インビクタス
2010年02月23日
【映】インビクタス 負けざる者たち
こういう映画好き。
mixiのプロフィール欄の「好きな映画」の項目にはタイトルではなくて
「みんなで力を合わせて何とかする」系って書いてる私。
まさに「そんな映画」でした。
インビクタス 負けざる者たち
もっと硬い映画かと思ってたら心が温かくなる「いい映画」カテゴリー。
この映画の日本版キャッチコピー
ひとつの願いが、ほんとうに世界を変えた物語
は、まさにその通りなのですが、普通なら
「そんなにうまいこといく訳ないじゃん」って思うような、子供騙しのご都合主義に見えるような物語が、他ならぬ「史実」だと判っているからこその「重み」。そして「心地良さ」。
これはなかなか他に無い映画だと思います。
ラグビーのワールドカップの1995 第3回大会が物語の舞台で、上映時間の大半はラグビーの場面ながら、ゲームの推移を追うような描写はほとんど無く、肉弾戦の迫力と選手の気合い、そして人々の心の動き。
だからラグビーのルールさえ知らない人でも十分に楽しめます。
反面、ラストの30分間はラグビーの試合そのもの、観客や視聴者を含めた決勝戦の描写だけなので、大雑把にでもラグビーを知っていれば、スクラムから「どっちにボールが出るんだ?」とか「ドロップゴール(3点)は決まるのか」って類のスポーツ的な緊張感も一緒に味わえて更に楽しめるはず。
史実に沿った映画なのは宣伝されているので、ネルソン・マンデラは今現在も死んでないし、1995年のラグビー・ワールドカップでは南アフリカ共和国が優勝したことは誰もが判っていながら見てるのですが、大統領が暗殺されるんじゃないかってシーンや、ナショナルチームが負けそうなシーンではやっぱりドキドキハラハラさせられる。
それだけ映画としての造りが上手いんだと思います。
2時間14分の映画ながら全く無駄な描写は無く、ほぼ一本道。それでいて全く飽きさせない。
ネルソン・マンデラが南アフリカ共和国の大統領に就任してアパルトヘイトの完全撤廃が「制度としては」達成された、、、その後に残る黒人と白人の間の「心の壁」を1995年ラグビー・ワールドカップに開催国として出場できるナショナルチームの奮戦で融和させていったというストーリー。そこに一切のブレは有りません。
ハリウッド映画にありがちな余分なラブシーンも無ければ、アカデミー賞狙いの映画に多い理屈っぽい社会派メッセージも有りません。
極めて骨太で、でも温かく微笑ませてくれる楽しい映画。
そして見終わってから感動と感銘が残ります。
最近は洋画も邦画も「文句のないハッピーエンド」って作品は少ないからねぇ。
見て良かった映画。
・日本公式HP(上掲壁紙はここでDL可)
・本国公式HP(英語)
・インビクタス 負けざる者たち | Movie Walker
・インビクタス/負けざる者たち - Wikipedia
・映画 インビクタス/負けざる者たち - allcinema
・YouTube - [Trailer 1] Invictus [HD]
「インビクタス/負けざる者たち」オリジナル・サウンドトラック
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音楽も全編通して良かったです。
とくに最後に流れる「World in Union 」は既存の曲でありながら歌詞が映画の主題にマッチして最高でした。
この曲、ホルストのジュピターを原曲にしたラグビー・ワールドカップのテーマ曲(第2回大会〜)で、各大会毎にアレンジが変わるだけのもの。
本作の1995年ラグビー・ワールドカップではアフリカンミュージックっぽく土臭くてカッコイイ。
・YouTube - World in union 95
平原綾香のジュピターもいいけど、また違う魅力ね。
Jupiter~平原綾香ベスト
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・ぴあ映画生活presents『インビクタス/負けざる者ものたち』特集
しかしまぁ、音楽で勇気づけられる、ってのはたしかなれど、なかなかネルソン・マンデラみたいに強くて大きい心は持てないね。。。
ネルソン・マンデラ―南アフリカの革命児“黒ハコベ” (愛と勇気をあたえた人びと)
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南アフリカ 「虹の国」への歩み (岩波新書)
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自由への長い道―ネルソン・マンデラ自伝〈上〉
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自由への長い道―ネルソン・マンデラ自伝〈下〉
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真実と和解―ネルソン・マンデラ最後の闘い
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インビクタス〜負けざる者たち
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不屈の「心体」―なぜ闘い続けるのか (文春新書)
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インビクタス/負けざる者たち (クリント・イーストウッド 監督) [DVD]
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私怨と公憤は分かつべき、怨嗟の悪循環を断つのは強者となった者が復讐を放棄するしかない、そしてそれが簡単じゃないことはたしか。
なかなか人間そんなに強くはなれないから。
mixiのプロフィール欄の「好きな映画」の項目にはタイトルではなくて
「みんなで力を合わせて何とかする」系って書いてる私。
まさに「そんな映画」でした。
インビクタス 負けざる者たち
もっと硬い映画かと思ってたら心が温かくなる「いい映画」カテゴリー。
この映画の日本版キャッチコピー
ひとつの願いが、ほんとうに世界を変えた物語
は、まさにその通りなのですが、普通なら
「そんなにうまいこといく訳ないじゃん」って思うような、子供騙しのご都合主義に見えるような物語が、他ならぬ「史実」だと判っているからこその「重み」。そして「心地良さ」。
これはなかなか他に無い映画だと思います。
ラグビーのワールドカップの1995 第3回大会が物語の舞台で、上映時間の大半はラグビーの場面ながら、ゲームの推移を追うような描写はほとんど無く、肉弾戦の迫力と選手の気合い、そして人々の心の動き。
だからラグビーのルールさえ知らない人でも十分に楽しめます。
反面、ラストの30分間はラグビーの試合そのもの、観客や視聴者を含めた決勝戦の描写だけなので、大雑把にでもラグビーを知っていれば、スクラムから「どっちにボールが出るんだ?」とか「ドロップゴール(3点)は決まるのか」って類のスポーツ的な緊張感も一緒に味わえて更に楽しめるはず。
史実に沿った映画なのは宣伝されているので、ネルソン・マンデラは今現在も死んでないし、1995年のラグビー・ワールドカップでは南アフリカ共和国が優勝したことは誰もが判っていながら見てるのですが、大統領が暗殺されるんじゃないかってシーンや、ナショナルチームが負けそうなシーンではやっぱりドキドキハラハラさせられる。
それだけ映画としての造りが上手いんだと思います。
2時間14分の映画ながら全く無駄な描写は無く、ほぼ一本道。それでいて全く飽きさせない。
ネルソン・マンデラが南アフリカ共和国の大統領に就任してアパルトヘイトの完全撤廃が「制度としては」達成された、、、その後に残る黒人と白人の間の「心の壁」を1995年ラグビー・ワールドカップに開催国として出場できるナショナルチームの奮戦で融和させていったというストーリー。そこに一切のブレは有りません。
ハリウッド映画にありがちな余分なラブシーンも無ければ、アカデミー賞狙いの映画に多い理屈っぽい社会派メッセージも有りません。
極めて骨太で、でも温かく微笑ませてくれる楽しい映画。
そして見終わってから感動と感銘が残ります。
最近は洋画も邦画も「文句のないハッピーエンド」って作品は少ないからねぇ。
見て良かった映画。
・日本公式HP(上掲壁紙はここでDL可)
・本国公式HP(英語)
・インビクタス 負けざる者たち | Movie Walker
・インビクタス/負けざる者たち - Wikipedia
・映画 インビクタス/負けざる者たち - allcinema
・YouTube - [Trailer 1] Invictus [HD]
「インビクタス/負けざる者たち」オリジナル・サウンドトラック
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音楽も全編通して良かったです。
とくに最後に流れる「World in Union 」は既存の曲でありながら歌詞が映画の主題にマッチして最高でした。
There's a dream I feel
So rare, so real
All the world in union
The world as one
Gathering together
One mind, one heart
Every creed, every colour
Once joined, never apart
Searching for the best in me
I will find what I can be
If I win, lose or draw
There’s a winner in us all
It's the world in union
The world as one
As we climb to reach our destiny
A new age has begun
We face high mountains
Must cross rough seas
We must take our place in history
And live with dignity
Just to be the best I can
Sets the goal for every man
If I win lose or draw
It’s victory for all.
It's the world in union
The world as one
As we climb to reach our destiny
A new age has begun
It’s the world
The world in union
A new age has begun
・World in Union (song) - Wikipedia, the free encyclopedia
この曲、ホルストのジュピターを原曲にしたラグビー・ワールドカップのテーマ曲(第2回大会〜)で、各大会毎にアレンジが変わるだけのもの。
本作の1995年ラグビー・ワールドカップではアフリカンミュージックっぽく土臭くてカッコイイ。
・YouTube - World in union 95
平原綾香のジュピターもいいけど、また違う魅力ね。
Jupiter~平原綾香ベスト
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・ぴあ映画生活presents『インビクタス/負けざる者ものたち』特集
しかしまぁ、音楽で勇気づけられる、ってのはたしかなれど、なかなかネルソン・マンデラみたいに強くて大きい心は持てないね。。。
ネルソン・マンデラ―南アフリカの革命児“黒ハコベ” (愛と勇気をあたえた人びと)
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南アフリカ 「虹の国」への歩み (岩波新書)
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私怨と公憤は分かつべき、怨嗟の悪循環を断つのは強者となった者が復讐を放棄するしかない、そしてそれが簡単じゃないことはたしか。
なかなか人間そんなに強くはなれないから。