大紅袍

2008年03月21日

【茶】サントリー&ルピシアの大紅袍 4

大紅袍(だいこうほう da-gong-pao、da-hong-bao)というのは超高級烏龍茶の銘柄。

というか本当の本物の「大紅袍」ってのは中国福建省の武夷山(ブランドとしての「武夷岩茶」ってのは有名ですな)の断崖絶壁に生えてる樹齢300年超の茶樹4本 (3本6本まで諸説) から年間1kg程度しか採れない幻の茶葉から作られた烏龍茶(青茶つまり半発酵茶)、その昔は皇帝のみが飲むことを許され、現在でも中国政府の管理下にあって、まれにオークションに出ると20gで280万円以上・・・(数字の類は引用サイトによってまちまち、その辺りも「いかにも」です(笑))・・・

なんて聞くととんでもないが、まぁ起源は起源として、実際問題は昔から人間に有用な植物ですから当然のハナシ株分けされた子孫の茶樹はそれなりにある訳で、高いとは言え入手出来る範囲での本物の大紅袍そういう素性と言って良さそう。

厳密なことを言えば子孫の茶樹から採れたものは小紅袍って呼ぶのが正直なのかもしれないけれど、商売上手な中国人は玄孫の代だろうが全て「大」紅袍って言って売っちゃう(笑)そうな

まぁ一応の基準としては2代目、3代目、つまり子孫までは大紅袍、それより下がると「小」紅袍ってことになってるらしい。「2代目はやっぱり3代目なんかより美味い!」って売ってるサイトもある

何にせよ元祖とか本家とかの争いってのは判りにくいね(笑)。

さて

そんな噂に聞いていた「大紅袍」、昨秋に紅茶販売で有名なルピシアサントリーの共同開発という形で日本で発売された。ルピシアの楽天ショップで通販もして・・・ない?(笑)


世界のお茶専門店ルピシア

(商品ページは検索に掛かるのにルピシアのサイト自体から中国本土の茶葉の扱いが消えてますな、今現在。例の事件のせいでしょう。)


日本での烏龍茶発売の歴史の中では結構オオゴトなのでALL about Japanで特集されてるし、GIGAZINEでも体験レポートが掲がってる

高いモノはとんでもなく高いのが珍しくない茶葉はともかく、瓶詰めの烏龍茶の方が気になった。

330mlで1260円である。

普通のサントリーの烏龍茶は500mlで150円だから10倍程度。

強気だよねぇ。。。

誰がそんなもん買うかぃ!とか思いつつも、レピシアの店頭に立ち寄った時に探してる自分が居た。

もし有ったら衝動買いしてたかも知れない、、、けど無かったんだよね。

で、気にはなってた、、、ら、常々サントリーのサプリを定期購入してる御縁で向こうからプレゼントしてくれたのでした。

感謝!

ので有りがたく試飲。

サントリー烏龍茶 大紅袍

烏龍茶01

立派な箱と説明書とか色々入ってたけど、まぁ内容は最初に書いたようなハナシ。

小さめのペットボトルサイズ、レギュラーサイズのコーラぐらいのガラス瓶。

ワイングラスで飲んでみる。

烏龍茶02

イイ色。イイ香り。

奥の方から甘さと旨味が来る。

上等のお茶らしくトロミを感じさせる。

たしかに美味い。

けど1260円(笑)。。。

試しにお湯割りしてみたけど薄めても香りも旨味も負けないのが凄いところではある。

けど1260円(笑)。

味は間違いなく「上手に淹れた高級な烏龍茶」で、ずいぶん前に烏龍茶の淹れ方を習いに行った時の先生の淹れたお茶の感じ。

それが瓶詰めで手軽に飲めるところは凄いね。

でも1260円ってのは売れないんじゃないかなぁ(笑)。

お酒を飲めない人へのプレゼントにいいかもね。

宴会なんかで飲めない人(クルマで来た人とかも)への特別な贈り物にもいいかも知れない。

お酒を飲めない人に黙って差し出したらスコッチかと勘違いしそうな程の香味なんだけどね。

知らない人だと酔っちゃうかも(笑)。

まぁどっちにしても味の判らない人にはモッタイナイのはたしか。

たった330mlだものね。


茶葉が欲しくなったなぁ、、、しかし(笑)。

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ruminn_master at 2008年03月21日 22:56 【茶】サントリー&ルピシアの大紅袍コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加
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