とりわけ落語

2010年04月25日

【楽】鶴瓶噺2010千秋楽 5

毎年やってるという東京でのトークイベント「鶴瓶噺」

3月に番外編を千葉で楽しんだその内容は2009年版。

2010年版の会場は世田谷パブリックシアター、とっても通い慣れた(笑)会場です。上々颱風が毎年やってる場所だからね。

鶴瓶噺00

笑福亭鶴瓶公式サイト「つるべ.net」
『鶴瓶噺2010』
構成作家、高須光聖の日常をお届けします : 鶴瓶噺
鶴瓶噺2010/レッツエンジョイ東京

鶴瓶噺は落語をしないフリートークの会なのは有名なはずなのだけど、最近になって落語をやることの増えた鶴瓶師匠(笑)、「落語会」だと思って来た人が結構居たということで初日からして方針変更、鶴瓶さんの実話を落語に仕立てた「私落語」を毎日1席スタンダップでやっていたそうです。

千秋楽は「おかぁちゃんのクリスマスツリー」でした。聴くのは「落語として」だけ数えても3回目ぐらいだけど、どんどん練られてきて面白く聞きやすくなってます。

で、そもそもの2010年版鶴瓶噺の趣向は「ツルデミー賞」というアカデミーのパロディ、鶴瓶さんの映画・ドラマの出演作とそのエピソードが語られ、上手い下手じゃなくて「笑える」シーンが受賞していました。

トークのテーマ、千葉のとき「人には可愛がられなアカン」でしたが、今回は「縁を大事にすると運も付いてくる」だったかな。

ファンの人、街のオバチャンまで含めて、一つ一つの出会いを「面倒だ」と切ってしまわずに大事にしてるからこその鶴瓶噺、鶴瓶さんの面白さ、キャラクターなのですから、納得のいく処世訓ですな。

有名人は「関わると面倒」ってバリア張ってるような人ばかりの中で鶴瓶さんは貴重でしょう。

うん。

自分も昔から「運・縁・勘」はイイ方と嘯いて生きてきております(笑)。

モノには限度というのは当然あるけど(笑)、「じゃまくさい」ってなことを言ってたら生きてること自体「じゃまくさい」だろうと思う。

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ruminn_master at 2010年04月25日 21:19 【楽】鶴瓶噺2010千秋楽コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年03月27日

【楽】立川談春25周年 スペシャル独演会 −THE FINAL- 「たちきり」 5

今月一杯で閉鎖となる東京厚生年金会館大ホール、最後のラインナップが立川談春、さだまさし松山千春、ってのは「凄いこと」(by高田文夫)ですが、その立川談春師匠の独演会。

赤めだか
赤めだか
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立川談春独演会01

立川談春25周年スペシャル独演会
 −THE FINAL-「たちきり」


立川談春独演会02

立川談春25周年スペシャル独演会−THE FINAL-「たちきり」

3月27日(土)

東京厚生年金会館(大ホール)

13:00開演(追加公演)

チケット発売開始3/6

会場◆東京厚生年金会館(大ホール)
   <JR「新宿駅」下車15分or西口より都営バス練馬車庫行き「厚生年金会館」下車
    丸の内線「新宿御苑駅」下車徒歩5分
     都営新宿線・副都心線「新宿三丁目駅」下車徒歩5分>
   新宿区新宿5−3−1 電話 03・3356・1111

演目◆たちきり 他(内容は夜の公演と同じです)

料金◆SS席 5500円(全席指定・税込)
S席 4000円(全席指定・税込)
    A席 2500円(全席指定・税込)
    B席 1000円(全席指定・税込)
※未就学児の方のご入場はご遠慮ください

時間◆開場12:00
   開演13:00(当日ロビーにて「お楽しみ」あり!)

(中略)

お問い合せ◆サンライズプロモーション東京

立川談春 Official Homepage

初期の東西落語研鑽会で聴いて以来なので久々、「天狗になってる」(by立川一門の皆様(笑))と評判の噺家さんの大公演を楽しみに伺いました。

(以下演題参考リンク):落語あらすじ事典 千字寄席  

立川談春独演会03

1席目は粗忽の使者

この独演会、大スクリーンを高座後方頭上に掲げ、2000人規模の大ホールでの3階のお客さんにも仕草の細部が見えるように配慮されてますが、噺に入る前にそこに映される映像がいわばマクラの代わり、今回の談春さんは仲入り前の2席では高座に上がるとほとんどマクラも無しに噺に入ります。

この噺のマクラVTRは談志師匠が東京厚生年金会館大ホールのステージに同じような趣向で上がった折の、師匠と談春さんの姿でした。

何でもこの東京厚生年金会館大ホールで最初に落語会をしたのが師匠の立川談志さん、そして最後が今評判のその弟子談春さんとはひとつの面白い趣向でしょう。

噺の方は、侍2人、馬引き、職人と描き分けて、かなり笑わせてくれる江戸の滑稽噺となってました。

2席目は愛宕山。元は上方落語で京都が舞台の噺ですが、江戸落語に引き直されてからも既に名人名席が数多い一品。

この噺のマクラVTRは今は亡き古今亭志ん朝師匠との思い出を語るもの、その十八番だった「愛宕山」をやってみようという趣向で、実際に談春さんが京都の愛宕山を訪れた映像、今現在京都で唯一「かわらけ投げ」の可能な神護寺で「かわらけ投げ」をやってみた映像から、噺へ。

かなり体力の必要な噺で、実際に高座の上で大汗を搔きながらも、幇間の一八がだんだん疲れてくるところや空元気で見栄を張る処など繊細に表現してました。天然の阿呆が出てくる1席目の滑稽譚と異なって、見栄とか欲とか人間の業を描いて笑わせる噺。

これもまた違うタイプの「笑い」を導いて実に上手い。

休憩を挟んで、トリはこの公演のタイトルとしてネタ出し済みのたちきり。「たちきれ」とか「たちぎれ」とか「たちぎれ線香」とか演目名は様々ですが、噺の流れはほぼ同じ。演者によって演出は異なるけど、元は上方落語の人情話。

この噺ではVTRをマクラにすることなく、色街では線香で時間を計るんだ、などの蘊蓄をマクラに噺へ。

色々な人のを聴いてますが、これはまたかなり大胆な演出で笑える部分をザックリ切り捨てて見事な人情話に仕上げていました。

でもって男でも泣けそうな人情噺。

ここまで来ると落語と言うより、まるで「独り芝居」でした。


3席どれも凄かったです。たしかに天狗になるだけのこと有りますな(笑)。

当分は談春師匠の高座を追いかけますです。

赤めだか
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2010年03月09日

【楽】あなたの街でツルベ噺。in千葉 5

落語をやるようになった笑福亭鶴瓶「師匠」の全国ツアーの第2弾「笑福亭鶴瓶 JAPAN TOUR 2009-2010」、落語の方は気に入った客演の会が遠かったりチケットが取れなかったりで諦めたんだけど、トークショーの追加公演が出たので千葉まで。

あなたの街でツルベ噺。 (千葉市民会館大ホール)

鶴瓶噺01

夜の部は敵性「虚人」ファンのヨネスケをゲストにしての落語会だったので千葉公演は行く気にならなかったし(笑)、鶴瓶のフリートークはその落語よりオモロイ(笑)んで御の字です。

鶴瓶のラジオで思春期を過ごした世代だしね。当時の大阪のラジオと言えば「つるべ・あのねのね・アリス」ってトコでした。

当時の鶴瓶ができる落語と言えば(ご本人曰く)「 いらちの愛宕詣り」1本、鶴瓶上岡パペポTVの時代で(これもご本人曰く)7本だったネタも今では42本になったそう。

鶴瓶噺02

2時から始まって4時過ぎまでひたすらに鶴瓶の立ち話(笑)。

全て日常の事実、雑談ですが抱腹絶倒、波長が合うんでしょうけど誰の落語でもこんなに笑ったことはないってレベルです。

途中で映画「おとうと」のハナシから、仲のいい吉幾三さんが、極々プライベートに鶴瓶さんのために作った「姉ぇちゃんへ」の吉さん歌唱・演奏のデモテープが流されました。

「ええ曲でしょう〜!?作ってくれたんはエエけどオレはこんなんよう歌わんし、これが世に出えへんなんてモッタイナイから、こうやってアチコチで流して吉が歌わなアカンようにしたんねん」

って(笑)。たしかに「エエ曲」でした。

さてどうなりますか(笑)。


「鶴瓶噺」自体は長年東京と大阪で継続してるトークショー企画で発売早々に完売する代物ですが、今回のは落語会でせっかく地方を回るのだから、追加公演をやる(つまりこの落語会も早々に完売御礼)ことになったからには何かオモロイことを、という訳で各地で「鶴瓶噺」を披露することになったようです。

鶴瓶噺という企画は2時間ほどのフリートークで〆だけは各年度の決め事のテーマを設けるというもの。
 今回は「レーコちゃん」として大阪ではテレビに出る訳でもないのに有名な奥様の玲子夫人との馴れ初めから今まで。

それこそ高校時代のラジオ「鶴瓶・新野のぬかるみの世界」でも、大学時代に最初は実家からビデオを送って貰ってまで見た「鶴瓶上岡パペポTV」でも何度も聞いたことのあるハナシなんですけど、何度聞いても笑えるのが「つるべ」ならでは。

オモロかった〜

そういえばしばらく落語の方を聴いてません。

今日は「つるべ」でしたが(笑)、今度また「鶴瓶師匠」の一席に伺いたいと思います。

ruminn_master at 2010年03月09日 16:11 【楽】あなたの街でツルベ噺。in千葉コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年01月29日

【楽】J亭 立川談笑落語会 四季 冬part 2 4

虎ノ門JTビルのコンサートホールでの立川談笑落語会も始まってもうすぐ1年。「春夏秋冬」最後の冬のPart2でした。

次シーズンの「花鳥風月」からは事務所受付でなくてチケットぴあ取り扱いとかになって3回連続で取るのも難しくなり、発売開始日が他用中で30分ほど出遅れたら売り切れ。
 ラジオ体操じゃないけど(笑)どうせなら皆勤狙いの性分、初回が取れないのは縁起が悪いので次シーズンからは行きません。御縁もあと2回だけとなりました。ここの落語会なかなか面白かったんだけどねぇ。御縁なんてそんなもんです。

さて今日のゲストは瀧川鯉昇師匠。久々だったけど相変わらずお江戸の噺家さんって感じですな。

JT亭談笑落語00

1席目は談笑師匠の「時そば」
 上方落語の「時うどん」では友達仲間2人の掛け合いが見所ですが、江戸落語では他人が上手くやったのを陰で見ていて勝手に真似する間抜けぶりという型、そのセンは守ってましたがひとヒネリ、2軒目の担ぎ蕎麦屋が貧乏臭いのが多いやり方ですが、談笑さんのは辛気くさい(笑)。細かいところで笑わせるだけのポピュラー過ぎるネタを何とか工夫しようというトコトンの根性ですな。

2席目が鯉昇師匠の「二番煎じ」。あまり聴けないネタですが、なるほどたしかにコレは難しいと思う。5人ほどの酔っぱらいを演じ分けるだけとも言える噺。微妙な違いを説得力持たせるだけの演出と演技力みたいなものが必要です。
 鯉昇師匠は朴訥な調子のしゃべり方ながらリズムが良くて惹き込まれる。キチッとした江戸落語の感じで面白かったです。

トリは大ネタ、談笑師匠の「芝浜」昨年末の立川流日暮里寄席でも聴きましたが、またサゲも運びも変えていましたね。
 でも本来のサゲを十分に知ってるような客層なので、それを通り過ぎたぐらいから客席には不安感が(笑)。その不安感に抗うように反応を探り探りなのかサゲになりそうなポイントを何度も過ぎながら、「なるほど〜そうきたかぁ」でサゲましたな。
 けどちょっと考えオチになったので客席全体としては「え?終わったの?」って感じでしたね。談笑師匠が頭下げて〆なかったら動かなかったかも。
 でも「イイハナシ」に纏まってるこのサゲも気に入りました。中身は書きませんけどね。



このJT落語の帰りはいつもの新橋魚や

魚や01

フグ皮の煮凝りがお通し。

魚や02

ヒラメもカワハギも無かったけどスズキの薄造り。スズキは香りと歯応えがいいんだよね。

魚や03

白子鍋。これは鱈のだけど酒の方は河豚のヒレ酒にしてました。

今日は達者な食うハナシ飲むハナシばかりだったので酒が旨かったです。





ruminn_master at 2010年01月29日 21:11 【楽】J亭 立川談笑落語会 四季 冬part 2コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年12月03日

【楽】立川流日暮里寄席(2009年12月席) 4

タダ券貰ったので、初めて行ってみましたが、なかなか面白かった。

立川流日暮里寄席00

客層は・・・何というか・・・落語ってこんなもんなんだろうなと思うけど、遅れて途中で入って来るのが大半で、最中もガサゴソ、とくに近くにいたジィサマはカサカサと買い物袋が五月蠅いし靴でステップ踏むし無茶苦茶(笑)。。。かといって注意してケンカするには狭い場所なんで気まずいしねぇ、なかなかその不快感は強烈でしたが、落語会としては面白かったです。

場所は日暮里のサニーホール、南口を出て、右の方の繁華街の中、ホテルラングウッドの4階です。120席ぐらいの教室ぐらいの広さの部屋。

12月3日(木) 18:30〜21:05

日暮里寄席

泉水亭錦魚
立川平林
立川談之助
桂文字助
-- 仲入り --
立川雲水
立川左談次
立川談笑

日暮里・サニーホール

¥2,000

立川流一門会


で、実際の番組は

立川三四楼 : 「垂乳根(たらちね)

泉水亭錦魚 : 「時そば(ときそば)

立川平林 : 「一目上がり(ひとめあがり)

桂文字助 : 「谷風情相撲(佐野山)」

立川雲水 : 「くっしゃみ講釈

-- 仲入り --

立川談之助 : 「笑点の未来」

立川左談次 : 「長短(ちょうたん)

立川談笑 :「芝浜(しばはま)

<参考>
落語のあらすじ 千字寄席  
上方落語メモ【世紀末亭】 / 構成・仮隠居

前座さんの「たらちね」は上方落語で言う「延陽伯」、立て板に水の如く武家言葉なり京言葉なりを捲し立てなきゃならない、いわば口慣らしネタなんでしょうけど、リズムが良ければかなり笑える噺。

続く二つ目さんの
・泉水亭錦魚 : 「時そば(ときそば)」
・立川平林 : 「一目上がり(ひとめあがり)」
も含め、他流よりは平均値高い気はするけど、落研落語の上手な方って感じで、、、やっぱ、まぁまぁかな(笑)。

キャラが立ってきて、噺がシッカリしてくると個性が独自のフラに見えてくるんでしょう。

本来の番組表では次の出番だった立川談之助さんは出トチリしてまして、それも八王子の自宅に「まだ居た」とかで(笑)、後回しとなりました。

桂文字助師匠の相撲話は余人を許さずって名人芸ですな。

立川雲水さんは「真打ち昇進おめでとう」って時だそうですが、上方落語なんですな。「くっしゃみ講釈」は枝雀さんで聴いたような型。

仲入り後にようやく立川談之助さん登場。寄席でしかできないアブナイ噺なんでしょう。「笑点」と落語芸術家協会の関係について客席を笑わせた一席・・・というか漫談?(笑)

立川左談次師匠の「長短(ちょうたん)」は味で聴かせる感じ。

立川流は、いわゆる「人気者」以外の層が厚くていいね。

で、大トリはここ1年毎月聴いてるような立川談笑さん。

何をやるのかな、とか思っていたら
「ここでトレーラーに乗ったら破門だ」とかいいながら、担ぎの魚屋が女房に起こされて嫌々ながら早朝の魚河岸に仕入れに出て、財布拾って・・・とマトモな(笑)「芝浜」に入っていきました。

「シャブ浜」は談志師匠から禁演を言い渡されたそうですから、そりゃもう師匠の「目の黒い内は」(笑)、聴けないんでしょう。
 本では読めるけどね。

超(スーパー)落語! 立川談笑落語全集
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で、「マトモな方」の「芝浜」ですが、これとて古典を改作して現代に通用するようにする立川流のホープらしく「腑に落ちる」方向に噺を流して・・・でもいつもの悪い癖で(笑)サゲを通り過ぎてもう一捻り工夫して、、、「どうなるんだろう?」って不安感の下(笑)、オモロイのは文句なくオモロイんだけど、観客は何となく煙に巻かれたような微妙な笑いで終わったかな?複雑すぎると頭捻ってる間に終わっちゃうので少しオイテケボリになるからでしょうか。

来月は旅行中だけど、また今度は自腹で来てみましょうかね。この値段で7席、C/Pも良く、平均値以上には面白かったです。



ruminn_master at 2009年12月03日 21:52 【楽】立川流日暮里寄席(2009年12月席)コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年09月05日

【芸】年内休養宣言直後となった立川談志一門会 4

談志師匠は落語こそなさいませんでしたが、ジーンズにジャケット姿で高座に登場、胡座をかいておもむろに体調報告、そして弟子のこと、落語界のことなど、お好きなジョークを10本ほど交えて20分ぐらいは口演され、観客を笑わせてくれました。

「休養宣言」以前に見たときより元気に思えたのですが、それはやっぱり入院して酒を抜いてるからかも知れません。

医者に言われたそうです。「手癖が悪い」って(笑)。

前進座談志一門会03

先日体調不良で「年内休養宣言」をしたばかりの立川一門家元の立川談志師匠。
年内休養のお知らせ

この度、立川談志は体調不良の為、年内中の活動を休止させて頂くこととなりました。
ファンの皆様、公演及び番組関係者、そして何より公演のチケットをご購入頂いたお客様には、
ご心配、ご迷惑をお掛けし深くお詫び申し上げます。
詳しい経過としては、まず8月14日に本人から「体調がすぐれないので、暫く休みたい」との申し出がありました。確かにこのところ体力の低下が著しく、8月下旬に医師の診察を受けたところ、「糖尿病により約3ヶ月の外来治療、入院治療、および自宅治療を要する」と診断されました。協議の結果、現状では仕事の続行が不可能と判断し、9月から年内の全てのお仕事をキャンセルさせて頂くこととなりました。
復帰の時期は、今のところ未定ですが、談志本人も体調が回復し次第、仕事を再開したいと考えております。一日も早く皆様の前でよいご報告が出来ますよう関係者一同最善の努力をしていく所存でございます。どうかご理解賜りますようお願い申し上げます。

≪談志からのコメント≫

とにかく体調不良でご迷惑かけてすみません。

               立川談志
TOPICS

先日、この「休養宣言」直前のJ亭 立川談笑落語会 四季 夏part 3を見に行ったのですが、かなり身体がお辛いご様子で、件の「休養宣言」は「やっぱりな・・・」でした。

ところがこの前進座劇場での一門会には「這ってでも出る」とのこと。。。
おはようございます☆ 前進座劇場です  9月5日立川談志一門会についてのお知らせ
9月5日の前進座公演に関しましては

「9月5日は何が何でも前進座劇場に参ります。」

とのご連絡をいただいております。

当劇場と致しましても

不測の事態ではございますが

予定通り開催させていただきます。
おはようございます☆ 前進座劇場です  9月5日立川談志一門会についてのお知らせ



実は夕方まで完全に高円寺 ジロキチでの古澤さんのBDライブに行くつもりだったんだけど、談志ファンの友人から

「連れがインフルエンザで行けなくなったんで一緒に行かない?」ってお誘い。

半日がかりでようやく取れたってプラチナチケット、無駄にする訳にはいかないってことで、急なレスキュー要請です。

まぁ古澤さんの方は今月は他にもライブがあってまだ元気そうだし(笑)、元気な人よりは死にそうな人(畏)を見ておかないとね、ということで有りがたく友人の誘いに乗った次第でした。

大昔に上々颱風のライブで来て以来、久々の吉祥寺前進座劇場

前進座談志一門会01

思ってたより駅から遠くて周囲に何も無い感じ。

前進座談志一門会02

たまたま見つけた喫茶店でちょっとした腹拵えをしてから入りました。

前進座談志一門会04

劇場としては小さくて、大きな落語会をするにはちょうどいい感じ。

唖の釣り(おしのつり) 平林
ちりとてちん 志遊
はてなの茶碗 文都

<仲入り>

短命 志らく

ご挨拶 立川談志

(以上の落語演目解説リンク先:落語のあらすじ 千字寄席  

最初の平林さん、前座さんなんでしょうか。大学の落研っぽい感じでしたが滑舌はよく、稽古量はチャンとある感じ。

次の志遊さんの「ちりとてちん」、江戸落語で言うと「酢豆腐」ですが、上方落語の型に近くやってられましたね。

仲入り前の文都さんの「はてなの茶碗」も米朝師匠の型でしたが、なかなか風貌と相まって油屋さんの演技がお似合いでした。
 でも何というかやっぱり「江戸っ子の駄目な奴」って感じですね、短気で損する感じの。やっぱり「大阪の駄目な奴」ってのは「ええ加減な奴」って風情なので、そこはわざとなのか自然なのか少し不思議な感じもしました。
 上方落語で聞くと最後のサゲで油屋について「アホチャウか(笑)」って笑えるんだけど、今日の感じだと少しこの油屋が腹立たしい。「なんてことすんねん!」ってことで。
 それはネタとして親孝行&親不孝の部分を膨らませてるからこその反作用でしたが、狙った効果ならいいけど、どうなんでしょうね。

仲入り後の志らくさんは流石の口舌だし、綺麗にやるのが難しそうな「短命」をギリギリ下品にしない範囲でやっておられました。

こうしてみるとみんな滑舌がいいというか口舌が流暢なんだけど、年期の違いというか上手下手は演じ分けとか人物描写の深みや細やかさに出るんでしょうね。
 でもって細かいからいいとは限らない気もします。
 自分は聞いてるだけですけど、落語って悩み始めると難しいんでしょうね。

前進座談志一門会05

前進座 立川談志一門会出演についてのご説明

去る8月26日、当ホームページ及びマスコミ等でお知らせした通り、立川談志は年内体調不良の為、年内中の活動を休止させて頂きました。
現在は、医師の指示に従い、自宅療養、入院治療などを行なっております。その最中の9月5日に「前進座 立川談志一門会」の舞台に上がったことについて、一部のファンの皆様の間で混乱が生じているとの情報が入りましたので、事情をご説明させて頂きます。
今回の出演は、患いながらも高座を務める弟子がいた為、談志が励ましたいとの思いで会場に駆けつけた次第です。もちろん主催者へは、ご挨拶での出演の可能性があるかもしれないと事前に示唆してあったものの、体調如何によって当日まで確実なことは言えず、当日のパンフレットに記載の通りあくまで"出演予定”ということで対応させて頂きました。
今後の公演につきまして、様々な憶測が飛んでいるとの情報もございますが、出演をキャンセルした年内の公演への出演は一切ございません。
重ね重ねファンの皆様には、ご心配、ご迷惑をお掛けいたしますが、どうぞご理解賜りますようお願い申し上げます。
TOPICS

どうやら談志一流の「侠気」でご挨拶に出てこられたようですね。

そういう凛とした気概があればきっと回復されると信じたいですね。

「年内休養宣言」の前後を挟んでの談志師匠を見ることが出来ました。これも何かのご縁って思いですが、是非また元気な長講一席を伺いたいものです。

生で「芝浜」聞いたのずいぶんと前だものなぁ。

ruminn_master at 2009年09月05日 21:42 【芸】年内休養宣言直後となった立川談志一門会コメント(1)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年08月21日

【芸】談笑と談志 <J亭 立川談笑落語会 四季 夏part 3> 4

談志師匠、キツそうでしたけど、何とかかんとか「疝気の虫(せんきのむし)」をやり終えて、師弟愛に支えられて照れくさそうに高座を降りていかれました。
年内休養のお知らせ

この度、立川談志は体調不良の為、年内中の活動を休止させて頂くこととなりました。
ファンの皆様、公演及び番組関係者、そして何より公演のチケットをご購入頂いたお客様には、
ご心配、ご迷惑をお掛けし深くお詫び申し上げます。
詳しい経過としては、まず8月14日に本人から「体調がすぐれないので、暫く休みたい」との申し出がありました。確かにこのところ体力の低下が著しく、8 月下旬に医師の診察を受けたところ、「糖尿病により約3ヶ月の外来治療、入院治療、および自宅治療を要する」と診断されました。協議の結果、現状では仕事の続行が不可能と判断し、9月から年内の全てのお仕事をキャンセルさせて頂くこととなりました。
復帰の時期は、今のところ未定ですが、談志本人も体調が回復し次第、仕事を再開したいと考えております。一日も早く皆様の前でよいご報告が出来ますよう関係者一同最善の努力をしていく所存でございます。どうかご理解賜りますようお願い申し上げます。

≪談志からのコメント≫

とにかく体調不良でご迷惑かけてすみません。

立川談志

TOPICS

早く良くなって頂きたいです。

談笑と談志01

最近一生懸命予約入れて足を運ぶようになってる立川談笑の落語会「J亭 立川談笑落語会 四季」、ずっと面白いけど今日はおおごと。

なんと言っても本日のゲストは師匠の立川談志家元登場でしたから。

談笑と談志02

談笑さんの緊張感はかなりのものだったのでしょう。

仲入り前には師匠はまだ到着していなかったのですが、1席目のお化け長屋からして何だか本調子じゃない様子。

落語のあらすじ 千字寄席   : お化け長屋(おばけながや) 落語を読むと本来のサゲはイマイチ分かりにくい、というか最後までやらないのが普通のようで、談笑さんもお化けバナシが上手くいかない段でサゲにしてました。

まぁこの1席目に限らず立川流の当然として噺の工夫はされてて面白かったけど、でもまぁ何だか気もそぞろな感じだったかな?

おそらく師匠の体調の心配もあったんでしょうね、後から考えると。

2席目の片棒はもっと大胆。3兄弟こそ登場してるけどキャラを濃くすることで途中で終わる構成、タイトルと無関係の場所で終わってます。

落語のあらすじ 千字寄席   : 片棒(かたぼう) 落語

仲入り後の3席目は青菜、桂枝雀を思わせる激しいアクションの演出でしたが、噺を大きくは弄ってはいませんでした。

青菜(あおな)  落語: 落語のあらすじ 千字寄席  

この3席目の途中で師匠は到着したようです。

そしていよいよ立川談志家元登場。

前座さんのように座布団返してお茶を用意してメクリを替えてと働く談笑さんは何だか少し嬉しそうにも見えるぐらいの甲斐甲斐しさ。

その談笑さんに後見される感じで家元は高座に上がられました。

最初は声を出すのもしんどそうで、ご本人も小咄2つ3つか「やかんの半分とかで」帰ろうと考えていたとのことでしたが、客前で喋ってるウチに乗って来られたのか、有りがたいことにネタに入られました。

「何の噺かな?」

とか、かなりの落語ファンばかりの場所だったように思うけど、みんな頭の中で「???」で探り状態、多少構成を変えてられたので「ん?代脈?」とか思ったけどそれもどうやら「違うな」と。

実は
疝気の虫(せんきのむし)
」の噺の途中から始まったのでした。

キーワードの「別荘」も「蕎麦」も「唐辛子」も飛んじゃってるから後々困る訳で・・・

談志師匠もすぐにご自身で気付いたようで

「最初からやっていい?」

って(笑)。聴衆も愛に溢れてますので(笑)「どうぞどうぞ」と大拍手。

その後もアッチャコッチャしたり、雑談が挟まったり色々しましたけど、とにもかくにもサゲまで辿り着きました。

そんな状態なのにチャンと笑えるのは呼吸とか間とかの芸のチカラだと思います。「緊張と緩和」。

高座を降りるときも談春さんに思いっきり後見されて照れくさそうにしてるのが可愛い大師匠でしたね。

何でも転んで右足を骨折してるそうで、それで高座に上がられるだけでも凄いけど、何だかんだ言って芸になるところ、可愛げ=魅力があるところが凄いです。73歳。

師弟愛と演者と聴衆の間の愛のようなモノで包まれた貴重な一席でした。

本日の演目を談志師匠自体の厳しい目から「疝気の虫」とは認められないかも知れないけど、自分たちはイイモノを見せて頂いたと思います。

【本日のトリの演目】=「人間 立川談志」

って感じでした。不思議な話ですが元気貰った。凄いもん。

家元も頑張って下さいませ。

立川談志が年内の仕事キャンセル「とにかく体調不良」(サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース

8月26日16時17分配信 談志が年内の仕事キャンセル「とにかく体調不良」 - 芸能 - SANSPO.COM

立川談志が年内の仕事キャンセル「とにかく体調不良」

 落語家の立川談志(73)が26日、体調不良のため年内の仕事をすべてキャンセルすると所属事務所を通じて発表した。談志は5年前から糖尿病を患っており、今月14日に本人が「体調がすぐれないのでしばらく休みたい」と申し出たという。談志は「とにかく体調不良でご迷惑かけてすみません」とのコメントを発表した。命に別状はないという。

 談志は手足のつり、足元のふらつき等の症状に加えて、体力の低下が著しく、今月下旬に医師の診察を受けたところ「糖尿病により約3カ月の治療、入院を要する」と診断されたという。これを受けて、本人、関係者、医師が協議した結果、現状では仕事の続行が不可能と判断し、今年いっぱいの仕事をキャンセルすることにした。

 復帰の時期は未定で、まずは治療、静養に専念、談志本人の体力が回復し次第、仕事を再開する。また、昨年秋に発症したのどの病気「声門がん」についてはほぼ完治し、転移、再発などの心配もなく、今回の病状とは関係ないという。

最終更新:8月26日17時57分

サンケイスポーツ
立川談志が年内の仕事キャンセル「とにかく体調不良」(サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース


家元が頑張った分、終演時間も普段より30分ぐらい遅かったので帰りの一杯はいつもの魚や 新橋店のラストオーダーには間に合わず、こっちも馴染みですが焼肉屋の大盛苑になりました。

大盛苑01
大盛苑02

個人的には、厚切り肉が美味いのはココが一番。

いい日でした。

2009年06月19日

【楽】J亭 立川談笑落語会 四季 夏part 1 4

初回、1回飛ばして3回目と来て、4回目の今日から3回は「夏」の部。

「夏」も1回目と3回目のチケットを取ったが、既に全席Sold Outである。

J亭 談笑落語会 四季 夏part 1

立川談笑web
JTアートホールアフィニス

客層探りのマクラ部分で御当人が仰ってたが、「アブナイ噺は立川談笑月例独演会Pの方で、ここJT亭ではワリとマトモなのを」なんてことで、一応はエログロは抑え気味で「お色気+α」程度。

オレはこういう方が好きです。エログロは逃げだと思う方。

さて、今日は最前列。

<番組>
〜立川談笑 3席〜
・「金明竹
・「堀の内
・「たがや
(参考):落語のあらすじ 千字寄席  


1席目。金明竹
古典的には関西弁だけど、談笑版は津軽弁。

ホントにワカラン!(笑)

(日本中の方言は大体聞き分けられるの特技だったんだけどね、能力値落ちたらしい)

もともと、津軽弁と薩摩弁は強烈だけどね。

でもって強烈な分、話の中の混乱具合も強烈なので、泣けるほど笑えたです。

(考えてみれば関西人だから関西弁でやられたら分かるもんね)

中座することもなく2席目に突入。

堀の内

初めて聞いた話だったけど、途中で上方落語の「いらちの愛宕参り」だと気付いた。

落語のあらすじ 千字寄席   : 堀の内(ほりのうち)  落語によると、上方落語の方が先みたいですな。

話の運びは談笑らしく色っぽくなってたみたい。

休憩を挟んでトリはたがや

ようやく「夏らしい」そして「江戸っ子らしい」落語ですな。

でも落語のあらすじ 千字寄席   : たがや/落語によると、師匠の型とは違うのね。

談志師匠の芸の力なら身も蓋も無いサゲでもいいんだろうけど、落語は庶民の芸、侍の首が飛ぶ方が痛快でいいよね。


どの噺も談笑さんってディティール描くのが上手なので、映像が目に浮かぶようで楽しいね。

これで3回目だけどハズレ無し。

秋からも続けることにしました。


帰りはいつもの魚や 新橋店

魚や09061901
魚や09061902

落語の方は3分の1だけ夏だったけど、酒肴の方は初夏モードになってました。

ruminn_master at 2009年06月19日 23:36 【楽】J亭 立川談笑落語会 四季 夏part 1  このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年05月29日

【楽】J亭 立川談笑落語会 四季 春part 3 4

3月に初回に行って面白かった談笑の落語会、2回目は所用でパスしましたが、3回目に行ってきました。

J亭 談笑落語会 四季 春part 3

談笑落語会01

立川談笑web
JTアートホールアフィニス
<番組>
・「薄型TV算」(壷算 改)
・「長屋の花見」(ゲスト:三遊亭白鳥
・「愛宕山

最初の「薄型TV算」は談笑落語の代表作とも言えるそうで、例の本にも昔の型が載ってましたが、今回はさらに洗練されて「笑い易く」なっていたように思います。
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次に出て来たゲストの白鳥さんって初めて聴いたけど、派手な着物で登場してこれまた大胆なブラックジョークみたいな改作での「長屋の花見」、主人公は売れない落語家で、舞台は現代の貧乏アパートで、隣人は近隣アジア諸国の人々と趣向は談笑落語に通じるところの「異文化交流の陥穽」ってトコもあるのですけど、、、まぁ北●鮮ネタです(笑)。かなり単純に笑えたけど、楽屋落ちの部分は半分ぐらいかなぁ。。。御本人も自身のHP(ブログじゃなくて手動更新の日記だ。懐かしいね昔は自分もやってた)に書かれてますが。
昨日は談笑の会のゲストに虎ノ門のJTホールへ。「まあ、談笑の会だからマニアな客だろう。企画はかみさんかな?」と甘く考え半ズボンで行くと、なんとリッチな会場に企画はサンケイリビング。そしてJTの大変偉い方が「このホールで落語会をやりたい」と企画されたそうです。そして白羽の矢がたったのが談笑・・・・只者ではないですね、このお方は。だから打ち上げはタクシーで新橋の高そうなお店へ。なんと日本酒が有名なお店で地元の俺でさえ見た事も無い「雪中梅ビンテージ」なる古酒や鶴齢大吟醸珍しい酒がずらり。恐れ入りました。しくじらないように終電間際に帰りましたとさ。談笑の会のお客は確かにマニアも多かったけど、普通の人も多くて、俺の「長屋の花見」は不思議な雰囲気で終わりました。うーん、ダライラマ3世に似ている川柳川柳は顔知らなきゃ笑えないよね。考えます。
三遊亭白鳥公式ホームページ 第334回(09/5/30更新)部分より

三平ネタは笑えたけどね。「みんな考えることは一緒だな」って(笑)。

最後のトリは上方落語で馴染んだ「愛宕山」、江戸落語の型で聴くのは初めて・・・が談笑落語ってのは問題があるかもと思いますが(笑)・・・参考リンクを取らせて貰ってる落語のあらすじ 千字寄席 : 愛宕山(あたごやま)で読む限りでは、オーソドックスな型では上方落語も江戸落語も大差は無いね。噺の運びが違うだけでサゲは一緒。
 で、この談笑版「愛宕山」、噺の運びはスピーディになり談笑らしさもあり、そしてサゲはさらに一捻り。上手さを十分に感じさせる出来。

でもなぁ。。。サゲは古典の「あっ、忘れてきた」の方がインパクト強いような気がします。笑って終われる。

談笑版は「あ、やっぱりね」って感じだもの。思うに旦那のキャラ付けがあまり洒落者に映ってないからなんだけど、まぁ関西人の自分から見ると江戸っ子の粋って少々嫌味や気障に見える部分も有るからそのせいかもね。

でもまぁ古典の型を大きく崩すのではない改作への試み、なかなか面白い噺でした。

(このJ亭 立川談笑落語会 四季、1席ごとに落語の蔵どっとこむでDL販売されてるって配られたチラシには書いてあったけど、検索掛けても出てこないね、「立川談笑」自体が検索0件(笑))


今回で「春の会」は終わって来月からは「夏の会」、既に売り切れですが、1回目と3回目は行きます。エログロに走らないで頑張って欲しいです。エログロは生理的に訴えかけるパワーもあるけど、ある意味「それだけ」だと思うからあんまり見たくないので。

そして夏席の3回目、8月は談志師匠登場。どうなるか、というか「どう出るか」(笑)今から楽しみ。

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ruminn_master at 2009年05月29日 21:39 【楽】J亭 立川談笑落語会 四季 春part 3コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年03月27日

【楽】J亭 立川談笑落語会 四季 春part 1 5

ウチの親がサンケイリビング新聞社か何かの広告を見て、立川談春と間違って(笑) (「あかめだか」を読んで感心していたらしい) 
赤めだか
赤めだか
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あわてて申し込んで行くことになったところの、新しく始める落語会の初回へ。

これも何かの御縁です(笑)。

J亭 立川談笑落語会 四季 春part 1

談笑落語会01

立川談笑web

場所は虎ノ門のJTアートホールアフィニス、日本たばこ産業の会社ビルの中のクラシック音楽をよくやるホールだそう。

談笑落語会03

そんなところで落語会という試み。

談笑落語会02

少々音響が「こもりすぎ」で聞きづらかったけど、小さな客席にマニアックな客層で ( フジのアベチヨが来てたね。流石に出役の女性はオーラが華やかですな、グレーな客層(笑)の中で光ってました )、そんでもって下品なネタの多いww立川談笑にしてはかなりまっとうな立川流の落語を聞かせてくれた感じでかなり面白かったです。

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立川談笑、新たな一歩 27日に独演会 - MSN産経ニュース


2009.3.22 08:31

 落語家の立川談笑が毎月1回開く独演会「J亭 談笑落語会 四季」を27日、東京・虎ノ門のJTアートホールアフィニスで始める。

 談笑は平成5年に立川談志に入門。古典落語を大胆にアレンジして演じ、わかりやすさと面白さで評価の高い若手。

 「先端的な刺激のある落語を追求してきましたが、それだけでは…。この落語会ではもっと多くのお客さんに落語を楽しんでもらえるように噺を“メジャーチェンジ”したい」と意気込む。談志門下では知名度の高い志の輔、談春、志らくに続く談笑が、新たな一歩を踏み出す。

 談笑が、時には過激といわれるまでに古典落語をアレンジしてきたのは「伝統芸能ではあるけど、落語はあくまで娯楽。21世紀のお客さんに対しては、現代を舞台にしたほうが大衆芸能として楽しいはず」との考えから。

 これまで「壷算(つぼざん)」をアレンジした「薄型テレビ算」や「紺屋高尾(こうやたかお)」をアレンジした「ジーンズ屋ようこたん」など談笑ならではのネタを高座にかけてきた。しかし、口演の機会が増えるにつれて、それだけではいけないと感じるようになった。

 「初めて落語というものを聴くお客さんには、このような実験的な落語では、なかなか楽しめないお客さんもいる。苦みや辛みを抑えた、口当たりのいい落語も必要ではないかな、と」

 といっても、昔からある古典落語をそのままやるつもりはない。1回目の演目は「天災」「花見の仇(あだ)討ち」「文七元結(ぶんしちもっとい)」。

 「季節感を大事にしながら、納得できない不備や不整合には徹底して手を入れました。落語を古くさいと感じたり、新しくても空回りしていて楽しめなかった、という人はぜひ。落語の魅力が伝わると思います」

 午後7時開演。問い合わせは事務局(電)03・6746・0566。(栫井千春)
立川談笑、新たな一歩 27日に独演会 - MSN産経ニュース

どうやら記事を読むと「初めてのお客さん」を狙ってる感じだけど、客席は全体的に業界人っぽいのが多いし反応もワリと落語聞き込んでるタイプな印象。
番組
・「天災
・「花見の仇討
・「文七元結

それが判っての対応なのかそういうネタ造りなのかは不明だけど、最初の「天災」はほぼオーソドックスだったように思うのでおそらく「小手調べ」でしょうが、次の「花見の仇討」になると「なんでそこに六部が居るの?」ってぐらい大胆にハナシを動かしてるし、最後の「文七元結」ともなるとほとんど「談笑イリュージョン」(笑)、サゲなんて・・・ネタバレは下品なので書けないけど、まぁ何と言いますか・・・「え?!そっちに行くの???それは別の噺ちゃうん?」。。。

いや流石に「立川流四天王」って言われるだけのことはあって実力を感じさせるオモロイ落語会でした。

(参考) 落語のあらすじ 千字寄席  

超(スーパー)落語! 立川談笑落語全集
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↑この本面白いよ。談笑の「改作」落語の書き起こしが中心で、最初が「あくび指南」改作の「げろ指南」なんでチョット引くけど(笑)、読み進んでるウチにエログロはあまり気に触らなくなってきて、「紺屋高尾」改作の「ジーンズ屋ようこたん」や「宮戸川」の改作はそれなりに感じ入るところもあるし、それでも「芝浜」改作の「しゃぶ浜」は少々気が退けるトコロもあってやっぱり「談笑イリュージョン」。

立川談笑
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ruminn_master at 2009年03月27日 21:30 【楽】J亭 立川談笑落語会 四季 春part 1コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年11月17日

【芸】第30回東西落語研鑽会 4

およそ2ヶ月に1回の東西落語研鑽会

第30回記念というところだが、月亭可朝師匠復帰の話題の方が大きかったかも。出演も上方落語4席〜笑福亭がその内3人というのも珍しい〜に、江戸落語1席。

個人的には、まぁそんなことよりも(笑)、( 大阪人にとって月亭可朝なら「(今の時代じゃ)ストーカー扱いされるぐらいやるやろ」ってもんで別に珍しくも無いので(笑) )、鶴瓶の「死神」の3度目を聴く機会、どう進化したか楽しみだった訳で。

大ネタというようなのはあまり無かったけど、どれもこれも笑わせてくれて、まぁハズレの無い会でした。
第30回東西落語研鑽会

会 場 有楽町よみうりホール
 (ビックカメラ 7F)
日 時 2008年11月17日(月)
 午後6時00分開場 6時30分開演
木戸銭  3,800円(全席指定)
 (当日 4,000円)
主 催 六 人 の 会

[第三〇回番組]------------
天     災」 笑福亭銀瓶
干  物  箱」 林家たい平
餅 屋 問 答」 月亭 可朝
<仲入り>
「源太 と 兄貴」 笑福亭仁智
鶴瓶版 「死 神」 笑福亭鶴瓶

     お囃子 林家和女
         千葉しん
----------------------------
[参考]
上方落語メモ【世紀末亭】
落語のあらすじ 千字寄席
---
落語検索エンジン「ご隠居」
東西落語特選
招笑亭
落語の舞台を歩く
落語インデックス

最初の銀瓶さんは鶴瓶さんの弟子ですね。もしかしたら師匠より達者?(笑)というか、味で気持ちを持って行く人の多い笑福亭にしては綺麗な落語って感じかな。

2番手が今日唯一の江戸勢、たい平さん。江戸落語の噺家さんの名前やクスグリを覗かせたりして、まぁ江戸の意地を見せてた感じもします。

最初に2席、素直に面白いのが続いたところで、さて今日の目玉、曲者の月亭可朝さん登場。
livedoor ニュース - 「ストーカーの意味調べた」月亭可朝の復帰高座に大喝采


2008年11月18日13時45分 / 提供:Techinsight Japan

 ストーカー規制法違反で8月に逮捕され、罰金30万円を払って釈放された落語家・月亭可朝が、11月17日の「東西落語研鑚会」(有楽町・よみうりホール)にて復帰の高座を勤めた。
 事件の経緯や、復帰会見の話などをした後、古典落語『餅屋問答』を口演する30分近い高座に、満員の観客はヤンヤの大喝采だった。

 今回で30回となる「東西落語研鑚会」で、可朝の出演は第27回(今年3月)に続いて2度め。出囃子「芸者ワルツ」で登場した可朝のこの日のいでたちは黒紋付。トレードマークのカンカン帽は被らず手に持ち、それをヒラヒラさせて踊りながら高座周辺を一回り……という、いつものサービス精神あふれる登場の仕方。
 客席からは、可朝の復帰高座を楽しみに足を運んだ落語ファンからの期待を込めた「待ってました!」「たっぷり!」などの声が止まらず、妙に熱気を帯びた状態で、その掛け声は可朝が座布団につくまでしばらく飛び続けた。

「ありがとうございます。ホンマにね。ホンマ、ありがとうございます」と、これまたいつもの繰り返しフレーズで徐々にペースをつかんでゆく可朝。
「最近は言葉の意味がわからん。この間、“ストーカー”を調べて、意味がわかった。『狙いをつけてしつこく後を追いかけること』。やったらどうなるかもわかった」
 当事者自らがしゃべるリアリティのある言葉に、場内は待ってましたとばかりに大爆笑。そのあと、被害者の女性とは7年前から付き合いがあったこと、その女性が朝帰りしたのを知って電話で問い詰めるやりとりがストーカー行為になったこと、そして警察から事前に逮捕通告があったこと、等の“経緯報告”。

 さらに、先月25日の復帰会見で新聞に「反省の色なし」と書かれたことに対しては、
「『謹慎中は落語の勉強をしてました』とか『読書してました』とか言わなあかんかった」
「『女は必要?』と聞かれたので『ぎょうさんはいらん、ちょっとは欲しい』と答えた」
と反省をまじえつつ裏話も披露。記者の質問に乗せられて「バイアグラいらずですわ」と答えた部分だけがデカデカと見出しにされたことを、「見出しが倍ぐらい大きかった。『倍アグラ』や」とオチをつけてシャレのめし、客席の笑いを誘った。

 今年芸歴50年、ずっと変わらぬペースの八方破れな芸人人生を過ごしているうち、世間の法律の方が変わってしまって今回の逮捕・罰金となってしまった可朝だが、そんな「芸人らしい芸人」を熱く見守るこの日の客席はとても温かかった。変なヤジが飛ぶこともなく、会場一体となって、高座の可朝の言葉を一言一句聞き逃すまいとするかのような姿勢を感じた。
 可朝もそれを受けてか、ひとしきり報告を終えると最後に「道楽息子が実家に帰ってきた気分ですわ。ありがとうございました」と万感の表情で深々と頭を下げ、ひときわ大きな拍手を浴びた。
 もっともそのあと、本題の落語『餅屋問答』に入る前に、芸人評伝の第一人者・吉川潮氏による月亭可朝伝『ナニワ博打八景 ― 金持たしたらあかん奴』(竹書房、2008年9月発売)の宣伝もちゃっかり盛り込んでいた。さすがにこのあたりは商売に長けたしたたかな関西芸人なのである。

 この日は他にも、トリで笑福亭鶴瓶が『鶴瓶版 死神』を再口演するなどの目玉企画もあったのだが、客席の反響から考えるに、すっかり主役の座は可朝が奪ってしまった、そんな雰囲気の夜だった。

(編集部:尾張家はじめ)
 
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livedoor ニュース - 「ストーカーの意味調べた」月亭可朝の復帰高座に大喝采

う〜ん。。。達者な芸だし、オモロイし、楽しいんだけど、やっぱり「落語」っていうより「漫談」っぽい気がします。
 落語にはセリフの部分と地の部分があって、講談はむしろ地で話を進めるんでしょうが、落語の場合はカミシモ切り替えの会話で進行するもんだと思います(あくまでも原則として、でしょうが)。
 月亭可朝さんの噺の中の登場人物、どの声も大差無く「強い」感じ。個性として「月亭可朝」がどの登場人物にも見えてしまってたように思います。「漫談」としてはアリなんですけど、「落語」となると描き分けがもうチョット有ってもいいんじゃないかな、とか思いました。
 まぁ間にしろネタにしろ話術にしろ、えらい達者な人なので大笑いさせて貰いましたけどね。

仲入り後は仁鶴師匠の弟子の笑福亭仁智さん。子供の頃によくテレビで見たなぁ、なんだけど、久々に見たら ( お互い様なんでしょうが(笑) ) えらいトシ食ってまぁ。当時は今で言うところの「イケメンお笑い芸人」の筆頭でしたけど、今は・・・まさに藤井寺球場に居たんだろうな、という見事な「浪花のオッサン」(笑)。
 ネタも大阪人なら大好きな「チョット情けない極道モン」の新作落語で、まぁ「いかにも」。でもコレもオモロかったぁ。
 東京の人にどう映ってるのかは微妙な気もしますが(笑)、キャラクターとネタが合致してなかなかの逸品。三枝師匠の新作落語もヤクザもんが多く登場しますが、三枝さんは見た目が上品だから少しリアリティからは遠い。仁智さんの場合、結構リアル(笑)で楽しい。

で、大トリが鶴瓶師匠。いよいよ鶴瓶版「死神」の再演。

全体の印象としては、無駄な部分を省いてスッキリとサゲに収束させていく感じに整理されて「進化」したと思います。

まぁ2箇所ぐらい、抜群に大事なポイントで登場人物を逆に言い間違ってしまって「アラアラ・・・」ってのがありましたが(笑)、まぁ鶴瓶ファンには御愛嬌ということで。

最初に鶴瓶版「死神」を最初に聞いたのが2007年9月6日の東西落語研鑽会、2回目が2008年7月21日 、大銀座落語祭グランドフィナーレ、そして今回が3回目。

この鶴瓶版「死神」、最大の特徴は死神が女性となり、元来が「ダメ男の破滅譚」みたいな物語に男女の機微を絡ませたところです。どう考えても難しくなってる。
 男に対して肩入れして「あ〜あ、それじゃダメやんか」となるか、男に対して「ざまぁみろ」と思うか、という選択肢に加えて、女に対して「良かったね」と思うか、「やっぱり残酷だな」と思うか、選択肢が倍増した分、観客の気持ちも散りやすいと思います。それを演者の意図する方向に収束させなければいけない。
 初回はどうやら意図した方向と違ったようですが、2回目以降は成功しているように思えます。

途中で男が「死にかけの病人を助けられる」ということで浮かれていくハナシをかなり大胆に切り捨てていることで、少し繋がりが悪い気もするのですが、大筋としては男の方への感情移入は浅くなりますし、サゲの工夫で女の方へ誘導されている気がします。

最初のサゲは動作のみの「蛇含草」みたいなタイプのでしたが、2回目はセリフで落とすことにして今回もそれを踏襲、ですが、セリフ回しは細やかになって、より「死神」である女の気持ちが判る。

よくよく考えてみれば、この「死神」、元々は怪談話に近い訳で、本筋に戻した気もします。

女の幽霊が惚れた男に取り憑いて殺してしまい、幽霊同士、あの世で添い遂げようとする、これは日本の怪談の本筋、少なくとも大きな流れですね。恨みや嫉妬で取り殺すタイプとはまた別に、純粋に恋い焦がれて「あの世」に引きずり込むようなハナシ。

この鶴瓶版「死神」はそこまでの激しさは無い、というか死神に「悪意は無かった」ことを説明するためにサゲのセリフを付け足したような気もします。

それでもサゲとして少しゾッとする気分も残るんですね、特に男側からすると。

女心の深さというか、暗闇というか。

そういう意味では日本のこの手の幽霊というか日本人のメンタリティって元来がストーカー的なんでしょうから、今日の月亭可朝復帰公演に似合ってたのかも(笑)。

まぁ今日も面白い会でした。30回お目出度う御座います。



ruminn_master at 2008年11月17日 21:29 【芸】第30回東西落語研鑽会コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年09月09日

【芸】第29回東西落語研鑽会 4

およそ2ヶ月に1回の東西落語研鑽会

夏は拡大版の「大銀座落語祭」となるので連番上は5月以来となる。

今回はこの主催の「全国落語台本コンクール」の受賞作発表も兼ねた会でしたが、少々無理矢理詰め込んだ感もある程に盛り沢山でした。

東西落語研鑽会としては「小米朝」名では最後だからでしょうか、後半は「京の噺」特集という趣向で、それも面白かったです。
第29回東西落語研鑽会

会 場 有楽町よみうりホール
 (ビックカメラ 7F)
日 時 2008年9月9日(火)
 午後6時00分開場 6時30分開演
木戸銭  3,800円(全席指定)
 (当日 4,000円)
主 催 六 人 の 会

[第二十九回番組]------------
舟 弁 慶 」 桂 まん我
かんしゃく」 橘家圓太郎
「出てきて!お父さん」柳家喬太郎
【全国落語台本コンクール表彰式】
<仲入り>
〜〜京の噺特集〜〜
祇 園 祭 」 林家正蔵
池 田 屋 」 春風亭小朝
愛 宕 山 」 桂 小米朝

    お囃子 千葉しん社中
        大川貴子社中
----------------------------
[参考]
上方落語メモ【世紀末亭】
落語のあらすじ 千字寄席
---
落語検索エンジン「ご隠居」
東西落語特選
招笑亭
落語の舞台を歩く
落語インデックス

最初は上方落語から「船弁慶」、といっても船遊び以前で切る奴で、よくあるパターンの短い目。
 まん我さん、演じ分けも上手いし早口言葉みたいなこのネタでテンポ良く口開けの役を果たしてました。

2番目は江戸落語、といっても時代設定が大正時代ぐらいなので新作ってことなんでしょう、「かんしゃく」。圓太郎さんの「かんしゃく持ち」社長はなかなか「いかにも」感が有りますな。被害者(奥様とか)の描写がもっと細かい方が好きだけど。

3番目は今回のコンクールの受賞作。超新作。
 ここ3回、何故か主催の「六人の会」が演じない。3回連続口演となる柳家喬太郎さんもまずは「お決まりのそのグチ」から入ります(笑)。
 今回のコンクール、最優秀賞も優秀賞も無し、で佳作が2本。
公募情報、全国落語台本コンクール


全国落語台本コンクール 7/31〆切
ジャンル 落語台本
枚数 規定なし
概要 落語台本 (形式、時代設定、プロ、アマを問わずオリジナル未発表の作品に限る。二重投稿は不可。1人1作。)
応募規定 A4ワープロ原稿が望ましい。枚数、用紙等は自由。表紙に題名、氏名、住所、年齢、職業、電話等を明記。
応募資格 不問
賞金 大賞:50万円 優秀賞:30万円 佳作:20万円
発表 9月、入賞者に通知
選考委員
主催者 六人の会
応募先 〒110-0003 東京都台東区根岸2−10−12 
ねぎし事務所 全国落語台本コンクール 
http://www.joa.co.jp/

公募情報、全国落語台本コンクール

 演じられなかった方、他方の佳作は大阪弁の上方落語ということで演者となる喬太郎師匠は別な方を選んだとのことですが、その「2/3の嘘」は吉本の漫才師2丁拳銃小堀裕之さんの作。仕事が入ってたとのことで奥さんが子供2人連れて代わりに受け取りに来られました。芸人の嫁ということでなかなか(何故か?)舞台度胸も有る感じ。

 演じられたのはその内の1本、「出てきて!お父さん」、作者の木下真之さんはどうやら落語会の常連さんらしく、柳家喬太郎師匠とも旧知の間柄の様子。
 新作なのでこれからどのように変わるか分からない噺、下手にアラスジを書いてネタバレになっても無粋なので大雑把に言えば、父親が出社拒否の引き籠もりになった子供の担任が家庭訪問してのドタバタ。
 細かいクスグリやらは喬太郎師匠の創作っぽい、そうすると筋書き的には時代風刺ではあるけど理屈っぽいかな、という感じで笑いにくいし伝わりにくい。
 たしかに優秀賞ではなくて佳作どまりかもと。

仲入り後は何故かの説明も無く、「京都の噺」特集。

最初はこぶ平(笑)の「祇園祭」。どうも関西人なので林家正蔵という名前にも林家三平という人気者にも興味が無いせいか、純粋に「芸」として見てしまいますが・・・・たしかに昔より上手くなったとは思うのですけど・・・何というか・・・演じ分けの幅が狭いなぁと。京都弁の間延びした柔らかい「いやらしさ」みたいなのが言葉には出なくて、でも見た目はどっちかというと粋な江戸っ子ってよりはそっちに近く、でも単純に単にエキセントリックな嫌な京都人としか見えなくて、他方で江戸っ子が啖呵切ってまくし立てるところでは格好良さが見えなくて、なんだかイジメられた子供がスネてるみたいにしか見えなくて。。。たぶん見た目で損をしてるんでしょうけどねぇ。
 今回特に後ろに続く2人が達者だったから余計に荒が目立ったと言うことなんでしょうけど、何か工夫が欲しい。
 あと、このネタ、江戸囃子と祇園囃子をクチ真似で演じ分けなければならないんですが、早口言葉みたいな口達者さは有るんだけど音楽に聞こえない。。。下座音楽に愛着とかが無いのかな。好きな人なら身体の底から浮き立つような感じが滲み出る気がするんですけど。
 ただ、表彰式の地のトークは軽妙で出たり入ったりもいいバランスでなかなか面白いのですから、「自分なり」がいい方に出る時が来れば化けるかもしれませんね。少しずつ色が出て来てますし。

次が小朝の「池田屋」
 講談みたいなネタをマクラも無しに始めて、どうなるかと思ったら笑わせるところはチャンと作るし、時代もキャラも自由自在に操ってお見事な一編。春風亭の十八番らしく「いかにも」聞かせてくれました。

大トリは小米朝、もうすぐ米團治襲名ですから、そろそろ「小米朝」名では見納めということですね。米朝一門に限ったことでは有りませんが、今回の「愛宕山」も「枝雀さん」が見えてしまいますね。
 大旦那、舞妓に芸妓に幇間、茶店の婆と演じ分けの多いネタ、幇間2人の演じ分けや茶店の婆の細かいトコロなどは「枝雀さんの方が・・・」とは思ってしまうものの、その分、大旦那の貫禄は有って、掛け合いの面白さから意地の張り合いの滑稽さみたいな方にシフトしてる独自の味が有る気がします。


今回は表彰式も有るのに6ネタ、それもあまり短いとは言い難いようなのが多く、贅沢に面白い会でした。続きを読む

ruminn_master at 2008年09月09日 21:40 【芸】第29回東西落語研鑽会コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年07月21日

【楽】大銀座落語祭グランドフィナーレ 4

ほぼ全てのイベントがチケット完売となった後で追加講演のような形で売り出された「大銀座落語祭」の千秋楽、5年続いたこのイベントも今年でひとまず一区切りということで、その千秋楽でもありました。

まぁ素人歌舞伎のアラは割り引くとして(笑)も、場所は「グランドフィナーレ」に相応しく檜舞台の新橋演舞場、最後を飾るどの落語も充実していて、千秋楽に似つかわしい華やかな会だったと思います。

大銀座落語GF01
大銀座落語GF02

お待たせいたしました!「大銀座落語祭2008」今年も開催いたします!
2004年の開始以来、毎年初夏の銀座に笑いの渦を巻き起こしてきた大銀座落語祭。
本年ももちろん開催いたします。
5回目を迎える本年は、これまでの集大成として『落語の明日』をテーマに、できる限りたくさんの、次代を担う若手噺家を皆様にご紹介いたします。本年でファイナルとなる「大銀座落語祭」に是非ご来場ください。

気になる日程は2008年7月17日(木)〜7月21日(月・祝)の5日間。
銀座ブロッサム中央会館(7月18日〜20日)、新橋演舞場(7月21日)、時事通信ホール、博品館劇場、JUJIYA、よみうりホール(7月21日)、銀座小劇場、銀座みゆき館劇場、教文館ウェンライトホール他で開催されます。
日程 2008年7月17日(木)・18日(金)・19日(土)・20日(日)・21日(月・祝) 
主催 大銀座落語祭実行委員会
六人の会
全銀座会/銀座通連合会/西銀座通会
支援 文化庁、中央区

7月17日(木)〜21日(月・祝)大銀座落語祭2008
http://www.ginza.jp/select/event/rakugo/

大銀座落語祭2008グランドフィナーレ

会場:新橋演舞場
銀座6-18-2  03-3541-2600
7月21日(月・祝) 18:00開演(17:30開場)

第1部 『勧進帳』

配役

武蔵防弁慶:林家正蔵
源義経:林家いっ平
亀井六郎:春風亭一之輔
片岡八郎:林家たけ平
駿河次郎:古今亭菊六
常陸坊海尊:入船亭扇遊

番卒一:柳亭小燕枝
番卒ニ:柳家小里ん
番卒三:林家錦平
太刀持:林家小ぶた
富樫左衛門:桂小米朝

第2部 「桂三枝・笑福亭鶴瓶 二人会 」

(出演順)
三遊亭金時
笑福亭鶴瓶
〈仲入り〉
柳家花録
桂三枝

全席指定
料金:
一等席(一階席と二階席の一部の席)7,350円(税込) 
二等席(二階席一部と三階席)5,250円(税込)
Pコード:387-375

http://www.ginza.jp/select/event/rakugo/?page_id=53
http://www.ginza.jp/select/event/rakugo/?p=60
終わりました、大銀座落語祭
春風亭小朝公式サイト
-

daiginzaposter

第1部 歌舞伎十八番「勧進帳」
 (※指導: 坂東三津五郎丈)

笑いも何も一切無し、単に役者が噺家さんだというだけの真面目な歌舞伎の一幕です。

何と言っても本職でない噺家さんが、新橋演舞場の檜舞台で松羽目物の「勧進帳」、それを本物の囃子方、三味線・長唄が五丁五枚、小鼓三調、大鼓一丁、笛一挺に陰囃子と豪華な本寸法の演出でやらせて貰うんだから凄い「道楽」(笑)ですな。

小米朝は以前からの芝居噺の上手い印象の通りに声も通るし踊りも腰が据わってて「あ、こりゃキッチリ習ったこと有るな」と思ったけど、正蔵は慣れない芝居に無理矢理声を張り過ぎたのか声を潰してしまってるし全く腰が据わってない。弁慶なのに見せ場の六方も「それらしく」踏めてない。う〜ん。。。チャンと下積みしてませんな。。。

踊りにしても武術にしても、まぁ日本○○なんて芸事はおしなべて「普通に歩くこと」が一番難しいということを理屈の判った方々は仰います。
 という訳で(笑)、まぁ素人歌舞伎、役者となった噺家さん達の大半は歩き姿が何となく貧乏臭い、単純に言えば「様になってない」のでした。

同行のウチの親も小米朝は感心してたけど、トータルの印象は一言「豪華な学芸会」(笑)。

ま、祝い事ということで。たしかに華やかな気分になれました。

第2部 「桂三枝・笑福亭鶴瓶 二人会 」

看板の二人は上方落語協会の会長(四期目かな?)と副会長、吉本系と松竹系、上方落語の牽引車の揃い踏みというところ。
 共演、先に上がる金時さんは三遊亭金馬師匠の長男、仲入り後に上がる花緑さんは人間国宝、5代目柳家小さんの孫、6代目柳家小さんは叔父、ということでいずれも江戸落語のサラブレッド。

今回の大銀座落語祭のテーマが「落語の明日」ということで、たしかにグランドフィナーレに相応しい顔ぶれかと思います。

三遊亭金時 「紙屑屋

このハナシは演者によって演出も色々、上方落語だと「浮かれの屑より」、その上方落語の方は前回の東西落語研鑽会でしたか染丸師匠がやってましたが、またそれとは違う江戸の味わい、金時さんのもなかなか面白い。長唄・小唄に都々逸と芸の幅が試されるネタですな。

笑福亭鶴瓶 「死神

以前に東西落語研鑽会にかけた鶴瓶版「死神」の再演ですが演出をかなり捻って来ましたね。
 以前のもかなり良かったように思うのですが ( 泰葉さんのブログの2007/09/07 記事でも評価されてますな。この当時はまだ小朝夫人だった訳ですが )、御本人は納得されてなかったそうで、どうやら無駄を省いたのと筋を分かり易く練り直した感じです。

でもなぁ、、、一点引っ掛かるかな。。。

少々のネタバレとなりますが、更なる改良を欲して敢えて、サゲを割らない程度に言うとすれば、何が違うって鍵となる死神が幼馴染みの女だってのが一番の違いなんですが、彼女の子供時代のアダ名が「バケモノ」なんですね。これは2年前に初めて聴いた時には無かった設定でした。

どうやら身体が大きくて力持ちだった女の子、そりゃ子供の頃のアダ名ですから「村一番の美人」であっても「バケモノ」って言われるかも知れません。本名「おあき」の設定は和田アキ子さんイメージでしょうか(笑)。

しかし死神ですから一般名称としてもモノノケ、妖怪、つまり「バケモノ」な訳で、そのイメージに引きずられて感情移入が少し邪魔される感じです。観客も彼女を好きになる程でないと上手く落ちない感じの筋書きなのですが、その「バケモノ」って言葉の持つ強い響きに、その度にギクッとさせられる、その存在を遠ざけたく思えてしまう。

前回の感想で自分は以下のように書いてます。
今回の「鶴瓶版 死神」は、ダメ男だけど女に対する愛情が有り、それは誘惑に揺れる情けなさもあるし、後先の見えない情けなさもあるけれど、終わった後には「あ〜あ」「そんなんじゃダメじゃん・・・」って主人公と一緒になって残念な心持ちになる気がします。


今回はさらにサゲを一捻りしてあり、その点は上手い工夫だと思えただけに、先の「バケモノ」ゆえに遠ざけたくなる気持ちが少々残念でした。

それでも「イイ噺」ですけどね、鶴瓶版「死神」。

〈仲入り〉

柳家 花緑 「不動坊

これも色んな演者で聞いた噺ですが、これが江戸落語のカタチなのか花緑さん独特なのか、単刀直入に「打ち合わせ」シーンに入り、嫁を貰う経緯やそれに浮かれる部分をアッサリとした説明で済ます今回のような演出も山場が分散しなくて正解に思います。元々のサゲらしい「幽霊稼ぎ人」と「遊芸稼ぎ人」の洒落オチは現代じゃ通じませんので、今回も別のサゲが作られてました。

桂  三枝 「誕生日」

桂三枝さんはいつも通りに古典ではなく独自の創作落語ですが、この噺は何度か聴いています。そうして考えてみると、古典も創作も大きな違いは無いですね。古典だって演者が歴史の中で工夫を積み重ねて伝承されているものだし、創作落語といえども演ずる度に工夫され、いずれ佳作は後世に残るのでしょうから。

噺自体、よくできたハナシで面白いですが、三枝師匠は間が抜群だと思うのです。マクラとネタの繋ぎ目も極く自然で、スムーズにハナシに惹き込まれて行きますし。

[参考]
上方落語メモ【世紀末亭】
落語のあらすじ 千字寄席
---
落語検索エンジン「ご隠居」
東西落語特選
招笑亭
落語の舞台を歩く

落語の4席はどれも聞き応えあって、さすが千秋楽に相応しい。


全ての演目が終わり、一度幕が下りたところで再び幕が上がり、グランドフィナーレらしく本日の主な出演者に加えて、別会場に居た人も駆けつけての「六人の会」勢揃いなご挨拶。

そのヤリトリも贅沢な演芸という感じでした。

「大銀座落語祭」がひとまず終わるその挨拶。

そして昔テレビ(徹子の部屋?)でしたか小朝さんが「この落語祭を将来は全国各地でやりたい」と言っていたのをまさしく実現する第1弾として、来年の告知。

暗転した会場、ステージ上のスクリーンに大写しになったのは東国原宮崎県知事。

どうやら来年10月の連休を使って宮崎大落語祭だそう。

旅立ちですな。

最後は関東三本締めで「お開き」。

大銀座落語GF03

いつもの東西落語の倍もしたけど、さすが面白いイベントでした。

ruminn_master at 2008年07月21日 21:33 【楽】大銀座落語祭グランドフィナーレコメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年05月15日

【芸】第28回東西落語研鑽会 4

久々の鶴瓶登場。昨秋の「死神」以来。

およそ2ヶ月に1回の東西落語研鑽会

今回は全体のバランスも良くて、イイ席でした。

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第28回東西落語研鑽会

会 場 有楽町よみうりホール
 (ビックカメラ 7F)
日 時 2008年5月15日(木)
 午後6時00分開場 6時30分開演
木戸銭  3,800円(全席指定)
 (当日 4,000円)
主 催 六 人 の 会
------------------------

[第二十八回番組]------------
あみだ 池  林家 市楼
片   棒  柳亭 市馬
風 来 坊  桂  文珍
<仲入り>
回 覧 板  笑福亭鶴瓶
竹の水仙   柳家 花緑

    お囃子 千葉しん社中
----------------------------
[参考]
上方落語メモ【世紀末亭】
落語のあらすじ 千字寄席
---
落語検索エンジン「ご隠居」
東西落語特選
招笑亭
落語の舞台を歩く


最初のあみだ池、大阪の地名がタイトルで、江戸落語に移されると新聞記事ってネタとなり、それも聴いた記憶がありますが、いずれにしてもテンポの良さが肝心のハナシだと感じます。
 かといって早口にまくしたてるとイマイチ「腑に落ちない」感覚になるし、ダジャレみたいなクスグリ部分で遊び過ぎるとダレます。筋運びは単純ですが上手い人がやると図抜けて面白い。
 もう一息落ち着いてまとめて欲しかったかな。オチ前ぐらいで結構笑わせてくれたから上手い人だとは思います。

次の片棒柳亭 市馬さんは笛や謡をなかなか聴かせてくれて、ホントに芸達者。このハナシ自体結構好きなので単純に面白かった。

中トリは文珍の風来坊、元来は大昔に柳家金語樓が自作自演した「人間アドバルーン」を移したものだそう(パンフに横澤さん〜元フジTVのP〜が一文を寄せてた)。
 時代が新しい噺というのもあり、マクラから本題まで切れ目無くスムーズに笑わせてくれました。この人は緩急が上手いですな。

仲入り明けは鶴瓶の私小説ならぬ私落語で回覧板。「ぬかるみの世界」から「パペポTV」まで昔からの鶴瓶フリークとしては、タイトルを見ただけで何のハナシか丸わかりです(笑)。
 知ってるハナシでも何度聞いても腹抱えて大笑い出来る内容なんですが、自分みたいなフリークで無くても、ある意味タイトルが「サゲを割ってる」ので、「たべにぃ」とか「助けて〜」とか(笑)、タイトル変えた方がいいんじゃないかと思います。

大トリは久々の柳家花緑で竹の水仙。元は上方落語らしい左甚五郎名人伝のひとつです。
 「みなさん笑い疲れてませんか?」って切り込みでしたが、おそらく予想されたんでしょう、笑い疲れに丁度いい落ち着いた噺だし、サムライの上手い花緑さんですから楽しめました。


夏は大銀座落語祭で東西落語、次回は秋だそう。


帰りはいつもの魚や
いつもどおりに豆鯵塩焼桶寿司など。

魚や02豆鯵
魚や03桶寿司

夏牡蠣がもう出てました。

魚や01夏ガキ


ruminn_master at 2008年05月15日 22:39 【芸】第28回東西落語研鑽会コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年03月10日

【芸】第27回 東西落語研鑽会 4

今回も座席が最前列の真正面。この席だと周囲の雑音とか雑景が気にならなくて噺に集中出来るので面白い。寒空のぴあで早朝に2時間も並んだだけのことはあります。

大ネタこそ無かったけど、どれもハズレ無しで面白かったね。

およそ2ヶ月に1回の東西落語研鑽会

(とうとう今までリンク張ってた「研鑽会」ページが無くなったよ。過去の演目データとかモッタイナイ気もするなぁ。観客だけの思いなんだろうけど。。。自分も全部は記事として掲げてないけど、ほぼ皆勤なんだし、そのうち記録だけはしときましょう)

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第27回東西落語研鑽会

会 場 有楽町よみうりホール
 (ビックカメラ 7F)
日 時 2008年3月10日(月)
 午後6時00分開場 6時30分開演
木戸銭  3,800円(全席指定)
 (当日 4,000円)
主 催 六 人 の 会
------------------------

[第二十七回番組]------------
桂 あやめ 「ちりとてちん
春風亭小朝 「代書屋
月亭 可朝 「次の御用日
<仲入り>
林家たい平 「粗忽長屋
桂 三 枝 「赤とんぼ」

    お囃子 太田その社中
----------------------------
[参考]
上方落語メモ【世紀末亭】
落語のあらすじ 千字寄席
---
落語検索エンジン「ご隠居」
東西落語特選
招笑亭
落語の舞台を歩く

そうそう、毎回貰えるパンフレット、厚手の折紙の1枚物ですが、批評家さんなんかの文章や当日の番組表、次回予告が掲載されてます。
 ところが今回は出演者リストではあったけど演目は非掲載。次回予告も曖昧。なんとなく簡素なパンフになっちゃってます。う〜んこんなところにも離婚騒動が影響してるのでしょうか。

さて

最初のあやめさんの「ちりとてちん」、江戸落語で言うと「酢豆腐」だが、千字寄席によれば由緒は江戸落語とのこと。上方落語に移ると上方落語らしくハメモノを活かした「ちりとてちん」に。
 実はつい先日にNHKの朝ドラとのつながりで深夜に上方落語の5夜連続企画が有って、文枝師匠の「愛宕山」「たちきれ線香」、米朝師匠の「はてなの茶碗」が目玉で全部楽しんだところだったんだけど、その3夜目が「ちりとてちん」、南光(べかこ)さんとこのあやめさんの2席。男版と女版。
 そうあやめさんのは珍しい「芸者バージョン」です。女が男をするのは男が女をするより難しい気がしますが(下手をすると下品になるので)、ワリと腑に落ちた感じで見れました。弾けるところでは何となく枝雀師匠が見えました(笑)。
 サゲはNHKで放送したバージョンからさらに一捻りしてましたね。NHKの方が一般的な負け惜しみバージョンでしたが、今回の高座のはいわば「ブチキレ」バージョンで旦那の口に無理矢理押し込んで感想を言わすという珍しいもの。そこまでのプロセスでキレキャラに描かれてるという訳でもないから少々違和感有るかなぁ。。。

次の小朝さんは、膝隠しと見台を片付けなかったのでアレ?って思ってたら上方落語由来の「代書屋」。米朝さんの師匠のネタらしいけど、自分は春団治さんの枝雀さんので馴染んでるハナシ。江戸落語では談志師匠のが有名ですが、登場人物のバラエティが豊富でかなり違った風情に思います。
 今回のは「一行抹消」とか細かい所作が描写されてるところは上方落語の原型に近いかなと思いました。主人公の名前も「松本」で枝雀さんのと同じだし(留五郎ではないけれど(笑))。
 主催者側な訳ですから時間調整に気を遣って長短自在なネタにしたのかな。次の可朝さんも米朝一門だからそういう気遣いかも知れません。

中トリの可朝さんは、羽織姿だけどカンカン帽、でもギターは無し(笑)、上方落語なのに膝隠しと見台は片付けちゃうし、で、マクラの間中ずっと「漫談で終わるんかな?」って疑ってた(笑)ら古典の「次の御用日」。
 生は勿論テレビも含めて可朝さんの古典落語って自分は初めて聴いたと思いますが、あんましやらないにしては達者だなぁ、と思いました。帰ってからネットで調べたらやっぱりそれなりに実力を評価する声が多いので、なるほどなぁ、でしたね。
 勝手放題のバクチ好きで何とも言えず下品ですが(笑)笑わせるチカラは全身から滲み出るような師匠ですからさすが面白かったです。「次の御用日」の聴かせ処でもある物売りの声とかも味があったし。

仲入り明けはたい平さんの「粗忽長屋」。あんまり馴染みがないんですが、今回唯一の江戸の古典という味わいで良かったですね。サゲも一般的なのよりもう一捻りあってスッキリ落ちたし。

大トリの三枝さんはやっぱりの創作落語、あいかわらずキッチリ笑わせてくれるなぁ、って思います。新作と言うにはずっとやってるネタなんでしょうけど、童謡好きの上司に巻き込まれるサラリーマンの苦難、最後の逆転劇がもっと広がれば「らくだ」みたいな展開ですが、まぁその手前かな?
 古典落語だと観客との予定調和があって「ココで笑う」って待ちかまえてるところに落とす感じですが、耳馴染みのない創作落語というのは聴く方が探る気分ですから独特ですね。三枝さんは「困らせる」「困らせられる」人を描くのが上手いなぁ、って思います。


今回も当たりでした。

ruminn_master at 2008年03月10日 21:15 【芸】第27回 東西落語研鑽会コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年01月29日

【芸】第26回 東西落語研鑽会 5

座席が最前列の真正面だったってのも少しはあるだろうけど、今日は揃って聞き応え・見応えが有りました。

林家染丸さん(若い頃の染二さんの記憶が懐かしい)の「浮かれの屑より」は噂には聞いてたけどお見事。

自分は母が日舞、祖母が長唄・小唄・常磐津の名取り、子供時分のオモチャが大正琴って(道楽者が保証されたような(笑))育ちなので、「ハメモノ」入りの噺って大好きです。


およそ2ヶ月に1回の東西落語研鑽会

(「研鑽会」ページにリンクはしたものの去年9月の第24回を最後に更新が無い。まぁ小朝さんの「あの件」が去年の11月13日、第25回は11月26日だものね。裏方をしてたのは奥方様だって言うし、当面というか今後はどうなることやらかな?とりあえず小朝さんの新しいHPは動き出してるけど今のトコロあまり内容は無い感じ〜デザインは凝ってるけど(笑)〜で、東西落語に関する告知も見あたらないです。)

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第26回東西落語研鑽会

会 場 有楽町よみうりホール
 (ビックカメラ 7F)
日 時 2008年1月29日(火)
 午後6時00分開場 6時30分開演
木戸銭  3,800円(全席指定)
 (当日 4,000円)
主 催 六 人 の 会
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[第二十六回番組]------------
柳家 三三 「権助提灯
桂 春団治 「鋳掛屋
柳家小三治 「あくび指南
--仲入り--
春風亭昇太 「茶の湯
林家 染丸 「天下一 浮かれの屑より
 (三味線 山澤由江、鳴物 林家染左・林家染雀)
    お囃子 太田その社中
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[参考]
上方落語メモ【世紀末亭】
落語のあらすじ 千字寄席
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落語検索エンジン「ご隠居」
東西落語特選
招笑亭
落語の舞台を歩く


最初の柳家 三三(さんざ)さんってのは中トリの小三治さんのお弟子さんだとか。で、文化庁芸術祭新人賞受賞ホヤホヤだそうで。たしかに達者ですな。声が良いので聞きやすいし。(今回キャラの使い分けがサゲで見失われた感じだったけど。。。)

次の春団治師匠は淡々と上方落語を古いままに「語る」感じ。何度もこの東西落語に出られてますが毎度マクラすら無いんだけど、語り口調で自然に引き込まれる渋い芸です。今回の「鋳掛屋」はあまり他で聞かないネタだし山場もサゲも無いような噺で、まぁ深いダシの利いた素うどん(笑)みたいな感じでしょうか。

中トリの柳屋小三治さんは淡々と、を通り越して陰々滅々(笑)、と始まったと思ったら噺の中の世界の抑揚は明確で独特の世界ですな、毎度。馬場のファミレスで夜中にお見かけしたりしますが(笑)。それでもこの「あくび指南」は気合いの入った(笑)方だった気がします。
 そうそう、小三治さん、春団治師匠の出た映画「そうかもしれない」(小三治さんも通行人Aだったそうな)をしきりに勧めてましたね。見てみよ。


仲入り明けは六人の会から春風亭昇太さん、大きなネタじゃないけど久々の古典。この人はストーリーがどうのっていうより細かい振幅でずっと笑わせてくれる感じで「笑いに来た」って満足感を貰えます。座布団の上で暴れまくる感じは枝雀さんを思わせてくれますな。

トリは上方落語協会副会長で朝ドラ「ちりとてちん」の落語監修&月に1度は出演(笑)の林家染丸さん。自分には子供の頃(大阪に居た)にテレビで見た三味線弾きの「染二師匠」ってイメージが強い。そういうのもあって踊りや三味線が達者なのは知っていたけど、この噺となると「余人の追随を許さず」って感じじゃなかろうか。
 座敷のチャリ舞「吉兆まわし」、立方(男性)の舞踊「吉野山」(『義経千本桜』より)、女方の舞踊『京鹿子娘道成寺』を一人で踊り分ける(参考:田辺寄席世話人会HP)
 まぁ他の演者にはそれぞれの演出の工夫もあるのでしょうが(現に江戸落語に改題された「紙屑屋」では上方落語のようなハメモノは無かったりする訳だし)、染丸さんのように謡や舞で「見せる」チカラってのは一朝一夕に身に付くモノではないし、高座での噺の中での踊りとして中腰で通すために足腰が強くないとできない、という点で上の世代の大師匠達には難しくなる訳だから、これは結構な演目でした。
 小三治師匠のお弟子さんらしい下座さんが東西落語研鑽会ではいつも控えてらっしゃるんですが、さすがにこの演目は上方から囃子方さんをわざわざ連れてきてました。


今日は「当たり」ばかりのいい席だったです。

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平成紅梅亭 特選落語会 上方落語の神髄 大御所の会
紫綬褒賞授賞記念 三代目桂春団治 其の一
紫綬褒賞授賞記念 三代目桂春団治 其の二
紫綬褒賞授賞記念 三代目桂春団治 其の三
紫綬褒賞授賞記念 三代目桂春団治 其の四
紫綬褒賞授賞記念 三代目桂春団治 其の五
極付十番 三代目 桂春團治 DVD-BOX
そうかもしれない
そうかもしれない―耕治人命終三部作


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2007年09月06日

【芸】第24回東西落語研鑽会 5

う〜む。「鶴瓶版 死神」は後世に残るかも。

およそ2ヶ月に1回の東西落語研鑽会

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第24回東西落語研鑽会

会 場 有楽町よみうりホール
 (ビックカメラ 7F)
日 時 2007年9月6日(木)
 午後6時00分開場 6時30分開演
木戸銭  3,800円(全席指定)
 (当日 4,000円)
主 催 六 人 の 会
  お問合せ 春々堂 筺****(引用に当たり省略)
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
※よみうりホールには障害者用のお手洗いはございません。
http://www.rakugokai.com/kensan-kai/touzairakugo.html
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[第二十四回番組]------------

林家 花 丸 「千早ふる

柳亭 市 馬 「味噌蔵

柳家 小満ん 「二階ぞめき

( 仲入り )

立川 志の輔 「三方一両損

笑福亭 鶴瓶 「鶴瓶版 死神

    お囃子 太田その社中
----------------------------
[参考]
上方落語メモ【世紀末亭】
落語検索エンジン「ご隠居」
落語のあらすじ 千字寄席
---
東西落語特選
招笑亭
落語の舞台を歩く


一番手の林家花丸さんは上方の林家染丸さんのお弟子さんで上方落語。
 この「千早振る」にも色々有って、江戸落語にも「千早振る」が有りますが、その上方落語版、というか、細かいところが結構自由な感じ。今回のは若々しくてそれなりに面白かった。
 まぁこのハナシ、有名すぎて普通にやっても「落語のお稽古」見せられてるようで面白くないものね(笑)。

二番手の柳亭市馬さんは前にも東西落語で見たな。「味噌蔵」も誰かで見たな。
 なんだけど市馬さん声がイイですな。江戸落語を聞いてる気がする、というか(それは当たり前だけど)演じ分けの幅が達者ですね。このハナシ、中で磯節が出てくるのだけどチャンと聴かせるし。

中トリの柳家小満んさんは更に上を行く達者な感じ。拍手や掛け声も目当ての常連さんが来ていたようだし、何だかファンサイトみたいなのもある。他にWikiはてななど。今日のパンフの解説にも「玄人好み」「落語界一の粋人」なんて書いてある。
 今日のネタの「二階ぞめき」、まるで「見てきたような」郭噺、「ぞめき」とは「騒」と書いて、連れだって郭の店先を冷やかして歩くこと、それが何より楽しみって道楽息子のハナシだけど、いろんな川柳を織り交ぜたり、江戸っ子の啖呵や粋、吉原の風情・作法に至るまで、まるで柳家小満ん師匠が実際にそこに居て体験を語ってるかのような臨場感を味わわされ、落語の持つ観客の空想力に働きかけてバーチャル体験させるパワーを感じました。
 う〜ん。たしかにこれは「芸」ですね。

仲入り明けの立川志の輔さんは毎度毎度面白くて「外れの無い」人だと思ってる。この東西落語の席では創作落語が多いけど今日は古典、講談ネタから来た「三方一両損」。
 元は講談「大岡政談」の一つということですが、それ自体が二次創作でネタ元は京都のハナシらしい
 (テレビの「大岡越前」は講談ではなく落語の方を下地にしたらしい。)
 さらにこのサイトによるとネタ元は井原西鶴ってことになってるが、井原西鶴「本朝桜陰比事」(1689)のネタ元が京都のハナシ、つまり「板倉政要」ということなので、もしかして落語は玄孫引きぐらいか(笑)。
 ネットを渉猟していたら志の輔師匠自身がこのネタについて語ってるページ(毎日新聞連載の一部らしい)も有った。
 江戸っ子、それも気の短い職人衆を描くと志の輔さん似合います(笑)。

今日の大トリは笑福亭 鶴瓶、実質ネタ降ろしだそうな「鶴瓶版 死神」。
 元は三遊亭圓朝の作った怪談話(真景累ヶ淵とか牡丹燈籠の作者だし)らしいから江戸落語新作落語ですね。
 しかしその元ネタとなるとそれだけで本が出てるぐらいヤヤコシイらしいけど、上記リンクの「千字寄席」や「死神の舞台を歩く」に依れば、グリム童話→イタリアのコミック・オペラ「クリスピーノと死神」→圓朝作「死神」だとか。
 その段階では怪談らしい落語だったのを、その後の演者がアレコレやと落とし話らしくサゲや運びを工夫してきたようです。
 それでも死神は「いかにも」「らしい」「男」であり、主人公は金に目が眩んで情けない末路となるダメ男、裏切られた死神は義理か気まぐれで一度は生かした主人公を最後は(直接ではないにせよ)殺してしまう、そういうハナシ。

 ところがこの「鶴瓶版」と銘打った「死神」、かなり大胆な換骨奪胎をしています。それがまた今までに無い「チョットいいハナシ」にしている気がします。
 呪文が「テケレッツのパ」ではない(笑)、ってだけじゃありません。
 あまり書いてしまうとネタバレしてしまうし、まだ改良していくと思うのでここでは大雑把に書きますけど、死神は複数登場し、主人公と絡むのは「若くて美しい女」、主人公はダメ男ではあるけれど、何だか許せる奴。ラストシーンでも何となく同情する気にもさせられる程。そこには鶴瓶さん自身の持つ他人に対する優しい目が有るように思います。
 鶴瓶さんの悪いクセという気がしてるのだけどサゲに向けて早口になっていって情感が逃げてしまう面はありますが、、、それでも大昔の落語をやらなかった「ぬかるみ」の頃からのファンとしては、落語が上手くなってきたなぁ、って思います。

 今までの「死神」は金銭欲・物欲に負けて「やっぱり」「救いようのない」ダメ男のハナシでしたから、終わった後に寂寥感というか殺伐とした気が残ったものでしたが、今回の「鶴瓶版 死神」は、ダメ男だけど女に対する愛情が有り、それは誘惑に揺れる情けなさもあるし、後先の見えない情けなさもあるけれど、終わった後には「あ〜あ」「そんなんじゃダメじゃん・・・」って主人公と一緒になって残念な心持ちになる気がします。
 今までの「死神」では見終わったときの観客の視点は死神側だと思いますが、「鶴瓶版 死神」では主人公の男の側に居た感触が残っています。

 この「鶴瓶版 死神」は後々残るかも知れないと思う。


それにしても今日は江戸落語は江戸の粋を存分に、上方落語も人情や滑稽などいかにも「それらしく」、みんな様ざまに工夫して、それが当たってた感じ。

二十四回最初から継続して通ってますが、今回はかなりいい日でした。



ruminn_master at 2007年09月06日 21:28 【芸】第24回東西落語研鑽会コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2007年07月16日

【芸】大銀座落語祭2007千秋楽(昼席) 3

さて今年の大銀座落語祭の最終日、夜席の華は鶴瓶、昼席は米朝師匠が華、一般発売で取り損ねて売り切れてたのでヤフオクで、結構プレミア付きでしたが米朝師匠のだけ何とか取って見に行きました。

大銀座千秋楽01

米朝さん久々なので「元気かなぁ」ってノリです。
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■究極の東西寄席

 会場:銀座ブロッサム中央会館
  銀座2-15-6 03-3542-8585
  有楽町線 新富町駅 1番出口 徒歩1分
  日比谷線/浅草線 東銀座駅 3・5番出口 徒歩8分
■客席、ホワイエ:飲食不可/自動販売機:なし/喫煙:2階席ホワイエ、1階出入口外に灰皿あり
■料金(各ブロック) 全席指定 S席 5,000円/A席 4,500円
■開場はそれぞれのブロックの30分前です

7月16日(月・祝) [Gブロック] 12:00開演

第1部 小沢昭一加藤 武 名優二人会
第2部 待ってました! 桂 米朝(インタビュアー:小沢昭一
第3部 柳家小三治の会

http://www.ginza.jp/select/event/rakugo/01.html
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大銀座千秋楽02

【第1部】小沢昭一加藤 武 名優二人会

加藤 武:朗読「宮本武蔵」(吉川英治)より「宍戸梅軒」より

さすが名優って感じで、なるほど聴かせる朗読ですな。

小沢昭一:口演「榎物語」(永井荷風)

この「榎物語」は劇団1980の公演で古澤さんがやったので3回程見てるし、そのときに小沢昭一さんのCDも買って聴いてた馴染みの作品。
 どうやら小沢昭一さんの持ちネタっていうか十八番らしい。
唸る、語る、小沢昭一の世界「節談説教板敷山/榎物語」

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 市外荏原郡世田ヶ谷町に満行寺という小さな寺がある。その寺に、今から三四代前とやらの住職が寂滅の際に、わしが死んでも五十年たった後でなくては、この文庫はあけてはならない、と遺言したとか言い伝えられた堅固な姫路革の篋があった。
 大正某年の某月がちょうどその五十年になったので、その時の住持は錠前を打ち破して篋をあけて見た。すると中には何やら細字でしたためた文書が一通収められてあって、次のようなことがかいてあったそうである。

 愚僧儀一生涯の行状、懺悔のためその大略をここに認めおき候もの也。
 愚僧儀はもと西国□□藩の御家臣深沢重右衛門と申し候者の次男にてこれあり候。不束ながら行末は儒者とも相成り家名を揚げたき心願にてこれあり候ところ、十五歳の春、父上は殿様御帰国のみぎり御供廻り仰せつけられそのまま御国詰になされ侯により、愚僧は芝山内青樹院と申す学寮の住職雲石殿、年来父上とは眤懇の間柄にてこれあり候まま、右の学寮に寄宿仕り、従前通り江戸御屋敷お抱えの儒者松下先生に就きて朱子学出精罷りあり候ところ、月日たつにつれ自然出家の念願起り来り、十七歳の春剃髪致し、宗学修業専念に心がけ候間、寮主雲石殿も末頼もしき者に思し召され、・・・

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文語調で滔々と語るかと思えば木魚や鉦がリズムを刻んでアホダラ教みたいな崩し方をしたりなど、小沢昭一の幅広い芸能経験が巧く溶け込んでさすがです。

本物が生で聴けてなかなか面白かった。

【第2部】待ってました! 桂 米朝(インタビュアー:小沢昭一

もしかして落語を少しでもやるかと楽しみにしてたら米朝さんの体調が優れないのか椅子に座っての対談、それもあまり長い時間ではありませんでした。
 内容は加藤武さんと小沢昭一さんが早稲田で学生演劇やってた頃の武勇伝なんかや、共に師事していた作家で落語・寄席研究家の正岡 容(まさおか いるる)さんの思い出話など。

ただ、関東の小沢昭一さんと関西の米朝さんでは「間」が違うので、関西の自分が見てると次の拍子で米朝さんが喋り出す、ってタイミングで小沢昭一さんが待ちきれずにハナシを取ってしまって、結構聞いてる方はイライラさせられました。
 まぁ米朝さんの体調を考えて「あまり喋らせないでおこう」「早く切り上げよう」となった感じがしました。

【第3部】柳家小三治の会

その煽りを食って早めに高座に上げられてしまった感じの小三治さん。

「ほんとにトシヨリはワガママで・・」みたいなことをブツクサ言いながらの登場。

演目は「天災」。

落語のあらすじ、千字寄席
東西落語特選
落語「天災」の舞台を歩く
根多データベース
上方落語メモ「天災」

こういう惚けた味の落語は似合う人ですな。

でもなぁ。。。

今日はそこまでの時間に本格的な落語が皆無だった訳で、最後ぐらいは大きなネタを聴きたかったと思います。

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それぞれがそれなりに面白かったけど、やっぱり米朝さんを「ちょっとだけでも」聴きたかったなぁってのが正直なトコロでした。

大銀座千秋楽03



さて大銀座落語祭の総括としては・・・

今回の自分は変化球ばかり選んだ感じでして、このイベント「どの高座を見に行ったか」で印象がかなり違うと思いますので、「爆笑」とか「色物」って感じのは以下の記事が羨ましい。

大銀座落語祭2007ぶった切り-[落語]Allabout(14日の様子)
大銀座落語祭2007ぶった切り・その2-[落語]Allabout(15日の様子)

でも一つの怪談を数日の間に講談・映画・落語で味わうなんてなかなかできないし、名優の朗読もなかなか足を運ぶ機会は無いので、これはこれでいい経験だったな、と。

不愉快だった経験としてはイベントが立て込んでるのでやむをえない面もあるんだけど、遅刻や途中退出者が多くてねぇ。しかも足音が現代人デカイし。
 そんでもって会場の案内係がどこぞのコンサートの警備会社の影響なんだろうかと思うけどみんなスーツ着て革靴履き、それだから遅刻者の案内で出入りする度に「そいつら」の足音が一番耳障りだったんだよね。歌舞伎とか古い芝居のように黒子姿に雪駄履きとか足音のしないような、もっと「実質的に」目立たない工夫をして欲しいと切に願います。これは「改善しようと思えば簡単に出来る」ような気がします。イベント会社に任さなくても前座さんとか一杯居るんだろうし。

そういえば初日初回の怪談のとき、映画館との移動があった折の案内に、小朝さんとこの前座さん(それ以前?)に可愛い女の子が居ました。女性落語家ってまだまだ少ないけど(特に可愛いのとなると(笑))、この時代だからビジュアル的に魅力的な女性落語家もいずれ出てくるのでしょう。

「ブーム」というレベルは一過性にしても、まだまだ「落語」の世界は面白くなりそうだと期待します。

ruminn_master at 2007年07月16日 17:10 【芸】大銀座落語祭2007千秋楽(昼席)コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2007年07月14日

【芸】講談で「真景累ヶ淵」、落語で「牡丹燈籠」 3

台風接近の大雨の中、大銀座落語祭の夜席の一つへ。

浜離宮朝日ホール幟


一昨日の続きみたいな企画で、会場も同じく浜離宮朝日ホール
怪談「真景累ヶ淵」を今度は講談で、
それも人間国宝になった講釈師一龍斎貞水の語りで、という趣向が第一部。
そして同じく三遊亭圓朝の創作した怪談「牡丹燈籠」を落語家師弟がリレーでという趣向が第二部。

--
第1部 「怪談 人間国宝 一龍斎貞水の世界」
 一龍斎貞水「宗悦殺し」

第2部 「怪談 牡丹燈籠親子リレー」
 入船亭扇辰「茄子娘」
 入船亭扇遊「お露新三郎」
 入船亭扇橋「お札はがし」
http://www.ginza.jp/select/event/rakugo/06.html
--


最初の講談「真景累ヶ淵」、
ハナシの中身は一昨日の記事に長々と書いたから置くとして、
演じたのは長編の冒頭に当たる「宗悦殺し」、
さすが一龍斎貞水、って感じで迫力は有るね。
映画「怪談」でも冒頭の「宗悦殺し」の部分は一龍斎貞水の語りという形の演出で、映画は映画の、講談は講談の迫力が有りました。
しかしある意味講談は落語より卑怯だね(笑)。
だって効果音やストロボライトまで使う照明効果、何でもアリなんだもの。

怪談 雪の夜話し 宗悦殺し [江戸怪奇夜話し 第5話]


仲入りを挟んで後半は落語。

人間国宝の後はやりにくいだろうね(笑)。

だから露払いってとこで
いきなり怪談「牡丹燈籠」に入らず、
今日の3人の入船亭の中で一番の若手、
入船亭扇辰さんが
一応怪異譚だけど短編の艶話「茄子娘」、
扇遊さんもよくやるネタらしい。

で、そこからが「牡丹燈籠」から
怪談の中心部分2つを入船亭の師弟がリレー落語。

「牡丹燈籠」そのものはこれもまた長いハナシで
「カランコロン」ってので有名な怪談部分以外に
悪人の因果応報みたいな部分が前後に長い。
それはそれで興味深いのだけど、
本日の趣向は怪談、

惚れて惚れられの因縁と
焦がれ死にしたお露が化けて新三郎に取り憑く部分、
それが幽霊だと気付いて御札を貼って護身するまで、
いわば愛情を描く部分が前半「お露新三郎」、

その幽霊にとっては障害となる御札を欲に負けた下男下女夫婦が剥がしてしまう、いわば人間の業、欲望を描く部分が後半「お札はがし」。

前半を演じた入船亭扇遊さんは、今が旬って感じで緩急自在でいいですな。

後半を演じた入船亭扇橋さんは扇遊さんの師匠でかれこれ喜寿の枯れた高座、淡々とハナシを進めながら緩急や抑揚で自然に惹き込まれます。
江戸の落語家さんにはこういう師匠って居るなぁ、
と自分は思うからそれなりに楽しめたのだけど、
昨今の落語ブームは
もっと一般的な元気の良い落語の面白さ、判りやすさに誘われた客層だからなのか、結構最後まで聞かずに退席してしまうお客さんが多かったです。

まぁいわゆる「怪談」を期待して「怖がろう」って思って来た人にはこの番組は物足りなかったかもなぁ。

第一部と第二部が逆で一龍斎貞水さんが後半だったら良かったかも。

でも怖いままで帰ると夢見が悪いからねぇ。

今回の順序にも理は有ると思う。

それに一口に「怪談」と言っても色々な切り口が有るということで、初日と合わせてなかなかに興味深かったです。

今度は歌舞伎で「怪談」を味わいたくなりました。

--

圓生百席(46)牡丹燈籠1?お霧と新三郎/牡丹灯篭2?御札はがし(芸談付き)
林家正蔵 名演集 7 怪談牡丹燈籠「お札はがし」/ちきり伊勢屋/ガマの油/天狗の鼻
桂歌丸 牡丹燈籠完全セット
小朝の夢高座 Op.1「牡丹燈籠 ― 御札はがし」
怪談傑作集(1)怪談牡丹燈籠


ruminn_master at 2007年07月14日 20:12 【芸】講談で「真景累ヶ淵」、落語で「牡丹燈籠」コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2007年07月12日

【芸】落語「真景累ヶ淵」が映画「怪談」になった 5

長いハナシなので、まず結論として映画「怪談」オススメです。

とっても怖いけど、素晴らしく美しい。

さて

東西落語研鑽会が拡大するような形で夏の銀座の風物詩となって5年目にもなろうという大銀座落語祭

その2007年度のオープニングスペシャルイベント。

落語にも大きく3つに落とし噺、人情噺、怪談噺、その他にも艶噺など色々有るけれど、今回は夏に相応しく怪談噺。

「怪談『真景累ヶ淵』 落語と映画で楽しむ会」−『怪談』試写会付き−
真景累ヶ淵をお聴き頂いたあと、夏に公開する、尾上菊之助・黒木瞳主演の「怪談」をひと足先にご覧頂くスペシャル企画。バス移動のあと有楽町マリオン(丸の内ピカデリー2)では350名の貸切りです!!

解説:鈴々舎馬桜
出演:古今亭菊之丞「豊志賀」
全席指定
料金:1,000円(税込)
http://www.ginza.jp/select/event/rakugo/06.html


要は幕末から文明開化にかけての落語家、三遊亭圓朝が21歳の安政6年、つまり今からざっと100年前に作った怪談、「真景累ヶ淵」

この春に版を改めて岩波から再版されたそうだ。

真景累ヶ淵 改版


それが今回映画になって世界中に配給されると。

poster

まぁ映画とのタイアップなんだろうけど(笑)、落語としても名作だしオープニングには相応しいかもね。
そもそも怪談の代表と言えば歌舞伎(鶴屋南北)の「東海道四谷怪談」、浄瑠璃(合作)の「播州皿屋敷」、そしてこの三遊亭圓朝の作った落語「牡丹灯籠」と「真景累ヶ淵」なのだから。

この「真景累ヶ淵」

元になったのは江戸初期、今の茨城県で実際にあったと言われる実際の怪異譚が元になって生まれた累ヶ淵の伝説。
この実話そのものもかなり怖い60年にわたる因縁話で、落語以前に鶴屋南北が歌舞伎「かさね」に仕立てている。

それを前提に怖さを上積みしたのが三遊亭圓朝の真景累ヶ淵

盲目の鍼医者で金貸しの皆川宗悦が貸した相手の旗本・深見新左衛門に理不尽に斬殺され、その累ヶ淵に沈められたところから噺は始まり、その恨みと累ヶ淵の祟りが重なって、被害者・加害者それぞれの子孫とそれを取り巻く人々が次々と。。。

とっても長い噺で、1日1時間やったとしてそもそもの昔は15日掛かったとか(今回のイベントでの鈴々舎馬桜さんの解説)。
作者圓朝縁のサイトでは13分割してある。
AllAbout落語では8分割してある。
近年では通しで演る人も珍しい中で桂歌丸さんの出してるCDでは5分割、5枚組で4時間程だ

桂歌丸「真景累ヶ淵」


原作に照らしてトータルで見ると

1.宗悦殺し
 (因縁の始まり)
2.深見新五郎
 (加害者の長男→被害者の次女)
3.豊志賀の死
 (加害者の次男→被害者の長女)
4.お久殺し
 (豊志賀の祟りその1)
5.お累の婚礼
6.勘蔵の死
7.お累の自害
 (豊志賀の祟りその2)
8.聖天山(湯灌場)
9〜11.(タイトル無し。伏線)
12.お熊の懺悔
 (豊志賀の祟りその3、決着)
13.(タイトル無し。全ての決着)

なんて筋立てだろうか。

そして部分部分が工夫されて様々に演じられるみたい。
そして一番のカナメは上で太字にした通り
3.豊志賀の死である。

親を殺された側の豊志賀と、殺した側の子である新吉が知らずに出会い、深い仲となり、でもって。。。

ってところがこの怪談の一番怖い部分なんでしょう。

怪談 真景 累ヶ淵より 豊志賀の死 [江戸怪奇夜話し 第1話]


さて、今回のイベント。

第一部は浜離宮朝日ホールで、あらすじの解説を鈴々舎馬桜師匠より。
そして件の3.豊志賀の死古今亭菊之丞師匠が一席。

上の方に書いた能書きのアチコチにはここで聞いたハナシもいっぱい入ってます(笑)。

怪談噺って、軽すぎても重すぎてもダメだから難しそうね、落語としては。


そして第二部はバスで移動して丸の内ピカデリー2へ。

怪談
公式サイト
公式Blog

同じネタを映画という枠組みでどう表現するかが見モノ。

しかし何と言っても近年では久々に大ヒットのホラー映画「リング」シリーズの中田秀夫監督が作ったのだから怖さとしては覚悟の上でした。

最初にまた少し鈴々舎馬桜師匠より解説。

怪談00

先に掲げた原作の流れで言うと
1.宗悦殺しが有って
2.深見新五郎は飛ばして
3.豊志賀の死がメイン。
その中で原作では2で死んでるお園が絡んできます。
4.お久殺し
5.お累の婚礼と進んで
6.勘蔵の死も飛ばして
その間に
原作上は後半の要のお賤が登場、
7.お累の自害辺りからストーリーが大きく変わって映画としての結末に進んでいくことに。

・深見新左衛門:榎木孝明
・深見新吉:尾上菊之助

・皆川宗悦:六平直政
・(長女)豊志賀:黒木 瞳
・(次女)お園:木村多江

・お久:井上真央
・お累:麻生久美子
・お賤:瀬戸朝香

ハッキリ言って怖かった。
けど

ドキーッ!

ってしたのは3回ぐらいで、
あとは「何が起きるんだろう」のゾクゾク系がずっと続く感じ。

追い詰められるような怖さは一部に使われていた一龍斎貞水師匠の講談の部分がもっとも怖かった。

でもスプラッタな演出は抑え目で画面が見事に美しく、
これは日本の美の一つ「幽玄」ってレベルなのかも。

1024_768_a

(画像は上記公式サイトで配布されてる壁紙の一つです)

主役の尾上菊之助、黒木 瞳が
ときに美しく、ときに恐ろしくと
見事な表現なのは流石当然だと思うけど、
井上真央が予想以上に芸達者だなぁと感心。

もともと小悪魔的な容姿の女の子が役柄に見事にハマってましたね。

そういえばどの女優さんもキャラクター設定と見事にマッチしてそれを表現しているような美しさをスクリーンの上で見せてくれていました。

やっぱ美人じゃないと怪談芝居は務まらないね。

醜いだけじゃ目を背けるけど怖いモノにはつい惹き込まれる魔力があるから。

風景、衣装、女優陣、歌舞伎俳優が織りなす映像美は怖さに酔わせてくれました。

ホラーってあんまり好きじゃないんだけど、これはなかなかオススメの一本。

--

真景累ヶ淵 (中公クラシックス J 34)
怪談累ヶ淵
圓生百席(55)真景累ヶ淵(しんけいかさねがぶち)?1「宗悦(そうえつ)殺し」?2「深見新五郎」
圓生百席(56)真景累ヶ淵(しんけいかさねがぶち)?3「豊志賀の死」?4「お久殺し」
圓生百席(57)真景累ヶ淵(しんけいかさねがぶち)?5「お累(おるい)の婚礼」?6「勘蔵の死」
圓生百席(58)真景累ヶ淵(しんけいかさねがぶち)?7「お累の自害」?8「聖天山」


ruminn_master at 2007年07月12日 22:10 【芸】落語「真景累ヶ淵」が映画「怪談」になったコメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2007年05月30日

【芸】第23回 東西落語研鑽会 4

およそ2ヶ月に1回の東西落語研鑽会

今日のは上方落語が4本で、それを小朝が受けて立つ感じ。

「よ〜笑わしてもろた」ってな感じです。
------------
[第二十三回 番組]

桂  宗 助 「親子酒」
春風亭 小朝 「浜野矩随」
桂  ざこば 「子は鎹」
<仲入り>
笑福亭 鶴瓶 「長屋の傘」(私落語)
桂  春団治 「祝のし」

 下座 太田その社中
-----------------------

(謝辞)m(__)m Thanks!
★上方落語ネタ参照上方落語メモ「世紀末亭」
★上方落語解説参照上方落語のネタ
★江戸落語ネタ参照落語検索エンジン「ご隠居」
★江戸落語ネタ及び解説参照落語のあらすじ千字寄席
★江戸落語ネタ背景?参照落語の舞台を歩く


今回は「親子」関係、
それに劣らぬ「師弟」関係、そんなテーマでしょうか。

最初の桂宗助の「親子酒」、
米朝師匠のお弟子さんだそうですが普通に聞きやすい。
この落語会のいいところは有名処を東西並べながら
最初の一人に知名度の低い人が入って何だか新鮮なところ。
寄席に行くと下手な人の方が多いから苦痛だし、
でも名人上手有名人ばっかりでもねぇ、、、
ってなところで、いいバランスだと思います。

小朝の「浜野矩随」、
まず読めない「矩随」は「のりゆき」という人名で
親父が名人という彫り師のハナシ。
親子の情の「いい噺」です。
前に円楽さんで聞いたのかな。

ざこばの「子は鎹」、
これも読めないですね、「かすがい」。
現代人は知らないだろう、ってことで
実物をステージに持って来て見せてはりました(笑)。

ざこば師匠は声は悪いのですが
さすがに話し方でチャンと子供と親父と奥方の落差が有るのでテレビなどの印象よりはずっと受け止めやすい落語家さんだと思います。

鶴瓶の「長屋の傘」、
私小説ならぬ私落語
鶴瓶の実話を元にネタに仕上げたもので
この「長屋の傘」が最初の作品だそう。
これは内弟子時代の松鶴師匠とのエピソード。
松鶴さんの人柄を知ってる層にはかなりのツボです。

そうそう、今回は、いわば持ちネタでしたが
次回は古典落語の大ネタ、
小朝尊師(笑)よりの宿題が出て
(しかも本日の出番直前に(笑))
次回〜秋〜の東西落語では
「死に神」をやるそうです。
秋には鶴瓶さん全国の芝居小屋を「鶴瓶のらくだ」で回るそうで、秋に向かって一層ハゲそうですな(笑)。

大トリは春団治師匠の「祝のし」。
春団治師匠は枕もアッサリと自然に噺に入られて
さすがの年季を感じさせますが、
客として素直に楽しむ意味では
さすがに心地よくて〆に相応しい。


「子は鎹」に出て来たウナギが美味そうで、無性に食べたくなりました。





ruminn_master at 2007年05月30日 22:01 【芸】第23回 東西落語研鑽会コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2007年01月31日

【芸】第21回 東西落語研鑽会 3

およそ2ヶ月に1回の東西落語研鑽会

今日のは全体に軽かったね。

大ネタも長講も無かったし。

でもまぁ軽いけどそこそこ面白いレベルで揃ってました。

(21回有って未だに大失敗は笑瓶だけだと思う)

[第二十一回番組]------------
桂   かい枝 堪忍袋
春風亭 昇 太 お見立て(*)
笑福亭 鶴 光 袈裟御前
 仲入り 
春風亭 小 朝 七段目(*)
桂   三 枝 誕生日

     下座 太田その社中
----------------------------
[参考]
上方落語メモ【世紀末亭】
落語検索エンジン「ご隠居」
・*落語のあらすじ 千字寄席


最初の桂   かい枝って文枝さんの弟子なんだね。
次回の東西落語は文枝さんの追善だから
その露払いってところでしょうか。

自分が大阪を離れて長いから
上方落語の勢力図は知らないけど
期待してなかったのだけど結構運びも良くて面白かった。

ネタとしてサゲ自体に工夫が必要には思うけど。
(何で嫁の悪口を聞いた姑が元気になるのか、感情移入させて貰いたい)

次は六人の会から春風亭 昇 太
この人、上手いのも上手いと思うけどマクラが面白いんよね。
最初のかい枝と続けて客を騙して喜んでました(笑)。

仲入り前は笑福亭 鶴 光
ネタは講談みたいな噺なんだけど
細かいクスグリがリズム良くハナシを運んで
鶴光イメージとしては下品すぎることもなく
面白かった。

カタイ話はこんな変容も有るんだよね。

こぶ平(正蔵)も
講談ネタみたいな人情話多いけど
講釈師じゃなくて落語家らしく
ちゃんと笑わせて欲しい。。。

ってのは関西人のセンスかな?

仲入り後が春風亭 小 朝
マクラで
「今日みたいな軽い日もいいでしょう」
ってな言い訳が入りました(笑)。

まぁたまにはいいですけど。。。

ネタは歌舞伎ネタ。
ある程度知ってる人なら笑えるけど
東西落語研鑽会は客層が広いので
客席のウケも中途半端だった気もします。

昔は娯楽が少ないから歌舞伎は共通の教養、
それだからこそパロディみたいなこういうネタが活きたのでしょう。

演者とは関係ないけど
最後のサゲ、
小朝がクチにする一瞬前に
後ろの年寄りが
「あぁだから『七段目』」
って口走りやがって(笑)
もう!!!
年寄りになるとアチコチ締まりが無くなるから(笑)。

トリは紫綬褒章、上方落語協会会長の桂   三 枝
ネタはやっぱり新作落語。
大阪天満にできたばかりの繁盛亭の正月席に掛けてるぐらいだから練ったハナシなのでしょう。

でもなぁ。。。

考えオチでもないのだけど
登場人物が多いワリには
イマイチ描き分けが曖昧で
何だか最後は一拍置いて
「あ、そういうオチね」ってな感じ。

この人はどこまでも新作しかやらない気がしますが、
どうにも新作落語って軽いからねぇ。
でもって
今まで聞いたハナシでしか判断出来ないけど、
関西人の自分にとっても
志の輔の新作の方が笑いやすい。
何でだろう?
イマイチ個人的には面白みが大きくないです。


今日は上方落語から3席、江戸落語が2席。
寄席で慣れているせいなのか
江戸落語の人々の方が
マクラ、導入部の運びがスムーズで面白い気がしました。


上方落語も繁盛亭ができて変わっていくと面白いなぁ。


ruminn_master at 2007年01月31日 21:30 【芸】第21回 東西落語研鑽会コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2006年09月14日

【芸】第19回東西落語研鑽会 3

2ヶ月の一度の東西落語研鑽会
前回行き損ねて皆勤賞は逃したが、
コストパフォーマンスのいい落語会なので自分としては一生懸命チケット取って出掛けるイベント。
相変わらずの満員御礼の大人気。
客層も寄席や他の落語会と較べて非常に幅広いと思う。

第19回 東西落語研鑽会
平成18年9月14日(木)午後6時30分開演
 今回のプログラムの目玉はズバリ!正蔵が初演する<双蝶々>です。
これまでの温もりある落語から一変してヒールに挑む正蔵の悪党ぶりに注目です!!
そして、もうひとつのお楽しみは初登場の歌丸師匠。
勢いある若手の芸にかこまれて光を放つ円熟の芸に御期待下さい!!
皆様の御来場を心よりお待ち申し上げます。

会 場:有楽町よみうりホール
    (ビックカメラ 7F)
日 時:2006年9月14日(木)
 午後6時00分開場 6時30分開演
木戸銭:前売 3,500円(全席指定)
    【当日は500円増し】
主 催: 六 人 の 会
お問合せ:ねぎし事務所 筍娃-3873-0760
※未就学児のご入場はご遠慮ください。
※よみうりホールには障害者用のお手洗いはございません。
http://www.rakugokai.com/kensan-kai/touzairakugo.html


<番組>
桂    吉 坊 「商売根問とある解説
春風亭  昇 太 「青  菜千字寄席
桂    歌 丸 「井戸の茶碗千字寄席
 仲入り 
桂    雀三郎 「遊山船とある解説
林 家  正 蔵 「双蝶々背景解説

(謝辞)m(__)m Thanks!
★上方落語ネタ参照上方落語メモ「世紀末亭」
★上方落語解説参照上方落語のネタ
★江戸落語ネタ参照落語検索エンジン「ご隠居」
★江戸落語ネタ及び解説参照落語のあらすじ千字寄席
★江戸落語ネタ背景?参照落語の舞台を歩く


桂 吉坊は若くて元気がいい感じだけど一から十までテンションが高すぎて、まだメリハリがねぇ。。。
公式ファンサイトの紹介「桂吉朝の5番目弟子。桂米朝の孫弟子」を見る限り師匠筋は上品だから前途有望、って言いたいところだけど、当の師匠が死んじゃったから苦労してるだろうね。
ネタの商売根問は最初の「こぼれ梅」とサゲの「河太郎(ガタロ)」だけのショートバージョン。
「こぼれ梅」の行は枝雀さんが他のネタに混ぜたりしてたので馴染み深いです。

春風亭昇太の「青菜」は先週ネタを決めたときが暑かったので、との言い訳付きで涼しくなってしまった席に掛けてます。
これはネタ自体が馴染み有るものだけど、昇太さん勢いがあるからね、気分良くサゲまで運んでくれますな。

桂歌丸師匠の「井戸の茶碗」は上手いなぁやっぱり、って感じ。
声が武家噺に合ってるんですな。
気むずかしさと上品さが声に乗ってます。

桂雀三郎の「遊山船」は師匠の枝雀さんを彷彿とさせる語り口で楽しいんだけど、ネタのサゲ自体が説明口調なので少々勢いにブレーキが掛かったままに終わる感じで惜しい。

さて今回一番「???」だったのが最後の元こぶ平、林家正蔵の「双蝶々」。
人情噺に分類される全編で1時間半の長講ネタの一部をやりました。

人情噺ってのは
「ホロッとさせる」とか
「何だか心が温かくなった」とかだと思います。

この「双蝶々」は
(1)ガキの頃からの悪人が、
(2)奉公先の一人、二人と殺して逃げ、
(3)彷徨い巡って偶然に、乞食同然の両親と出会う、
その最後の遣り取り、再びの別れこそが「人情噺」なハナシです。

その大事な(3)を全てカットしてしまったので伏線になる(1)も全カット。
となると全く人情噺では無くなってます。

しかもこの噺、元が長講なためか(2)にクスグリが無い。
だからほとんど笑うこともできません。

長いからでしょうが
(1)と(2)を「小雀長吉(前・後)」、
(3)を「雪の子別れ」として区切って演じられることも少なくないようで、
林家正蔵さんだけの責任ではないですが
(2)だけって演じ方は客のこと考えてないなぁ、とか思います。

落語のカタルシスは緊張と緩和から出来てると思いますが、
このネタだと(1)から(2)で緊張感をピークに運んで
親子の出会いがどんでん返し、
親子の情の機微に触れて「ホロッと」来る(3)で大きく緩和できるのが魅力の噺。

(2)だけだと「ヒドイ奴が居るなぁ」だけです。

しかもそれがトリなので、そんな気分のままに会場を後にする訳で・・・
他の4席も台無しの気分になりました。
せめて中トリに掛けるのなら「口直し」の後半が有るからいいんだけど。。。

たしかに元こぶ平が林家正蔵になって上手くなったなぁ、上手くなってきたなぁ、とは感じます。
そういう意味では「芸を見せてる」んでしょう。
でも「上手い!」って言わせようとすることは落語なんだろうか?って思います。

百歩譲って(2)だけで勝負できるネタだとしたら、
そこでの見せ場は悪人の悪人らしさ、
ピカレスクロマンというか「悪漢」ぶりでしょう。
しかし元こぶ平、林家正蔵さん、人相が「おぼっちゃま」で声も優しいので不向き。
ハナシのチカラで巻き込んでしまう程のパワーもまだ無いと感じます。

難しいネタをやったものですね。

笑うことも心が温まることも無い、
生い立ちの説明も無い「とある悪人」が罪も無い丁稚小僧を絞め殺したシーンで終わる今回の一席、
落語って何だろう?」ってつくづく考えさせられた次第。

ruminn_master at 2006年09月14日 21:20 【芸】第19回東西落語研鑽会コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2006年03月28日

【芸】第17回東西落語研鑽会 3

う〜ん、、、新作ばっかりだと面白くないぞ。。。
第十七回 東西落語研鑽会
 〜柳家花緑、大暴れ!!〜


会 場 有楽町よみうりホール
日 時 平成18年3月28日(火)午後6時30分開演


<番組>
林 家 たい平:紙屑屋
笑福亭 鶴 瓶:オールウェイズ お母ちゃんの笑顔
桂   文 珍:商社殺油地獄
(仲入り)
〜長講〜
柳 家 花 緑:死刑台のカツカレー
---------------------------------------------

最初の「紙屑屋」だけが古典。
江戸落語の検索サイト御隠居でも出てくるけど、上方落語では五代目 桂 文枝の十八番とも言われる噺。
(ネタをネット検索してるときに面白いHPを見つけました。賛否両論でしょうが)

林 家 たい平さん
結構上手い方で、この後半は自由な落語、微妙な下げの噺でチャンと笑わせてました。

鶴瓶の「オールウェイズ お母ちゃんの笑顔」は
私小説ならぬ「私落語」という最近の鶴瓶オリジナル、創作モノです。
単純に「何度聞いても笑える」ハナシ。
お母さんが亡くなってる今となっては少しホロッとさせる人情話。

ネタとしては古くからの鶴瓶ファンには馴染みの鶴瓶と母の騒動。
タイトルで予想されたババタンゴ、馬券風呂、クリスマスツリーです。
(これだけで判る人は立派な鶴瓶ファン〜ぬかるみorパペポ〜でしょう)

そういうファンの身として思うのは普通に鶴瓶が喋ってる方が面白いんです。
何というか落語となるとカミシモ使い分けてってところで
どこか無理が出てくる。余所余所しくなる。
登場人物が「息をしてない」って気がする隙間がときどき有るんです。
サゲで早口になるのは創作・古典問わず鶴瓶師匠のクセでは有りますが、
いずれそういう壁もぶち破って欲しいと古くからのファンとしては思う訳です。

文珍の「商社殺油地獄」(しょうしゃごろしあぶらのじごく)も創作落語。
といっても
浄瑠璃を習いに行ったりして勉強熱心な文珍師匠ならでは。
産油国に行ってる日本の商社マンが国王の前で日本の狂言をやる羽目
というドタバタですが狂言風の部分が達者だし
下座さんを高座の脇に上げて掛け合いしたりと面白かった。
古典の「能狂言」という元ネタが有るそうです親頁

花緑の「死刑台のカツカレー」は・・・・
う〜ん個人的には好きじゃない。
花緑が上手いから何とか聞けるし部分部分が面白いんだけど
ネタが長講にしてる意味がないように思います。

要は死刑囚の最後の晩餐に「カツカレーを食いたい」というスジ。
でもハナシが複雑で十分に2時間ドラマになりそう。
テレビの2時間ドラマにしたらきっと面白いと思います。

でも、落語としてはヤヤコシ過ぎるんじゃないのかな?

ネタフリでもありクスグリでもあった
ラーメン二郎注文方法
にしても万人が知ってる訳ではなくて
関東で大学生を経験したような層に限られる訳で
客層が幅広くて年齢層も比較的高めの東西落語研鑽会では難しいでしょう。

その難点が結局のところ客の感情移入を阻害してしまった点も有ると思います。

結局の処、長講が長さ故にダレてるような感じ。
アチコチにハナシが遊んでて、
結局サゲの部分で大きく笑えないし泣けない。
落語の楽しさの根っ子だと思われるカタルシスが無いんだよね。。。

ストーリーとして短く纏めにくそうだから
逆にネタフリをもっと丁寧にして
主人公に感情移入させてくれれば何とかなるのかも知れません。

これから育てなきゃいけない創作落語って感じでした。

どれもそれなりに面白かったんだけど・・・
今日は「小さな笑い」がずっと続いた楽しさは有るけど
大きなカタルシスは一つも無かったです。

やっぱり小朝が全体をプロデュースするとか
舞台としてのバランスを取る人が必要な気もします。
---
笑わせて笑わせて桂枝雀
哀しき紙芝居
ぬかるみの世界―ありがとう、新野先生、鶴瓶さん
女と男 聞けば聞くほど…


ruminn_master at 2006年03月28日 21:44 【芸】第17回東西落語研鑽会コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2006年01月25日

【芸】第16回東西落語研鑽会 4

有楽町のよみうりホールで恒例の東西落語。
春団治さんを迎えて今回は関西色の強い落語会でした。

前回から2ヶ月。
ますますチケット捕り難くなってて、次回は既に昨年末に完売御礼。
でも何とか今回も行けて皆勤賞係属中。

今回は「特別にコレが良かった〜」じゃないけれど
平均的にハズレ無しに面白かったから「楽しかったなぁ」です。

<番組>
桂   吉 弥 「ふぐ鍋
春風亭 小 朝 「試し酒
桂   春団治 「お玉牛
〜 仲入り 〜
春風亭 昇 太 「時そば
桂   三 枝 「くもんもん式学習塾」
---------------------------------------------
(リンク先Top頁など〜アレコレのネタを読みたい方に〜)
上方落語のネタ
上方落語メモ【世紀末亭】
落語のあらすじ 千字寄席(江戸落語)
落語検索エンジン「ご隠居」(江戸落語)
---------------------------------------------


今回の1席目は米朝一門。昨年末に無くなった桂吉朝のお弟子さん。
吉朝さんも落ち着いて上手い噺家さんだったけど、この吉弥も結構いいですな。
 ネタはこの時期にうってつけ、分かりやすい「ふぐ鍋」
東京で演じる都合でもあるだろうけど
「何故『てっちり』って言うか」をマクラにしてキレイなオハナシになってました。
(いくらでもベタベタに出来そうなネタですが)

2席目が「6人の会」から小朝
この人、声が良いので上品な役が似合うんだけど、
今回の「試し酒」での主役は田舎モンの酔っ払い。
聞く前は「どうなんだろ?」なんて思いましたが
なかなかどうして
上品な声質が「田舎の人の、『人の良さ』」として光ってて秀逸。
小朝の酔っ払いもいいなぁ。
 まぁ「らくだ」みたいなガラの悪い酔っ払いは不向きだと思うのですが。。。

中トリは上方四天王の一人、春団治師匠の「お玉牛」
四天王が残り2人になって、「元気なのかなぁ」だったんですが
いやぁ、失礼を承知で「上手かったぁ〜」。
前に登場された時に弱々しく見えたのはネタのためで
今日のネタのような登場人物が雑でハナシの転がる噺では
「まだまだ元気だなぁ」って安心しました。

仲入り後は「6人の会」から春風亭 昇太。
この人は元気で高座を見てるだけでネタに依らず楽しい。
派手なネタというか賑やかに演じるのが似合う人で
今回の「時そば」
ストーリーは江戸落語だけど、趣は上方落語の時うどんってので演じてました。
「時うどん」。枝雀のが好きだったなぁ。

大トリは上方落語協会の現在の会長、桂三枝。
大阪育ちの自分としては落語家というイメージより司会者だし、
落語も昔から新作落語、創作落語専門な感じ。
今回の「くもんもん式学習塾」
最近流行の『ドラゴン桜』をヒントにした新作かな、とか思ったら
昭和62年3月制作の創作落語だそう。
 関西人は「やくざ」ネタ好きだしね。
関東人に伝わるかどうか疑問だけど。

関西で言う「ヤーさん」。
それは東京など全国区で思われてるような
カッコイイとか暴力団というのとは少しイメージが違って
どこにでも居るような土地柄だからこそ
庶民の見方、だけど無茶苦茶、だけど結構オモロイ
って感覚なのかも知れない。

そういえば・・・中学の卒業旅行、
男3人で若狭の民宿に泊まってた折
何故か数人のヤーさんが居て
何だか知らないけど気に入られて(笑)
「お前らからは金取らんから」
って
夜中ミッチリとオイチョカブを教えて貰いました(笑)。
色んな意味で勉強になったし、オモシロかったなぁ。
---
春団治 三代(6)
二代目さん―二代目桂春団治の芸と人
初代桂春団治落語集
桂三枝大全集?創作落語125撰?第3集「くもんもん式学習塾」「おーいキャディさん」
平成紅梅亭 特選落語会 上方落語の神髄 大御所の会
きく知る落語―東西落語家50傑・まるごと上方落語
桂春団治 はなしの世界
上方落語十八噺 なぜか気にかかる人たち


ruminn_master at 2006年01月25日 21:00 【芸】第16回東西落語研鑽会コメント(3)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年12月31日

【芸】紅白の裏で談志の「芝浜」 4

37f9fa9e.JPGう〜ん、さすがに泣けるな。

時間が少し早いけど、いい年越しだよね。

---------------------------------------------
21:00(東京MXテレビ)
立川談志60代最後の落語

落語ブームの大トリはこの人しかいない!
情話の傑作“芝浜”で年越し・歴史的瞬間を目撃せよ
---------------------------------------------


前に聞いた時と筋の運びが変わって、より情話の色が強くなってた感じ。

でも、さすが。

自他共に認める芸ってだけのことはありますな。

談志の「芝浜」。
--
立川談志 『談志百席』 古典落語 CD-BOX 第一期
立川談志 「談志 百席」 古典落語 CD-BOX 第二期
立川談志「談志百席」 古典落語CD-BOX 第三期
ひとり会(5)
立川談志 古典落語特選 3


ruminn_master at 2005年12月31日 22:33 【芸】紅白の裏で談志の「芝浜」コメント(5)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年11月25日

【書】脳神経外科医さんの落語 3

と言っていいのかどうか、御本人は
「落語家が医者になっただけだ」と仰る。
十代目桂文治の弟子で桂前治という芸名のお医者さんだ。

(そういえば桂文治も昨年に本田美奈子と同じ急性骨髄性白血病で亡くなったんだっけか)

脳を鍛える大人の落語
十代文治 噺家のかたち


こだわり文治の泣きどころ―最後の噺家


古典落語名作選 其の一


師匠の桂文治の記憶は結構有るなぁ。
たしか黒紋付き着て高座に上がる最後の落語家とか言われてたんだっけ?
江戸落語のイメージの一つを桂文治に見ていたような気がする。

さて本書。
病院の中で患者さんを前に演った高座2席
本膳」と「青菜」が収録されたCD付。
本の内容は「落語がいかに脳を活性化するか」と落語の筆写本。
落語は映像での笑いと違って聞き手が想像力を働かせて楽しむ要素が強い。
その結果、少し興奮しながら癒され、元気が出ると同時にリラックスするそうだ。
脳神経外科の先生がその実践として病院寄席をやってるらしい。

落語の方は「意外に上手い」って感じだし、声や滑舌も悪くないので聞きやすい。
ただ、
ネタはオーソドックスだが少々理屈っぽい噺だから演じ方次第って面もあって
あまり冒険はしてない「大人の落語」であるから、サゲで大爆笑とはいかない感じ。
でも少々考えさせるハナシの方が脳には良い、って選択かもしれない。

談志も
「落語という笑いがあるのは日本だけだ。中国や朝鮮には無い」って言ってたっけ。
(頭の善し悪しよりは文化としての余裕の問題とは思うけど)

たしかにコントより聞き手を選ぶ高度な脳の働きが要求される気がする。
脳には良さそうだね。

ruminn_master at 2005年11月25日 14:40 【書】脳神経外科医さんの落語コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年11月24日

【芸】第15回 東西落語研鑽会 4

この東西落語研鑽会、有楽町のよみうりホールで2ヶ月に1度有る落語会。
春風亭小朝立川志の輔笑福亭鶴瓶、柳家花禄、春風亭昇太林家正蔵(元、こぶ平)からなる「六人の会」主催の落語会だ。

東西の落語家が結構気合いを入れてやってくれる。しかも安い。
いつも満席で、来た客はまた次回も来るのでチケットの取りにくさは抜群だ。

第1回から皆勤賞で見に行ってるので、その内に過去の感想もここに記録するけど、Blog書き始めてから最初の、まぁ今回。

<番組>
笑福亭 瓶太:「上燗屋
柳家 喜多八:「あくび指南
春風亭 小朝:「芝浜
〜仲入り〜
桂  雀三郎:「帰り俥」
笑福亭 鶴瓶:「愛宕山


1番目はチャレンジ席みたいなものであまり知名度のない若手が多い。
今回は鶴瓶の弟子(たしか20人ぐらい居たんじゃ無かろうか)の瓶太。
一番弟子の笑瓶が昔ここに出て、大スベリ。
新作落語とも呼べないテレビネタの焼き直しの「伝説のカウンセラー」
中途半端なモノマネでお茶を濁してハナシの運びも旨くない。
それで「鶴瓶の弟子」には不安が有ったのだけど
瓶太は声の通りも滑舌も良く、間も落ち着いていて、
ネタは古典、予想外に楽しめた。
 結局、今のところ後にも先にも、
東西落語研鑽会で「ハズレ」だったのは笑瓶だけだ。
アレは落語を、というか落語を聞きに来る客を舐めてる。
お茶の間で寝転がってバラエティ見てるレベルと区別が出来てない。

2席目の喜多八さんは、だいぶ前に「やかんなめ」を聴いた。
この人のはメリハリが効いててハナシがよく伝わってくる。
ワリと好きな噺家さんで、今日の「あくび指南」も
無言で「見せる」落語という面があるのだけど、
ずいぶん気持ちを持って行って笑わせてくれた。

中トリの小朝の「芝浜」。
談志のと違ってこっちまで泣きそうにさせられるパワーこそ無いけど
細かいクスグリも散りばめられて、まるでイリュージョン系落語のような
軽みのある面白さ。人情話なのに洒脱な感じで、これも「江戸」って気がした。
こういう芝浜も有りだろうなぁ、なんて感じた。

仲入り明けの4席目は雀三郎の「帰り俥」。
この噺は雀三郎の得意ネタらしい。
タクシーが右往左往させられた実話が元の比較的新しい新作だそうで
地名が関西な分、東京で演ずるには距離感が伝わりにくいハンディを
人力車の車夫を演ずる雀三郎の演技で何とか克服していたと思う。

トリが鶴瓶の「愛宕山」。
枝雀の愛宕山が大好きで、
枝雀も確か英語落語にまでしてる面白いネタだけど
男女合わせて登場人物が多くて描き分けが必要だし、
様々な情景も描き出さねばならず結構難度は高いはず。
このシーズンの高座に掛ける都合で季節を桜から紅葉に変え
笑福亭の色合いらしい「京都の旦那vs.大阪の幇間」という対立を軸に
ワリときれいに鶴瓶落語に纏めていたと感じた。
 鶴瓶の欠点は
ネタフリや背景・情景を説明するような部分が早口になるので
サゲが見えにくくなる。
またサゲに向かう緊張感なのか、サゲ付近も早口になるのでますます笑いにくい。
客席全体の反応でもクスグリの方が大爆笑で、サゲが緩和の笑い。
昔より滑舌も良くなって表現の巾も拡がってるけど、
その辺りを改善して欲しいなぁ、とか願ってます。
---
酒肴が旨そうな噺が多かったので、
帰りは有楽町界隈の馴染みの魚料理の店で熱燗で一杯、とやって帰ってきた。



六顔万笑―「六人の会」フォト・インタビュー集


六世笑福亭松鶴はなし


ruminn_master at 2005年11月24日 23:07 【芸】第15回 東西落語研鑽会コメント(4)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年11月12日

【芸】流石家元、談志の「らくだ」 5

大ネタである。個人的には「芝浜」以来かな。
最近あんまり大ネタに当たらなかった。
「松を引け」「ん廻し」「首提灯」などなど。
久々に「芸のチカラ」ってのに引きこまれ圧倒された感じ。

導入部分、落語の世界に入り込むところまでは談志自体ウロウロしてたけど
乗ってきた時のパワーはさすが常人ではない。

芝浜」の時に感じた
「しわがれ声」の談志が色っぽい女房に見える魔術は
らくだ」では
同じ男の2人の会話、立場の強弱、気の強弱が移り変わる、
酔いの進み具合に応じて形勢が逆転するところが最大の見せ場の噺、
もちろん聴衆は重々承知で待ち構えているネタなのだが
そんな先行きを忘れさせて
談志がある時は「屑屋」、ある時は「ヤクザ」そのものに見える。
空気が変わる。不思議なことに顔も変わる。
談志は自分の回りの空気を作り出す。密度が自在に変わっていく。
聴衆はその「間」に惹き込まれて目の前に居るのが「立川談志」であることを忘れる。

噺の前後に照れて言い訳するのが今の談志の味なんだけど御本人は悔しいらしい。
世間を愚痴る、落語界を愚痴る、今の時代を愚痴る。
そして何より自分自身を愚痴る。
これも今の味だと思う。

立川流家元、立川談志の一人会「秋三夜」の中日が国立演芸場で有った。
10月、11月、12月と有ってその真ん中。
いずれも発売初日一時間も経たずに売り切れのチケットである。
談志オッカケの友人に声を掛けられて取って貰って一緒に行った。

一人会だからもちろん家元一人。二席。
だいたい家元はマクラで客層を探る。
二席やるなら一席目はそれ自体が探りネタだったりしたこともある。
本日の一席目、仲入り前は
疝気の虫
イリュージョン系のオモシロ噺。
ほとんど桂枝雀なみに動きまくる。
「これじゃあ枝雀だ!」って言いながら(笑)。
家元のウォーミングアップ。
マクラというか愚痴話で印象に残ったのが
「文明が文化を支えなきゃイケナイ」みたいなハナシ。
家元のウンチクは好きである。

でもって二席目が件の「らくだ」

仲入り時に友人と
「芝浜」って空気じゃないけど「文七元結」ぐらい場所柄だから・・・
なんて予想してたけど、予想は正面から外してくれた。
「若い頃ならやってたかも知れないが」なんて言いながら。

※以上、落語演目リンク先・・・落語のあらすじ 千字寄席
落語検索エンジン「ご隠居」よりネタ数こそ少ないけど深いところまで判るのでオススメ)


一緒にすると怒られるけど
しばらく前に東西落語研鑽会で鶴瓶の「らくだ」を聞いた。
師匠の大ネタに挑戦するということで大騒ぎだったけど
「松鶴味」は抜群の鶴瓶、
オチに向かって焦るのは鶴瓶の癖に思うけど
山場の酔っぱらうシーンはそれなりに良かった。

鶴瓶そしてその師匠の松鶴の「らくだ」、
枝雀の「らくだ」、米朝の「らくだ」
この辺りも聞いたことはあって何枚かCDやらビデオも有るが、
頭の中では「らくだ」は上方落語だ。
枝雀以外の上方落語だと「らくだ」のハナシはもう少し先まで進む
(上方落語なら【世紀末亭】


オチはかなり先にある長編落語なんだが、実際のところ中だるみは避けられない感じ。
江戸落語でも
談志と同じ場所、
二人の男の立場が逆転した瞬間をオチとする噺家さんが他に居たと思う。
なるほど
火葬場のオチまで進むとワリと駄洒落のような印象になる。
人情の機微、人間の面白さ、なんて深いオチにするには
談志・枝雀の選択は秀逸に思える。
たしかにこの方が好きなんだけど
「そんでそのあとどうなんねん!?」ってのが残るのが少々気色悪かったりする。

ところでこの落語の「らくだ」、元ネタが歌舞伎なんだってね。
眠駱駝物語(ねむるがらくだものがたり)(frompureDROPS41*12

歌舞伎も見てみたい。


※噺家さんを弟子でも業界人でもないのに「○○師匠」って呼ぶのは
 なんだか「通ぶってる」みたいで嫌なので敬称略にしてます。
 特に今回は何だか批評めいた書き方だし。
 でもね、このハナシ好きだからアレコレ思うこと多いんです。
 誰かに失礼だったらスミマセン。
  でもねぇ、例えば
 みんな普段は「バース」「掛布」な訳で
 でもって本人を目の前にすれば「バースさん」「掛布さん」なんで
 一般人の身としてはいいんじゃないかと。
  あと、芸名・雅号で呼ぶのは十分に敬意を表すもののはずですし、まぁお許しを。


<<訂正追記 at 2005年11月13日 22:33>>
よくよく読んで考えてみると「らくだ」も歌舞伎が後だね。
歌舞伎が落語を元ネタに芝居に仕上げたのかぁ。

「文七元結」の例もあって、
昔は落語が偉かった、っていうより
歌舞伎というのは本来そういう大衆芸能だったんだろうなぁ。

今でこそ何だか「判らなきゃイケナイ」みたいな風潮だけど。

そういうのってJazzもそうだけどクダラナイと思う。

でもってやっぱり歌舞伎の「らくだ」を見たい。
-------------------------------------------
立川談志 古典落語特選 DVD-BOX


ruminn_master at 2005年11月12日 21:45 【芸】流石家元、談志の「らくだ」コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年01月02日

【知】お江戸の一目上がりバスツアー 3

正月早々のはとバスツアーである。

「落語家が御案内〜江戸開府400年〜お江戸開運巡り・一目上がりコース」

 えてして住んでる処ってのは観光しない。
大阪にいる間に通天閣に登った記憶は子供の頃だけだ。
(ラジオ『ぬかるみの世界』通天閣大パニックの参加者だけど
 その時も入場料が勿体なくて登らなかった)
東京に来て未だに東京タワーには登ってない。
 ただ東京観光には、はとバスが便利だ。

一目上がりというのは縁起を担いで
江戸三大祭り→江戸四宿→五色不動→六地蔵→七福神と進もうというコースだ。
 といっても全部行ける訳もなく以下の★のみを回った。
(こういうのはバスの停留場所の有無とか昼食会場の都合があるのだろう)

江戸三大祭り
1.赤坂山王祭★
2.神田明神神田祭
3.富岡八幡宮本祭
江戸四宿
1.品川★
2.新宿
3.板橋
4.千住
五色不動
1.目黒不動(目黒区瀧泉寺)
2.目白不動(豊島区金乗院)
3.目青不動(世田谷区教学院)
4.目黄不動(台東区永久寺&江戸川区最勝寺)
5.目赤不動(文京区南谷寺)★
江戸六地蔵
1.品川寺(東海道口・品川区)
2.太宗寺(甲州街道口・新宿区)
3.真性寺(中山道口・豊島区)★
4.東禅寺(奥州街道口・台東区)
5.霊厳寺(水戸街道口・江東区)
6.永代寺(千葉街道口〜消滅〜)
<七福神〜その中の最古参と言われる谷中七福神〜>
1.弁財天(上野公園内・不忍池弁天堂)★
2.大黒天(上野公園内・護国院)
3.毘沙門天(谷中天王寺)
4.寿老人(谷中長安寺)
5.布袋様(西日暮里修性院)
6.恵比寿様(西日暮里青雲寺)
7.福禄寿(田端東覚寺)

ツアーじゃなくて自力で回る人も多いようで検索先も盛り沢山である。

 そもそも「一目上がり」は江戸落語のネタだ。
(出典:落語特選 下 (ちくま文庫))
古典落語ネタ帳
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「ご隠居さん、あそこの床の間に掛かっている掛物。ありゃ一体なんです?」
「あれは画は探幽、芭蕉翁の讃だ。雪折笹と言ってな、ほれ、上に『しなわるるだけは堪えよ雪の竹』と書いてあるだろ。竹を倒している雪は溶けてしまえば跡形もなくなってしまって、倒された竹は元の通りになる。してみれば、ものは堪忍が肝心だという意味が表されているんだ」
「へぇ、こいつは素晴らしいな。日光の日暮らしの門だ」
「なんだい、それは?」
「ほめたんで」
「だからお前はバカだと言われるんだよ。そんな誉め方があるかい。こういう場合は、いい讃だと言うもんだよ。そうすりゃ、お前も少しは見直されるよ」

 これを聞いた熊八、いいことを聞いたと、町内の易者の先生のところに行きます。

「ごめんよ。先生のところの掛軸を見に来たんですが……。そこの掛軸、なんて書いてあるんです」
「これか。これは『仁に遠きものは道に疎し、苦しまざる者は知に于し』と書いてある。遠仁者疎道、不苦者于知と書いて、棒読みすると『おにはそとふくはうち』となる滑稽なものだ」
「はぁ、こいつは結構な讃ですな」
「讃じゃない。これは連詩と言って、詩だな」
「四? 三じゃないんですか」
「詩だね」

「なんだい、隠居は三だというし、易者の先生は四だという。あ、先生、こんちは。先生の所の掛軸みせてもらえませんか」
「ほう。お前さんが掛軸を見るとは。これは『仏は法を売り、祖師は仏を売り、末世の僧は経を売る。汝五尺の身体を売って、一切衆生の煩悩を安んず』と書いてあって、一休禅師の悟だよ」
「五? 四じゃない? 失礼いたしやした」

「おいおい、今度は五だって。三だと言えば四、四だと言えば五。一つずつ上がっていきやがる。するってぇと一つずつあがっていけばいいんだな。おう、半公、お前のところの掛軸見せてくれ」
「いいけど、お前、掛軸なんて分かるのかい?」
「分かるのかいとはご挨拶だな。こう見えても、俺は掛軸の誉め方についちゃ日本一だよ。いいから見せろって。お、今度は絵だけだな。これなら得意だ。なんか変な人間が集まっているな。誰だい、このやたらと頭の長い奴は。福禄神? 子供の時に寝かし付け方が悪かったんだな。可哀想に。こっちのやたらと太っているのは? 布袋和尚っていうのかい。へぇ。こいつはいい六だ」
「なに言ってんだい。これは七福神だよ」


ruminn_master at 2005年01月02日 20:30 【知】お江戸の一目上がりバスツアーコメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加
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