2006年04月12日
【食】京の老舗「和久傳」の技
京都の美山山荘に花見に行く知人があったので、
京都の老舗料亭、和久傳の「おもたせ」(御弁当)を頼んだ。
「お早めに」じゃなくて「すぐにお召し上がり下さい」とのことなので豪勢な夜食となった次第。

明治3年創業の京都高台寺の懐石料理のお店。
弁当は予約注文だし第一少なくとも京都まで行かないと買えない。
(御菓子や和煮などは東京でも買える場所がある)
ちょうど一年前にも貰って食べたのだが
あまりにも値段以上に贅沢な内容だったので
今回も是非に、となったもの。
「鯛ちらし 二段」(4725円)
あまりの贅沢なので夜中の道楽にふさわしく写真に撮ったりしてタップリ楽しんだのでその記録であります。

さていよいよ御対面。

この通り4725円の弁当は包装紙の上からでも威圧感有ります(笑)。
包みを開いて広げると

二の重は鯛ちらし、一の重は盛り沢山な季節の盛り合わせ。
一の重の深さがポイントで、
この弁当の凄いところは
この中に20種類ぐらい料理が盛り合わされてるところにある。
まず二の重。

軽い酢飯の上に切り昆布を敷いて木の芽を散らし
鯛の昆布〆を敷き詰めてある。
上には酢橘(スダチ)2枚と茗荷の酢漬け。

さてお楽しみは一の重。
何と21品も美しく詰め込まれてる。
味の干渉も無い。無駄な仕切りも無い。
盛り合わせの妙技。




思わず頂上に乗っていた空豆を食べてから
「そうだ!全部写真に撮って何品有るか数えてやろう!」
って思いついた。
だって食べるだけじゃ勿体ない凝った御弁当なんだもの。
酔狂な夜中の道楽ということで少しずつ掘り起こしながら味わっていった。
美味かった〜けど夜中にアホですな(笑)。

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懐石料理―基礎と応用
やさしい懐石料理 炉編
懐石料理の知恵
やさしい懐石料理―弁当・点心
中村楼の茶懐石―京料理の老舗がつくる味と技
京懐石 近又
たん熊の茶懐石―風趣あふれる京料理から
かわり懐石―京の料亭・食材の徹底利用
京の茶懐石
京の料理〈1〉老舗歳時記
京の料理〈2〉老舗歳時記
京都人だけが知っている 本物の京の老舗144
京老舗―洛中洛外
京の味―老舗の味の文化史
京都通 行きつけの老舗
京都の老舗料亭、和久傳の「おもたせ」(御弁当)を頼んだ。
「お早めに」じゃなくて「すぐにお召し上がり下さい」とのことなので豪勢な夜食となった次第。

明治3年創業の京都高台寺の懐石料理のお店。
弁当は予約注文だし第一少なくとも京都まで行かないと買えない。
(御菓子や和煮などは東京でも買える場所がある)
ちょうど一年前にも貰って食べたのだが
あまりにも値段以上に贅沢な内容だったので
今回も是非に、となったもの。
「鯛ちらし 二段」(4725円)
あまりの贅沢なので夜中の道楽にふさわしく写真に撮ったりしてタップリ楽しんだのでその記録であります。

さていよいよ御対面。

この通り4725円の弁当は包装紙の上からでも威圧感有ります(笑)。
包みを開いて広げると

二の重は鯛ちらし、一の重は盛り沢山な季節の盛り合わせ。
一の重の深さがポイントで、
この弁当の凄いところは
この中に20種類ぐらい料理が盛り合わされてるところにある。
まず二の重。

軽い酢飯の上に切り昆布を敷いて木の芽を散らし
鯛の昆布〆を敷き詰めてある。
上には酢橘(スダチ)2枚と茗荷の酢漬け。

さてお楽しみは一の重。
何と21品も美しく詰め込まれてる。
味の干渉も無い。無駄な仕切りも無い。
盛り合わせの妙技。




思わず頂上に乗っていた空豆を食べてから
「そうだ!全部写真に撮って何品有るか数えてやろう!」
って思いついた。
だって食べるだけじゃ勿体ない凝った御弁当なんだもの。
酔狂な夜中の道楽ということで少しずつ掘り起こしながら味わっていった。
- 第1層
- 空豆
- 菜の花
- 海老
- 筍
- 莢豌豆
- 蓮根
- 小茄子
- 蛸の柔らか煮
- 鮑
- 里芋
- 焼き鮭
- オクラ
- イカの黄金焼
- 鯛?の南蛮漬
- 高野豆腐
- 生麩の胡麻化粧
- 焼豚?
- 牛蒡の八幡巻
- 出汁巻
- 薩摩芋
- 南瓜

第2層

第3層

南蛮漬は鯵にしては淡泊で身もシッカリしてる気がするので鯛じゃ無かろうか。
第4層

第5層

やはり玉子焼は「こうでなくっちゃ」と思う。
無駄な甘みが無くふぅわりと柔らかい。
美味かった〜けど夜中にアホですな(笑)。

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京の茶懐石





