2007年03月18日

【食】クセになる辛さの四川料理 5

原宿でドラリオンが終わったのが7時。
小岩の四川料理の店を8時に予約してあった。

前に来たのは昨年末の歌舞伎の帰り、3ヶ月ぶりぐらいだが、この店の辣子蝦が無性に食べたくなった。

四川料理処 珍珍(ぜんぜん)
珍珍00(店舗外観)

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この店は
辛いものが苦手な人は近付かない方がいい。
辛いものが好きだと言う人は是非に訪れた方がいい。

予約してからね。

クセになる料理と言えばいいのか、他では食べられない味というのか、とにもかくにもリピーターが多くて予約しないと入れないことが多い。
仕入れの都合や仕込みの都合もあり、空席があっても予約分以外は既に店仕舞ということもある。

特に名物の辣子蝦は少なくとも前日に予約しないと仕込の都合で食べられないというのだから、予約は必須なのであります。

今日は「辣子蝦は入れて、それ以外は前回と違うモノをお任せで」予約してあった。

そんな日のメニュー。

1.蛸と胡瓜の前菜
歯応えのいい茹で蛸と胡瓜を香りラー油で和えた前菜です。

珍珍01(蛸と胡瓜の前菜)

ここのラー油は香りがいいんだよね。

2.辣子蝦
待ってました!の辣子蝦。
酒に漬け込んだエビを唐辛子を増量した香りラー油で炒めた逸品。

珍珍02(辣子蝦)
珍珍02a(辣子蝦)

そうそう、これよこれ(笑)!

こればっかり山盛りでもいいぐらい、と言いたいところだけど、このお店、同じような料理に思えるのに、一つ一つが味や香りが違うんだよね。微妙なバランスが上手いお店。

でもあくまでも「四川家庭料理」なんです。
四川省の省都、重慶出身のママさんが作る料理。

重慶の家庭料理は半分ぐらいは辛いんだってね。
子供の頃から少しずつ慣れていくので小学生ぐらいでも結構辛いもの食ってるんだとか。
そうね、そこらの激辛グルメなんかとは一線を画した年季の入った旨辛さです。

3.馬鈴薯と緑ピーマン炒め
珍珍03(馬鈴薯とピーマン炒)

少しクチの痺れを収める感じの優しい味。
でも辛くない訳ではありません(笑)。

4.蕨と韮炒め
珍珍04(蕨と韮炒め)
珍珍04a(蕨と韮炒め)

これも変わり種です。
2枚目の写真は素材を分解(笑)。
日本の季節モノってイメージのワラビも四川料理にするとこうなるんだね。
ニラと赤ピーマン、そして唐辛子が味をまとめてます。

5.豚頬肉の冷製
珍珍05(豚頬肉の冷製)

これはなかなか手に入りにくい豚の頬肉を冷製にしたもの。
肉は肉で味と弾力からかなり旨いのですが、
何よりも付けて食べるための香味粉が抜群。

珍珍05a(豚頬肉の冷製)

これはこの店のラー油の基礎素材+αだそうですが、山椒や胡麻の香りが素晴らしい。

この粉末だけ持ち帰りに欲しいな、という気もしたけど、こういう料理はここで食べないとね、と思い直し断念。

この店のバランスがいいんだものね。

6.四川厚揚と葱炒め
珍珍06(四川厚揚と葱炒め)

この厚揚げ、日本の普通のより少し硬めで旨味もシッカリしてます。
高野豆腐をスライスして揚げたような凝縮した旨さ。

7.鯛とターサイのスープ
珍珍07(鯛とターサイのスープ)

仕上げは鯛の煮物というか汁物。
青海苔か何かかと思ったら中国野菜のターサイの漬け物だそう。
辛みの上に酸味があって酸辣湯ってイメージでしょうか。

そうそうここの唐辛子が辛いだけでなくて旨味もあるのは唐辛子も漬け物にしてから使ってるからだそう。なるほど発酵食品ってのは各国奥深いですからね。

化学調味料などは使わずに素材の持ち味を活かして組み合わせて旨味を作り出すワザはなかなか他で味わえないと思います。

素朴だけど楽しめる料理。

ママさん先月帰省してたそうで、重慶で買って帰ってきたらしい重慶のお酒を飲ませて貰いました。

珍珍08(茶酒)

重慶星湖茶酒
度数28度のコウリャン酒で、
クコやサンザシ、赤ナツメと茶葉を加えた微かに甘い薬酒って感じ。
アジア系の色んなお酒に慣れてないとダメかな?
俺はこういうのも好きですが。

これをワイングラスに正一合ぐらい飲んだ以外は生ビールを1人5〜6杯飲んだかな?
で、2人で1万6000円そこそこ。

珍しいモノ食ってるし安いと思います。

まだまだ他にも食べてみたいモノ有るんだよね。

珍珍09(メニュー)800600(拡大可)

どうも「おまかせ」にしちゃうんだけど(笑)。
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ruminn_master at 2007年03月18日 22:08 【食】クセになる辛さの四川料理コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加


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