2008年10月02日
【食】とりそば(早稲田)
先週親子丼セットを食った早稲田の蕎麦屋さん。
名物 どんぶり五人衆 佐藤修の店 薩摩地鶏炭火焼
おやこ丼 とりそば 旬

気になってた看板メニューを試す。
とりそば(780円+大盛り100円)

付け蕎麦タイプですな。
ツユは一般的な蕎麦つゆと変わらないけど、このメニューでのオススメは「卓上のラー油をタップリ入れて」とのこと。

蕎麦は前回食ったのと同じコシの強い日本蕎麦。
トッピングはこの蕎麦の上の刻み海苔と、付け汁の中の白髪葱と粒のままの胡麻。
そしてどうやらウリらしい甘辛煮にした若鶏腿肉が丸ごと1本。

ふ〜む。まぁそこそこ美味いけど。。。
全体として見ると鴨南蛮の変形ですが、少々バランスが微妙かな。
前回ぶっかけ蕎麦でモッチャリ感が気になった蕎麦の「固さ」は、付け蕎麦として食す上では適度なコシとなって丁度いい。
付けツユは普通の蕎麦ツユだと思う。
「オススメ」のラー油も普通のもの。
甘辛煮の鶏もも肉は甘過ぎず適度に鶏肉らしさも残った風味で柔らかく仕上がってて美味い酒肴になると思う。
ただ、この形態だと「齧り付く」ことになるのだけど、卓上にペーパーナプキンは置いてないし、手拭き用の簡易オシボリは最初にくれてるけど消毒薬が付いてるからコレで持つ訳にもいかない。。。結構不自由。
(別途「鳥ちぎり蕎麦」ってのが有るけど)
またこの形態の食べ方は「御飯とおかず」に近いので「蕎麦の風味と相俟って」となるようなトッピングとしては役立たない。
指定の通りにラー油をタップリとツユに入れた場合、蕎麦の上の海苔の香りは負けてしまう。
そして胡麻は摺り下ろさないと大した風味は出ないので実質的なトッピングは白髪ネギだけってことになる。
感想としては、どうにも味が纏まらないように感じます。
鍵となるのは「香り」かな?
何だか色んな素材の香りが相殺し合ってしまってる感じ。
鴨南蛮の場合、鴨や葱に軽い焦げ目があったりして「香ばしさ」を出してたりするし、そもそも鴨出汁の香りはそれなりの主張があります。
揚げ葱、揚げ大蒜、擂り胡麻、あるいは柚子、せめて七味、じゃなきゃラー油を特製のものにするとか、、、、何か香りの「鍵」になる要素が欲しい。
一つの個性として蕎麦には納得がいったから惜しい気がするんよね。
あ、あと今回ランチタイムの過ぎた頃、暇な頃合いに行ったはずなのだけど、入店して厨房から「いらっしゃい」の声は聞いたものの、かなり長い間注文は取りに来ないし、客席で女性客が立ち上がって「お勘定御願いします」って言ってるのに気付かなかったりして、緊張感がないというか、どうもまだ接客が板に付いてない感じ。
イイ場所に手頃な店があるのはアリガタイので頑張っていただきたいものなんですが。
名物 どんぶり五人衆 佐藤修の店 薩摩地鶏炭火焼
おやこ丼 とりそば 旬

気になってた看板メニューを試す。
とりそば(780円+大盛り100円)

付け蕎麦タイプですな。
ツユは一般的な蕎麦つゆと変わらないけど、このメニューでのオススメは「卓上のラー油をタップリ入れて」とのこと。

蕎麦は前回食ったのと同じコシの強い日本蕎麦。
トッピングはこの蕎麦の上の刻み海苔と、付け汁の中の白髪葱と粒のままの胡麻。
そしてどうやらウリらしい甘辛煮にした若鶏腿肉が丸ごと1本。

ふ〜む。まぁそこそこ美味いけど。。。
全体として見ると鴨南蛮の変形ですが、少々バランスが微妙かな。
前回ぶっかけ蕎麦でモッチャリ感が気になった蕎麦の「固さ」は、付け蕎麦として食す上では適度なコシとなって丁度いい。
付けツユは普通の蕎麦ツユだと思う。
「オススメ」のラー油も普通のもの。
甘辛煮の鶏もも肉は甘過ぎず適度に鶏肉らしさも残った風味で柔らかく仕上がってて美味い酒肴になると思う。
ただ、この形態だと「齧り付く」ことになるのだけど、卓上にペーパーナプキンは置いてないし、手拭き用の簡易オシボリは最初にくれてるけど消毒薬が付いてるからコレで持つ訳にもいかない。。。結構不自由。
(別途「鳥ちぎり蕎麦」ってのが有るけど)
またこの形態の食べ方は「御飯とおかず」に近いので「蕎麦の風味と相俟って」となるようなトッピングとしては役立たない。
指定の通りにラー油をタップリとツユに入れた場合、蕎麦の上の海苔の香りは負けてしまう。
そして胡麻は摺り下ろさないと大した風味は出ないので実質的なトッピングは白髪ネギだけってことになる。
感想としては、どうにも味が纏まらないように感じます。
鍵となるのは「香り」かな?
何だか色んな素材の香りが相殺し合ってしまってる感じ。
鴨南蛮の場合、鴨や葱に軽い焦げ目があったりして「香ばしさ」を出してたりするし、そもそも鴨出汁の香りはそれなりの主張があります。
揚げ葱、揚げ大蒜、擂り胡麻、あるいは柚子、せめて七味、じゃなきゃラー油を特製のものにするとか、、、、何か香りの「鍵」になる要素が欲しい。
一つの個性として蕎麦には納得がいったから惜しい気がするんよね。
あ、あと今回ランチタイムの過ぎた頃、暇な頃合いに行ったはずなのだけど、入店して厨房から「いらっしゃい」の声は聞いたものの、かなり長い間注文は取りに来ないし、客席で女性客が立ち上がって「お勘定御願いします」って言ってるのに気付かなかったりして、緊張感がないというか、どうもまだ接客が板に付いてない感じ。
イイ場所に手頃な店があるのはアリガタイので頑張っていただきたいものなんですが。
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コメント一覧
1. Posted by ようこ 2009年11月27日 21:00
初めて行きましたが、平凡な味付けに鈍臭い接客…二度と行かないと思います
2. Posted by るみん 2009年11月28日 01:16
結局この記事以降一度も足が向きませんでしたが、1年経ってもそんな調子のままでしたか。。。
平凡な味付けというより、安っぽい味付けかなぁ。一工夫が足りないのは腕と言うより気合いなんですよね。
やっぱりな、とか思いますけど、それにしてもまた持ってることが不思議なレベルですね。
平凡な味付けというより、安っぽい味付けかなぁ。一工夫が足りないのは腕と言うより気合いなんですよね。
やっぱりな、とか思いますけど、それにしてもまた持ってることが不思議なレベルですね。
3. Posted by livemachin2 2010年06月23日 18:09
初めて行く前に、こちらのブログを参考にさせていただきました。
食後、帰宅して読み返すと、るみんさんの批評が実に的を射ていると感じました。
やはり気になったのが、接客での緊張感のなさでした。
ランチ時間帯に、学生がほとんどいないのは、そういった良くない点が知れ渡っているからなんでしょうね。
食後、帰宅して読み返すと、るみんさんの批評が実に的を射ていると感じました。
やはり気になったのが、接客での緊張感のなさでした。
ランチ時間帯に、学生がほとんどいないのは、そういった良くない点が知れ渡っているからなんでしょうね。
4. Posted by るみん 2010年06月23日 22:23
評価戴きありがとうございます。
いつもできるだけ良いところを探そうと思っているので表現の微妙なことが多いのですが、おわかり頂き恐縮です。
しかし開店から既に2年半、未だにそんな状態でありながら持ちこたえているのはある意味立派、根強いファンでも居るのか知れませんね。
お蕎麦食べ歩きのブログをなさっているご様子ですね。
早稲田界隈で「変わり」で美味しいと思えるお蕎麦と言うと、杉浦日向子さんも著書で紹介していた「カツおろし蕎麦」の五郎八
http://ruminn.livedoor.biz/archives/50990811.html
でしょうか。
正攻法なら和食の「松下」が2階でやってる「松庵」もオススメですが。
馬場に進むと傘亭は別格として、つけ麺の「安土」も面白いです。
http://ruminn.livedoor.biz/archives/50968965.html
ご存じかも知れませんがご推奨まで。
いつもできるだけ良いところを探そうと思っているので表現の微妙なことが多いのですが、おわかり頂き恐縮です。
しかし開店から既に2年半、未だにそんな状態でありながら持ちこたえているのはある意味立派、根強いファンでも居るのか知れませんね。
お蕎麦食べ歩きのブログをなさっているご様子ですね。
早稲田界隈で「変わり」で美味しいと思えるお蕎麦と言うと、杉浦日向子さんも著書で紹介していた「カツおろし蕎麦」の五郎八
http://ruminn.livedoor.biz/archives/50990811.html
でしょうか。
正攻法なら和食の「松下」が2階でやってる「松庵」もオススメですが。
馬場に進むと傘亭は別格として、つけ麺の「安土」も面白いです。
http://ruminn.livedoor.biz/archives/50968965.html
ご存じかも知れませんがご推奨まで。
5. Posted by livemachine2 2010年06月24日 08:25
そば屋情報、ありがとうございます。
知らない情報もあり、参考にさせていただきます。
知らない情報もあり、参考にさせていただきます。