2009年02月11日

【映】おくりびと 4

やっぱ役者がイイとイイ映画になりますな。渋くて個性的な脇役揃いの中で主演のモックンもヒロスエもいい味出してたと思います。

映画というより生の芝居を見たようにシッカリと伝わってくる面がありました。

数々の受賞やノミネートにつき凱旋興業ということで朝1だけのワリコミ上映らしいのに出掛けた。

おくりびと

おくりびと01

9.13 Road Show 「おくりびと」(主演:本木雅弘 広末涼子)

場所は有楽町の丸ノ内ピカデリー

おくりびと02

松竹映画館ドットコム

(今日は2番館だったけど、週末からは3番館での興業になるとかだそう)

東京で挫折し郷里に戻った男。旧来は葬儀屋の領分であり、その葬儀屋の下請けで納棺作業を専門に行う「納棺師」に、なりゆきでなってしまった若い男の物語。その男と妻、旧友、郷里の人々、そして親との関係が「納棺師」をめぐる偏見や誤解、そしてその解消の中で成長し何かを見つける物語として語られていく。

あまり楽しそうでないテーマなのだけど、描き方が少しコメディタッチなのと脇を固める名優達の芝居のチカラで惹き込まれていきますな。

本木はイイ味出してるし、ヒロスエもハマリ役を貰ってる感じ。

ヒロスエは声がマンガみたいな甲高さなのであまり大きな役をすると耳障りに感じるのですが、今回は都会育ちの妻が旦那について田舎に来た、知らずに納棺師の妻になっちゃったための戸惑いや怒り、さてどうするか、でも旦那のことは好きだ、みたいな揺れる役柄のせいか、結構重苦しかったりするこの映画を随所で癒す役割を果たしていました。

あと随所に挿入される山形の四季の映像が美しく、BGMとなるチェロの調べも心地よく、物語を運んでおりました。

2時間程の作品なのに全く時間を感じさせないチカラがありました。

アカデミー賞はどうかなぁ、かなり日本的、ドメスティックな素材ではあるもの。

でも坊主もお経もあまり出てくることなく、「人の死」でありそれをめぐる「人の情」であり、といういわば万国共通の部分のクローズアップなので、人種や国籍を問わず共感出来るのではないかと期待します。

いやなかなか予想以上にイイ映画でした。

--

おくりびと (小学館文庫)
おくりびと (小学館文庫)
クチコミを見る


おくりびと (ビッグコミックススペシャル)
おくりびと (ビッグコミックススペシャル)
クチコミを見る


ピアノ&チェロピース おくりびと
ピアノ&チェロピース おくりびと
クチコミを見る


納棺夫日記 (文春文庫)
納棺夫日記 (文春文庫)
クチコミを見る


ぼくが葬儀屋さんになった理由(わけ)
ぼくが葬儀屋さんになった理由(わけ)
クチコミを見る


死化粧(エンゼルメイク) ~最期の看取り~
死化粧(エンゼルメイク) ~最期の看取り~
クチコミを見る


「おくりびと」オリジナルサウンドトラック
「おくりびと」オリジナルサウンドトラック
クチコミを見る


So Special-Version AI-/おくりびと(初回限定盤)(DVD付)
So Special-Version AI-/おくりびと(初回限定盤)(DVD付)
クチコミを見る


So Special-Version AI-/おくりびと
So Special-Version AI-/おくりびと
クチコミを見る


いしぶみ
いしぶみ
クチコミを見る


ruminn_master at 2009年02月11日 12:40 【映】おくりびとコメント(0)トラックバック(0)  このエントリーをはてなブックマークに追加


映画のハナシ | 芸能・音楽のハナシ

トラックバックURL

コメントする

名前:
URL:
  情報を記憶: 評価:  顔   星
 
 
 
Archives
記事検索
Recent Comments
QRコード
QRコード
livedoor Profile

るみん