焼き物
2010年09月25日
【美】誇り高きデザイン鍋島(サントリー美術館)
貰いモンのチケットが有ったので久々に六本木まで。
誇り高きデザイン 鍋島
・「誇り高きデザイン 鍋島」 開催中の展覧会 サントリー美術館 サントリー
・サントリー美術館 サントリー
・鍋島焼の歴史とその陶芸について
佐賀県の焼き物というと極彩色の派手なイメージがあるのだけれど、それは民窯のハナシで、献上品で大名道具だった鍋島焼は当時の日本で唯一の官窯とも言える焼き物。
上品だけど斬新で大胆なデザインと緻密細密な彩色描画は見事でした。
淡い青の染付を基調に、色鍋島では赤、緑、黄の色絵や青磁釉を鮮やかに使って現代人の目から見ても斬新な印象の作品も多い気がします。
墨はじき(墨で陰画を描いてその油分で上絵具を弾いて白抜きにする描画手法、ってところ)で細かい文様を規則正しく並べ、その整然とした規則性は20客揃いの献上品でも変わることない。
民窯にあったデザインを官窯が真似たものも並べて展示されていたけど、洗練度が格段にアップしていました。
(もちろん「そういうのを選んだ」だけで民窯にも凄いのがあるんだとは思うけどね。どこにも努力家の天才って居るから)
音声ガイドを借りて2時間ぐらい見てたけど見応え有ったなぁ。
足は疲れたけど(笑)。
目の眼 2006年 11月号 [雑誌]
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将軍と鍋島・柿右衛門
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鍋島 (日本陶磁大系)
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鍋島〈2〉後期の作風を観る―元文時代から1736~
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鍋島〈3〉後期の作風を観る 元文時代1736~から―皿・青磁・立体的作品類
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鍋島・後期の作風を観る―元文時代から慶応時代まで
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鍋島
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鍋島―秘宝に魅せられて
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誇り高きデザイン 鍋島
・「誇り高きデザイン 鍋島」 開催中の展覧会 サントリー美術館 サントリー
・サントリー美術館 サントリー
・鍋島焼の歴史とその陶芸について
佐賀県の焼き物というと極彩色の派手なイメージがあるのだけれど、それは民窯のハナシで、献上品で大名道具だった鍋島焼は当時の日本で唯一の官窯とも言える焼き物。
上品だけど斬新で大胆なデザインと緻密細密な彩色描画は見事でした。
淡い青の染付を基調に、色鍋島では赤、緑、黄の色絵や青磁釉を鮮やかに使って現代人の目から見ても斬新な印象の作品も多い気がします。
墨はじき(墨で陰画を描いてその油分で上絵具を弾いて白抜きにする描画手法、ってところ)で細かい文様を規則正しく並べ、その整然とした規則性は20客揃いの献上品でも変わることない。
民窯にあったデザインを官窯が真似たものも並べて展示されていたけど、洗練度が格段にアップしていました。
(もちろん「そういうのを選んだ」だけで民窯にも凄いのがあるんだとは思うけどね。どこにも努力家の天才って居るから)
音声ガイドを借りて2時間ぐらい見てたけど見応え有ったなぁ。
足は疲れたけど(笑)。
目の眼 2006年 11月号 [雑誌]
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鍋島 (日本陶磁大系)
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2009年02月28日
【観】古窯の常滑古街を散策
日間賀島を出て、午前中の観光は、日本六古窯の一つに数えられる焼き物の街、常滑の古街散策です。
中世から栄えた焼き物の代表的な6つ、を指して日本六古窯、「信楽、備前、 丹波、越前、瀬戸、常滑」、その中の一つな訳ですが、なかなか往時を偲ばせる風情が残っていて良かったです。
・常滑市観光協会のページ
案内のボランティアさんに連れられて1時間程ぐるっと見て回りました。
もちろん窯業自体は現役ではありますが、往時は石炭やらの煙でこの辺り真っ黒だったんだそう。家々は数百年クラスのものが多く、また現代の基準では建築基準法違反だったりして建て替えることもままならず、ということで、ずいぶんと雰囲気のある街並みでした。
常滑焼は土管や瓶で有名。色々と世の中が変わり公害だの何だのと言うことで作り方も変わっていったそうで、その歴史が、この街並みの特色をなすところの失敗作を並べた壁材に刻まれています。
そもそも「招き猫」の発祥の地だそうで、色んな美術品も製作し、様々な作家さんが住み着いているそうです。
でもまぁ実用品としての信頼の高さが抜群らしい。
古くは硫酸の保管容器。
新しいところでは高速道の下などを走る光ファイバーケーブルを保護するパイプに使われているそうな。
そして今も昔も変わらないモノも。
鰻屋や焼鳥屋のタレ壺、醤油瓶ですな。
側面の汚れのように見える絵柄は、「保管が利くように、腐らないように」という昔ながらのマジナイだそう。
そんな意味があったなんて初めて知りました。
ここには国指定の重要文化財である日本最大の登り窯が展示保存されていました。
なんだか街のどこを切り取っても歴史というか趣があって、高校時代写真部だった頃を思い出しました。
そういう目で見てるとたぶん一日居ても飽きないだけの街並みだと感じました。
中世から栄えた焼き物の代表的な6つ、を指して日本六古窯、「信楽、備前、 丹波、越前、瀬戸、常滑」、その中の一つな訳ですが、なかなか往時を偲ばせる風情が残っていて良かったです。
・常滑市観光協会のページ
案内のボランティアさんに連れられて1時間程ぐるっと見て回りました。
もちろん窯業自体は現役ではありますが、往時は石炭やらの煙でこの辺り真っ黒だったんだそう。家々は数百年クラスのものが多く、また現代の基準では建築基準法違反だったりして建て替えることもままならず、ということで、ずいぶんと雰囲気のある街並みでした。
常滑焼は土管や瓶で有名。色々と世の中が変わり公害だの何だのと言うことで作り方も変わっていったそうで、その歴史が、この街並みの特色をなすところの失敗作を並べた壁材に刻まれています。
そもそも「招き猫」の発祥の地だそうで、色んな美術品も製作し、様々な作家さんが住み着いているそうです。
でもまぁ実用品としての信頼の高さが抜群らしい。
古くは硫酸の保管容器。
新しいところでは高速道の下などを走る光ファイバーケーブルを保護するパイプに使われているそうな。
そして今も昔も変わらないモノも。
鰻屋や焼鳥屋のタレ壺、醤油瓶ですな。
側面の汚れのように見える絵柄は、「保管が利くように、腐らないように」という昔ながらのマジナイだそう。
そんな意味があったなんて初めて知りました。
ここには国指定の重要文化財である日本最大の登り窯が展示保存されていました。
なんだか街のどこを切り取っても歴史というか趣があって、高校時代写真部だった頃を思い出しました。
そういう目で見てるとたぶん一日居ても飽きないだけの街並みだと感じました。