しめない、ってのは少し病気だ。
でも時代の病だって気もするし、
今さら目くじら立てるのも逆に大人げなく
かえってこっちが病気扱いされる(笑)。

 潰しの利く人間が少なくなった気がする。
何年も日常的に早稲田の大学生に接していてそう感じるのだが思い過ごしだろうか。


ruminn_master at 2005年09月26日 23:15 【電】Mixiコミュの一斉巡回ツールコメント(4)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年09月25日

【考】愛知万博最終日に思うこと 2

愛知万博もとうとう最終日。
バタバタと見に行ったあの日も早一ヶ月も前なんだなぁ、なんて思う。
最終日16時発表の総入場者数は22,005,777人。
最終日
今日の10時までだが、まぁ2200万人ほど。
70年の大阪万博が史上最多の6422万人だからその3分の1程度だけど
昨今の名古屋ブームの象徴というか情報操作の引き金みたいな愛知万博、
お祭り騒ぎの夏も終わった訳である。

今日は万博最終日のニュースを見ながら
ちょっと万博の胡散臭さ、
自分なりに会場でも感じた不思議な屈折について考えていた。

その前にまずは楽しかった。
いや楽しんだんだから後に揚げる批判サイトを語る資格も多少怪しい。
それは先に白状しておきます。

たった6時間しか居なかったけど自分なりに結構楽しめた。
相変わらずヒキが強い方で運が味方してくれた面もあるけれど
ネット上のHP、掲示板、Blogの情報にかなり助けられた。
会期も終わってリンクの意味も薄いけど・・・

公式HPと合わせて各種情報・イメージ収集に
0から愛知万博(愛・地球博)-交通手段や観覧予約情報
愛知万博特集 - All About
Enjoy愛知万博(愛・地球博口コミ情報)
ダンドリのイメージにるぽ!愛・地球博[愛知万博体験レポート]
見通しに『斬(ざん)』:愛知万博(愛・地球博)レポート
事前予約(キャンセル採り)の状況把握に
D.D.のたわごと:愛知万博・事前予約必勝法?!
企業パビリオンに諦めをつけるのに
暇リーマン通信: 愛知万博(愛・地球博)報告:トヨタ・日立観覧成功!!
パビリオンを選ぶのに
可もナシズム、不可もナシズム:愛知万博レビュー (最終版)

ここで改めて感謝したい。
今考えても充実した6時間だった。

男の子としてロボットだのハイテクだのが大好きだから
万博は全部回りたい、特に先端技術は、、、、なんて方だが
今回はその辺りを全部捨てて万博の意味合いとか考えて絞った成果だと思う。

根本的に愛知万博は瀬戸会場となった山を自然破壊して
そこで自然との共存と地球温暖化防止を訴えるという
悪い冗談みたいな計画だった訳で
それをまぁ環境保護団体だとか色んな切り口の反対運動が頑張った事情もあり
愛知万博を問う
愛知万博の失敗を静かに見守るサイト・天下り官僚を追放しよう!
NAZ・愛知万博(1998年1月〜3月)
ばんぱっくん資料庫
など他検索愛知万博 環境破壊
被害を少なくして長久手に本会場、瀬戸に小さく、となったらしいが
根本的に矛盾してることは否めない訳である。
(理屈はいろいろ有るだろうけど個人的にはどうも末広真樹子の行動が引っ掛かってた)

農業は自然破壊の始まりだし建築はもちろん自然を人間の都合に合わせる行為。
人間の文化は多かれ少なかれ自然との緊張を孕む。

万博のテーマは何度やっても(タテマエはともかく)
「人類の進歩と調和」バンザイでしか無いと思う。
スローガンのウェイトはもちろん「進歩」(出展企業の私益的技術の)だ。

人間が便利を捨てるとも思えないけれど少なくとも「バンザイ」してる場合じゃなさそうだ。

イベントとして矛盾だらけでも人が環境との関わりを考える契機になるのなら
それがせめてもの免罪符だ。観客としてもね。

地球温暖化で氷河や永久凍土が永久凍土が急速に溶けてるからこそ
マンモスやアイスマンが発掘されてる訳で
今回の万博は言ってることとやってることの矛盾がかなり根深く
まるでクラインの壺みたいなイベントだった気がする。

モノを考える契機としては面白かったし、
万博の「世界の国からこんにちは」という側面が楽しかったことは否定しない。

そう、ワニのサンドイッチもチェコの生ビールも美味だった。
それは正直に告白しておきたい。ここの基本はグルメBlogだしね。

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1.日本万国博覧会
(1) 会 期 : 昭和45年(1970年)3月15日〜9月13日(183日間)
(2) 場 所 : 大阪千里丘陵(約350ha)
(3) テーマ  : 人類の進歩と調和
(4) 参加国  : 77カ国(日本を含む) 4国際機関
(5) 総入場者数 : 6,422万人

2.沖縄国際海洋博覧会
(1) 会 期 : 昭和50年(1975年)7月20日
 〜昭和51年(1976年)1月18日(183日間)
(2) 場 所 : 沖縄(約100ha)
(3) テーマ  : 海−その望ましい未来
(4) 参加国  : 36カ国(日本を含む) 3国際機関
(5) 総入場者数 : 349万人

3.国際科学技術博覧会
(1) 会 期 : 昭和60年(1985年)3月17日〜9月16日(184日間)
(2) 場 所 : 筑波研究学園都市(約100ha)
(3) テーマ  : 人間・住居・環境と科学技術
(4) 参加国  : 48カ国(日本を含む) 37国際機関
(5) 総入場者数 : 2,033万人

4.国際花と緑の博覧会
(1) 会 期 : 平成2年(1990年)4月1日〜9月30日(183日間)
(2) 場 所 : 大阪鶴見緑地(約105ha)
(3) テーマ  : 花と緑と生活の係わりを捉え 21世紀へ向けて潤いのある社会の創造を目指す
(4) 参加国  : 83カ国(日本を含む) 37国際機関、18園芸関係等の国際団体
(5) 総入場者数 : 2,312万人

5.2005年日本国際博覧会
(1) 会 期 : 平成17年(2005年)3月25日〜9月25日(185日間)
(2) 場 所 : 愛知県瀬戸市南東部、豊田市、長久手町(約173ha)
(3) テーマ  : 自然の叡智
(4) 参加国  : ???
(5) 総入場者数 : ???
外務省外交政策のページより)



「万博」発明発見50の物語


国際博覧会を考える―メガ・イベントの政策学


虚飾の愛知万博―土建国家「最後の祭典」アンオフィシャルガイド


暴走を続ける公共事業


市民参加型社会とは―愛知万博計画過程と公共圏の再創造


ruminn_master at 2005年09月25日 22:00 【考】愛知万博最終日に思うことコメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年09月23日

【楽】上々颱風〜楽市楽座in江東〜 3

■公演日時:9月23日(金・祝)開場16:30 開演17:00
■会場:江東区文化センター
◆住所:東京都江東区東陽4-11-3
◆会場までのアクセス:地下鉄東西線東陽町駅1番出口より徒歩5分
■料金\5,000(税込・全席指定)
共催:(財)江東区地域振興会・江東文化センター
---------------------------------------------

東陽町は免許の更新以来かな。
東陽町の運転免許試験場の往き道には
日本名門酒会所属の名物店主の酒屋が有った。
「常温で放置してダメになるような酒はダメだ!」とか
色んな研究成果や主張が高校の文化祭並に店内所狭しと貼ってある。
もっとも
たしかに置いてある酒は旨口の良い酒が安い値段で提供されていた。
 前の更新のときに店構えのオーラに惹かれて入り
小一時間話し込み、気に入った酒を買い、名刺貰って帰ったけど
どこかに仕舞い込んで出てこない(失礼しました)。
 頑固オヤジや偏屈モノは、馬さえ合えば面白いし
商売人なら大体気に入られればサービスが良くなるもの。
(知らない人と出会うのはこんなことも面白いんだけど)

 今でもあるかな?有ったらオーラで判る店です(笑)。


閑話休題。そんな店には寄らずに江東区役所目指して進む。
その隣が江東区文化センター

会場入り口。10件ほどのフリーマーケットが並んでる。
手彫りのハンコ屋さんとか中古DVDの店とか。
フリマも一時からブームとかムーブメントになったけど
今は何かルーティンワークに入ったようで代わり映えがしなくなった。

上々颱風の公式HPには
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楽市=入口付近でのエコ雑貨、エスニック雑貨などの 約50店のフリーマーケット
楽座=上々颱風コンサート
合わせて「楽市楽座」! 楽しさ満載の1日!!
---------------------------------------
なんて宣伝されていたから50店も集まらなかったみたいだ。
連休で他に大きなフリマが有るとからしい。
出店料取られるし
イベントとしての告知もされてないものね。
ヒドイハナシって気もする。
商都大阪で育った身としては
東京のビジネスってどうも人に対する気遣い気配りに欠ける。
(まぁ会場も公の施設だし「御役所」の問題もあるだろうけど)
前述の頑固オヤジに見る如く
古い商売人はそれなりであっただろうから
都会での人の育ち、時代の問題なのかもね。

保健所の関係で
テキヤさんはともかく
フリマとしては飲食物は出せないというのもネックだろうなぁ。

050923ライブ会場
楽市がショボいんだから楽座も追って知るべしじゃないといいけど・・・
なんてファン同士、開場前には笑ってたけど
フタを開けると551席というキャパはほぼ埋まってて
久々に客の入りの良いライブだったと思う。

初めて見る人の多そうな客層に合わせたのか
キャッチーなのを最初の方に持ってきてたのは正解でしょう。
(ときどき地方でそういう気遣いが無くてファンの身で腹立たしいときがある)

まぁだからファンの飲み会を
通称「反省会」
正式には「アーティストに反省の色がないので代わりに反省する会」
と呼ぶ習わしなのだけど(笑)。

曲順は
ゲストにディアマンテスのアルベルト城間が来て
3曲パワフルなのやってくれるからそれとの繋がりってのも大きい気がした。


「八十日間亜州一周」とは久々に聴いたな。
これは未だにファンのアンケートじゃ上位曲でしょう。
「これが聴きたいからライブに行く」なんて時代も有るものね。

「けものみち」は久々。
最近のライブで映美ちゃんの怪人三部作
(卍、けものみち、ハリセンローズ)
全部が出てきてるし、単純には嬉しい。

でもまぁ今回は年末公演に向けての棚卸しじゃねぇか?(笑)

そういえばこの夏は「音頭取り」は やらなかったねぇ。
聞き逃しただけかな?

上々颱風9〜心の花〜(「けものみち」収録)
八十日間亜州一周(同曲と「音頭取りオンリー・ユー」収録)


ruminn_master at 2005年09月23日 18:30 【楽】上々颱風〜楽市楽座in江東〜コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年09月18日

【楽】徹夜でJazz 4

吉祥寺のライブハウスでの徹夜のJazzライブを聴きに出掛ける。
夜中の12時過ぎから明け方まで。地下から出たのは6時頃だった。

8月から遊びすぎで金欠だし、どうしようかなぁ、
だったけど
友人のオゴリに素直に甘えて楽しんできた。正解。
たまに色んな人の演奏に浸る幅を広げるのはいいもんだ。

ディープなJazzファンとかじゃないので
聴いてて「気持ちいい」とか「カッコイイ」とかしか判らなくて
アドリブがどうのとかコードが、リズムが、とか判らないけど
色んな「気持ちいい」のとか「カッコイイ」のとかが聴けた日でした。

---------------------------------------------
[ 渋谷毅企画 〜 月下楽遊、その2 体育館の裏で、、、 〜 ]
■日時:9月18日(日)の深夜より9月19日(月)の未明まで
■会場:吉祥寺スターパインズ・カフェ
■時間:開場24:00/開演24:30
■料金:¥4.500(当日\5.000)1drink付
◎エッセンシャルエリントン+
member:渋谷毅 [pf], 峰厚介 [ts], 松風鉱一 [as, bs, fl], 関島岳郎 [tuba]
guest:外山明 [drs], 林栄一 [as], 清水秀子 [vo]
エッセンシャル・エリントン

◎清水くるみセッション+
member:清水くるみ [pf], 是安則克 [b], 小山彰太 [drs]
◎古澤良治郎「ね」
member:古澤良治郎 [per, vo], 藤の木みか [per, vo], 早川徹 [b], 福島紀明 [drs], 佐藤帆 [ts]
guest:外山明 [drs]
◎渋谷毅 DUO with 外山明
duet with:小川美潮 [vo], 二階堂和美 [g, vo], 他
◎渋谷毅オーケストラ with 金子マリ「今回は大丈夫編」
member:渋谷毅 [pf, org], 峰厚 [ts], 松風鉱一 [as, bs, fl], 林栄一 [as], 津上研太 [as, ss], 松本治 [tb], 上村勝正 [eb], 石渡明廣 [g], 古澤良治郎 [drs]
guest:金子マリ [vo]
★美術:沢田としき
---------------------------------------------

昔から時々聴く機会を持てる渋谷さんのピアノって
見た目「なにげなぁ〜く」弾いてて
音はキッチリ身体に染み通って来る感じ。
こういうのが好き。

そういえば古澤さんも華奢な身体で
ドラム叩いてる姿に「筋肉」って感じないのに
音は一つ一つに顔があるというか、立ってるというか。

自然体の方がだいたい本当はパワフルなんだよね、何でも。

僕は全く楽器が出来ないし
(だからこそミュージシャンの考えてること知りたいとか思うのだけど)
音楽的なことは判らないのだけれど
「音」に何かが乗っかって聞き手にまで運ばれてくるのだとしたら
「音」に顔が無くっちゃね。受け止めにくいよね。

なんて思う。

判りやすい話で言えばシロウトのカラオケ。
自己満足で言葉が聞き取れない。口から出てくる「音」だってゴッチャ。
学園祭のロックバンドとかそんなのもそうだなぁ。

シロウトなのでボーカルの有る方が
少なくとも何を伝えたいのか判りやすくて有り難い気がするけど
CD何枚も出してるプロでも何言ってるか判らない人とか居るよなぁ。

歌詞が聞き取れるってそれだけで凄いことなのかも知れない。

でも「歌詞」みたいな顔してても「音」ってのも有るね。

古澤さんはそこらの看板やらラベルやら目に止まった
「意味有る言葉」を「音の有る言葉」に変えてしまう。

そういえば日本語というか大和言葉って文字より先に音があったってね。


ruminn_master at 2005年09月18日 23:45 【楽】徹夜でJazzコメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年09月15日

【電】ブログ投稿サポートツール 3

ブログを始めた頃、直書きしていたので
サーバーが拒否した場合(混雑など)に
元画面に戻ると作成した文章が消えてしまった。

かなりメゲた。文章が長いからなおである。

そこで色んなフリーソフトを試した。

ubicast Bloggerはその時点でライブドア未対応で
後に対応しても何か不完全だった。
ライブドア側の改良に付いていってなかったようだ。
今は改善されているかも知れないけれど
それでもエディターの操作感覚が気に入らなかったのでやめた。
(リターンキーを改行(BR)でなくて段落変え(P)にする)

このリターンキーの扱いは
このライブドアのWYSWUGオンラインエディターも同じみたいなのだが
テキストエディターを基本と考えると
リターンキーに改行以上の機能を持たせるのはオカシイと思う。
そのためオンラインエディターでも古い方を使っている。

しかしもう少し便利に管理画面と表示画面を行き来できないか?

簡単ウェブログ投稿アシスト

ベクター・レビュー

そこで今は専らこれを使っている。

要はブログに特化した
自動ログオンのできるタブブラウザなので
オンラインエディターを利用する訳だが
Yahoo!と違って
今のLivedoorはサーバーのレスポンスが悪くないので
「戻る」機能が使えるだけでも合格点と言える。

当分はこれで行くと思う。

ruminn_master at 2005年09月15日 19:33 【電】ブログ投稿サポートツールコメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年09月12日

【考】大きな選挙だったなぁ 1

とくに何主義とか何党支持ってこともない。
「正直者が馬鹿を見る」とかが嫌いだから頭の中は左だと思うけど
人間的な魅力は右の人の方が有るかなぁ、とか感じて生きてきた。

ただ常々、支持政党と投票行動は別であるべきだと思ってきた。
「頑張って欲しい」ということと「今、政治がどう動くか」は別だと思う。

たとえ少数派野党支持であっても
小選挙区制では「勝たせたくない」候補を利する行動は採るべきではない。
このマスコミの発達した時代、選挙区ごとの事情など説得力を持たない。

今回、少数派野党と大野党であるはずの民主党は違いが際だたなかった。
それでは単に従前の支持者を頼みにするばかりで
特定の支持候補を持たない大衆票にとって選択肢を絞れない。
のみならず二大政党制の一翼を担う政党と認識できない。
 今回の選挙戦を見てれば自民党が勝つのは当然だろう。

「政権交代のタイミングは今じゃないだろう」
「今政権交代したとして古い体質が変わるのだろうか。
 自民が負ければ古い体質はより結束して次の機会に蘇ろうとするだろう」
「それならいっそこの際古い体質の病根を絶った方が」

 そんなセンスで今回の自民党支持ってこともあるだろう。
 でも勝ち過ぎだよなぁ。3分の2もあればかなり何でもできる。

 そのクセ古い体質の代表みたいな候補が地方では相変わらず強くて
たぶん「古い体質の病根」を絶つまではいかないだろう。

 でもなぁ日本各地を旅行してて思うけど、
橋や道路が地元に欲しいと考えた人々が
「俺の税金はそのために使ってくれ」って訳にもいかず
国税で集めた金を地元に戻してくれるのが国会議員となれば
田舎じゃ「政策で投票行動を決める」って単純な図式も難しそうだ。

 ホリエモンには勝って欲しかったなぁ。
争点の「判りやすさ」がその壁を越えられるかどうかの試金石だったと思うから。

ruminn_master at 2005年09月12日 16:37 【考】大きな選挙だったなぁコメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年09月05日

【楽】古澤さん還暦祝いLive (アケタ版) 4

今日は古澤さんのBDライブの第2弾。誕生日に西荻アケタで。
それほどキャパのでかくないアケタ、そこが満杯で酸欠しそう。
地下だしタバコ吸う人多いしね。

ライブの内容は事務所とか関係者の人とかのHPに任せるとして
公式HP
両国の小部屋
オトメ☆コイチ
今日も元気でカッコイイ演奏だったね。

このライブに限ったことではなく
音楽自体に詳しくない僕は演奏を楽しんでいる時間は
頭の中では武術のイメージトレーニングしていることが多い。

 無理してそうしているというより、
自分にとって一番楽しいイマジネーションが拳闘やチャンバラで
「こうきたら、こうして、そしたらこうするはずだから、こう動く」
みたいなことなのだが、リズムに隙のない「カッコイイ演奏」だと
気持ちよく繋がる。
下手な演奏だと素人のボクシングみたいなイメージになりかねないので頭の中に浮かんでこない。
 不思議なものだ。

 若い頃に付いた武術の師匠に
「同じ音楽ばかり聞いてると動きのリズムが固定するので弱くなる」
「演歌ばっかり聞いてる奴は演歌みたいな調子でしか殴れない」
などと言われた。

 古澤さんの音楽にはこんな「居着く」心配が無いのも素敵だ。

ruminn_master at 2005年09月05日 23:15 【楽】古澤さん還暦祝いLive (アケタ版)コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年09月04日

【武】とある流儀の錬成会 3

今日は一日さいたまで武術の稽古をしていた。
今膝と肩を壊して修理中なので袴の付け方を忘れるほどに久々だった。

アレコレやって、久々でもそれなりには出来てそれ以上には出来ない。
まぁそれはいいんだけど、
やはり多人数を同時に教えるって難しいことだなぁと思う。

100人ほど。
ひとつの技を師匠がやってみせる。
何人か居る中間指導者が直して回る。
時間が来る。出来ない人は諦めるか勘違いするかどちらかで終わる。

できるまで付き合うべきなんだよなぁ、本当は。

でもって段階を明確に分けて「できるようにする」べきだと思う。

多くの武術は「居着く」ことを嫌う。それは日本も中国も変わらない。
日本武術は「居着く」ことの否定から指導が始まるように思える。
中国武術は「まずキッチリと居着く」ことができるか、から始めて
それからそれを否定していく。「定・活・変」という。
日本武術には「定」段階が無い、あるいは「活・変」との連続性がない。

これに限らず、全ての技術にはレベル、段階が有ると思う。

今回、ワザの外形は同じでも
師匠のワザは崩しの理合い(レベル3)とすると
師範代のワザは中心取りの理合い(レベル2)、
そして一般会員が出来てる方でも手足の協調(レベル1)、
否定されている動きが腕力と動きの勢い(レベル0)
という感じで、区別して丁寧に指導されないし
習ってる方も吸収する直向きさに欠けていた気がした。

丁寧にやったから伝わるって訳でもなくて
教える方と習う方の意欲や情熱、身体と頭脳、感覚など
いろんなものがシンクロしないと伝わらないものだから余計に難しいのだけど。

20年以上教わったり教えたりという立場に身を置いてきて
この難しさは一生ついて回るのだろうなとは思う。



杖道入門―全日本剣道連盟「杖道」写真解説書


ruminn_master at 2005年09月04日 17:00 【武】とある流儀の錬成会コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年09月03日

【楽】古澤さん還暦祝いLive (JIROKICHI版) 4

今日は恒例のJIROKICHI古澤さんBDライブ(本当の誕生日は9月5日)。
とりわけ今年は還暦のお祝いなので宴席ライブが連チャン仕様。
 今日はその第一弾。プレ誕生日かな?

古澤着火

古澤さん還暦おめでとう御座います。

m(__)m Congratulations on your birthday!


 古澤さんは不思議な縁で波長が合って友達になった超一流ドラマー。
年は一回り以上も上だけど、錆び付いてなんかいないカッコイイ男。





古澤消火

 古澤さんもドラムのみならず踊って喋ってと元気で楽しそうでした。
最初は「よそ行き」にジャケットなんて着てましたが途中から還暦祝いの赤いTシャツに赤いニット帽。
何着ても「似合わせる」不思議な人です。
 この写真は演奏終了後の打ち上げの折の「ハッピーバースデー!」ですから既に「よそ行き」に着替えてますけど。 

 今日の演奏はいつもの「ね.」のメンバーに渋谷さん、タイゾーさん、ガッチャン、かわいしのぶさん、まなぶ、そしてマントさんとパワーアップでした。
アルバム「ね」


ライブの詳細は事務所や関係者のみんなのHPにお任せします。
公式HP
両国の小部屋
オトメ☆コイチ



 自分自身の心持ちが武術家で自由人のせいもあり、
保守的な「慣れたことしかしたくない」とか「平穏無事でさえあれば」とか
そういう発想に馴染めない、楽しくない、許せなくなる。
けれど
年かさ重ねると周囲は家庭や立場も出来て皆が皆そんな人ばかりに見えてしまう。
最近は大学生だって安全第一、実利優先、快楽重視の損得勘定でモノを見る。
 せめてアーティストぐらい「末路哀れは覚悟の上」ぐらいの根性が欲しい、
(本当は「根性」なんかじゃなくて「好きでやってるだけ」なのが素敵です)
そんな想いの中で数年前に出会えたのが古澤さんでした。

 僕も武術の世界で2人の師匠に付き、
長年未熟なりに他人様を教えてきましたが、
古澤さんがお弟子さん達に説教してるのを側で聞いてると
弟子の立場で「自分もこう言われたな」も有れば
教える立場で「古澤さんのいいたいこと判るなぁ」とか
「伝わらないだろうなぁ」とか、いろいろ気づかされたりもします。

「一芸に秀でる」とか言いますが、何かを突き詰めてやりこんでいく
それは「好きでやってる」「他にやりたいことがない」などなど
色んな想いであったにせよ
そういうプロセス、生き方の中で人間って素敵になる気がします。

 武術の師匠がそうでした。
アチコチで出会った杜氏さんなどの古いタイプの職人さん達もそうでした。

そして 少なくとも古澤さんは僕の中で素敵な人間です。

 ワガママな酔っ払いって時間も多いんですけどね(笑)。


ruminn_master at 2005年09月03日 23:20 【楽】古澤さん還暦祝いLive (JIROKICHI版)コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年09月01日

【考】河内音頭アレコレ

河内音頭には何度も行ってるのだけれど、
踊り方となると
どうも帰ってきて考えてみるに明確な記憶に欠ける。

 賑やかな跳ね踊りの方に参加していた。

 世の中にはもっとたくさんあるようだが、
少なくとも錦糸町では大別して2種類に思える。
(静かな手踊り型)←→(賑やかな跳ね踊り型)
右・右(上)、・・・→円周内側を向いて左足を後、前
左・左(上)、・・・→(同じ)右足を前、後
右・右(上)、・・・→(同じ)左足を後、前で跳ねて時計回りに振り向き
左下、・・・・・・・→後ろ向きで右足で着地して跳ね、左足も着地
水平開き、・・・・・→(同じ) 左足で捨て拍子を踏み(両手を開く?)
右肩で2拍、左上・・→(同じ) 腰を振り振り3拍子

 見ての通り動作数が異なるし跳ね踊り型は手の動きはかなりバラバラに思った。
(数年前まではもっと揃ってたように思うけど)
あくまでも「明確な記憶に欠ける」状態で今年のを思い出してるだけなので
どこか間違ってるかも知れない。そしたらゴメンナサイ。

 ともかくこれが一緒の音頭に合わせて踊る訳でリズムとかテンポが微妙になる。
案の定、跳ね踊りの方は内周と外周で拍子を打つところがバラバラになったりした。

 だから何だか確信が持てないままに終わった気がする。

 もともと盆踊りは夏に一晩中踊ってるような性質のものなのだから
体力温存のために静かな手踊り型のはず、
開放感に裏付けされた祭礼踊りの派手なのとは異なるだろう。
青森ねぶたや土佐ヨサコイ、よさこいソーランと時代の流れか。

 古典的な手踊り型は大阪の河内地方、柏原市のHPに踊り方が有る
八尾市のHPに有った動画や音声は無くなっている)。
河内音頭の踊り方
河内音頭

 歴史的には江州音頭播州音頭の類も仲間というか先輩というか、踊り方だって近い。けれどそれはそれで個性的。

 難しいことはもっと音頭が好きな方々に任せますけど
大阪生まれの大阪育ちとしては「近所の盆踊り」として
河内音頭があった訳で、
まぁ街中だったからそれ程大きな賑わいではなかったけれど
なんとなく懐かしく、とても楽しい文化だと思います。

 それが東京に定着してきてるってことが今東京にいる身にとっては嬉しいし。
東京の情報はイヤコラセ東京で。

赤版河内音頭 東京殴り込みライヴ 「赤盤 」
青版河内音頭 東京殴り込みライヴ 「青盤 」


ruminn_master at 2005年09月01日 09:00 【考】河内音頭アレコレコメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年08月29日

【旅】ムーンライトえちご新宿行 2

ほとんど人気のない新潟駅。
酒田からの最後の連絡列車が到着する。
酒田でノンビリしていればこれで来てたはずだ。

えちご

窓際の指定席。列車はほぼ満席。

ボックスシートではあるけど、足元のヒーターユニットのせいで足が伸ばせない。

かなり窮屈である。

隣の席は女子大生かOLか、ワリと普通の女の子。
通路挟んで5人組ぐらいのリーダーらしい。
京都から18キップで旅行して3日目みたい。
時刻表片手にノートに細かく駅名を書き込んでいた。
「○○子の旅日記」とかタイトルまで付けて。
ブログかHPか会報かの下書きを書いているようだった。

窮屈な席で隣が色っぽい女の子だとますます眠りにくい。

結局さっき買った本は読み終えてしまった。

でも満腹で酔ってたのもあって2時間ほど眠った感触だ。

隣の女の子も「熟睡しちゃった」とか言ってたので
まぁ嫌がられなかっただけでも良かったんじゃないかな。
(なんせ焼肉食ってから乗り込んでるんだものね(笑))

朝方降りる段になると
隣の女性グループは今日は「お台場冒険王」に寄って
「ムーンライトながら」で東海道線を下るらしい。
(京都人だから「上る」と思ってる気がするが(笑))
それにしても久々に一から化粧してる女性の変化を見せて貰った。

女って化けるよなぁ。。。
(それが感想かぃ!(笑)ヾ(^^ヘ)。。。)


ruminn_master at 2005年08月29日 23:05 【旅】ムーンライトえちご新宿行コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

【書】ライブドア・ブログの解説本 3

帰りの夜行ムーンライトで眠れなかったらどうしよう。
持参していた本は読みきっていたので、そう思って新潟の駅ビルの本屋へ。

ブログを始めたばかりでよく判らないのもあって
その手の本から何か読もうかと思っていた。

本屋でアレコレ手に取ったけどどれもイマイチ違う。

けっきょくメインがライブドアのブログだから
まずはそれを使いこなすのが理解の早道だし
その解説書が一番良いかと思って
特に小遣い稼ぎをしようと言う意識は無いのだけれど
最終的にホリエモンの本を選んだ。



ライブドアブログで稼ぐ!儲ける!―堀江流勝てるアフィリエイト完全攻略


そもそも金儲けしようと言う人は合理的に動くはずなので
非常に判りやすい内容だし、結局のところ著作権を気にせずに
書籍の表紙写真が堂々と使える訳だし、アフィリエイトも何かと便利だと思った。

ともかく時代がそう動いてる以上は馴染んでおくに越したことはないと思う。

ruminn_master at 2005年08月29日 19:00 【書】ライブドア・ブログの解説本コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

【旅】酒田から村上行 3

ディーゼルなんて久々だった。

村上行

ロングシートの車両はクーラーが効いてる。

ボックスシートの車両は扇風機だ。

でもまぁ天気も良く風も心地よさそうなのでボックスシートにした。
足も伸ばせそうだし。

まぁまぁ快適な移動。あまり見慣れていない夏の日本海の景色。


村上で次の接続待ちで街に出たけれど何もない街だった。



少し離れるとジャスコだか何かあったけど
停車時間もそれほど長くないので
コンビニでパンと珈琲を買って昼飯代わり。
何と言っても朝飯をバカほど食べている。

駅前のコンビニにFOMAの充電器が売ってない(陳列棚すら無い)のが
「田舎に来てるんだなぁ」と思った。

酒田は都会であった。

ruminn_master at 2005年08月29日 16:42 【旅】酒田から村上行コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年08月24日

【雑感】 Blogなるもの 3

ずっと「Blogなんて」とか思ってた。

「戦士たる者、自分の日常を曝すことなど有るまじき」とか。
(一応「武術家」のつもりなので)

それに自分でタグを打ち込んだりCGIを組んだりして
独自の掲示板やHPを作ってきた身としては
「誰でも簡単に自分のHPが作れる」機能など無用と思っていた。

似たようなものはCGI掲示板の変形として作れるし。

 でもトラックバック、つまり積極的に半強制的にリンクを張る機能はどうにもならない。
 でもってネット上ではかなりこのトラックバックでの繋がりが強固に形成されつつあるし、自分のブログがないと何かと不便だと気づいた。

 後日書くけれど愛知万博の情報収集をしていて大半の情報がブログの形で提供されていた。自分勝手に考えれば御礼のコメントをそこに残せば済むだろう(もっと勝手ならROMで済ませてればいいし。ネットなんてそんなものだ)。

 でも「インターネットは無償の文化」(What you see is What you get)とのポリシーを素晴らしいと思う自分としては自分もそれなりに情報提供すべきだと気づく。

 日本のサイトのほとんどが宣伝広告か家族写真であった頃に比べればブログだらけで「単なる感想」まで検索に掛かってくる煩雑なネット状況とて「前進」だ。

 別に大した「情報」など持っていないが、ブログの山での情報とは客観より主観、個々人の感想の蓄積、比較対象が可能なリンク(トラックバック)なのだと思う。
正しい情報、客観的なデータで足りない部分を補う主観的に多用な形相。
 ならば料理や酒に関しては発言できる程度の経験は有るつもりだし、
それでも良かろうと思った次第。

 とにもかくにも作ってみないことにはよく判らない面もあるだろう。

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 そう思って作り出したら結構面倒だね。
思い通りの構成・デザインなんてことを考えるからだろうけど。
Livedoorって夜遅くなるとサーバーの反応ワルイし。

 ひとまずのページを作るのにかれこれ12時間ぐらい掛かりました。
 

ruminn_master at 2005年08月24日 03:56 【雑感】 Blogなるものコメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加
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