いいトシして社会科見学

2010年11月18日

【見】湯西川ダム本体建設工事現場見学会 4

一般世間では「ボジョレヌーボーの解禁日」だけど、実は11月18日は土木の日

この日に久々に- 社会科見学に行こう!の見学会があったので参加させて貰いました。

巨大重機がミニカーみたいに映る巨大構築物のスケール感が面白かったね。

でも「見たいモノ」と「見せたいモノ」は微妙に違うんだな、と感じるのはやっぱり多くの見学会での毎度のことで、もっと色んな所とかメカの細部とかを見せてくれてディープなディティールを感じさせて貰いたかったかな。

でもまぁそれは贅沢な希望で、充実の見学会だったのは確か。

湯西川ダム見学会
 〜 「100万人の市民現場見学会」
     200万人達成記念イベント 〜


ダム見学01

見学に行ってきた。 : 11/18 湯西川ダムの見学者を募集するよ!
湯西川ダム工事事務所

主催は社団法人 日本土木工業協会【土工協】、その「100万人の市民現場見学会」の参加者200万人達成記念イベントということで、東京から栃木県日光奥地の工事現場までの送迎バスと昼食、見学会がセットで無料という太っ腹なイベントでございました。

朝の9時半に東京駅近くのバス駐車場に集合、9:45にバス2台で出発しました。

ダム見学02

現場まで3時間ほど。

昼食時には弁当が配られました。

ダム見学03
ダム見学04
ダム見学05

けっこうこの弁当も盛り沢山。このお店松楽のHPを見ると1000円ぐらいの幕の内弁当ですな。御馳走様でした。

で、往路も復路も社内では土木関連のDVDの鑑賞会。

今回これが充実してた(笑)。

往路は

佐久間ダム(90分、岩波映画制作)
佐久間ダム
佐久間ダム 第二部
佐久間ダム(ダムマニア)

九頭竜川に築く 長野ロックフィルダム
土木学会土木技術映像委員会_(ここのDBで検索したけど本作は見あたりませんでした)

この2本。

九頭竜川の方は巨大ダンプカーが見せ所、佐久間ダムの方は内容充実で3本分ぐらいの情報量があるな、と思ったら、DBによるとやっぱり三部作をまとめた奴だったようですな。

この佐久間ダム建設の記録映像は昭和20年代末の撮影にしては抜群に美しく、BGMも東宝特撮並みの大迫力、まるで特撮映画を見てるようなドキドキ感で、制作当時は劇場公開でも大好評だったし、市販もされてるそうです。

重厚長大・昭和のビッグプロジェクトシリーズ 佐久間ダム建設記録 第一部 [DVD]
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弁当と映像を楽しんでる間にバスは紅葉の日光を過ぎ、鬼怒川温泉も川湯温泉も過ぎて、湯西川温泉へ。

ダム見学07
ダム見学06

この道の駅は鉄道の駅でもあり、温泉も付いてるなかなか面白そうなところ。

道の駅「湯西川」のご案内  天然温泉がある道の駅 水陸両用バスの発着駅 野岩鉄道「湯西川温泉駅」直結

今回の見学会では往路も復路もトイレ休憩の10分ずつしかなくて勿体なかったけど(笑)、紅葉だけは楽しめました。

ダム見学08

そこから少し進んだところがダム建設の工事事務所、建設現場もその少し先ですが、まずは今回の記念イベントで事務所に。

ダム見学09
ダム見学10
ダム見学11
ダム見学12

資料とお茶貰って、エライ人の挨拶とか、工事概要の説明。

その後再びバスに戻って現場へ。

工事現場の見学となると必需品、貸出用ヘルメットと軍手が配布されました。

ダム見学14

赤いのは珍しい。

ダム見学15

普通の人から見ると「何に盛り上がってるんだろう?」って不思議かも知れませんが(笑)、コレです。

ダム見学16
ダム見学17
ダム見学18

でも最近はテレビでも「ダム」好きが取り上げられたりして認知度は上がってるのかな?

ダムマニア - DAM MANIA

どこの見学会でも説明して下さる人は重要な要素ですが、今回ポイントが高かったのは結構可愛い女の子だったこと(笑)。

ダム見学19

そういえば往路のバス車中でも「土木技術者女性の会」の綺麗な人が広報活動されていましたが、結構増えてきているそうです。

土木技術者女性の会HP

ダム見学20

「ドボドル」(土木アイドル)に認定(笑)。続きを読む

ruminn_master at 2010年11月18日 19:35 【見】湯西川ダム本体建設工事現場見学会コメント(1)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年11月03日

【史】大隈講堂の見学 4

たまたま散髪で早稲田に行ったら大隈講堂の一般開放をしていた。

大隈講堂01

早稲田大学 - 早稲田エピソード -
東京文化財ウィーク | 施策情報等 | 東京都生涯学習情報

大隈講堂02

で、「なんだろう?」と思いつつ入っていったら、これまた偶然に

「今から記録映像を上映します」

大隈講堂03


ってので見て、そしたらガイドツアーもしてくれる、っていうので、楽しんできました。

大隈講堂なんて、学生時代でさえも何かの講演会で大講堂、あと健康診断で小講堂ぐらい。

あと新入生の頃にガイドツアーがあったのかな。

2007年に国の重要指定文化財になったとかで、そうなると気楽に改修も出来ない。そう言えばその直前に大改修してましたな。

2006年07月15日 17:45 【景】これはこれで

さてさて、ガイドツアー、理工の建築学科の院生さんが案内してくれての見学タイム。

ステージ側から見るなんて色んな意味で珍しいですな。

大隈講堂06
大隈講堂05

その後、貴賓室。

大隈講堂04


まぁここは演劇なんかもやるので、そうなるとここはタレントクロークなのかな?でもまぁ肖像写真もあり、古そうな家具調度もあってそれなりに重厚な感じでした。

そこから大隈庭園側の回廊へ。

大隈講堂07
大隈講堂08
大隈講堂09

大隈重信侯。これは軍服ですかな。

大隈講堂10

史跡と言うことで可能な限りは保存、そして復元、痛みの激しい外壁部分は復元、内側は昔のまま保存、とのことですが、自分のような素人が眺めてる程度じゃ区別は全くつきませんです。

大隈講堂11

そこから2階へ。

大隈講堂12
大隈講堂13

2階ロビーも美しいけど、2階から見るホールも立派です。

大隈講堂14

でまた、今回の改修に当たってはバリアフリーやら音響の最新設備も導入され、後部には同時通訳室もあるし、全ての椅子にはLAN端子やら音響機器が備わっていました。

大隈講堂15
大隈講堂16

その後、時計塔を昇らせて貰って、工事部品など色々。

昭和2年の棟上げ式の木札が綺麗なままありました。

大隈講堂17

そして時計室。

大隈講堂18

ここまで来たこと無かったような。あったっけな???

でもって、これは絶対来てないぞ、って鐘楼部分。

大隈講堂19
大隈講堂20
大隈講堂21

この鐘は1日6回鳴らされる現役です。

さすがに機械式だけど(笑)。

大隈講堂22
大隈講堂23

鐘楼からの眺めは素晴らしい。

キャンパスを眺む。

大隈講堂24

東京タワーはビルの死角で見えないけれど、建設中のスカイツリーも見えてます。

大隈講堂25a
大隈講堂25b

いやぁ偶然にしては充実した見学会でした。

ここまで来ると、何でもアリガタイ(笑)。

大隈講堂26
大隈講堂27

でもまぁ身贔屓じゃなくて美しい建築物ですな。

大隈講堂28

ロマン主義、様式建築の粋。

威風堂々。

ruminn_master at 2010年11月03日 15:35 【史】大隈講堂の見学コメント(2)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年02月14日

【見】ANAエンジン整備工場見学 5

午前中の【見】ANA機体整備工場見学に続いて、午後はかなりレアな飛行機のエンジン整備の現場が見学させて貰えました。

ANAエンジンメンテナンスセンター・エンジン整備工場見学編。

ファミリー見学会弁当記念撮影

酒を介して知り合って20年ほどのツキアイだけどツーショット写真なんか撮ったのは初めてだ(笑)。

ANA(全日空)の飛行機のエンジンを整備しているANA Engine Servicesで働く友人にずいぶん前から頼んでたのが、ようやく友人枠も出来たとのことでteam原動機の「ファミリー見学会」に混ぜて貰えました。

この見学会は、機体整備工場の見学会がほぼ毎日1日4回行われているのと違って、かなりのレアもので、ANAカード会員限定イベントとしてのたまに行われる見学会か、特別なイベントでも無い限りは一般公開はしてないみたい。

まぁレアな機械やチタンの塊とかがアチコチに一杯あって、そんなのになると小さなタービンブレード1枚で自動車1台ぐらい買えるそうだから変な奴とか傍若無人なマニアとかが来られると安心できない(笑)だろうしねぇ。

ANAエンジン整備工場見学29

それに、たしかに「誰が見ても面白い」って訳でも無いかもね。

最低限自動車のエンジンの仕組みが判っていて、メカ好きで、構造とかのハナシ自体が結構好きで、というタイプじゃ無いと多分ワケワカランもん。古典的な「男の子」(笑)なら何となく判る、どころか絶対カッコイイと思えるから大丈夫です。

ANAエンジン整備工場見学17

どこもかしこも「メカ」の香りがプンプンしてますから(笑)。

ANAエンジン整備工場見学09

ジェット飛行機は羽ばたけません(笑)ので、ジェットエンジンで飛んでます。いわば心臓部。

そんな飛行機のエンジンを機体から外して、このメンテナンスビルに運び込み、分解、洗浄、それからブラックライトだの三次元計測器だのを使って徹底的な検査、異常が見つかれば修理・部品交換などして、改めて組み立て、そして試運転をパスしてようやく機体に戻される。

その大事なところが行われてるこの施設は、偶然なのか意図的なのか、全長にして戦艦大和とほぼ同じ長さだそう。

ANAエンジン整備工場見学01
ANAエンジン整備工場見学26

この「ファミリー見学会」の面白いところは見学してる人々の中にこの工場の各所それぞれの専門分野の人が居るということ。

飛行機のエンジン整備は各分野の専門技術者が協力して行うものですから案内の人だって何から何まで分かってる訳では有りません。

ANAエンジン整備工場見学03

そこでそれぞれの場所に来ると「●●さん説明お願いします」って感じで、それまで普通のお父さん・お母さんに見えてた人が急に「プロフェッショナル」に変身するのが凄くて、側で見てるととても興味深い。

ANAエンジン整備工場見学02

自分は友達に案内して貰ってるだけですが、子供達にはきっとお父さん・お母さんが働くカッコイイ背中が見えたはず。素敵な瞬間がアチコチで垣間見えました。

そう、自分にとっては工場見学であり社会科見学ですが、この子供達にとっては「お父さん・お母さんの仕事を知る機会」なんですな。

ANAエンジン整備工場見学28

そして

社会科見学・工場見学として見ても「男の子」には面白いと思います。

ジェットエンジンって炎と空気を使うモノだから「力強さ」と「流れ」があって美しいしね。

ANAエンジン整備工場見学05
ANAエンジン整備工場見学06

高温下で高速回転するファンのブレードに重さの偏りが有ると無駄も生じるし壊れやすくなるから付された数字はその調整のためのものらしい。何枚有るのか知らんけど素人から見ると気の遠くなる手間が1台のエンジンがマトモに動くまでに掛かってるんですな。

門外漢の自分に判ってる限り、思い出せる限り、そのつもりで写真を並べるので少々の間違いはお許しアレ。

まず先の内軸を取り巻く外套部分かな。どうやらエンジンの細いところだから圧縮空気を作る部分でしょうか。

ANAエンジン整備工場見学07

次にその次の燃料の流入管部分。燃焼室辺りかな。

ANAエンジン整備工場見学08

大雑把に言えば飛行機のジェットエンジン(ターボファンエンジン)は自動車の単気筒エンジンみたいなのが一杯集まって推進ファンを回して、そこから得たエネルギーの一部をまた自動車で言うターボユニット(過給器)に回して加速してというサイクルで高出力を得ている。

 元来エンジンは燃料と空気を混ぜて着火して小爆発させてそのエネルギーを取り出す訳で、ジェットエンジン全体からするとその「小さなエンジン」は個々に単細胞エンジンのようなもので、それが一杯集まって一緒にタービンを回す。
 そのタービンがメインのプロペラ(ファンブレード)を回して、その内の8割を推力に、2割をエンジンに繋がる圧縮機(これもメインのファンブレードと同じ軸で回されてるプロペラの集まり)に送り込んで密度30倍以上とかいう圧縮空気を作り、そこから高濃度の混合気を作って着火、その爆風がタービンを回して極めて高い回転力をまたメインのプロペラに返す。他方でその排気ガスも推力に回す。
 その循環サイクルの繰り返しからジェット気流を噴流して飛んでると。

大雑把過ぎるかな?(笑)

正確なことは↓こんなトコで。

燃焼科学−バーチャルラボラトリ(東邦大学 メディアネットセンター)
ジェットエンジン - Wikipedia
航空機のエンジン
ジェットエンジンのしくみ 岩手大学
ジェットエンジン | 技術百科 | IHIイズム

ANAエンジン整備工場見学10

「アクセサリーギアボックス」とかいうユニットでエンジンオイルの供給機や電気を取り出す発電機などが組み込まれた部分。
 絡み合うコードが生き物みたいです。

ANAエンジン整備工場見学11

工場の並びからするとタービンブレードの部分かな。抜けてるところは交換のため取り外されてるブレードということですな。

半ばまで組み上がったところをタービンブレードの側、つまり後ろから見るとこんな感じ。

ANAエンジン整備工場見学18

空気の流れで後ろに有るのがタービンブレード、前に有るのがファンブレード。

ANAエンジン整備工場見学12

整備中のファンブレード。空気取り入れ口側に付いてる一番大きなプロペラ。これで直接に推力の80%となる風を生み出すんだからゴツイわね。

ANAエンジン整備工場見学13

スピンナー。飛行機のエンジンを前から見た時にファンの真ん中に付いてるコーンで流入する空気を整流する働きだそう。
 真ん中の白い渦巻きは「鳥除け」だそうですが、最近ではその効果が疑問視されてるとか。

組み上げられると↓こんな感じ。

ANAエンジン整備工場見学14
ANAエンジン整備工場見学15
ANAエンジン整備工場見学16
ANAエンジン整備工場見学17

「カッコイイ」って思える貴方は(古典的)「男の子」のセンス有りです(笑)。

そうこんな↓子供達みたいな。

ANAエンジン整備工場見学20

工場の出口近くになると綺麗に洗浄され磨き上げられ丁寧に調整されたエンジンは細部まで光り輝いてます。

細かく見ると点検用の小窓やベアリング破損などの生じやすいトラブルを容易にチェックできる仕組みがアチコチにあって、今目の当たりにしているこんな徹底的なオーバーホールではなく、それ以前のレベルの点検でも基本的な安全性は十分に確保できるようになってるんですな。

そりゃ大勢の人の命を預かる仕事だものね。

ANAエンジン整備工場見学24

それにまぁ毎日こんな分解点検してたら人手はもちろん、エンジンが幾つ有っても足りないものね。ちなみに貰ったパンフレットに載ってたエンジン1基の価格は17億円(PW-4000)だそう。

飛行機1機は240億円(B777-300)。
ANAエンジン整備工場見学23
ANAエンジン整備工場見学25

美しいよね。設計としての機能美はもちろんですが、油と煤で汚れた状態で入ってきて、ココを出る時にはこんなに光り輝いてるんだもん。人の仕事の気持ちの良い成果。

ANAエンジン整備工場見学27

そうそう、このエンジンを吊り下げているハンガーみたいな奴、「マルチトリプルガータ」とか言って整備効率を高める自慢の機械だそうです。

ANAエンジン整備工場見学21

案内してくれた人が自慢してましたから(笑)。

ANAエンジン整備工場見学22

午前中の機体整備工場見学は機体の大きさと美しさに感心した時間でしたが、午後のエンジン整備工場はそれもあるけど(男の子マニアックには(笑))、大人の知的好奇心をくすぐられる違ったタイプの面白い見学会でした。

久々に社会科見学で充実かな。しばらく行ってなかったからね。

ruminn_master at 2010年02月14日 15:30 【見】ANAエンジン整備工場見学コメント(4)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

【見】ANA機体整備工場見学 5

ANA(全日空)の飛ばしている飛行機の整備は機体整備、客室整備、装備品整備、脱出スライド整備、エンジン整備と細かく分業されているそうですが、その中でも飛行機を「飛ばすこと」の心臓部であるエンジンを整備しているのはANA自体とANA WORKSANA Engine Servicesの3つからなるteam原動機だそう。休み無く働く巨大な精密機械の心臓だものね。大がかりです。

そのANA Engine Servicesで働く友人にteam原動機の「ファミリー見学会」に混ぜて貰えて、大人気のANA機体メンテナンスセンター機体整備工場見学と、かなりレアなANAエンジンメンテナンスビル・エンジン整備工場見学に行って来ました。

まずはANA機体整備工場見学編。

ANA機体整備工場見学18re

こちらは半年前からのインターネット予約で見学可能ですが、今や大人気でかなり予約が取りづらいとのこと。
全日空の機体整備工場見学が50万人を突破
  
2009.4.20 17:19

 航空機の整備や点検を行っている「全日空機体メンテナンスセンター」(東京・羽田空港)の見学者が20日、50万人を突破し、記念セレモニーが開かれた。

 最近はテレビドラマの影響などもあって希望者が急増、予約が取りにくい状況だが、全日空は「まだ見ていない人は、ぜひ来てほしい」としている。

 全日空によると、見学は平成5年9月から正式に始まった。業界ではめずらしく機体内部を隠すことなくすべて公開し、写真撮影も基本的に自由。さらに見学前には航空機の仕組みを教える講座も開かれ、最近では修学旅行のプログラムに導入する学校も増えるなど人気を集めている。

 15年からは全日空ホームページ上からのインターネット受付も導入、昨年は5万2000人が訪れ、スタート16年足らずで50万人を突破。セレモニーで記念の見学者となった千葉市中央区の小学5年、直井蒼斗(そうと)君(11)と母親の千春さん(40)に花束やジャンボ機の模型が贈られた。

 蒼斗君は航空機ファンで将来の夢はパイロットだといい、半年前から応募を続け、この日ようやく見学にこぎ着けた。また3日前には誕生日を迎えたばかりで蒼斗君は「うれしいこと続き。パイロットになるため(見学で)きちんと勉強します」と話していた。
全日空の機体整備工場見学が50万人を突破   - MSN産経ニュース

映画の影響もあるだろうけど、ぴろり、君が見学に行こう! - 社会科見学に行こう!で火を付けた社会科見学ブームが大きいんだろうな。

社会科見学に行こう!
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見学レポート - 社会科見学に行こう!
全日空(ANA)機体整備場見学
ANA機体整備工場見学
ANA機体メンテナンスセンター見学/レッツエンジョイ東京

場所は東京モノレール「新整備場」駅を降りて5分ぐらい。

ANA機体整備工場見学01
ANA機体整備工場見学02

「ファミリー見学会」と言えども基本的に段取りは変わらず、最初に会議室で説明ビデオを見せて貰ってから現場へ。

現場に行くには「当然」ヘルメット着用です(笑)。

ANA機体整備工場見学03

「機体メンテナンスセンター」は東京ドームの1.8倍も有るという巨大な格納庫とその付帯施設で、24時間365日稼働体制で整備士600人が働いてるそうな。

ANA機体整備工場見学04
ANA機体整備工場見学05

高い位置から格納庫に入ると、いずれもデカイ飛行機が大小4つ駐機してるのが目立つけど、階下を覗くと客席整備の人が休み無く働いてらっしゃいました。

ANA機体整備工場見学06

そりゃ24時間体制だものね。

地上に降りて最初に目に付いたのは巨大なジャッキ。

ANA機体整備工場見学07

コンピューター制御で3台バランス取って飛行機を持ち上げるんだそうです。

車輪が付いたらTHUNDERBIRDS高速エレベーターカーです(笑)。

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そんな夢想は置いておいて(笑)、屋内で見る飛行機ってデカイです。

ANA機体整備工場見学08r

地方空港なんかで地上からタラップで飛行機に乗ることは時々あるけど、屋根のあるところで飛行機を見上げると改めて感じることにホントにデカイ。

ANA機体整備工場見学09r

でもって流線型で美しい。

ANA機体整備工場見学10re
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子供たち大喜びです。

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入ってきたところの反対側は巨大な引き戸。

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この扉の外はすぐに滑走路なので立ち入り禁止。

ANA機体整備工場見学15re

その人がアブナイってのもあるだろうけどハイジャックやら密航やら悪意の影響が大きいものね。

ANA機体整備工場見学16re

飛行毎の運行整備、数百飛行時間ごとのA整備、数千飛行時間毎のC整備、それと4〜5年ごとのHMVという段階があるそうですが、今は昼間だしC整備以上のがココにあったのかな。ほぼ裸で置かれてるのもあれば大がかりに櫓が組まれていかにも「ドック入り」ってのもあります。

ANA機体整備工場見学18re

エンジンは午後に詳しく見学させて貰えるけど、男の子、こういうのはホントに好奇心をそそられますな。

ANA機体整備工場見学17re

「なんで鉄の塊が空を飛ぶんだ!」って人がタマに居ますが(笑)、ココに来ると

「こんだけデカイ羽根にデカイエンジンが2つも3つも付いてりゃそりゃ飛べるだろうな〜」

とか思えます(笑)。


今回はお昼時分を跨いだ特殊な「ファミリー見学会」なので、お弁当も頂けました。

ファミリー見学会弁当

鳥専門の弁当屋 蒲田 鳥久の「から揚げ弁当」は結構美味かった。ここの唐揚げって片栗粉の入ってるようなサクサクの衣が表面を覆っていて面白い。
 結構な老舗の弁当屋さんなんだね。


さて見学は午後の【見】ANAエンジン整備工場見学に続きます

ruminn_master at 2010年02月14日 12:27 【見】ANA機体整備工場見学コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年05月27日

【酒】KIRIN ビールづくり体験教室(生麦ビアビレッジ) 5

キリンビール横浜工場 (KIRIN_キリン横浜ビアビレッジ)で行われている「ビールづくり体験教室」というイベントに参加。

b00外観
b01チラシ

ここは何度か工場見学に来ていて、一昨年来た折もその体験教室の作業風景を見掛けたので気になってたんだけど、4〜6人単位のグループじゃないと申し込めないこと、そして異常なまでの競争率で何年も落選し続けてる人も居るというほどの人気イベントということで半ば諦めていた。

今回、サンケイリビングで抽選のツアー企画が有ったので申し込んだら偶々当たった次第。

「当たった」と言っても有料ツアーなんだけど、もともと4人グループ申込で1人3500円、6人グループで2800円のところ(それは1グループ当たりの仕込量が決まってるから完成品の割り当て本数が違う故の価格差だと思われる)、大差のない料金だったのでやっぱり凄く得した気分でした。

基本的に広報活動らしく採算度外視という感じのサービスイベントのようです。

タイムスケジュール(進行予定)

09:30 ガイダンス(座学)

通常はグループ単位のイベントなので作業チームもグループ毎なんでしょうが、今回は個人参加の団体ツアー扱いと言うことで、6人ずつ6班の班分けが告げられ、オーストリアのビール文化についてのビデオ1本と、後は本日の体験教室のタイムスケジュールの概略説明など。
この体験教室、本来ならグループ毎に造るビールを5種類の中から選べる。
・黒タイプ(濃色系:すっきり、キレ良し/ドイツ・バイエルン地方)
・赤タイプ(濃色系:軽快、口当たり良し/オーストリア・ウィーン地方)
・ボックタイプ(淡色系:コク、喉越し良し/ドイツ・バイエルン地方)
・ピルスナータイプ(淡色系:芳醇、まろやか、喉越しよし/チェコ・ボヘミア地方)
・横浜ビアザケ(淡色系:ボックとピルスナーの中間/チェコ・ボヘミア地方)

なんだけど、今回は見ず知らずのツアー客の寄せ集めということで、製作タイプは全班横浜ビアザケに。

この横浜ビアザケは日本の工業ビールのルーツ、横浜で起業された醸造所「スプリング・バレー」構内のビアレストランの名にもなってるを起こしたウィリアム・コープランドが明治時代に作ったビールを再現したようなもの。前述の構内レストランでも初夏だけの限定生産。
横濱ビアザケ


KIRIN_キリン横浜ビアビレッジ_シーズンビール(販売予定期間:5月下旬〜6月下旬)

横浜ビアザケ

いにしえの文明開花当時の味を再現

●アルコール分:5.0%
●オールモルトビール
●下面発酵淡色ビール

明治時代に横浜で醸造されたビールは「横浜ビアザケ」と呼ばれていました。その当時をほうふつとさせる麦芽香、ホップ香、苦味の効いたオーソドックスなピルスナータイプのビールです。飲んだ直後に感じる強い苦味と、芳醇な味に多くのファンを持っているビールです。
KIRIN_キリン横浜ビアビレッジ_シーズンビール


10:30 仕込み体験(午前の部)
(作業の流れが見えなくなので纏めて後述)
13:20 ランチ、その後工場見学
 この部分は別記事にて。食事代も体験コース料金の中に含まれてチャンと構内のレストランKIRIN_ビアポートで当地限定生ビール「スプリングバレー」とランチセット(今日はハンバーグ)が出された。さすが広報活動の一環と言うべきなのか、とても美味かったです。
 一昨年ここでランチ食ったときより美味かった気がする(笑)。

15:00 仕込み体験(午後の部)
(作業の流れが見えなくなので纏めて後述)
16:00 作業終了&乾杯
6週間後、仕込んだ麦酒が届く
---------------------------------続きを読む

2009年02月21日

【観】築地市場の社会科見学 4

最近ワリとよく利用する日帰りどころか半日も有るか無しかのミニツアー会社、ぽけかる倶楽部、今日は

築地市場見学&お買いもの にぎり寿司ランチ付き!

築地市場00

築地市場見学&お買いもの にぎり寿司ランチ付き! - イベント - ぽけかる倶楽部

という訳で、朝の9時に築地市場の正門前に集合。

築地市場01

そこからぐるっと場外に回ってまずはこの地域の守り神、波除稲荷神社にお参り。

築地市場02

その後で、既にセリは終わって小売りもチラホラという時間帯の場内に。

築地市場03

東京じゃないけど料理屋の小倅なもので、ガキの頃から大阪中央卸売市場や木津市場、黒門市場には荷物持ちでウロウロしてたから特に珍しい景色という訳では無いし、こういう場所の歩き方は素人じゃないつもりなんですが、まぁ築地の奥まで入るのは初めて。

忙しい時間には立入禁止の隅田川の方まで抜けてみました。

築地市場04

この築地という市場、そもそもは関東大震災で日本橋の魚河岸が潰れた代替地、そこが発展して現在に至ったモノの、その昔と違って鉄道の引き込み線を使って貨物列車で運ばれてくる時勢でも無く、船から直接水揚げされる時代でも無くなって久しい。

だけど、ここはそれを前提に設計されているので、扇形の外周、つまり広い方が隅田川に面し(引き込み線もそちらにあった)、そこから元卸、仲卸、小売りと扇の要、つまり狭い方に徐々に荷物が集約されていくシステムを前提とした形となっています。

要するに大きな道路に面しているのは朝に集合した正門しか無い訳だけど、現代では全ての貨物はトラック輸送なので入口と出口が1つしか無いという状況な訳です。

しかも古いので昨今の衛生基準からすると難しい面もあるらしい。

だからこその築地市場移転問題な訳ですが、既得権益との鬩ぎ合いもあるし、環境問題もあり、まだまだ難しいみたいですな。

築地市場05

まだまだ活気のある市場風景ですけどね。

このターレーの走る景色って好き。

築地市場06
築地市場08
築地市場09

既に時間も昼近くになり、市場も片付けの時間、そこでゴミ問題という訳なんだろうけど、「社会科見学」として、発泡スチロールのリサイクル施設に案内されました。

築地市場07
築地市場10
築地市場11
築地市場12

毒性の怖いフグの発泡スチロールを除いて、築地で大量に用いられるところの発泡スチロール箱は、一箇所に集められ、溶かして運搬しやすい板状にまで成型されていました。これを再び製造工場に運び、不純物を取り除いて再利用、ほぼリサイクル率100%だそうです。

最後は「魚がし横町」を素通り。
 最近ではすっかり評判になって普通の人も食べに来る場所で、自分も何度か来てますが、要は築地市場で働く人々の食事する場所だった訳です。

築地市場13

牛丼の吉野家の本店もココで「発祥の地」として有名ですな。

築地市場14

「発祥の地」といえば、ここは元々は「日本海軍発祥の地」だそう。

築地市場18

築地市場の守り神「築地水稲荷神社」の一角にこの祈念碑はあります。

築地市場16
築地市場17
築地市場15

前を通る時に一礼してる市場の人も多くて、「生きてる神様」なんだなぁと感心。

2時間少々で、ザッと築地市場を下見した感じでした。

つきじmap HP
ようこそ築地ネットへ
ザ・築地市場 ホームページ
日記「築地市場を食べつくせ!」
築地ニュース!
築地市場 を食べつくせ! =築地場内・場外市場、及び、“裏”築地のランチ・お食事・お寿司・お買い物ガイド&グルメ情報=
築地市場のいろいろ
築地市場内の飲食店全39店舗からの情報発信。築地ぐるめ
築地魚河岸
魚がし横丁

場内といえどもこの不景気で小売りしてる店も多いし、場内の飲食店もテレビにでも出たのか数件が行列状態、「普通の人」が多いです。

それにイラついてる市場のオッチャン達も多かったけどね(笑)。

慣れてる身から言わせて貰うと、単純に
「歩くのが遅い」+「周囲を見てない」んですよ、
普通の人々。

だから忙しい人々の邪魔になる。

あとね、「急いでいる人も居る」ってことに対して想像力がないのか感受性がないのか、「優しさ」って感受性+想像力だと思うから、要はそういう邪魔になる人々って優しくないんだと思います。

「急いでいる人もいるだろうな」と思えば、自分を追い抜いていく人が居ても当然な訳で、そうなれば「後ろから人や車が来るんじゃないか」と周囲に気を配って歩くでしょう。

要は自分が「優しくない」から人からも「優しくされない」、それだけなんじゃないのかな。

実際今日のツアーでもブツクサ言ってるオバチャンとか居たけどさ。

もっとも、市場の人も既に散々嫌な目に遭ってるのでしょう、先入観というものが強くて、何も起きる前からそちらはそちらでブツクサ言ってる人も結構居ました。

結局人間「どっちもどっち」ですな(笑)。



「食」のプロがすすめる おいしい!築地完全ガイド
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築地まるかじり 2009―「築地市場食べ歩き」徹底ガイド (2009) (毎日ムック) (毎日ムック)
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築地ぶらぶらガイド―築地の満腹と満足を徹底取材これ一冊で築地のすべてがわかる! (日刊スポーツグラフ)
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そのうち腰据えて見に(食べにww)来ようと思います。

ruminn_master at 2009年02月21日 11:50 【観】築地市場の社会科見学コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年01月25日

【見】首都高スカイウォーク in 晴海 4

開通前の高速道路を歩かせてくれる、見せてくれるというイベントを見つけたので参加。

といっても新しい出入り口が出来たというハナシで、合流手前までの往復だけど、天気も良かったのでなかなか気持ちよいイベントでした。

首都高スカイウォーク in 晴海

晴海スカイウォーク01

首都高スカイウォーク in 晴海
首都高スカイウォーク in 晴海(イベント詳細)
首都高速晴海線

有楽町線の豊洲からゆりかもめの新豊洲へ。駅を下りてすぐ。

およそこんな場所には似つかわしくない老若男女の徒歩行列でそれと判りました。

晴海スカイウォーク02
晴海スカイウォーク03
晴海スカイウォーク04

真夏なら耐えられないだろうな、というぐらいの快晴。

まだそんなに混んでなかったけど、人の流れに付いていく感じ。

方向からすると高速の出口から入って合流前で折り返し、入り口から出るらしい。

高いところに上がるとビューポイントなんかも設置してあって見事な景色。

晴海スカイウォーク05

まぁ快晴のおかげですな。

晴海スカイウォーク07

遠くに富士山の頂きも見えてる。

晴海スカイウォーク06

東京タワーは何だかビルの谷間で少々可哀想、あんまり目立ってない。

夜になれば綺麗なのかな。

ビューポイントの後は工事車両や技術の展示コーナー。

晴海スカイウォーク08

工事車両は子供の記念撮影の行列で、鬱陶しいので(笑)写真は撮ってません。

晴海スカイウォーク09

写真は水を透過しする高機能舗装の展示説明。安全と騒音対策になってるそうで。たしかにアスファルトの路面じゃ豪雨で川になるものね。

折り返し地点。

晴海スカイウォーク10

どうやって出口から入り口に渡るのだろうと思ってたら非常階段でした。

晴海スカイウォーク11

ちょっと嬉しい(笑)。非常階段こそ滅多なコトじゃ使えないからね。

晴海スカイウォーク12

反対側に出て見ると奥の方で結婚式してました。

晴海スカイウォーク13

まぁ「他にない」という意味では想い出になるわね。頑張ってお幸せに。

帰り道は協賛企業の展示やクイズなどでアレコレ景品貰えました。

入場時に貰った五輪招致立候補池のピンバッジが気に入ったな。

晴海スカイウォーク14
晴海スカイウォーク15

うん。面白かった。

車道を3kmほど歩いたことになるので後で少し疲れを感じたけど、歩いてる時はイイ天気にイイ景色。いい経験でした。

ruminn_master at 2009年01月25日 12:20 【見】首都高スカイウォーク in 晴海コメント(2)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年07月27日

【楽】最新ガンプラ体験会 4

livedoorブロガー限定の面白そうなイベントに当選したので参加。

1stガンダムが詰め襟着てた頃って感じで、ガンプラだって最初のを少しだけ、って感じ。

実に20年ぶりぐらいに食玩以外のプラモデルに触ることに。

【MG RX-78-2 ガンダムVer.2.0発売記念「最新ガンプラ体験会」】

ガンプラ体験会00


【開催日時】
・開催日 :2008年7月27日(日)
・時間  :14:00〜15:30(予定)
・開催場所:株式会社バンダイ本社ビル(浅草)
・集合時間:13:45より受付開始予定
・地図  :http://www.bandai.co.jp/corporate/profile.html
      http://www.bandai.co.jp/corporate/map.html
・アクセス:
   東京メトロ銀座線 浅草駅
   東武伊勢崎線   浅草駅
   都営地下鉄浅草線 浅草駅、蔵前駅

【イベント内容】
・最新のガンプラ組み立て体験
・ガンプラの“今”の紹介
            など

場所は浅草、駒形どぜうの筋並びにあるバンダイ本社ビル。

ガンプラ体験会01

係の人に案内されてビルの一室へ。

入り口ではズゴックがお出迎え。

ガンプラ体験会02

このセンス好きです(笑)。

参加者は2〜30人ぐらいかな?

ガンプラ体験会04

(写真は休憩中)
子供は数人。
1stガンダムをリアルに知らない世代が大半。
後の質問タイムで明確に判ったけど(笑)オタクっぽいのは半分ぐらい居たかな。
後は単に自分同様に「久々」で「珍しがってる」だけの人種に思えた。

揃ったところで開始。
ガンプラ体験会03

最初に広報らしきオネエサンが企業理念とか実績の説明。

バンダイとは「萬代不易」って創業理念から来た名前
・日本のプラモデルのシェアの半分ぐらい。
・キャラクターモノでは9割以上を占める

とか。


自分らの世代で言えばバンダイってのは
「仮面ライダー変身ベルト」
であり
「ロケットパンチのマジンガーZ」
であり

なんだけど、

その後の代表的ヒット商品が
「ガンプラ」
そして
「たまごっち」
なんでしょう。

今じゃバンダイのプラモデルというのは主力ですな。

たしかに現代日本の「子供の夢」分野のリーディング・カンパニーでしょう。まぁ昔程には今の子供はマニアックじゃなさそうなので今回のガンプラも「対象年齢15歳以上」なんて書いてますけど(要は部品の尖った部分とかの問題ですが)。

さて

その後、ガンプラを作る工場、静岡のバンダイホビーセンターからデザイン担当の若い人と、ガンプラ設計を20年やってる人が来て「ガンプラ」の本気にとっても詳しい説明。

ガンプラ体験会05

出ました!(笑)
噂に聞いた連邦軍(ガンダムの)ユニフォーム型制服。

(ガンダムを知らない人はココとかココとかココとか)

今はコンピューターでデザインから設計、試作、そして製造、さらには組み立て説明書に至るまでが相互に連携して進む合理的な仕組み。

二次元で描かれた絵をCADソフトで三次元モデルに描き直し、それを元に・・・とハナシで聞くと簡単そうです(笑)。

ただまぁ自分もShadeとかPoserを弄って遊ぶので、何というか「好きでなきゃ出来ない」作業の積み重ねだというのは想像付きます。

それでも技術の進歩って凄いもので、3Dで試作品を設計したらプリンターみたいな立体造型機でイメージ通りに出来上がって、それをまた改良して、という時代なんですな。

自分が知ってる頃のガンプラというかプラモデルはまさしく初代の

ガンプラ体験会09

こんな色の無い硬いのですが、今は部品自体が着色済で手触りも柔らかい、

ガンプラ体験会11

部品を切り出せばそれだけで可動部品となるような複雑な造形も可能だし、

ガンプラ体験会06

違う素材を組み合わせた一つの部品として造形することも可能なんだとか。

ガンプラ体験会07

で、今のガンプラは内骨格を持つことで自由自在な動きを「プラモデル」という枠組みで可能にしたと。

ガンプラ体験会10

考えてみれば、アニメの世界は「絵空事」な訳で、実際の物理法則は無視してることも多々ある訳です。

でもその「絵空事」をいかに眼前に現出させるか、そう考えるとたしかになかなか難しい。

最初のガンダムの放映当時、学校の仲間内でよく言われた

「中に四角いコアブロック有るのに、あんなに腰が捻れる訳が無い」

という問題を、ガンプラも5世代掛かって、とうとうクリアしてしまった。

縮尺も細部に至るまで現実に近付けたと。

あたかも「本当に存在する」かのように。

少なくともプラモデルとしては「本当に存在する」ところまで来たのが今回の「マスターグレード(MG) RX-78-2 ガンダムVer.2.0」のようです。

ガンプラ体験会16

今回は「体験会」なんですが、実際の組み立て「体験」の時間は30分弱、部品のチェックやら何やらで作業時間は20分ぐらいか。

だから最初から「今日は頭だけ」ってことでした。

ガンプラ体験会12
ガンプラ体験会13

アンテナまで辿り着かなかった。。。

設計技術者の人がやっても全部組み立てるのに2時間掛かるらしいから、そりゃ無理ないけどね(笑)。


接着剤不要、塗装済、その代わり部品は精密に複雑になってるので、組み上げる根気さえあれば、という感じ。

イメージとしては大昔にガムのオマケに付いてた組み立てパズル。アレの難しいのに近いかな。


最後の方は完成品を1テーブル(3〜5人)に1つづつ貸し出して触らせてくれました。

何かカッコイイポーズを付けろ、って言われても、、、ねぇ。

とりあえず大上段。

ガンプラ体験会17

なるほど可動域は十分ですな。武術のポージングモデルに使おうかしらん。


まぁ1時間半程の「体験会」面白かったです。

ただ、「体験会」で使ったニッパーは貸してくれただけで貰えるモノではなかったので、帰ってすぐに続きをやりたくて沿線にある日本橋の高島屋に行ったけどプラモデルなんて置いて無いので当然ながらプラモデル用のニッパーなんてのもなくて、雨も降ってきたし、家にある金属用のニッパーとは刃の形状が違って上手く行かない・・・ので諦めました。

せっかく27時間テレビ見ながら完成させようと思ったのに。。。


この度は、最新ガンプラ体験会にご参加頂き、誠にありがとうございました。

イベントでの体験談や感じたことを、まずはブログにアップして頂ければ幸いです。
また、ガンプラを完成させた後のポージング画像などもブログ上に投稿していただけませんでしょうか。
皆様の様々なポージングを是非とも拝見したく、ご協力の程よろしくお願い申し上げます。

「ガンダム2.0 MG ガンプラ マスターグレード」


こんなメールを主催者から頂いたんですけど、ニッパー無いので先のことになります。

どうせならバンダイ特製のガンプラ用ニッパーとか作ればいいのにね。

(で、くれればいいのに、って(笑)。←贅沢)

まぁタダで最新型ガンプラ貰えたんだからアリガタイですな。

(ハマって関連商品買いそうで「思うツボ」なんですけど(笑))

MG 1/100 RX-78-2ガンダムVer.2.0
1/100 MG MS-06S シャア専用ザク Ver.2.0 台座・キャラプレート付き
1/100 MG MS-06J 量産型ザク Ver.2.0 台座・キャラプレート付き
1/100 MG MS-06S シャア専用ザク Ver.2.0
MG 1/100 量産型ゲルググVer.2.0
MG MS-06R 高機動型ザク 黒い三連星仕様Ver.2.0


<追記>
その後完成まで


Aパーツ

Bパーツそして完成

ruminn_master at 2008年07月27日 16:38 【楽】最新ガンプラ体験会コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年06月14日

【見】本日開通の副都心線に乗ってみた 4

本日は東京都最後の地下鉄(あくまでも計画上だけど)と言われる東京メトロ13号線、呼称「副都心線」の開通日。

副都心線西早稲田08

2年前に地下の工事現場を見学させて貰ったこともあり、まぁ大学から最寄り駅の西早稲田まで様子を見に行きました。

そういえばこの界隈、元来は人通りの少ない殺風景な場所なんですが、開通を当て込んで「西早稲田」中学校が出来たり、飲食店なんかもジワジワと増えてきてました。

どうなることやらですが(笑)。

さて

副都心線西早稲田01
副都心線西早稲田02
副都心線西早稲田03

結構地下深いですな。大江戸線といい勝負な感じ。
ただまぁエスカレーターやエレベーターで、少なくともこの西早稲田では地上まで「遠い」という程ではありません。

ホームドアもあって「新しい」地下鉄ですな、いかにも。

副都心線西早稲田04

そういえば見学した頃には「仮称」だった駅名、ほとんどそのまんまですが、隣の「新宿7丁目(仮称)」だけが「東新宿」になったのかな。

副都心線西早稲田05

早稲田大学の「最寄り駅」と言いたいところでしょうが、理工学部はともかく本部キャンパス(一番近い文学部〜戸山キャンパス〜)でも・・・

副都心線西早稲田06

345mは近くないです(笑)。
行くも帰るも微妙に坂道・峠道なので歩くと10分ぐらい。
しかも
JR高田馬場に向かうコースと違って途中の道が飲食店など無い殺風景な住宅街なので、先々は変わっていくのでしょうけど、それでもなかなか人の流れが変わるかどうかは微妙なところです。

トンネル工事を見てたので壁面のシールドについ目が行きますな(笑)。

副都心線西早稲田07

電車もスリムタイプ。

副都心線西早稲田09

乗ってしまえば何てコトもないですが(笑)、まあ西武池袋線とは繋がってるのでそれは自分には便利です。

でも土曜とはいえ電車がなかなか来ない印象でした。急行とか有るので飛ばされちゃうんよね。善し悪しだなぁ。

ruminn_master at 2008年06月14日 10:22 【見】本日開通の副都心線に乗ってみたコメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年04月25日

【美】ぴろり、展 4

友人の写真展。

ぴろり、展

というか彼のおかげでここ数年アチコチと「社会科見学」に参加するようになった機縁の人物、自分の行動範囲に無かった様々な面白いことを増やしてくれた奴、社会科見学に行こう!見学に行ってきた。などのサイトが脚光を浴び始めてマニアックなテレビ番組なんかにも呼ばれるようになった御仁、そうした彼が3冊目の本となる純粋な写真集を出版した、その記念イベントの一環です。

見学に行ってきた。 小島 健一

見学に行ってきた。―巨大工場、地下世界、廃墟… (マーブルブックス)


場所は高円寺のSalon by marbletron

JR高円寺から南口に出て営団地下鉄の新高円寺に向かって歩き、ほぼ青梅街道に出るか、という辺り。

一階はカフェなんだけど、こっちからは入れず、ぐるっと回り込んだ住宅街サイド、裏道に入り口があるという怪しい場所です(笑)。

どうやら今回の写真集の版元が持ってるビルの多目的アートスペースのようで、あとで聞いたらライブなどにも使えるとのこと。(こりゃイイ場所をまた一つ見つけました。)

通用口のような扉を開けると螺旋階段、その2階。

ぴろり、展02

踊り場に展示されてる作品が唯一イベントを示している風情です。この写真は有名になった筑波の陽子加速器のですね、たしか。随分と前に自分も見学に連れて行って貰いました

A0、A1のパネルが並び、壁面にスライドショー、BGMは様々(笑)。

今回の写真集収蔵の作品群で、南は鹿児島から秋田までだっけな?そうした日本中(カンボジアもあったよな?)の様々な施設、工場、工事現場、廃墟、そして風景。

普通の視点だと見過ごしてるような日常的存在も、着想と視点と視角を得るとなかなか面白い作品や美しい絵画のようになる。

それ自体では殺風景の要素になりかねない素材が構図の中に切り取られ、抜けのいい空間の中に置かれた写真は一昔前の藤原新也を想起させてくれました。

なかなか他に無い面白い写真集になってると思います。


今回は純粋な写真集ということで、見学地のデータなどは少なく、それらは先の2つの著作に委ねられている感じ。

社会科見学に行こう!
ニッポン地下観光ガイド

自分で行きたい、という人にはこれらの方が向いてるのかな。

平日の午後でもあり、今回のイベントは最終日にトークショーが催されると言うことで中日の今日は来客も少なめ。

手土産と主催者用意の茶菓でまったりとした(笑)午後でした。

ぴろり、展03


やっぱデカイ作品っていいねぇ。一眼レフが欲しくなったよ。。。

ruminn_master at 2008年04月25日 16:30 【美】ぴろり、展コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年02月23日

【食】冬の自由研究、ビックリするほど肉づくし 4

って言う程には自分は食えなかったけどね(笑)。

(一般的に人に気を遣う方なので「取り合い」には弱いの)

大食いなのもあるけど(笑)。

以前に「レトルトカレーの食べ比べ」とか「子羊の丸焼き」をやった企画の流れです。

【冬の自由研究】ビックリするほど肉づくし

会場は大久保地域センターの調理実習室。

4時間借りて設備利用費込みで4000円。
総勢15人参加で食材費含めて一人当たり2000円でお釣りが出ました(二次会に消えたけど(笑))。

主催者が埼玉で小売りもやってて評判の食肉卸、「肉の二幸」で仕入れてきた豚肉のブロック&薄切り5.5kg

(「二幸」と言えば東京地産品の豚肉TOKYO-Xを取り扱ってる肉屋で有名な三越系食品会社の「二幸」が思いつくけど関係ないかな?)

会場近くの三徳(santoku)の本店で仕入れてきた焼肉のタレやポン酢などが約20種類

「安くて美味い」豚肉を、焼くか煮るかして、様々の厚さ、様々なタレで、試食しようと言うイベントでした。

豚01

豚肉はロース肉、ブロックは3.5kgのもの。

豚02

だいたい1cmぐらいの厚みで切って焼いてたかな?

いい豚肉で脂身が臭くなく柔らかなので、3cmぐらいで試しに焼いてもかなり美味かった。

薄切り肉の方は市販の鶏ガラスープ+昆布出汁での茹で豚で。

豚04

本来は、茹でた方がポン酢で、焼いた方は焼肉のタレなんだろうけど、そんなこと関係なく色々と試せました。

豚03

こういうのは独り暮らしはもちろん家庭じゃ出来ないものね。

焼肉のタレ(所詮は牛肉用だと思うけど)で好評だったのは、モランボンジャンだったかな。

有名焼肉店のは「美味い」のだけど、甘味なり旨味なりが強くて食べ続けてると飽きてくる感じ。

厚切り肉とかになると旨味がケンカする感じで合わない。

結局のところ肉が旨いと単純な塩胡椒や山葵醤油、レモン醤油なんかが一番じゃないか、って意見も多かったですな。

ポン酢の方で人気はなだ万の奴。

和食の真髄 なだ万伝統の味<なだ万>だし・つゆ詰合せ 4,200 円

コレもかなり旨味が強いんだけど、茹で豚だと肉の方の旨味が抜けてるからバランスが取れるのでしょう。

色々試せて面白かった。

反省点は・・・

・ペーパータオルを買っていくべきだった。

これは料理人の視点が足りなかったかな。
生鮮品、油、何かとペーパータオルがあれば、ってことが多かった。

・事前に調理しておくなど副菜が必要かも。

これは料理をしてる数人が結局作ったモノを「食いっパグレる」とまではいかなくても、まぁ少なくとも後回しとか摘み食いになっちゃってたことが気になった。
 それと肉の焼き上がりまでにどうしてもタイムラグが有るため、焼き上がると川に落ちた水牛に群がるピラニア状態(笑)、フライパンで2枚や3枚焼いた程度の肉じゃあっという間に無くなるので、気を遣ったりしてると本当に「食いっパグレる」。

そろそろみんな腹が膨れただろうから次の焼き上がりに期待しよう、とか思ってる間に肉が無くなったもんな(笑)。

オーブンもレンジもあったし、コンロもあと4台ぐらいは使えたから、お好み焼きとか簡単な副菜が有っても良かったかな。

肉自体を増やすのは予算的に厳しくなるから。たぶん肉だけで全員が満腹になるには倍量が必要な感じだもん。

飯を炊いても良かったね。

・いっそ最初に生肉をある程度配給しちゃうのも手だったかも。

コンロも鍋も結構余裕があったので、ブロック肉はともかく、各種の厚さの肉を1〜2枚ずつ、200gずつぐらい配給しておいて、思い思いに焼いて食う、ってのでも良かったかも知れないね。

で、メインの大物だけみんなでワイワイと、とか。


まぁ次はまた何か違うことやるだろうけど、反省点活かして考えたいですな。


ともかく2000円にしては十二分に楽しめた贅沢なイベントではありました。


帰りは前回同様に駅前のいりおのら

ここ安上がりに落ち着いて飲めるんだよね。

ruminn_master at 2008年02月23日 22:07 【食】冬の自由研究、ビックリするほど肉づくしコメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2007年12月08日

【見】首都高速中央環状線トンネルウォーク 3

工区こそ違うけど以前に工事現場を見学に行った首都高の中央環状線、環状6号線「山手通り」の地下を走る通称「山手トンネル」が近日開業の運びとなり、そのお披露目イベント。

トンネルウォーク01

東京SMOOTH

完成してどうなったのかな?という思いで「10000人の見学会」に応募して参加しました。

首都高速中央環状線 トンネルウォーク

イベントHP
------------
首都高速中央環状線 トンネルウォーク

開催日時・集合場所(各組1,250名、累計10.000名様限定)

中野会場
Aコース 12/8(土)
13:00スタート(1,250名限定)
Bコース 12/8(土)
13:30スタート(1,250名限定)
Cコース 12/9(日)
13:00スタート(1,250名限定)
Dコース 12/9(日)
13:30スタート(1,250名限定)

池袋会場
Eコース 12/8(土)
13:00スタート(1,250名限定)
Fコース 12/8(土)
13:30スタート(1,250名限定)
Gコース 12/9(日)
13:00スタート(1,250名限定)
Hコース 12/9(日)
13:30スタート(1,250名限定)

応募締切:12月5日(水)17:00までご好評につき、応募期間を延長いたしました。

参加人数は、10.000名となります。
お申し込みは、先着順とさせていただきますのであらかじめご了承下さい。

・駐車、駐輪スペースはありませんので、車、自転車での来場はご遠慮下さい。
・場内は勾配や傾斜、階段等がありますので足元に十分ご注意下さい。また、会場内の施設は手を触れると汚れる箇所があります。歩きやすい履物と服装でご来場下さい。
・服装や行動、故意の騒音などで、周辺住宅や他のお客様のご迷惑となるおそれのある方は、ご入場をお断りする場合があります。
・介助犬、聴導犬、盲導犬を除くペットと一緒でのご入場はご遠慮下さい。
・危険防止のため、会場内立ち入り禁止箇所がありますので、係員の案内に従ってください。
・場内は全面禁煙となっております。ご協力をお願いします。
・次の行為は固くお断りします。  
危険物の持ち込み/物品等の販売及び陳列/ビラ等の配布/集会・演説/その他、当イベントの運営の妨げとなる行為
http://www.c2info.jp/tunnelwalk/popup/summary.html
--
schedule_map

http://www.c2info.jp/tunnelwalk/popup/schedule.html
------------

上記の地図を頼りに会場に向かったのですが、さすが道路屋さん(笑)、交差する道路名で示してあって自動車の人には分かり易そうな地図だけど、地下鉄で行くと山手通り沿いに出たものの、どっちに向いて進めばいいのかすらよく判りませんでした。

交差点には係の人が立っていたようだけど、山手通り沿いのA2出口に出たばかりに反対方向にズンズン歩いて別の工区に辿り着き、「あぁそれ反対方向です」って言われる始末・・・大汗かいて20分遅れぐらいの参加となってしまいました。

今後も別の工区完成の暁にはトンネルウォークなどやるんだと思いますが、案内地図は改善して頂きたいですな。

「○○駅のn番出口を出て、交差点の◇◇を目印に△△に向かって進んで徒歩X分」

ってな感じじゃないと電車で来る人間には不親切だと思います。。。


さて

トンネルウォーク02

イベントの入り口は開通後「中野長者橋」出入り口となる場所です。

トンネルウォーク03
トンネルウォーク04
トンネルウォーク05
トンネルウォーク06

今回の見学コースは、いったん池袋方面に進んでJRの手前ぐらいの「東中野シールド」が見える地点で折り返し、新宿方面に進んで行って最終的に西新宿4丁目の緊急車両出入り口から地上に戻る3kmほどということでした。

※行ってみて気付いたんだけど中野会場は開削区間(天井が四角い地区)のみなんだね。池袋会場の方がシールド区間(天井が丸い地区)も有って面白かったかもな。。。
 まぁシールド工法使った地下トンネルは散々見てるんだけど(笑)。
 とはいえ開削区間も特殊な部分もあるらしい。何でも今回の山手トンネル工事、通常の開削区間と異なり、いったんシールドマシンで掘り進んでから四角く削ってシールドを解体したりしたらしい。何でも「コロンブスの玉子」、画期的アイデアだとか。鉄道11本やら河川やらと交叉する山手通りの工事ではその方が合理的だったんだとか。

いろいろ有りますな。さすが日本の誇る土木技術だ。

さて・・・

折り返し地点からの向こうのシールド工区を眺めて。。。

トンネルウォーク07

たしかここから見える景色のその先が051215【験】東京の地下を歩くで見学した工区だったんじゃないかな。

あの頃が「社会科見学」に参加し始めた最初だったなぁ。。。あれからもう2年経つんだね。

歩いてると、他の「社会科見学」でご一緒した仲間もチラホラ。何だかんだ言っても地下の構造物って人気ですからね。

トンネルウォーク08

先ほど入ってきたゲートのスロープの下は緊急退避路になっている。

トンネルウォーク09
トンネルウォーク11
トンネルウォーク12

「非常口」の標識から中に入ると、営業が開始されると「余程のこと」が無い限り一般人が目にすることの無い通路が伸びています。高速道路のカーブを合理的に描く以上はどうしてもこうしたデッドスペースが出来てしまう訳で、その有効利用、日常的には保守点検用の通路の役割も果たすらしい。

反対側の車線との間に有る訳で、そちらを覗くと同じように開業の時を待っておりました。
 見学者の群れが居ないので何だか別の空間みたいですが。

トンネルウォーク10

この非常口もそうでしたが、係の人がアチコチで非常用の設備や緊急車両、工事方法なんかを丁寧に説明してくれました。

そして地上へ。

トンネルウォーク13
トンネルウォーク14
トンネルウォーク15
トンネルウォーク16

なかなか面白い見学会でした。

開業してしまうと「余程のこと」が無い限り歩くことの無い道だものね。

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出張の達人―ビジネスヒントを見つけだす「社会科見学」のすすめ


ruminn_master at 2007年12月08日 14:18 【見】首都高速中央環状線トンネルウォークコメント(2)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2007年09月13日

【雑】とある下見(大久保地域センター) 3

来月に企画してるとあるイベントの下見と予約に。

大久保地域センター
施設HP

明治通りと大久保通りの交差点近く、
 明治通りはこの辺りだと渋谷・新宿〜池袋を走るバスの停留所に「大久保通り」というのがあって、そこで降りるとすぐ近く。
 大久保通りはJRの「大久保」、「新大久保」両駅出口の面している通りだが、駅からだとコリアンタウンを少々明治通り方向に歩くことになる。

明治通りから大久保通りに入ってすぐの右側に新宿社会保険事務所の小綺麗な建物が有る。

大久保地域センター01(道順)

その建物を回り込むカタチで標識に従って曲がる。

大久保地域センター02(道順)

「40m」と標識にあるが、曲がった途端に目の前に入り口らしきのが見えてくる。

大久保地域センター03(道順)

この建物の4階が大久保地域センターの受付、3階には和室や今回借りる予定の「調理工作室」

大久保地域センター04(道順)

この建物は、1階が新宿区役所の大久保出張所、2階が図書館、かなり立派で綺麗な建物です。

大久保地域センター05(外観)

目的の「調理工作室」は、1時間枠当たり1500円(非登録団体の利用)、51.5屐定員30名、備品が机2椅子24、調理設備は+1000円だが「飲食のみの利用は禁止」なので不可欠の要素、ということで2500円払って1枠借りてみた。
 館内はかなり綺麗。目的の調理工作室は3階。

大久保地域センター06(調理工作室)

今日の午後は登録団体が使っているということで中に入れて見せて貰えなかったが、覗いてみると「借りてるだけ」で使ってなかったので覗き窓から内部を撮影。

大久保地域センター07(調理工作室L)
大久保地域センター08(調理工作室C)
大久保地域センター09(調理工作室R)

こりゃ立派ですな。料理教室用だ。

備品を確認したら大きな鍋はあるということで(自分らはそれしか要らないと思うから(笑))安心。キッチンを見る限り火力も十分に思う。

大久保地域センター10(調理工作室)注意書

布巾・雑巾の類は持参、ゴミは持ち帰ること、というのが注意点です。

部屋に入れるのは5分前からで、それまでは直ぐ隣にある「談話室」をご利用下さい、とのこと。

大久保地域センター11(談話室01)
大久保地域センター12(談話室02)


ここ結構良さそう。

ちなみにこの界隈はコリアンタウンの中心部、韓国料理が嫌いでなければ帰りの飲み屋に不自由はしません(笑)。

ruminn_master at 2007年09月13日 16:11 【雑】とある下見(大久保地域センター)コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2007年07月25日

【見】村上堆朱 3

帰路の立ち寄り、村上堆朱工芸館へ。

村上堆朱01


堆朱とは漆器の一種で、ウルシを重ね塗りしたもの。
朱色で仕上げてあるから堆朱、黒や緑など他にもあるが代表して「堆朱」と呼ばれる。

本来は生活用品として丈夫さを狙ったものだったそうだが、手が込んでること、重ね塗り故に細工が可能であることから現在では高級品が多いですな。

仙台堆朱も見に行って幾つか持ってるのだけど、あちらも村上堆朱が元だし、餅米と木屑と漆を混ぜて固めたものが細工の土台なので重くなる。

村上堆朱は木地を削ってから塗りを重ねるので比較的軽い。

村上堆朱02
村上堆朱03
村上堆朱04


でもちょっと「いいな」と思うと1桁・2桁跳ね上がるんだよね(笑)。

今回は何も買いませんでした。

ruminn_master at 2007年07月25日 15:14 【見】村上堆朱コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2007年06月28日

【見】燃料電池車をJHFCパークで学ぶ 4

午後の見学は鶴見、
火力発電所の向かいに有る水素・燃料電池実証(JHFC)プロジェクトの広報施設、

『JHFCパーク』−燃料電池自動車展示館−
神奈川県の観光案内
横浜市の社会科見学案内
(財)新エネルギー財団より
(財)日本自動車研究所の「燃料電池/電気自動車」頁
同研究所の本施設に対する研究報告書(全文有)

JHFC01

判らない人に説明するのはとっても難しいが
要は
石油や石炭など化石燃料に頼ってると炭素化合物の燃焼ばかりなんだから公害と地球温暖化で大変な近未来が来るよと。

で、水素

「水素で走る」って言うと何となくまずは
「水素を燃やす」イメージで
実際そういう自動車も「少しマシ」だし
交通機関としての長所も有るので研究開発されている。

けどこのイメージ、何となく「怖がられる」。

それは「水素って爆発するんじゃ?」ってイメージ。

これって子供の頃の理科の実験の「ポンッ!」って奴からなのか、
それともヒンデンブルグ号の悲劇(Hindenburg disaster)のイメージか。
この第二次大戦末期のニュース映像は強烈で
未だにアチコチに写真や映像が流れてる。
英語版Wikiより拡大写真
Vidicom動画(何故かカラー映像。テクニカラーか?)
youtubeその1
youtubeその2

BBC 世界に衝撃を与えた日―13―~空の惨劇~ヒンデンブルグ号とチャレンジャー号~


そしてこのハナシも今ではテルミット塗装原因説が通説となって水素は悪者では無いとなった。

(これは今回の見学でも教えて貰えたし、上記Wikiにも記述有り)

それでも人の偏見は根強いかもね。

で、それとは別に
「水素を燃やす」ということは空気を使う訳で、
その折に
二酸化炭素は出ないけど
窒素酸化物は排出されてしまう危険が有る。

で、今度は「燃やす」のを止めようと。

それが燃料電池自動車である。

水素の中の電子を白金を触媒にし空気中の酸素を利用して取り出すという仕組みの電池

JHFC05


それを必要量束ねてモーターを回す。

JHFC06


そんな仕組みを自動車に積み込んだ訳。

JHFC07


燃料となるのは高圧気体の水素
軽量化と堅牢さを兼ね備えたタンクを座席下に積み込む。

JHFC04


車の方は日本の自動車産業は世界に冠たるモノだし、それが各社競争してるんだから結構イイ線いってるようだ。

もちろん市販車ベースの価格となるにはまだまだ遠いけど。
(試乗車は推定1億円だそう)

大きな問題は燃料ならぬ電源となる、水素のコストだ。

電気はエネルギーだから貯蔵するにも運搬するにも効率が悪い。
水素は物質だから貯蔵・運搬が容易だ。

ここに燃料電池の要が有る。

JHFC08

この理念モデルでは
太陽電池が水を分離して水素と酸素を取りだして貯蔵・運搬、
それを燃料電池動力に回し、
余剰物となる水は再び原料となる。
太陽エネルギーの有限性や中間ロスを度外視すればチョットした永久機関である。

でも現状では太陽電池のエネルギー効率は半分にも遥かに及ばない。

その研究にも世界中で科学者が躍起になっているそうだが、それを座して待つばかりではなく、実用化するハードやソフトも開発を進めなければ意味がない。

科学や機械を利用するのは「人間」それも科学者ばかりとは限らないのだから。

このJHFCパークも安価な工業用石油から水素を分離し圧縮する設備と共に自動車への補給基地を併設している。

JHFC02
JHFC03


気体を気体のママに自動制御で補充するスタンド。

将来的にはガソリンスタンドのバイトの兄ィチャンが扱えなければならないのだけど、今のところは結構厳重な管理の下にある。
そういったマニュアル作りもこうした施設の役割なんだとか。

そういえばずいぶん前に別の社会科見学有明水素ステーションを見た。

あの施設は外から液体水素を運んできて貯蓄して、液体のまま、あるいは気体状態で補給するステーションだった。

こちらは気体を気体のままで補給するのだが、製造するのも同じ場所である。
それは自動車の方が気体を使うのならばこちらの方が効率が良いだろうと考えられたこと、それに対応できる科学技術の発展に依るのでしょう。

もちろん現在は実験・試用段階だから異なる考え方も有ることは前提です。

あの時は柵の外からだったけど今回は設備内部も見学させて貰えた。
(防爆のため写真撮影は禁止)

ここは石油から水素を作っているがそれは実験の都合、実用の都合で、理想的には相模原ステーションのように水から水素を作れれば真にクリーンなエネルギー循環が誕生する。

しかしまだまだコストがとんでもないらしい。

ガソリンから作ってもガソリンの10倍以上だとか。

そんなもんを試乗させてくれるのだから有りがたいですな。

今日の試乗車はNISSANX-TRAILベースの走る一億円である。

燃料電池車01
燃料電池車02


隣接する空き地の中にパイロンを立てたミニコースを2周するだけだけど、なかなかに面白かった。

(公道試乗会もたまにあるそうです)

狭いから大して速度上げられないし、30キロ以下という御約束だったけど、実際は150km/hが軽く出るそうで、なかなかにパワフルなマシンでした。

燃料電池車001
燃料電池車002
燃料電池車003
燃料電池車004
燃料電池車005
燃料電池車006


起動はイグニッション程度の時間だけど「ブルルッ」ってのはなくてパソコンの起動待ちみたいなもの(たぶん実際上もそう)。

後部座席の下に先に写真を掲げた水素タンクが有るので後席が少し狭いが不快な程ではない。

加減速は至ってスムーズ快適。

そもそも電池でモーターを回してるという特質からしてスタートダッシュは内燃機関より得意らしい。
その一方である程度回転している状態から「さらに一段と」加速するのはもたつくらしい。
つまり追い越し車線でトラックを追い抜いたりなんてのがまだ苦手。

そこを考えて現状のハイブリッド車なんかもガソリンと併用してるんだってさ。

なるほどね。

たしかにレスポンス感は、ラジコンカーや電動カートの操作感に近いかもなぁ。。いきなり動かすことは出来るけど限界近くではイライラするのかも。

でもそれは電気自動車の欠点として広く認識されてるみたいだからメーカーさんも何とかするでしょう。


もっと別の難点を言えば・・・

(贅沢なんだろうけど)

「静か過ぎて加速実感が無い」

ことかな。

あまりにも静かだ。

エンジンを想定した古いままの頭にとっては
フィードバックされる情報が一つ欠落してる訳で
まるでTVゲームの自動車レースみたいに
視覚情報のウェイトが大き過ぎると思う。

擬似的に何らかの音で加減速を耳に情報として返さないと移行時期には事故が増えるんじゃなかろうか。

自分だけが変で少し考えすぎかな?

まぁバイクはかなり慣れてるけどクルマはあんまし慣れてなくて、自動車の運転でも少し窓を開けて「風を感じないと」気持ちよく運転できないという極めて感覚的なドライバーなんだけどね、俺。

それに近年はペーパーだからねぇ。

まぁ時代錯誤・時代遅れなのでしょう、きっと。


それに生きてる間に普通に買える価格になるかどうかもワカランしねぇ(笑)。

経済産業省が平成13年に発表した見込みじゃあ2010年には5万台が日本で走ってる予定だったらしい。
けどその数値は某自動車メーカーが強気だっただけのことで根拠が有った訳でも無いらしい。
で、現状は2007年現在60台
あと3年じゃゼロ3つは埋まらないから
最近になってようやく下方修正したそうな。

まぁ大勢の人々が必死で取り組んでることだから日進月歩にぬかりなし。
期待して待ちたいですな。

概説ビデオ、展示説明、施設案内、体験試乗、質疑応答からなる見学会は、いろんなこと考えさせられたけど、とても充実して楽しく終わりました。


帰りは鶴見駅前のサンマルクで大阪名物ミックスジュースバナナ・チョコクロなどを食して満足して終了。

チョコクロ00


1億円かぁ。。(そればっか(笑))
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新しい電池の科学―高性能乾電池から燃料電池まで
燃料電池と水素エネルギー 次世代エネルギーの本命に迫る (サイエンス・アイ新書)
トコトンやさしい燃料電池の本
図解 燃料電池のすべて
水素は石油に代われるか
図解入門 よくわかる最新燃料電池の基本と動向
図解雑学 燃料電池
PEFC用電解質膜の開発
水素経済革命―燃料電池が世界を変える
最新エンジン・ハイブリッド・燃料電池の動向
燃料電池―実用化への挑戦
燃料電池とは何か―水素エネルギーが拓く新世紀
燃料電池が世界を変える―エネルギー革命最前線
疾(はし)れ!電気自動車―電気自動車〈EV〉vs燃料電池車〈FCV〉
燃料電池入門講座―クリーンエネルギーで注目・期待される燃料電池その基礎理論から未来の水素社会へ
燃料電池車・電気自動車の可能性
燃料電池自動車のすべて―世界の潮流
「温もり」の選択―このエネルギー革命が地球を救う
水素エネルギー革命―飛躍する燃料電池
家庭用燃料電池の開発と課題


ruminn_master at 2007年06月28日 17:45 【見】燃料電池車をJHFCパークで学ぶコメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

【見】キリンビール生麦工場 4

仲間で社会科見学。

午前中は生麦のキリン・横浜ビアビレッジ

キリンビールの横浜工場の見学コースである。

10年ぐらい前に見学に来たことはあって、
その後も生ビールで宴会するのに何度か。
でまぁ久々。

生麦といえば生麦事件

ビアビレッジは駅からかなり歩くのだが、その途中に記念碑が有ったりする。

生麦01
生麦02
生麦03


予定外にピーカンの中、てくてく歩いて到着。

キリン見学01

「イイ天気」なのでビール日和になったのか
朝一番の到着なんだけど既にチョットした行列。

キリン見学02


まぁ予約してくれてあったので問題ないんですが。

食品工場の見学は例によって工場内が撮影禁止なので外壁のタンク。

キリン見学03

この建物の中が生産ラインでした。

醸造酒の生産工程というのは大雑把に言えば基本共通。

でんぷん→糖分→アルコール

ワインには最初の「でんぷん→」部分が無し。
日本酒はその部分が麹カビのお仕事。
ビールは麦芽が仕事をします。

「糖分→アルコール」部分は酒造酵母の仕事。
ワインは葡萄に着いてる天然酵母がマトモ。
日本酒は色々ですが
まぁビールも含めて酒造用の酵母菌の仕事。

ビールの場合、副原料に米などの穀物を入れたりして
主として飲みやすく日本人のクチに合うようにします。
だから
日本のビールの方が一般に日本人には「美味しい」訳です。
各国のビールも飲むけど自分も日本のビールが一番好き。
外国のビールは
「ビール」ではなく
「外国のビール」というカテゴリーかな。

ビールでは有名な「ホップ」というのは
香りと苦み、風味を足してるだけです。
キリンビールはチェコ産のアロマホップ。

ビールの味は結局は麦と水で決まるのかな。

キリンビールの創始者は横浜の山手の水に惚れてここに事業を興したらしい。
(最初はイギリスタイプのビールだったそうな)

ということはアサヒやサッポロの大日本麦酒系統とは別ですな。
アッチはどうだったっけな?忘れたのでまた行かなきゃ(笑)。

今日は製造ラインの後半(瓶詰、缶詰など)はメンテ中でした。

見学の途中で発酵以前の麦汁を飲ませて貰えました。
一番搾り」のでした。
(日によって違うそうです)

なので見学の最後に飲ませて貰える試飲も一番搾りにしました。

キリン見学04


普段飲んでるよりアッサリ感じるのは鮮度がいいからかな。

まぁ午前中から飲んでるからかも(笑)。

その後で缶ビールの美味しい注ぎ方も講義してくれました。
麦酒の泡は単なる蓋に留まらないもので
不思議に味を左右するものです。
そこで
美味しい泡を作る方法。

たしか大きく2種類有って
・最初に作って持ち上げるのと
・最後に乗せるのと。

ここではリフトアップ式、
0.キレイに洗って自然乾燥後冷やしたグラス。
1.少し高い位置からビールを注いで泡で満たす。
2.泡が収まって液体部分と同量になってから静かに注いでグラス一杯まで。
3.また収まるのを待って今度は泡が40%になってから再度。このときは泡が静かにグラスの縁より持ち上がるようにする。

なんて気長にやりますと1分ぐらいでしょうか。
ほとんど1缶丸ごとがビアグラスに入ります。

キリン見学05


試飲には「オカワリ券」も有りましたが、
これで2杯飲んだし、
午後の見学も有るのでオレンジジュースを貰って見学を終えました。

惜しいことをした(笑)。
--
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ruminn_master at 2007年06月28日 11:15 【見】キリンビール生麦工場コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2006年12月21日

【見】小枝チョコレートの森永製菓鶴見工場 4

午後の見学先は森永製菓鶴見工場

こちらは午前の味の素さんみたいにお土産一杯とかじゃなかったけど、
見学そのものが結構充実してて有り難かったです。

鶴見からタクシー分乗して工場へ。
ワンメーターです。
森永外観01

こちらも結構大きな工場。

でもって
さすが「お菓子」の国らしく
子供っぽいというか
子供の喜ぶような演出が一杯。
森永外観02

我々以外の見学者は幼稚園とかね。。。
その中に
ウチラ「社会科見学に行こう」って書かれてるから少々気恥ずかしい(笑)。
森永外観02a

でもまぁ
幼稚園児に混ざってレクチャー受けてると
ホントに子供の頃の社会科見学を思い出しますね。
森永座学01

騒々しいというか、、、元気です(笑)。

そうだよなぁ、ガキは元気が何よりだよなぁ。。。

さて工場見学。
森永外観03

この写真は建物の外観のウチですが
(一応チョコレートのタンクです)
もちろんというべきか生産ラインは写真撮影禁止。

でも良かったのはガラス越しで無かったこと。

食品工場は衛生上どうしても見学者はガラス越しが多いんですよね。
でもここは動いている機械の間近まで入れて貰えました。

もちろんそのためには
僕ら見学者一人一人までもが
エアシャワーを浴び、
両手の洗浄消毒をさせられて、
さらに
見学開始時に渡されたヘアキャップとマスク
森永座学02

そうやって毛髪が混入したりしないようにして入れて貰えました。

やっぱりガラス越しとは全然違います。

カカオやチョコレートの香り。
機械の音。
そして働く人々の緊張感。

いいですね〜。

見学の最初にレクチャールームで
ココアとクッキーが配られて座学を受けましたが、
それだけでなくて
生産ラインの見学中にもポイントポイントで試食。

小枝チョコ。

DARSチョコ。

やっぱチョコレートってホッとする食べ物です。

お土産も貰いました。
森永土産


そう、子供の頃の社会科見学、工場見学ってこんな感じだったなぁ、って思います。

この午後の見学もなかなかツボでした。
--
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【見】味の素の旨味を知る 4

Mixi経由の社会科見学

今回は川崎の食品工場2軒にお邪魔した。

午前は味の素川崎工場の見学。

京急大師線の鈴木町駅で降りる。
ここはその昔
味の素前駅」だったそうだが
駅名から企業名を外す時代の流れで改名したそうだ。

といっても
この駅の周囲に広がる味の素川崎工場の敷地面積は、
およそ10万坪、東京ドーム7〜8個分。
圧倒的に味の素の城下町、
どころかほとんど陣地内に駅が有るようなものだ。
10味の素城下町01
10味の素城下町02
10味の素城下町03

鈴木町の鈴木とは味の素の創業者の苗字。

1909年創業の鈴木商店は、
1914年、この地で「味の素」となる。
いわばここは「味の素」のスタート地点。

看板の味の素の生産拠点こそ
大半は原料生産地の海外に移したものの、
研究施設もここにあるし、
「ほんだし」
「Cook Do」
そして
医薬品などに使う高機能アミノ酸の生産工場も
ここ川崎事業所にあって、今なお
かなりの偉容を誇っている。


味の素は、さとうきびから作られる。

昔そんな文句のテレビCMも有ったが
見学の最初はその説明から始まった。
20味の素座学

そもそも
昆布の旨味から着想された味の素だが
生産効率が悪すぎるために
小麦、大豆と変遷して
現在ではさとうきびから作られる。
その糖蜜を発酵させて
アミノ酸の一つグルタミン酸を結晶させ、
食べやすさ、使いやすさのために
Na化と脱色をしたのが「味の素」
グルタミン酸ナトリウムである。

人間の味覚が
身体に大切なアミノ酸の所在を
感知するモノサシ、
「旨味」
という味覚を発見したのは
明治時代の日本人科学者、池田菊苗。

その発見の当初から二人三脚で
その商品化を図ったのが味の素創業者、
鈴木三郎助(二代目)であるから
「うまみ」の歴史と共にある企業といえる。

後から振りかけるだけで
俄然と料理が旨味を増す
魔法のような調味料として
歴史の中で持て囃された時間は長い。

煮物ならチャンと昆布出汁を取れば済むが
炒め物、焼き物、そして生ものまで
味の素さまさま」で旨味を増す。
多くの料理人が飛びついたのも無理は無い。

とくに
「安くて美味いモノを」求める大衆にとって
味の素は味方だったはずだ。

でも
あまりにも化学調味料に依存した反省からか
近年は攻撃されることも多いのはたしか。

個人的には
化学調味料の旨味と天然の旨味の
味覚識別はできる方、
というかシツコイ旨味は嫌う方で
家に味の素は置いてないのだけど
学生街の定食とか
「安くて美味い」が大事な領域もあるし
全否定はしません。

何事につけ同じことで
要は使い過ぎなきゃいいのだと思う。

何てコトを腹の中で抱えて見学に臨んでたら
好都合に「うま味の体験」が見学コースに含まれていた。
30味の素旨味体験01

座学の着席時に配布されていた
見学パンフと
高機能アミノ酸ゼリー飲料と
そして味の素の極小瓶1つ。
30味の素旨味体験02
程なく
「薄い味噌汁」ならぬ
味噌を湯に溶いただけ、の「味噌湯」が運ばれてきた。
30味の素旨味体験03

そのまま飲んでみると
「出汁をとってない(入れてない)」
のが判る。

味の素を2振り入れて体感してみて下さい」

なるほど。

この際だからと味覚実験。

まず1振り。うん、これでもいいな。
味噌そのものの味は立つし。

そして指示通りの2振り目投入。
なるほど、味噌汁らしい味になったね。
でもやっぱ少し・・・

さらに3振り目投入。
おっ、やっぱり、ちょっとクドくなったゾ。

4振り目投入。
う〜んこれはエグ味が出て来た感じ。

5振り目投入。
うわっ、これ以上入れたら飲めないな。。。

ってんで飲み干した。

「味噌湯」は最初からかなり少量、
なのに
少し飲んでは味の素
を繰り返したからかなりの濃度だったと思います。

やっぱり入れすぎるのはイケナイ。

そう、あの化学調味料独特のイヤな後味が口中にまとわりついてしばらくは不快でした。

こういうのを自業自得と言います(笑)。

その後レクチャールームを出て構内をバスで移動。
線路を越えたところの「Cook Do」工場をガラス越しに見学。
またバスに乗って「ほんだし」工場をガラス越しに見学。
車中からタピオカから高機能アミノ酸を作るプラントを見学。

食品工場一般の例に漏れず
作業工程見学はガラス越しだし
工場内全域が写真撮影禁止なので写真は無いです。

でも高度に機械化されてはいるけれど
「Cook Do」は
中華料理屋の厨房同様のダンドリ踏んでるし、
「ほんだし」は
鰹と鰹節の間、
カビ付けして発酵させて旨味を引き出す前、
香り高い本荒節の微細粉と調味料を顆粒化、
つまり旨味は味の素に任せるとはいえ
カツオのいいところを独自に活かして使ったものであるということは判りました。

新しく建設中の工場もありました。
カツオの一本釣りバーチャル体験施設を含む見学コースを作る予定だとか。
またそのときに行ってもいいね。

資料館でバスからは降されました。
40味の素資料館01

この資料館なかなかに面白い。
40味の素資料館02
40味の素資料館03


さすが古い企業だけのことはあります。

その後はお楽しみの試食会♪♪♪

いつもやってる訳ではないそうですが
有料(980円)で味の素製品を使ったバイキング・ランチ。
50味の素試食01
なかなか立派なバイキング。
本格中華って感じ。
ただまぁ味付けが「Cook Do」や「ほんだし」な訳ですが。
50味の素試食02

工場見学時に案内説明をしてくれたお姉さんがエプロン付けて給仕してくれました。
大企業のいいところですね、
こういう方々が
とっても美人だったりするのが
とっても嬉しい(笑) ヾ(^^ヘ)。。。

それは置いといて・・・1品目は棒々鶏
結構いい鶏肉ですし、クラゲなんかも結構上等と見ました。
美味しいと思います。

50味の素試食03

2品目は「Cook Do」の新製品らしい豆腐の広東風旨煮
ふむ。なかなか上品にまとめてますね。

50味の素試食04

3品目は麻婆茄子
個人的にはもっと辛い方がいいなぁ。
でも茄子の火加減などなかなか絶妙。

50味の素試食05

4品目は青椒肉絲
これも素材がいいなぁ。

50味の素試食06

5品目は干焼蝦仁
つまりエビチリですが、これまたかなりいいエビです。

50味の素試食07

6品目は炒飯
これは「Cook Do」じゃなくて
「ほんだし」の中華版「中華だし」でしょうか。

あと白御飯もありました。

点心類もずらっと並びます。
50味の素試食08

春巻、餃子に焼売に小龍包、中華ちまき。
このあたりは味の素の冷凍食品でしょうね。
やっぱ点心の皮については
ここに限らずまだまだ冷凍技術に改善の余地有りと思います。

で中華スープに南瓜のポタージュ、おでんも有りました。

烏龍茶は熱いの冷たいの両方有り。

デザートも充実。
50味の素試食09

プチダノンのイチジク入りは初めて食ったなぁ。

珈琲もあります。
さすがにこれはブレンディじゃなくてドリップしたかな?


バイキング全種類制覇しました(笑)。
どれも結構美味しかったです。
980円でこの料理は頑張ってますね。

素材が良くて
料理の腕も確かってのは少々ズルですが(笑)
でも
調味料を「抑え目」で使う、
それが「料理のコツ」だというのはたしかですね。

要は使いすぎ、頼りすぎがイケナイんだと思います。


これで見学は終了しましたが
一般見学用のお土産、
「Cook Do」「ほんだし」「アミノバイタル」に加えて
団体見学として幹事さんが頑張ってくれたのでしょう、
新製品とティッシュ、ボールペンのオマケ付。
60味の素土産

お土産もかなり充実していました。

なかなか楽しかったし収穫有る見学だったと思います。
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味の素株式会社社史〈2〉 (1972年)
味の素の商品多角化戦略―味の素の脱化学調味料戦略を徹底的に分析 (1973年)


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2006年09月12日

【見】東京の酒蔵探訪その2「多満自慢」 2

午後の見学先は拝島駅が最寄りとなる「多満自慢」の石川酒造さん。

雨天だったので午前中の田村酒造さんからはタクシーで移動。
迎車料金込みで860円程度、時間にして10分足らずで到着。

最寄り駅こそ違え、共に「福生の酒蔵」であり、先の田村酒造さんとは「店内関係」(イマイチ語義がよく判らないが、創業年が田村酒造が文政5年(1822年)、石川酒造が文久3年(1863)で60年程の差があるから親子企業、暖簾分けみたいなものだろうか)とのこと。
石川酒造の歴史は文久3年(1863)9月1日(旧暦)に始まります。酒造場は、はじめは多摩川の対岸にある小川村にありました。福生村の田村酒造とは店内関係でした。明治14年(1881)になって現在の熊川の蔵を新築して、明治16年に完全に現場へ引き移りました。石川酒造の創業当時の商標名は「八重桜」でした。これは小川村の森田酒造の「八重菊」と姉妹関係を示す名前でした。大正8年(1919)に「八重梅」と改められ、昭和8年(1933)から現在の「多満自慢」を使用するようになりました。
http://www.tamajiman.com/siryo_sake.html

小雨の中タクシーを正面玄関で降りると
門を潜る前に蔵のシンボルと御対面。
060912多満自慢外観01

有る意味、この構図がこの蔵元の「今」を語っているのかも知れない。
右手前に写っているのが昔ながらの日本酒造りの釜と仕込樽。
左奥に写っているのが多分だけどビール用のタンク。

この蔵元は日本酒「多満自慢」でも金賞受賞歴が有るが、
地ビール「多摩の恵」でも金賞を取っててそちら方面でもそれなりに有名。

午前中の「嘉泉」が日本酒「だけ」に拘りつつ日本酒造りを近代化していたのと較べて、
この「多満自慢」の方は昔ながらの造りで少量を作りつつ、主力商品を日本酒から地ビールに移そうかという勢いだとか。

今回1日で2軒の酒蔵見学に行って、
酒蔵さんの姿勢の違いが如実に表れていた気がします。

先述の如く敷地内の蕎麦屋で昼食後、蔵見学開始。

入り口を入って直ぐの処の石碑が目立ちます。
060912多満自慢外観03
060912多満自慢外観06

玉川上水の分水は3本有るそうで、午前中に見たのが田村分水、これが熊川分水。

石川家はそもそも幕府に鮎を献上する家だったとかで、石川家は酒造にも初期には多摩川の水を使っていたんですね。
江戸時代、石川家は多摩川で川猟をおこない、将軍家へ鮎を上納する御用勤め、また、酒造りに多摩川水系の水を使用していました。現在は、地下150mからくみあげた地下水を酒造用の水としています。

多摩川の水は、人々に魚や水、そしてエネルギーを与えてくれました。しかし、あるときは堤防を破壊して、せっかく村人たちが開発した大事な耕地を流してしまう事もありました。熊川に住む人々は川と深くかかわりながら生きてきたのです。石川家の歴史は、多摩川の治水と利水の歴史でもあったのです。
http://www.tamajiman.com/siryo_mizu.html

その石碑の隣には大きな欅が2本。
060912多満自慢外観05
醸造蔵を直射日光から守るために古い酒蔵に巨樹は付きモノ。
そして夫婦欅として縁起物なんだとか。
注連縄が飾られています。

日本酒はまだ仕込前、ビール醸造は作業中とのことで
今回、現役の蔵の内部は見学させて頂けませんでした。
HPの「蔵見学」の項目では
「蔵の中へ御案内致します」とのことなので
時期が良ければ見せて頂けるのでしょうか?
(なんだか今はやってないような口ぶりでしたが)

とりあえず酒林の下がった立派な蔵の建物。
060912多満自慢日本酒部01

これは中がホールになっていて、
最後に案内ビデオを見せて貰って、中で試飲をさせて頂きました。

今回の見学というか案内をして貰った中で
一番ウェイトを置かれていた気がするのが
明治時代の麦酒醸造の遺産である煮沸釜。
060912多満自慢ビール部01
060912多満自慢ビール部02

4〜5人ゆったり入れそうなバスタブぐらいの大きさで
鋼鉄板の厳めしいのがいかにも明治時代の遺産です。
060912多満自慢ビール部03

醸造風景のレリーフに飾られたお堂みたいなのに守られていました。
060912多満自慢ビール部04

この蔵元さんは明治の頃に日本麦酒史の魁となった自負が強いようです。
060912多満自慢ビール部05
(ラベルは「雑蔵」2階の資料館に展示されていたもの)
石川酒造のビール商標
明治維新になると、横浜の外国人居留地や北海道でビールが造られ始め、明治10〜20年代になると、日本各地でビールが製造されるようになりました。
石川酒造では、明治21年2月からビールの釀造を開始し、6月から「日本麦酒」(英文ラベルは JAPAN BEER)の名称で近在や東京・横浜へ販売しました。製造法はドイツ式で、年間約300石のラガービールを醸造しました。しかし、まだ王冠の技術がなく、瓶が破裂し易いなどの理由で、明治23年に製造装置は売却されました。
なお、サッポロビールは明治3年から「レッドスター」、キリンビールは明治22年(当時は JAPAN BREWERY)から「麒麟」の商標を用いています。また、同年に東京府三田の日本麦酒はエビスビールを発売しました。アサヒビール(大阪麦酒)は明治25年から「旭」の商標を使用しましたが、大阪の日の出ビールに買われた石川酒造のビール商標の旭との間に、商標権をめぐって訴訟が起きました。
http://www.tamajiman.com/siryo_sake.html

案内して下さった方の口ぶりからして麦酒にウェイトを置きたいぐらいのようでした。

そうは言っても全国鑑評会の金賞受賞蔵、
受賞できるだけの醸造技術は維持しているようです。

今回は見学させては頂けませんでしたが、
昔ながらの製法で日本酒醸造をする作業場は健在とのこと。
そして
精米も自社で精米所を持ってるとのこと。
磨きを1割増やすのに数日掛かるという精米作業、
考えようによっては
醸造石高を削減したいと言ってるお蔵さんにはかなりの負担。

でもコダワリ無くして「いい酒」は出来ないと思います。

金賞受賞蔵の名声を維持するためには
米からキッチリ造り込んで
少量でも気合いを入れて造っていかなきゃならないとの心持ちも判ります。

原料からして糖分(アルコールの直接の原料)を多く含むワインと異なり、
日本酒は穀物から作るアルコール、
とっても手間が掛かるんですね。

だからこそ、ときにできる芸術品はワインを越えるのではないかと思います。
(さすがに1本ン十万円ってな無茶に高価なワインを飲んだことはないので較べきれないですが)

さて

案内コースの最後は蔵を改装したホールで広報ビデオ鑑賞。
060912多満自慢日本酒部02

樽一つ置かれてる訳でも有りませんが柱のひとつひとつに流石に歴史を感じます。

利き酒は季節限定酒2種類。
060912多満自慢日本酒部03

多満自慢 純米山廃原酒2003
 (720ml 1,230円)
多満自慢 純米大吟醸無濾過原酒 秋の慶
 (720ml 1,446円)
個性としては酒飲みに好まれる綺麗なお酒です。
山廃も山廃臭くなく、大吟醸も甘過ぎることが無い。

「昔ながらの酒造り」の作業場を見せて頂きたかったけど、
「見せたいもの」と「見たいもの」は一致しないのが世の常。

残念でしたが、また何かのご縁もあるかと思います。

これもひとつの酒蔵の在り方というものを見せて頂いたように思います。

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【見】東京の酒蔵探訪その1「嘉泉」 4

Mixi経由の社会科見学

今回は東京の蔵元さん2軒にお邪魔した。

東京には現在日本酒の蔵元が13軒有る
(数え方に依るのか12軒、11軒なんて意見も有る。同族会社とか有るかもね)

01.「国府鶴」/(名)野口酒造店
02.「桑乃都」/訃澤酒造場
03.「日出山」/(有)中島酒造場
04.「多満自慢」/石川酒造(株)
05.「大多摩」「酔悦」/大多摩酒造(株)
06.「澤乃井」/小澤酒造(株)
07.「丸眞正宗」/小山酒造(株)
08.「嘉泉」/田村酒造場
09.「鳳桜」/土屋酒造(株)
10.「金婚」/豊島屋酒造(株)
11.「千代鶴」/中村酒造場
12.「喜正」/野崎酒造(株)
13.「吟雪」/渡邊酒造(名)

13軒有るとはいえ、「見学不可」を表明されているところも有る。
今まで見学可能だったのに急に「見学不可」になるところもある。

単に企業秘密の問題や人手不足という理由もあるだろうけど
誰か迷惑をかけたりしたんだろうなぁ、とか思われることも有る。


酒蔵に限らず他の見学会についても言えることだけど、
参加者にもいろいろ居るので
写真撮影禁止でも目の届かないところで盗撮する者が居たり
本来公開する予定の無いところに無断で踏み込む者が居たり
非常識な迷惑を掛ける者が出てしまうことも有る。

「わざわざ見に来てやってるんだから、もっとサービスしろ」と言わんばかりの態度の者や、言葉の端々にそういう気持ちが見て取れる者も少なくないように思う。

案内・説明して下さってる方に、わざと「嫌がりそうな」質問をして喜んでる風情の人も居る。そんな人は「どうだ鋭いだろう」と言わんばかりの自己満足が滲み出ていて周囲から見ていれば滑稽なのだが本人に気付く様子は無い。

見学会を受け入れてくれる企業や施設は、たしかに広報活動や宣伝の側面も少なくないだろうが、何も「そんな奴ら」に見せる義理や責任がある訳ではない。

大人として人間として、縁もゆかりも利害関係も無い奴にわざわざ「見せて貰える」ことに感謝しなきゃね。


ただでさえそんな風に最近流行の「大人の社会科見学」一般についても難しさが有るのに加えて、酒蔵見学は「酒」ゆえの難しさも加わる。

過去に個人的にも別の団体でも酒蔵見学は何度も行ってるのだけれど、泥酔者が出たり、そこまでいかなくても「自分が旨い酒さえ飲めりゃいい」ってな者も結構居たりして、酒蔵見学は「酒」ゆえに相手や周囲に迷惑を掛けやすい面がある。

蔵見学を原則「不可」とする蔵元さんの気持ちは十分に想像が付く。

だからこそ、受け入れて、ちゃんと案内して下さる蔵元さんはとても貴重だ。


今回は先の一覧表で太字になってる2軒、
嘉泉」の田村酒造場さんと
多満自慢」の石川酒造(株)さんに伺った。


まず午前中は「嘉泉」。

JR青梅線の福生駅に降りて小雨の中徒歩10分弱。
駅前通から少々鬱蒼とした木々の有る細道に少し入る。

そこに古い煉瓦造りの煙突が目立つ立派なお屋敷があった。

「まぼろしの酒 嘉泉」の醸造元田村酒造場さんのお屋敷と工場だ。

かなり広々としたお屋敷の中に酒蔵が有るという風情で、
少なくともここが「東京都」とは思えない程の贅沢な空間。

歴史有る空間に最新の酒造設備を内包する蔵元、それが嘉泉だ。

1.現代的酒造空間


見学者が揃ったところで蔵の中に案内して頂く。
01蔵入り口へ

何と言っても9月の上旬、蔵元にもよるけれど仕込には少々早い時期。
ここもまだ最初の洗米・蒸米などが始まったばかりとのこと。

以下、実際の見学順とは異なり日本酒醸造の工程順に整理します。
(プロセスの詳細などは共通しますので別の蔵の見学記【酒】酒蔵「龍力」蔵見学をご参照下さい)

1-1.精米

この蔵元では山田錦、五百万石、吟ぎんがを酒造に用いるとのこと。
そして精米段階は自社で行わず、千葉県にある共同精米所で磨かれた米を使用するそうだ。
03精米

1-2.洗米

お釜の向こうに見えているのが洗米マシン。
04洗米

1-3.蒸米

洗米機とベルトコンベアで繋がれた隣に蒸米機。
05蒸米

結構な割合で機械化されているが、ここで蒸し上がった米を冷まして次の工程に進めるのは手作業。

1-4.麹室

温度管理されたサウナのような空間で蒸したお米に麹が育つのを待つ。
06麹室

1-5.酒母

ここから先の行程はまだ開始されていないので空っぽです。
麹となった最初のお米に水と新たな蒸し米(掛け米という)を足してお酒の元を造る行程。
お米からいきなり大量のお酒に変えさせようとするのは微生物の能力限界を超えるので何段階かに分けてお酒を育てていくことになる。
その最初のタンク。
07酒母

スタートの温度は摂氏7度程度だそうだが、そういう温度管理を徹底すべく、タンクの周囲には冷水あるいは温水を巡らせて温度をコンピューター制御で一定に保つ仕組みが設けられているとのこと。

1-6.仕込

前述の酒母タンクの隣に一群の少し大きなタンク。
お酒が育ってきて大きくなったらこちらに移して育てるらしい。
08仕込

1-7.絞り

この機械ももちろんまだ稼働段階にないので準備中の状況。
先ほどの仕込タンクとはパイプで結ばれてるらしい。
いわばフィルター群の中に注ぎ込んで酒粕と清酒に分離する行程。
09絞り

1-8.熟成

絞ったお酒を貯蔵するタンク。
10熟成タンク

この後、お酒は火入れ(殺菌)や瓶詰め、ラベル貼りなどを経て市場に出荷される訳です。

2.歴史有る酒造業として


この田村家は西関東の酒造業の起点のような位置づけです。
福生村の名主を代々つとめていた私ども田村家は、文政5(1822)年九代目勘次郎の手により造り酒屋という家業を興し、ここに蔵元としての歩みを開始しました。
私どもは明治中期まで総本店として、武州一帯(多摩地区、神奈川県、埼玉 県の一部)に24の店蔵をもち、経営面、技術面において各蔵を指導する役割も担っていました。
http://www.seishu-kasen.com/yurai/yur2.html#1

先ほどのタンク群にしても古い蔵の中に有ります。
蔵の天井を見ると、戦時中の物資不足の時代も耐え抜いてきた風雪を感じさせるような趣です。
11蔵の天井

そもそも行程も始まっていないでしょうから已むを得ないですが、
今回見せて頂いたエリアの奥に、
昔ながらの手作業で日本酒を仕込むための作業場が別途有るそうです。
そこで造った特別なお酒が鑑評会などに出品されるとのこと。

そういえば見学エリアの突き当たりに小型の洗米機が有りました。
12古い洗米機


見学会は蔵の建物を出て側面に回ります。
13蔵外壁

そこに『嘉泉』の名の由来となった古い井戸が囲われ祀られていました。
14酒造用井戸

今でもこの水を仕込水としているそうです。
酒は水が命、
この井戸は蔵の歴史そのものと言えるでしょう。

この井戸を挟むように蔵と田村家の家屋敷が並んでいます。
その庭に回ると欅の古い大木が佇んでいました。
15欅の古木

天然記念物指定も受けそうになった推定樹齢700年の古木で、
数年前に樹医によって治療されて今なお生きながらえています。
この巨樹が醸造蔵を直射日光から守る役割をしてきたのだと。
16欅の木陰
当然、蔵元の歴史より古いのですからこの木の在ることを前提に蔵を建てている訳で、上手く自然を利用しています。

自然と言えばこの蔵元の広い敷地のアチコチに流水が引き込まれています。
17蔵の周囲の引き込み水

玉川上水には分水が3本有るそうで、その内の1本。
それが
玉川上水田村分水。
「田村」の名前が使われているところ縁も深そうで、
屋敷の裏手には水車小屋(跡)、
19水車小屋へ

潜り戸を抜けると運河のような水路に通じています。
20玉川上水田村分水

一時は水運にも利用したそうですが
広域にわたり利用される分水、汚す訳にもいかず水力や日常水として利用したようです。

分水縁には取水口を示す標柱が建てられています。
21上水取水口

ここから取り込んだ水が水車小屋で動力に生まれ変わる時代もあったとのこと。
24水車小屋

今ではその建物と水路と軸受、石臼などが飄然と置かれているだけです。
22水車のあった部分
23軸受けと石臼

3.利き酒


見学会の最後は試飲させて頂きました。
25利き酒会

3種類、それぞれ特徴的なお酒です。

この『嘉泉』、
名前の由来は先の欅の脇の井戸ですが、
「まぼろしの酒」との異名は現当主のコダワリが故。
時は昭和50年前後。嘉泉は、前代未聞の試みに着手しました。
「抜群の高精白を誇る、本醸造を造る。それを二級酒として販売する」、
それは現当主15代田村半十郎の大英断でした。酒の名は『まぼろしの酒 嘉泉』。
醸しだされた酒は、これまでに例を見ない優れた酒質から、酒通の間で大評判。
以降、嘉泉といえば「まぼろし」がその代名詞となって今日に至っています。

思えば私ども嘉泉には先代・半十郎のこんなエピソードも残っています。
時は戦中・戦後。
甘い酒がもてはやされ、嘉泉の特長である辛い酒は売りにくい時代でした。
杜氏は思い余って進言したという。しかし、前当主はきっぱりと突っぱねたそうです。曰く、
「ばか、言うんじゃねえ。昔から酒呑みは、辛党と言うじゃねえか。甘党には、羊羹をやればいいや」と。
http://www.seishu-kasen.com/yurai/yur2.html#3


なかなか歯応えのある蔵元さんのようです。

さて味見。

まずは特別本醸造
先のコダワリからすると、これこそが『嘉泉』の看板とも言えるお酒でしょう。
28特別本醸造

特別本醸造  幻の酒
酒造好適米を60%まで精米し、吟醸酵母を使用した特別本醸造酒。旨口にして、味のふくらみがあり、しっかりとした飲み口、いつまでも飲み飽きしない後口の良さがその魅力。まさに訪ね歩き探し求める幻の酒。晩酌用、宴会用に最適。

精米歩合 60%
日本酒度 +1度
酸度 1.4度
アルコール度数 15度以上16度未満
飲み方 冷酒、常温、ぬる燗で
720ml詰 \1,003
http://www.seishu-kasen.com/omot/omo_hon.html

・・・これ酒飲み向きの酒です(笑)。
最初はコレと言って惹かれないのですが常温でも飲み飽きしない程よい旨さ。

次は季節限定品の純米吟醸生酒
27純米吟醸生酒

純米吟醸 生酒
酒造好適米を高精米し、大寒の折、杜氏達が醸し出した純米吟醸の生酒。香りよく、味淡麗、なめからな喉ごし。とくに含み香が素晴らしく、清涼感あふれる生酒。

精米歩合 55%
日本酒度 +1度
酸度 1.6度
アルコール度数 15度以上16度未満
飲み方 冷酒、常温で
保存方法 要冷蔵

720ml詰 \1,612
http://www.seishu-kasen.com/omot/omo_nam.html

・・・女性陣には特に大人気でしたね。
サッパリとした飲み口に、ほどほどの香り良さです。

最後は小瓶で特別限定品の「田むら」。
先述の古典的な酒造りを行って、いわゆる袋絞りで集めたお酒です。
29田むら純米吟醸

田むら
岩手県産の酒造好適米「吟ぎんが」を55%まで高精米し、低温長期醪で醸造。手間のかかる袋取りと瓶燗火入れを採用した純米吟醸酒。味と香りが絶妙な蔵元一押しの自信作。穏やかにしてフルーティー、かつ余韻が深いお酒。

精米歩合 55%(吟ぎんが)
日本酒度 +1度
酸度 1.7度
アルコール度数 16度以上17度未満
飲み方 冷や、常温

720ml詰 \1,400
http://www.seishu-kasen.com/omot/omo_to

・・・お米の性質なんでしょうか、この手の造り方の他の酒に較べて淡泊に感じます。
蔵元の好みが「辛口」だからこその方向性かも知れません。
袋絞りとかいうと甘い酒が多い中でサッパリと飲みやすい。
手間ヒマのワリに安めの価格設定なのも蔵元の意気を感じますな。


12人程参加した見学会としての一番人気は2番目の純米吟醸生酒だったと思います。
私一人がきっと大酒飲みなので(笑)試飲でも最後まで特別本醸造を愛飲しておりました。

この蔵元さん、コダワリを知れば知る程に興味深いですね。
また伺いたいと思っています。

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2006年07月26日

【学】最先端科学を覗き見る 4

Mixi経由の社会科見学

つくばに有るKEK高エネルギー加速器研究機構の実験施設を見学させて貰った。

01パンフ02


高エネルギー物理学と言われても想像しにくいが物質の根源と宇宙の謎に挑戦する深淵な科学であるらしい。

素粒子科学素粒子物理学を中心とする最先端の巨大な実験施設。
KEKの大森先生より、
日本語としてはともかく研究者の間では「通常「素粒子科学」という用語は使いません。「素粒子物理学」と呼びます。」
とのご指摘を戴きましたので謹んで訂正させて頂きます。


02つくばmap00


日本と欧米の間で国際的な最新加速器(実験設備)建設の綱引きをやってるそうだ。

03リニアコライダーパンフ

これを日本に建設できることは基礎科学で日本が一歩も二歩も優位に立てるはず。
でも最先端科学、
それも医学のような実学でなくて基礎科学は一般庶民には馴染みもなく、理解しようにも何とも難しい。

実用から近ければ企業が躍起になって費用を注ぎ込むだろう。
でも
基礎科学は実用から遠いからこそ企業が手を出しにくい。
だからこその国家レベル、世界レベルのプロジェクトが必要となる。

これは国の命運を左右しかねない巨大なプロジェクト。
素粒子科学の分野では
なんとか実現しないとね。

で、いわばその為の世論喚起、啓蒙活動。

04リニアコライダーキャッチ


秋には一般見学会も催されるそうだ。

05一般公開チラシ


小学校は科学部だし、
大阪市立電気科学館に週末は入り浸りの
ずっと科学大好き少年ではあったけど
さすがに最先端は難しい。

でも素晴らしい。
ワクワク感がとても楽しかった。

06パンフ01


専門でもないので正確にレポートするには力不足です。
だから大雑把に整理します。
まぁホンの入り口ということで。

私と同様に子供の頃の好奇心を叩き起こされた人は、是非一般公開に。

7・8・9月の盛夏の間は
電気を市民社会に回さなきゃ、
ってことで
巨大施設は休止。

07風景


そのおかげで結構な内部まで見学できる訳です。

今回の見学箇所は以下の如し。

08つくばmap01見学全図


力不足を承知でザッとしたハナシをしますと
”水”は”H2O”って分子と考えられてますが
その分子は水素原子と酸素原子からなってます。

で、その原子は、真ん中に原子核、その周りに電子

この原子核は、さらに陽子中性子という核子で構成されています。

そしてこの核子を構成するのがクォーク
3世代6種類有ると言われています。

このクォーク電子、そしてニュートリノを併せて素粒子と言います。

この3種類の分類に合わせて施設見学は行われました。

1.電子と陽電子の衝突実験施設


電子と反対の性質で同じ質量を持つのが陽電子
物質と反物質の衝突実験です。
次の実験素材となるB中間子と反B中間子を大量に作り出す製産工場です。

パンフの案内文によると
「ここの電子・陽電子衝突型加速器(KEKB)は世界最高ビーム強度を達成し、粒子と反粒子の性質の違い(CP非対称)の解明に成果を挙げています」
とのこと。

加速器は素粒子の電気的性質を利用してエネルギーを与えていきます。
似たような原理はリニアモーターカーの駆動原理でしょうか。
で、
できるだけ長い距離を運動させて
加速すると共に性質を整えて実験に適した状態にします。

それには円形のリンクをぐるぐる回らせるのが適当なので、現在の加速器は巨大な円形をしています。

101つくばmap02電子加速器


今回はその円周4キロ程の円形リンクの
粒子の入り口にあたる富士実験室(写真1)
粒子の衝突現場でデータを採る筑波実験室(写真2)を見学させて貰えました。

現在は夏季休止中なので加速器の円形部分にも入ることが出来ました。
放射線防護の為、地下4階にあります。
稼働中はもちろん人が立ち入ることなど出来ません。
誰かが中に居たままでは稼働できないような仕組みが設けられています。
102鍵

A.富士実験室

時計回りに電子が、反時計回りに陽電子が回る仕組みです。
104富士実験室060727_01

様々な器械がそのラインに沿って設置されています。
105富士実験室060727_02

「形が違うのは役割が違うのだと思って下さい」
だそうで、
整流する電磁石の類や冷却装置、加速装置などがギッシリと並んでいます。
107富士実験室060727_04

高速運動で生じる光子との干渉を打ち消す必要から、光電効果による電子雲対策のため、とのことで陽電子のラインの方が仕組みが複雑でした。
110富士実験室060727_07

KEKの大森先生より上記訂正部分の概念の誤りについてのご指摘及び以下のご教示を戴きましたので、謹んで訂正させて頂くと共に、ご教示部分を掲載させて頂きます。
ご指摘・丁寧なご教示有り難う御座いました。>大森先生
---------------------------------------------
陽電子のラインには、コイルがグルグル巻かれています。
このコイルは、偏向磁石、収束磁石、加速空洞などの加速器の主要構成要素が無い部分に、可能な限り隙間無く巻かれています。
一方、電子のラインは主要構成要素が無い部分は、ただの真空パイプです。このコイルの存在のために陽電子のラインは電子のラインより複雑です。
このコイルはビーム(この場合は陽電子)の進行方向に弱い磁場をかける為のものです。これは大電流の陽電子加速器に特有な「電子雲問題」に対処する為のものです。

以下この「電子雲問題」について説明します。

電子/陽電子が円形加速器のなかでカーブするときに放射光が出ます。これは電子の加速器でも陽電子の加速器でも同じです。
この放射光が真空パイプの内面にあたると、パイプの材料(金属)の中の電子を叩き出します(光電効果)。これも電子の加速器でも陽電子の加速器でも同じです。
ここから先に違いが出ます。
陽電子の加速器の場合は、この叩き出された電子群は陽電子のプラスの電荷に引かれて陽電子ビームの軌道のところに集まってきます。
この電子群(電子雲と呼ばれています)が陽電子ビームの進行を妨害します。
そこでコイルによりビームの進行方向に弱い磁場をかけます。
パイプ内面より叩き出された電子が、ビームの軌道に近づこうとすると、この磁場を横切らねばならず、磁場に邪魔されて近づけません。
またコイルによる磁場はビームに平行で、しかも弱いので軌道上の陽電子ビームには悪影響はありません。
電子の加速器の場合は、ビームはマイナスの電荷を持っているので、パイプ内面より叩き出された電子がビームに引き寄せられて、軌道上に集まる事はありません。したがってコイルを巻く必要はありません。
コイル
この写真で、その電子雲対策のコイルが示されています。

B.筑波実験室

こちらの方はいわば衝突現場に据え付けられた巨大なデジカメです。
113筑波実験室060727_001
114筑波実験室060727_002
115筑波実験室060727_003
116筑波実験室060727_004

モニタールームの中には新記録や新発見の達成を記念した酒瓶が並んでいました。
117筑波実験室060727_005
118筑波実験室060727_006

人類初ともなれば嬉しいだろうなぁ。
酒もきっとトッテモ美味い(笑)。

(おまけ)
筑波実験室の中、地下3階でしたか
大きめのミミズ程度のサイズの
ヘビの子供が紛れ込んでいました。
119ヘビ

おそらく誰かの服か機材にでもくっついて入り込んだのでしょう。

その折に最初に気付いたのは多分俺なんだけど
小さいながらも毒蛇だったし
(見たところヤマカガシかと)
どうせ稼働すれば駆除するまでもなかろうし
「それも運命」と放置してた。
でも優しい女の子が居て、掴まえて地上の草むらに逃がしてあげてました。
ふ〜む。少し考えさせられました。。。

2.ニュートリノ射出実験施設(跡)

ニュートリノは素粒子としては電子の仲間でレプトン(これの対概念がクォークに属しますが、電気的特性が+−0で他には見られない透過性を持っています。
謎の素粒子として近年研究が進み、その研究施設としては岐阜の神岡鉱山にあるスーパーカミオカンデが有名です。
その実験において宇宙から降ってくるニュートリノを待つだけでは迂遠なので人工的に射出してその特性を調べようとしました。
人工的にニュートリノを作り出し神岡方向に向けて大量に射出する装置がここに有ったのです。
201つくばmap03ニュートリノ射出施設

そのおかげでニュートリノに質量が有ることが判ったりしたのですが
更なる研究には更なる高出力が必要とのことで現在は茨城県東海村に建設中です。
202ニュートリノ060727_02

そのためこの施設は解体され、
かつてここにあった小型のカミオカンデも役目を終えて取り壊されていました。
203ニュートリノ060727_00

その前置検出器跡の側に展示施設が残されています。
204ニュートリノ060727_01

ニュートリノは核兵器を無力化できる究極のアンチ兵器も可能になる技術で(現時点ではあくまでも理論上のハナシで実用となるとイギリス全土に匹敵する巨大な電力を消費するものだそうです)、まだまだ未知の未来科学ではあります。

3.陽子加速器の前段加速器施設

301つくばmap04陽子加速器

この施設のこの設備の写真を見たときに最初の興味が湧き起こりました。
何と言っても巨大なのです。
302陽子加速器060727_04

その分といっては何だけど、利用可能性も大きく危険も大きい。
だから休止中といえども前段加速器のみの見学でした。
でもデカイ。
303陽子加速器060727_00
304陽子加速器060727_01
305陽子加速器060727_02
306陽子加速器060727_03

とってもカッコイイ。

更なる巨大出力施設は東海村の方に建設中とのことです。
307陽子加速器060727_05

4.そしてリニアコライダーへ

リニアコライダーとは直線型の加速器です。
円形の加速器は理論上無限遠の距離を運動させられますが、本来直進するものを曲げるために無駄なエネルギーロスが生じています。
それが最大出力を得るのには妨げになる。
そこで更なる科学の発展のためには直線型の加速器が必要だ、となった訳です。
全長40キロに及ぶ加速器を建設すべく
その準備や実験を行う施設を見学させて貰いました。
401つくばmap05ATF施設
402リニアコライダー060727_13


404リニアコライダー060727_01

モニタールームで簡単な説明を受けた後は直線型加速器の見学。
405リニアコライダー060727_02

本来なら地下に作るところですが
現在はあくまでも準備段階の予備実験なので仮住まいにギッシリと様々に詰め込まれています。
411リニアコライダー060727_08
412リニアコライダー060727_09.jpg
413リニアコライダー060727_10.jpg
414リニアコライダー060727_11.jpg

まるで巨大な器械生物の「はらわた」の中に潜り込んだような気分でした。
415リニアコライダー060727_12.jpg


なんかまだまだ理解の追いつかないところも多いので
きっとアチコチ間違ってると思いますが「ホンの入り口」ということでご容赦下さい。

しかし判りだすとだんだん面白くなるね。
クセになりそう(笑)。
---
続きを読む

ruminn_master at 2006年07月26日 17:38 【学】最先端科学を覗き見るコメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2006年06月26日

【学】見学ナイト1st 4

後日の記録。

実は本日の見学会は社会科見学に行こう!のmixiコミュの2周年記念イベントという趣旨もあって企画されたものでした。

このコミュのおかげで自分もアチコチと「社会科見学」に参加できた訳です。

見学会終了の流れ、その足で大久保のNaked Loft (ネイキッド・ロフト)まで。

第1回の「見学ナイト」でした。

見学ナイト1st01
見学ナイト1st02
見学ナイト1st03
見学ナイト1st04


ruminn_master at 2006年06月26日 22:36 【学】見学ナイト1stコメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

【見】東京最後の地下鉄の工事現場 4

後日の記録。

社会科見学に行こう!の企画、東京メトロ大成建設さんのご協力で実現した見学会。

東京最後の地下鉄、13号線の工事現場を見学出来る機会でした。

場所は新宿7丁目の駅舎となる現場。


13号地下鉄工事現場見学01
13号地下鉄工事現場見学02

この地下鉄、ほぼ都心の明治通りに沿って走る訳で、地上の明治通りの交通を阻害するのはできるだけ最小限度にしなければならない、まして水道やらの各種ライフラインも表層近くに走ってる関係上、道路脇の土地を掘削してライフラインより下層に到達、道路中央に掘り進み、シールドマシン(掘り進みながらトンネル内壁を同時に作ってしまう現代地下工事の主戦力)を投入というカタチです。

なので見学会も道路脇の掘削現場から地下深く侵入しました。

13号地下鉄工事現場見学03
13号地下鉄工事現場見学04
13号地下鉄工事現場見学05a
13号地下鉄工事現場見学06a

表層付近のライフライン層を潜り抜けます。

13号地下鉄工事現場見学07a
13号地下鉄工事現場見学08a

この現場ではないけれど、この地下鉄路線、神田川の下を潜らなきゃいけない訳で、水との戦いもなかなかのものだったようです。

13号地下鉄工事現場見学09a
13号地下鉄工事現場見学10

四角い天井部分が駅舎部分、その向こうに見える円い天井の工区が地下鉄の走る線路の部分です。

13号地下鉄工事現場見学11

何処をどう歩いたのか、出て来た場所は道路の真ん中でした。

開通時にまたこの場所に、今度は「駅」に、来ますです。

ruminn_master at 2006年06月26日 16:56 【見】東京最後の地下鉄の工事現場コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

【学】東京メトロ工事現場見学会 4

後日の記録。

社会科見学に行こう!の企画での地下鉄工事現場見学会。

東京都では地下鉄の路線は過去の掘削計画に従って許認可されて張り巡らされてきている訳だけど、それは13号線までしかない。

で、その最後の13号線というのが池袋と渋谷を結び、そこから伸びる私鉄に乗り入れし、最終的に埼玉の奥地(秩父)と神奈川の中華街あたりを結ぼうというのだから慣性の暁にはずいぶんと人の流れが変わるはずだ。

もっとも、肝心の地下鉄自体はというと、池袋と渋谷の間、つまり山手線と完全に並行して走るので必要性とか経済性、採算とか色々あったらしい。

そしてそれがようやく2年後ぐらいを目処に開通するということで、東京都に関する限り、これが最後の地下鉄工事になる(少なくとも現在の計画上は)。

で、最後の機会ということで見学会が催された次第。

地下の現場の見学する前に、工法などの説明のための施設、といっても工事現場の一角、事務所を少し展示スペースにした感じなんだけど、そこで少々お勉強しました。

見学前の説明会01
見学前の説明会02
見学前の説明会03
見学前の説明会04


ruminn_master at 2006年06月26日 14:29 【学】東京メトロ工事現場見学会コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2006年05月23日

【学】元はアメリカの工業製品 4

Mixi経由の社会科見学

午前がコカコーラ、午後がブリヂストンの2本立て。

コカコーラはアメリカ・ジョージア州で1886年に生まれた。
アメリカから来たままに
世界共通同じ味の「コカコーラ」が日本でも売られている。
しかし日本では「それはそれ」として
お茶や缶コーヒーといった独自商品も日本「コカコーラ」から売られている

ブリヂストンは福岡久留米で1931年に生まれた。
それは
ゴム引き地下足袋を考案し大ヒットさせた
仕立物屋の次男坊、石橋正二郎が、
アメリカに渡った折に
その自動車文明が日本にも訪れることを予感し
世界に輸出できる純国産タイヤを夢見て
1929年に初の純国産タイヤの製造に成功したことに始まる。
今や日本最大にして世界でも有数のタイヤメーカーである。

いわば
どちらもアメリカ文化を母体にしながら
前者はそのまま受け入れつつも付加価値を加え
後者は原型を凌駕しようかという独自の発展を遂げている。

コカコーラディズニーと共にアメリカ文化を代表する商品だと思う。
ブリヂストンの創始者石橋正二郎氏は立志伝中の人物だ

しかしこんな見方も出来る。

コカコーラはアメリカ文化そのもの、
日本の文化自体をアメリカ的に変えてしまうという方法で
アメリカの商品を何ら変える必要もなく通用させる作戦を成功させた。

自動車文明はたしかに日本だけでなく世界を覆い尽くした。
アメリカの自動車産業はタイヤも含めて世界中に販路を拡大できるはずだった。
でも、そうはいかなかった。
安全とか高性能とか
何かで優った日本が今や世界の自動車産業をリードする。
その一面としてブリヂストンのタイヤも有る。

これは勝ち負けなんだろうか?
結論としては少々難しい気もする。

さて

見学先は東京コカ・コーラボトリング株式会社多摩工場
そこでの工場見学会に団体で申し込んだ形だ。

西武池袋線東久留米駅からバスで数分。
東京ドーム6個分という多摩工場に着いた。

見学コースとして確立されているようで
案内の美人広報さんも含めて全く卒がない感じ。
極めてスムーズだ。

(その感触がディズニーを想起させたのが先の感想のキッカケでした)

060523コカコーラ01
060523コカコーラ02
060523コカコーラ03
立派なレクチャールームで
作りたての冷えたコカコーラが配られる。
それを戴きながら
簡単なコカコーラの歴史などの映画。
その後で質疑応答。
原価や従業員給与などの質問は最初に禁じられたが
(たぶんそんな質問する下品な人が多いのでしょう(笑))
それ以外は結構下らない質問まで丁寧に応えてくれた。
060523コカコーラ04
その後は稼働中の生産ラインの見学。
ガラス越しでなくて内部通路を案内して見せてくれた。

まぁ例によって
大企業では生産ラインは特許など機密の固まり
写真撮影禁止。

でも工場の機械のスケールはとてもデカくて見てるだけで楽しいものでした。


午後はブリヂストン

西武国分寺線の小川駅を降りるとそこはブリヂストン城下町といった風情。
(何でも工場・研究施設・社宅などで東京ドーム20数個分とかがあるらしい)

こちらは得意先などを別にして一般人相手の工場見学は受け入れてないとのこと。
そこで小平市にあるブリヂストンのタイヤ博物館TODAY館を訪れた。

060523ブリヂストン01


個人見学もできる場所だが、
それなりの団体見学なのでちゃんと案内の方が付いて説明してくれる。
その案内の方が、愛社精神というか、
日本人の誇りの滲み出てるような人だったことが最初にまとめた感想に結び付いたと思う。

入り口を入ると創始者一族の私物らしい古いリンカーン。
何でも創業伝説に関わる車だったように記憶している。
060523ブリヂストン02

その奥には最新のF1。シューマッハモデル。
060523ブリヂストン03

この2台の対比そのものがブリヂストンの歴史でもある訳だ。
060523ブリヂストン04


その奥から始まる展示スペースでは
各種レーシングタイヤに触れたり
乗用車・トラック、航空機からリニアモーターカーまで
ありとあらゆるタイヤの実物展示と構造説明
タイヤの仕組み、研究開発の一部など結構盛り沢山。

実は
「工場見学させてくれないんじゃなぁ」
とか甘く見てたんだけど、
予想を嬉しい方向で裏切られて
「タイヤって結構深いなぁ」とか思えて
かなり楽しめました。

案内のオジサン、受付のお姉さんも親切で、
というか結局
仕事に誇りを持ってるからこそ腰が低くなれる
そういう姿が見れて気持ちよかったような気もする。

ブリヂストンは今やタイヤばかりでなく
ホースやらパッキンやらも作るし
自動車の足回りをトータルで開発したりもするし
ビルの免震構造を請け負ったりもしてる。
免震ブロックを地下に降りて見ることができた。
060523ブリヂストン05


その他にも環境への取り組みや文化活動なんかもしてる。
最近NHKで放送されて
(NHKだから大っぴらに企業名が出てる訳ではないが)
こっそりと有名になったところでは
沖縄の美ら海水族館
バンドウイルカフジ人工尾びれの開発物語

ブリヂストンのニュースリリース
ブリヂストンのエコプロジェクト
BLUE DOLPHIN
沖縄タイムズ
琉球新報
旅スタ
HARAKARA 薬師寺 一彦
TBSどうぶつ奇想天外!
フジ奇跡体験!アンビリバボー
信越化学工業

何というか・・・人間、心意気って大事だと思う。

---
人工尾びれプロジェクト フジよ、ふたたび空へ
フジよ、ふたたび空へ 人工尾びれプロジェクト-難聴者用字幕版-
もういちど宙(そら)へ―沖縄美ら海水族館人工尾びれをつけたイルカフジの物語
奇跡のイルカ フジ ビジュアルBook


奇跡のイルカフジビジュアルBOOK


もういちど宙(そら)へ―沖縄美ら海水族館人工尾びれをつけたイルカ フジの物語


イルカのくれた夢―ドルフィン・ベェイスイルカ物語


フジよ、ふたたび空へ 人工尾びれプロジェクト(仮)


奇跡体験!アンビリバボー世界が泣いた物語―涙と感動のベストセレクション
コカ・コーラCMソング データブック
血族たち―コカ・コーラ
神話のマネジメント―コカ・コーラの経営史
あすへの挑戦―企業ドキュメント 三国コカ・コーラ
コカ・コーラの英断と誤算
コカ・コーラ帝国の興亡―100年の商魂と生き残り戦略
キャンティとコカコーラ
金正日(キムジョンイル)とコカコーラ
コカ・コーラへの道―挑戦と忍耐と先見でコークの時代をひらいた高梨仁三郎
自動車用タイヤの基礎と実際
世界最速のF1タイヤ―ブリヂストン・エンジニアの闘い
ブリヂストンの光と影
ブリヂストンがグッドイヤーを抜き去った日
読むブリヂストン美術館
創業者・石橋正二郎―ブリヂストン経営の原点
戦うタイヤ―ブリヂストンF1グランプリ挑戦2564日
乗り物はじまり物語


ruminn_master at 2006年05月23日 15:43 【学】元はアメリカの工業製品コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2006年04月15日

【食】人と加工食品の関係〜2つの食品工場〜 3

Mixi経由の社会科見学

午前がサガミハム、午後がヤクルトの2本立て。

[午前]サガミハム本社工場

まずは大正13年創業、神奈川の老舗ハムメーカー、サガミハム相模ハム)の本社工場の見学へ。

店長おすすめギフト「サガミハムファミリーギフトセット」「サガミハムファミリーギフトセット」
お試しセットお試しセット

小田急江ノ島線の長後駅に朝9時50分に集合すると
相模ハムから送迎バスが来てくれていた。
ざっと35人の団体なので、ちょっとした遠足です。
相模ハム(バス到着)


到着後まずはビデオレクチャー。
結構ここは広報活動に力を入れてるようで案内役の方の話術も巧みで楽しい見学でした。

ビデオも「ちびまる子ちゃん」を意識したライトコメディ風。
といっても画面上で活劇が繰り広げられるのではなくて
ナレーションの妙、キートン山田がチャンと起用されていただけではあるが、声の力って大きいね。

四季折々のホームドラマ4編、
オチというか最後は
「いつもいっしょ」サガミハム」。

この場ではざっとサガミハムの企業姿勢の説明。
マジメに、だけど趣味ではなくて商業ベースにチャンと乗せて
良質のハム類を使いやすい適正な価格で消費者に提供しようと言うこと。

大安売りのパックハムみたいに雑多な食肉や魚肉を混ぜること無しに
良質の豚肉のみを
職人の技術と拘りで、
そして品質管理体制の整った工場設備で作る会社だと。

で、その生産ラインに案内して頂いた。
(もちろん食品工場ですから衛生面の問題上ガラス越しの見学です)

相模ハム(製造工程)


サガミハムでは85%が輸入、15%が国産の豚肉が原材料となる。
もちろんその素材選びこそが大前提。
これらが枝肉ではなくて骨など不使用部位が取り除かれた状態で工場に。

豚は生後1年も経たずに食用に回される動物だが
いくら合理的に大量生産されても相手は生身の生き物である。
したがって肉の段階では一つとして同じ形のモノはない。

だから加熱前の肉を扱う作業場は工場と言うよりは調理場だ。
事実ここに並んだ機械の多くはスケールこそ違え
大きなレストランの調理場に有るような道具に過ぎない。

だからここで大きな働きをしているのは「」である。
機械はあくまでもそれを補助しているに過ぎない。

人が肉を切り分け不要部位を取り除き形を整え
味を付け、揉み込んで、熟成させ、さらに形を整える。

この調味料や塩や添加物の配合、加減、
熟成の長短、
これらこそもまた人の技である。

そして製品のスタイルに応じた加熱処理に回される。

相模ハム(加熱工程)


乾燥、燻煙、
蒸煮、湯煮など様々。

80度程度に管理された加熱処理をすることで
旨味を逃さずにしかもコストを抑えて雑菌を殺し品質を安定させる。

そして冷却され様々に包装されて出荷されることとなる。

でまぁ「実際に食べてみないとね」、ということで(笑)試食。

相模ハム(試食テーブル)
相模ハム(試食セット)


5種類にロールパンと珈琲。ご馳走様でした。

1.ロースハム

本麗ロースハム(1本770gのもの)
しっかりと豚肉の旨味を感じられる、しっとりしたハムです。

2.ポークソーセージ

ポーク・ソーセージ(1本1.0KG)
加熱せずに薄切りを戴きましたが
安直なソーセージの頼りなさと異なり
旨味がシッカリしていました。
で、とても柔らかな食感。

3.チャーシュー(焼豚)

炭火焼豚バラ(1本300g)
よくラーメン屋で出る煮豚でなくてチャンと薫蒸したような風味でした。
少なくともチャーシューとして美味い。ソフトな食感です。

4.ポークウィンナー

凛麗ポークウインナー150g
ビールに合いますね、きっと。

5.辛口ポークウィンナー

ポークウインナー辛党
きっともっとビールに合いますな(笑)。
---------------------------------
以上5種類の試食でした。
個人的に一番気に入ったのは2番のポークソーセージ。
なので帰りに社内の売店で中サイズのを買って帰りました。
ポーク・ソーセージ(1本480g)
あと
案内の方に「男の人は是非」と勧められたので
買って帰ったのが「骨付きスペアリブ」でしたが
新商品なのか楽天市場にも会社のHPにも無いですね。
そのうちショップに出るでしょう。


近所の人も普段買いに来るという本社内売店は
デパートなどより安い割引価格販売ですが
楽天市場の価格設定もその程度にしてありますね。
(送料がかかるので近所で買えれば一番ですが)
辛口ウインナー・食べ比べセット(送料込み)
激辛ウィンナーなんてのも有るのね。

ちなみに
ウィンナーとフランクフルト、そしてボロニアソーセージの区別は
太さ」ってイメージもありますが
「何で太さが違うのか」といえば「種類が違うから」なので
正しくは
ウィンナーソーセージ=羊腸を使用したもの
フランクフルトソーセージ=豚腸を使用したもの
ボロニアソーセージ=牛腸を使用したもの
ということだそうです。
でもって日本のJASでは太さでも分けてますけど
実際のところ相手も生き物ですから均一の太さの訳もなく。。。

「同じ太さじゃなきゃ」とか
「キレイな赤色じゃないと嫌」とか
結構きれい好きとか潔癖性みたいな人こそが
世の中を歪めてるような、そんな気がします。

あと不精者か。。。

同じ太さにしようとして
天然の腸じゃなくてコラーゲンのチューブで作って
チューブを外して売られるのが「皮なしウィンナー」。

発色剤(硝石、硝酸Naなど)が無ければ
ハムもコンビーフも土気色というか灰色というか
「赤くて美味しそう」な色では無くなる。

近隣のモノをその日のウチに食べるだけなら保存料など要らない。

そうそう、
サガミハムは味で勝負の老舗中堅メーカーってところでしょうが
たとえば「完全無添加」とか「こだわりの手作り」とかとは違うようです。
でも穏当な価格設定で十分に美味しいハム・ソーセージでした。

たしかに手作りしようって個人はたくさん居ますし
手作りソーセージセット
自家製ソーセージを作ろう!
ソーセージの作り方
ロースハムの作り方
薫製を作る
趣味として楽しそう。これは最高の贅沢ですね。

でもよくよく見ると大変な手間です。
商業ベースで大衆価格の範囲で提供するということは難しいでしょう。
保存性を犠牲にしたりハムが灰色だったりしては、一体どれほど売れるでしょうか。

サガミハムは職人的な拘りを持ちながらもコストを抑えて
出来る限り良質のハム・ソーセージを大衆に提供しようとしていると思います。

だって普通の人は
「ハム1枚に幾らまで払いますか?」
という問いに100円とは言わないでしょう?
近所のスーパーの特売に行けば1枚10円程度から売ってますから。

1個100円する卵を取り寄せてたりして、かなり食事に贅沢する私でも悩みます。

コストパフォーマンスは無視できない要素です。

案内の方が何度も
「今度からハムやソーセージを買うときは裏を見て下さい」
とJASマークの意味や表示の意味を説明されてました。
そこには
食品成分表示に自信とプライドを持ってる姿勢が出てるように感じられました。


消費者として
食品添加物がどうの手作りがどうのとゴチャゴチャ言っても
自分の舌で美味い不味いが判らなければ負けです。

僕は美味しかったです。

[午後]ヤクルト藤沢工場

午後はヤクルト藤沢工場。((株)ヤクルト本社が正式社名みたい)

長後の駅から藤沢に移動して路線バスで「ヤクルト前」に。

こちらは流石に余裕の大企業という感じで
高そうな美術品の並ぶビルの3階のレクチャールームで
美人広報さんがテキパキと説明してくれて
数あるビデオから「見学者に合わせて」チョイスされたDVDを見て
一杯お土産貰って(笑)から工場見学。

といっても「調理場」的なハム工場と違って
ヤクルトは昨今注目される最先端、バイオの世界。
工場の機械もおそらく特許の固まりみたいなものなのでしょう。
写真撮影禁止でした。

唯一撮影可能だったのは
パレットに並べられたヤクルトをトラックに積み込む作業。
みんなカメラを持ってフォークリフトに殺到(笑)。

へそ曲がりなので正面から(笑)撮影。
ヤクルト(トラック)


ガラス越しの工場見学の内容は

ヤクルトの容器を整形し、
ラベル面を印刷、
中身を充填して密封し、包装して7000本ごとにパレットに乗せる。
その中で人間は印刷エラーや包装ミスなど機械の監視・管理をしていました。
そして稼働時間5時間に対して機械の分解清掃・洗浄に毎回3時間。
それが人間の仕事です。

少なくとも見せて頂いた生産ラインの流れはそんな感じでした。

ヤクルトは粉ミルクを原料に微生物の働きで出来てます。
それは職人技と言うよりは科学の世界。
徹底した管理が求められるのでしょう。
人間は雑菌の固まりですから下手に関わる訳にはいかないでしょうし。
完全な製品を生み出すためには人間を疎外する必要が有る訳です。


午前と午後、人間の関わり方が大きく異なる2つの食品工場の見学でした。

よくよく考えてみると面白い対比でしたね。

[OFF]一応の現地解散後

見学者の懇親会ちゅうか、要は「時間の有る人は良かったらお茶しましょか」です(笑)。
藤沢の駅前でどっか人数の入れるところを探して
入った先が結構イイ店でした。

トラットリア サレルノ

午前の試食会、午後のヤクルト1本だけでマトモな昼飯抜きだったので・・・

でまぁ一番純粋な飲み物はビールですし(笑)

私が「生ビール」頼んだら何人か乗ってくれて
半分のテーブルでは
ピザとかスパゲティとか頼んでシェアしてミニ宴会してました。

HPでもピザに自信があるようですが
たしかに
モチッとした生地に
新鮮な素材で作られたアッサリした風味のピザで美味かったです。
パスタも数種類頼んだけどどれも旨かった。

まぁ何か機会が有れば夜にチャンと試してみたいと思った、そんな店です。
---
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ハム・ベーコン台所工房―無添加・無着色34種の本格レシピ
スモーク食品
ハム・ソーセージ教本―手づくりシャルキュトゥリ解説
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新ハム・ソーセージ入門
ハム・ソーセージの本 手づくり教書
手づくり燻製マニュアル
自然流ハム・ソーセージ・燻製
遊び尽くし 手づくりハム・ソーセージ
ハム・ソーセージの料理―城戸崎愛の 素材のうまみが生きるベーコンも使って全69品
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2006年02月22日

【見】造幣局って東京にも有るんだねぇ 3

大阪人にとって「造幣局」=桜宮で「造幣局の通り抜け」。
大阪名物の花見場所だ。

今回、池袋にも有ると知ってビックリした。

独立行政法人 造幣局 東京支局

大阪が本局、東京と広島に支局が有るとのこと。
ここでは
プルーフ硬貨(観賞用に磨き上げられ防酸化処理をされた硬貨)と
各種メダル(長野オリンピックや名誉○○とか)、
そして勲章の一部などを作っている。

構内にある貨幣博物館で造幣局のあらましをビデオレクチャー。
あとは新旧様々な貨幣やメダルが並んでいてなかなか美しかった。
貨幣博物館

そのあと工場見学。
勲章の内の瑞宝章の製作工程とプルーフ硬貨のライン。
そこは保安上、撮影禁止だったので窓ガラス越しに眺めるだけだが
結構「職人の世界」でオモシロかった。

いろんなところがロボット化されていても
勲章は当然のように大半が手作業だし
貨幣鋳造にしても
日本の硬貨のように3Dで精巧にデザインされたレリーフのようなものは
単純に重さや大きさを計測しただけではエラーを発見できない。
最後は人の目で見た「違和感」勝負らしい。

そういえば滅多なことで日本の硬貨のエラーは出ていないものね。

内部の職人の世界は徒弟制度もあってなかなか伝統技能の継承という印象だった。

それでも職人の使う道具を作る人が居なくなったり材料が無くなったりはあるようで、やはりどこの伝統技能の世界も同じ。

文化の保護、継承というのは一面的ではダメだということがイマイチ御役所には判ってない。。。
って造幣局だって御役所だけど(笑)、省庁が異なればどうにもならないんだろうね。

--
日本貨幣カタログ〈2006年版〉
古銭と紙幣―収集と鑑賞 無文銀銭から現行貨幣まで
貨幣システムの世界史―「非対称性」をよむ
コインの考古学―古代を解き明かす
ゴールド ― 金と人間の文明史
歴博フォーラム お金の不思議―貨幣の歴史学
日本の貨幣の歴史
日本のコイン
世界のコイン
世界コイン図鑑 カラー版
コインコレクションの楽しみ


ruminn_master at 2006年02月22日 16:00 【見】造幣局って東京にも有るんだねぇコメント(1)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

【験】池袋防災館 3

池袋西口、ビックリガード近くの池袋消防署の上にある施設。
池袋防災館

Mixiの社会科見学で立った企画で午前中はここ、午後は造幣局東京支局見学。

9時半から見学コース開始で9時20分集合だったのだが
遅刻者が出て少々遅れて参加。
他には修学旅行の中学生っぽいのが2団体10人ほどと他3人ぐらい。

池袋防災館

1.火災体験(煙の中を逃げる)


まず最初にビデオで火事の恐ろしさの説明があって
(コレに遅刻して途中からに)
それから3人ずつぐらいで煙の充満した迷路(といっても全長30mほど)へ。

煙は上に昇るから120cm以下に腰を屈めて
(150cmより上に頭を上げるとモニタールームでアラームが鳴る)
鼻と口をハンカチで覆って迷路を進む。

有毒ガスを吸えば気を失うこともあるし、
熱い煙を吸い込めば気道が火傷を起こして塞がって窒息死する。

開く扉を探してホンの5分程のハナシだが
姿勢を低くして歩くのがなかなか疲れる。

本当は電気も消したい(停電になるから)トコロだが
体験者がパニックになったり出られなくなるとかで明るい迷路。
でも煙で見通しが利かないし簡単ではないね。

実際にビル火災に遭遇したら、根気というか「諦めない」根性が必要だと思う。

2.地震体験


これもビデオレクチャーの後、震度6の関東大震災シミュレーターの中
6畳程のキッチンへ。

地震発生。
机の上のクッション(想定上は各自の座っていた座布団)を頭に被る。
扉の近くの人は開けて椅子を挟む(ドアが開かなくならないように)。
コンロの近くの人は湯沸かし器も含めて火を止める。
全員でキッチンテーブルの下に頭が隠れるように潜り込んでテーブルの脚を確保する。

体験コーナーだから食器棚も崩れて来ないし
このシミュレーターは横揺れのみで縦揺れが再現されていないから
実際はもっと突き上げるような揺れ方となる。
またプレート型でなくて直下型だと最初に大きな衝撃が来てなかなか冷静な対処は出来ない。

実際どれだけのことが出来るか、というより「チャンとやる」だろうかと思う。

普通、地震が来ても東京に住んでると慣れっこで最初はしばらく眺めてる。
せいぜい落下物とかに注意する程度。
少し大きいな、と感じてから火を止めたりする。
でも扉を開けに動いたことはないな。。。

3.消火体験(消火器体験)


ビデオレクチャーに続いて
その画面の炎に(天麩羅鍋だったりゴミ箱だったり)向かって
消火器で放水。火元に当たる部分に命中し続ければ消火OKと出る。

この消火器、液体タイプの強化液消火器だが
強化液を水に置き換えて有る。
火事が起きる。
消火器を運ぶ。
(落とさないように&放水してしまわないようにしながら)
火事だと叫んで知らせる。
安全ピンを抜く。
ノズルを火元に向ける。
レバーを引く(握る)。

単純だから落ち着いていればできるだろう。

問題は手元に消火器が有る人がどれだけ居るかだね。
エアゾール消火器はキッチン回りに置いてあるけど。

昔、消火器の詰め替えのバイトしてたし
子供の頃、自宅が火事になった記憶は未だに鮮明だから
火には注意をしてる方だけどねぇ。

4.救急体験(人工呼吸と心臓マッサージ)


これは事前予約で「総合体験コース」を申し込んだ人だけということで、
修学旅行組など居なくなってMixiチーム12人で。

昔は訓練でも生身の人間相手など気まずい時代もあったようだけど
今やモニター付きのマネキン人形が相手。
グリーンランプが目一杯点灯するまで息を吹き込み胸を押す。
赤いランプまで点灯させると×。

しかも
各体験前に消毒綿で人形の額と口回り、つまり触れる部分を消毒。
本当の人工呼吸でも
昨今では感染症対策から身内でない限り
直接やるのはリスキーだとされ求められてない。
専用のマウスピースでもない限り他人にすることは危険だという時代になったらしい。
まぁねぇ。
今やいろいろ居るから、、、というよりいろいろ居ることが判ったというべき時代だものね。

消毒手順を抜くと以下の如し。

01.仰向けに倒れている人の右肩に自分の左膝が触る程度の位置で正座。
02.肩を叩きながら耳元で3回「大丈夫ですか」とか叫んでみる。
03.口元に耳を近づけつつ胸の上下の有無を見て心肺停止を判断。
04.気道確保。左手で額を包むようにして押さえ右手指先で顎が上に向くまで身体を引き上げる。
05.左手の親指と人差し指で鼻を摘んで(鼻孔を塞ぐ)相手の口を覆うように被さって大きく2回息を吹き込む
06.ここで再び03の手順で生命反応を確認。
07.右手中指と人差し指で肋骨の右下縁を水月方向になぞり、中指を水月の窪み(肋骨下端のV字頂点)に当て人差し指を挟んで左手掌底部(親指と手首が接する関節部)を並べて置く。つまり胸の中央骨の上に掌の付け根が乗るようにする。
08.左手を動かさず、右手を左手の上に重ねて指を組み左手の指を逸らすようにする。
(このようにしないと力が入りすぎて肋骨を折るそうだ)
09.膝立ちになって相手に覆い被さり、両肘を伸ばして胸の上に肩を持ってくる。
10.その姿勢のままで10秒間に15回のペースで、3〜5cm沈む程に胸を押す
11.この後、救急隊が来るまで、生命反応確認(03)からの手順で人工呼吸と心臓マッサージを繰り返す

とりあえず覚えたけれど力加減は今度人の身体でやってみよう(笑)。

とにかく倒れてから最初の5分が勝負だそうで、そこでこの処置を受けることが出来ないと死亡確率は途端に跳ね上がるらしい。

これで体験コースは終了。
帰りに防煙マスク(150度までの耐熱性ビニール袋で3分間は呼吸可能)を買った。

ここ以外にも防災館は有るそうで微妙に設備も違うようだから、また行ってみようと思う。
こういう訓練は慣れてないとイザというときに考えてるようじゃダメだから。
--
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ruminn_master at 2006年02月22日 11:20 【験】池袋防災館コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2006年02月14日

【学】都市東京の内奥を見る(ゴミとエネルギーを考える日) 3

東京都のゴミ箱はせいぜい後40年分しかもたない。

狭い日本のゴミ埋立地耐用年数は全国平均だと10年にも満たないという。

01カラス
もしかしたら今日見た施設のほとんどは
その心配がなければ無用なのだろうかと、ふと思ってみる。
星新一のSF短編、いわゆるショートショートで芝居にされたりもするし教科書にも採用されたこともある名作
「おーい、でてこーい」というのがある。
おーいでてこーい―ショートショート傑作選
台風の翌朝に町はずれにポッカリ開いた穴。
どうやら底無しらしいと判ると人々はあらゆるゴミをそこに捨て続ける。
最初は小さなゴミだったのがどんどん大きくなり、そして危険なモノまでも。
ラストは・・・
かなりスパイスの利いたニヤリ&ギクリという結末で終わる。

そんなゴミ箱が有れば問題が片づくのかというとコトはそう単純ではない。
たしかにゴミ箱が無くなる危機感は大きいが
目に見える「ゴミ」が片づいても水・空気・土壌は汚染されていく。
生産活動に伴い発生する熱やガスは地球全体の環境を変えていく。

環境問題エネルギー問題とも隣接する。
無害なクリーンエネルギーが実用化されることも必要な方策だ。

SFサスペンス映画で
夢のクリーンエネルギーを発明した科学者が石油メジャーに謀殺される「チェーン・リアクション」なんてのが有った。

Story
シカゴ大学のプロジェクト・チームはついに石油に替わる新エネルギーを水から発生させる画期的装置の開発に成功。だがその晩、何物かによって研究室が爆破される。偶然その場に居合わせたエンジニア、エディは事件の...(詳細こちら

既得権益から一部不都合に思う人も有ろうけれど、
普通は誰でもそんな夢が実現すれば、などと思う。
な〜に夢想とばかりは言えない。
手塚治虫が描いた未来像には実現したものが山程有るのだから。
でも現状となると・・・まだまだ遠いのだろう。

廃棄物は生産・加工・消費の結果である。
生物界で言えば〜消費者の視点ではあるが〜
植物(生産)、草食動物(加工)、肉食動物(消費)となる。
言うまでもなく雑食である人間は肉食動物(消費者)であるが
実は生命のサイクルはこれでは完成していない。
 ここに再生産者である微生物・菌類が加わって排泄物が土に戻り植物の栄養となることが不可欠だ。それにクリーンなエネルギーである太陽光と水が与えられて初めて植物は生産者としての役割を果たすことが出来る。
生産加工消費再生産という循環が出来上がることで初めて生態系は完結する。

これをゴミ問題の置かれた都市問題に引き付けると
循環型社会」を目指す方向性となる。

しかし人工環境を享受する人間の廃棄物は土に帰せるモノばかりではない。
現代となっては、むしろ簡単には土に帰せない石油製品の方が多いことは
ゴミ収集日にどれだけのゴミを自分が捨てるのか、
「燃えるゴミ」と「燃えないゴミ」、
それを比べてみれば誰にでも判る話である。
都市という人工環境の中で生活することは元来不自然なのだろう。

だからゴミを減らすこと、クリーンエネルギーを実用化すること
環境問題はエネルギー問題と隣接するが
再生産技術つまり「土(水・空気)に帰す」技術の発展のみならず
そうなるとゴミを出す消費者もゴミを減らす必要がある。
環境問題教育問題とも隣接する。
「学校の勉強」って訳じゃない。
「どんな大人になるのか」ってハナシだろう。
子供にとっては先々の、大人にとっては子供から見ての。

ことはかなりヤヤコシイ。
だから勉強しましょう(笑)。
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最近よく参加する「社会科見学に行こう!」企画のMixi募集で参加。

朝の8:50集合は結構早いけど通勤時間。
りんかい線の東京テレポート駅はフジテレビの裏側にあたる。
今日はここからさらに海側に拡がる地域の見学だ。

そういえば都心から臨海地区を眺めると派手な建物が目に付く。
フジテレビとか有明コロシアムとか。

華やかさばかり目立つお台場の奥には
「人が目を背けがちなモノ」が隠されていたような、
ここにフジテレビの派手な建物を建てたのは意図的な目眩ましじゃないか、
穿った見方をすれば、、、だけど、そんな気がした日でもあった。

<行程>
8:50 東京テレポート駅集合
9:20 有明水素ステーション見学
10:00 有明清掃工場見学 (可燃ゴミ
11:30 テレコムセンターにて昼食
13:00 PCB無害化処理施設見学
   ペットボトル再処理工場(窓外見学)(資源ゴミ
   灰溶融処理(スラグ)工場建築現場(窓外見学)
   不燃ゴミ処理工場(窓外見学)
   粗大ゴミ処理工場(窓外見学)
14:30 東京かざぐるま中央防波堤埋立処分場見学
15:00 中防庁舎展望室から全体像見学とビデオ学習。
16:00 東京テレポート駅前ひとまず解散
   (大井町にてお茶→飲み→飲み(笑))
24:00 そんな頃に家に着きました〜

02.バス


小中学校の社会科見学や企業研修、市民団体などは珍しくないようだけど
ネット募集の特徴とはいえ雑多な人種が20人程集まった見学会でした。
写真の題材として、シナリオのネタとして、機械好き、などなど。
不思議な集まりだよねぇ。
単なる好奇心のみの共有で集まっていて動機は様々なのだから。

個人的には愛知万博如きでもゴチャゴチャ考える疲れる性格(笑)
いろいろ思うところはあったけれど
施設の人々はみな熱心かつ丁寧に説明してくれるし
見学先もよく考えられて全体を見渡せる感じ。
見学内容もかなり充実してて丁寧に解説され、色々な関心が喚起されました。
でまぁ
天気も良くて気持ちよく勉強できた、ってところでしょうか。

春からの一日見学コースは
埋立処分場を海から見ることの出来る
新東京丸船上見学会とセットになるそうだから
新東京丸
(昨年末12/20に乗船済だけどまだBlogにしてない)
興味の有る人は行くと日常が変わります。
---------------------------------------------

1.有明水素ステーション


03.有明水素ステーション


最初に案内されたのは
クリーンエネルギーとして実用化が模索されている燃料電池自動車にとってのガソリンスタンドに当たる施設。
といっても普通の個人で持てるような価格では生産されていないので未だ実験段階だ。
何と言っても液体水素は超低温だし圧縮水素は高圧ガスなのだから
脆い構造の自動車なんかじゃ事故でも起こされたら大変だからねぇ。

水素を使ってた飛行船ヒンデンブルグ事故の反省からその後の飛行船がヘリウムになったのだもの。

見学は遠巻きの柵越しで
「フラッシュを炊くような撮影はしないでください」とのこと。
見学時は輸送車からタンクへの搬入中で煙突から気化水蒸気が昇っていた。
それにしても
燃料電池バスは愛知万博を最後に今は既に運行を止めているし
今のところは庶民には無縁の、あくまでも実験施設だ。

庶民が宇宙に海外旅行に行けるのと
普通に燃料自動車を走らせることができるのと
一体どちらが早いだろう。

<関連リンク>


・「有明水素ステーション」オープン!
・Iwatani-水素とイワタニ-水素と燃料電池-水素インフラ関連の国家プロジェクトとスケジュール
・昭和シェル石油株式会社-水素エネルギー-有明水素ステーション
・東京都の地球温暖化対策
・東京都燃料電池バスパイロット事業

2.有明清掃工場


午前中の主たる見学場所は東京都の可燃ゴミ処理施設の中でも最先端の有明清掃工場。
中止になった都市博を想定した設計で進歩的な印象を与える。
煙突の壁面は電波時計が表示されるなど全体に清潔でゆったりしている。
しかし
その地下では臨海地区の可燃ゴミを収集し、消却し、浄化して
365日ほとんど休み無く、灰と空気と水に変えている。
そしてエネルギーにも。

中に入って行程のレクチャーを受けた後、見学に向かう。
この工場の最先端である所以は特にそのゴミ収集方法にある。
東京臨海副都心ごみ管路収集輸送システム
臨海5地区のそれぞれのビルから出された可燃ゴミは
地下に張り巡らされた直径60センチの鋳鉄製のパイプで
掃除機のように直接この工場に吸い込まれるのだ。
1日400t(平均40万人分)のゴミを搬入でき、
その速度は時速100キロ近いという。
日本では兵庫県芦屋市で行われたのが最初で、2番目となる管路収集輸送施設だ。

収集されたゴミが工場内のバンカーに蓄積され、
コンピューター管理の下で順次燃焼される訳だが
ここでのゴミの役割は燃料でもある
ゴミを燃焼する時に発生する高温蒸気で
工場を稼働させるだけの発電をする機能と
その過程の冷水・温水を臨海地区の冷暖房エネルギーとして利用する機能を併有する。
つまり薪でも有る訳だ。

隣には温水プールと体育館が有るし、
例えばフジテレビの冷暖房エネルギーはこうして供給されているらしい。

物体を物体にリサイクルするマテリアル・リサイクルと同様に
これもサーマル・リサイクルと呼ばれる立派なリサイクル。

そして残った灰・空気・水は
自然に帰すことの出来るレベルに浄化され工場外に運ばれる。

非常によくできたシステム。
ここは完結型都市の実験区でもある訳だ。
04.有明処分場


ただこの灰は
元の可燃ゴミから比べて1/20と圧倒的に小さくなってはいるが
この工場からトラックで埋め立て処分場に運ばれ
そのゴミ箱としての容積を埋めてしまうことには変わりない。
そこで考えられたのが
さらにこの灰を溶融することで煉瓦等に利用するスラグ化である。
そうすれば体積としてもさらに1/2となるし
再び人の生活空間に有益資材として戻されるため
埋め立て処分場を狭くする分量が減る。

今時代はそちらに向かって進んでいるようだ。
その為の大工場は臨海地区に現在建設中であった。
(太田第2清掃工場など稼働中の工場も現存する)

ちなみに
現在のところ東京都は可燃ゴミにプラスチック類は含めていないが
これはダイオキシンの問題性に認識が低く
燃焼釜の品質も低かった時代のハナシであり時代は変わったという。
プラスチックの中でも資源として利用できないものは
ゴミの軽量化の側面からも
有害物質発生の危険性除去の側面からも
高温で燃やしてしまった方が良いとなり
現在の燃焼技術および設備では「釜を傷める」こともないとのことで
東京都の法令整備を待つ段階らしい。

3.PCB無害化処理施設


昼食後最初の見学地は有る意味今回の目玉、
一般募集の見学会としては最初の公開となるPCB無害化施設の見学であった。

PCB(ポリ塩化ビフェニール)とは
昨今話題の毒物ダイオキシン類似毒性物質であるが
一昔前はさしたる危険性の認識もなく
コンデンサーやトランスの中の冷却液or絶縁液として
例えば電柱の上にあるトランスに充填されたオイルに含まれていた。
また大小問わず工場には多かれ少なかれトランスが設置され
そこには柱上トランスより遥かに高濃度のPCB含有オイルが充填されていた。

過去形なのは
昭和43年(1968年)のカネミ油症事件を発端としてPCBの危険性が認識され
(この事件自体はPCBでなくその酸化物質PCDFが原因とのことだが
現在では新たな使用も製造も禁じられているからだが、
1972年に製造中止になるまでの推定生産量は5万6千トン。
日本中で大量に残存している物質であるために
日本中を5つに分けて順次無害化処理をしている。
その首都圏エリアの施設がここ有明のものである。

危険物ゆえに
工場の床は万一事故が起きてもPCB含有オイルが漏れ出さないように2重3重にシールされているし、我々の見学も完全にガラス越しなものだった。

まるで核廃棄物を扱うかのような厳重な設備は
こうした有害廃棄物の問題性を端的に示しているように思えた。
05.PCB無害化施設

<関連リンク>


・日本環境安全事業株式会社(JESCO)
・日本環境安全事業株式会社法(法文)
・「東京PCB廃棄物処理施設」の安全性を求めて
・東京都公式ホームページ/PCB廃棄物の無害化処理施設の整備受入
・「負の遺産「PCB」にどう立ち向かうべきか!!」(東京農工大サイトより)
・市民団体グリーン・アップによる先行見学記

4.車中から窓外に見える関係施設群


PCB無害化施設の向かい側に「東京ペットボトルリサイクル株式会社」なる建物が見えた。
今回の見学先ではないが、バス内の解説と調べたところを総合すると、これもエコタウン構想の一環である。
06.エコタウン
エコタウン。
要は中間処分&リサイクル処理施設群であるが、
それをこの臨海地区に集中的に配置しようとしている訳だ。

この中で何が行われているかというと
回収されたPETボトルの再資源化である。
PETボトルからPETボトルにするのはなかなか困難だから
(それもできるようになったそうだが)
ここではフリースの原料繊維などに姿を変えるという。
例えばゲーセンのクレーンで釣られる人形の詰め物などにも。

とはいえ、
一時期問題視されたPETボトル回収率は高くなった反面
コストの安い中国などで処理されることも多く
ここのみならず幾つかある処理施設の稼働率は低下しているそうだ。

東京都各区の回収員の人々が集めて、飲み残しだの吸い殻だのを排除。
それだけでも大変な手間だけど処理施設に辿り着いてからも
全部でリサイクル不適合品の排除、キャップの選別、ラベル剥がしなど11もの行程を通過してようやく再び資源となりうる。

今回の見学コースでは素材としてのリサイクルは
可燃ゴミの灰をスラグにして煉瓦などにする部分以外は薄く
むしろエネルギーとしてのサーマル・リサイクルに比重がある。

PCB無害化施設を出てバスは
不燃ゴミが集められ破砕される施設、
粗大ゴミが集められて分別破砕される施設を車中から見学させてくれた。

こういう作業現場を見せられると自ずからゴミ分別の重要性が感得できますな。

だって結局は手作業なんだもの。
自分がやらないことを誰かがもっと手間暇掛けてやることになる。
単純なハナシなんだけど忘れがちだよね、人間のダメなトコロとして。

<関連リンク>


・<<循環型社会・エコタウン構想全体について>>

[行政側の視点]

・プラ処理協ニュースNO.271-3「スーパーエコタウン事業について聞く」
・神戸市生活文化観光局消費生活課HPより消費生活講座の概要
[市民側の視点]

・スーパーエコタウン建築現場(市民団体グリーン・アップHPより)
・首都圏スーパーエコタウンの説明(同)
・市民団体グリーン・アップ

・<<PETボトルリサイクルについて>>

・PETボトルリサイクル推進協議会
・(財)日本容器包装リサイクル協会
・東京都消費生活総合センター 東京くらしねっと−読者レポート
・どうなってるの?ペットボトル - どうなってるの?ペットボトル - 環境goo
・「PETボトルのリサイクル 現状と課題」(個人のレポートか?)

5.東京かざぐるま


見学会バスは一般車両は入れない施設内に進む。
若洲にある風力発電の風車よりは少し小さいが2基並んで有るのが風力発電機「東京かざぐるま」である。
その足元に連れて行って貰った。
07.飛行機と
08.発電機
09.縮尺
クリーンエネルギーとしては太陽光、地熱、潮力と並ぶ風力。
現在の風力発電は日本全国で目標発電量の1/3程度らしい。
目標を達成してようやく原発一基分。
単独で考えればまだまだだけど、色んな事を組み合わせていけば何とかなる。
その大事な1ピース。

何よりも「かざぐるま」は景色としても美しいよね。
風切り音が心地よく響いていた。

6.中央防波堤埋立処分場


ゴミの埋め立て地というのは映像ではよく見るものの足を踏み入れるのは初めてだ。
可燃ゴミは灰となってる昨今では有っても
不燃ゴミは破砕されているだけだから、
それこそコンビニ弁当の残飯などが廃棄され
それを目当てにカラス、トンビ、ゆりかもめが大群で飛び交う。
臨海交通システムが「ゆりかもめ」という名前なのは皮肉なハナシだなぁ、と思う。
それなりの悪臭も漂っていた。
10.遠景
11.海を臨む
現在既に小高い土塁となっているのは中央防波堤外側埋立処分場(これを略して中防)。
これは2つに分かれて中央に潮の道を残していたのだが
既に新海面処分場(Aブロック)として埋められている。
新海面処分場全480ha。
Bブロックは現在ゴミが運ばれているまさに稼働中であり
CDブロックは工事中と言うところだ。
DEFブロックまで進むとそこでジ・エンド。
東京都のゴミ箱は満杯となる。
DEFブロックは未だ未着工だけれどまさに時間の問題だ。

ゴミと土砂を交互に埋めて人工島を作るのだが
東京都心の風の出入りを確保する必要がある。
この風の道を塞がないために土塁の高さは30mが限度だ。

埋立ゴミの地層を抜けて滲み出る浸出水はかなりの汚水なので
それを回収して浄化して水に戻す費用が一番割高だと言う。
そうした浸出水が海に流れ出ることを防止するため
埋立処分場の護岸は深い地下層まで鋼管矢板が打ち込まれ
地震などにも耐えられるよう頑丈に建設される。
1m作るのに3000万円。
新海面処分場の総工費は7400億円。

ゴミ問題はいわば最後の後始末。
神経質の上にも神経質に手を打たなければ全てが水泡に帰す。

この埋め立て地を走るトラックは島を出る前に
タイヤや車体に付着した泥土を落とすための波板橋を通過し、
消毒槽を走り抜け、
ハエを吹き飛ばすエアカーテンを抜けて、ようやく街なかに戻ることができる。

7.総括〜東京ゴミ戦争の時代から〜


見学会の最後は
中防(中央防波堤外側埋立処分場)管理事務所の最上階で
まとめのビデオレクチャーと質疑応答を少々。

このフロアは展望フロアになっていてエコタウンも埋立処分場も見渡すことが出来る。

この地が無ければ東京都心は成り立たない。
それは厳然たる事実だ。忘れがちだけれど。

ここで見たビデオの一部に昔のニュース映画「東京ゴミ戦争」が流れた。
小学校時代に見た覚えのある映像だったけど今見ても衝撃的だ。

東京ゴミ戦争とは1971年に始まり
1972年(昭和47年)に問題が全国的に表面化したようだ。
5月19日:東京江東区議会が杉並区からのゴミ搬入拒否決議
5月22日:江東区議ら住民が杉並区のゴミの搬入を実力阻止
ここに東京ゴミ戦争が始まる。
(上掲他1973年とするサイトが多いのだが、貰った資料によると1972年のことらしい。
 中日新聞の映像ニュースリストでも1972年(昭和47年)の事件だ。)


「戦争」というようなものは今は目に触れなくなったけれど
問題自体が消滅したとも思えない。

ただ、
当時のように生ゴミを焼却せずに埋めていた時代から比べると
平成に入ってからのこととは言え今では全量焼却処分だし
東京ゴミ戦争の反省から各区の対立を無くすべく
ゴミ処理について各区処理原則が確立した。
そのため「○○清掃工場」は東京23区各区に設けられている。
そして中間処分、つまり最終処分場へ至る流れについては23区共同の清掃一部事務組合が、最終処分は東京都が行う体制となっている。

この体制に至るために平成元年から始まったのがTOKYO SLIMキャンペーン。
12.バッジ
こういう見学会、見学した我々の中で少しでも意識が変わってこそなのだろう。
丁寧に解説・案内してくれる担当の人々の熱意もそこにあるはずだ。

たしかに日々ゴミを捨てるときに多少考える時間が増えた。
でも考え方が明確になったことが収穫だったと言える。

消費者という存在は、ゴミという負の財産を基準に見れば生産者だ。

人が循環型社会の1ピースたり得るためには、かなりの成熟が必要かも知れない。
人間は安楽に流れる生き物なのだから。

<関連リンク>


・<<公的機関など全般的情報源>>

・東京二十三区清掃一部事務組合
・東京都環境局廃棄物管理情報「廃棄物とリサイクル」
・(財)東京都環境整備公社:普及広報事業Topページ
・東京都環境局公式ウェブサイト「東京の環境」
・東京のみなと と うみ((社)東京都港湾振興協会(東京みなと館)Official Site )
・<<東京ゴミ戦争について>>

・東京都公式ホームページ/ビデオもくろく(環境・清掃)
・新鐘68 早稲田に聞け!「環境」ごみ問題と自治体
・<<その他>>

・ざつがく・どっと・こむ: ゴミ穴をのぞく
・江東区 - Wikipedia
・ららら♪環境ランド

---
大学の頃に
当時の岩波新書、今や絶版であろうか「公害摘発最前線」というのを読んで感銘を受け、学生で自主ゼミを組んで会いに伺ったことがあった。

その著者、田尻 宗昭 氏。
たしか3回程お会いしたのだが
安っぽい正義感でなく仕事としての使命感というようなものだった。
思えば今回取材した部署だったように思う。
凄く懐かしく思い出された。

四日市・死の海と闘う
油濁の海―巨大タンカーとCTSの危険
提言・東京湾の保全と再生
公害と私たちの生きかた
羅針盤のない歩み―現場に立って考える
タンカー事故防止対策と港湾計画


同時代ノンフィクション選集 (第9巻)


恐るべきエネルギー公害―天草環境会議報告集


海―生きる、学ぶ、探る


2006年01月05日

【食】昔ながらの椿油なればこそ 4

椿油玉締機昨晩は椿フォンデュ
伊豆大島は街路樹も椿、庭木も椿。
椿の島である。

朝から本場の伊豆大島で椿油の精油工場を見学させて貰った。

高田製油

東京観光財団のHPでも紹介されている。

そう、椿油は伊豆大島の特産品に留まらず東京の特産品なのである。

派生商品もいろいろ。石鹸なんて良さそうだ。

島を出て日本中に椿油を広めたところも有る。

他方で島に留まり、有る意味不器用に頑固に昔ながらを守る老舗もある。

さて

ここは昔ながらの製法を守る製油所。
胡麻油ではよく売り文句にされる「玉締め法」による数少ない椿油製油所だ。
(椿油ではここ以外には九州に1軒有るだけだそうだ)

「玉締め法」の「玉」とは御影石を丸く削ったもののこと。
絞り機のヘッド部分が御影石で出来ており
この「玉」はハンマーで叩いても割れない強固さだ。
錆びず不純物を出すこともなく汚れもしない御影石は絞り機には理想的なのだろう。

椿油製油機械
とはいえ長い棒を使って手仕事で加圧していた時代はさすがに終わっている。
大きなコンプレッサーで「玉」の下の台をジャッキアップして絞る機械。
ここに並ぶ機械は当年取って80歳。
80年前の機械は8畳できかない広さを占めているが立派に動いて働いている。

この機械を作った九州の鉄工所は戦艦大和の砲台を作ったところだそうだが、今も健在だそう。頑張ってるところは有るものである。

歴史を経た武骨な機械達は男らしくてカッコイイ。
この武骨な老兵が女性に優しい椿油を生み出すというところがまた粋ですな。

椿油の製造過程は椿の実を集めることから始まる。
その実を選別し、砕き、蒸し上げることで水分を抜いてから絞る。
昔ながらの製法では不純物を除くために苛性ソーダなど使わないから過程は単純だ。
単純だけど大変である。

苛性ソーダを使ってしまうと、そう簡単には抜けないという。
したがって純粋なモノを作ろうと思えば丁寧に昔ながらのやり方が遠回りなようでいて最も相応しいと言えるだろう。

「昔ながら」らしいのは工場の中だけではない。

この島では島民と高田精油の関係は物々交換。
椿の実10キロで椿油1升。
一口に「10キロ」と言うが小さな木の実を10キロ集めるのは大変だ。
ここ伊豆大島では椿は街路樹であり庭木でありどこにでも満遍なく生えている感じ。
それぞれの家で子供達が集めてきたりするのだろうか。

椿油製油作業
その中から原料として優れた実を選別する。
その実を砕いてボイラーで蒸し上げる。
それによって含有水分は1%以下となる。
それを玉締め機にかける。

この蒸しから絞りまでを見せて貰った。

気さくな老舗の若旦那らしく
(先代も80歳で元気に働いてらっしゃった)
アチコチに見学記の頁もある。

元町港に面したロータリーに販売所がある。
その2階は直営の喫茶店だった。
時間が無くて立ち寄れなかったけれど
こだわりの老舗の当主がこだわりの珈琲でも出すのだろうか。
--
日本の椿花―園芸品種1000
椿づくし
油伝説―無添加のナタネ油/伝統的玉締法のゴマ油


ruminn_master at 2006年01月05日 10:30 【食】昔ながらの椿油なればこそコメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加
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