2010年11月18日
【見】湯西川ダム本体建設工事現場見学会
一般世間では「ボジョレヌーボーの解禁日」だけど、実は11月18日は土木の日。
この日に久々に- 社会科見学に行こう!の見学会があったので参加させて貰いました。
巨大重機がミニカーみたいに映る巨大構築物のスケール感が面白かったね。
でも「見たいモノ」と「見せたいモノ」は微妙に違うんだな、と感じるのはやっぱり多くの見学会での毎度のことで、もっと色んな所とかメカの細部とかを見せてくれてディープなディティールを感じさせて貰いたかったかな。
でもまぁそれは贅沢な希望で、充実の見学会だったのは確か。
湯西川ダム見学会
〜 「100万人の市民現場見学会」
200万人達成記念イベント 〜
・見学に行ってきた。 : 11/18 湯西川ダムの見学者を募集するよ!
・湯西川ダム工事事務所
主催は社団法人 日本土木工業協会【土工協】、その「100万人の市民現場見学会」の参加者200万人達成記念イベントということで、東京から栃木県日光奥地の工事現場までの送迎バスと昼食、見学会がセットで無料という太っ腹なイベントでございました。
朝の9時半に東京駅近くのバス駐車場に集合、9:45にバス2台で出発しました。
現場まで3時間ほど。
昼食時には弁当が配られました。
けっこうこの弁当も盛り沢山。このお店松楽のHPを見ると1000円ぐらいの幕の内弁当ですな。御馳走様でした。
で、往路も復路も社内では土木関連のDVDの鑑賞会。
今回これが充実してた(笑)。
往路は
佐久間ダム(90分、岩波映画制作)
・佐久間ダム
・佐久間ダム 第二部
・佐久間ダム(ダムマニア)
九頭竜川に築く 長野ロックフィルダム
・土木学会土木技術映像委員会_(ここのDBで検索したけど本作は見あたりませんでした)
この2本。
九頭竜川の方は巨大ダンプカーが見せ所、佐久間ダムの方は内容充実で3本分ぐらいの情報量があるな、と思ったら、DBによるとやっぱり三部作をまとめた奴だったようですな。
この佐久間ダム建設の記録映像は昭和20年代末の撮影にしては抜群に美しく、BGMも東宝特撮並みの大迫力、まるで特撮映画を見てるようなドキドキ感で、制作当時は劇場公開でも大好評だったし、市販もされてるそうです。
重厚長大・昭和のビッグプロジェクトシリーズ 佐久間ダム建設記録 第一部 [DVD]
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重厚長大・昭和のビッグプロジェクトシリーズ 佐久間ダム建設記録 第二部 [DVD]
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弁当と映像を楽しんでる間にバスは紅葉の日光を過ぎ、鬼怒川温泉も川湯温泉も過ぎて、湯西川温泉へ。
この道の駅は鉄道の駅でもあり、温泉も付いてるなかなか面白そうなところ。
・道の駅「湯西川」のご案内 天然温泉がある道の駅 水陸両用バスの発着駅 野岩鉄道「湯西川温泉駅」直結
今回の見学会では往路も復路もトイレ休憩の10分ずつしかなくて勿体なかったけど(笑)、紅葉だけは楽しめました。
そこから少し進んだところがダム建設の工事事務所、建設現場もその少し先ですが、まずは今回の記念イベントで事務所に。
資料とお茶貰って、エライ人の挨拶とか、工事概要の説明。
その後再びバスに戻って現場へ。
工事現場の見学となると必需品、貸出用ヘルメットと軍手が配布されました。
赤いのは珍しい。
普通の人から見ると「何に盛り上がってるんだろう?」って不思議かも知れませんが(笑)、コレです。
でも最近はテレビでも「ダム」好きが取り上げられたりして認知度は上がってるのかな?
・ダムマニア - DAM MANIA
どこの見学会でも説明して下さる人は重要な要素ですが、今回ポイントが高かったのは結構可愛い女の子だったこと(笑)。
そういえば往路のバス車中でも「土木技術者女性の会」の綺麗な人が広報活動されていましたが、結構増えてきているそうです。
・土木技術者女性の会HP
「ドボドル」(土木アイドル)に認定(笑)。
この日に久々に- 社会科見学に行こう!の見学会があったので参加させて貰いました。
巨大重機がミニカーみたいに映る巨大構築物のスケール感が面白かったね。
でも「見たいモノ」と「見せたいモノ」は微妙に違うんだな、と感じるのはやっぱり多くの見学会での毎度のことで、もっと色んな所とかメカの細部とかを見せてくれてディープなディティールを感じさせて貰いたかったかな。
でもまぁそれは贅沢な希望で、充実の見学会だったのは確か。
湯西川ダム見学会
〜 「100万人の市民現場見学会」
200万人達成記念イベント 〜
・見学に行ってきた。 : 11/18 湯西川ダムの見学者を募集するよ!
・湯西川ダム工事事務所
主催は社団法人 日本土木工業協会【土工協】、その「100万人の市民現場見学会」の参加者200万人達成記念イベントということで、東京から栃木県日光奥地の工事現場までの送迎バスと昼食、見学会がセットで無料という太っ腹なイベントでございました。
朝の9時半に東京駅近くのバス駐車場に集合、9:45にバス2台で出発しました。
現場まで3時間ほど。
昼食時には弁当が配られました。
けっこうこの弁当も盛り沢山。このお店松楽のHPを見ると1000円ぐらいの幕の内弁当ですな。御馳走様でした。
で、往路も復路も社内では土木関連のDVDの鑑賞会。
今回これが充実してた(笑)。
往路は
佐久間ダム(90分、岩波映画制作)
・佐久間ダム
・佐久間ダム 第二部
・佐久間ダム(ダムマニア)
九頭竜川に築く 長野ロックフィルダム
・土木学会土木技術映像委員会_(ここのDBで検索したけど本作は見あたりませんでした)
この2本。
九頭竜川の方は巨大ダンプカーが見せ所、佐久間ダムの方は内容充実で3本分ぐらいの情報量があるな、と思ったら、DBによるとやっぱり三部作をまとめた奴だったようですな。
この佐久間ダム建設の記録映像は昭和20年代末の撮影にしては抜群に美しく、BGMも東宝特撮並みの大迫力、まるで特撮映画を見てるようなドキドキ感で、制作当時は劇場公開でも大好評だったし、市販もされてるそうです。
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弁当と映像を楽しんでる間にバスは紅葉の日光を過ぎ、鬼怒川温泉も川湯温泉も過ぎて、湯西川温泉へ。
この道の駅は鉄道の駅でもあり、温泉も付いてるなかなか面白そうなところ。
・道の駅「湯西川」のご案内 天然温泉がある道の駅 水陸両用バスの発着駅 野岩鉄道「湯西川温泉駅」直結
今回の見学会では往路も復路もトイレ休憩の10分ずつしかなくて勿体なかったけど(笑)、紅葉だけは楽しめました。
そこから少し進んだところがダム建設の工事事務所、建設現場もその少し先ですが、まずは今回の記念イベントで事務所に。
資料とお茶貰って、エライ人の挨拶とか、工事概要の説明。
その後再びバスに戻って現場へ。
工事現場の見学となると必需品、貸出用ヘルメットと軍手が配布されました。
赤いのは珍しい。
普通の人から見ると「何に盛り上がってるんだろう?」って不思議かも知れませんが(笑)、コレです。
でも最近はテレビでも「ダム」好きが取り上げられたりして認知度は上がってるのかな?
・ダムマニア - DAM MANIA
どこの見学会でも説明して下さる人は重要な要素ですが、今回ポイントが高かったのは結構可愛い女の子だったこと(笑)。
そういえば往路のバス車中でも「土木技術者女性の会」の綺麗な人が広報活動されていましたが、結構増えてきているそうです。
・土木技術者女性の会HP
「ドボドル」(土木アイドル)に認定(笑)。
それは置いといてww、見学会、この案内された場所はダムが完成した暁には頂上部の右岸側となる辺り。
大雑把に言えばコンクリートの塊を作って堰き止めるという工法が採られたこの湯西川ダムでは工事のコアとも言うべきコンクリートを作る「バッチャープラント」とそこからの自動化された搬出の様子を見学させて貰った次第です。
コンクリートは整粒された砕石・砕砂、冷水、セメント材を目的に応じた配合で混ぜ合わせて作る訳ですが、普通のビルぐらいの建設現場だと生コン工場で作ったのをミキサー車で運んでくるのが普通。
・コンクリートの作り方
でもコンクリートの塊のダムとなるとそれじゃ不経済だし、何よりも原材料と完成品のサイズが変わらない物質ですから、現場で作りながら進行するのが輸送の手間など考えると合理的。
という訳で、全てがこの現場で作られている訳です。
今回の見学会ではバスで素通りされて残念でしたが、砕石場などは路の途中にあったようで、砕石と砕砂はこの頂上部にはベルトコンベアで運ばれてきています。
左に見える白いのがセメントのタンク。ここは日光国立公園の一角なので景観に配慮してほとんどの大型構築物が茶色に統一されていますが、セメントは熱を持ちやすく冷却していないとコンクリートに亀裂が走る原因になるとのことで蓄熱する暗色を避けて白色のタンク。
写真の右側に走ってるのが砕石等を運んでくるベルトコンベアですな。
砕石等は我々の頭上を通ってバッチャープラントへ。
要は適正配分で混ぜ合わせて、輸送バケツに流し込む機械。
ただ人と比べるとそのデカさが判ります。
でもって非常時はともかく基本的にコンピューター制御で自動化され休み無く動き続けています。
ビルみたいなバッチャープラントは混ぜ合わせたコンクリートを下で待ち構えてるトロッコみたいな容器に流し込みます。
そしてそのトロッコは警報音に水戸黄門の電子オルゴールを流しながら(笑)、ワイヤークレーンのバケツ位置までコンクリートを運び、自動的にバケツに移し替えてまたバッチャーまで戻って来る繰り返し。
このバケツ、人が立って入れるほどの大きさです。
さっきのドボドルの写真の後ろに写ってるのが大きさが判るかな?
そのデカいバケツが堤頂長320mの谷の右岸から左岸に差し渡されたワイヤークレーンで吊られて谷底へ運ばれていく訳です。
ここでも写ってる人間の大きさと比べないとスケール感が狂いますね。
こうして運ばれたコンクリートを端から1mの厚さで積み重ねて敷いていく作業だとか。底部の方はもっと面積が広い理屈ですが、現在の上部面積で全部に敷き詰めるのに3日ぶっ通しで掛かるそう。2台のバッチャープラントを始め機械は動き続けて人間は交代制でのぶっ通し。
で、どこまで積み上げるかと言うと、まだ結構あります。
降雪する冬期はこの本体工事は中止だとかで、完成は来年の7月だとか。
今回は記念イベントということで、見学者がダムのコンクリートの一部と成る砕石にサインできるという趣向もありました。
自分はこんな感じ。
見学はこれで終了で、記念撮影などして事務所に戻り、イベントの閉会式を経て帰路に。
また10分だけ湯西川温泉 道の駅にトイレ休憩。
ここまで来て温泉を感じないのはモッタイナイ!
けど時間が無い!買い食いもしたい!!(笑)
だから足湯も
片足だけにしました(笑)。
その分の時間は買い食い。
何に興味を引かれたかって言うと
鹿肉コロッケなんて食べたこと無いから。
角切りの鹿肉は結構歯応えも野趣もあって美味かったです。
帰りのバスでの上映は
パッテンライ!!
・映画『パッテンライ!! 〜南の島の水ものがたり〜』 - シネマトゥデイ
・パッテンライ!!〜南の島の水ものがたり〜 八田與一 八田与一 烏山頭ダム 嘉南平原 -- 虫プロダクション株式会社
崩れ―大地のいとなみと私たち―
・第49回イブニングシアター | 土木学会 土木技術映像委員会
パッテンライ!!は油断してると泣けちゃうアニメ映画でした。
熱い奴って大好きだ(笑)。
首都高の渋滞に少し引っ掛かって、東京駅に着いたのは19時頃。
いやなかなか充実した見学会でした。
最後は社会科見学の顔馴染みで宴会。
・ぐるなび - 隠れ家居酒屋 駒八 八重洲店
非常に面白くて最後まで濃い一日でしたな。
大雑把に言えばコンクリートの塊を作って堰き止めるという工法が採られたこの湯西川ダムでは工事のコアとも言うべきコンクリートを作る「バッチャープラント」とそこからの自動化された搬出の様子を見学させて貰った次第です。
コンクリートは整粒された砕石・砕砂、冷水、セメント材を目的に応じた配合で混ぜ合わせて作る訳ですが、普通のビルぐらいの建設現場だと生コン工場で作ったのをミキサー車で運んでくるのが普通。
・コンクリートの作り方
でもコンクリートの塊のダムとなるとそれじゃ不経済だし、何よりも原材料と完成品のサイズが変わらない物質ですから、現場で作りながら進行するのが輸送の手間など考えると合理的。
という訳で、全てがこの現場で作られている訳です。
今回の見学会ではバスで素通りされて残念でしたが、砕石場などは路の途中にあったようで、砕石と砕砂はこの頂上部にはベルトコンベアで運ばれてきています。
左に見える白いのがセメントのタンク。ここは日光国立公園の一角なので景観に配慮してほとんどの大型構築物が茶色に統一されていますが、セメントは熱を持ちやすく冷却していないとコンクリートに亀裂が走る原因になるとのことで蓄熱する暗色を避けて白色のタンク。
写真の右側に走ってるのが砕石等を運んでくるベルトコンベアですな。
砕石等は我々の頭上を通ってバッチャープラントへ。
要は適正配分で混ぜ合わせて、輸送バケツに流し込む機械。
ただ人と比べるとそのデカさが判ります。
でもって非常時はともかく基本的にコンピューター制御で自動化され休み無く動き続けています。
ビルみたいなバッチャープラントは混ぜ合わせたコンクリートを下で待ち構えてるトロッコみたいな容器に流し込みます。
そしてそのトロッコは警報音に水戸黄門の電子オルゴールを流しながら(笑)、ワイヤークレーンのバケツ位置までコンクリートを運び、自動的にバケツに移し替えてまたバッチャーまで戻って来る繰り返し。
このバケツ、人が立って入れるほどの大きさです。
さっきのドボドルの写真の後ろに写ってるのが大きさが判るかな?
そのデカいバケツが堤頂長320mの谷の右岸から左岸に差し渡されたワイヤークレーンで吊られて谷底へ運ばれていく訳です。
ここでも写ってる人間の大きさと比べないとスケール感が狂いますね。
こうして運ばれたコンクリートを端から1mの厚さで積み重ねて敷いていく作業だとか。底部の方はもっと面積が広い理屈ですが、現在の上部面積で全部に敷き詰めるのに3日ぶっ通しで掛かるそう。2台のバッチャープラントを始め機械は動き続けて人間は交代制でのぶっ通し。
で、どこまで積み上げるかと言うと、まだ結構あります。
降雪する冬期はこの本体工事は中止だとかで、完成は来年の7月だとか。
今回は記念イベントということで、見学者がダムのコンクリートの一部と成る砕石にサインできるという趣向もありました。
自分はこんな感じ。
見学はこれで終了で、記念撮影などして事務所に戻り、イベントの閉会式を経て帰路に。
また10分だけ湯西川温泉 道の駅にトイレ休憩。
ここまで来て温泉を感じないのはモッタイナイ!
けど時間が無い!買い食いもしたい!!(笑)
だから足湯も
片足だけにしました(笑)。
その分の時間は買い食い。
何に興味を引かれたかって言うと
鹿肉コロッケなんて食べたこと無いから。
角切りの鹿肉は結構歯応えも野趣もあって美味かったです。
帰りのバスでの上映は
パッテンライ!!
・映画『パッテンライ!! 〜南の島の水ものがたり〜』 - シネマトゥデイ
・パッテンライ!!〜南の島の水ものがたり〜 八田與一 八田与一 烏山頭ダム 嘉南平原 -- 虫プロダクション株式会社
崩れ―大地のいとなみと私たち―
・第49回イブニングシアター | 土木学会 土木技術映像委員会
パッテンライ!!は油断してると泣けちゃうアニメ映画でした。
熱い奴って大好きだ(笑)。
首都高の渋滞に少し引っ掛かって、東京駅に着いたのは19時頃。
いやなかなか充実した見学会でした。
最後は社会科見学の顔馴染みで宴会。
・ぐるなび - 隠れ家居酒屋 駒八 八重洲店
非常に面白くて最後まで濃い一日でしたな。
ruminn_master at 2010年11月18日 19:35 【見】湯西川ダム本体建設工事現場見学会│コメント(1)│トラックバック(0)
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いいトシして社会科見学 | 旅(関東・甲信)
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