2008年09月13日

【祭】三河手筒花火「炎の祭典」 5

テレビで見ていて前から実際に現場で見たかった勇壮な花火大会。

炎の祭典01

打ち上げ花火と違って、オモチャの花火で言うと「ドラゴン」系、アレは地面に置いて点火すると火花を吹き上げる奴だが、これは人間が両腕で抱えて肩口の高さに構えた状態で火柱を吹き上げる。火柱は最高で地上30mにもなろうというシロモノ。最後には手筒の底が爆薬で吹き飛んで上下に爆炎が大噴出。

東三河、愛知県豊橋はこの手筒花火の発祥の地だそう。江戸時代の火消しのような耐火服を被ってるとはいえ、どう考えたって火の粉を被る。

日本各地にこういう「度胸試し」系の祭りは多いが、高いのも怖いけど炎や爆発ってのは格別だろう。

三河手筒花火 第13回 「炎の祭典」

炎の祭典00

炎の祭典(公式HP)
炎の祭典 愛知県豊橋市今橋町[中部発見伝]

5時過ぎぐらいに指定席であるところの、SS席左から3ブロック目の結構前の方に到着できた。
 一番前のブロックがSS席。放揚場(花火の打ち上げ場所)が正面だが、左側の高いところにステージが設けてあって、司会進行と和太鼓の演奏がタイミング良く行われる。
 放揚場の中央は大体5〜6ブロック目ぐらいになるが、左から3ブロック目は結構いい場所だ。手筒花火の支援砲撃みたいに背後の森から打ち上げられるスターマインやらの打ち上げ花火が正面だし、イベント開始時は満月が正面頭上に見える。
 会場自体が豊橋公園の野球場で、グランドの半分が放揚場、残り半分と内外野のスタンド席が観客席、SS席はグランドに戸板とゴザを敷いたような桟敷席だが座席の前後が広いので快適な環境と言える。
 野球場の外では朝から様々なイベントをやっていて、生ビールやら地域特産品の屋台なども沢山。少々遠いとは言え飲食にも不自由は無い。

手筒花火にも色んな種類があるが、手筒花火以外にも大掛かりな仕掛け花火や打ち上げ花火も盛り沢山。

横に渡した縄を花火が走る「縄火」ってのも面白かった。

炎の祭典02
炎の祭典03

それに数々の花火大会を見てきたけど、考えてみると打ち上げてる地面を見るのは初めてだ。

炎の祭典04
炎の祭典05
炎の祭典06

花火そのものは3時間弱だけど飽きさせず、また「街全体で盛り上げようと頑張ってる」姿勢が見えて観光客には心地よいイベント。

ただ、自分はいつも三脚無しなので関係なかったけど、桟敷席は三脚禁止、立ち上がっての写真撮影禁止なので、今後行かれる方は要注意。そんなの「他人様には気を遣え!」って社会常識の範疇だと思うのだけど、その手の傍若無人なオッサン・オバハンが多くて結構小さいトラブルは多発してたように思う。

あと、空から火の粉じゃないけど花火の煤は降り注ぐので、特に前の方の席が取れた人はヘアキャップ類(バンダナでも背の高くないニット帽でも)と、伊達眼鏡とかゴーグルとかが有ると便利ですな。そんな状態なので打ち上げが始まると生ビールとかフタのない飲食物はキビシイかもね。


それでもこれは一見の価値ある祭り。自信を持って人に勧められるね。

(風の盆みたいに観光客が押し寄せて観光化し過ぎちゃって、ってなことが起こらないことを祈ります)

ruminn_master at 2008年09月13日 20:52 【祭】三河手筒花火「炎の祭典」コメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加


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