美術・芸術の鑑賞

2010年09月25日

【美】誇り高きデザイン鍋島(サントリー美術館) 4

貰いモンのチケットが有ったので久々に六本木まで。

誇り高きデザイン 鍋島

鍋島00

「誇り高きデザイン 鍋島」 開催中の展覧会 サントリー美術館 サントリー
サントリー美術館 サントリー
鍋島焼の歴史とその陶芸について

佐賀県の焼き物というと極彩色の派手なイメージがあるのだけれど、それは民窯のハナシで、献上品で大名道具だった鍋島焼は当時の日本で唯一の官窯とも言える焼き物。

上品だけど斬新で大胆なデザインと緻密細密な彩色描画は見事でした。

鍋島01

淡い青の染付を基調に、色鍋島では赤、緑、黄の色絵や青磁釉を鮮やかに使って現代人の目から見ても斬新な印象の作品も多い気がします。

墨はじき(墨で陰画を描いてその油分で上絵具を弾いて白抜きにする描画手法、ってところ)で細かい文様を規則正しく並べ、その整然とした規則性は20客揃いの献上品でも変わることない。

民窯にあったデザインを官窯が真似たものも並べて展示されていたけど、洗練度が格段にアップしていました。

(もちろん「そういうのを選んだ」だけで民窯にも凄いのがあるんだとは思うけどね。どこにも努力家の天才って居るから)

音声ガイドを借りて2時間ぐらい見てたけど見応え有ったなぁ。

足は疲れたけど(笑)。

目の眼 2006年 11月号 [雑誌]
目の眼 2006年 11月号 [雑誌]
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将軍と鍋島・柿右衛門
将軍と鍋島・柿右衛門
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鍋島 (日本陶磁大系)
鍋島 (日本陶磁大系)
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鍋島〈2〉後期の作風を観る―元文時代から1736~
鍋島〈2〉後期の作風を観る―元文時代から1736~
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鍋島〈3〉後期の作風を観る 元文時代1736~から―皿・青磁・立体的作品類
鍋島〈3〉後期の作風を観る 元文時代1736~から―皿・青磁・立体的作品類
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鍋島・後期の作風を観る―元文時代から慶応時代まで
鍋島・後期の作風を観る―元文時代から慶応時代まで
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鍋島
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鍋島―秘宝に魅せられて
鍋島―秘宝に魅せられて
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ruminn_master at 2010年09月25日 16:42 【美】誇り高きデザイン鍋島(サントリー美術館)コメント(2)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年03月22日

【美】市川市東山魁夷記念館(千葉県) 4

東山魁夷さんがこの地に長く住んでいたという縁で設けられた記念館。

市川市東山魁夷記念館

東山魁夷記念館01

市川市東山魁夷記念館(公式HP)
市川市東山魁夷記念館 tansei.net21号

東山魁夷記念館02

法華経寺から1kmぐらい住宅地の中を抜けたところにある洒落た小さな美術館。

今日法華経寺に来たのは、ここも一度見たかったから。

東山魁夷の作品は一昨年に存分に鑑賞できる機会に恵まれたのもあって、とても親しみを感じてたりします。

ここは1階が東山魁夷の人となり、年表や遺品などが展示され、2階には折々に入れ替えられる作品展示スペース、その他に視聴覚室や学芸員の解説タイムなどもあって、小さいながら接客も丁寧で堪能できました。

今回の展示は

東山魁夷記念館03

今日が最終日とは知らずに来たけど、冬から春に向かう時期の様々を描いた作品が様々、習作と完成品が並べて展示されるなどの工夫もあって面白かった。

またそのうち来ます。小さいけどいい美術館だと思う。

ruminn_master at 2010年03月22日 14:39 【美】市川市東山魁夷記念館(千葉県)コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年02月23日

【見】書道博物館(台東区立) 4

親が書道をやってる関係でオツキアイ。

台東区立 書道博物館

書道博物館01

台東区立書道博物館

書道博物館02
書道博物館03

門外漢だけど美術館・博物館の類は好きでよく見てるので、まぁ大体は判る、というか「感じる」。

何事につけそれなりに数見てる内に何となくは何かを感じるようにはなるものです。

絵でも音楽でも踊りでも何かひとつでもやり込んでいれば「レベル」といったモノの見方、「モノサシ」を持てるので他の分野でも何となくぐらいは良し悪しを「感じる」ようにはなるな、と思います。

この博物館は楷書だの隷書だのといった書体の違いや歴史の解説が丁寧だし、展示品目も多い。

書道のお手本には石碑の碑文の拓本なんかも多いようですが、ここは結構現物の石碑や発掘物、甲骨文の刻まれた牛の肩胛骨(要は大昔に占いに使われた実物)なんてのまであって珍しい。

まぁ一つの経験としてワリと面白い博物館でした。


ruminn_master at 2010年02月23日 15:29 【見】書道博物館(台東区立)コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2010年01月13日

【美】没後50年 北大路魯山人展(日本橋高島屋) 4

北大路魯山人って人はまぁ大胆な作品から繊細な逸品まで幅広い感性と技術の持ち主ですな。

魯山人02

誘われての美術展。場所は日本橋タカシマヤ

食べること好きなので食にまつわる芸術品には数多く触れてるけどね。

魯山人03

日本・ポルトガル 修好150周年記念

没後50年 北大路魯山人展


期間:1月18日(月)まで
場所:8階 ホール
※連日、午前10時〜午後5時30分(6時閉場)。

天賦の感性に導かれた、美と食の巨人。
陶芸と美食の大家として広く知られている北大路魯山人。
その芸術活動は刻字、書、画、漆芸と多岐にわたります。
魯山人自身の並々ならぬ研鑽と、それぞれその道を究めた芸術家や職人との出会いにより、天賦の美的感性がさらに磨かれ、大きく開花しました。
本展では、彼の手がけた多彩な作品200余点と、顧問兼料理長を務めた会員制の料亭「星岡茶寮」で使用された食器30余組も展観いたします。
さらに特筆すべきは、魯山人70歳の時の壁画「桜」(幅約4m)と「富士」(幅約2m)の特別展示。
当時パナマ船籍のアンドレ・ディロン号の船室を飾るために、制作された、生涯随一の大作です。
完成後、日本橋?島屋に展示され、その後船は航海に出て日本に戻ることはありませんでした。
2009年は魯山人没後50年、そして翌2010年は折しも日本・ポルトガル修好150周年。
この記念すべき年に、約57年ぶりにポルトガルより里帰りする壁画を含め、北大路魯山人の芸術の全容を、心ゆくまでお楽しみください。
http://www.takashimaya.co.jp/tokyo/event2/index.html

高島屋で魯山人展、日葡修好150年記念(1) - 銀座新聞ニュース
北大路魯山人資料室
何必館 北大路魯山人作品室

魯山人01

ポスターになってる奴は70歳ぐらいの折に外国船の食堂やらに頼まれて作った装飾品だけど漆やら金やら木やら陶器やら魯山人ならではの総合芸術といった趣。

凄いは凄いけど大鉢の大胆さが好きかな、どれか選べと言われれば。

ruminn_master at 2010年01月13日 16:45 【美】没後50年 北大路魯山人展(日本橋高島屋)コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年12月22日

【楽】国立劇場12月歌舞伎公演 4

やっぱり新歌舞伎の方が物語が軽い気がします。

記事にしてるのもしてないのもあるけど、ここ数年は毎年12月の国立劇場歌舞伎公演は見てる。

今月は歌舞伎座の方も「新歌舞伎」だけど、こっちもでした。

新歌舞伎ポスター01
新歌舞伎ポスター02

公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|12月歌舞伎公演「頼朝の死」「一休禅師」「修禅寺物語」
公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|12月歌舞伎公演「頼朝の死」「一休禅師」「修禅寺物語」
12月歌舞伎公演「頼朝の死」「一休禅師」「修禅寺物語」
劇場 国立劇場大劇場
ジャンル 歌舞伎
公演名 12月歌舞伎公演「頼朝の死」「一休禅師」「修禅寺物語」
公演期間 2009年12月3日(木) 〜 2009年12月26日(土)
休演日 2009年12月17日(木)
開演時間 11時30分(3時30分終演予定)
※18日(金)は4時開演(8時終演予定)
 (10日は貸切)

11日(金)、22日(火)は夜7時開演の「社会人のための歌舞伎入門」(8時45分終演予定)
演目・主な出演者

真山青果=作
真山美保=演出
「頼朝の死」(よりとものし)  一幕二場
     織田音也=美術
     中嶋正留=美術

  第一場  法華堂の門前の場
  第二場  将軍家御館の場

坪内逍遥=作
国立劇場文芸課=補綴
「一休禅師」(いっきゅうぜんじ)
 長唄囃子連中
     藤間勘祖=振付
     国立劇場美術係=美術

岡本綺堂=作
天桜=監修
「修禅寺物語」(しゅぜんじものがたり)  一幕三場
     国立劇場美術係=美術

  第一場  伊豆修禅寺夜叉王住家の場
  第二場  桂川のほとり、虎渓橋のたもとの場
  第三場  もとの夜叉王住家の場



(出演)
中 村 吉右衛門
市 川 段 四 郎
中 村 芝  雀
中 村 錦 之 助
中 村 松  江
大 谷 桂  三
中 村 種 太 郎
渡 邊 愛  子
中 村 吉 之 丞
澤 村 由 次 郎
市 川 高 麗 蔵
中 村 歌  昇
中 村 歌  六
中 村 魁  春
――――――――
中 村 富 十 郎 ほか



………………………………………………………………

※社会人のための歌舞伎入門
  12月11日(金)・22日(火)

「修禅寺物語の世界へ」 朗読 中村歌昇


「修禅寺物語」 一幕三場


(2009/12/4現在)
前売開始日 電話・インターネット予約開始=11月6日(金)10時〜
窓口販売開始=11月7日(土)10時〜6時
等級別料金 特別席 12,000円(学生8,400円)
1等A  9,200円(学生6,400円)
1等B  6,100円(学生4,300円)
2 等  2,500円(学生1,800円)
3 等  1,500円(学生1,100円)

社会人のための歌舞伎入門
1 等  5,000円(学生4,500円)
2 等  2,500円(学生1,800円)
3 等  1,500円(学生1,100円)
お問い合わせ先 国立劇場チケットセンター(10時〜5時)
0570(07)9900
03(3230)3000[PHS・IP電話]
タイムテーブル タイムテーブルのご案内

※旧字等は、一部別の表記に置きかえて表示する場合があります。
公演情報 詳細|日本芸術文化振興会|12月歌舞伎公演「頼朝の死」「一休禅師」「修禅寺物語」

1本目の「頼朝の死」は明治・大正・昭和にわたる劇作家真山青果の作。
 巷間、落馬事故による死となっているものの謎の多い源頼朝の死を巡る2代将軍頼家、母である北条政子、そして家臣達の間での、愛とか家とかそんなハナシ。
 中村吉右衛門の頼家が、時代に合わない馬鹿殿というか現代の目で見ても使えない上司というか(笑)、そんな感じ。
 この頼家は3本目で最後が描かれている訳で、今回の演目の一つの柱でしょうか。武家社会を貫く「お家制度」の振り出しはこの頼朝が死んで北条政子が実権を握る辺りなのかも知れません。
 「どうしようもない」嘆きで終わる話。

2本目の「一休禅師」(はガラッと変わって坪?逍遙の本による夢か現か幻か、禅問答を柱に据えた不思議な舞踊劇、人間国宝も入った5枚5丁の音曲も立派だけれど、70過ぎで設けた実の娘と共演してる中村富十郎の姿が微笑ましいし、その娘の愛子ちゃんもまだ小学校に上がってもないチビッ子なのになかなかチャンとやってて可愛い。
 少々やるせない1本目とコワイ3本目の間を繋ぐ心の休憩所というところでしょうか。

3本目の「修禅寺物語」は昭和の劇作家岡本綺堂の本で、鎌倉幕府2代目将軍の頼家の哀しい最期を背景に、能面を打つ職人とその娘の生き様を描くハナシ。
 この能面師の鬼気迫る芸術への執念を中村吉右衛門がコワイまでに演じていました。
 殺陣もリアルで結構見事だったけど、話自体は滅びへ向かう頼家を柱とした人間の性(さが)のコワサを感じさせるハナシ。

吉右衛門はいいねぇ、とか思うし歌舞伎は好きで見てるんだけど、何度見ても若い女を演じる女形ってオカマにしか見えない(笑)んでそこだけは違和感で少し醒めます。
 もっとも現代の女優さんが歌舞伎の世界の、情念を腹蔵に仕舞い込むような芝居をしたらそれはそれで生臭くて(笑)見てて疲れそうな気もするけどね。
 女の情念を描く近松モノなんかは人形浄瑠璃の方が個人的には好きです。

歌舞伎は大衆演劇なんだから本来が時事ネタ有りだし新風大歓迎の新歌舞伎でいっこうに構わないんだけど、やはり昔から何度も何度も小屋に掛けられてきたシナリオと比べると後味が軽いですな。
 その中から後世に古典として残るようなモノだけが生き残っていくのは落語でも一緒ですが。

今日の中では個人的には3本目の「修禅寺物語」がイチオシかな。

源頼朝七つの謎
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北条政子と源頼朝の謎 (1979年)
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源頼朝―武家政治をひらいた (講談社火の鳥伝記文庫 (57))
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ruminn_master at 2009年12月22日 15:56 【楽】国立劇場12月歌舞伎公演コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年10月31日

【趣】屋久杉工房(東京都世田谷区) 4

この正月にも屋久島に行ったけど(あ、まだ記事が途中だった(笑))、10数年前に屋久島に入り、縄文杉に会うために七連山縦走で宮之浦岳に登山して遭難し掛かって(笑)以来、屋久島は第3の故郷ぐらいの感じ。

たまに心があの緑の森に飛んでいきます(笑)←プチ現実逃避

で、それ以来、誰かに贈り物を、というときに候補に必ず挙がるのが「屋久杉工芸品」なんですが、貧乏人は大した物は無理なので(笑)、まぁぐい呑みとか皿とか小物とか。

木製の酒器は肝臓に良いのですよ。

(東洋医学の根本、陰陽五行説で肝臓は木気に属するからです)

屋久杉は亜熱帯に育つ杉であるが故に樹脂が強く数千年も生きる杉、その土埋木から作る屋久杉工芸は長寿を願うお祝い品に好適だと思えるので、贈り物に使いたくなるんですよね。

いつもは有楽町の鹿児島物産館で見つかるのだけど、今回それなりに「いいもの」が欲しくて、イメージに合うものが無く、昨日は諦めて今日の朝から探すことにした次第。

インターネットで東京にある工房直営店を見つけたので、ここにイメージに合うモノ無けりゃ東京中のデパートの食器売り場を回るつもりでした。

屋久杉工房

屋久杉工房01

屋久杉工房 / 屋久杉工芸 土埋木

東急田園都市線の用賀と二子玉川の間ぐらいに有って、Googleのルート検索を信じて用賀から歩いたら結構ありましたね。まぁ10分程度で大差無いとはいえ帰路に使った二子玉川の方が少し近かったです。

高島屋の別館のガーデンアイランドから近いので、二子玉川駅前の玉川高島屋S・Cから出てるガーデンアイランド行きのシャトルバスを使うのが賢い気がしました(笑)。

(周辺小売店は大事にしましょう>大店(笑))

屋久杉工房02

店内はン百万するような大物ばかりが目立ちましたが、もちろんそんなもの手が出ないし、第一、目上の人への贈り物に高価品など失礼なので、分相応に数千円の蕎麦猪口ぐらいを探してた訳ですけど、まぁこの店にも何点か小物も有って、店のオヤジさんにイメージを伝えて相談してたら、まぁアレコレ奥から引っ張り出してくれて、何とか木目の気に入った漆塗りの夫婦猪口と夫婦箸を揃えることができたし、価格的にも納得のいく範囲で纏まったので、東京ドサ回り(笑)は何とか回避できて、良い買い物ができました。

メデタシメデタシ。

屋久杉工房03

大木を音響素材に使って音楽鳴らして聴かせてくれたり、なかなか面白いオヤジさんでした。

人生で値切ったことなど無い関西人なんですけど、昔から何故かお店の人と仲良くなっちゃって負けて貰えたりします。

今日も安くして貰えちゃった(笑)。

ありがとうございます。m(_ _)m

この店の品揃えはだいたいイメージできたので、また何かイメージの合う折が有れば伺うと思います。

たぶん高島屋の方から(笑)。

ruminn_master at 2009年10月31日 12:42 【趣】屋久杉工房(東京都世田谷区)コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年05月29日

【美】国宝 阿修羅展(上野) 4

平日でも連日1万人超の入場者数が連日途切れることのないと噂の

国宝 阿修羅展

阿修羅展01

asahi.com : 朝日新聞社 - 国宝 阿修羅展
東京国立博物館 HOME

もうすぐ閉幕なんだけど前売り券持ってるから行かなきゃモッタイナイと思ってたところで、普通なら「生憎の」ところだけど「好都合な」小雨模様。

案の定、昼下がりという美術館の一番混む時間帯にも関わらずまぁ30分ほどで入場できました。

阿修羅展02

音声ガイドは女優の黒木瞳嬢、見た目としては大好きな女優さんではありますが、音声ガイドとしては抑揚が無くて耳を素通りしちゃう感じ。

ルーブル展の中尾彬は抜群に良かった。まぁ元武蔵美だしそっち方面の説得力もある人だし。

ああいう解説役ってあんまり感情が抑制されていても味が無くなっちゃうし、かといって勝手にはしゃがれても居心地悪くなるので難しいとは思います。

主役の、美人の、という人よりは脇で固めるタイプの名優、それもそれなりに造詣の深そうな人が合うんじゃないかな。

さて

阿修羅展。

入り口入るとお寺の土台の下に埋設される鎮壇具の数々。このあたりをすっ飛ばして一目散に阿修羅に向かう人も多いけど、どっちみち混んでるし、まぁ展示点数は多くないので端から全部見てやろうと壁際の行列に並んで牛歩でジワジワ。

水晶や瑪瑙、琥珀、ガラスなんてところは綺麗なままですな。反面金属は結構な痛み具合。「国立博物館所蔵」が多いです。

先に進むと阿修羅もそこに属するんだけど八部衆の像、要は仏様の守護隊になったインドの神様達。そして十大弟子の像。釈迦の十人の主だった弟子の像です。このあたりもかなりの間近でしかも背面にまで回ってみられるのは貴重な経験。

その先にいよいよの阿修羅像

ゆるやかなスロープで展示室に導かれ、スロープの上の方も阿修羅像に正対するので観覧席状態になって既に人波が動きません。

かといってその行列が階下の展示室の阿修羅像の周囲に接する列に繋がってる訳でもない。

のでさっさとそこは見限って展示室の阿修羅像に取り付きます。

そこからはスシ詰め状態で喧嘩にならないように上手に一番の内周に割り込まないとイケマセン(笑)。

そういうのは得意なので最内周にさっさと入って、あとはカニ歩きで阿修羅像の回りを回るだけ。

非常識なのも居て正面から動かなくなったりもしますが、その最内周には4人の係官も加わっていて等速円運動を維持しようと努めていますから、まぁ20分ぐらいで一周したかな。

正面は静かに憂える表情ですが左右はもっと感情が表出しているようにも見えます。仏像としての気品と穏やかさはあるものの険しい表情をしています。

何より身体が思ったよりも華奢だなと。

奈良の興福寺にはガキの頃に飽きるほど行ってるのだけど、これほど丁寧に見た記憶もないし、いい体験でした。

その先の展示室は大きな薬王・薬上菩薩立像、四天王像。これも裏側に回って見られ、光にあまり晒されていない裏側には色彩や紋様が残っていてなかなか興味深い。運慶の作も数点展示され、また大火を逃れて運び出された釈迦如来像頭部も重厚で〆に相応しい感じ。

最後出口の前ではバーチャルリアリティでの7分ほどの「再建中金堂と阿修羅像」。

土産売り場も異様なほどの人混みでしたが、まぁ1時間半ほどで堪能できました。

仏像の類の佇まいって背中が美しいのですね。



「国宝阿修羅展」のすべてを楽しむ公式ガイドブック (ぴあMOOK)
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魅惑の仏像 阿修羅―奈良・興福寺 (めだかの本)
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BRUTUS (ブルータス) 2009年 4/15号 [雑誌]
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阿修羅を究める
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一個人 (いっこじん) 2009年 06月号 [雑誌]
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芸術新潮 2009年 03月号 [雑誌]
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ruminn_master at 2009年05月29日 17:03 【美】国宝 阿修羅展(上野)コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年03月27日

【美】ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画 3

この春は東京で2つの「ルーヴル美術館展」が開催されているが、その国立西洋美術館でやってる方へ。

ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画

ルーブル展01
ルーブル展02

ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画(日本テレビ公式サイト)

時の権力者の興亡が対比されたり、大航海時代の影響で海外の物品が画面の端々に見られたり、カメラの被写界深度をまねた表現があったり。

印象派より細密画の方が好きなんでそれなりには楽しめましたが・・・

でも何よりもまぁ宗教画への情熱の傾注度に圧倒されましたな。

キリスト教には教養程度の知識しか無く思い入れも無いので「へ〜」程度の感情しか湧かないんだけどね。

大混雑で疲れたワリには満足度が低かったので、国立西洋美術館の常設展がいい気分転換になりました。

ruminn_master at 2009年03月27日 15:56 【美】ルーヴル美術館展 17世紀ヨーロッパ絵画コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年02月17日

【美】妙心寺 特別展 再訪 4

先月に見に来た上野国立博物館の妙心寺 特別展を再訪。

妙心寺展再訪00

後期展示に切り替わり、どうしても前期には無かった瓢鮎図が見たかったので。

入れ替わったのは半分弱ぐらいだけど、同じものを2回見るのも理解というか感慨が深まっていいものですな。

2回目となると全体像が判ってるだけに落ち着いてジックリ見られたし。

なるほどね。

前期展示、後期展示ってのは単なるスペースの問題とか商業主義とか嫌がらせとかでは無いんですな(笑)。

そのうちまた妙心寺に行ってこよう。

ruminn_master at 2009年02月17日 15:49 【美】妙心寺 特別展 再訪コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2009年01月25日

【美】妙心寺 特別展(東京国立博物館)

午後は上野の東京国立博物館へ。

妙心寺展01

かれこれ10年は前になる気がするが、京都の退蔵院に水琴窟と瓢鯰(鮎)図を見に行ったことがある。

その退蔵院は巨大な禅寺「妙心寺」の一角。

妙心寺 特別展

妙心寺展00

開山無相大師六五〇年遠諱記念 妙心寺| 東京国立博物館、京都国立博物館にて公開!

東京はこの1月20日から。3月1日まで。

妙心寺展02

瓢鮎図は後期展示で生憎と観賞出来なかったけれど、龍虎図屏風は見事の一語。

禅寺らしく入り口からしばらく、つまり歴史を辿って古い方などは地味なのだけど、時代が下って保存状態の関係もあるのか、どんどんと鮮やかになる印象。

最後の方の部屋は大きな屏風絵が並び、どっちを向いても見事でした。

ruminn_master at 2009年01月25日 16:04 【美】妙心寺 特別展(東京国立博物館)コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年11月27日

【美】第40回「日展」(日本美術展覧会) 4

ツテで招待券貰ったので久々に日展を見に。

日展01

場所は今回初めて行く国立新美術館。場所は千代田線の乃木坂からなら雨に濡れずに入館出来る仕組みになってる。六本木からなら歩いて5分らしい。
 まぁ立派な建物。

日展02

骨格剥き出しの船室のような建物で、建築家は知らないけど東京国際フォーラムに似てる。

日展もこれまでは上野だったのが今年からここに。今の「日展」になって今回が40回目、「帝展」など通算すると100回を数える日本の公設総合美術展、著名な作家も出品してるとは言え、コンクールの色彩も強く、第1科:日本画、第2科:洋画、第3科:彫刻、第4科:工芸美術、第5科:書の5部門、今回の応募点数 14,519、入賞作品数 2,349というもの凄い数の美術・芸術が一堂に会して展示されているものです。

中学生以下は無料だし(今は学校を通した手続が必要みたい)、規模のワリには昔から安かったので中学・高校時代は大阪の天王寺美術館に来た巡回展を見に行ってました。

久々に見て面白かった。

けど疲れたよ、全作品をともかく見て回り、気に入った作品だけもう一度見に回って、ザッと3時間半です(笑)。

日展03

第1科:日本画(入選数222点)

日展04

入ったばかりのトコにあったコレでまず「アートな気分」(笑)になりました。

(入賞者が記念撮影したりする関係もあり、平日で事務局の許可を得れば写真撮影は可能なのです)

日本画は全体的に落ち着いた色合いが多く雰囲気も優雅なんですが、それでも様々な「冒険」が見えます。吸い込まれそうな心象風景なんてのもあって楽しい。

第2科:洋画(入選数519点)

日展05

洋画の場合は写実的なのも多く、美人画などを見てもモデル自体が現代風だったりもして、また心象風景や抽象画など幅も広く、おそらく普通の人が見てもそこそこ楽しめるのはココじゃないかな。

第3科:彫刻(入選数137点)

(展示会場の並びは何故か第2科→第4科→第3科でしたが、記述の都合上コッチから)

日展07

彫刻の会場は一種異様です。等身大の人形が並ぶ様は壮観だし、アートな兵馬俑。
 大半が裸婦像ですから男の自分をして助平になれるかというと、とてもじゃないが無理(笑)。
 男から見たエロスの本質は「恥じらい」だと思うので、「見せる気のパンツはパンツじゃない」訳で(笑)、芸術というのは主張の塊、それもこのレベルとなると凄い迫力で何かを投げかけてきますから、気が弱いと威圧感さえ感じます。

日展08

この作品は受賞作のようですが、下半身が樹のままで何か深い顔つきの人間の姿、筒井康隆の名作短編「佇むひと」を思い出しました。

佇むひと―リリカル短篇集 (角川文庫)
佇むひと―リリカル短篇集 (角川文庫)

(作者の思いとはきっと違うでしょうけど)

第4科:工芸美術(入選数501点)

日展06

工芸芸術は基本的に職人芸、「芸術」以前の「技術」の部分が大きいからでしょう。どっしりと安定感のある「美しさ」が分かり易く圧倒的に迫ってくる感じ。きらびやかだし華やかだし単純に「欲しくなる」品も多い。

第5科:(入選数970点)

日展09

ココが一番マニアックなんじゃないでしょうか。読めない字も一杯あるし、何が何だかってのも少なくない。でも何点かは目に留まる何かに出会えたりもするもんです。

日展10
日展11

凄く単純に面白いなぁ、ってのも。

日展12

これも芸術。

おそらく多くの人は感心のある一部しか見ないでしょうし、その内の多くは自分の「習い事」の系統の人を探して見て帰るだけの様子。

でも、芸術って基本的に共通する感性が底流にあると思うから、「自分の世界」の外、それもおそらくは一定以上の上質の何かに触れられる機会って貴重だと思います。「自分の世界」だけで済ますにはモッタイナイと思うのです。

こうした作品や作者達に共通する何か、それは不十分ながら自分なりの言葉で言うとしたら、「面白がる心」みたいなの。

ここに並んだ数千の作品群、表現は内容も手法も様々ですが、少なくともそれは作者が伝えたい「何か」を伝えるのに「最もふさわしいもの」だったり「最も美しいもの」だったりするはず。

となると「美しいもの」や最善のものがこんなに様々に有ること自体がオドロキ。

そういう意味で、ともすれば「どこか」に居着きがちな自分の感性を揺さぶってくれたりもするし、少なくとも固くなったアタマを解きほぐしてくれる気がします。

日展13

画中の美人に恋してみたりね(笑)。

ただ絵画の世界には「笑顔」って少ないのね。どれほど写実的な絵画でも「笑顔」を写し留めてるモノが意外に少ないのが今回の発見でした。
 そういえばと思い返してみても、今回の作品に限ったことではなく絵画の世界に「笑顔」って少ない気がします。
 絵画と対比される写真芸術には結構「笑顔」って多いし、素人の記念写真だって無闇に「笑って」って強要するし、最近の写真じゃ「笑顔」センサーまで付いてたりしてるのにね。

むしろ「だから」なのかな?

「笑顔」って「面白がる心」にとってはありきたりで面白くないのかも知れませんね。

そんなことを気付くことが出来た今日の経験でした。

ruminn_master at 2008年11月27日 15:35 【美】第40回「日展」(日本美術展覧会)コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年10月24日

【美】石原慎太郎絵画作品展「痛ましき十代」 4

トンガッた芸術も押し付けがましくない上品さを兼ね備えている限りで大好きなので、報道を見て興味が湧いた美術展。今週一杯だというので天気は悪かったけど銀座まで足を伸ばした次第。

石原慎太郎絵画作品展「痛ましき十代」

石原慎太郎作品展01

場所は銀座のアルマーニタワー

外装内装共に客に媚びない排他的な感じだけど、接客は感心出来る丁寧さ。要はブランドとしてのプライドを示す「タワー」なのであって、ここで何か商売しようとかいうのでもないのでしょう。

作品展は9階がメイン会場、ほぼ全フロアを使って現在の東京都都知事、石原慎太郎氏の画家としての10代の足跡、ほとんどスケッチブックの1頁、ラフなスケッチに近いものばかりだけど、シュールレアリズムやらダークな自画像やら、トンガッた知性と感性が迸っていてなかなか心地よい刺激でした。

石原慎太郎作品展02

まぁ「栴檀は双葉より芳し」ってね。

そりゃ勉強不足の有象無象じゃ相手にならんだろうね、10代からこんな感性と知性を抱いて、さらにそれを磨いて活かして、って人物にゃ。

いい刺激を貰えた気がします。

ruminn_master at 2008年10月24日 15:59 【美】石原慎太郎絵画作品展「痛ましき十代」コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年03月28日

【美】生誕100年 東山魁夷展 (内覧会にて) 4

東京国立近代美術館で翌日から開催される美術展、その内覧会。

友人に教えて貰ってその展覧会の特設HPより応募して行くことが出来た次第。小雨模様の中でしたが、じっくりと美術品を味わえる機会だと言うことで喜んで与えられた時間一杯使って堪能してきました。

生誕100年 東山魁夷展
 (東京国立近代美術館)


東山魁夷展01

東京国立近代美術館イベントページ
展覧会特設ページ
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生誕100年 東山魁夷展

Kaii Higashiyama: A Retrospective
2008.3.29-5.18


イベント情報

会場
企画展ギャラリー・ギャラリー4

会期
2008年3月29日(土)〜5月18日(日)
会期中、展示替があります
前期:3月29日(土)〜4月20日(日)
後期:4月22日(火)〜5月18日(日)

開館時間
10:00-17:00 (金曜日は10:00-20:00)
東山魁夷展会期中の木・金・土曜日は、20:00まで開館します
*入館は閉館30分前まで

休館日
4月7日(月)、14日(月)、21日(月)、5月12日(月)

観覧料
一般1300(1100/900)円、大学生900(800/600)円、高校生400(300/200)円
●いずれも消費税込、( )内は前売/20名以上の団体料金
*前売券の販売は3月28日まで
●中学生以下、障害者の方及び付添者1名は無料
*それぞれ入館の際、生徒手帳、障害者手帳等をご提示ください
●本展観覧券で、当日に限り、所蔵作品展「近代日本の美術」もご覧になれます
●とてもお得なチケット情報
2月29日までの販売
*ペアチケット 1800円
2人分の入場券がセットに。切り離して1枚ずつご利用になることも可能です
*モディリアーニ展とのセット券 2000円
国立新美術館「モディリアーニ展」(3/26〜6/9)とのセット券です
●チケット取扱
チケットぴあ(Pコード:前売687-704, 当日687-705, ペアチケット687-706, モディリアーニとのセット券687-707)、ローソンチケット(Lコード:33454, モディリアーニとのセット券39957)ほか都内主要プレイガイド
ペアチケット、モディリアーニ展とのセット券はオンラインのみでの販売となります。オンラインチケット(電子チケット)は、引換券です。そのままでは入場できないので、展覧会場入り口にて実券とお引換ください。

主催
東京国立近代美術館、日本経済新聞社

特別協賛
大和ハウス工業

協賛
日本興亜損害保険、三菱商事

特別協力
唐招提寺

展覧会ホームページ
higashiyama-kaii.com

巡回
長野県信濃美術館 東山魁夷館:
2008年7月12日(土)〜8月31日(日)

東山魁夷の生誕100年を記念する展覧会を開催します。

東山魁夷は、明治41(1908)年に生まれ、東京美術学校の研究科を修了したのち、ドイツ留学をはさんで帝展、文展に作品を発表しました。戦後になって、代表作《道》に見られるような平面的で単純化をきわめた作風へ展開し、風景画家としての独自の表現を確立しました。そして、自然や街を主題に「生」の営みをいとおしむかのように描いた作品、祈りの風景ともいえるほどに沈潜した精神的な深みをうかがわせる唐招提寺御影堂の障壁画などによって、戦後の日本画界に大きな足跡を残しました。
 
東山魁夷の作品は平明でわかりやすい描写のうちに、清新な抒情性と深い精神性を湛えています。それは徹底した自然観照から生まれた心象風景であり、自身の心の奥底に潜む想いの表白にほかなりません。また同時に、その作品は日本の伝統につらなりつつ、時代に生きる感覚を確かに宿しています。東山芸術が今なお多くの人々の共感を得るのはまさにそれゆえであるといえるでしょう。

本展は、東山魁夷の代表的な本制作101点、スケッチや習作53点(いずれも東京会場の出品数)を出品するものです。唐招提寺御影堂の障壁画からは《濤声》(部分)、《揚州薫風》を展示します。本展では、これらの作品を7つの章に分け、さらに5つの特集をもうけて紹介することで、ともすれば見落とされがちであった東山魁夷の画風の展開や、制作のプロセス、表現の特質などにも迫りたいと考えます。
ここが見どころ代表作が目白押しの大回顧展
東山魁夷の画業を語る上で欠かすことのできない代表作、ほとんどすべてが会場に集結します。また、今まで紹介されることの少なかった作品もあわせて会場に並びます。本制作101点、スケッチ・習作53点(いずれも東京会場の出品数)を数える大展覧会は、これまでの東山の回顧展で最大規模です。東山自身が画業の転機とみとめる《残照》、東山を一躍人気作家へと押し上げた《道》、東山作品のなかで最も人気の高い《花明り》などの重要な作品が、展示替えをおこなうことなく全会期を通して展示されることも、本展の大きな特徴です。

7章構成で東山芸術に迫る

東山魁夷の作風展開ならびに作画傾向に注目し、7章に分けて作品を紹介します。
東山芸術の確立期は、これまで自身の言述に従い《残照》を出発点とすることがほとんどでした。しかし、東山の画業初期に見られる写生を基礎におく作風は、《道》以降、簡潔な画面構成による作風へと変化します。このことに注目し、本展では第2章の始まりに《道》を据え、東山の作風展開を作品に即してたどります。
全体の章分けは編年的な区分けにとどまりません。第5章では、ともすれば自然の風景ばかりを描いたと思われがちな東山が、若い頃から折りに触れ描いていた町並みや建物を主題とする作品に注目し、その表現の特徴を探ります。

5つの特集展示

特集展示を5つ設け、多角的に東山の芸術に迫ります。5つの特集は次のとおり。特集1「ドイツ留学」、特集2「《自然と形象》と《たにま》」、特集3「白馬のいる風景」、特集4「窓」、特集5「唐招提寺の障壁画」。

白馬は全部で11頭

1972年に描かれた白馬のシリーズ。この展覧会では本制作5点、習作6点を紹介します。そのうち習作は展示替を予定していますが、一度の来館で少なくとも8頭の白馬に出会えます。

唐招提寺からはこの2点

奈良・唐招提寺の御影堂障壁画の制作は、11年あまりにも及ぶ、東山の画業における一大プロジェクトでした。制作は二期に分けられ、入念な準備のもと1975年に《山雲》(上段の間)、《濤声》(宸殿の間)が、80年に《黄山暁雲》(桜の間)、《揚州薫風》(松の間)、《桂林月宵》(梅の間)が、81年に《瑞光》(鑑真和上坐像厨子扉絵)が完成しました。この展覧会では、《濤声》の一部と《揚州薫風》を、ギャラリー4を御影堂内部に見立てて展示します。

(以上概略引用、以下省略。詳細は引用元頁御参照)

http://www.momat.go.jp/Honkan/Higashiyama2008/index.html
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東山魁夷展02

18:00〜20:00までのイベントで、17:45から入場出来ると言うことで、ほぼ開場時間に到着して鑑賞。
 注意書きと作品リストはもちろん、図録(2〜3000円する)も貰えたのは嬉しかったね(結構高いもん。図録)。
 ただイヤホンガイドが無かったのは難点だったかな。
 まぁ時間もあったので、気になった作品については会場内各所に置いてある販売見本の図録を拾い読みしたりなんかしてましたが(イヤホンガイドは「使う人」なんだよね、だいたいどこの美術館に行っても)。

ブロガー限定イベント、ということで、まぁ作品保護のためフラッシュ撮影禁止というのは当然としても、宮内庁所有など許可が別途必要な一部の作品以外は、作品の複写的な撮影でない限り写真撮影可能、展覧会風景としての撮影や作品を前にしての記念撮影などが許されるということで、美術館の中で大勢の人がカメラを構えてるのも少々異様な光景でした(自分もその内の一人であるという点は棚に上げるとして(笑))。
 ただブロガー限定となると色々居るもので、中には携帯電話附属のカメラでという人も少なくないため、静寂な美術館の中で携帯カメラの撮影音〜パンツ盗撮防止用に無駄に五月蠅い(笑)〜が喧しいのが少々興冷めではあったかな。。。
 自分もまぁコンパクトカメラなんで美術品の良さを伝えるなんてのは烏滸がましいというか無理ですが、まぁ雰囲気だけでも(内覧会参加者にはブログ掲載用に数作品の画像は配布されましたので、以下の数点の作品画像はそれによります)。

結局4周ぐらいしたかな?

普通の美術展でも2周はするんだけど、今回、最初の1周は「展覧会風景」を撮影しながらの下見程度、2周目は「展覧会風景」として絵になりそうな構図を考えつつ、3周目はカメラを仕舞って純粋に鑑賞して廻り、4周目は気に入った作品だけをじっくりと鑑賞。

数百人は居たんだろうけど大体の人は30分ぐらいで帰っちゃう感じで、自分からすると少々モッタイナイ。

だってこんなにジックリと、比較的人の少ない環境での美術品鑑賞って東京の美術展では珍しいし、東山魁夷の作品をこれだけまとめて鑑賞出来る(154点だそう)こと自体ずいぶんと珍しいと思うもん。

東山魁夷展03


日本中旅行してアチコチの美術館・美術展なんかも行く方だから東山魁夷の作品はそれなりに目にしてきたつもりだけれど、イメージとしては「ぼんやりとした綺麗な風景画」でしか無かったのが正直なところ。
 もともと西洋画でも印象派の「ぼんやり」した感じが嫌いだった(それは先日ルノワール展に行って考えを改めたけど)ので、少し距離を置いていたのだけど、今回じっくりと鑑賞するチャンスが貰えて、多くの作品をよくよく観察・鑑賞してみると先入観が払拭された気がする。

結構好きになれた作品も多いです。

世間的には東山魁夷の風景画の代表作らしい「道」はあんまり好きじゃないけど。

ph_02「道」

今回の展覧会、大きくは時系列に従って並べられているのでよくよく見ると変遷が判って面白かったです。

初期の頃はそれこそ「ぼんやりとした綺麗な風景画」と言っても良さそうだけど、中期というか円熟期となると同じような色合いでも何層にも細かく色彩の階層が積み重ねられているし、よくよく見ると細かい形態や陰影まで描き分けられていて吸い込まれそう。

空気の層の向こうに霞む風景で描かれている空気の分厚さ、水面に映った景色に見られる空気と水の質感の描き分けやそれぞれの深さを感じさせるような細かい筆致

そんなところが好きになれました。

「白夜光」もその中のひとつ。

ph_05「白夜光」

そしてまた後期になるとそうした執着みたいなものが超越されてきて少し単純に「見える」ような気がした。

この展示会の最後の最後は2階に特設された唐招提寺の襖絵、第1期の鑑真が憧れ辿り着いたものの見ること叶わなかった日本の風景より「濤声」(部分)、第2期の鑑真の故郷の美景より「揚州薫風」に圧倒されます。

東山魁夷展04

初日前なので青畳のイ草の香りも鮮烈だったけど(笑)、「濤声」の迫力、「揚州薫風」の単純化された水墨画のようで居て霞の奥に細部まで描かれた屋根瓦や柳の枝葉なども凄かったですね。

帰り際、図録は貰ったものの、何か気に入った作品のクリアファイルか何か買おうとして、それを選ぶのに苦労しました。気に入った作品が大判化されてない(絵葉書しかない)ってのも有ったけど、クリアファイルも数種類有ってなかなか一つに絞りきれない。4周目に見て回ったときはその選考でもありました(笑)。

青い光の中の白馬「白馬の森」

ph_10「白馬の森」

これも良かったんだけど、
青い光より緑かなと

ph_11「緑響く」

同じ白馬シリーズでも「緑響く」の方を選びました。

特設ページに3作品の壁紙ダウンロードサービスがあります。

人によってどれが気に入るかは様々でしょうが、自分は「白夜光」が有るのが嬉しいですね。

大人で1300円とこのクラスの美術展にしては安いし、オススメです。

ruminn_master at 2008年03月28日 19:55 【美】生誕100年 東山魁夷展 (内覧会にて)コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年03月12日

【美】ルノワール+ルノワール展 4

「ラヴ・レターズ」を見る前に気になってた美術展を一つ。

ルノワール+ルノワール展

公式HP(日本テレビ内)

場所は渋谷東急文化村で地下、Bunkamuraザ・ミュージアム

Wルノワール01

Bunkamuraザ・ミュージアム「開催中の展覧会」
Bunkamuraザ・ミュージアム特集ページ

印象派の画家のルノアールピエール=オーギュスト・ルノワールと、
その息子で映画監督のルノアールジャン・ルノワール
この両者の作品を関連づけて並べて展示することによって、親子の絆、影響を具体的に感得しようという企画。

実は印象派の絵画自体あんまり好きじゃないんだけど、今回そうした対比や家族の肖像や生活背景が明確になり、普通にルノワールの絵画だけを並べて大量に見てるだけじゃぼやけてよく判らないような差異に気付かされて、結構好きになることが出来ました。

他方の映画の方も「そんなこと気付かなかったよ」って感じ、まるで「判じ絵」を見せられてるかのように親父の絵画と関連づけられていくシーンのアレコレは見たことのある映画でも新鮮でした。

Wルノワール02

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ルノワール+ルノワール展


画家の父、映画監督の息子、2人の巨匠が日本初共演
 supported by 大和証券

■開催期間: 2008年2月2日(土)- 5月6日(火)開催期間中無休
■開催場所: Bunkamuraサ・ミュージアム
東京都渋谷区道玄坂2-24-1
TEL: 03-3477-9413
■交通のご案内: JR線/渋谷駅(ハチ公口)より徒歩7分
東急東横線、東京メトロ銀座線、京王井の頭線/渋谷駅より徒歩7分
東急田園都市線、東京メトロ半蔵門線/渋谷駅より徒歩5分
専用駐車場はございません。東急本店地下駐車場をご利用ください(有料)。
■開館時間: 10:00〜19:00 (毎週金・土曜日は21:00まで)
*4月26日(土) - 5月6日(火・祝)は、9:00〜21:00
入館は各閉館の30分前まで
■お問い合わせ: ルノワール+ルノワール展 テレフォンサービス(自動音声対応)
TEL: 03-6215-4406
■公式HP: www.ntv.co.jp/renoir/
◆主催: Bunkamura、オルセー美術館、日本テレビ放送網、読売新聞東京本社
◆後援: フランス大使館、シネマテーク・フランセーズ
◆特別協賛: 大和証券グループ
◆協賛: 大日本印刷、損保ジャパン
◆協力: 日本航空、日本通運、JR東日本、BS日テレ、シーエス日本、ラジオ日本、
J−WAVE、文化放送
■巡回展: 2008年5月20日(火) -7月21日(月・祝)
京都国立近代美術館 (京都市左京区岡崎公園内)
主催: 京都国立近代美術館、オルセー美術館、読売テレビ、読売新聞大阪本社
後援: フランス大使館、シネマテーク・フランセーズ
特別協賛 : 大和証券グループ
協賛: 大日本印刷、損保ジャパン
協力: 日本航空、日本通運
http://www.ntv.co.jp/renoir/outline1.html

【開催によせて】

印象派を代表する画家ピエール=オーギュスト・ルノワールと、彼の息子であり、偉大な映画監督であるジャン・ルノワール。「ルノワール+ルノワール展」は、歴史に名を残した二人の巨匠に焦点をあて、父の絵画と息子の映画を同時に紹介します。

画家ルノワールは、ジャンをはじめ、家族の肖像を好んで描きました。そしてジャンは、生涯を通じて偉大な父の影響を受け続け、その映画には、父が表現しようとした自然や生きる喜びが溢れています。本展では、「家族の肖像」「モデル」「自然」「娯楽と社会生活」と4つの章にわけて、二人の作品を展示します。同じテーマで絵画と映画の抜粋を対比させることで、親子間の確かな関係に光を当て、巨匠と呼ばれる表現者二人の根底に流れる共通性を明らかにしていきます。

本展は、2005年パリで開催され大きな反響を呼んだ展覧会を、オルセー美術館の総合監修のもとお届けするものです。油彩約50点のうち、オルセー美術館からは、日本初公開作品を含む約15点が出品されます。絵画に加え、息子ジャンの映画の抜粋約15点で構成される本展が、言葉に出来ない父と子の深いつながりや、家族のあり方について改めて考える機会となれば幸いです。

【メッセージ】

オルセー美術館 館長 セルジュ・ルモワンヌ

このたび、「ルノワール+ルノワール展」と題された、日本では全く新しいタイプの展覧会を、日本テレビ放送網株式会社とともに主催できることを、オルセー美術館として大変喜ばしく思っております。

本展は、印象派の画家ピエール=オーギュスト・ルノワール(1841-1919)と、その息子でありフランスの最も偉大な映画監督のひとりであるジャン(1894-1979)に対する2重の崇敬の念を表明するものです。そしてまた、この高名な芸術家ファミリーの他のメンバー、とりわけジャンのふたりの兄弟、俳優のピエール(1885-1952)と陶芸家のクロード(1901-1969)も取り上げます。

我々は画家ルノワールと映画監督ジャン・ルノワールに共通するテーマを扱いたいと考えました。つまり、自画像と家族の肖像、モデルの表現の仕方、自然からの影響、そして彼らの共通の嗜好―大画面の構図や、特にパリの日常的な光景―などです。父の絵画と、息子の映画の関係性を明らかにするために本展では、ルノワールの絵画とジャンの映画を並列して展観し、これらの共通するさまざまなテーマを紹介します。

この新しいコンセプトの展覧会は、彼らの親子関係や思考の一致という側面から、絵画と映画の間に存在する無数の関連性のひとつを浮かび上がらせてくれます。絵画と映画の関係は、今日では多様な分野における研究対象にもなっていますが、19世紀末から20世紀初頭にかけての芸術について、我々の理解を深めてくれるものと言えるでしょう。

http://www.ntv.co.jp/renoir/outline2.html

★その他情報の詳細は公式HP参照
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画家ルノワールというと
ボンヤリした「裸婦像」ってイメージが強いけど、
今回の絵画作品の中で気に入ったのは
「小川のそばのニンフ」(1868-1869、油彩・キャンバス、ロンドン・ナショナルギャラリー所蔵)の裸婦の澄んだ眼差しと
裸婦の居ない単純な風景画の数々。

それ以外の作品でも、画家ルノワールに影響を受けた息子の映画の「その部分」が並べて映写されているというのは抜群に面白くて、興味深く全作品をジックリ見てしまいました(普通は結構感性に合わない作品とかって眺めてるだけで通り過ぎるものね)。


それにしても昔の映画の「味わい」って独特なものがありますな。

それこそ印象派じゃないけど、SFXなんて無い時代だからこそ「光と陰」や「色彩と造形」のディティールを巧妙に使ってる。

あらためて見るといいなぁ。

第1章:家族の肖像では

映画「牝犬」の中の日曜画家に父ルノワールを映し、

ジャン・ルノワール DVD-BOX2

映画「ゲームの規則」は父が描いた自分「狩姿のジャン」を映す。

ゲームの規則

映画「ラ・マルセイエーズ」では「ピエール・ルノワールの肖像」で描かれた兄が俳優として登場。

ラ・マルセイエーズ


そして数々の影響とかオマージュとかモチーフとか。

第2章:モデルでは、映画「小間使の日記」が流され、

「スペインのギター弾き」のモデルの衣装の艶やかさに影響を受けた色彩が、映画「黄金の馬車」へ。

黄金の馬車 デラックス版


第3章:自然では、映画「トニ」が流され、

トニ

「風景、プージヴァル」が映画「ピクニック」へ。

ピクニック


「陽光の中の裸婦」「レ・コレットの農家」が映画「草の上の昼食」へ。

「バナナ畑」が映画「河」へ。




最後のエリアとなる第4章:娯楽と社会生活では、

「ぶらんこ」が映画「ピクニック」へ。

ピクニック


「アルフレッド・ダラス夫人」が映画「女優ナナ」へ。

ジャン・ルノワールDVD-BOX I


「田舎のダンス」が映画「恋多き女」へ。

ジャン・ルノワールDVD-BOX III


そして出口間際に大きく映し出されていたのは映画「フレンチカンカン」の華やかな色彩と光の渦のような光景。

フレンチ・カンカン


こんなに全作品をしげしげと見た美術展珍しい。

いやぁ、面白かった。

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ルノワールは無邪気に微笑む―芸術的発想のすすめ (朝日新書)
西洋絵画の巨匠 (4) ルノワール
わが父ルノワール 新装版
ルノワール+ルノワール展のすべてを楽しむ公式ガイドブック (ぴあMOOK)
ルノワール (アート・ライブラリー)
親愛なるジャン・ルノワールへ
ジャン・ルノワール 越境する映画
ルノワール―その芸術と青春 (六耀社アートビュウシリーズ)
ルノワール―生命の讃歌 (「知の再発見」双書)
ジャン・ルノワール エッセイ集成


ruminn_master at 2008年03月12日 17:49 【美】ルノワール+ルノワール展コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年03月10日

【美】千住博―ハルカナルアオイヒカリ―展 4

落語会に行く前に美術展に寄り道。

千住博展―ハルカナルアオイヒカリ―
(東京日本橋高島屋)
千住博01
日本橋タカシマヤTop(上記バナー)

千住博HP
レッツエンジョイ東京
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千住博展―ハルカナルアオイヒカリ―

2008年3月6日(木)〜2008年3月17日(月)

1995年、第46回ヴェネチアビエンナーレの絵画部門で、東洋人初の優秀賞を受賞した日本画家 千住博。ニューヨークを拠点に活躍し、2007年には京都造形芸術大学学長に就任しました。日本画の概念に縛られないスケールの大きな作品は、国内外で高く評価されています。

本展では、昨年12月から今年1月にかけてニューヨークで発表された新作「ハルカナルアオイヒカリ」を展観。蛍光塗料で手漉きの和紙に描かれた壮大な滝は、会場内のブラックライトとスポットライトにより、荘厳かつ神秘的に輝きます。芸術はコミュニケーションと考え、日本画の革新に挑み、世界へ発信する独自のアートをどうぞご体感ください。


【期  間】 2008年3月6日(木)〜17日(月)
【場  所】 日本橋タカシマヤ 8階ホール
【入場時間】 午前10時〜午後7時30分(8時閉会)
       ただし、最終日17日(月)は午後5時30分まで(6時閉会)
【主  催】 NHKプロモーション
【入 場 料】 <税込>一般800円 大学・高校生600円 中学生以下無料
       ※当催しについては、「障害者手帳」をご提示いただいたご本人様、
        ならびに、ご同伴者1名様まで入場無料とさせていただきます。
【お問合せ】 03-********(引用に当たり電話番号省略)

レッツエンジョイ東京より
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父親は科学者(工学)の千住鎮雄、妹はバイオリニストの千住真理子さんというアートな家系らしく、の抽象画のような「癒し」の空間。

あんまり時間が無かったので10分ぐらいしか居なかったけど、半日ぐらいボーッとしてたいかな。ブラックライトに照らされた蛍光塗料の滝の絵(というか水流の如き落下線の図)が何枚も配置されていて、一つ一つの趣が違って、空想・妄想の拡がる不思議な味。

ただまぁ抽象画が嫌いとか興味のない人には入場料800円ってのは納得いかないようで(笑)、「タカシマヤ友の会に入ってるんだからタダで入れろ」ってゴネてるオバチャン(関東には珍しい(笑))が居たりして、まぁなんといいますか。。。

類似作品が少し見れる千住博さんの公式HPによると夏ぐらいまで京都・大阪、横浜と日本全国のタカシマヤを回るみたい。

トンガッた芸術が嫌いに人には勧めませんが(笑)、いろいろ物思いに耽ったりするにはイイ空間だし、空いてる時に狙って下さい。


ruminn_master at 2008年03月10日 16:53 【美】千住博―ハルカナルアオイヒカリ―展コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年01月20日

【美】近代日本画 美の系譜(大丸ミュージアム東京) 3

有楽町でバレエを見て、夕食の予定が上野だったので、通り道というか寄り道。

ちょうど招待券が有ったの。

東京駅の大丸が新装オープンしたばかり、附属の大丸ミュージアムも新しい場所で新装開店という訳で、その記念の美術展だとか。

水野美術館コレクションの名品より

近代日本画 美の系譜

〜横山大観から盪鈎ね困泙如


080120dai_mus

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水野美術館コレクションの名品より

近代日本画 美の系譜

〜横山大観から盪鈎ね困泙如


2008年1月10日(木)→28日(月)

●会期中無休

【入場時間】
午前10時→午後7時30分(午後8時閉場)
※最終日は午後4時30分まで(午後5時閉場)

【入場料<税込>】
一般1,000円(800円)、大高生800円(600円)
中学生以下無料。
障害者手帳(身体障害者手帳、精神障害者保険福祉手帳、療育手帳、小児慢性疾患手帳、被爆者健康手帳)をご提示の方およびその介添えのための同伴者1名様まで無料。
※( )内はご優待料金です。前売および団体(10名様以上)料金。およびDAIMARU CARD、大丸ポイント・エクセルカード、大丸友の会カードをお持ちの方。
※前売り券は、大丸東京店11階カスタマーカウンターおよび、チケットぴあ、サークルK・サンクス、ファミリーマートの各店舗(Pコード687-611)にて、1月9日(水)までお求めいただけます。

秘蔵の名品約60点。水野コレクション。東京初公開。

近代日本画に大きな影響力を及ぼした作家たち、橋本雅邦、横山大観、菱田春草などの作品群は、現代に至るまで観るものに圧倒的な感動を与え続けています。

本展は、大丸東京店の新店オープン記念展覧会として、2002年に開館した水野美術館の約400点にものぼる所蔵コレクションの中から、日本を代表する近代日本画の逸品約60点を一堂に展観するものです。横山大観の「無我」を含む巨匠たちの作品をはじめ、杉山寧、加山又造、盪鈎ね困覆廟鏝紊乏萍した作家たち、上村松園、鏑木清方、伊東深水らの美人画など、幅広い魅力を持つ日本画の世界を堪能することができます。なお、水野コレクションの東京での展覧会は初めてのこととなります。

【主な出品作家】
橋本 雅邦 下村 観山 菱田 春草 鏑木 清方
伊東 深水 奥田 元宋 横山 操 平山 郁夫
横山 大観 川合 玉堂 上村 松園 堅山 南風
杉山 寧 高山 辰雄 加山 又造

http://www.daimaru.co.jp/museum/schedule/tokyo/index.html
--------

水野美術館ってのは長野県にある近代日本画専門の美術館だそうな。

去年行った島根の足立美術館と似た嗜好みたいだけど面白そうね。

そのうち長野に行って見てきましょう。

ruminn_master at 2008年01月20日 17:47 【美】近代日本画 美の系譜(大丸ミュージアム東京)コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

【鑑】レニングラード国立バレエ「白鳥の湖」 4

昨年末に「くるみ割り人形」を見た続き。

レニングラード国立バレエ
 −ムソルグスキー/ミハイロフスキー記念−
   白鳥の湖

Wiki白鳥の湖

白鳥の湖ポスター

レニングラード国立バレエ(日本語HP)
今回の公演につき
光藍社(プロモーター)

白鳥の湖01

-------
世界最高峰と絶賛されるコール・ド・バレエと、
ロシアが誇る美貌と実力派のソリストたち。
全幕古典バレエを得意とする名門バレエ団が18回目の引越公演!

レニングラード国立バレエ

−ムソルグスキー/ミハイロフスキー記念−

漂う至高のエレガンス・・・
170余年の輝かしい歴史にまた新たなページが加わる!
数々のゲスト出演を重ね、強固な信頼関係で結ばれるルジマトフが芸術監督に就任。
今、レニングラードが生まれ変わる!
新生“レニングラード国立バレエ”始動!!!

静かに流れるロマンティシズム

白鳥の湖

音楽:P.チャイコフスキー 振付:M.プティパ、L.イワノフ
改訂演出:N.ボヤルチコフ レニングラード国立バレエの最高傑作。
情感に溢れ、気品に満ちた美しいアンサンブル。
 クラシック・バレエ史上に輝く傑作「白鳥の湖」は、プティパ、イワノフが約100年前に描いた初演当時の原典を復刻した、レニングラード国立バレエの代表作。
  胸を締め付けるほどの情感を見事に描き、さらに世界に称賛されているコール・ド・バレエの優美なアンサンブルがいっそうの悲劇性を際立たせる。
  清純な白鳥オデット/妖艶な黒鳥オディールには、ゲスト・ソリストの草刈民代に、劇場が誇るトップバレリーナたちが日替わりで出演!

<ゲスト・ソリスト>
草刈民代(牧阿佐美バレエ団)
アナスタシア・コレゴワ(マリインスキー劇場バレエ)
イーゴリ・コルプ(マリインスキー劇場バレエ)

<予定ソリスト>
オクサーナ・シェスタコワ
イリーナ・ペレン
オリガ・ステパノワ
エレーナ・エフセーエワ
イリーナ・コシェレワ
アナスタシア・ロマチェンコワ
エレーナ・コチュビラ
ミハイル・シヴァコフ
アルチョム・プハチョフ
ドミトリー・シャドルーヒン
アントン・プローム
ドミトリー・ルダチェンコ
アンドレイ・マスロボエフ
             ほか

http://www.koransha.com/ballet2007-08/ballet2007-08.htm
------

白鳥の湖02


バレエの身体の鍛え方も凄いモノがあるよね。

ってどうもサーカス見てもバレエ見てもトレーニングとか身体の使い方とかに目が行くのは職業病みたいなもんですが(笑)。

前回の「くるみ割り人形」よりもポピュラーなためなのか客層はより幅広かったけど、それでも客席も綺麗な人多かったな、さすがに。

ruminn_master at 2008年01月20日 16:04 【鑑】レニングラード国立バレエ「白鳥の湖」コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2008年01月17日

【美】宮廷のみやび―近衞家1000年の名宝(東京国立博物館) 4

割引券が有ったので上野の東京国立博物館まで。

宮廷美術01

かなり広大で立派な博物館だけど、今日は所用でそれ程時間が無く通常展などはパス、目当ての平成館のみでした。

陽明文庫創立70周年記念特別展

「宮廷のみやび―近衞家1000年の名宝」


宮廷美術02

博物館の当該展覧会のページ
NHKの当該展覧会サイト
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陽明文庫創立70周年記念特別展

「宮廷のみやび―近衞家1000年の名宝」


平成館 2008年1月2日(水)〜2月24日(日)

見たことがありますか? 道長自筆の日記。

 陽明文庫は、昭和13年(1938)に時の首相近衞文麿(近衞家29代当主)が設立したもので、近衞家が宮廷文化の中心として護り伝えてきた貴重な文書や宝物を収蔵しています。その所蔵品は各所で公開されてきましたが、このたび陽明文庫創立70周年を記念し、20万点にもおよぶその所蔵品の全貌を俯瞰するはじめての展覧会を開催いたします。

 藤原道長自筆の日記である「御堂関白記」(国宝)、名筆の集大成である「大手鑑」(国宝)、美麗な舶来の唐紙に和漢朗詠集を書写した「倭漢抄」 (国宝)をはじめとした陽明文庫の所蔵品に、皇室に献上された作品などを加え、江戸中期の当主で書画、茶道、華道、香道に精通した当時の宮廷文化の第一人者である家熙の作品などを、一堂に集めてご覧いただけるまたとない機会です。

 みやびな公家文化の世界をぜひご堪能ください。

■ 開催概要


会 期 2008年1月2日(水)〜2月24日(日)

会 場 東京国立博物館 平成館 (上野公園)

開館時間 9:30〜17:00 (入館は閉館の30分前まで)

休館日 月曜日(ただし月曜日が祝日の場合は開館、翌火曜日休館)

観覧料金 一般1400円(1100円/1000円)、大学生・高校生900円(700円/600円)
中学生以下無料 * ( )内は前売り/20名以上の団体料金
 (中略)
交 通 JR上野駅公園口・鶯谷駅南口より徒歩10分
東京メトロ銀座線・日比谷線 上野駅、千代田線 根津駅、京成電鉄京成上野駅より徒歩15分

主 催 東京国立博物館、財団法人陽明文庫、NHK、NHKプロモーション

後援 文化庁

協賛 日本写真印刷、三井住友海上火災保険

カタログ・音声ガイド 展覧会カタログ(2400円。カラー図版・釈文・解説などを掲載)は、平成館2階会場内、および本館地下ミュージアムショップにて販売しています。
音声ガイド(日本語のみ)は500円でご利用いただけます。

お問い合わせ 03-5777-8600 (ハローダイヤル)

展覧会サイト http://www.nhk-p.co.jp/tenran/konoe/index.html (NHKプロモーションサイト内)

http://www.tnm.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=4814
----------

書道作品が多くてそれは鑑賞出来る素養が足りないのだけれど、それでも筆の勢いとかね、人柄は何となく判る。

で、紙が豪華(笑)。天皇さんは使い方も贅沢だし。

絵画とか調度とか細工物とかもあって、さすが時代を超えて権力近く権勢を誇った家の所蔵品は豪華。

国宝とか重要文化財とかばっかりで展示数も多くてずいぶんと見応えがありました。

まぁ今は全て判らなくても、本物に触れておくことは何時か何かのカタチで素養になると思ってます。

2007年12月24日

【鑑】レニングラード国立バレエ「くるみ割り人形」 4

久々に古典的なバレエを見たくなったので。

レニングラード国立バレエ
 −ムソルグスキー/ミハイロフスキー記念−
   くるみ割り人形

まぁちょうどクリスマスイブのオハナシだしね。

Wikiくるみ割り人形

ポスター

レニングラード国立バレエ(日本語HP)
今回の公演につき
光藍社(プロモーター)
-------
世界最高峰と絶賛されるコール・ド・バレエと、
ロシアが誇る美貌と実力派のソリストたち。
全幕古典バレエを得意とする名門バレエ団が18回目の引越公演!

レニングラード国立バレエ

−ムソルグスキー/ミハイロフスキー記念−

漂う至高のエレガンス・・・
170余年の輝かしい歴史にまた新たなページが加わる!
数々のゲスト出演を重ね、強固な信頼関係で結ばれるルジマトフが芸術監督に就任。
今、レニングラードが生まれ変わる!
新生“レニングラード国立バレエ”始動!!!

雪と妖精が舞う、聖夜のファンタジー

くるみ割り人形

音楽:P.チャイコフスキー
演出:N.ボヤルチコフ 夢見る心を忘れない
あなたに贈るクリスマス・プレゼント。
 クリスマス・イヴの夜、くるみ割り人形をプレゼントされた少女マーシャ。真夜中にねずみの王様からくるみ割り人形を助けたマーシャは、おとぎの国へと招待される。美しい雪の精たちの舞に、中国やアラビアなど、様々な国の人形たちの踊り。
  レニングラード国立バレエの若手ソリストたちが、心暖まる優しさに満ちた演出で踊る。
  チャイコフスキーの有名な旋律にのせてお届けする冬の風物詩。心に残るクリスマスをお贈りします。

<ゲスト・ソリスト>
草刈民代(牧阿佐美バレエ団)
アナスタシア・コレゴワ(マリインスキー劇場バレエ)
イーゴリ・コルプ(マリインスキー劇場バレエ)

<予定ソリスト>
オクサーナ・シェスタコワ
イリーナ・ペレン
オリガ・ステパノワ
エレーナ・エフセーエワ
イリーナ・コシェレワ
アナスタシア・ロマチェンコワ
エレーナ・コチュビラ
ミハイル・シヴァコフ
アルチョム・プハチョフ
ドミトリー・シャドルーヒン
アントン・プローム
ドミトリー・ルダチェンコ
アンドレイ・マスロボエフ
             ほか

http://www.koransha.com/ballet2007-08/ballet2007-08.htm
------

会場は有楽町の東京国際フォーラムのAホール。

くるみ割り人形01
くるみ割り人形02
くるみ割り人形03
くるみ割り人形04

ハナシはシンプルだけど踊りのバリエーションが豊富(というかそれがウリなんだろうな)だからね、「くるみ割り人形」。

華やかでクリスマスらしい舞台でした。

(途中少し寝ちゃったけど(笑))

ruminn_master at 2007年12月24日 16:12 【鑑】レニングラード国立バレエ「くるみ割り人形」コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2006年11月30日

【美】イヌ年なのにネコの切手展 4

私は犬も好きだが、どっちかというとネコ派である。

人の言うことを聞くのが嫌いで
性格的にも猫科だから、なんて共感もあるかも知れない。

どうやら猫にも判るらしく昔から好かれるんだよね。

大学時代、練習場所にしてた公園では「猫の集会」に参加させられていた(笑)。


さて、

ネコ切手の展示会が有ると聞きつけたので見に出掛けた。

目白にある切手の博物館
061130切手の博物館


「イヌ年だけどネコ」展
2006年10月4日(水)〜12月27日(水)

ネコの切手はただ今人気沸騰中!

 今回の展示では、ボールや毛糸玉で遊ぶ、じゃれあう、毛づくろいする、眠る、金魚鉢を見入る、こちらを見つめている姿など、切手の中の愛らしいネコたちを紹介します。
 ネコをテーマにしたイベントや展示会はいろいろありますが、世界のネコ切手を800点以上集めた展覧会は、おそらく日本では初めてのことです。これだけの数のネコ切手を、一堂に見られる機会は他にはないでしょう。
 初めてネコを描いた切手は、1930年にスペインが発行した飛行家リンドバーグの切手です。切手の片隅に彼の愛猫パトシィの後ろ姿が小さく描かれています。本格的にネコの姿を大きく描いた切手は、ポーランドが1964年に発行した、ネコの絵本で著名なイラストレーターのグラビアンスキーによる作品です。これらの切手の他、ネコがモデルの人気キャラクター、物語に登場するネコを描いたものもあります。この展覧会を見ながら、ネコ好きは思わず「この切手のネコ、うちの子にソックリ!」と、微笑んでしまうことでしょう。

切手の中でさまざまな表情や動作を見せるネコたち…

切手の点数 約100ヵ国(地域を含む) 800点余り

開催概要

展覧会名 「イヌ年だけどネコ」展
会期 2006年10月4日(水)〜12月27日(水)
休館日 月曜日
開館時間 午前10時30分〜午後5時
会場 切手の博物館1階 企画展示室
観覧料 大人:200円、小中学生:100円、障がい者無料
毎月23日の"ふみの日"は無料
(10月は月曜休館のため、24日が無料)


面白かったよ。

だけどね、モノが小さいだけに見にくい(笑)。

めぼしいのは拡大コピーと共に展示されてたから、それは有り難かったけど。

日本ネコ
(つまり短尾種の三毛猫、
 ジャパニーズ・ボブ・テールね)
の切手ってのはさすがに少ないね。
ほとんどが外国切手だからだけど。

でもホントに様々な種類のネコが登場してて、
世界中にネコ好きって多いんだなぁ、とつくづく思った。


この博物館、
切手関係の図書館や売店も併設していて
とってもマニアック。

まだまだこの趣味の人居るんだね。

小学生の頃に結構集めたけど、
結局は貧乏人は負け戦だから
イヤになって辞めちゃった。

そういえば年賀切手の交換すらしなくなったなぁ。。。
---
ますむら・ひろしの「ゴッホ型猫の目時計」
猫の本―藤田嗣治画文集
名画にしのびこんだ猫
大人が楽しむ猫のぬりえ
猫ぬり絵―笑えるネコ川柳付き
墨で画く猫百態
日本切手カタログ〈2007〉
IT’S A STAMP WORLD!―切手に恋して
外国切手に描かれた日本
STAMP STAMP STAMP europe
STAMP STAMP STAMP europe〈2〉
デザイン別 切手収集大百科―テーマチク・コレクション100
切手の文化誌


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2006年10月08日

【見】彩色兵馬俑展 3

気が付くと明日で終わりというので出掛けた。
江戸東京博物館兵馬俑展
兵馬俑ポスター

驚異の地下帝国 始皇帝と彩色兵馬俑展−司馬遷『史記』の世界

『史記』は、前漢の司馬遷(BC145〜BC87?)が著した中国最初の通史で、伝説の五帝から前漢の武帝までの歴史を著述した全130巻の大著です。日本でも、中学・高校の漢文や世界史で誰もが一度はふれたことがあり、歴史書としてはもちろんのこと、人生訓や処世術を学ぶ教養書としても読み継がれ愛されてきました。近年では、秦始皇帝の兵馬俑発見をはじめ、最新の科学調査で『史記』の記述に近い地下宮殿の実在の可能性が高まるなど、考古学と密接に関わりあいながら中国古代の世界を明らかにしています。

本展は、『史記』を背景に、最新の文物資料を展覧して文献史学と考古学の接点を探り、新たな歴史像を示そうとするものです。春秋・戦国時代から、司馬遷が生き執筆した前漢・武帝時代までの約700年間(BC770〜BC87年)に焦点をあて、『史記』との接点となる各時代を代表する彫塑(ちょうそ)、装飾品、武具、生活用品、建築遺物など、日本初公開を多数含む120件の厳選された文物資料を多角的に紹介します。
「彩色跪射俑(さいしききしゃよう)」
特に、剥落(はくらく)の危険から中国国内でも常設公開していない彩色兵馬俑(跪射俑)が、今回日本とドイツで世界同時初公開となります。これまで土色の世界と思われていた秦始皇帝の兵馬俑は、実は極彩色の世界でした。会場では、VR(バーチャルリアリティ)シアターで当初の鮮やかな彩色兵馬俑軍団の姿を再現し、現地では不可能な距離や角度から眺めることによって、その圧倒的なスケールを味わうこともできます。
始皇帝、項羽、劉邦(りゅうほう)、呂后(りょごう)、文景(ぶんけい)の治、そして武帝の時代へ、中国の壮大なる歴史の一端をご覧下さい。

驚異の地下帝国 始皇帝と彩色兵馬俑展−司馬遷『史記』の世界
開催期間 2006年8月1日(火)〜10月9日(月・祝)
開催場所 江戸東京博物館 1階企画展示室

〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1
JR総武線両国駅西口徒歩3分、都営大江戸線両国駅A4出口徒歩1分
都バス 錦27・両28・門33系統「都営両国駅前」徒歩3分
開館時間 9時30分〜17時30分(土は午後7時30分まで)※入館は閉館の30分前まで
休 館 日 毎週月曜日(ただし9月11日・18日、10月9日は開館)
お問合せ TEL 03−3626−9974(代表)
主 催 財団法人東京都歴史文化財団、東京都江戸東京博物館、TBS、毎日新聞社、中国陝西省文物局、中国陝西省文物交流中心
出展協力 秦始皇兵馬俑博物館、陝西省考古研究所、陝西歴史博物館、漢陽陵考古陳列館、西安市文物保護考古所、咸陽博物館、咸陽市考古研究所、茂陵博物館
後 援 外務省、中国大使館、TBSラジオ
協 力 王子製紙、凸版印刷、日本航空、JR 東日本
企 画 博報堂
監 修 稲畑耕一郎/早稲田大学文学学術院教授・北京大学中国古文献研究センター客員教授
鶴間和幸/学習院大学教授
観覧料金 企画展観覧券 企画展・常設展
共通観覧券 前売券
一般 1,300円(1,040円) 1,520円(1,210円) 1,200円
大学・専門学校生 1,040円(830円) 1,210円(960円) 940円
中学生(都外)・高校生
65歳以上 650円(520円) 760円(600円) 550円
小学生・中学生(都内) 650円(520円) なし 550円
*( )内は20名以上の団体料金。いずれも消費税込み。
*次の場合は本展覧会の観覧料が無料になります。
未就学児童。身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添の方(2名まで)。
*小学生と都内在住・在学の中学生は、常設展観覧料が無料なので、共通券はありません。

1999年に発掘された彩色の兵馬俑を本展で初公開します。弩(いしゆみ)をもって待機する姿が表現されたこの彩色の兵馬俑は、剥落(はくらく)の危険から中国国内でも未だに常設公開がされていない、大変貴重なものです。長年の研究成果により彩色の保護・定着に成功し、今回ドイツと日本での展覧が可能になりました。

今から2100年も前に書かれた『史記』は、古来もっとも親しまれてきた歴史書です。「先んずれば人を制す」や「背水の陣」といった数多くの格言は私たちの大きな指針となってきました。その基になった人間と王朝のドラマは、今でも私たちを惹きつけてやみません。本展では作品そのものの美術的、文化的価値を明らかにするだけでなく、『史記』を通してその作品が有する歴史的背景に焦点が当てられます。

始皇帝陵を警備する地下軍団「兵馬俑」1 号坑の姿を、最先端CGを駆使したバーチャルシアターで上映します。特に今回初公開となる、彩色兵馬俑の鮮やかな彩色をCGで復元し、兵馬俑坑が作られた2200年前当時の姿を細密な映像クオリティで再現します。
http://www.edo-tokyo-museum.or.jp/kikaku/page/2006/0801/200608.html#kaisai


案の定、チケット売り場から既にけっこうな混雑。

メインの兵馬俑は中程に展示してあって、
入り口の辺りでは細かい副葬品、美術品の展示。

おかげでその辺りは牛歩で、かなり最初はメゲた。
でも
兵馬俑はそれなりのスペースでの展示だからノンビリと鑑賞できた。

もっとも兵馬俑はハニワのデカイ奴なので「美しい」とかとは少々縁遠い。

しかし
副葬品はさすがに中国だね。
細かい細工と重厚な贅沢さでアレコレとオモシロかった。

とっても個人的な興味でウケたのは
中国の鉄剣が埋葬発掘品で展示してあって
「剣は漢代末には刀にとって代わられ・・・」
って、、、
オレ普通に実用品として訓練を積んでるんですけど(笑)。

まぁ剣(中国のは両刃の直刀をいう)は扱いが難しいから、
誰でも使えそうな刀(中国のは曲刃の片手刀)にとって代わられるのも無理はないけどね。

古武道なんて古文書と同じだから判る人には後世においても意味を持つというだけね。
---
始皇帝陵と兵馬俑
講談社版 新シルクロード 歴史と人物〈第19巻〉始皇帝 開かれた西域への扉―兵馬俑、謎の異民族混成部隊
赤い兵馬俑
司馬遷―史記の世界
史記 全8巻セット
史記を語る
史記のつまみぐい
史記の風景
宮田雅之の切り絵―史記・水滸伝・唐代伝奇・三国志
ビジュアル 史記物語
史記 [少年向け:コミックセット]
史記 [文庫版:コミックセット]
李陵-史記の誕生 [少年向け:コミックセット]
史記 項羽と劉邦 [少年向け:コミックセット]
史記 (3)
史記 (10)
項羽と劉邦―史記
李陵―史記
『史記』2200年の虚実―年代矛盾の謎と隠された正統観
史記 (1)
史記 (1)


ruminn_master at 2006年10月08日 14:26 【見】彩色兵馬俑展コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2006年09月30日

【美】コスモス画家の展覧会 4

招待券を貰っていたので美術展をもう一つ。

有楽町の出光美術館から東京駅の大丸ミュージアムへ徒歩で移動。

婦人物のハンカチの図柄などで有名なコスモス画家、荒木幸史氏の作品展。
コスモス絵画展

荒木幸史の世界展
 光と風 ―「記憶の風景」

2006年9月28日(木)→10月3日(火)

●会期中無休

【場所】
大丸東京店[12階特別会場]

午前10時→午後7時30分(午後8時閉場)
※最終日は午後5時まで(午後5時30分閉場)

【入場料<税込>】
一般700円(500円)、大高生500円(300円)
中学生以下は無料。
障害者手帳(身体障害者手帳、精神障害者保険福祉手帳、療育手帳、小児慢性疾患手帳、被爆者健康手帳)をご提示の方およびその介添えのための同伴者1名様まで無料。
※( )内は10名様以上の団体料金。

●主催:産経新聞社
●後援:サンケイスポーツ、夕刊フジ、フジサンケイ ビジネスアイ、サンケイリビング新聞社

コスモス画家として全国に知られる荒木幸史氏がコスモスに魅了されたのは、宮崎県の生駒高原で夜明けのコスモス群生に出会ってから。以来30数年、コスモスをモチーフに華麗で繊細、詩情あふれるファンタジーな世界を多彩に表現しています。モットーは「心は毎日が花曜日でありたい。」優しいだけでなくたくましい花の生命に心が魅かれるという。1978年の福岡市での初個展以来、毎年、全国で数多くの個展を開催。1996年には長崎県諌早市の、コスモスが咲き誇る白木峰高原のコスモス花宇宙館に作品の常設展示ホール「荒木幸史コスモスミュージアム」が開設されました。コスモスを通して様々な文化活動を展開しています。
本展では『光と風―記憶の風景』をテーマに、コスモスとその花を包む光、風、雲を描き心のふるさとを思い起こさせる作品が並びます。会場は、コスモスの一日をあたかも人生のドラマを見るかのように演出。「宙(そら)へ」、「峠につづく道」など新作約50点を含む計約100点を一堂に展覧します。

〜作家のことばより〜
コスモスを描くたびに私の心は解き放たれ、生きる勇気や喜びを知り、また、花を通して人との出会いやふれあいが広がっていきました。さらに、愛や、やすらぎ、エネルギーを感じさせるような生命力あるれる生き生きとしたコスモスを描き、「明日も頑張ろう」と元気が出る絵をより多くの方々にお届けしたいと思います。
http://www2.daimaru.co.jp/daimaru/hp/pc/museum_schedule_to6.jsp?HP_NO=16041


コスモスなんてどちらかというと地味な花である。
それをモチーフにし、細密に描くことで風景と対比させたりする。
集中した視点が空間に拡散されていくような、
逆に
ぼんやりと捉えられた視点がコスモスの群生を媒介にして集中されていくような、
なかなか気持ちのいい絵画です。

ハンカチや玄関・応接室のインテリアに好まれるのも判る気がする。

諫早出身とのことで郷土の科学館「コスモス花宇宙館」には常設展示も有るらしいが、
毎年秋になるとここ大丸で展示会をやってるような感じ。

いい憩いの時間でした。
--
荒木幸史「秋桜」の世界―愛をよぶ絵
祈り―コスモスファンタジー
コスモス讃歌


ruminn_master at 2006年09月30日 15:13 【美】コスモス画家の展覧会コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

【美】3つの風神雷神図屏風 5

おそらく誰でも図柄自体は知ってそうな風神雷神図

それが3つ有るという。

3つ並べて較べるという趣向は、なかなか面白そうだな、と興味が湧いた。

明日が最後だから混むだろうな、と予想。
余裕を持って有楽町の出光美術館に。

出光前ポスター
予想通り見終わって帰る頃には入場制限で長蛇の列。
何とかゆっくりじっくり楽しめました。
国宝 風神雷神図屏風 ―宗達・光琳・抱一 琳派芸術の継承と創造―
2006年9月9日(土)〜10月1日(日)

国宝「風神雷神図屏風」(建仁寺蔵)は、桃山から江戸時代初期の琳派絵師・俵屋宗達が描きあげた一世一代の傑作です。遠くインド・中国に由来する神々の姿を、古典絵巻などに想を得て描いたこの屏風は、完成からおよそ1世紀後に、同じ京の絵師・尾形光琳が模本を作り、さらに幕末には江戸で琳派を再興した酒井抱一が、再び模作に挑戦しました。本展では60数年ぶりにこれら三つの風神雷神図を一堂に展示し、琳派芸術の伝統と創造の秘密に迫ります。
http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/index.html
国宝 風神雷神図屏風 ―宗達・光琳・抱一 琳派芸術の継承と創造―
2006年9月9日(土)〜10月1日(日)
桃山から江戸初期に、京都町衆出身の絵師・俵屋宗達が残した最高傑作、国宝「風神雷神図屏風」(建仁寺蔵)。この作品は無款であるにもかかわらず、古来宗達の作として誰疑うことのない屈指の名品です。遠くインド・中国に起源をもつ神々の像を、古典絵巻や彫刻作品などにヒントを得、巨大な単独像に翻案してダイナミックに描き出してみせるこの金地屏風は、今なお強烈な存在感を放ち続けています。
この作品は完成のおよそ七・八十年後に、宗達を慕い琳派の後継者を自負した同じ都の絵師・尾形光琳によって、模作がつくられています(東京国立博物館蔵)。そしてそこからさらに一世紀ほどを経て、幕末に東国江戸で琳派を再興した酒井抱一が、あらためて光琳画から模作をつくりました。これら三つの作品こそが、江戸の初期・中期・後期にそれぞれ琳派絵師の手で描きあげられた、三つの風神雷神図といわれるものです。

本展では、これら琳派の継承を象徴する三つの風神雷神図を一堂に展示する、実に六十六年ぶりの企画であり、研究者のみならず広く一般の方々にも、著名な絵師と作品の揃い踏みによる芸術鑑賞の醍醐味を味わっていただきたいと思います。
なお、展を併設します。

風神雷神図屏風 俵屋宗達 江戸時代 国宝 京都 建仁寺

開館時間 午前10時〜午後7時(入館は午後6時30分まで)
休館日 本展期間中は無休
入館料 一般1000円/高・大生700円(団体20名以上各200円引)
中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要です)
電話 ハローダイヤル03-5777-8600(展覧会案内)

なお、本展覧会期間中は都合により「列品解説」は開催いたしません。あらかじめご了承ください。
http://www.idemitsu.co.jp/museum/honkan/exhibition/present/index.html


たぶん誰でもが
(「真っ当な育ちをしてれば」ではあるが)
風神雷神図の図柄自体は知ってると思う。
雷神
風神


国宝となってるのは俵屋宗達のもの。
教科書にも載ってるレベルだから
おそらく多くの人のイメージはこれ。
京都の建仁寺所蔵(原本は京都国立美術館に寄託)。

上野の東京国立博物館が所蔵してるのが尾形光琳のもの。

そして今回の展示会を行った出光美術館が所蔵してるのが酒井抱一のもの。

3人は琳派を代表する美術工芸家
(画家と言うよりは建具職人に近いのじゃないかと思う)

一つの流れの中に居るものの直接の師弟関係はないし、
50〜100年は活動した時代が異なる。

でも私淑ということなのだろうか。

同じ流れにあるというのは後世の研究家の言うことに過ぎないのかも知れず、
御当人達にどれ程の自覚があったかも定かとは言えない。

しかし

光琳が宗達の風神雷神図に感銘を受け、
それを模写し、独自のオリジナリティを加えた。

抱一が光琳の風神雷神図に感銘を受け、
それを模写し、独自のオリジナリティを加えた。
宗達の存在を知らずして。

ここが面白い。

おかげで宗達と抱一の間には大きな違いが出ている。


そしてもう一点は個人的に身につまされるというか・・・

師匠を超えようとして弟子が足掻く。
私淑した先人を超えようとする後代の人間の姿。
少し違うけど似たようなものだ。
越えようとして越えられない壁。
その苦しむ姿。

それが如実に出ていた。

伝統武術の流れに身を置いて、かれこれン十年。
そんなこんなで置き換えると少々身につまされた点も有る。

でも面白かった。

出光美術館の見せ方が上手い。

そんでもってこの展示が1000円というのは安い。

図録も透過フィルムを重ね合わせたりして判りやすく、とってもよくできていた。

なかなか貴重な経験ができたと思う。
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琳派に夢見る
工芸と琳派感覚の展開
琳派美術館 (1)
琳派美術館 (2)
抱一と江戸琳派
琳派名品百選
すぐわかる琳派の美術
琳派をめぐる三つの旅―宗達・光琳・抱一
俵屋宗達
尾形光琳
尾形光琳―江戸の天才絵師
尾形光琳筆 国宝紅白梅図屏風
光琳デザイン
光琳図案図録
生きつづける光琳―イメージと言説をはこぶ“乗り物”とその軌跡
光琳画の秘密
酒井抱一
絵は語る (13) 夏秋草図屏風-酒井抱一筆 追憶の銀色-
四季の花 (上巻)
四季の花 (下巻)


ruminn_master at 2006年09月30日 13:55 【美】3つの風神雷神図屏風コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2006年04月20日

【衣】芸術は度胸だね 3

美しいんだけど、「それがどうだ」という能力は自分に無いですな。

ただ美術品とかは数を見ておくことが「まず大事」と思っている。

東京駅の大丸百貨店の上大丸ミュージアム
コシノヒロコの「襲(かさね)」展が開かれてたので見てきた。
コシノヒロコかさね


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「テスト ヒロコ襲(かさね)」展(12階大丸ミュージアム)
大丸東京店(千代田区丸の内1-9-1、03-3212-8011)で13日から始まった「コシノヒロコ襲(かさね)」展(12階大丸ミュージアム)の開会前に、会見したデザイナーのコシノヒロコさんは「20数年もキモノブランドをもってきたが、2、3年前にキモノのあり方に疑問をもってやめた。誉田屋源兵衛さんと話をしていて、新しいことをやっている人間が、日本の独自のキモノを残すという気持ちで取り組んだ」と語り、従来のキモノの「伝統」に挑戦したとの気持ちを明らかにした。コシノさんのいう「キモノへの疑問」とは、大量生産で安く作り、高く売るという今の生産、流通面にある問題ということも指摘した。そうしたキモノの実情に疑問を持って、2、3年前にキモノブランドで提携していた着物関係業者と解消した。その後、山口源兵衛・誉田屋源兵衛社長との会話の中で、誉田屋の高級素材を使って、新しいキモノに取り組むと同時に、「流通も従来のように業者を介入させるのではなく、極力安く提供できるにしてほしい」というコシノさんの要望で、大丸が直接仕入れて販売する方式をとっている。山口社長によると、コシノさんが直接、墨を使ってキモノに書き込む方式を採用しているため、「コシノさんがよくても、私が気に入らない作品はすべて廃棄した」と語り、失敗作品もあったことを明らかにした。「とにかく、大事にしている高級な素材に直接書き込むので、心配で心配で・・・時々、コシノさんと喧嘩もしました」と山口社長は苦笑した。会場を設計した建築家の隈研吾さんは、山形から取り寄せた緑色の苔と中国から輸入したブラウン系の苔を使った。「話が来て、初めて作品を見た。日本の伝統のキモノに対して、苔を使って日本の庭を表現した」と語った。

2006年04月12日20時00分 銀座新聞ニュース
http://news.livedoor.com/webapp/journal/cid__1848781/detail
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キモノとモダンとアートの融合 コシノヒロコ作品を展示
2006年 4月13日 (木)

デザイナーのコシノヒロコさんと京都の老舗帯問屋、そして世界的建築家がコラボレーションしたキモノの展覧会「コシノヒロコ『襲 かさね 』展」が13日、東京・千代田区の大丸ミュージアム・東京で始まった。(gooニュース)

展示会場での記者会見には、コシノヒロコさん、帯問屋「誉田屋源兵衛」の10代目・山口源兵衛さん、会場デザインを担当した建築家の隈研吾さんが出席。

隈研吾さんデザインのモダン空間に、和の作品が並ぶ。
茶に墨ぼかしが入ったシックな着物姿で登場したコシノさんは、「日本人デザイナーである限り、日本の伝統文化を残し伝えていきたい。たとえパリコレに出す洋服であっても、私の作品の根底には、これまでずっと和の文化があった。新しいことに挑戦しながら、古いものを残していく試みを、同じ気持ちの人たちと共同で続けていきたい。そしてそれを通じて、着物のあり方を見直し、世の中に訴えていきたい」と語った。

先日亡くなった母親の小篠綾子さんについては「母にこの展示を見てもらいたかった。和の伝統を伝える先人たちがどんどんいなくなる。だから、新しいことに挑戦する人たちが日本の文化を伝えていかなければならない」と結んだ。

会場では、京都で270年の歴史を持つ帯問屋・誉田屋源兵衛の工芸着物に、コシノさんが直接筆を入れた着物や帯など102点の作品を展示。会場中央には2色の苔庭(こけのしとね)が配されるなど、趣向を凝らした展示方法で表情豊かに作品が並び、幻想的で静謐(せいひつ)な空間になっている。

「『襲 かさね 』─墨象・色象─」展は21日まで。
ホームページはhttp://www.daimaru.co.jp/tokyo/koshino2/。
http://news.goo.ne.jp/news/goo/keizai/20060413/20060413-001001-gedit.html
(他にもhttp://www.sankei.co.jp/news/060413/bun075.htmなど)
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とんでもなく高価であろう和服の
反物なり着物なりに
「芸術」「美術」として墨跡を入れていく気持ちってどんなのだろう。

自信だろうか。

気持ちの強さ。

少なくとも度胸が無きゃね。

「もしも」とか「失敗」という文字が頭をかすめたら負けだろうなぁ。

何よりもその気持ちの強さに圧倒されました。
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ruminn_master at 2006年04月20日 17:14 【衣】芸術は度胸だねコメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年12月01日

【美】大坂歌舞伎と上方役者絵 3

a653d079.jpg早稲田大学構内にある演劇博物館で今日から大坂歌舞伎展をやっていたので近所だし、珍しく有料展だったのだけど見に行った。

近世の日本の絵ってやたらに細かかったり、デフォルメが見事だったり、色合いが美しかったりで結構好き。

大衆の娯楽といえば芝居か相撲って時代、写真の無かった時代だから芝居見物に行く人々は普段から絵双紙や役者絵を見て想像力を働かせ、期待に胸躍らせて、一日仕事で芝居見物を楽しんだのだろう。

当時の歌舞伎ファン、芝居マニア(今の時代だと「オタク」なんて括られそうだけど)、要は昔の通人、粋人が残したスクラップブックも展示されていて、今で言うチラシやパンフやノベルティの数々、少々共感できる面もありかなり面白かった。

500円の元は十分に採れる美術展。


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「日英交流 大坂歌舞伎展−上方役者絵と都市文化−」

会期:2005年12月1日(木)〜2006年1月20日(金)
会場:早稲田大学演劇博物館 特別展示室、民俗芸能展示室、企画展示室機Ν
(平成17年度芸術拠点形成事業)

この企画展は有料となります
入館料:一般500円/学生400円(中学生以下は無料)
本学学生・教職員は無料(入場時、学生証・身分証提示)
※20人以上の団体は100円引き

<主催>大英博物館/大阪歴史博物館/演劇博物館
<協力>財団法人阪急池田文庫/松竹株式会社/ヤマトロジスティクス株式会社/
立命館大学アートリサーチセンター/ANA

 江戸時代の文化がもっとも成熟をみた文化文政年間、大坂では三代目中村歌右衛門(芝翫)、初代嵐璃寛という二人の役者が熱狂的な人気を集め、贔屓連中、文人、画人などあらゆる分野を巻き込んで独特の歌舞伎文化を花開かせました。中でも役者の似顔を描いた役者絵は数多く制作され、多くの名品が生まれました。
  この展覧会は、上方役者絵を中心に取り上げた、大英博物館・大阪歴史博物館・演劇博物館を巡回する初の国際展覧会です。大英博物館所蔵の「三代目中村歌右衛門の加藤清正」をはじめ、イギリスやドイツなどこれまで目に触れる機会の少なかった在外名品の数々、演劇博物館秘蔵の『許多脚色帖』などを展示いたします。
 400年にわたって江戸とならんで歌舞伎をはぐくみ洗練させた都市、大坂。その大坂歌舞伎の魅力をいまに伝える名品の数々をご覧ください。
http://www.waseda.jp/enpaku/special/2005kabuki.html
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作者によってタッチはかなり違うけど
「男前」の移り変わりなんて視点で見ても面白い。



芝居絵に見る江戸・明治の歌舞伎
上方板歌舞伎関係一枚摺考
上方歌舞伎の風景
上方芸能の魅惑―鴈治郎・玉男・千作・米朝の至芸


ruminn_master at 2005年12月01日 16:54 【美】大坂歌舞伎と上方役者絵コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2005年09月10日

【美】古代エジプト展 2

炎天下の土曜午後であったけど、上野の東京都美術館まで行ってきた。

NHKが主催に名を連ねる「ルーブル美術館所蔵、古代エジプト展」である。
(展覧会が終われば消えるのかな?過去の図録とかも売ってるけど。展覧会は10月2日まで)

 そういえば大昔、小学生の頃にNHKの番組「未来への遺産」というのを見て、古代遺跡関係の本を読んだり、展示会を見に行ったりが始まったように思う。



未来への遺産 1 失われた時への旅


未来への遺産 2 天は語らず大地をして語らしむ


未来への遺産 3 天は語らず廃墟をして語らしむ


未来への遺産 4 天は語らず人をして語らしむ


未来への遺産 5 誰がどんな情念で-巨石との関係


未来への遺産 6 誰がどんな情念で-密度を求めて


未来への遺産 7 誰がどんな情念で-この沈黙の遺跡


未来への遺産 8 はるかなる伝言-石の言葉・砂の物語


もっと出てるみたいだけど番組タイトルに記憶がないから見逃したのかも知れない。
たしか旅行記の本が3冊、写真集が5冊あってそれを親に買って貰った。

 細かいことはもっと専門的な人なり本なりHPに任せるとして
こういう歴史的展示物にしろ、美術品にしろ
ホンモノに接する
というのは凄く大事なことだと思う。

昔、僕の武術の先生が言ったこと。
「俺は音楽はワカラン。美術も知らん。けどホンモノかどうかは判る。魂で判る」

 そんな鋭いセンスは僕に未だ備わってないけれど、
できるだけホンモノに触れる機会を増やして生きていれば、
見る目が出来たり聴く耳が出来たりするように思う。

 そしてまた何かの本を読み、何か機会を得た折に
思索が深まったりセンスが磨かれたりするのではなかろうか。

 数年前この手のハナシで気に入ったテレビ番組があった。
元になっている本も読んだ。トンデモ科学本かもしれないけど面白かった。
蜃気楼文明―ピラミッド、ナスカ、ストーンヘンジの謎を解く


 古代エジプト人が何を感じ何を考えていたのか真実は判らないまでも
太陽暦の起源を考えれば、太陽と河川を畏れ敬いつつ生きていた人々に思い至るし、死を怖れる故のような死後の世界を飾り立てる文明は中国だってどこだって同じ。

 でも多少センスが違っても現代人からの目から見ても美しいものを作る人々が居たのだなぁ、と思う。

 いろんなことを考えるキッカケになるのでこういう展示会は好きだ。
混んで無いときに行くべきだけどね。本当は。

ruminn_master at 2005年09月10日 16:00 【美】古代エジプト展コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

【美】京の伝統工芸品展

昼食前の時間潰しにちょっとした工芸品展を見る。

新宿にクラブツーリズム(近畿日本ツーリストから分離した旅行会社)の設けた
世界遺産ギャラリーがある。

要はツアーの宣伝ブースなのだけど、アレコレと展示会などもやる。

いつもバスツアーなど利用することもあって案内が来たので行った。
(バスツアーって旅行の下見には便利で安いのだ)

古いいいモノと現代の工芸作家の展示販売ってところで、
美術品レベルの素晴らしいのも有るし、
飾箪笥宝石函「京百景」
売ってるモノでも
ちょっと「いいな」と思うとやっぱり周囲と1桁違う価格が付いてる。

映画『二人日和』の宣伝も兼ねているようでその小道具や衣装も展示していた。

JR東海のキャンペーンCM「そうだ京都、行こう」は強く印象に残るCMだが
その本が出ていたのでそれだけ買って帰ってきた。
そうだ京都、行こう。


ruminn_master at 2005年09月10日 11:00 【美】京の伝統工芸品展コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加
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