道中道楽

生きてること自体「道中」。 積極的に、前向きに、「道中を楽しむ」 そんな奴だからこそ、楽しいこともやってくるんじゃないかと思っています。 いやもっと言えば、その『道中』こそが面白い。 だから 「食い道楽」「飲み道楽」「旅道楽」、 そんなもの全て含んで越えて『道中道楽』。 長文駄文ですがお付き合い下さいませ。よろしく。

【食】川魚料理 川甚(葛飾柴又)4

松花堂弁当に鰻の白焼きやら鮎の塩焼きやら頼みましたが、焼き加減も抜群で、塩梅も良く、とても美味かったです。

川魚料理 川甚

株式会社川甚

川甚01

老舗にはよく有ることですが、予約してないと決まったコースしか受けて貰えません。

川甚02

とくにこの店のように大きくて、はとバスも観光コースに入れてるような店だと、夕食時分には団体客で天手古舞い、少人数客の個別注文に対応してる余裕が無くなりますし、かといって有名店となると変なモノ出せない、また低い客単価で個室を占拠されても困るでしょうから「しょうがない」とも言えます。

川甚03

メニューには単品料理が並んで居ますが、どうやら昼間に使うテーブル席だけのメニューの様子。

自分たちも予約してなかったので、「夜の5時以降は月(7品、5,775円)以上のコースしかお受けできません」と玄関先で一度は断られたのですけど、帳場の大女将さんに直接交渉して、「松花堂弁当を酒肴にしたいが、それ以外に、鯉の洗い、鮎の塩焼き、鰻の白焼き、鰻ざくを入れて一つのコースにして貰えないか」と相談したら、厨房と電話でしばらく相談の上、なんとか相席ながら矢切の渡しの見えるお座敷に通して貰えました。

本当ならこういうヤヤコシイ注文は「事前の予約の時点で」じゃないと受けて貰えないところなんですけどね。
 ちょうど団体客が帰って次が入るタイミングだったし、客単価としても下手なコースよりは高くなりますし、注文内容もマニアックですから(笑)、信用して貰えたってところでしょうか。

でも粘った甲斐もあって、美味かった。

ここのコース、メニューと周囲のテーブルを見渡した限りでは鰻は仕上げの鰻重のみで、基本は鯉の洗い・甘煮・鯉こく、そして天麩羅の盛り合わせに付き出しと「鰻」以外のようでしたから、「鰻」が食いたい身としては、コースだけだと言われたら食べずに帰っていたところでした。

さて

生ビールは無く、瓶ビールはアサヒかキリンとのことでキリン、鯉の洗いが美味かったので、それと日本酒にしました。

川甚04
川甚05

冷酒は一手のみ、広島の中尾醸造、「誠鏡」の蔵元「幻」

川甚12

辛口でスッキリしてて、ここの諄くない味付けには良く合ってました。

鰻ざく

川甚06
川甚07

鮎の塩焼き

川甚08
川甚09

鰻の白焼き

川甚10
川甚11

などと並行しながら、

松花堂弁当 (3,150円)

川甚13

こういう盛り沢山な方が酒が飽きずに飲めるのでいいんだよね(笑)。

川甚14
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川甚17
川甚18

で、この松花堂弁当の仕上げは鰻丼とお吸い物。

川甚19

「肝吸い」じゃないのが残念。。。

川甚20

というか、この店は一品料理やコースメニューを見渡しても、鰻の肝を使った料理が見あたりません。

そういう方針なのかな?

川甚21

鰻丼は街場の「鰻の切れ端とタレ丼」ではなくて、立派な鰻でした。

タレがコテコテしてないのが嬉しい。

かなり飲んで、2人で1万7千円ほど。満足感からしても高くは無いです。

ここの鰻は好きな方だな。キリッとしてて。

【食】魚宇でうなぎ三昧(奈良)5

夕食は「奈良」というより普段東京に居て食えない関西ならではという目線で、老舗のウナギ料理にしました。

何より「う巻き」がね。関東じゃ無い。有っても口に合わない。

魚宇05

ココは美味かった。

魚宇(近鉄奈良)

魚宇01

◇魚宇 - yomiっこ おすすめグルメ - 奈良の月刊情報誌「yomiっこ」
奈良小西さくら通商店街:お店紹介
奈良っこ/特集:うなぎ/魚宇(うおう)
魚宇 - 近鉄奈良/うなぎ、割烹・小料理、鰻、和食、日本料理 [食べログ]
和食・うなぎ 魚宇?【e-boshuu! 奈良】
魚宇 - 全国旅そうだん
魚宇 近鉄奈良(奈良) - Yahoo!グルメ
魚宇

駅から近いけど、近鉄奈良駅の裏手の商店街の中の路地を入った飲食店街の2階の奥の、って判り易いとは言い難い場所にありますし、外観内装共に洒落た感じなのでとてもそうは見えませんが、創業100年は越える老舗だとか。

代替わりなのかな。でも仕事は丁寧で良いお店でした。

頼んだのはう巻きの入ったコースの真ん中クラス。

うなぎ三昧(竹)(1800円)

内容は「鰻重(鰻丼)、鰻ざく、う巻き、肝吸」。ランク上の「松」は300円高いだけですが、鰻の大きさの問題だけだというし、どっちみち一品料理を頼むからと「竹」。

魚宇02

追加で刺身盛り合わせ(750円)。

魚宇03

コースの中の鰻ざく

魚宇04

そしてう巻き

魚宇05

そう。「これじゃなきゃ」ってう巻き
 関東じゃ「う巻き」と書いてあっても卵焼きが甘かったりして台無しな店ばかり。
 やっぱり関西じゃなきゃ食えない食文化なのかな、と思います。

鰻ざくもう巻きも旨かったので、さらに一品料理。

肝焼き(550円)

魚宇06a

この値段で、ワタを取ってレバーの部分だけを選別して丁寧に仕事してあるのは立派です。

魚宇06b

「酒が進むなぁ」というので日本酒に切り替え(笑)。

魚宇08

奈良県の「梅乃宿」の吟醸冷酒です。

酒の肴となるとやっぱりコレね、と

鰻白焼(1200円)

魚宇07a

うん。コレも「サクッ・カリッ・フワッ・ジュワッ」って味のリズム(笑)がチャンとある良い白焼でした。

魚宇07b

丁寧な仕事のワリには一品料理も高くないし、上品です。

魚宇09

これだけ食うと今ココで鰻重食っても美味くないなということで、鰻重は折り詰めに切り替えて、コースの肝吸いだけ貰いました。

魚宇10

あとデザート。

魚宇11



ホテルに帰って一風呂浴びてから缶ビールで鰻重

魚宇12

うん。満足できるお店でした。

また行こ。

【食】週末は土用の丑の日ですな4

大好物なんで年中食ってるけど(笑)。

行きつけの早稲田のすず金は土用の丑の日は「鰻供養」で休みの日なので、少し早めに。

酷暑日となると鰻でも、ってなるのかいつもにも況して早いペースで開店早々に満席になりました。

すず金鰻01
すず金鰻02
すず金鰻03

「夏目漱石も食した」が売り文句の老舗健在です。

すず金 ( 早稲田(メトロ) / うなぎ )
★★★★4.0
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【酒】鰻の稲毛屋で而今の会4

今日は誘われて一蔵元さんを味わう利き酒会というか「楽しむ会」。

場所は千駄木の鰻と地酒の店 稲毛屋

ずいぶんと前に「静岡酒の会」で伺った店。(その会のは思うところあって記事にしてないんだけど、)久々に行ったら2階のお座敷が無くなってフローリングの小部屋、中部屋、大部屋と分かれた小粋なお店になっておりました。

而今を味わう会(第1部)

「而今」というのは三重県は伊賀の酒、たぶんこの蔵元の銘柄としては「高砂」の方が有名でしょうか。

090611而今の会01
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乾杯は今年の特別純米(濁り酒)ですが、本日の出品酒は13種類。酒肴&料理は10品となかなか豪勢です。
本日の料理

・そら豆 (塩茹で)
・鰻の肝の佃煮
・「伊賀牛」で牛しゃぶサラダ
・湯葉のオクラ和え
・紅ふじ鶏の焼き鳥(黒こしょう焼)
・おしんこ
・おさり酒蒸し
・鰻の白焼(山葵醤油仕立)
・鰻ひつまぶし
・つくね(たれ焼)

会費は6000円。

まぁこのお店は定期的に日本酒の会をやってるんだけど、HPを見る限りじゃだいたい全て「満員御礼」、長年の飲み仲間、「水鳥会のアイドル(笑)」ことEri様がほとんど年間予約だから参加できたような次第です。

(「アイドル」様は明日の「第2部」も参加なさるそうで(笑))

俺は「たまに」でいいけどね(笑)。

さて

酒の方は乾杯酒は会費と引替え(笑)、あとは自分で一升瓶を取りに行く手酌システム。

(13本並んでる写真は撮るの忘れた。。。というか新しい方のデジカメ壊れたんでここ最近のは10年ぐらい昔のを使ってる関係でどうもマトモに写真が撮れない、というか、起動やらなにやら遅いのでイライラするんで写すの減るし撮っても絵が納得いかないんよね。。。)

という訳で酒の方は飲んだ順で書きますと

・(03)特別純米おりがらみ9号酵母 H20BY
・(04)特別純米おりがらみ三重酵母 H20BY
・(10)純米吟醸おりがらみ 千本錦 H19BY

090611而今の会03

大宴会場の方にリスト(1)番の金賞酒を取られていたんで、んじゃとばかりにこちらはおりがらみシリーズで。

(3)特別純米おりがらみ9号酵母 H20BYは澱絡みとしてはスッキリとした印象、(4)特別純米おりがらみ三重酵母 H20BYの方はちょっと酒のカドを感じたけど、(10)純米吟醸おりがらみ 千本錦 H19BYはカドというよりコテッと旨味が乗ってて面白かったんで、この3本だと(10)が気に入った。
・(2)全国出品酒 H19BY(火入れ)
・(1)金賞酒 H20BY(火入れ)

続いて去年と今年の鑑評会出品酒。どっちも酒のカドがある酒飲み用って感じで、去年の方が若干落ち着いてるかな、って程度。
 でもこういうタイプが金賞酒になるってまた傾向変わったのかな、って気もしました。肉や鰻には合うけどね。
・(13)特別純米 9号酵母 H19BY(火入れ)
・(14)特別純米 三重酵母 H19BY(火入れ)

090611而今の会04

(写真の色が悪いね、気にしないでくださいな。酒のせいではありませんm(__)m Sorry!)

次に昨年醸造の火入れで特別純米の酵母違い。
 (13)特別純米 9号酵母 H19BY(火入れ)の方は燗酒向きかな。(14)特別純米 三重酵母 H19BY(火入れ)の方は既にしっとり落ち着いてますが。
 先の(3)と(4)の比較でもそうだけど、三重酵母ってどうも酒飲み向きに勝負してくる面白い酵母な気がします。
・(11)純米吟醸 山田錦 H19BY(火入れ)
・(06)純米吟醸 山田錦 H20BY(生)
・(09)純米吟醸 雄 町 H20BY(生)
・(05)純米吟醸 千本錦 H20BY(生)
・(07)純米吟醸 八反錦 H20BY(生)
・(08)純米吟醸 五百万石H20BY(生)

最後に残したのは純米吟醸の米違いシリーズ、最初の(11)だけ火入れで、後は生酒という趣向の比較です。

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(11)純米吟醸 山田錦 H19BY(火入れ)は全体としてクリアなのに甘く膨らんで一番美味かったと思います、本日の中で一番。

(06)純米吟醸 山田錦 H20BY(生)は丸いけど甘さが立ってしまってる印象、他方で(09)純米吟醸 雄 町 H20BY(生)はクリアに出来過ぎて平板な印象、でも酒らしさはある。

(05)純米吟醸 千本錦 H20BY(生)は辛口に仕上がってて酒飲み向きか。(10)のおりがらみにもこの米を使ってるところを見ると得意技なんでしょうか。

(07)純米吟醸 八反錦 H20BY(生)はちょっと捉え処なくて逃げた印象かな。もっとも(05)の次に飲んだ影響もあるでしょうけど。

ラインナップとしては最後の(08)純米吟醸 五百万石H20BY(生)もキレイに過ぎてちょっと仕込み水を感じるレベルに感じました・・・ってことはたぶんここら辺で既に味覚が落ちてきてるってことでしょうね(笑)。

どこでどの料理が出てきたかは記憶にありません(笑)。

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でも「伊賀の酒」の利き酒会に伊賀牛を合わせてきたりして料理にも気合いの入ってるお店ですな。

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平均的にどれも美味かった。

鰻の白焼きは昔は塩焼きだったそう(やっぱり日本酒の会なので覚えてません(笑))ですが、今回は山葵醤油仕立て、蒲焼きご飯の方は、やっぱり酒に合わせて中部地方の「ひつまぶし」でした。

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(あ〜ピントが甘いねぇ。やっぱデジカメ買い直すかねぇ。修理するより今は安いものね)

今回一番気に入った酒は・・・

(11)純米吟醸 山田錦 H19BY(火入れ)

090611而今の会07

でした。

この銘柄、生酒はあまり得意でないのかな、って印象を受けました。

まぁ正式な利き酒会と違って「飲んじゃう」から(笑)、どうしても最初に飲んだ酒、中盤に飲んだ酒、最後に飲んだ酒じゃ、こっちの感受性というか能力が変わってますからな。

またどこかで美味い而今の生酒に出会うでしょう。


とはいえ飲み過ぎってほどでも無かったので、この会が終わってから西日暮里の駅まで行く途中の飲み屋さん、やきとり たまりば 西日暮里店に酒飲み仲間3人で立ち寄ってビールだの揚げ物だの結構飲み食いして仕上げました。

まぁ「而今」の経験値は上がったし、酒肴いずれもおいしかった日です。

【雑】世間はGW始まった感じですな4

自分は一番忙しい時期ですが。

望む望まずに関わらず、なんでしょうが、16連休が始まる人も居るそうで。

平日の昼間なのに、いきつけの鰻屋さん(早稲田のすず金)の混み方が激しかったです。

(まぁもともと開店早々に全席が埋まる店なんですけど、いつもより早かったように思う)

2009_0424うなぎ01

2009_0424うなぎ02


大学の図書館もGWは閉館する日が多いのでチト不便な日々が始まる感じなんよね。

【食】あつた蓬莱軒の「ひつまぶし」4

日間賀島への天然フグツアーの帰路、ツアーの昼食(別注オプション)は名古屋の名店の「ひつまぶし」

なんでもこの店の登録商標らしい。

あつた蓬莱軒(本店)

あつた蓬莱拳01

名古屋名物「ひつまぶし」の「あつた蓬莱軒」
ぐるなび - あつた 蓬莱軒 本店 (蓬莱陣屋)
あつた蓬莱軒 本店(蓬莱陣屋) あつたほうらいけん - うなぎ、懐石・会席料理、鰻、和食、日本料理(伝馬町) [食べログ]

ツアーなので予約してあったお座敷にすぐに入れたが、開店時間の11時半より前に到着したのに既に待合室から人が溢れかえる程の満杯状態。

土曜日とは言え2,730円もするランチに凄い人気ですなぁ。

あつた蓬莱軒02

マトモな鰻屋である以上は客の顔を見てから作る訳だろうし、凄い混みようなので諦めもついたけど、かなり待たされたです。

半助も骨煎餅も鰻肝も無いのでビールが淋しい(笑)。

タイムスタンプを見ると20分待ってますな。

あつた蓬莱拳03
あつた蓬莱軒05

登場しました!「ひつまぶし」

ギッシリ詰まってますな。嬉しい。4分の1ずつ味を変えて食べて下さいとの御指示。

あつた蓬莱拳06

まずは「そのまま」

あつた蓬莱拳07

やっぱり名古屋の鰻は少々甘口です。

これだけだと量は食えないクドさがあるけど、ここで「ひつまぶし」の本領発揮、薬味出汁があるものね。

あつた蓬莱拳04

個々に用意されるのでなくて卓上に1グループ共通で置かれるので、団体旅行だと少々遠慮のカタマリになりますが(笑)、まぁそれなりにタップリあるのはアリガタイ。

で、2杯目は「ネギ、山葵、海苔を混ぜて」

あつた蓬莱拳08

いやなかなか。

クドいと思った蒲焼のタレの甘さも山葵や葱で中和することを考えれば頃合いのバランスなんですな。

さらに、3杯目は「薬味と出汁を掛けて」

あつた蓬莱拳09

うん。これもいいですな。

で、4分割した最後の4杯目は「3種類の中で一番好きなやりかたで」、ということで、出汁抜きの「ネギ、山葵、海苔を混ぜて」にしました。バランスが絶妙に思えたので。

なかなかココの「ひつまぶし」は美味かったね。

半年程前に「なまずや」のひつまぶしをこれもツアーで食べて、結構文句タラタラだったんだけど(笑)、今回は結構納得出来ました。「なまずや」では高い方のメニューとなっていた御飯の中段にも鰻の入ってるタイプがデフォルトだし、(というかツアー会社が同じような料金で前回は「ひつまぶし」を安い方にして「小鉢(酢の物)」を付けたんですな。ある意味ツアー会社の不見識です)、分量もこちらの方が立派。タレの甘クドさも微妙に下品にならないラインだし、結構良かったと思います。

しかし、どうも日間賀島のフグには鰻が付き物になってます(笑)。

前にプライベートで日間賀島に行った時も、その昼間に大須観音の「やっこ」で「うなぎの刺身」(厳密には湯引きだけど)を食ったし。

名古屋グルメも数々あれど、あまり強烈なのとか無駄に高いのとかは馴染めないのでそこらの兼ね合いでしょうか。

今回の「あつた蓬莱軒」の「ひつまぶし」は美味かったです。

周囲の人の食べきれなかった分も貰った関係で(笑)腹一杯になったので、食後の熱田神宮への参拝がイイ運動で心地よかったです。

あつた蓬莱拳10

思ってたより大きくて立派な神社ですな。街中なのに静謐だし、参拝客も多くて賑わってました。

あつた蓬莱軒 本店(蓬莱陣屋) (あつたほうらいけん) (うなぎ / 伝馬町)
★★★★ 4.0

【食】かぐら坂 志満金の鰻4

創業130年という神楽坂の鰻屋さん。

後述する、とあるツアーの会場として訪れた次第。

酒肴料理は丁寧な仕事もしてありそれなりに美味かったし、看板の鰻の蒲焼きは甘すぎず辛すぎずでアッサリ目に焼き上げてあってこれも納得。

ちょっと御飯が軟らかいのが不満かな。ここらは好みの問題だけどねぇ。高齢のお客さんが多いのかも知れない。

かぐら坂 志満金(しまきん)

神楽坂志満金鰻01

ぐるなび - かぐら坂 志満金(しまきん)

旅行会社のイベント料金の中に含まれてしまってるので詳細は不明だが、価格と内容から推測するに

幕の内 松花(3,500円)+うな重 月(1,700円)

ぐらいじゃなかろうか。

神楽坂志満金鰻02


まずは酒肴となる幕の内らしき箱を開ける。

神楽坂志満金鰻03a

季節感を演出した綺麗なもの。

神楽坂志満金鰻03b

奥が膾、手前が紅葉麩、絹さや、衣かつぎ、南瓜、飛竜頭などの炊き合わせ。

江戸前の料理にありがちな「クドい甘辛」でなく比較的上品。

他の料理もそうだが、醤油辛さは控えめだが、甘味は関西よりは強めに思う。

神楽坂志満金鰻03c

帆立、白身魚(鰆?)の味噌焼、甘藷の銀杏揚と銀杏、八幡巻、出汁巻、鶏肉煮凝寄、筆生姜。

どれも細かい仕事がしてあって好感は持てます。

メインの鰻の方

神楽坂志満金鰻04a
神楽坂志満金鰻04b

前述したが、アッサリ目に焼いてあってこういう鰻は結構好き、だけど、御飯が軟らかすぎに思えた。

神楽坂志満金鰻04c

吸い物の中の湯葉に細かい仕事がしてあるのが老舗らしくて小粋。

【食】なまずやのひつまぶし(名古屋)4

昼食はツアーのオプションになってた名古屋の老舗。

なまずや

なまずや01

前から気になってたんだけど、ちょっと中心部から離れてるので不便に思えて避けてたお店。

バスツアーだと送迎してくれるから有りがたいけど、3700円のオプション料金払ってるもんね。

内容はツアー独自のメニューらしいが、内容はシンプル。

櫃塗し(@2250)、「特」だと鰻が2段になって2900円だけど、1段だけだったから安い方ですな。

なまずや05

それに「上海月の酢の物」(@750)が付いてサービス料10%勘定すると3300円相当の内容ですな。

「400円ツアー会社にボラれた!」(笑)


(最近多いんだよね、案内の内容と料理が違ったりとかが、この会社)

まぁそれなりだからいいけど。

なまずや02
なまずや03
なまずや04

鰻蒲焼としては「まぁまぁ」ってとこですかな。少し甘辛が強く感じるけど土地柄なればこそだし、「ひつまぶし」として鰻茶漬(というか「出汁ぶっかけ」ですな)で食うには丁度いい塩梅だと思う。

「櫃塗し」(ひつまぶし)、要は
1.鰻重
2.鰻重の山葵・分葱・海苔添え
3.鰻茶
と味の変化が楽しめるし、同じ分量の鰻でも御飯がたくさん食べられるというメニュー。

で、ここは「櫃塗し」向けに焼き上げた鰻の蒲焼だと思います。

回しかける出汁を味見してみると薄味の精進出汁の感じ。

そうして見るとチャンとバランスは取れてるんですな。


個人的には鰻重としてはもう少しアッサリ目をキリッと焼き上げた方が好き。

山葵乗せなら白焼きで食いたい。

鰻茶は番茶も旨いよ。

で、「櫃塗し」ねぇ。。。まぁまぁかなぁ。(大阪人だからね)

【食】二の丑の日4

馴染みの早稲田 すず金は「土用の丑の日」はお休み。

今年は二の丑まである年で、それが昨日でお休み。

「鰻供養のため」ね。

土用の丑の日の習俗としては、もともとは「う」の付くモノを食べればいいだけなので、昨日はドンで済ませ、まぁ一日遅れで「やっぱり」ナギ。

二の丑の日

単に好きなだけだけど(笑)。

そういえば「土用」ってのは季節の変わり目、立秋だけでなくて「立●」前のの2週間あまりのことだから、春夏秋冬ある訳だし、2週間あまり(18日間程度)の間に巡る十二支の「丑」の日が2回有れば二の丑の日も有るんだけど、夏の初めの丑の日しか騒ぎませんな。

十干十二支の書いてあるカレンダーも減ったね。

まぁ年中ウナギ食ってる方なので、自分もあんまし季節感のある方じゃないけど(笑)。

【食】岡谷名物 信濃屋うなぎ弁当4

明日からも飛騨路・木曽路の旅なのだけど、バスツアーの接続の都合でひとまず東京に戻ることに。

渋滞への備えの意味もあって、オプションで頼んでおいた夕食用の弁当。結局は自宅に帰ってから夜食に食ったんだけど。

岡谷名物 うなぎ弁当

岡谷うなぎ弁当01
岡谷うなぎ弁当02

うなぎ蒲焼弁当・岡谷駅弁[駅弁の小窓]
岡谷のおいしいうなぎのお店
岡谷鰻※ 県外協賛1号店
駅弁〜うなぎ弁当

岡谷うなぎ弁当03
岡谷うなぎ弁当04
岡谷うなぎ弁当05

冷めてから食った訳だけど、炭火で香ばしく焼き上げられていて、中はふっくらとしてタレは甘諄くなく、御飯も固めで粒が立ってて鰻に良く合ってる。

ふむ。さすが名物。うなぎ弁当としてはほぼ満点かな。

岡谷ねぇ。覚えとこう。

【食】土用の丑には早いけど4

今年の土用の丑の日は7月24日だそうで10日も早いけど、この店はその当日は「鰻供養につき休業します」だそうで、まぁ夏場には精の付く鰻、と平賀源内の陰謀に乗せられるのもいいでしょう。

いつもながらに行きつけの鰻 すず金(早稲田)

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開店早々に入店しないと有り付けない鰻肝とビールも付けて。

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肝吸いもね。

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まぁ食べ物に不安の多い昨今、信用出来る店で食すのが一番か。

【食】焼鳥屋みたいな鰻屋(渋谷、元祖うな鐡)5

創刊号から買ってる高めのグルメ雑誌「dancyu」で、見るからに美味そうで他には見掛けないタイプの「焼鳥屋みたい」なウナギ料理屋を見つけたので渋谷までオデカケ。

元祖うな鐡

うな鉄01

店舗HP
食べログうな鐵 (うなてつ)

何が「焼鳥屋みたい」かと言えば、この店、普通の鰻重・鰻丼も有るものの、メインは串焼き、それもウナギの部位別の串焼き。

つまり焼鳥屋がネギマだの笹身だのレバーだのと部位別に分けて出してるのと同じ感覚で、ウナギを部位別に味わえるとのこと。

よって卓上のメニュー板もこんな感じ。

うな鉄02

Aコースが野菜焼4本を加えたフルセットの12本。
Bコースが鰻串焼のみの8本セット。
最低は5本からの注文らしい。

2人で行ったので、A・B一つずつ頼む。

で、待つ間の酒肴に一品料理。

うな鉄03

こちらも結構充実してます。

うざく(@350)

うな鉄05うざく

胡瓜嫌いなのに昔からコレだけは食えるんだよね。
この店のは鰻がシッカリ焼き締めてあるタイプ。

肝ポン酢(@350)

うな鉄06肝ポン酢

こんなに綺麗に鰻の肝だけ料理してあるの初めて見た気がする。
上手に処理してて美味いです。

串焼きへの期待が高まります。

料理受の酒、日本酒なども種々揃ってるみたいだけど、今日は料理がメインなのでほとんど生ビール。

うな鉄04

ジョッキまで店名入りなのが気合の表れか(笑)。

そうこうしてるウチにメインの鰻串焼コースがスタート。

写真奥から

1.カブト
2.きも
3.短尺

うな鉄07カブト、きも、短尺

 1.カブトは、鰻の頭、関西で言う「半助」だけど、ここのは蒸してから焼き上げてあって、柔らかいのに骨ごと食える面白い仕上がり。
 2.きもは、鰻の内臓全部まとめてのタレ焼き。一般の鰻屋で出てくる「肝焼き」がコレですが、タレがクドくなくて素材が細かく味わえるのがココの特徴に思います。コリっとした歯応えと胆嚢の軽い苦みが酒の肴に面白い。
 3.短尺はいわゆる蒲焼きを小さく切って串に刺した感じですが、一層アッサリ目のタレで焼きも固めに仕上げてあって歯応えを楽しめます。

4.くりから

うな鉄08くりから(腹身)

 4.くりからは剣に巻き付く蛇の図「倶利伽藍」になぞらえた命名で、鰻の腹身、鮭のハラスなんかと同様に脂っぽい部分なのでヘビーな食感ですが、それを山葵醤油で受けてバランスを取ります。すごく美味いけど何本もは食えない感じ。

5.串巻
6.ひれ

うな鉄09(ひれ、串巻).jpg

 5.串巻は、先の腹身の反対側、鰻の背肉を蒸さずにタレで焼き上げたもの。こっちはこっちで歯応えを強くしてあって旨味とのバランスが良い感じ。
 6.ひれはもともと魚臭の強い背びれ部分だそうで、その臭みを消す意味合いかニラと一緒に巻いて焼き上げて有ります。普通の魚で言うと縁側なんだろうね。面白いバランス。

7.ばら身
8.ればぁ

うな鉄10(ればぁ、バラ身)

 7.ばら身は獣肉で言うところのカルビ、あばら骨の周囲の肉ですが、鰻というヘビみたいな構造上からして運動量の多い部位と言うことで、獣肉と違ってむしろ身が引き締まってます。小骨の歯応えも面白い塩焼き。
 8.ればぁは鰻の肝臓だけを7〜8匹分もまとめて刺した塩焼き。内臓全部では気付けなかったレバー独特の甘さ・旨さがイイ感じです。

9〜12.野菜4種

うな鉄11(野菜焼4種)

 分葱、椎茸、銀杏、獅子唐。ギンナンはリピートしました。

これで串焼き全種です。
 次回は鰻串だけのBコースに、銀杏付けて、あと短尺、串巻、ばら身、ればぁをリピートかなぁ。

今回は初めてだったので他の一品料理も味わう方向にしました。

うなぎ西京漬(@550)

うな鉄12(西京漬)

これは予想以上に美味かった。さすが数量限定って言うだけのことはあります。

うなぎ塩焼(@400)

うな鉄13(塩焼)

最後はアッサリと塩焼と焼酎で締めました。

さすがに満腹になったので、御飯モノまで一気に食えず(着席から2時間という時間制限もあるので)、鰻重は持ち帰り弁当にして、吸い物だけ。

肝吸い

うな鉄14(肝吸い)

昆布出汁だけ?アッサリ目ですが、鰻をタップリ味わった後なので、むしろこの淡泊さがアリガタイかな。


ホント、鰻の各部位を料理法を細かく変えて味わいを引き出しているので、見事だと思いました。


で、持ち帰って夜食にしたうなぎ弁当

うな鉄15(鰻弁当)a
うな鉄15(鰻弁当)b

電子レンジ対応の器、アッサリ目の味付け、なるほど仕上げも見事。

たぶん串焼き食って食事は弁当って自分みたいな客が多いのかもね。

うん。美味かった。意外に安上がりだったし。

また行きます。

【食】早稲田すず金の鰻も値上げ4

馴染みの鰻屋さん、早稲田 すず金

11時半の開店を待って飛び込む。

いつもの鰻重と肝焼と肝吸。もちろんビール。

080402すず金01
080402すず金02

鰻重、鰻弁当(持ち帰り)は、今日からそれぞれ100円値上げしていた。

アッチもコッチも大変なんだね、昨今。

【食】抜歯の翌日は「精の付くもの」4

昨夜親知らずを一本抜いた。

普通は20代くらいで腫れて抜くそうだが、高校出たばかりの頃に1本抜いたきりで残ってた1本が先週ぐらいから腫れてきた。

しばらくは自前の鍼灸で誤魔化してたけど限界有るので抜歯。


にしても最初に抜いた時は若かったから2時間後には飲みに出てたんだけど(おぃ!(笑)まぁ時効時効!)、イイトシして抜くと疲れるね。

歯医者さんに「今日は飲んじゃダメ!」って釘を刺されたんだけど、言われるまでもなく昨夜は大人しく寝ました。


さて一夜明けて昼食。

化膿止めと痛み止めを飲んでるとは言え、まだ傷口が開いてる感じだし、口の半分しか使えない感じ。

でも体力付けないとなぁ、ってんで鰻。

鰻重なら結構柔らかいもんね。

でも刺激物も怖いので山椒は遠慮がちに。。。

早稲田すず金の鰻重+肝吸&肝焼

翌日の鰻01
翌日の鰻02

さすがの老舗で人気店、開店早々、15分目ぐらいに入ったんだけど、肝焼は既に1本しか残っていませんでした。

開店20分ぐらいで満席になって、待合い席にも表にも順番待ちのお客さんが列を成してました。

翌日の鰻03

そりゃまぁ肝吸は1匹分の肝で済むけど肝焼は大量に使うものね。
 要は「肝吸を頼まない人」の人数分だけが肝焼きに回るんでしょうが、天然鰻がこの値段で食べられるこの店だから、判ってる人なら頼むよね、普通。

翌日の鰻04

で、これだけの鰻だもん。

やっぱビールは飲んじゃいました(笑)。

---

追記:翌日医者に検査に行ったら医者も驚く程に既に傷口は塞がってました。鰻と麦酒のおかげかも(笑)?

【食】猛暑・酷暑には鰻だね4

連日無茶に暑い。

8月に入ってから25度を昼夜通して下回ってないとか。

こう暑いと「精の付くモノ」って訳で

いつもの「すず金のうなぎ

070813うなぎ01
070813うなぎ02

今日のは一部黒ずんでるけど、まぁ味には影響してなくてチョットしたご愛敬ということで。

やっぱりここの鰻は美味いです。

【食】丑じゃないけど土用だし鰻5

今年の土用の丑の日は先月の30日だった。

平賀源内の陰謀と言われようと
鰻の旬は冬だと言われようと
暑い最中の鰻は美味い気がする。

いつも行く早稲田のすず金

この店は「(夏の)土用の丑の日」は鰻供養ってんで休みにする。

でまぁそれを外して何となく今日(辰の日ですが)。

土用でうなぎ01
土用でうなぎ02
土用でうなぎ03
土用でうなぎ04

1500円の方の大盛りに肝焼と肝吸い付けて。

この店の鰻は国産(昔は天然のみだったけど今どうか知らない)だしこの御時世でも安心して食える店。

やっぱ夏場の鰻の蒲焼って好き。

ちなみに冬場は鰻の白焼で酒でも飲みたいね。

【食】元気のないときはウナギでも4

元気の出ないとき、まずは胃袋から。

で、昼食にお気に入りの鰻。

鰻 すず金
Livedoor東京グルメ

およそ一ヶ月ぶりか。

今日も肝焼鰻重の「5」で。

すず金鰻01
すず金鰻02
すず金鰻03


美味しいモノ食べると元気が出ますな。

人間が単純に出来てるのでしょうか(笑)。

【食】早稲田の鰻すず金4

早稲田の老舗鰻屋さん。

創業明治10年、武家から鰻屋に。
(あ、経歴はウチの先祖と一緒だ)

早稲田の歴史より前から有るお店ですな。
で、大学と共に在り、
漱石なんかも通ってたと。

最初は鰻割烹だったのが戦中戦後の休業を挟んで昭和の後期に蒲焼きと鰻重の専門店に。

そんな店だそう。


仕入れた限りの天然鰻を
朝から割いて蒸して焼いて
昼間から。売り切ってオシマイ。
だいたい夕方遅くには店仕舞い。

そんな店だったように思う。


突然休業したので店を畳んだのかと思ってたらビルに建て替えて新装開店。

鰻 すず金
Livedoor東京グルメ
Yahoo!グルメ(クチコミ)
blogうなぎ大好き日記
食べログ

すず金01


何でも夜は営業しなくなったらしい。
店のキャパは倍以上に拡げたのに
11時半〜2時のランチタイムだけというのも強気だ。

火曜日定休。

(あと「土用の鰻の日」は鰻供養でお休みだったはず)

値段は改装前と一切変わってないのだから畏れいります。

このお店の符丁。

「2」といえば並の鰻重1200円、
「5」といえば上の鰻重1500円。

持ち帰りはたしか「3」と「6」。

サイドメニューはせいぜい漬け物と鰻肝焼ぐらい。
肝焼は売り切れ御免なので先に頼む。

すず金02

フックラだけどシッカリで美味しい焼き上がり。



うな重の「5」

すず金03


値段のウチだったと思うが肝吸い

すず金04


ここの鰻は関東風の中ではかなり好きな方です。

すず金05


御飯は固めでシッカリしてる。
反面、鰻はかなり柔らかく蒸し上げてあり
表面は香ばしく焼き上がってるのに中はフンワリしてる。

タレも関西人からしてもいい感じ。

(関西の方が鰻のタレは一般に濃いめだと思う)

ときどき来ます。

【食】うなぎの伊勢定(東京大丸店)4

高野山〜熊野三山〜伊勢神宮という
「ありがたい」神社仏閣めぐりのようでいて、
結局は海鮮を堪能できたという
「ばちあたり」な旅(笑)から東京駅に着いたのが夜の7時頃。

重たい荷物を背負ってあまりウロウロはしたくないので東京駅のエリア内で夕食を、と考える。

肉料理に飢えて居る身、
八重洲地下街でワリとよく行く豚しゃぶ屋「角や」を訪れたが丁度夕食時間帯のためか満席。
〜厳密には別のエリア「キラピカ通り」に属するらしいが、「ラーメン激戦区」に隣接してる〜
(この店って多業態展開のフードチェーンデリシャスリンクの一店なのね)


う〜ん、和洋中だと和食なんだよなぁ、ってクチになってたので散々悩んだ挙げ句、魚は魚でも川魚、鰻屋に行くことにした。

となるとこのエリアだと東京大丸の8階に有る鰻の老舗(といっても支店だけど)。

日本橋 うなぎ 伊勢定(リンク先は本店)
060927伊勢定店舗外観


ここも何度か来てるけど、まぁ美味い方。

でもデパート出店の外店だからなのか
サービスの方は客の回転を上げようとスピード重視の合理性追求の感が有る。

今回も
着席時に生ビールとうざく煮凝りう巻きを注文、
(肝焼、肝煮は売り切れていた)
それと鰻重を頼んだのだが、
う巻きより先に鰻重を持ってきたので少々モメた。

この店は高級店の部類。
自分の頼んだ鰻重は6ランクの上から2つ目、
」で3,990円(肝吸い付)、
同行者は小食だったので一番下の「」だが
それでも肝吸い無しで1,890円する。
肝吸いは鰻重に欠かせないと思うので別注、
つまりは一番安いのでも2,100円する鰻屋となる。
(価格はHP参照による本店のもの。以下同じ)

これだけの値段を取る以上は「真っ当な」店でなければ許されない。

「真っ当な」鰻屋なら
一緒に受けたオーダーの組み立てを読んで、
酒を飲んでる客への鰻重のタイミングは
酒の肴を出して、一呼吸置いてから出すべきだ。


本式なら割き立て・焼き立ての鰻を使う鰻重が一番時間が掛かるので、
自然とそうなるハズが故の鰻屋の心得に思う。
一から割いてるとは思わないけど
それが鰻屋における店と客の在り方だ。

「鰻重は、いつお持ちしましょうか」とか
う巻きに特別に時間が掛かるのなら
(そうとも思えないが)
「先に鰻重をお出ししても宜しいですか」とか聞くのが「真っ当な」接客態度である。

フロアにその疑問を伝え、
鰻重う巻きが出されるまで蓋を閉じたまま一切箸を付けなかった。

ので下の写真は、残念ながら「少し冷めた鰻重」となる。

伊勢定うな重「桜」
060927伊勢定重箱外観
060927伊勢定うな重「桜」


うざく(998円)、煮凝りう巻き(1,260円)も鰻を贅沢目に使っている。
う巻きは少々卵焼きの部分が甘かったが、これは関西と関東の好みの違いとも言えるので、まぁそんなもの。

鰻重のこの鰻もなかなかいい。

伊勢定の鰻はタレが甘過ぎないので素材が生きている。

そのおかげで判ったのが「松」と「桜」の大差。

鰻の大きさの違い+α、
という程度だろうと思っていたが
同行者が小食なため「松」も少し食べてみて驚いた。
まったく別物といえるレベル。

安い「松」の方でも
「普通の江戸鰻の旨い奴」とは言える。
脂が乗っていて香ばしさと膨らみが同居して「いかにも」江戸の鰻料理だ。

しかし

高い「桜」の方は
身が分厚いのはもちろん、
脂は十分に乗っているのだけど脂っこさはあまり感じさせず、
その分、魚としての旨味が抜群に強い。
ふっくらとした白身魚の風味である。
旨味は芯の通った強いもので、脂ではなく旨味で満腹になる。

伊勢定の鰻は養殖物だそうだけど
「松」と「桜」じゃ産地すら明確に区別しているんじゃなかろうか。
違う客層に対する料理のつもりで出しているのだろう。

しかし・・・
こんなに味のタイプが違うのに
メニューに違いを一切書いてないのは不親切極まりないなぁ。。。
(やっぱりそういう悩みを書いてるBlogも有るね)

落語の『目黒のさんま』よろしく鰻料理にとって脂の乗っていることはマイナスではない。
むしろそれを求めて鰻を食べる人間だって少なくないはずだ。
だから
」タイプを
「脂の乗った上質の鰻を熟練の技でふっくらと仕上げました」
」タイプを
「脂っこいのは苦手だけど旨い鰻を食べたい方に」
とか
客が選択する目安になるような宣伝文句の一つでも
メニューの名前と値段の下に書き添えて欲しい気がする。

どっちも美味いけどね。


ユーザーフレンドリーというか、客のことを第一に考える姿勢というか、そういうのがねぇ。。。

東京の高級料理店や老舗にありがちなんだよね、こういう面が欠けてるの。

「旨けりゃいいだろう」とか「判る客だけ来ればいい」なんて店を、低姿勢で甘やかす客が多いのが問題なのかなぁ、なんてことも思う。
(自分みたいにすぐに噛みつくのもどうかと自省はするけど(笑))


まぁ自分は「桜」だったし、味に文句は無いです。

ただ関西の料理屋の末裔からすると、老舗の矜持、あるいはサービス精神が足りないと思えるだけ。

気にしなければ悪い店じゃないよ。
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道楽者の自己紹介
るみん
大阪出身。納豆とネギが嫌い。
キュウリもダメ。肉食の大食。
お酒は日本酒を中心に幅広く。
音楽は上々颱風を中心に幅広く。
趣味は旅行と料理。
特技は武芸十八般。
大阪、東京、千葉、茨城を経て、現在はまた東京在住。いい歳。
メッセージ
 ここ4年間ほどブログを休んでいました
m(_ _)mが、本日復活です♪

 通算すると、開設して10年が過ぎました。ここは「酒と食べ物」を柱として、自分の体験と思考を並べてあるサイト「道中道楽」メインBlogです。古い料理屋の家に生まれ育ち、日本中を旅してきていますので、作る側の気持ちと客側の気持ちの両方が判るつもりですし、日本各地の特色などを考え、できるだけ「良いところを探す」ことを心掛けています。

 「酒と食べ物」以外では、芸能や芸術のレポや旅行記、商品モニターなど様々。いずれも人の営み、貴賤高低は無いと考えている男の雑文に過ぎませんが、その中の何かが誰かに少しでも意味があるとしたら幸いに思います。

   2015年8月29日


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