2007年07月23日
【食】地魚専門寿司しばらく(酒田)
酒田の街はかれこれ10回ぐらい来てると思う。
もちろん上々颱風のライブで訪れたのも勘定に入るけど、それ以外にも天童(出羽桜)や東根(十四代)の蔵元を訪ねた帰りに最上川を下って仕上げて帰ったり、新潟や秋田に旅行した時に足を伸ばして立ち寄ったりと結構好きな街のひとつ。
この寿司屋は1年ぶりかと思ってたら2年ぶりだったらしい。
前に来たのはここ酒田で上々颱風のコンサートがあったとき。2005年8月28日のこと。
ここで食った「生の蝦蛄」が印象深かったからね。再訪を狙ってた。
参加したツアーは今日は酒田観光で、旧本間亭とか見たところばっかりだったし、ツアーを一時的に抜けて再訪。
前日に電話予約しておいて港からタクシーで。
寿司 しばらく

・公式HP
・ALLNECT
・Yahoo!グルメ
・庄内グルメマップ
・酒田観光物産協会
・Livedoor東北グルメ
・じゃらんnet
・庄内グルメ小僧
・Blogトーキョーワッショイ
暑かったのでもちろん入りは生ビール。
ここはその日に入った魚が基本の店なのでアラカルトでなくてコースで。
というか
この店のオヤジがいわゆる「がんこ」「へんこ」なのは前回来た時に判ってたからね(笑)。そういう店は腹具合と懐具合を告げて「おまかせ」に限るって訳です。その方が勝手なワガママ言うよりは旨いモノに有り付けます。
まぁ、あくまでもその店の頑固オヤジと相性が合えば、だけどね(笑)。合わない人は耐えられないでしょう。
でもね、総じてマトモな飲食店は「がんこ」「へんこ」オヤジがやってることが多いです(笑)。ついでに言えばフロアとか女将さんとかが横柄な店はロクでもない。職人が頑固なのは裏付けさえあれば問題ないと思います。
そしてこの店はオヤジが講釈打つだけのモノをリーズナブルに食わせてくれる店。
今回も最上級お徳用の「じゃらんコース」(3000円)+αにしました。
お通しは焼茄子。
夏の酒田に来たのだから、と、別注で岩牡蠣。

臭みは皆無で旨味が有る。
コースの最初はもーよから。

ハタの一種らしい。
次にアラが出て3つ目がフグ。

白身の魚って寿司にすると見た目は似たり寄ったりなんだけど(それもあって全部を写真には撮ってません。ピントも合いにくいし、何より食うのに忙しい(笑))、食べると歯応え、香り、旨味の所在がそれぞれに異なって面白いです。
ここで口を変える意味なのか味噌汁。
海老の出汁に白身のツミレか。落ち着きます。
続いて酒焼きしたアワビ、
固有種のオキニシ貝、
肝をネタ下に隠したアンコウ。
そしてガサ海老。

甘海老や牡丹海老なんかよりずっと旨味が強いです。
この海老、酒田東急インのル・ポットフーのスープが今や全国的に(季節限定で通信販売もしてるので)有名ですが、もともと同店にガサ海老を推したのはここの大将らしい。
続いてサワラ、ワラサ。
そしてノドグロ。

上に乗っているのは生の肝。
ノドグロ自体は北陸に旅するとよく食うけど、さすがにこれは珍しい。全ての肝が食える訳ではないそうで鮮度はモチロンのこと大きさなどの個体差にもよるために、この形で食えるかどうかは運次第らしい。ラッキー。
続いて本来のコースなら鮪の赤身のところを予約したサービスと言うことで大トロ。そしてコブ鯛、鮪の赤身は即席のヅケで。
ここで別注の月山竹(根曲がり竹)の焼筍

身体の中が綺麗になる気分のする清冽さです。いい香り。
そしてこの店が忘れられなくなるという名物、
生の岩シャコ

普通のシャコは生で食うと当たるそうで、これは生で食える種類なんだとか。
そういえば牡蠣なんかでも全国的には昔は夏に食えなかったものね。それでも東北では岩牡蠣を食ってたんだから海が違えば、潮が変わればエサも変わるから見た目が同じようでも色々あるのでしょう。
ここからコースはラストスパート、味の濃いので仕上げに入ります。
まずは目の前で殻を割って握りにしたウニ

普通の寿司屋で食うウニは明礬で洗ってるから少々薬臭かったりする訳で、さすがにこの握りは鮮度抜群、旨いです。
続いてアナゴ。

穴子とは思えない身の厚さ、
でも固くなくてサクサクに焼き上げてるし、
ツメも甘クドくなくていいバランス。
ここで一応コースは終わり。
ということで追加に入ります。
追加と言ってもアレだコレだと勝手に指名せず「おまかせ」にしました。
「もうちょっと食べたい」って感じで。
口変えに鮪の赤身を切り身で。
続いて鯛(胡麻味噌)。

仕事が変わるとまた味の感じ方が変わるもんです。
さらにマツカサ鯛、
たまたま入った石鯛、
コブ鯛のヅケ。
昨夜も飲んで今夜もきっと大酒飲むので(笑)ずっと生ビールでガマンしてたけど、さすがに1合ぐらいは飲みたくなって来ました。そういえばここは「その酒にはこのネタ」ってのが有る店。

メニューを眺めてたら次のネタに合う酒と言うことで栄光富士の出品酒を1合出されました。
そこで出されたネタは大きな車海老

旨いねこれも。
大きいけど大味でなくプリプリしてる。
ここで一度仕上げに山葵巻を貰ったけど、
まだ少々未練が残ったので(笑)
「あと3つ4つちょうだい」ってことで
最後にはじめ、おーよ、スズキ、アイナメと貰いました。

さすがに満腹の酔っ払いとなりました(笑)。
生ビールは2人で7杯、日本酒1合だけど昼間だものね。
予約特典、HPのクーポン利用、その他気分も有って色々サービスされたのもあって比較的安く上がりました。
これだけ飲み食いして2人で1万7千円だったかな。
寿司屋の相場は、「お好み」は「1人前」の4倍、酒は料理と等額と言われますから安かった方ですね。
だいたい旅先の寿司屋で食いたいだけ食うと1人で1万越えるもんね。
久々に寿司屋で寿司屋の仕事を堪能させて貰いました。
美味かった〜
もちろん上々颱風のライブで訪れたのも勘定に入るけど、それ以外にも天童(出羽桜)や東根(十四代)の蔵元を訪ねた帰りに最上川を下って仕上げて帰ったり、新潟や秋田に旅行した時に足を伸ばして立ち寄ったりと結構好きな街のひとつ。
この寿司屋は1年ぶりかと思ってたら2年ぶりだったらしい。
前に来たのはここ酒田で上々颱風のコンサートがあったとき。2005年8月28日のこと。
ここで食った「生の蝦蛄」が印象深かったからね。再訪を狙ってた。
参加したツアーは今日は酒田観光で、旧本間亭とか見たところばっかりだったし、ツアーを一時的に抜けて再訪。
前日に電話予約しておいて港からタクシーで。
寿司 しばらく

・公式HP
・ALLNECT
・Yahoo!グルメ
・庄内グルメマップ
・酒田観光物産協会
・Livedoor東北グルメ
・じゃらんnet
・庄内グルメ小僧
・Blogトーキョーワッショイ
暑かったのでもちろん入りは生ビール。
ここはその日に入った魚が基本の店なのでアラカルトでなくてコースで。
というか
この店のオヤジがいわゆる「がんこ」「へんこ」なのは前回来た時に判ってたからね(笑)。そういう店は腹具合と懐具合を告げて「おまかせ」に限るって訳です。その方が勝手なワガママ言うよりは旨いモノに有り付けます。
まぁ、あくまでもその店の頑固オヤジと相性が合えば、だけどね(笑)。合わない人は耐えられないでしょう。
でもね、総じてマトモな飲食店は「がんこ」「へんこ」オヤジがやってることが多いです(笑)。ついでに言えばフロアとか女将さんとかが横柄な店はロクでもない。職人が頑固なのは裏付けさえあれば問題ないと思います。
そしてこの店はオヤジが講釈打つだけのモノをリーズナブルに食わせてくれる店。
今回も最上級お徳用の「じゃらんコース」(3000円)+αにしました。
お通しは焼茄子。
夏の酒田に来たのだから、と、別注で岩牡蠣。

臭みは皆無で旨味が有る。
コースの最初はもーよから。

ハタの一種らしい。
次にアラが出て3つ目がフグ。

白身の魚って寿司にすると見た目は似たり寄ったりなんだけど(それもあって全部を写真には撮ってません。ピントも合いにくいし、何より食うのに忙しい(笑))、食べると歯応え、香り、旨味の所在がそれぞれに異なって面白いです。
ここで口を変える意味なのか味噌汁。
海老の出汁に白身のツミレか。落ち着きます。
続いて酒焼きしたアワビ、
固有種のオキニシ貝、
肝をネタ下に隠したアンコウ。
そしてガサ海老。

甘海老や牡丹海老なんかよりずっと旨味が強いです。
この海老、酒田東急インのル・ポットフーのスープが今や全国的に(季節限定で通信販売もしてるので)有名ですが、もともと同店にガサ海老を推したのはここの大将らしい。
続いてサワラ、ワラサ。
そしてノドグロ。

上に乗っているのは生の肝。
ノドグロ自体は北陸に旅するとよく食うけど、さすがにこれは珍しい。全ての肝が食える訳ではないそうで鮮度はモチロンのこと大きさなどの個体差にもよるために、この形で食えるかどうかは運次第らしい。ラッキー。
続いて本来のコースなら鮪の赤身のところを予約したサービスと言うことで大トロ。そしてコブ鯛、鮪の赤身は即席のヅケで。
ここで別注の月山竹(根曲がり竹)の焼筍

身体の中が綺麗になる気分のする清冽さです。いい香り。
そしてこの店が忘れられなくなるという名物、
生の岩シャコ

普通のシャコは生で食うと当たるそうで、これは生で食える種類なんだとか。
そういえば牡蠣なんかでも全国的には昔は夏に食えなかったものね。それでも東北では岩牡蠣を食ってたんだから海が違えば、潮が変わればエサも変わるから見た目が同じようでも色々あるのでしょう。
ここからコースはラストスパート、味の濃いので仕上げに入ります。
まずは目の前で殻を割って握りにしたウニ

普通の寿司屋で食うウニは明礬で洗ってるから少々薬臭かったりする訳で、さすがにこの握りは鮮度抜群、旨いです。
続いてアナゴ。

穴子とは思えない身の厚さ、
でも固くなくてサクサクに焼き上げてるし、
ツメも甘クドくなくていいバランス。
ここで一応コースは終わり。
ということで追加に入ります。
追加と言ってもアレだコレだと勝手に指名せず「おまかせ」にしました。
「もうちょっと食べたい」って感じで。
口変えに鮪の赤身を切り身で。
続いて鯛(胡麻味噌)。

仕事が変わるとまた味の感じ方が変わるもんです。
さらにマツカサ鯛、
たまたま入った石鯛、
コブ鯛のヅケ。
昨夜も飲んで今夜もきっと大酒飲むので(笑)ずっと生ビールでガマンしてたけど、さすがに1合ぐらいは飲みたくなって来ました。そういえばここは「その酒にはこのネタ」ってのが有る店。

メニューを眺めてたら次のネタに合う酒と言うことで栄光富士の出品酒を1合出されました。
そこで出されたネタは大きな車海老

旨いねこれも。
大きいけど大味でなくプリプリしてる。
ここで一度仕上げに山葵巻を貰ったけど、
まだ少々未練が残ったので(笑)
「あと3つ4つちょうだい」ってことで
最後にはじめ、おーよ、スズキ、アイナメと貰いました。

さすがに満腹の酔っ払いとなりました(笑)。
生ビールは2人で7杯、日本酒1合だけど昼間だものね。
予約特典、HPのクーポン利用、その他気分も有って色々サービスされたのもあって比較的安く上がりました。
これだけ飲み食いして2人で1万7千円だったかな。
寿司屋の相場は、「お好み」は「1人前」の4倍、酒は料理と等額と言われますから安かった方ですね。
だいたい旅先の寿司屋で食いたいだけ食うと1人で1万越えるもんね。
久々に寿司屋で寿司屋の仕事を堪能させて貰いました。
美味かった〜
ruminn_master at 2007年07月23日 13:18 【食】地魚専門寿司しばらく(酒田)│コメント(0)│トラックバック(0)
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