古酒

2008年03月29日

【呑】古酒バー酒茶論(品川) 4

何も酒肴を取らずに利き酒セット4種類を2人で飲み比べ、追加で2種類。なかなか面白かったね。


名古屋から遠征してきた友人に誘われて噂では気になっていた古酒バーへ。

品川駅西口を出て横断歩道を渡った向かいのウィング高輪の2階奥。隠れ家みたいな感じだが外装も小綺麗で日本酒の店という風情じゃない。

080401古酒バー01


長期熟成日本酒Bar 酒茶論

080401古酒バー02

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カウンターの特等席に座ると目の前にイルミネーション、どうやら品川水族館へのエントリーらしい。

080401古酒バー03

自分は初来店だし、値段的にも手頃なので利き酒セットで。

お試しセット”A” (1500円)

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「更に熟成年数の深い」
セット”B” (2400円)

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どれも面白いね。日本酒の古酒って紹興酒的になること多いのだけど、こうして較べてみると甘味の強いの、旨味の強いの、酸味の強いの、「化け方」も色々です。

山程並んでて、既存の清酒についての先入観がアテにならなそうだったので、カウンターの中の店主らしき人に

「年数を経てるクセに甘くなってない、辛口の面白い古酒」

ってソムリエやバーテンダーに頼むみたいに頼んだら出してくれたのが

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佐賀県は「芙蓉」の蔵元さん田中酒造合資会社の糯米(餅米)で作った原酒の27年古酒。

餅米のイメージを裏切ってスッキリ綺麗に切れ上がったイイ古酒でした。

その次は横軸じゃなくて縦軸で較べる感じのオリジナルセットへ。

セット”AFS” (1800円)

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千葉県の木戸泉酒造の「AFS」をベースにしたオリジナルブレンドらしい。1975年モノと2007年モノ。

セット”栞” (1600円)

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福井県の南部酒造場、「花垣」貴醸酒の2000年モノと2007年モノ。

何も酒肴を取らなかったけど、評判では美味いらしいので次回。

なかなか面白い経験でした。

--

古酒入門―時を経れば旨くなる「日本酒の本道」
日本の酒づくり―吟醸古酒の登場 (1981年) (中公新書)
吟醸・純米・古酒情報事典


ruminn_master at 2008年03月29日 19:49 【呑】古酒バー酒茶論(品川)コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加

2006年08月17日

【酒】焙煎仕込の泡盛 4

沖縄県代表の八重山商工が夏の高校野球(全国高等学校野球選手権大会)に出場したので石垣島の泡盛蔵請福酒造が秘蔵の古酒蔵を開けて限定酒を売りに出すと連絡が来た。

ので、「何か旨い酒はないか」と興味津々、虎視眈々で楽天の請福酒造ショップを覗きに行った訳です。

その特設ページの中、今回のイベント発売の内で『林助13年古酒』は既にアクセス時に売り切れていた。
八重商応援ありがとうセール!!再び古酒蔵あけちゃいます!!
幻の林助13年古酒
販売期間 08月19日08時00分〜08月25日00時00分
価格 9,800円 (税込10,290円) 送料別
売り切れました
遂に、いよいよ、とうとう、あの古酒蔵開封いたします。
なんといっても八商工の八重山の歴史に残る快挙です。
これはもう、特別企画をせずばならないでしょう。
古酒蔵開放のトップバッターはあの伝説の沖縄トップ芸人照屋林助さんのオリジナル、
『一番水仕込みヴィンテージ古酒林助30°1993』
沖縄泡盛業界では初めてのヴィンテージ表記をしたお酒です。
一番水仕込みとは請福が創業当時よりくみ出している井戸水より
まろやかで清らかな、朝汲みの1番水を使って仕込んだお酒です。
味のほうは今は亡きコザ独立国終身大統領の林助氏が夜毎、閣僚会議を開き
喧々諤々の議論を行い、利き酒、試飲を重ね、請福サキタリヤー漢那憲仁が
試行錯誤のうえ辿り着いた味に13年の歳月を重ねました。
今回封印を解くにあたり、店長清水が皆様より一足お先に味見させて頂きました。
先ず瓶の埃を入念に取り払い、コルクのついたガラス蓋を慎重に開けると
思いのほか甘いふくよかな香りが漂ってきました。ブランデーのような
バニラのようなやわらかな甘みを感じさせる香りです。
グラスに少しだけ注ぎ先ずはストレートで口に含んでみました。
香りから柔らかなおとなしい味を想像していたのですが
意外にもどっしりとして濃厚、仄かに辛口の力強い味わいでした。
度数以上に重厚旨みをなを感じさせる飲み応えのある古酒に仕上がっていました。
2杯目は氷を入れてロックで試してみました。
氷を入れてものびがよく濃厚な味はそのままに喉ごしがスッと入ってきます。
どっしり感、力強さはそのまま、薄まらずに残り、
13年の古酒の奥深さに感動いたしました。
昨年他界された林助先生もきっとこのお酒に天国でご満足頂いているでしょう。
外箱には林助氏がこのお酒にあわせて作られた「ウトゥルサムン」という歌の
歌詞が入っています。

1993年(平成5年)製造 13年古酒
容量 720ml 度数30°
長年、貯蔵していたお酒のため箱、ラベルに汚れがございますが
年代の重みを重視しあえててを加えずそのままの状態で販売いたします。
その点をご理解頂ける方のみご購入下さい。
ご注文はお1人様1本限りとさせて頂きます。

照屋林助氏の横顔
沖縄お笑い界の巨匠、三線を片手に独特の語り口とユーモアのセンスで
数多くの楽曲を手がけ沖縄の人々を魅了しつづけた。
全盛期1960年ごろの歌謡漫談「わたぶーしょー」は沖縄全土を席捲し
今でも伝説的に語り継がれている。
沖縄の人気バンド「りんけんバンド」のバンドマスター照屋林賢氏は息子。
(この記述は大会終了時の再販分のもの)
http://www.rakuten.co.jp/seifuku-awamori/529386/


で、3種類出されてた内で、「少し高いので諦めた」方が
古酒蔵開放ラストは請福の歴史の酒
プレミアの漢那酒造ラベル
樽酒の原点 『JUST IN20年古酒
販売期間 08月19日08時00分〜08月25日00時00分
価格 11,111円 (税込11,666円) 送料別

八商工応援セール古酒蔵開放のラストを飾るのは
請福の歴史的な泡盛、なんと漢那酒造時代のラベル
請福酒造の樽酒の原点、1番最初の樽酒、その名もJUST IN!!
このお酒は現在販売している「結」、「ビンテージオーク」
などの請福酒造の樽酒のルーツとなるお酒で今を去ること20年前、
請福酒造の前身、漢那酒造時代の1986年に製造された大変貴重な
請福で初めて製造の樽酒、20年ものの古酒です。
こちらのお酒も20年の封印を解き放ち
おそるおそるキャップを捻り、開栓しました。
匂いを嗅ぐと時代を経た樽の香りが鼻腔一杯に広がります。
そのままグラスに注ぐと色は淡い琥珀色、
口に含むと滑らかで柔らかい樽の香りとほのかな甘みがふわ〜と
のどの奥まで広がっていきます。
古酒蔵に貯蔵されているお酒の中でも
漢那酒造の名前が残っているものは殆どありません。
この大変貴重な古酒を今回は全国1を目指す八商工にちなみ
全国一の一並び、11,111円の特別価格で限定5本のみ蔵出しします!!
売り切れ必至、お早い方勝ちです。!!!

1986年製造 20年古酒 容量720ml 度数25°
長年、貯蔵していたお酒のためラベルに汚れがございますが
年代の重みを重視しあえててを加えずそのままの状態で販売いたします。
その点をご理解頂ける方のみご購入下さい。
ご注文はお1人様1本限りとさせて頂きます。
(この記述は大会終了時の再販分のもの)
http://www.rakuten.co.jp/seifuku-awamori/529386/


たしかに旨そうだったんだけど、もう一本が少し安くて、
そして採算度外視の珍しさが気に入った。
古酒蔵開けます2番手!
泡盛業界伝説の焙煎仕込み
請福焙煎30°13年古酒
販売期間 08月05日07時00分〜08月20日00時00分
価格 7,500円 (税込7,875円) 送料別
残りあと 2 個です

古酒蔵開放二番手はこのお酒。泡盛業界で、初めての画期的な試みとして
当時の話題をさらった焙煎仕込みの泡盛です。
まさに泡盛道をひたすら追求するサキタリヤー漢那憲仁の仕事です。
焙煎仕込とは原料のお米を麹付けする前に300度の高温で米を炒り
麹つくりを促す全く新しい泡盛の製法です。
発売されるや否や、その独自の製法による際立った味わいで
泡盛業界に強い衝撃を与えましたが、
製造コストがあまりにもかかるためやむなく断念。
焙煎製法の引き出す独特の旨みから知る人ぞ知る、
「請福幻の焙煎」といわれています。
発売当初でさえ衝撃を与えたその味が13年の歳月を経て一体どのように
変化しているのか・・・楽しみです。早速試飲してみましょう。
ネジきりの黒キャップの蓋には請福商品には珍しく桜の花が印刷されています。
キャップをひねり蓋を開けると、香りは思いのほか控えめながらも
香ばしい麹の香りと花のような匂いがします。
まずはそのまま口に含みます、・・・・
と、あまーい!それもスッキリとしたとても上品な甘さ、
3〜4度舌の上で転がして味わうと非常にマイルドなやわらかい舌触り。
その上喉ごしのあとは淡麗できりっとした、印象にのこる後味。
はっきり言っておいしいです!
また一つ泡盛の奥深さを知ってしまいました。
30°の度数ですがストレートですいすい飲めてしまいます。
手前味噌ですがサキタリヤー漢那憲仁の貪欲な味への追及に
またしてもやられてしまいました。
このお酒は平成5年から1年間だけ市販された
非常に珍しい泡盛です。私ども蔵元にも少量しか残っておらず
大変貴重なお酒です。今回限定5本のみ蔵出しいたします。

1993年(平成5年)製造 13年古酒
容量720ml 度数30°
長年、貯蔵していたお酒のためラベルに汚れがございますが
年代の重みを重視しあえててを加えずそのままの状態で販売いたします。
その点をご理解頂ける方のみご購入下さい。
お一人様1本限りのご注文とさせて頂きます。
(この記述のみ購入時のもの)
http://www.rakuten.co.jp/seifuku-awamori/529386/


数年前に日本酒の大メーカーが酒米を焙煎して造る「焙煎造り」なんて商品を出していたけど、経済力も製造設備も全く違う小さな蔵で、しかも10年以上前に、そんなことやってたってのはとっても先進的。

だから「これを逃すと滅多に飲めないぞ」って思って買っちゃった。

5本しか売りに出されてないのを何とか購入が間に合って届いたのがコレです。
焙煎請福
裏書
古酒証明書


面白いですね、こういうお酒は。

味は普通の泡盛の古酒よりコクを強めた感じ。
甘過ぎるでもないけどマッタリとしてる。
でもクドさはなくてキレはいいと思う。

今の技術なら採算内で作れるんじゃないのかな?
この方向の味って素敵なので、そんなことも期待してしまいます。

(来年の春&夏の八重山商工の出場にも期待してます(笑))


ruminn_master at 2006年08月17日 21:27 【酒】焙煎仕込の泡盛コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加
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