芸能・音楽のハナシ
2009年09月29日
【楽】古澤さんのライブ久々
元気かなぁ、と気になってた古澤さん。
古澤さんのライブスケジュールに近場のライブハウスが上がってたし、面白そうな趣向だったので大塚まで。

・welcome back!!

■響く箱

中村尚子 Piano
古澤良治郎 Drum
*ゲスト/だるま屋
町田浩明 Percussion
岸川恭子 Voice
今年は誕生日祝いのライブにも行き損なったので、半年ぶりぐらいに古澤さんのドラム聴いたけど、やっぱ一つ一つがいい音だし粒が立ってて気持ちいいですね。

見た目は不摂生が祟って還暦チョット過ぎのワリには老けてる気もしますけど(笑)、紡ぎ出す音を聞いてると「若い者には負けない」どころか、そこらの若いモンじゃ太刀打ちできません。
肩のチカラが抜けてるのに、いや抜けてるからこそ鋭く純粋な音が出るのは武術に通じるところもありますな。
昔習った蕎麦打ちでも飴細工でも(なんでそんなのやってんだろ(笑)?)そうですけど、人の行う全ての手技に共通するのは「肩の力が入ってちゃダメ」ってことですからね。
古澤さんはまだまだ元気だと思います。

このライブハウス、飲食があまり高くなくて、で、そこそこ美味いのが良かったな。

だいたいライブハウスの食いモンって
・高いのに不味い
・安くて不味い
・まぁまぁ美味いけど高い
ってなとこで、平均的な意見としては
「ライブハウスは飲み食いするとこじゃない」ってもんですが、ココは結構安心できるレベルかな。

大塚という土地柄でしょうか。
この街も結構学生時代から馴染んでいて、居心地良くて好きなところです。
ま、それはともかく
古澤さんが元気で何よりでした。
面白いライブだったなぁ。やっぱ楽しいや。
古澤さんのライブスケジュールに近場のライブハウスが上がってたし、面白そうな趣向だったので大塚まで。

・welcome back!!

■響く箱

中村尚子 Piano
古澤良治郎 Drum
*ゲスト/だるま屋
町田浩明 Percussion
岸川恭子 Voice
今年は誕生日祝いのライブにも行き損なったので、半年ぶりぐらいに古澤さんのドラム聴いたけど、やっぱ一つ一つがいい音だし粒が立ってて気持ちいいですね。

見た目は不摂生が祟って還暦チョット過ぎのワリには老けてる気もしますけど(笑)、紡ぎ出す音を聞いてると「若い者には負けない」どころか、そこらの若いモンじゃ太刀打ちできません。
肩のチカラが抜けてるのに、いや抜けてるからこそ鋭く純粋な音が出るのは武術に通じるところもありますな。
昔習った蕎麦打ちでも飴細工でも(なんでそんなのやってんだろ(笑)?)そうですけど、人の行う全ての手技に共通するのは「肩の力が入ってちゃダメ」ってことですからね。
古澤さんはまだまだ元気だと思います。

●●ALTERNATIVE〜ORIGINAL NIGHT●●
music charge \2,000
*オーダー&テーブルチャージ(@500)別
open 18:30
start 19:30
(中略)
■響く箱
中村尚子 Piano
古澤良治郎 Drum
*ゲスト/だるま屋
町田浩明 Percussion
岸川恭子 Voice
ピアノとドラム ドラムとヴォイスの共演 「響く箱」
「日本のサウダージサウンド」と形容される中村尚子(pf)と古澤良治郎(ds)のDuo
「ネオクラシック」と注目を集めるドラムとヴォイスのユニットだるま屋をゲストに「響く箱」 が はじまる。
このLiveは、絶対聴き逃せない!
“音の音像詩”と形容される独自の世界感を繰り広げているプロジェクト、春犬バンドのリーダー中村尚子。生命が宿ったようなサウンドで、ジャンルを超えたアーティストたちと唯一無二の空間を描き出すヴェテラン・ドラマー古澤良治郎。古くから交友のあるふたりが、誰もいないコンサート・ホールの中で、デュオ・アルバムを録音した。“鳴っている音”、“鳴らない音”、すべてを包み込んだ自然空間のドキュメント。そんなアルバムが6月3日にリリースされた『新緑の中に雨が降っている』だ。
今回は、そのアルバムの中から生の音をお届けします。
スリリングかつ、映像の見えるような演奏をお楽しみ下さい。
【プロフィール】
中村尚子(p)
神奈川県生まれ。幼少の頃からピアノを始め、高校卒業後はプロを目指す。
その後、数々のジャム・セッションに足を運び、ジャズ・ピアニストとしての才能を開花させる。
自己のプロジェクト「春犬バンド」で過去3枚のアルバムをリリース。
楽曲は今もTV、ラジオCMなどでも使用されている。
現在はライヴ活動の他、ラジオ・パソナリティ−、音楽書の執筆、東京都品川区幼保教育プロジェクトの
参加などその活動は多岐に渡る。
http://www.myspace.com/showkonakamura
古澤良治郎(ds)
1945年、宮城県生まれ。国立音楽大学打楽器科卒業。在学中より、ドラマーとしての活動を始める。
1969年、本田竹廣(p)トリオに参加。翌年、自己のグループを結成。渡辺貞夫(sax)、山下洋輔(p)、
本多俊之(sax)、忌野清志郎(vo,g)、吉田美奈子(vo)ら、日本を代表するプレイヤーと共演。
現在は、自己のバンド「ね」「Ash」の他、「渋谷毅オーケストラ、今村祐司グループなどで活躍。
また、ジャズというフィールドに止まることなく浅川マキ、三上寛、リー・オスカー、吉田美奈子、
上々颱風、忌野清志郎、“PURI”など音楽ジャンルを越えたミュージシャンとも多くの共演をし
自らのアルバム以外にも他のアーティストへの作品提供、映画、演劇、TVCMへの曲提供など、
コンポーザーとしても活動の場を広げている。
映画「平成たぬき合戦ぽんぽこ」の音楽プロデューサーも担当
■だるま屋
打楽器:町田浩明
声:岸川恭子
そして彩る電子音・・・。三位一体☆音楽ユニット
だるま屋web site→ http://www.h2.dion.ne.jp/~darumaya
活動プロフィール
・「アーツ・チャレンジ2008」音楽作品部門に選出、愛知県芸術劇場コンサートホールにて作品を発表
・2008年7月開催のモントルー・ジャズ・フェスティバルにて、SONYが開発した'Rolly'による世界初演の
バレエ「Le petit ballet des Rolly」Seigen Onoの楽曲に参加
・2009年2月に東京国際フォーラムにて開催された「ハルモニア杯音楽コンクール」において審査員特別賞受賞
・welcome back カレンダー 2009年9月29日 ●●ALTERNATIVE〜ORIGINAL NIGHT●●
このライブハウス、飲食があまり高くなくて、で、そこそこ美味いのが良かったな。

だいたいライブハウスの食いモンって
・高いのに不味い
・安くて不味い
・まぁまぁ美味いけど高い
ってなとこで、平均的な意見としては
「ライブハウスは飲み食いするとこじゃない」ってもんですが、ココは結構安心できるレベルかな。

大塚という土地柄でしょうか。
この街も結構学生時代から馴染んでいて、居心地良くて好きなところです。
ま、それはともかく
古澤さんが元気で何よりでした。
面白いライブだったなぁ。やっぱ楽しいや。
2009年09月21日
【CD】かみさまでもえらべない。(Early Morning(高島彩アナ&中野美奈子アナ))
明日はかみさまでもえらべない。/Early Morningの発売日。
かみさまでもえらべない。/Early Morning

フジテレビの深夜番組「アナ★バン!」の、「ほとんど冗談みたいな」企画から生まれた「アラサー・アイドル」ユニットEarly Morningも2曲目を出すことになりました。
何せ冗談みたいな1曲目(笑)でさえ2万7千枚、肩を並べるのは道上洋三の「六甲おろし」だけというアナウンサーCDとしては驚異的な数字、異例の大ヒットといえる売れ行きを示したものですから、「調子に乗った」(笑)ようです。
まぁ調子に乗れるのは実はイイコトで、大波にしろ小波にしろ「波が来ている」訳ですから、ココで攻めないとね。
人生守りに入ってたら何もイイコト起きないと思いますから。
かみさまでもえらべない。/Early Morning

という訳で2曲目は数々のヒットを持つアーティスト、槇原敬之氏をプロデューサー&作詞・作曲に迎えての少々本気モードな楽曲で、既に覚えるほど聴いてますが←発売日前なのに(笑)、掛け値無しに槇原敬之らしい曲調の「イイ曲」だと思います。
(槇原敬之さんの楽曲自体をそれほど聴いてはいないけど、まぁマッキーって女目線の演歌だと思うんよね。普通の演歌に出てくる女性は男目線の「イイ女」だから、その逆という気がしてます)
フジテレビがホントに本気出してパワープレイでもキャンペーンでも何でもしたら「民放局アナが歌手としてNHK紅白出場!」なんて革命的・画期的な事件だって夢ではないと思うけど(笑)、そこまで本気かどうかは今のところアヤシイ。
まぁフジテレビの看板アナ2人、いわば飛車・角なので秋の改編期から年末にかけてキャンペーンにドサ回りしてられる程ヒマじゃないだろうしね。
で、発売日は明日なんだけど、「意外にも」(笑)1日早く届きました。

・フジテレビオフィシャルオンラインショッピングサイト フジテレビe!ショップ
・フジTV CD・DVD・本屋さん:かみさまでもえらべない。【限定“スペシャルパッケージ”仕様/DVD付】:Early Morning(高島彩アナ&中野美奈子アナ):CD
かみさまでもえらべない。/Early Morning

だってこれまでココの「先行予約」って最初のカレンダーは一般発売より遅れたし、最初のCDは発売日に到着だったので、「まぁ今回もおそらく・・・」って油断してた(笑)んだもん。

番組サイトから辿った先行予約の特典は、この外側の紙スリーブだけってことだったんだけど、加えて1日早く届くんならそれで十分嬉しいですな。
ジャケットやブックレットの写真も前回よりグレードアップしてる感じ。
まぁ1曲目のは1曲目で、素人っぽい造りを醸し出すべくなのか、プライベートなスナップ写真などが今回よりも一杯掲載されていて、それはそれで面白かったけど、いかにも「プロが気合い入れて撮りました」って感じの今回のジャケット写真は「女の子」モード全開の彼女たちの表情が良く、なかなかいい雰囲気だと思います。

曲自体は槇原敬之ファンに言わせるとまさしくマッキーワールドだそうで、そのワールドに関しては初心者の自分が聴いても、音が分厚いというか面白く織り上げられていて、単純に「イイ曲」だし飽きない曲。
まぁコレ、C/Wの無いシングルCDなので
1.ツインボーカルの完成楽曲
2.アリ(高島アナ)と歌おう
3.モニ(中野アナ)と歌おう
4.カラオケ
ってことで結局は「1曲だけ」なんですが、
(だって1260円だし(笑))
同梱されてるDVDの方が
1.プライベートな旅行記録っぽいPV
2.先日行った発表ライブの映像
3.マッキーと3人でのトーク
となっていて結構可愛いし面白いです。
考えてみればデビューイベントのシークレットライブにも出席してるし、2ndシングルのお披露目ライブにも行ったし、CDも全部持ってるし・・・・うわぁ! いつのまにか立派な「オッカケ」か(笑)?
いやいや、つい5〜6年前までは上々颱風のライブを見に南は屋久島から北は芦別、果ては韓国慶州まで。通算200回以上はライブに行ってた訳ですから、こんな程度じゃオッカケの内に入りません(笑)。
よく誤解されるけど人よりも行動力とテンションがハンパ無く高いので、何事に付け「勢い」有るだけかもと思います。
人としてフェチ成分はかなり少ないのでマニアとかにはあまり成れそうにない。
そもそも2曲じゃ時間が持たないからオッカケしようにもイベント自体が持たないよね、歌手としては(笑)。
とりあえず「目指せ紅白!」だなww
どうせなら面白い展開を期待します。
かみさまでもえらべない。/Early Morning

明日の発売日のオリコンチャートの瞬間最大風速が少し楽しみ。
かみさまでもえらべない。/Early Morning

フジテレビの深夜番組「アナ★バン!」の、「ほとんど冗談みたいな」企画から生まれた「アラサー・アイドル」ユニットEarly Morningも2曲目を出すことになりました。
何せ冗談みたいな1曲目(笑)でさえ2万7千枚、肩を並べるのは道上洋三の「六甲おろし」だけというアナウンサーCDとしては驚異的な数字、異例の大ヒットといえる売れ行きを示したものですから、「調子に乗った」(笑)ようです。
まぁ調子に乗れるのは実はイイコトで、大波にしろ小波にしろ「波が来ている」訳ですから、ココで攻めないとね。
人生守りに入ってたら何もイイコト起きないと思いますから。
かみさまでもえらべない。/Early Morning

という訳で2曲目は数々のヒットを持つアーティスト、槇原敬之氏をプロデューサー&作詞・作曲に迎えての少々本気モードな楽曲で、既に覚えるほど聴いてますが←発売日前なのに(笑)、掛け値無しに槇原敬之らしい曲調の「イイ曲」だと思います。
(槇原敬之さんの楽曲自体をそれほど聴いてはいないけど、まぁマッキーって女目線の演歌だと思うんよね。普通の演歌に出てくる女性は男目線の「イイ女」だから、その逆という気がしてます)
フジテレビがホントに本気出してパワープレイでもキャンペーンでも何でもしたら「民放局アナが歌手としてNHK紅白出場!」なんて革命的・画期的な事件だって夢ではないと思うけど(笑)、そこまで本気かどうかは今のところアヤシイ。
まぁフジテレビの看板アナ2人、いわば飛車・角なので秋の改編期から年末にかけてキャンペーンにドサ回りしてられる程ヒマじゃないだろうしね。
で、発売日は明日なんだけど、「意外にも」(笑)1日早く届きました。

・フジテレビオフィシャルオンラインショッピングサイト フジテレビe!ショップ
・フジTV CD・DVD・本屋さん:かみさまでもえらべない。【限定“スペシャルパッケージ”仕様/DVD付】:Early Morning(高島彩アナ&中野美奈子アナ):CD
かみさまでもえらべない。/Early Morning

だってこれまでココの「先行予約」って最初のカレンダーは一般発売より遅れたし、最初のCDは発売日に到着だったので、「まぁ今回もおそらく・・・」って油断してた(笑)んだもん。

番組サイトから辿った先行予約の特典は、この外側の紙スリーブだけってことだったんだけど、加えて1日早く届くんならそれで十分嬉しいですな。
ジャケットやブックレットの写真も前回よりグレードアップしてる感じ。
まぁ1曲目のは1曲目で、素人っぽい造りを醸し出すべくなのか、プライベートなスナップ写真などが今回よりも一杯掲載されていて、それはそれで面白かったけど、いかにも「プロが気合い入れて撮りました」って感じの今回のジャケット写真は「女の子」モード全開の彼女たちの表情が良く、なかなかいい雰囲気だと思います。

曲自体は槇原敬之ファンに言わせるとまさしくマッキーワールドだそうで、そのワールドに関しては初心者の自分が聴いても、音が分厚いというか面白く織り上げられていて、単純に「イイ曲」だし飽きない曲。
まぁコレ、C/Wの無いシングルCDなので
1.ツインボーカルの完成楽曲
2.アリ(高島アナ)と歌おう
3.モニ(中野アナ)と歌おう
4.カラオケ
ってことで結局は「1曲だけ」なんですが、
(だって1260円だし(笑))
同梱されてるDVDの方が
1.プライベートな旅行記録っぽいPV
2.先日行った発表ライブの映像
3.マッキーと3人でのトーク
となっていて結構可愛いし面白いです。
考えてみればデビューイベントのシークレットライブにも出席してるし、2ndシングルのお披露目ライブにも行ったし、CDも全部持ってるし・・・・うわぁ! いつのまにか立派な「オッカケ」か(笑)?
いやいや、つい5〜6年前までは上々颱風のライブを見に南は屋久島から北は芦別、果ては韓国慶州まで。通算200回以上はライブに行ってた訳ですから、こんな程度じゃオッカケの内に入りません(笑)。
よく誤解されるけど人よりも行動力とテンションがハンパ無く高いので、何事に付け「勢い」有るだけかもと思います。
人としてフェチ成分はかなり少ないのでマニアとかにはあまり成れそうにない。
そもそも2曲じゃ時間が持たないからオッカケしようにもイベント自体が持たないよね、歌手としては(笑)。
とりあえず「目指せ紅白!」だなww
どうせなら面白い展開を期待します。
かみさまでもえらべない。/Early Morning

明日の発売日のオリコンチャートの瞬間最大風速が少し楽しみ。
2009年09月19日
【楽】上々颱風 in 日韓交流おまつり2009
最近では珍しくなった上々颱風のイベント出演。昔はアチコチでよくやってたけどね。

日韓交流おまつり2009
東京会場 at 六本木ヒルズアリーナ

・公式サイト
・六本木ヒルズ・Roppngi Hills:日韓交流おまつり2009 in Tokyo
・【週刊韓(カラ)から】「日韓交流おまつり2009」 ソウルと東京で 9月20日 (1/2ページ) - MSN産経ニュース
こういうイベントは入場無料ってのも有りがたいし、みんな写メなどカシャカシャ(笑)。
上々颱風とてメジャーデビューした(ことある、って言うべきか?(笑))バンドなので、通常は「写真撮影や録音はご遠慮下さい」ってアナウンスが五月蠅いんだけど、こういう国際交流イベントは趣旨故なのか無法地帯なのか、まぁ珍しく撮影できたので掲載します。
たまにはいいでしょう。前に撮影できたのは韓国の慶州だったか、どっかの夏祭りだったか。
今や客が減ってるんだから宣伝♪♪♪宣伝♪♪♪

最初にキャッチした出番情報は初日の最後、フィナーレでの出演だったのでそのつもりで居たら、当日の朝なのか急な時間変更で昼の1時からに。
何とか都合付けて駆けつけたけど、六本木ヒルズの中を急いでるときにちょうど2曲目の「愛より青い海」が耳に飛び込んできました。
このアリーナってなかなか近道が無いんよね。で、上から会場へ。

お、やってますな(笑)、ってな感じ。
既に座席は満席だったので(高齢者も多く開演1時間前には埋まっていたらしい)、後ろの方で鑑賞。




ミン君が入ると音が彩り良くなって愉快ですな。


こういう「一見さん」が多い会場の方が上々颱風って活きるというか、無理矢理巻き込んで最後に踊らせてしまうのが持ち味だったんだけど、ちょっと時間が短かったかな。
来週には吉祥寺前進座でLiveが有るんだけど、自分は談笑の落語に予約済み。
京都とか高松とかも有るけど・・・
年内次は何処に行くかな。

上々颱風12?土民の歌?
クチコミを見る

GOLDEN☆BEST 上々颱風
クチコミを見る

上々颱風
クチコミを見る

上々颱風2
クチコミを見る

上々颱風パラダイス ライブ!
クチコミを見る
![上々饗~しゃんしゃんぶり~ [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41bE6RqodhL._SL160_.jpg)
上々饗~しゃんしゃんぶり~ [DVD]
クチコミを見る

日韓交流おまつり2009
東京会場 at 六本木ヒルズアリーナ

・公式サイト
・六本木ヒルズ・Roppngi Hills:日韓交流おまつり2009 in Tokyo
・【週刊韓(カラ)から】「日韓交流おまつり2009」 ソウルと東京で 9月20日 (1/2ページ) - MSN産経ニュース
六本木ヒルズ・Roppngi Hills:日韓交流おまつり2009 in Tokyo
日韓交流おまつり2009 in Tokyo
JAPAN-KOREA FESTIVAL 2009 in TOKYO
2009年9月19日(土)〜21日(月・祝)の3日間、韓国と日本が両国の文化を通じてお互いに深く交感し、友好と増進をはかる「日韓おまつり 2009 in Tokyo」が開催されます。
初めての東京での開催に伴い、韓国からは文化交流の象徴性を込めた9つの文化芸術公演団及び人間国宝2名、そして日本に新しい風を起こしている新人韓流スターを含む総勢140人余りが来日します。日本からは「よさこい」3団体と「阿波踊り」2団体、エイサー、無国籍音楽集団「上々颱風」、アジアトップを誇る B-Boyチーム、「All Area Japan」、東京韓国人学校の伝統舞踊団等が加わり、文化と友情を分かち合います。
皆さんお誘い合わせの上、ご来場ください。
開催概要
日韓友好親善の新時代を拓く!
日韓交流おまつり2009 in Tokyo
期日: 2009年9月19日(土)〜21日(月・祝)
時間: 11:00〜20:00
料金: 入場無料
場所: 六本木ヒルズアリーナ
主催: 日韓交流おまつり実行委員会
後援:
日本:外務省、観光庁、東京都、国際交流基金、日韓文化交流基金
韓国:外交通商部(駐日韓国大使館)、文化体育観光部、農林水産食品部、韓国国際交流財団
お問い合わせ: 03-3354-7003(日韓交流おまつり事務局)
WEBサイト: http://www.omatsuri.kr/jp
スケジュール
◆9月19日(土)
11:00〜12:00 フェスティバル開幕式
12:00〜20:00 キムチ作り公開実演、キムチクイズ、コンテスト、日本フュージョン音楽公演「上々颱風」
◆9月20日(日)
13:00〜16:00 韓 Style 2009 韓国歌謡コンテスト
17:00〜17:30 開幕式(※会場内の入場は招待の方のみとなります。)
17:30〜18:00 開幕祝辞公演
18:00〜20:00 日韓文化公演
◆9月21日(月・祝)
11:00〜12:30 日韓深い趣のハンマダン
13:30〜15:00 皆で楽しむ日韓交流おまつり
15:30〜16:50 日韓ユース・ハマダン
17:05〜18:55 日韓友情のハンマダン
19:30〜20:00 閉幕式
◆常時開催イベント
9月19日(土)〜21日(月・祝) 11:00〜20:00
キムチフェスティバル、韓国工芸の体験
廃材楽器の体験、など
六本木ヒルズ・Roppngi Hills:日韓交流おまつり2009 in Tokyo
こういうイベントは入場無料ってのも有りがたいし、みんな写メなどカシャカシャ(笑)。
上々颱風とてメジャーデビューした(ことある、って言うべきか?(笑))バンドなので、通常は「写真撮影や録音はご遠慮下さい」ってアナウンスが五月蠅いんだけど、こういう国際交流イベントは趣旨故なのか無法地帯なのか、まぁ珍しく撮影できたので掲載します。
たまにはいいでしょう。前に撮影できたのは韓国の慶州だったか、どっかの夏祭りだったか。
今や客が減ってるんだから宣伝♪♪♪宣伝♪♪♪

1.上々颱風のテーマ
2.愛より青い海
3.恋で地球は回ってる
4.今日はあんちゃのめでで日
5.土民の歌
6.Let it be
最初にキャッチした出番情報は初日の最後、フィナーレでの出演だったのでそのつもりで居たら、当日の朝なのか急な時間変更で昼の1時からに。
何とか都合付けて駆けつけたけど、六本木ヒルズの中を急いでるときにちょうど2曲目の「愛より青い海」が耳に飛び込んできました。
このアリーナってなかなか近道が無いんよね。で、上から会場へ。

お、やってますな(笑)、ってな感じ。
既に座席は満席だったので(高齢者も多く開演1時間前には埋まっていたらしい)、後ろの方で鑑賞。




ミン君が入ると音が彩り良くなって愉快ですな。


こういう「一見さん」が多い会場の方が上々颱風って活きるというか、無理矢理巻き込んで最後に踊らせてしまうのが持ち味だったんだけど、ちょっと時間が短かったかな。
来週には吉祥寺前進座でLiveが有るんだけど、自分は談笑の落語に予約済み。
京都とか高松とかも有るけど・・・
年内次は何処に行くかな。

上々颱風12?土民の歌?
クチコミを見る

GOLDEN☆BEST 上々颱風
クチコミを見る

上々颱風
クチコミを見る

上々颱風2
クチコミを見る

上々颱風パラダイス ライブ!
クチコミを見る
![上々饗~しゃんしゃんぶり~ [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/41bE6RqodhL._SL160_.jpg)
上々饗~しゃんしゃんぶり~ [DVD]
クチコミを見る
2009年09月05日
【芸】年内休養宣言直後となった立川談志一門会
談志師匠は落語こそなさいませんでしたが、ジーンズにジャケット姿で高座に登場、胡座をかいておもむろに体調報告、そして弟子のこと、落語界のことなど、お好きなジョークを10本ほど交えて20分ぐらいは口演され、観客を笑わせてくれました。
「休養宣言」以前に見たときより元気に思えたのですが、それはやっぱり入院して酒を抜いてるからかも知れません。
医者に言われたそうです。「手癖が悪い」って(笑)。

先日体調不良で「年内休養宣言」をしたばかりの立川一門家元の立川談志師匠。
先日、この「休養宣言」直前のJ亭 立川談笑落語会 四季 夏part 3を見に行ったのですが、かなり身体がお辛いご様子で、件の「休養宣言」は「やっぱりな・・・」でした。
ところがこの前進座劇場での一門会には「這ってでも出る」とのこと。。。
実は夕方まで完全に高円寺 ジロキチでの古澤さんのBDライブに行くつもりだったんだけど、談志ファンの友人から
「連れがインフルエンザで行けなくなったんで一緒に行かない?」ってお誘い。
半日がかりでようやく取れたってプラチナチケット、無駄にする訳にはいかないってことで、急なレスキュー要請です。
まぁ古澤さんの方は今月は他にもライブがあってまだ元気そうだし(笑)、元気な人よりは死にそうな人(畏)を見ておかないとね、ということで有りがたく友人の誘いに乗った次第でした。
大昔に上々颱風のライブで来て以来、久々の吉祥寺前進座劇場。

思ってたより駅から遠くて周囲に何も無い感じ。

たまたま見つけた喫茶店でちょっとした腹拵えをしてから入りました。

劇場としては小さくて、大きな落語会をするにはちょうどいい感じ。
最初の平林さん、前座さんなんでしょうか。大学の落研っぽい感じでしたが滑舌はよく、稽古量はチャンとある感じ。
次の志遊さんの「ちりとてちん」、江戸落語で言うと「酢豆腐」ですが、上方落語の型に近くやってられましたね。
仲入り前の文都さんの「はてなの茶碗」も米朝師匠の型でしたが、なかなか風貌と相まって油屋さんの演技がお似合いでした。
でも何というかやっぱり「江戸っ子の駄目な奴」って感じですね、短気で損する感じの。やっぱり「大阪の駄目な奴」ってのは「ええ加減な奴」って風情なので、そこはわざとなのか自然なのか少し不思議な感じもしました。
上方落語で聞くと最後のサゲで油屋について「アホチャウか(笑)」って笑えるんだけど、今日の感じだと少しこの油屋が腹立たしい。「なんてことすんねん!」ってことで。
それはネタとして親孝行&親不孝の部分を膨らませてるからこその反作用でしたが、狙った効果ならいいけど、どうなんでしょうね。
仲入り後の志らくさんは流石の口舌だし、綺麗にやるのが難しそうな「短命」をギリギリ下品にしない範囲でやっておられました。
こうしてみるとみんな滑舌がいいというか口舌が流暢なんだけど、年期の違いというか上手下手は演じ分けとか人物描写の深みや細やかさに出るんでしょうね。
でもって細かいからいいとは限らない気もします。
自分は聞いてるだけですけど、落語って悩み始めると難しいんでしょうね。

どうやら談志一流の「侠気」でご挨拶に出てこられたようですね。
そういう凛とした気概があればきっと回復されると信じたいですね。
「年内休養宣言」の前後を挟んでの談志師匠を見ることが出来ました。これも何かのご縁って思いですが、是非また元気な長講一席を伺いたいものです。
生で「芝浜」聞いたのずいぶんと前だものなぁ。
「休養宣言」以前に見たときより元気に思えたのですが、それはやっぱり入院して酒を抜いてるからかも知れません。
医者に言われたそうです。「手癖が悪い」って(笑)。

先日体調不良で「年内休養宣言」をしたばかりの立川一門家元の立川談志師匠。
年内休養のお知らせ
この度、立川談志は体調不良の為、年内中の活動を休止させて頂くこととなりました。
ファンの皆様、公演及び番組関係者、そして何より公演のチケットをご購入頂いたお客様には、
ご心配、ご迷惑をお掛けし深くお詫び申し上げます。
詳しい経過としては、まず8月14日に本人から「体調がすぐれないので、暫く休みたい」との申し出がありました。確かにこのところ体力の低下が著しく、8月下旬に医師の診察を受けたところ、「糖尿病により約3ヶ月の外来治療、入院治療、および自宅治療を要する」と診断されました。協議の結果、現状では仕事の続行が不可能と判断し、9月から年内の全てのお仕事をキャンセルさせて頂くこととなりました。
復帰の時期は、今のところ未定ですが、談志本人も体調が回復し次第、仕事を再開したいと考えております。一日も早く皆様の前でよいご報告が出来ますよう関係者一同最善の努力をしていく所存でございます。どうかご理解賜りますようお願い申し上げます。
≪談志からのコメント≫
とにかく体調不良でご迷惑かけてすみません。
立川談志
TOPICS
先日、この「休養宣言」直前のJ亭 立川談笑落語会 四季 夏part 3を見に行ったのですが、かなり身体がお辛いご様子で、件の「休養宣言」は「やっぱりな・・・」でした。
ところがこの前進座劇場での一門会には「這ってでも出る」とのこと。。。
おはようございます☆ 前進座劇場です 9月5日立川談志一門会についてのお知らせ
9月5日の前進座公演に関しましては
「9月5日は何が何でも前進座劇場に参ります。」
とのご連絡をいただいております。
当劇場と致しましても
不測の事態ではございますが
予定通り開催させていただきます。
おはようございます☆ 前進座劇場です 9月5日立川談志一門会についてのお知らせ
実は夕方まで完全に高円寺 ジロキチでの古澤さんのBDライブに行くつもりだったんだけど、談志ファンの友人から
「連れがインフルエンザで行けなくなったんで一緒に行かない?」ってお誘い。
半日がかりでようやく取れたってプラチナチケット、無駄にする訳にはいかないってことで、急なレスキュー要請です。
まぁ古澤さんの方は今月は他にもライブがあってまだ元気そうだし(笑)、元気な人よりは死にそうな人(畏)を見ておかないとね、ということで有りがたく友人の誘いに乗った次第でした。
大昔に上々颱風のライブで来て以来、久々の吉祥寺前進座劇場。

思ってたより駅から遠くて周囲に何も無い感じ。

たまたま見つけた喫茶店でちょっとした腹拵えをしてから入りました。

劇場としては小さくて、大きな落語会をするにはちょうどいい感じ。
・唖の釣り(おしのつり) 平林
・ちりとてちん 志遊
・はてなの茶碗 文都
<仲入り>
・短命 志らく
・ご挨拶 立川談志
(以上の落語演目解説リンク先:落語のあらすじ 千字寄席 )
最初の平林さん、前座さんなんでしょうか。大学の落研っぽい感じでしたが滑舌はよく、稽古量はチャンとある感じ。
次の志遊さんの「ちりとてちん」、江戸落語で言うと「酢豆腐」ですが、上方落語の型に近くやってられましたね。
仲入り前の文都さんの「はてなの茶碗」も米朝師匠の型でしたが、なかなか風貌と相まって油屋さんの演技がお似合いでした。
でも何というかやっぱり「江戸っ子の駄目な奴」って感じですね、短気で損する感じの。やっぱり「大阪の駄目な奴」ってのは「ええ加減な奴」って風情なので、そこはわざとなのか自然なのか少し不思議な感じもしました。
上方落語で聞くと最後のサゲで油屋について「アホチャウか(笑)」って笑えるんだけど、今日の感じだと少しこの油屋が腹立たしい。「なんてことすんねん!」ってことで。
それはネタとして親孝行&親不孝の部分を膨らませてるからこその反作用でしたが、狙った効果ならいいけど、どうなんでしょうね。
仲入り後の志らくさんは流石の口舌だし、綺麗にやるのが難しそうな「短命」をギリギリ下品にしない範囲でやっておられました。
こうしてみるとみんな滑舌がいいというか口舌が流暢なんだけど、年期の違いというか上手下手は演じ分けとか人物描写の深みや細やかさに出るんでしょうね。
でもって細かいからいいとは限らない気もします。
自分は聞いてるだけですけど、落語って悩み始めると難しいんでしょうね。

前進座 立川談志一門会出演についてのご説明
去る8月26日、当ホームページ及びマスコミ等でお知らせした通り、立川談志は年内体調不良の為、年内中の活動を休止させて頂きました。
現在は、医師の指示に従い、自宅療養、入院治療などを行なっております。その最中の9月5日に「前進座 立川談志一門会」の舞台に上がったことについて、一部のファンの皆様の間で混乱が生じているとの情報が入りましたので、事情をご説明させて頂きます。
今回の出演は、患いながらも高座を務める弟子がいた為、談志が励ましたいとの思いで会場に駆けつけた次第です。もちろん主催者へは、ご挨拶での出演の可能性があるかもしれないと事前に示唆してあったものの、体調如何によって当日まで確実なことは言えず、当日のパンフレットに記載の通りあくまで"出演予定”ということで対応させて頂きました。
今後の公演につきまして、様々な憶測が飛んでいるとの情報もございますが、出演をキャンセルした年内の公演への出演は一切ございません。
重ね重ねファンの皆様には、ご心配、ご迷惑をお掛けいたしますが、どうぞご理解賜りますようお願い申し上げます。
TOPICS
どうやら談志一流の「侠気」でご挨拶に出てこられたようですね。
そういう凛とした気概があればきっと回復されると信じたいですね。
「年内休養宣言」の前後を挟んでの談志師匠を見ることが出来ました。これも何かのご縁って思いですが、是非また元気な長講一席を伺いたいものです。
生で「芝浜」聞いたのずいぶんと前だものなぁ。
2009年09月04日
【楽】ル・オードムーゲのハルマゲドン大作戦
玉井さんのライブ、今日は阿佐ヶ谷のJAMB JAMBってトコロ。
ル・オードムーゲのハルマゲドン大作戦

何でもこの会場、70年代の迷作漫画「どくだみ荘」の作者、故・福谷たかしさんの奥様のお店だそう。
・独身アパートどくだみ荘:マンガ:福谷たかし - 電子書籍はeBookJapan

レジェンドどくだみ荘伝説
クチコミを見る
でもって常連さんに円谷プロオフィシャルの怪獣フィギュア作家の方がいるそうで、卓上に懐かしの怪獣人形が何気なく置かれてたりします。

「ガラモン」だね。

レア物だそうな「シーボーズ」。

上々颱風ファンの間では、ライブ中に間の悪い掛け声(というかほとんど奇声)を掛けるKY常連客(というか東●汽船勤務の特定人(笑))のことを指す、メイワクの代名詞のような怪獣「イカルス星人」のフィギュア。これもレア物らしい。
そんなマニアックなお店。
まぁ阿佐ヶ谷って土地柄自体がマニアックだけど(笑)、そんな街に似合った感じのお店です。
玉井さんに教えられた店名は阿佐ヶ谷JumbJumbだったんだけど、これだと検索で上手く店舗情報が拾えませんでした。どうやらそれらしきお店のことを書いてるブログとかには当たるんだけどね。
それもその筈で(笑)、店名は「U」じゃなくて「A」、それも大文字、正しくはJAMB JAMBです。
場所は阿佐ヶ谷駅を青梅街道「じゃない方」に出て、ロータリーの左側、線路沿い「じゃない方」の路地道を直進すると駅のホームの途切れたぐらいの距離感でお店に出会えます。
飲み屋街の中で「街場の喫茶店」といった風情のお店ですが、アコースティック向けのライブハウスになってます。



テーブル上に置かれているのは、本日のスペシャルサービス、
「ライブチャージ1,500+オーダー = おつまみ付き(玉井ちゃんの自家製メニュー)」
って奴でして、揚げ餃子と春巻、インゲン豆、枝豆、お店からのサービスで浅漬けって品々。
結構イケル味でして、おかげで生ビールを5杯ぐらい飲んだかな?
ちなみにここの生ビールは1パイント1000円の「バス・ペールエール」です。
新橋のビアライゼとかでよく飲むアレですが、こういうお店にしては珍しい。
ここらもコダワリの一つなんでしょうね。
狭いお店ですけどその分アットホーム、お客さんもほぼ満席で、なかなか面白かったです。


セットリストとか貰ってないんで曲目までは覚えてないけど、英語有り、ご当地モノあり、何でもあり(笑)の愉快音楽はいつもの感じ。

肺ガンのオジサンはまた入院中だそうです。
治ってもしばらくはライブハウスはキツイんチャウかな。。。。なんせミュージシャンとかライブハウスの客って喫煙人口多いから副流煙だけで再発しまっせ(笑)。

そうそうジャンケン大会でアッサリ勝っちゃって、ヒヨコ柄のTシャツ貰いましたが、「黄色ちょうだい」って言ったんだけど、照明が照明だから家に帰って見たらピンク色でした(笑)。
ま、戦利品なんで別にいいんですけどね。
でもピンク色なんて何処で着ようかな?(笑)
---
追記(9/25)
記事を書いたときは情報が上がってなかったけど、次回はラカーニャで以下の如しだそうです。
ル・オードムーゲのハルマゲドン大作戦

何でもこの会場、70年代の迷作漫画「どくだみ荘」の作者、故・福谷たかしさんの奥様のお店だそう。
・独身アパートどくだみ荘:マンガ:福谷たかし - 電子書籍はeBookJapan

レジェンドどくだみ荘伝説
クチコミを見る
でもって常連さんに円谷プロオフィシャルの怪獣フィギュア作家の方がいるそうで、卓上に懐かしの怪獣人形が何気なく置かれてたりします。

「ガラモン」だね。

レア物だそうな「シーボーズ」。

上々颱風ファンの間では、ライブ中に間の悪い掛け声(というかほとんど奇声)を掛けるKY常連客(というか東●汽船勤務の特定人(笑))のことを指す、メイワクの代名詞のような怪獣「イカルス星人」のフィギュア。これもレア物らしい。
そんなマニアックなお店。
まぁ阿佐ヶ谷って土地柄自体がマニアックだけど(笑)、そんな街に似合った感じのお店です。
玉井さんに教えられた店名は阿佐ヶ谷JumbJumbだったんだけど、これだと検索で上手く店舗情報が拾えませんでした。どうやらそれらしきお店のことを書いてるブログとかには当たるんだけどね。
それもその筈で(笑)、店名は「U」じゃなくて「A」、それも大文字、正しくはJAMB JAMBです。
場所は阿佐ヶ谷駅を青梅街道「じゃない方」に出て、ロータリーの左側、線路沿い「じゃない方」の路地道を直進すると駅のホームの途切れたぐらいの距離感でお店に出会えます。
飲み屋街の中で「街場の喫茶店」といった風情のお店ですが、アコースティック向けのライブハウスになってます。



テーブル上に置かれているのは、本日のスペシャルサービス、
「ライブチャージ1,500+オーダー = おつまみ付き(玉井ちゃんの自家製メニュー)」
って奴でして、揚げ餃子と春巻、インゲン豆、枝豆、お店からのサービスで浅漬けって品々。
結構イケル味でして、おかげで生ビールを5杯ぐらい飲んだかな?
ちなみにここの生ビールは1パイント1000円の「バス・ペールエール」です。
新橋のビアライゼとかでよく飲むアレですが、こういうお店にしては珍しい。
ここらもコダワリの一つなんでしょうね。
狭いお店ですけどその分アットホーム、お客さんもほぼ満席で、なかなか面白かったです。


セットリストとか貰ってないんで曲目までは覚えてないけど、英語有り、ご当地モノあり、何でもあり(笑)の愉快音楽はいつもの感じ。

肺ガンのオジサンはまた入院中だそうです。
治ってもしばらくはライブハウスはキツイんチャウかな。。。。なんせミュージシャンとかライブハウスの客って喫煙人口多いから副流煙だけで再発しまっせ(笑)。

そうそうジャンケン大会でアッサリ勝っちゃって、ヒヨコ柄のTシャツ貰いましたが、「黄色ちょうだい」って言ったんだけど、照明が照明だから家に帰って見たらピンク色でした(笑)。
ま、戦利品なんで別にいいんですけどね。
でもピンク色なんて何処で着ようかな?(笑)
---
追記(9/25)
記事を書いたときは情報が上がってなかったけど、次回はラカーニャで以下の如しだそうです。
ラ・カーニャLive 2003
10月 16日(金)
大のオトナのやんちゃな祭典その名も必殺「楽園に渋柿!?」
玉井まさじ率いるル・オードムーゲ
一人芝居神山てんがい
open:19:00 Start:19:30
予約・当日・1500円+1drink order
ラ・カーニャLive 2003
2009年08月27日
【遊】2日目は飲むより踊るで
錦糸町河内音頭、昨日はとっとと飲む方に走ったので(笑)、今日は最初から踊る気で。
早い時間にはそんなに人が居ません。

とりあえずマメカチでウォームアップ、疲れたら手踊り、珍しく江州音頭が流れたので参加、最後の方は久々に流しを思い出し思い出し。
一昨年の講習会の流しじゃなくて、その前の年の講習会のに近かったのでかなり苦労しました。
江州音頭も一昨年の1回目の講習会でやったきりだったのでまぁ記憶喚起程度かな、今日は。
そうこうしてるうちにいつのまにか結構な人混み。

比較的涼しい今年だったとはいえ大汗かいて帰ってきました。
というか・・・
音頭取りにも様々な人が居ますが、踊り場なのに何度も囃子方を止めてしまって語りを聴かせに入っちゃった人が居たのは驚くやら迷惑やら・・・で気分が白けてしまったので踊る気が無くなって帰ってきたのでした。
どうなんだろうねぇ。
江州音頭を演じた若い女の子の音頭取りは良かったな。
・河内音頭・江州音頭 月乃家会
・イヤコラセ東京ブログ:月乃家小菊 6月24日CD発売決定 - livedoor Blog(ブログ)

踊れ大阪総おどり
クチコミを見る
今年は秋にかけても河内音頭イベントが関東でも多いようで草加も大久保も行われるようです。
行けたら行こ。
早い時間にはそんなに人が居ません。

8月27日(水)17時30分きっちり本番スタート!
01. 司家貴嗣
02. 永田充康
03. 桑舞昇永
04. 堺家小利貴丸
05. 月乃家小菊
06. 浅照
07. 生駒家一夫
08. 鳴門家寿美若、寿々佳(掛け合い座敷調音頭)
09. 大月一若
10. 井筒家小石丸
11. 司家征嗣
12. 鉄砲光丸
イヤコラセ東京−公式ウェブサイト
とりあえずマメカチでウォームアップ、疲れたら手踊り、珍しく江州音頭が流れたので参加、最後の方は久々に流しを思い出し思い出し。
一昨年の講習会の流しじゃなくて、その前の年の講習会のに近かったのでかなり苦労しました。
江州音頭も一昨年の1回目の講習会でやったきりだったのでまぁ記憶喚起程度かな、今日は。
そうこうしてるうちにいつのまにか結構な人混み。

比較的涼しい今年だったとはいえ大汗かいて帰ってきました。
というか・・・
音頭取りにも様々な人が居ますが、踊り場なのに何度も囃子方を止めてしまって語りを聴かせに入っちゃった人が居たのは驚くやら迷惑やら・・・で気分が白けてしまったので踊る気が無くなって帰ってきたのでした。
どうなんだろうねぇ。
江州音頭を演じた若い女の子の音頭取りは良かったな。
・河内音頭・江州音頭 月乃家会
・イヤコラセ東京ブログ:月乃家小菊 6月24日CD発売決定 - livedoor Blog(ブログ)

踊れ大阪総おどり
クチコミを見る
今年は秋にかけても河内音頭イベントが関東でも多いようで草加も大久保も行われるようです。
行けたら行こ。
2009年08月26日
【楽】第28回すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り2009
毎年恒例の錦糸町河内音頭の初日。

・イヤコラセ東京−公式ウェブサイト
・[夏祭り2009]錦糸町河内音頭/レッツエンジョイ東京


今日は踊ることもなく飲みに出てしまいました(笑)。
明日は踊ろ。

・イヤコラセ東京−公式ウェブサイト
・[夏祭り2009]錦糸町河内音頭/レッツエンジョイ東京
第28回すみだ錦糸町河内音頭大盆踊り2009
日時: 8月26日(水)27日(木) 開場午後5時、開演午後5時30分、雨天決行
会場: 竪川親水公園(首都高速7号線下)
交通: JR線/営団地下鉄半蔵門線 錦糸町駅南口下車徒歩4分
参加: 無料
主催: 錦糸町商店街振興組合/錦糸町河内音頭実行委員会
出演者:
鉄砲 光丸
鳴門家 寿美若
司家 征嗣
浅 照
生駒家 一夫
大月 一若
桑舞 昇永
井筒家 小石丸
月乃家 小菊
永田 充康
河洲 虎丸
鳴門家 寿々佳
司家 貴嗣
堺家 小利貴丸
虹 友美(三味線)
桜井 哲(ギター)
---------------------
出演順・スケジュール決定
8月26日(水)17時30分きっちりスタート!
01. 河洲虎丸
02. 堺家小利貴丸
03. 鳴門家寿々佳
04. 桑舞昇永
05. 月乃家小菊 with 井筒家小石丸
06. 浅照
07. 大月一若
08. 井筒家小石丸
09. 生駒家一夫
10. 司家征嗣
11. 鳴門家寿美若
12. 鉄砲光丸
8月26日は、衣装コンテストも開催されます。奇抜な衣装で御参加下さい。
イヤコラセ東京−公式ウェブサイト


今日は踊ることもなく飲みに出てしまいました(笑)。
明日は踊ろ。
2009年08月21日
【芸】談笑と談志 <J亭 立川談笑落語会 四季 夏part 3>
談志師匠、キツそうでしたけど、何とかかんとか「疝気の虫(せんきのむし)」をやり終えて、師弟愛に支えられて照れくさそうに高座を降りていかれました。
早く良くなって頂きたいです。

最近一生懸命予約入れて足を運ぶようになってる立川談笑の落語会「J亭 立川談笑落語会 四季」、ずっと面白いけど今日はおおごと。
なんと言っても本日のゲストは師匠の立川談志、家元登場でしたから。

談笑さんの緊張感はかなりのものだったのでしょう。
仲入り前には師匠はまだ到着していなかったのですが、1席目のお化け長屋からして何だか本調子じゃない様子。
落語のあらすじ 千字寄席 : お化け長屋(おばけながや) 落語を読むと本来のサゲはイマイチ分かりにくい、というか最後までやらないのが普通のようで、談笑さんもお化けバナシが上手くいかない段でサゲにしてました。
まぁこの1席目に限らず立川流の当然として噺の工夫はされてて面白かったけど、でもまぁ何だか気もそぞろな感じだったかな?
おそらく師匠の体調の心配もあったんでしょうね、後から考えると。
2席目の片棒はもっと大胆。3兄弟こそ登場してるけどキャラを濃くすることで途中で終わる構成、タイトルと無関係の場所で終わってます。
・落語のあらすじ 千字寄席 : 片棒(かたぼう) 落語
仲入り後の3席目は青菜、桂枝雀を思わせる激しいアクションの演出でしたが、噺を大きくは弄ってはいませんでした。
・青菜(あおな) 落語: 落語のあらすじ 千字寄席
この3席目の途中で師匠は到着したようです。
そしていよいよ立川談志家元登場。
前座さんのように座布団返してお茶を用意してメクリを替えてと働く談笑さんは何だか少し嬉しそうにも見えるぐらいの甲斐甲斐しさ。
その談笑さんに後見される感じで家元は高座に上がられました。
最初は声を出すのもしんどそうで、ご本人も小咄2つ3つか「やかんの半分とかで」帰ろうと考えていたとのことでしたが、客前で喋ってるウチに乗って来られたのか、有りがたいことにネタに入られました。
「何の噺かな?」
とか、かなりの落語ファンばかりの場所だったように思うけど、みんな頭の中で「???」で探り状態、多少構成を変えてられたので「ん?代脈?」とか思ったけどそれもどうやら「違うな」と。
実は
「疝気の虫(せんきのむし)
」の噺の途中から始まったのでした。
キーワードの「別荘」も「蕎麦」も「唐辛子」も飛んじゃってるから後々困る訳で・・・
談志師匠もすぐにご自身で気付いたようで
「最初からやっていい?」
って(笑)。聴衆も愛に溢れてますので(笑)「どうぞどうぞ」と大拍手。
その後もアッチャコッチャしたり、雑談が挟まったり色々しましたけど、とにもかくにもサゲまで辿り着きました。
そんな状態なのにチャンと笑えるのは呼吸とか間とかの芸のチカラだと思います。「緊張と緩和」。
高座を降りるときも談春さんに思いっきり後見されて照れくさそうにしてるのが可愛い大師匠でしたね。
何でも転んで右足を骨折してるそうで、それで高座に上がられるだけでも凄いけど、何だかんだ言って芸になるところ、可愛げ=魅力があるところが凄いです。73歳。
師弟愛と演者と聴衆の間の愛のようなモノで包まれた貴重な一席でした。
本日の演目を談志師匠自体の厳しい目から「疝気の虫」とは認められないかも知れないけど、自分たちはイイモノを見せて頂いたと思います。
【本日のトリの演目】=「人間 立川談志」
って感じでした。不思議な話ですが元気貰った。凄いもん。
家元も頑張って下さいませ。
家元が頑張った分、終演時間も普段より30分ぐらい遅かったので帰りの一杯はいつもの魚や 新橋店のラストオーダーには間に合わず、こっちも馴染みですが焼肉屋の大盛苑になりました。


個人的には、厚切り肉が美味いのはココが一番。
いい日でした。
年内休養のお知らせ
この度、立川談志は体調不良の為、年内中の活動を休止させて頂くこととなりました。
ファンの皆様、公演及び番組関係者、そして何より公演のチケットをご購入頂いたお客様には、
ご心配、ご迷惑をお掛けし深くお詫び申し上げます。
詳しい経過としては、まず8月14日に本人から「体調がすぐれないので、暫く休みたい」との申し出がありました。確かにこのところ体力の低下が著しく、8 月下旬に医師の診察を受けたところ、「糖尿病により約3ヶ月の外来治療、入院治療、および自宅治療を要する」と診断されました。協議の結果、現状では仕事の続行が不可能と判断し、9月から年内の全てのお仕事をキャンセルさせて頂くこととなりました。
復帰の時期は、今のところ未定ですが、談志本人も体調が回復し次第、仕事を再開したいと考えております。一日も早く皆様の前でよいご報告が出来ますよう関係者一同最善の努力をしていく所存でございます。どうかご理解賜りますようお願い申し上げます。
≪談志からのコメント≫
とにかく体調不良でご迷惑かけてすみません。
立川談志
・TOPICS
早く良くなって頂きたいです。

最近一生懸命予約入れて足を運ぶようになってる立川談笑の落語会「J亭 立川談笑落語会 四季」、ずっと面白いけど今日はおおごと。
なんと言っても本日のゲストは師匠の立川談志、家元登場でしたから。

談笑さんの緊張感はかなりのものだったのでしょう。
仲入り前には師匠はまだ到着していなかったのですが、1席目のお化け長屋からして何だか本調子じゃない様子。
落語のあらすじ 千字寄席 : お化け長屋(おばけながや) 落語を読むと本来のサゲはイマイチ分かりにくい、というか最後までやらないのが普通のようで、談笑さんもお化けバナシが上手くいかない段でサゲにしてました。
まぁこの1席目に限らず立川流の当然として噺の工夫はされてて面白かったけど、でもまぁ何だか気もそぞろな感じだったかな?
おそらく師匠の体調の心配もあったんでしょうね、後から考えると。
2席目の片棒はもっと大胆。3兄弟こそ登場してるけどキャラを濃くすることで途中で終わる構成、タイトルと無関係の場所で終わってます。
・落語のあらすじ 千字寄席 : 片棒(かたぼう) 落語
仲入り後の3席目は青菜、桂枝雀を思わせる激しいアクションの演出でしたが、噺を大きくは弄ってはいませんでした。
・青菜(あおな) 落語: 落語のあらすじ 千字寄席
この3席目の途中で師匠は到着したようです。
そしていよいよ立川談志家元登場。
前座さんのように座布団返してお茶を用意してメクリを替えてと働く談笑さんは何だか少し嬉しそうにも見えるぐらいの甲斐甲斐しさ。
その談笑さんに後見される感じで家元は高座に上がられました。
最初は声を出すのもしんどそうで、ご本人も小咄2つ3つか「やかんの半分とかで」帰ろうと考えていたとのことでしたが、客前で喋ってるウチに乗って来られたのか、有りがたいことにネタに入られました。
「何の噺かな?」
とか、かなりの落語ファンばかりの場所だったように思うけど、みんな頭の中で「???」で探り状態、多少構成を変えてられたので「ん?代脈?」とか思ったけどそれもどうやら「違うな」と。
実は
「疝気の虫(せんきのむし)
」の噺の途中から始まったのでした。
キーワードの「別荘」も「蕎麦」も「唐辛子」も飛んじゃってるから後々困る訳で・・・
談志師匠もすぐにご自身で気付いたようで
「最初からやっていい?」
って(笑)。聴衆も愛に溢れてますので(笑)「どうぞどうぞ」と大拍手。
その後もアッチャコッチャしたり、雑談が挟まったり色々しましたけど、とにもかくにもサゲまで辿り着きました。
そんな状態なのにチャンと笑えるのは呼吸とか間とかの芸のチカラだと思います。「緊張と緩和」。
高座を降りるときも談春さんに思いっきり後見されて照れくさそうにしてるのが可愛い大師匠でしたね。
何でも転んで右足を骨折してるそうで、それで高座に上がられるだけでも凄いけど、何だかんだ言って芸になるところ、可愛げ=魅力があるところが凄いです。73歳。
師弟愛と演者と聴衆の間の愛のようなモノで包まれた貴重な一席でした。
本日の演目を談志師匠自体の厳しい目から「疝気の虫」とは認められないかも知れないけど、自分たちはイイモノを見せて頂いたと思います。
【本日のトリの演目】=「人間 立川談志」
って感じでした。不思議な話ですが元気貰った。凄いもん。
家元も頑張って下さいませ。
立川談志が年内の仕事キャンセル「とにかく体調不良」(サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース
8月26日16時17分配信 談志が年内の仕事キャンセル「とにかく体調不良」 - 芸能 - SANSPO.COM
立川談志が年内の仕事キャンセル「とにかく体調不良」
落語家の立川談志(73)が26日、体調不良のため年内の仕事をすべてキャンセルすると所属事務所を通じて発表した。談志は5年前から糖尿病を患っており、今月14日に本人が「体調がすぐれないのでしばらく休みたい」と申し出たという。談志は「とにかく体調不良でご迷惑かけてすみません」とのコメントを発表した。命に別状はないという。
談志は手足のつり、足元のふらつき等の症状に加えて、体力の低下が著しく、今月下旬に医師の診察を受けたところ「糖尿病により約3カ月の治療、入院を要する」と診断されたという。これを受けて、本人、関係者、医師が協議した結果、現状では仕事の続行が不可能と判断し、今年いっぱいの仕事をキャンセルすることにした。
復帰の時期は未定で、まずは治療、静養に専念、談志本人の体力が回復し次第、仕事を再開する。また、昨年秋に発症したのどの病気「声門がん」についてはほぼ完治し、転移、再発などの心配もなく、今回の病状とは関係ないという。
最終更新:8月26日17時57分
サンケイスポーツ
立川談志が年内の仕事キャンセル「とにかく体調不良」(サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース
家元が頑張った分、終演時間も普段より30分ぐらい遅かったので帰りの一杯はいつもの魚や 新橋店のラストオーダーには間に合わず、こっちも馴染みですが焼肉屋の大盛苑になりました。


個人的には、厚切り肉が美味いのはココが一番。
いい日でした。
2009年08月17日
【楽】アナ★バン!真夏の祭典〜お台場合衆国にマッキーが来たよSP!公開収録
高島彩(フジテレビアナウンサー)と中野美奈子(同)による「アラサー・アイドルユニット」こと「Early Morning」の第2弾シングルの初の発表会。
「かみさまだってえらべない」 (槇原敬之 作詞・作曲&P)
2曲目の今作は・・・マジで売れるかも!(笑)
いやマジで、なかなか深くてイイ曲に仕上がってると思います。
(ま、前作と較べる方が無茶なんですが(笑))
とはいえ前作もナメたもんじゃないのも数字が示すとおりで、デビュー版1stシングル「おいてけぼりのThirty」は発売日のオリコンデイリー堂々の5位、総数2万7千枚超えという中中の快挙!(だってイロモノ(笑))
その1作目の制作記念イベントへも昨年末に参加させて貰いましたが、その折は「抽選」、たまたま当たったからいいようなものの、、、でしたが、今回は「朝から並べ」と(笑)。
・・・体力勝負には未だに自信も実績もありまして(笑)
で、朝から並びました。
始発のつもりだったんだけど何だかんだでめざましテレビのOPを見てから家を出たから、、、まぁ予定より3本後ぐらいの電車で着いたのかな?
朝6時半に到着。

まだこんなもんです。20人ってトコロ。
後で大声で愚痴ってる人が居たので分かったことだけど、徹夜組も居たとか。
その女の人はどうやら徹夜のつもりで来てたらしいが誰も居ないので ( ルール上は徹夜で並ぶとか荷物での席取りは禁止 ) どうやらウロウロしてたか離れてたらしい。朝5時半の時点でも誰も居なくて、荷物置いて陣地取って離れてたら係の人か誰かに撤去されて ( そりゃ禁止事項なんだから当然と言えば当然 ) 6時半過ぎに来たら30人ぐらいになってたそうな。
(その旨を誰かに携帯掛けて大声で愚痴って居られました。そりゃ気持ちは分かるけど、禁止事項は守ろうよ、一応(笑))

ビニールシートと空気座布団でとりあえずの陣地確保してから列の確認。
先頭はやはり始発組らしい。

行列の先頭近くのフェンスにこれが貼ってあって安心してたんだけど、しばらく経って歩道の反対側に並ぶ人が出てきて一悶着。
そっちにはコレ。

なのに係の人が逆にアナウンスするもんだから始発から並んでた人たちから怒号が飛び交うなど、まぁ少々の混乱も有りましたが、まぁ無事に現状維持。
どうやら朝から整理券配るのが自分らの並んでたアナバン以外に3つ、「めざましライブ」(ジェイク・シマブクロ)とアイドリングが2組、それ以外にお台場合衆国自体のアトラクションのためにも早朝から並ぶ人が各ゲートごとに居るとのことで、まぁ係の人の混乱も無理ないわね。
さすがというべきか、お台場合衆国。

どの列にしろ8時くらい、つまり始まる2時間前にはそれなりに並ぶ人が居たように思います。
アナバンの行列も8時の時点でこんな感じ。

既に駅まで届いて先に伸びてます。
8時からの2時間に来る人が多いようで、整理券配布開始の10時にはどの列も文字通りの「長蛇の列」。
後で分かったことですが、ライブの着席数分の整理券は800枚、立ち見分の整理券が1200枚の合計2000枚、全部配布終了となったようです。
凄いね。。。
ま、とりあえず自分は24番獲得。

その場で整理券受け取りの流れで入場券は買える(というか後から買うと言うことはまたどこかの行列に並ぶと言うことで不合理)ので買っちゃいました。
個人的には今日はフジテレビクラブの入会手続きするつもりだったので無駄かなとも思ったけど、もう行列は飽きたので(笑)、まぁ潔く。
入った早々に人気番組の人気アトラクションには長蛇の列、30分もしない間に「待ち時間150分」とか出てましたから、なるほど普通に入場券買う人でも早朝数時間前から並ぶ人が居ても無理ないわね。
自分はその手のアトラクションには全く興味がないので関係なく素通りしてフジテレビ社屋ビルの方に。

まだ大して混んでもいない大階段。
混まない内に用事を済まさないとね。
一つは「ラロックの聖母」。

24階の球体展望室での展示で、エレベーターは少しだけ人の列。
もう一つのお目当ての「わんだフードカフェ」はまだガラガラだったのでそっちは後回しにしました。
ここから今回ライブ以外に興味有る奴を順番に駆け足で楽しみました。
・ラロックの聖母
・わんだフードカフェ
・アナ★バン!企画ブース
・ガンダム
ここらは別に書くとして、朝貰った整理券の再集合時間は午後2時45分。朝っぱらから3時間以上も一緒に並んでたので自分の前後数人は何だか顔見知り(笑)、スムーズに再整列して入場、整理券と入場チケットの確認、手荷物検査を経て入場。

(この写真は朝っぱらで何にもやってないステージね)
椅子席800人、立ち見席が1200人ですがまぁ程なく。
もちろんイベントそのものは撮影禁止なので写真はありません。
(というか荷物検査が面倒なのでほとんどコインロッカーに放り込んでから再集合したの)
テレビの公開収録なので最前列の前にはカメラ用のレールが敷かれているし数台のカメラやマイクがあって「イイ席」の判断がなかなか難しいところですが、まぁキーボードの位置やカメラの位置で立ち位置読むのは年季が入ってますので(笑)、まぁ最前列中央右端で快適に鑑賞させてもらいました。
キーボードのある側、ステージ向かって左側はマッキーのファンが多かったようです。自分の居た右側は、というか会場のほとんどは女子アナファンなんでしょうね。
自分も含めてだろうけど妙に暑苦しい(笑)。
(待ってる時間はドラクエしてました(笑))
4時に収録スタート、マッキーのキーボード生演奏でのアリモリの新曲披露から。
ライブの感想?
そりゃ満足です!(笑)
と言ってるだけじゃ身も蓋もないので、言い直すとしたら、まぁ程々の緊張感だけど、さすがにだんだん慣れてきてるなぁ、って思ったです。
それに何だか楽しそう。
番組を見てても彼女たちのテンションが1曲目とは違うということはハッキリと声のトーンが浮かれてるんで分かりますから、そこらは気分のなせる技もあるのでしょう。
何だか歌ってる二人が幸せそうなライブでした。
そりゃそうか。彼女たちにとっても好きなアーティストに詩と曲を書いて貰うって素敵な経験だものね。
マッキーもアーティストとして面白がってたようです。
生ライブの後は、アナバンブースで実際に売ってる「女子アナ手料理」を実際にレシピ提供した女子アナがマッキーにプレゼンして一等賞を決めて貰うという企画。
(この辺りは今週末の番組内容なので書かない方が良さそうね)
内容はさておくとすると、高島 彩嬢と中野美奈子嬢だけでなくて
・武田祐子アナ
・島田彩夏アナ
・本田朋子アナ
・生野陽子アナ
・椿原慶子アナ
とこれだけ並ぶと壮観でした。
みんなさすがに綺麗か可愛いかだもの。
トークしてるアヤパンは楽しそうで好ましく魅力満開、ミナちゃんは相変わらず愉快にオモロイし(笑)。
ショーパンは2年目のときに冒険王の野外ステージ司会で見掛けて以来だけど締まって綺麗になってきたねぇ。トークの味とか切れはミナちゃんに及ばないとはいえ華はなかなか育ってきてますな。
慶子お姉さんはダークサイドな司会がキャラになってきてます。結構身も蓋もない方向に暴走するのでデビル慶子というか「黒椿」(笑)。
早朝から3時間半頑張った甲斐は有った気がします。
最後にカラオケでもう一度アリモリが熱唱して終宴。
ライブ終わって帰る頃には夕暮れ。

うん。いい日でした。
「かみさまだってえらべない」 (槇原敬之 作詞・作曲&P)
2曲目の今作は・・・マジで売れるかも!(笑)
いやマジで、なかなか深くてイイ曲に仕上がってると思います。
(ま、前作と較べる方が無茶なんですが(笑))
とはいえ前作もナメたもんじゃないのも数字が示すとおりで、デビュー版1stシングル「おいてけぼりのThirty」は発売日のオリコンデイリー堂々の5位、総数2万7千枚超えという中中の快挙!(だってイロモノ(笑))
その1作目の制作記念イベントへも昨年末に参加させて貰いましたが、その折は「抽選」、たまたま当たったからいいようなものの、、、でしたが、今回は「朝から並べ」と(笑)。
・・・体力勝負には未だに自信も実績もありまして(笑)
で、朝から並びました。
アナ★バン!真夏の祭典〜お台場合衆国にマッキーが来たよSP!
お台場合衆国で「アナ★バン!」初の公開収録を開催!!
番組エンディングテーマを歌う、高島彩アナ&中野美奈子アナによるアイドルユニット「Early Morning」が登場!
槇原敬之がプロデュースし、9月22日(火)に発売されるエンディングテーマ第2弾!「かみさまでもえらべない。」をイベントで初披露!
さらに当日スペシャルゲストとして槇原敬之がお台場合衆国に登場!!
また現在、お台場合衆国アナ★バン!ブースで販売中の女性アナウンサープロデュースによる「オリジナル愛の手料理」をマッキーがガチ判定!
果たしてマッキーいち押しの愛の手料理は!?
良い子のみんな、お台場合衆国に集まれ!!
公演日 8月17日(月)
公演時間 開場15:00/16:00〜17:30
会場 合衆国HAPPYスタジアム
エリア オダイバランド
出演者 MC:椿原慶子(慶子お姉さん)&太陽さん(番組キャラクター)
ゲスト:高島彩・中野美奈子・本田朋子・生野陽子・武田祐子・島田彩夏
スペシャルゲスト:槇原敬之
料金(税込)
チケット イベント終了 当日朝10:00、ウエストゲートにて整理券配布
備考 【観覧方法】
当日朝10:00より、オダイバランド ウエストゲートにて整理券を配布いたします。
整理券は着席してご覧いただくためのもので、無くなり次第終了となりますが、整理券がなくてもライブはご覧いただけます。
オダイバランド ウエストゲートは、ゆりかもめ「船の科学館駅」側です。
※入場時に、お手荷物の確認をさせて頂きます。予めご了承ください。
■注意事項
・整理券はお一人様に一枚のみお渡しします。
・写真撮影やカメラ付携帯電話での撮影、ビデオ撮影、録音などは禁止です。
・整理券入手のため前日深夜からのお並びは禁止とさせていただきます。
・コンサートは雨天決行ですが、暴風雨等の悪天候の場合には中止させていただく場合がございますので、予めご了承ください。
・客席内での傘のご使用は、他のお客様の視界を遮る可能性があるためご遠慮願います。カッパやレインコート等をご用意ください。
お台場合衆国 - フジテレビ
始発のつもりだったんだけど何だかんだでめざましテレビのOPを見てから家を出たから、、、まぁ予定より3本後ぐらいの電車で着いたのかな?
朝6時半に到着。

まだこんなもんです。20人ってトコロ。
後で大声で愚痴ってる人が居たので分かったことだけど、徹夜組も居たとか。
その女の人はどうやら徹夜のつもりで来てたらしいが誰も居ないので ( ルール上は徹夜で並ぶとか荷物での席取りは禁止 ) どうやらウロウロしてたか離れてたらしい。朝5時半の時点でも誰も居なくて、荷物置いて陣地取って離れてたら係の人か誰かに撤去されて ( そりゃ禁止事項なんだから当然と言えば当然 ) 6時半過ぎに来たら30人ぐらいになってたそうな。
(その旨を誰かに携帯掛けて大声で愚痴って居られました。そりゃ気持ちは分かるけど、禁止事項は守ろうよ、一応(笑))

ビニールシートと空気座布団でとりあえずの陣地確保してから列の確認。
先頭はやはり始発組らしい。

行列の先頭近くのフェンスにこれが貼ってあって安心してたんだけど、しばらく経って歩道の反対側に並ぶ人が出てきて一悶着。
そっちにはコレ。

なのに係の人が逆にアナウンスするもんだから始発から並んでた人たちから怒号が飛び交うなど、まぁ少々の混乱も有りましたが、まぁ無事に現状維持。
どうやら朝から整理券配るのが自分らの並んでたアナバン以外に3つ、「めざましライブ」(ジェイク・シマブクロ)とアイドリングが2組、それ以外にお台場合衆国自体のアトラクションのためにも早朝から並ぶ人が各ゲートごとに居るとのことで、まぁ係の人の混乱も無理ないわね。
さすがというべきか、お台場合衆国。

どの列にしろ8時くらい、つまり始まる2時間前にはそれなりに並ぶ人が居たように思います。
アナバンの行列も8時の時点でこんな感じ。

既に駅まで届いて先に伸びてます。
8時からの2時間に来る人が多いようで、整理券配布開始の10時にはどの列も文字通りの「長蛇の列」。
後で分かったことですが、ライブの着席数分の整理券は800枚、立ち見分の整理券が1200枚の合計2000枚、全部配布終了となったようです。
凄いね。。。
ま、とりあえず自分は24番獲得。

その場で整理券受け取りの流れで入場券は買える(というか後から買うと言うことはまたどこかの行列に並ぶと言うことで不合理)ので買っちゃいました。
個人的には今日はフジテレビクラブの入会手続きするつもりだったので無駄かなとも思ったけど、もう行列は飽きたので(笑)、まぁ潔く。
入った早々に人気番組の人気アトラクションには長蛇の列、30分もしない間に「待ち時間150分」とか出てましたから、なるほど普通に入場券買う人でも早朝数時間前から並ぶ人が居ても無理ないわね。
自分はその手のアトラクションには全く興味がないので関係なく素通りしてフジテレビ社屋ビルの方に。

まだ大して混んでもいない大階段。
混まない内に用事を済まさないとね。
一つは「ラロックの聖母」。

24階の球体展望室での展示で、エレベーターは少しだけ人の列。
もう一つのお目当ての「わんだフードカフェ」はまだガラガラだったのでそっちは後回しにしました。
ここから今回ライブ以外に興味有る奴を順番に駆け足で楽しみました。
・ラロックの聖母
・わんだフードカフェ
・アナ★バン!企画ブース
・ガンダム
ここらは別に書くとして、朝貰った整理券の再集合時間は午後2時45分。朝っぱらから3時間以上も一緒に並んでたので自分の前後数人は何だか顔見知り(笑)、スムーズに再整列して入場、整理券と入場チケットの確認、手荷物検査を経て入場。

(この写真は朝っぱらで何にもやってないステージね)
椅子席800人、立ち見席が1200人ですがまぁ程なく。
もちろんイベントそのものは撮影禁止なので写真はありません。
(というか荷物検査が面倒なのでほとんどコインロッカーに放り込んでから再集合したの)
テレビの公開収録なので最前列の前にはカメラ用のレールが敷かれているし数台のカメラやマイクがあって「イイ席」の判断がなかなか難しいところですが、まぁキーボードの位置やカメラの位置で立ち位置読むのは年季が入ってますので(笑)、まぁ最前列中央右端で快適に鑑賞させてもらいました。
キーボードのある側、ステージ向かって左側はマッキーのファンが多かったようです。自分の居た右側は、というか会場のほとんどは女子アナファンなんでしょうね。
自分も含めてだろうけど妙に暑苦しい(笑)。
(待ってる時間はドラクエしてました(笑))
4時に収録スタート、マッキーのキーボード生演奏でのアリモリの新曲披露から。
ライブの感想?
そりゃ満足です!(笑)
と言ってるだけじゃ身も蓋もないので、言い直すとしたら、まぁ程々の緊張感だけど、さすがにだんだん慣れてきてるなぁ、って思ったです。
それに何だか楽しそう。
番組を見てても彼女たちのテンションが1曲目とは違うということはハッキリと声のトーンが浮かれてるんで分かりますから、そこらは気分のなせる技もあるのでしょう。
何だか歌ってる二人が幸せそうなライブでした。
そりゃそうか。彼女たちにとっても好きなアーティストに詩と曲を書いて貰うって素敵な経験だものね。
マッキーもアーティストとして面白がってたようです。
MAKIHARANORIYUKI.COM
さて、8月は何をしていたかと言うと、みなさんご存知のフジテレビアナウンサーの番組「アナ★バン!」という番組から生まれたアイドルユニット「Early Morning」とお仕事をさせて頂きました。今回は彼女達をプロデュースするということで歌を書かせて頂いたんですが、異性の人や自分と全然違うシチュエーションで働いている人のために歌を書くということは、歌手の人を相手に歌を書くのとはまたひと味違ってとても楽しかったです。彼女達を通して、彼女達と僕から一生懸命働いている人達にエールを送る気持ちで作りました。ぜひ聞いてみてくださいね。
MAKIHARANORIYUKI.COM
生ライブの後は、アナバンブースで実際に売ってる「女子アナ手料理」を実際にレシピ提供した女子アナがマッキーにプレゼンして一等賞を決めて貰うという企画。
(この辺りは今週末の番組内容なので書かない方が良さそうね)
内容はさておくとすると、高島 彩嬢と中野美奈子嬢だけでなくて
・武田祐子アナ
・島田彩夏アナ
・本田朋子アナ
・生野陽子アナ
・椿原慶子アナ
とこれだけ並ぶと壮観でした。
みんなさすがに綺麗か可愛いかだもの。
トークしてるアヤパンは楽しそうで好ましく魅力満開、ミナちゃんは相変わらず愉快にオモロイし(笑)。
ショーパンは2年目のときに冒険王の野外ステージ司会で見掛けて以来だけど締まって綺麗になってきたねぇ。トークの味とか切れはミナちゃんに及ばないとはいえ華はなかなか育ってきてますな。
慶子お姉さんはダークサイドな司会がキャラになってきてます。結構身も蓋もない方向に暴走するのでデビル慶子というか「黒椿」(笑)。
早朝から3時間半頑張った甲斐は有った気がします。
最後にカラオケでもう一度アリモリが熱唱して終宴。
ライブ終わって帰る頃には夕暮れ。

うん。いい日でした。
2009年07月12日
【楽】朗読Legend 源氏物語 「宇治十帖」(フジテレビアナウンサー・演劇倶楽部『座』)
フジテレビアナウンサーが毎年のようにやってる朗読舞台、今回は贔屓のアヤパンは出てませんけど(笑)、ワリとウチから近くのこぢんまりしたホールでやるというので千秋楽を見に行きました。

何となく「久々に演劇が見たいな」とか思ってた時だったし、昔の上々颱風がやってたような小さな区民ホールというのが気に入ったの。
人気者が出ると天王洲アイルとか大きなトコロになりそうですけど、こういう実験的な芝居って下北沢とかさ、小劇場っぽいところの方が合うと思うんだよね。
演劇ってのは実験空間だと思うし、観客を切り離しちゃ命を失う定め。
初心忘るべからず。
ちょうどいい小屋だったと思います。
場所は先日の甲州街道ツアーで立ち寄った四谷大木戸跡の横に立つ四谷区民センター内「四谷区民ホール」((cf)新宿区立区民ホール)。

朗読Legend(伝説)
フジテレビアナウンサー・演劇倶楽部『座』愛と情念の朗読ライブ
源氏物語・「宇治十帖」
・フジテレビアナウンサー・演劇倶楽部『座』愛と情念の朗読ライブ『朗読Legend 源氏物語・宇治十帖』 - フジテレビ
今までテレビやDVDでしか見たこと無かったけど、でも結構テレビやDVDで見てても面白かったので、まぁ彩さん抜きは大目に見まして(笑)、純粋に舞台として楽しみに伺いました。
全4ステージの千秋楽、昨日は男の主人公の一人がフジのイケメンアナの代表と言われてるカズだったので、それで話題を振りまいたようです。
それ以外にもおおむね好評だった様子(ってサンケイ新聞は同グループだけどね(笑))
たしかに今日も「アナウンサー」の枠を超えたなかなかの舞台でした。
「文士劇」程度だろうとナメてたんですが、(スイマセン(笑))、結構良かったと思います。
物語は古典だし、そのまま再演されることもないと思うのでネタバレ気味ですが。
題材は「源氏物語」、言わずと知れた平安時代の恋愛小説の名作・大作ですが、その中から選ばれた「宇治十帖」、光源氏の物語の後の時代なので作者も紫式部の後の時代のいわば「続・源氏物語」とも言われる謎の多い部分。
ま、内容的には現代じゃさほど刺激的でもないであろう「色恋沙汰」なんですが(笑)、人の心を描く部分はやっぱりさすがの文学作品、それが題材です。
宇治十帖そのものが前半の「大君・中君物語」と後半の「浮舟物語」の大きく2部に分けて捉えられるので、今日のステージも2部構成でそれに従っておりました。
出生の秘密を抱えた薫の君が物語の柱と言えるでしょうか。
この優柔不断だけど「誠実そう」ということで女に好かれる色男の役を初日が渡辺和洋アナ、今日のマチネーが榎並大二郎アナ、千秋楽では劇団の役者さんの平尾陽三郎さんがやっていました。
この柱と対照的なキャラとして存在し薫と共に物語の土台を構築することになるのが、薫の幼馴染みで地位が少し上となる匂宮、こっちは遊びと勢いで女に手を出すような、いわゆるプレーボーイです。
この遊び慣れた軽さで女を落とす色男の役は通して奥寺健アナが演じてて、これが先に引用に揚げたニュースで「エロかった」と言われるほどの好演でした。
まぁ否定的な視点で見れば「優柔不断なオンナ好きと軽薄なプレーボーイと、どっちが人間のクズか?」ってなるんですけど(笑)、源氏物語もこの舞台もそんな単純な否定をしたりはしません。
落語に限らず昔の文学・芸術作品は「人間の業(ごう)の肯定」から始まるものです。
この男性2人が物語の縦糸です。
ストーリーテラーは紫式部(斉藤 舞子アナ)と弁の君こと後述八の宮の従者(阿部 知代アナ)。
さて宇治十帖と言われるその舞台は宇治、宇治に住む八の宮(須田哲夫アナ)の2人の娘、大君(田代 尚子アナ)と中君(石本 沙織アナ)が物語前半の横糸。
田代アナは遠目でも美しいですな。石本っちゃんも早稲田の体育会系には見えない(笑)。
細かいこと書いてるとキリがないので大雑把に言えば男2人女2人の恋物語が前半「大君・中君物語」。
男2人による2人の女性の取り合いの結末は大君の死と中君と匂宮の結婚。
(そしてこの匂宮は後半には嫁の異母妹にも手を出すんですから、古風な男目線で見る限りは、やっぱ人間のクズだと思うのだけど(笑))
(ついでに言えばだいたいがハッキリしないクセしてギリギリになるとオンナ押し倒し、そのくせ途中で後悔して勝手に止めて・・・ってオマエの優柔不断が他人様の人生を一番ヤヤコシクしてる元凶だろうが!>薫君!!ってのも思うのだけど(笑))
ま、それはおいといて・・・
休憩を挟んで後半は「浮舟物語」。
え〜ハナシややこしいので大雑把に言うと・・・後半の横糸、ハナシの中心となるのは浮舟、前半の宇治の大君、中君とは異母妹に当たるけど認知されることもなく母の再婚に伴って東国に居たのだけど、故有って帰ってきた、そして既に正妻を得ていた薫の君に「大君に似ている」ゆえに見初められて宇治に囲われ・・・あたりが後半の導入。
この導入を浮舟の母(田代 優美アナ)が講釈師のように語るところから始まるのですが・・・ここが少々消化不良。
時間内に納めるためにかなり圧縮したような感じでしたけど、ここは起承転結の「転」に当たる大事なところ、ネタフリが雑だとその後が分かりにくくなります。
紫式部との掛け合いなどでもう少し「客に分かりやすく」構成した方が良かったんじゃないかと。今回のステージでここの演出が一番気になった部分でした。
「何言ってるんだ?」ってなって結局自分の中の源氏物語の記憶と照合してその後の話にあわてて付いていった感じでしたから。
さて、この後半で物語の横糸となって織り成す浮舟(長野 翼アナ 初日は島田 彩夏アナ)が良かったですね。今回特に。
長野アナって芝居が達者だなと思ったよ。
役どころとしてかなり屈折して不幸なんですよね。
薫君の囲われ者になったはいいけど当時じゃ僻地の宇治に放置されるわ、プレイボーイの匂宮には単に激情のままに手籠めにされるは、継子育ちで屈折してるところに安定した愛も得られず、自殺したけど死に損なって、出家したのに居場所がバレて薫君には追いかけられ・・・
源氏物語自体ここで終わることになるのだから凄いハナシだと思う。
この翻弄される人生の荒波、つまり「世間」というか口性無い女官達がリアルな関西弁だったり(そりゃ舞台が京都なんだから現代に直せばそういうことなんですが)現代ギャル(笑)だったりなんですが、この現代ギャル役として右近・左近に戸部 洋子アナと宮瀬 茉祐子アナが千秋楽の配役で、もちろん違和感無く(笑)ドンピシャ。
ある意味コイツラが不幸の原因なんですが、とはいえ特定の悪意があるわけでもなく、単に世間は無神経で無遠慮でズルくて、、、ってそれだけのことです。
美人薄命とは言いますが、じゃあそれが悪いのかといってそんなこともなし。運命を恨んでも何の解決にもなりません。
じゃあ色恋沙汰なんてなきゃ人間幸せなんだろうか。。。
最後このような台詞を、浮舟の弟「小君」という少年に狂言回しで語らせます。
この小君役は千秋楽では加藤 綾子アナ、若手アナらしく短い出番でしたが無邪気な少年にちゃんと見えてました。
そしてエンディングに向けてその狂言を全出演者が名作恋愛小説のサビを朗読しつつ全力で否定していく。
そう。「業の肯定」ですな。
個人的には勧善懲悪の方が性に合うんですけどね(笑)。
ふむ。なかなか見応えがあったですよ。芝居として見て王道に収まってる。
アヤパンこそ居ませんでしたが(笑)、舞台として面白かった。
次回以降どう発展するか楽しみですな。
---
![フジテレビアナウンサー ラヴシーン2000(1) [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/21NQJ5BEMTL._SL160_.jpg)
フジテレビアナウンサー ラヴシーン2000(1) [DVD]
クチコミを見る
![フジテレビアナウンサー ラヴシーン2000(2) [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/21QZZ0KGCYL._SL160_.jpg)
フジテレビアナウンサー ラヴシーン2000(2) [DVD]
クチコミを見る
これは持ってないけど( アヤパンは2001年入社なので出てないから(笑))

フジテレビアナウンサーDVD ラヴシーン2002
クチコミを見る
これは持ってる。これ見て「いつか見てみたいな」と思ったの。その後のは高いのもあり予定が合わないとかで見れなかったけどね。
![~ラヴシーン外伝~アナウンサー自作自演 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61mz1B06S8L._SL160_.jpg)
~ラヴシーン外伝~アナウンサー自作自演 [DVD]
クチコミを見る
これも持ってます。(これはバラエティだけど)
これはオモロイし、まぁ出演者に贔屓が居ればそれだけの価値は有るけど、DVDクオリティかと言われると、まぁテレビの特番ぐらいでしょうか(笑)。

何となく「久々に演劇が見たいな」とか思ってた時だったし、昔の上々颱風がやってたような小さな区民ホールというのが気に入ったの。
人気者が出ると天王洲アイルとか大きなトコロになりそうですけど、こういう実験的な芝居って下北沢とかさ、小劇場っぽいところの方が合うと思うんだよね。
演劇ってのは実験空間だと思うし、観客を切り離しちゃ命を失う定め。
初心忘るべからず。
ちょうどいい小屋だったと思います。
場所は先日の甲州街道ツアーで立ち寄った四谷大木戸跡の横に立つ四谷区民センター内「四谷区民ホール」((cf)新宿区立区民ホール)。

朗読Legend(伝説)
フジテレビアナウンサー・演劇倶楽部『座』愛と情念の朗読ライブ
源氏物語・「宇治十帖」
・フジテレビアナウンサー・演劇倶楽部『座』愛と情念の朗読ライブ『朗読Legend 源氏物語・宇治十帖』 - フジテレビ
フジテレビアナウンサー・演劇倶楽部『座』愛と情念の朗読ライブ『朗読Legend 源氏物語・宇治十帖』 - フジテレビ
タイトル 朗読Legend(伝説)
フジテレビアナウンサー・演劇倶楽部『座』愛と情念の朗読ライブ
源氏物語・「宇治十帖」
日時 2009年7月11日(土) (1)15:00 (2)19:00
2009年7月12日(日) (1)13:00 (2)17:00
計2日間4公演
会場 四谷区民ホール(新宿区)
主催 フジテレビジョン・演劇倶楽部「座」
料金 前売 S席 4500円 A席 4000円
当日 S席 5000円 A席 4500円
発売
2009年6月6日(土) 一般券発売開始
●当日券販売について
当日券販売に関して以下の点を予めご理解の上お買い求めください。
当日券は各回とも開演1時間前より、四谷区民ホールロビー入口(四谷区民センター9階)にて販売いたします。
当日券は各回とも若干枚となっておりますので、なくなり次第終了とさせて頂きます。 お越しになってもご購入できない場合がございます。
なお、当日券販売及び枚数に関するお問合せはご遠慮ください。
※チケットに関するお問合せ/販売=演劇倶楽部『座』事務局
■TEL 03-6431-0377(平日11:00-17:00)
■FAX 03-6431-0378(24時間)
■MAIL info@za01.com(24時間)
原作 紫式部
構成演出 壤 晴彦(演劇倶楽部「座」)
振付 林 千永
音楽・演奏 深草アキ(秦琴)
美術 大田 創
照明 塚本 悟(A.S.G)
音響 寺田泰人(SCアライアンス)
舞台監督 加藤事務所
衣装 山口 徹((株)東宝コスチューム)
衣装提供 NORI
制作・企画 演劇倶楽部「座」・フジテレビジョン
フジテレビアナウンサー・演劇倶楽部『座』愛と情念の朗読ライブ『朗読Legend 源氏物語・宇治十帖』 - フジテレビ
今までテレビやDVDでしか見たこと無かったけど、でも結構テレビやDVDで見てても面白かったので、まぁ彩さん抜きは大目に見まして(笑)、純粋に舞台として楽しみに伺いました。
全4ステージの千秋楽、昨日は男の主人公の一人がフジのイケメンアナの代表と言われてるカズだったので、それで話題を振りまいたようです。
騒動から1年、フジ渡辺和洋アナが不倫劇 - 速報:@niftyニュース
2009年7月12日(日)9時57分配信 日刊スポーツnikkansports.com
昨年夏、不倫騒動を起こしたフジテレビ渡辺和洋アナウンサー(33)が11日、東京・四谷区民ホールの朗読劇「源氏物語 宇治十帖」で主演のプレーボーイを演じた。騒動以降、地上波のレギュラー番組をすべて降板したが、不倫劇で奮闘。今月末に挙式予定の島田彩夏アナウンサー(35)とも、ロマンチックなラブシーンを演じた。
「フジのカズ」こと渡辺アナがイケメンフェロモンを発散させて、観客を魅了した。演じたのは、平安時代のプレーボーイ光源氏の子ども薫。実際は母親が不倫して生まれたことから悩むのだが、その体から発する芳香が女性を引きつけ、吉崎典子アナ(47)石本沙織アナ(29)の姉妹の姫君、そして島田アナ演じるその異母妹と次々恋に落ちる。光源氏の孫で、薫の恋のライバルとなる匂宮(におうのみや)を奥寺健アナ(41)が演じた。
全身純白の衣装の渡辺アナは「愛と情念の物語」と銘打たれたストーリーで躍動した。先輩の人妻・吉崎アナを口説き、ライバル匂宮の妻となった石本アナにレイプするがごとく襲いかかる。そして、自分の恋人でありながら、匂宮に体を許した島田アナに「あなたは、そんな人だったんですか。浮気の波を平気でかぶれる磯の松だったなんて」と責め立てた。
渡辺アナは01年、フジテレビ入社。同局待望のイケメンアナと期待された。07年7月に、学生時代に知り合い、6年間の交際を実らせ結婚したが、昨年7月に不倫スキャンダルが発覚した。出演番組内で「プライベートに関することで騒がせた」と謝罪。同8月には戒告処分を受け「笑っていいとも」「めざましテレビ」などのレギュラー番組を次々と降板。現在は地上波のレギュラーはなく、CS放送に出演している。
同作品は、昨年まで13年続いた朗読劇「ラブレター」の進化版。配役は昨年9月に決まっていたという。奥寺アナは「より演劇的にアプローチした。先にカズに中君(なかのきみ=石本アナ)を持って行かれたときは、ウワーッとなりました」。松尾翠アナ(25)は奥寺アナに「エロいですね。怖いくらい」と話していた。12日に幕を閉じるが、渡辺アナ、吉崎アナの代わりに、榎並大二郎アナ(23)田代尚子アナ(43)が出演する。
騒動から1年、フジ渡辺和洋アナが不倫劇 - 速報:@niftyニュース
それ以外にもおおむね好評だった様子(ってサンケイ新聞は同グループだけどね(笑))
奥寺アナ、結婚予定の島田アナとロマンス?フジ・アナが朗読劇(サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース
7月11日17時19分配信 サンケイスポーツSANSPO.COM
フジテレビのアナウンサー24人が出演する朗読舞台「朗読Legend 源氏物語 宇治十帖」(構成・演出、壤晴彦)が11日、東京・四谷区民ホールで初日を迎えた。
同局アナの朗読舞台は1996年からスタート。13回目となる今回は演劇的要素を多く取り入れ、奥寺健アナ(41)や石本沙織アナ(29)らが、平安王朝のロマンスを艶やかに表現。奥寺アナが7月に結婚予定の島田彩夏アナ(35)を抱き上げるシーンには、松尾翠アナ(25)が「奥寺さんホント、エロかったです」と漏らすほどだ。
その迫真の演技について奥寺アナは「朗読劇のステップアップのため、役になりきるだけです」と赤面。同舞台は12日まで同所で上演される。
最終更新:7月11日17時20分
フジ松尾アナ「奥寺さんホントエロかった」 - 芸能 - SANSPO.COM
奥寺アナ、結婚予定の島田アナとロマンス?フジ・アナが朗読劇(サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース
たしかに今日も「アナウンサー」の枠を超えたなかなかの舞台でした。
「文士劇」程度だろうとナメてたんですが、(スイマセン(笑))、結構良かったと思います。
物語は古典だし、そのまま再演されることもないと思うのでネタバレ気味ですが。
題材は「源氏物語」、言わずと知れた平安時代の恋愛小説の名作・大作ですが、その中から選ばれた「宇治十帖」、光源氏の物語の後の時代なので作者も紫式部の後の時代のいわば「続・源氏物語」とも言われる謎の多い部分。
<参考>一番詳しいのは「インターネットというものの正しい認識(=知的財産の無償共有)」に立った大学教授の方の源氏物語研究ページです。以下をご参照下さい。
GENJI-MONOGATARI
ま、内容的には現代じゃさほど刺激的でもないであろう「色恋沙汰」なんですが(笑)、人の心を描く部分はやっぱりさすがの文学作品、それが題材です。
宇治十帖そのものが前半の「大君・中君物語」と後半の「浮舟物語」の大きく2部に分けて捉えられるので、今日のステージも2部構成でそれに従っておりました。
出生の秘密を抱えた薫の君が物語の柱と言えるでしょうか。
この優柔不断だけど「誠実そう」ということで女に好かれる色男の役を初日が渡辺和洋アナ、今日のマチネーが榎並大二郎アナ、千秋楽では劇団の役者さんの平尾陽三郎さんがやっていました。
この柱と対照的なキャラとして存在し薫と共に物語の土台を構築することになるのが、薫の幼馴染みで地位が少し上となる匂宮、こっちは遊びと勢いで女に手を出すような、いわゆるプレーボーイです。
この遊び慣れた軽さで女を落とす色男の役は通して奥寺健アナが演じてて、これが先に引用に揚げたニュースで「エロかった」と言われるほどの好演でした。
まぁ否定的な視点で見れば「優柔不断なオンナ好きと軽薄なプレーボーイと、どっちが人間のクズか?」ってなるんですけど(笑)、源氏物語もこの舞台もそんな単純な否定をしたりはしません。
落語に限らず昔の文学・芸術作品は「人間の業(ごう)の肯定」から始まるものです。
この男性2人が物語の縦糸です。
ストーリーテラーは紫式部(斉藤 舞子アナ)と弁の君こと後述八の宮の従者(阿部 知代アナ)。
さて宇治十帖と言われるその舞台は宇治、宇治に住む八の宮(須田哲夫アナ)の2人の娘、大君(田代 尚子アナ)と中君(石本 沙織アナ)が物語前半の横糸。
田代アナは遠目でも美しいですな。石本っちゃんも早稲田の体育会系には見えない(笑)。
細かいこと書いてるとキリがないので大雑把に言えば男2人女2人の恋物語が前半「大君・中君物語」。
男2人による2人の女性の取り合いの結末は大君の死と中君と匂宮の結婚。
(そしてこの匂宮は後半には嫁の異母妹にも手を出すんですから、古風な男目線で見る限りは、やっぱ人間のクズだと思うのだけど(笑))
(ついでに言えばだいたいがハッキリしないクセしてギリギリになるとオンナ押し倒し、そのくせ途中で後悔して勝手に止めて・・・ってオマエの優柔不断が他人様の人生を一番ヤヤコシクしてる元凶だろうが!>薫君!!ってのも思うのだけど(笑))
ま、それはおいといて・・・
休憩を挟んで後半は「浮舟物語」。
え〜ハナシややこしいので大雑把に言うと・・・後半の横糸、ハナシの中心となるのは浮舟、前半の宇治の大君、中君とは異母妹に当たるけど認知されることもなく母の再婚に伴って東国に居たのだけど、故有って帰ってきた、そして既に正妻を得ていた薫の君に「大君に似ている」ゆえに見初められて宇治に囲われ・・・あたりが後半の導入。
この導入を浮舟の母(田代 優美アナ)が講釈師のように語るところから始まるのですが・・・ここが少々消化不良。
時間内に納めるためにかなり圧縮したような感じでしたけど、ここは起承転結の「転」に当たる大事なところ、ネタフリが雑だとその後が分かりにくくなります。
紫式部との掛け合いなどでもう少し「客に分かりやすく」構成した方が良かったんじゃないかと。今回のステージでここの演出が一番気になった部分でした。
「何言ってるんだ?」ってなって結局自分の中の源氏物語の記憶と照合してその後の話にあわてて付いていった感じでしたから。
さて、この後半で物語の横糸となって織り成す浮舟(長野 翼アナ 初日は島田 彩夏アナ)が良かったですね。今回特に。
長野アナって芝居が達者だなと思ったよ。
役どころとしてかなり屈折して不幸なんですよね。
薫君の囲われ者になったはいいけど当時じゃ僻地の宇治に放置されるわ、プレイボーイの匂宮には単に激情のままに手籠めにされるは、継子育ちで屈折してるところに安定した愛も得られず、自殺したけど死に損なって、出家したのに居場所がバレて薫君には追いかけられ・・・
源氏物語自体ここで終わることになるのだから凄いハナシだと思う。
この翻弄される人生の荒波、つまり「世間」というか口性無い女官達がリアルな関西弁だったり(そりゃ舞台が京都なんだから現代に直せばそういうことなんですが)現代ギャル(笑)だったりなんですが、この現代ギャル役として右近・左近に戸部 洋子アナと宮瀬 茉祐子アナが千秋楽の配役で、もちろん違和感無く(笑)ドンピシャ。
ある意味コイツラが不幸の原因なんですが、とはいえ特定の悪意があるわけでもなく、単に世間は無神経で無遠慮でズルくて、、、ってそれだけのことです。
美人薄命とは言いますが、じゃあそれが悪いのかといってそんなこともなし。運命を恨んでも何の解決にもなりません。
じゃあ色恋沙汰なんてなきゃ人間幸せなんだろうか。。。
最後このような台詞を、浮舟の弟「小君」という少年に狂言回しで語らせます。
この小君役は千秋楽では加藤 綾子アナ、若手アナらしく短い出番でしたが無邪気な少年にちゃんと見えてました。
そしてエンディングに向けてその狂言を全出演者が名作恋愛小説のサビを朗読しつつ全力で否定していく。
そう。「業の肯定」ですな。
個人的には勧善懲悪の方が性に合うんですけどね(笑)。
ふむ。なかなか見応えがあったですよ。芝居として見て王道に収まってる。
アヤパンこそ居ませんでしたが(笑)、舞台として面白かった。
次回以降どう発展するか楽しみですな。
---
![フジテレビアナウンサー ラヴシーン2000(1) [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/21NQJ5BEMTL._SL160_.jpg)
フジテレビアナウンサー ラヴシーン2000(1) [DVD]
クチコミを見る
![フジテレビアナウンサー ラヴシーン2000(2) [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/21QZZ0KGCYL._SL160_.jpg)
フジテレビアナウンサー ラヴシーン2000(2) [DVD]
クチコミを見る
これは持ってないけど( アヤパンは2001年入社なので出てないから(笑))

フジテレビアナウンサーDVD ラヴシーン2002
クチコミを見る
これは持ってる。これ見て「いつか見てみたいな」と思ったの。その後のは高いのもあり予定が合わないとかで見れなかったけどね。
![~ラヴシーン外伝~アナウンサー自作自演 [DVD]](http://ecx.images-amazon.com/images/I/61mz1B06S8L._SL160_.jpg)
~ラヴシーン外伝~アナウンサー自作自演 [DVD]
クチコミを見る
これも持ってます。(これはバラエティだけど)
これはオモロイし、まぁ出演者に贔屓が居ればそれだけの価値は有るけど、DVDクオリティかと言われると、まぁテレビの特番ぐらいでしょうか(笑)。
2009年07月04日
【楽】上々颱風 新宿花園神社七夕コンサート'09
雨だ雨だと言われながら何とか持ちましたな。

朝から運動した後で暑い中を出かけて、日が暮れた頃から飲み始め、、、ずいぶんと飲みました・・・
抜群に酒飲み向きのセットリストでした(笑)。

上々颱風12?土民の歌?
クチコミを見る
8曲目ぐらいから少々記憶が点線ですが(笑)、まぁ映美ちゃんが突進してきたあたりとかのポイントは残ってますww
ライブの後は居酒屋 月の雫(つきのしずく)新宿靖国通り店

酔ってたけど写真は撮ってた(笑)。
帰り道に高田馬場の丸八で飲んで、
そのまた帰り、夜中の3時過ぎにはつけ麺食ってる(写真がある)

けど・・・味なんか覚えてません(笑)。
いやぁよく飲んだ日でした。

GOLDEN☆BEST 上々颱風
クチコミを見る

GOLDEN☆BEST 上々颱風
クチコミを見る

〜祝20回!恒例・夏の夜の宴〜
上々颱風 新宿花園神社七夕コンサート'09
いまや風物詩となった毎年恒例の花園コンサートも、今年でなんと記念すべき20回目!芸能の神様である花園神社でコンサートとして唯一開催しているのが上々颱風七夕コンサート。新宿のど真ん中とは思えない異空間、緑と風の中で野外ライブを楽しもう!
<公演詳細>
2009年7月4日(土)開場18:15/開演19:00
新宿・花園神社 ※雨天決行
前売¥3,500(立見・整理番号付き・税込/当日¥4,000円)
一般発売開始 2009年5月8日(金)
お問い合わせ:M&Iカンパニー 03-5453-8899
その他プレイガイド
チケットぴあ 0570-02-9999(Pコード:323-170)
イープラス http://eplus.jp/
ローソンチケット 0570-084-003 Lコード予約(Lコード:78482)
CNプレイガイド 0570-08-9999
当日券について
17:15より会場入口の当日券窓口にて、立見¥4,000(整理番号付き)で販売いたします。
上々颱風official website
朝から運動した後で暑い中を出かけて、日が暮れた頃から飲み始め、、、ずいぶんと飲みました・・・
抜群に酒飲み向きのセットリストでした(笑)。
01:酔いどれ天国 ★
02:黄昏酒場でまた会おね
03:愛があるから大丈夫
04:虹 ★
05:平和が戦車でやって来る
06:鳥の歌
07:今日はあんちゃのめでで日 ★
08:町工場の女の子
09:恋で地球は回ってる〜原爆を許すまじ ★
10:Let it be
11:夜明け ★
---
Encore:土民の唄 Part 1 ★
(★印は最新アルバム収録曲)

上々颱風12?土民の歌?
クチコミを見る
8曲目ぐらいから少々記憶が点線ですが(笑)、まぁ映美ちゃんが突進してきたあたりとかのポイントは残ってますww
ライブの後は居酒屋 月の雫(つきのしずく)新宿靖国通り店

酔ってたけど写真は撮ってた(笑)。
帰り道に高田馬場の丸八で飲んで、
そのまた帰り、夜中の3時過ぎにはつけ麺食ってる(写真がある)

けど・・・味なんか覚えてません(笑)。
いやぁよく飲んだ日でした。

GOLDEN☆BEST 上々颱風
クチコミを見る

GOLDEN☆BEST 上々颱風
クチコミを見る
2009年06月19日
【楽】J亭 立川談笑落語会 四季 夏part 1
初回、1回飛ばして3回目と来て、4回目の今日から3回は「夏」の部。
「夏」も1回目と3回目のチケットを取ったが、既に全席Sold Outである。
J亭 談笑落語会 四季 夏part 1
・立川談笑web
・JTアートホールアフィニス
客層探りのマクラ部分で御当人が仰ってたが、「アブナイ噺は立川談笑月例独演会Pの方で、ここJT亭ではワリとマトモなのを」なんてことで、一応はエログロは抑え気味で「お色気+α」程度。
オレはこういう方が好きです。エログロは逃げだと思う方。
さて、今日は最前列。
1席目。金明竹。
古典的には関西弁だけど、談笑版は津軽弁。
ホントにワカラン!(笑)
(日本中の方言は大体聞き分けられるの特技だったんだけどね、能力値落ちたらしい)
もともと、津軽弁と薩摩弁は強烈だけどね。
でもって強烈な分、話の中の混乱具合も強烈なので、泣けるほど笑えたです。
(考えてみれば関西人だから関西弁でやられたら分かるもんね)
中座することもなく2席目に突入。
堀の内。
初めて聞いた話だったけど、途中で上方落語の「いらちの愛宕参り」だと気付いた。
落語のあらすじ 千字寄席 : 堀の内(ほりのうち) 落語によると、上方落語の方が先みたいですな。
話の運びは談笑らしく色っぽくなってたみたい。
休憩を挟んでトリはたがや。
ようやく「夏らしい」そして「江戸っ子らしい」落語ですな。
でも落語のあらすじ 千字寄席 : たがや/落語によると、師匠の型とは違うのね。
談志師匠の芸の力なら身も蓋も無いサゲでもいいんだろうけど、落語は庶民の芸、侍の首が飛ぶ方が痛快でいいよね。
どの噺も談笑さんってディティール描くのが上手なので、映像が目に浮かぶようで楽しいね。
これで3回目だけどハズレ無し。
秋からも続けることにしました。
帰りはいつもの魚や 新橋店。


落語の方は3分の1だけ夏だったけど、酒肴の方は初夏モードになってました。
「夏」も1回目と3回目のチケットを取ったが、既に全席Sold Outである。
J亭 談笑落語会 四季 夏part 1
・立川談笑web
・JTアートホールアフィニス
客層探りのマクラ部分で御当人が仰ってたが、「アブナイ噺は立川談笑月例独演会Pの方で、ここJT亭ではワリとマトモなのを」なんてことで、一応はエログロは抑え気味で「お色気+α」程度。
オレはこういう方が好きです。エログロは逃げだと思う方。
さて、今日は最前列。
<番組>
〜立川談笑 3席〜
・「金明竹」
・「堀の内」
・「たがや」
(参考):落語のあらすじ 千字寄席
1席目。金明竹。
古典的には関西弁だけど、談笑版は津軽弁。
ホントにワカラン!(笑)
(日本中の方言は大体聞き分けられるの特技だったんだけどね、能力値落ちたらしい)
もともと、津軽弁と薩摩弁は強烈だけどね。
でもって強烈な分、話の中の混乱具合も強烈なので、泣けるほど笑えたです。
(考えてみれば関西人だから関西弁でやられたら分かるもんね)
中座することもなく2席目に突入。
堀の内。
初めて聞いた話だったけど、途中で上方落語の「いらちの愛宕参り」だと気付いた。
落語のあらすじ 千字寄席 : 堀の内(ほりのうち) 落語によると、上方落語の方が先みたいですな。
話の運びは談笑らしく色っぽくなってたみたい。
休憩を挟んでトリはたがや。
ようやく「夏らしい」そして「江戸っ子らしい」落語ですな。
でも落語のあらすじ 千字寄席 : たがや/落語によると、師匠の型とは違うのね。
談志師匠の芸の力なら身も蓋も無いサゲでもいいんだろうけど、落語は庶民の芸、侍の首が飛ぶ方が痛快でいいよね。
どの噺も談笑さんってディティール描くのが上手なので、映像が目に浮かぶようで楽しいね。
これで3回目だけどハズレ無し。
秋からも続けることにしました。
帰りはいつもの魚や 新橋店。


落語の方は3分の1だけ夏だったけど、酒肴の方は初夏モードになってました。
ruminn_master at 2009年06月19日 23:36 【楽】J亭 立川談笑落語会 四季 夏part 1

2009年06月17日
【楽】Don’t leave me/里田まい with 合田家族
相変わらずのお祭り好きなのでヘキサゴンCDを発売日に購入。
Don’t leave me/里田まい with 合田家族
・里田まい with 合田家族 - YOSHIMOTO R and C CO.,LTD.
・南明奈のスーパーマイルドセブン - YOSHIMOTO R and C CO.,LTD.

I Believe~夢を叶える魔法の言葉~/Don’t leave Me(DVD付)
クチコミを見る
両A面CD&DVDなんだけど、アマゾンじゃコッチに固定みたいだねぇ。
むしろ反対側、記事のタイトルにした方が好み。
番組で歌ってるときの神戸蘭子を見て(喋ってるときは変な声なので頭がグラグラします(笑))、気に入ったのと、歌詞が阪神タイガースの藤川球児オマージュになってるのが気に入って買ったんだけどね。
神戸蘭子は去年の秋頃はまだアパレル関係のOLしてたって変わり種タレントさん。
美形だけどミニサイズでアニメ声。

エス。 神戸蘭子フォトエッセイ
クチコミを見る
少々気に入ってますが、やっぱあのアニメ声には頭がグラグラします(笑)。
・livedoor ニュース - 里田まい、misono、神戸蘭子がセクシーユニット 【必見!エンタメ画像集】
Don’t leave me/里田まい with 合田家族
・里田まい with 合田家族 - YOSHIMOTO R and C CO.,LTD.
・南明奈のスーパーマイルドセブン - YOSHIMOTO R and C CO.,LTD.

I Believe~夢を叶える魔法の言葉~/Don’t leave Me(DVD付)
クチコミを見る
両A面CD&DVDなんだけど、アマゾンじゃコッチに固定みたいだねぇ。
むしろ反対側、記事のタイトルにした方が好み。
番組で歌ってるときの神戸蘭子を見て(喋ってるときは変な声なので頭がグラグラします(笑))、気に入ったのと、歌詞が阪神タイガースの藤川球児オマージュになってるのが気に入って買ったんだけどね。
神戸蘭子は去年の秋頃はまだアパレル関係のOLしてたって変わり種タレントさん。
美形だけどミニサイズでアニメ声。

エス。 神戸蘭子フォトエッセイ
クチコミを見る
少々気に入ってますが、やっぱあのアニメ声には頭がグラグラします(笑)。
livedoor ニュース - Sサイズモデル神戸蘭子がプライベート告白
2009年05月08日22時40分 提供:livedoor
「クイズ!ヘキサゴンII」「おもいッきりDON!」などバラエティ番組でブレイク。身長154センチながら、人気ファッション誌などで「Sサイズモデル」として活躍する神戸が、わずか1センチの丈の工夫やSサイズの人でも脚がきれいに見える秘訣など、多数のファッションテクニックを解説している。
また、プライベートでも練習しているというバレエのレッスン風景等のグラビアや、普段のスキンケアやメイク、子供時代など、プライベートについてもたっぷりと語っており、男女ともに楽しめる内容になっている。
神戸 蘭子(かんべ らんこ)
1982年4月14日生まれ、宮崎県出身。身長154センチ、B82、W56、H83。趣味はショッピング、洋服作り、愛犬の洋服作り
livedoor ニュース - Sサイズモデル神戸蘭子がプライベート告白
・livedoor ニュース - 里田まい、misono、神戸蘭子がセクシーユニット 【必見!エンタメ画像集】
2009年06月12日
【楽】西荻クラップで玉井さんと安っさんのLive
今日は玉井さんのバンドの方は「ゆる〜い」感じで、安っさんの方は酔い方が具合よく働いたみたい(笑)で勢いのあるオヤジのロックって感じで、なんとなく古い大阪のような、世界のどこかのような、まとめてオモロイ夜でした。
前回この組み合わせでココでやったのが去年の秋だから9ヶ月ぶり、玉井さんはその後三鷹の忘年会みたいなライブにお邪魔したけど、まぁクラップ&クラップは以前から馴染んだ店だから、やっぱ落ち着きますな。
地下室なんで非喫煙者には煙いのが難点ではあるけど(笑)、ワリと音も良いような気がするし、雰囲気が「音」「楽」な飲み屋さん。でもってそんな場所がとっても似合う感じの音楽が生まれるLiveでした。
最初は玉井さんの『ル・オードムーゲ』から。
開演は8時くらいだったっけな?
前回は映美ちゃん玉井さんの出番が終わってから来てましたが(笑)、今回はちゃんと開始前に来て、コロナビールをラッパ飲みしながら開演を待ち構えておりました(笑)。
さてさて

この「座頭市の居合い抜き」みたいな玉井さんは老眼チューニング中です(笑)。
ってな感じでゆるゆるとスタート。

真ん中のギターのおじさん肺ガンで闘病中ってことなんですけど、、、この地下室って副流煙だけで致死量じゃないでしょうか(笑)。。。
まぁミュージシャンって喫煙者多いからねぇ。あと世間ではガテン系と不良中高生かww。
セットリストも何も分かりませんが、youtubeに流そうって人がちゃんとしたカメラで撮影してましたから、アドレスが分かればそのときにリンク貼り付けましょう。

何故か(笑)(←みんな知ってますけどww)空を見上げて歌うバンドだったりしました。。。地下だから天井というか梁の裏ww。
いやまぁいちいち愉快ですww
少し休憩挟んで、安っさんの『ライトヘッズ』。

名前の由来は一目瞭然(笑)ですが、今日は事情によりのドラム抜きでの3人編成。でも「その分」なのか「酒のせい」なのか知らんけど、クダを巻くような叫ぶような絞るような、何とも言えずイイ感じでしたな、今日の安っさん。「酒のせい」だとすると次回に適量に調整するのは難しそうだけど(笑)。
最後はドガチャカのセッションで終演。

玉井さんの方の次回は決まってないそうだけど、安っさんの方は7月5日に高円寺の稲生座、、、って「よりによって」の上々颱風の花園神社の日ですがな。。。
まぁまだチケット買ってないけど(笑)。
帰りに映美ちゃんとも「最近行ってないんだよな」とかハナシしたばっかりなんでさすがにねぇ(笑)。後が怖いww
まぁこの組み合わせはオモロイんで、きっとまた行きます。
昨夜日本酒を2升以上飲んで今日は夜まで響く二日酔いだった都合であまり元気は無かったんだけど(お店では生ビール1杯しか飲めなかった)、それでも結構笑わせてくれたLiveの夜。
前回この組み合わせでココでやったのが去年の秋だから9ヶ月ぶり、玉井さんはその後三鷹の忘年会みたいなライブにお邪魔したけど、まぁクラップ&クラップは以前から馴染んだ店だから、やっぱ落ち着きますな。
地下室なんで非喫煙者には煙いのが難点ではあるけど(笑)、ワリと音も良いような気がするし、雰囲気が「音」「楽」な飲み屋さん。でもってそんな場所がとっても似合う感じの音楽が生まれるLiveでした。
Clop Clop _ Live Program
『ル・オードムーゲ』
玉井(vo.gu.acd)秋山(ba)梅地(gu)アカサカ(dr)矢島(gu.mandolin)
『ライトヘッズ』
安田尚哉(vo.g)坂本十(key)増岡裕之(ba)
¥1500+オーダー オープン19:00 スタート20:00
最初は玉井さんの『ル・オードムーゲ』から。
開演は8時くらいだったっけな?
前回は映美ちゃん玉井さんの出番が終わってから来てましたが(笑)、今回はちゃんと開始前に来て、コロナビールをラッパ飲みしながら開演を待ち構えておりました(笑)。
さてさて

この「座頭市の居合い抜き」みたいな玉井さんは老眼チューニング中です(笑)。
ってな感じでゆるゆるとスタート。

真ん中のギターのおじさん肺ガンで闘病中ってことなんですけど、、、この地下室って副流煙だけで致死量じゃないでしょうか(笑)。。。
まぁミュージシャンって喫煙者多いからねぇ。あと世間ではガテン系と不良中高生かww。
セットリストも何も分かりませんが、youtubeに流そうって人がちゃんとしたカメラで撮影してました

何故か(笑)(←みんな知ってますけどww)空を見上げて歌うバンドだったりしました。。。地下だから天井というか梁の裏ww。
いやまぁいちいち愉快ですww
少し休憩挟んで、安っさんの『ライトヘッズ』。

名前の由来は一目瞭然(笑)ですが、今日は事情によりのドラム抜きでの3人編成。でも「その分」なのか「酒のせい」なのか知らんけど、クダを巻くような叫ぶような絞るような、何とも言えずイイ感じでしたな、今日の安っさん。「酒のせい」だとすると次回に適量に調整するのは難しそうだけど(笑)。
最後はドガチャカのセッションで終演。

玉井さんの方の次回は決まってないそうだけど、安っさんの方は7月5日に高円寺の稲生座、、、って「よりによって」の上々颱風の花園神社の日ですがな。。。
まぁまだチケット買ってないけど(笑)。
帰りに映美ちゃんとも「最近行ってないんだよな」とかハナシしたばっかりなんでさすがにねぇ(笑)。後が怖いww
まぁこの組み合わせはオモロイんで、きっとまた行きます。
昨夜日本酒を2升以上飲んで今日は夜まで響く二日酔いだった都合であまり元気は無かったんだけど(お店では生ビール1杯しか飲めなかった)、それでも結構笑わせてくれたLiveの夜。
2009年05月29日
【楽】J亭 立川談笑落語会 四季 春part 3
3月に初回に行って面白かった談笑の落語会、2回目は所用でパスしましたが、3回目に行ってきました。
J亭 談笑落語会 四季 春part 3

・立川談笑web
・JTアートホールアフィニス
最初の「薄型TV算」は談笑落語の代表作とも言えるそうで、例の本にも昔の型が載ってましたが、今回はさらに洗練されて「笑い易く」なっていたように思います。

超(スーパー)落語! 立川談笑落語全集
クチコミを見る
次に出て来たゲストの白鳥さんって初めて聴いたけど、派手な着物で登場してこれまた大胆なブラックジョークみたいな改作での「長屋の花見」、主人公は売れない落語家で、舞台は現代の貧乏アパートで、隣人は近隣アジア諸国の人々と趣向は談笑落語に通じるところの「異文化交流の陥穽」ってトコもあるのですけど、、、まぁ北●鮮ネタです(笑)。かなり単純に笑えたけど、楽屋落ちの部分は半分ぐらいかなぁ。。。御本人も自身のHP(ブログじゃなくて手動更新の日記だ。懐かしいね昔は自分もやってた)に書かれてますが。
三平ネタは笑えたけどね。「みんな考えることは一緒だな」って(笑)。
最後のトリは上方落語で馴染んだ「愛宕山」、江戸落語の型で聴くのは初めて・・・が談笑落語ってのは問題があるかもと思いますが(笑)・・・参考リンクを取らせて貰ってる落語のあらすじ 千字寄席 : 愛宕山(あたごやま)で読む限りでは、オーソドックスな型では上方落語も江戸落語も大差は無いね。噺の運びが違うだけでサゲは一緒。
で、この談笑版「愛宕山」、噺の運びはスピーディになり談笑らしさもあり、そしてサゲはさらに一捻り。上手さを十分に感じさせる出来。
でもなぁ。。。サゲは古典の「あっ、忘れてきた」の方がインパクト強いような気がします。笑って終われる。
談笑版は「あ、やっぱりね」って感じだもの。思うに旦那のキャラ付けがあまり洒落者に映ってないからなんだけど、まぁ関西人の自分から見ると江戸っ子の粋って少々嫌味や気障に見える部分も有るからそのせいかもね。
でもまぁ古典の型を大きく崩すのではない改作への試み、なかなか面白い噺でした。
(このJ亭 立川談笑落語会 四季、1席ごとに落語の蔵どっとこむでDL販売されてるって配られたチラシには書いてあったけど、検索掛けても出てこないね、「立川談笑」自体が検索0件(笑))
今回で「春の会」は終わって来月からは「夏の会」、既に売り切れですが、1回目と3回目は行きます。エログロに走らないで頑張って欲しいです。エログロは生理的に訴えかけるパワーもあるけど、ある意味「それだけ」だと思うからあんまり見たくないので。
そして夏席の3回目、8月は談志師匠登場。どうなるか、というか「どう出るか」(笑)今から楽しみ。

超(スーパー)落語! 立川談笑落語全集
クチコミを見る

この落語家を聴け! いま、観ておきたい噺家51人
クチコミを見る
J亭 談笑落語会 四季 春part 3

・立川談笑web
・JTアートホールアフィニス
<番組>
・「薄型TV算」(壷算 改)
・「長屋の花見」(ゲスト:三遊亭白鳥
・「愛宕山」
最初の「薄型TV算」は談笑落語の代表作とも言えるそうで、例の本にも昔の型が載ってましたが、今回はさらに洗練されて「笑い易く」なっていたように思います。

超(スーパー)落語! 立川談笑落語全集
クチコミを見る
次に出て来たゲストの白鳥さんって初めて聴いたけど、派手な着物で登場してこれまた大胆なブラックジョークみたいな改作での「長屋の花見」、主人公は売れない落語家で、舞台は現代の貧乏アパートで、隣人は近隣アジア諸国の人々と趣向は談笑落語に通じるところの「異文化交流の陥穽」ってトコもあるのですけど、、、まぁ北●鮮ネタです(笑)。かなり単純に笑えたけど、楽屋落ちの部分は半分ぐらいかなぁ。。。御本人も自身のHP(ブログじゃなくて手動更新の日記だ。懐かしいね昔は自分もやってた)に書かれてますが。
昨日は談笑の会のゲストに虎ノ門のJTホールへ。「まあ、談笑の会だからマニアな客だろう。企画はかみさんかな?」と甘く考え半ズボンで行くと、なんとリッチな会場に企画はサンケイリビング。そしてJTの大変偉い方が「このホールで落語会をやりたい」と企画されたそうです。そして白羽の矢がたったのが談笑・・・・只者ではないですね、このお方は。だから打ち上げはタクシーで新橋の高そうなお店へ。なんと日本酒が有名なお店で地元の俺でさえ見た事も無い「雪中梅ビンテージ」なる古酒や鶴齢大吟醸珍しい酒がずらり。恐れ入りました。しくじらないように終電間際に帰りましたとさ。談笑の会のお客は確かにマニアも多かったけど、普通の人も多くて、俺の「長屋の花見」は不思議な雰囲気で終わりました。うーん、ダライラマ3世に似ている川柳川柳は顔知らなきゃ笑えないよね。考えます。
三遊亭白鳥公式ホームページ 第334回(09/5/30更新)部分より
三平ネタは笑えたけどね。「みんな考えることは一緒だな」って(笑)。
最後のトリは上方落語で馴染んだ「愛宕山」、江戸落語の型で聴くのは初めて・・・が談笑落語ってのは問題があるかもと思いますが(笑)・・・参考リンクを取らせて貰ってる落語のあらすじ 千字寄席 : 愛宕山(あたごやま)で読む限りでは、オーソドックスな型では上方落語も江戸落語も大差は無いね。噺の運びが違うだけでサゲは一緒。
で、この談笑版「愛宕山」、噺の運びはスピーディになり談笑らしさもあり、そしてサゲはさらに一捻り。上手さを十分に感じさせる出来。
でもなぁ。。。サゲは古典の「あっ、忘れてきた」の方がインパクト強いような気がします。笑って終われる。
談笑版は「あ、やっぱりね」って感じだもの。思うに旦那のキャラ付けがあまり洒落者に映ってないからなんだけど、まぁ関西人の自分から見ると江戸っ子の粋って少々嫌味や気障に見える部分も有るからそのせいかもね。
でもまぁ古典の型を大きく崩すのではない改作への試み、なかなか面白い噺でした。
(このJ亭 立川談笑落語会 四季、1席ごとに落語の蔵どっとこむでDL販売されてるって配られたチラシには書いてあったけど、検索掛けても出てこないね、「立川談笑」自体が検索0件(笑))
今回で「春の会」は終わって来月からは「夏の会」、既に売り切れですが、1回目と3回目は行きます。エログロに走らないで頑張って欲しいです。エログロは生理的に訴えかけるパワーもあるけど、ある意味「それだけ」だと思うからあんまり見たくないので。
そして夏席の3回目、8月は談志師匠登場。どうなるか、というか「どう出るか」(笑)今から楽しみ。

超(スーパー)落語! 立川談笑落語全集
クチコミを見る

この落語家を聴け! いま、観ておきたい噺家51人
クチコミを見る
2009年05月16日
【観】成田山薪能
本日のぽけかる倶楽部ツアーのメインはこの薪能。
「京成電鉄創立100周年」とかの記念行事でもあり例年に増して豪華とのこと。
たしかに見応えのある舞台でした。
梅若奉納 成田山薪能

・大本山成田山 Top
・大本山成田山 薪能
・今年も開催!成田山薪能観劇と新勝寺の大護摩と精進料理- イベント - ぽけかる倶楽部
・仏教ニュース: 成田山新勝寺 成田山薪能のご案内
・成田市の成田山新勝寺で『第32回成田山薪能』【2009年のイベント】旅行サイト『プチたび』 - puchitabi.jp



薪能自体は何度も見てますが、「奉納」だからなのか、今回は記念行事のせいもあるのか、式次第がキッチリとしていました。法楽・火入れ式から。
最初に新勝寺の偉いお坊さんが蝋燭に火を灯し、般若心経など読経してからその炎を行灯に移して舞台の上へ。
舞台の上でその行灯から竹竿で篝火への点火。

こういうの初めて見ましたが、なかなかいいですな。
本来は全席自由席のイベントなんですが、ツアーの団体客としての参加のため座席が割り振られて、結構前の方のイイ席でしたけど、角度が悪くて舞台中央が柱の影って感じ。
====A□□□B
_____□□□
_____□□□
____C□□□D
能舞台ってこんな感じになってまして、
A_シテ柱(シテ=主役)
B_笛柱
C_目付柱
D_ワキ柱(ワキ=脇役)
ですが、ちょうどCの目付柱のライン。
ただ篝火の照明効果が生きる場所ではあったかな?
仕舞 「岩船(いわふね)」
山崎正道
仕舞 「鶴亀(つるかめ)」
梅若靖記
舞囃子 「海女(あま)」
梅若玄祥(六郎改メ)

ここまでは縁起物なんでしょうか、能の一部、踊りの部分のみを抽出して様々。
狂言 「茶壺(ちゃつぼ)」
山本東次郎
山本則俊・山本則重



今回は知らずに申し込んだら「ラッキー」ってとこですが、山本東次郎家の狂言といいますか、大蔵流山本会の狂言って最近気になってワリとよく通ってる方だと思います。
「無理から笑わせる」のと違って物語の型の中でその組み立てで笑わせるような上品な狂言です。
声も良く通るしキリッとしてて分かり易い。
能 「葵上(あおいのうえ)」
シテ 梅若晋矢
ワキ 宝生閑・殿田謙吉
アイ 山本則重
太鼓 安福光雄・桜井均
小鼓 森澤勇司
笛 栗林祐輔
<物語〜大本山成田山より>
光源氏の正妻、左大臣家の息女の葵上は、物の怪にとりつかれ病に臥せっていた。回復させようと様々な方法を試みるが、うまくいかず、梓弓(あずさゆみ)の音で霊を呼ぶ「梓の法」の名手、照日の巫女を招き、物の怪の正体を明らかにすることになった。

巫女の法に掛けられて姿を表したのは、元皇太子妃で源氏の愛人の六条御息所の怨霊。御息女は、気高く教養深い高貴な女性ですが、近頃は源氏の足も遠のき、密かに源氏の姿を見ようと訪れた加茂の祭りでも車争いで正妻の葵上に敗れ、やり場のない辛さが募っていると訴える。そして、葵上の姿を見ると、嫉妬に駆られ、後妻打ち(妻が若い妾(めかけ)を憎んで打つこと)で、葵上の魂を抜き取ろうとする。


家臣たちは、御息所の激しさにおののき、急ぎ偉大な法力を持つ修験者横川の小聖を呼ぶのだった。小聖が祈祷を始めると、御息所の心に巣くっている嫉妬心が鬼女となって現れ、


恨みの塊となった御息所は、葵上のみならず祈祷をしている小聖にも襲いかかるが、激しい戦いの末、御息所の怨霊は折り伏せられ、心安らかに成仏するのだった。





話の展開もドラマティックで分かり易かった。
そして篝火で様子を変える能面のチカラみたいなものも実感できた。
なかなか見事な舞台で、自分の中でも1ステージ越えたような感覚です。
最初は判らない芸術や美術も数見てる内に「量から質」って変わる潮目が出てくるって言いますが、まさにそんな感じの今日でした。
「京成電鉄創立100周年」とかの記念行事でもあり例年に増して豪華とのこと。
たしかに見応えのある舞台でした。
梅若奉納 成田山薪能

・大本山成田山 Top
・大本山成田山 薪能
・今年も開催!成田山薪能観劇と新勝寺の大護摩と精進料理- イベント - ぽけかる倶楽部
・仏教ニュース: 成田山新勝寺 成田山薪能のご案内
・成田市の成田山新勝寺で『第32回成田山薪能』【2009年のイベント】旅行サイト『プチたび』 - puchitabi.jp

成田山薪能
実施場所:成田山新勝寺 光明堂前特設舞台(雨天の場合 光輪閣)
主催:大本山成田山新勝寺
5月16日、夜のとばりが清らかに境内を閉ざし、霊山の冷気に幽玄の世界がかもしだされるなか、日本古来より伝承される薪能を開催いたします。
■日時
平成21年5月16日(土)午後6 時開演
(開場:午後4時30分 終演:午後8時頃予定)
■演目
仕舞「岩船」(いわふね)
仕舞「鶴亀」(つるかめ)
舞囃子「海女」(あま)
狂言「茶 壷」(ちゃつぼ)
能「葵上」あおいのうえ)
■料金 入場券/4千円 全席自由(団体を除く)
■入場券取扱所
○成田山新勝寺(各御護摩受付所・企画課)
〒286-0023 千葉県成田市成田1番地 成田山薪能係 TEL0476-22-2111(8:00-16:00)
○(社)成田市観光協会(成田市役所・観光案内所・成田観光館)
○梅成会
○チケットぴあ TEL0570-02-9999 Pコード 393-598
■アクセス
開催地住所 〒286-002 千葉県成田市成田1番地
公共機関アクセス ■京成電鉄
京成成田駅下車 徒歩10分(平常時)
京成上野から特急で約65分
スカイライナーで約50分
京浜急行→都営地下鉄→京成電鉄と乗り入れ接続もあります。
(羽田空港より特急・急行の直通有り)
■JR
成田駅下車 徒歩10分(平常時)
横須賀線・総武線直通の「快速エアポート成田」で東京駅から約70分
上野から我孫子経由で約80分
■問い合わせ
問い合わせ先 大本山成田山新勝寺
TEL 0476-22-2111
FAX 0476-24-2210
公式サイト 大本山成田山
イベント情報 成田市 千葉県 成田山薪能


薪能自体は何度も見てますが、「奉納」だからなのか、今回は記念行事のせいもあるのか、式次第がキッチリとしていました。法楽・火入れ式から。
最初に新勝寺の偉いお坊さんが蝋燭に火を灯し、般若心経など読経してからその炎を行灯に移して舞台の上へ。
舞台の上でその行灯から竹竿で篝火への点火。

こういうの初めて見ましたが、なかなかいいですな。
本来は全席自由席のイベントなんですが、ツアーの団体客としての参加のため座席が割り振られて、結構前の方のイイ席でしたけど、角度が悪くて舞台中央が柱の影って感じ。
====A□□□B
_____□□□
_____□□□
____C□□□D
能舞台ってこんな感じになってまして、
A_シテ柱(シテ=主役)
B_笛柱
C_目付柱
D_ワキ柱(ワキ=脇役)
ですが、ちょうどCの目付柱のライン。
ただ篝火の照明効果が生きる場所ではあったかな?
仕舞 「岩船(いわふね)」
山崎正道
仕舞 「鶴亀(つるかめ)」
梅若靖記
舞囃子 「海女(あま)」
梅若玄祥(六郎改メ)

ここまでは縁起物なんでしょうか、能の一部、踊りの部分のみを抽出して様々。
狂言 「茶壺(ちゃつぼ)」
山本東次郎
山本則俊・山本則重



今回は知らずに申し込んだら「ラッキー」ってとこですが、山本東次郎家の狂言といいますか、大蔵流山本会の狂言って最近気になってワリとよく通ってる方だと思います。
「無理から笑わせる」のと違って物語の型の中でその組み立てで笑わせるような上品な狂言です。
声も良く通るしキリッとしてて分かり易い。
能 「葵上(あおいのうえ)」
シテ 梅若晋矢
ワキ 宝生閑・殿田謙吉
アイ 山本則重
太鼓 安福光雄・桜井均
小鼓 森澤勇司
笛 栗林祐輔
<物語〜大本山成田山より>
光源氏の正妻、左大臣家の息女の葵上は、物の怪にとりつかれ病に臥せっていた。回復させようと様々な方法を試みるが、うまくいかず、梓弓(あずさゆみ)の音で霊を呼ぶ「梓の法」の名手、照日の巫女を招き、物の怪の正体を明らかにすることになった。

巫女の法に掛けられて姿を表したのは、元皇太子妃で源氏の愛人の六条御息所の怨霊。御息女は、気高く教養深い高貴な女性ですが、近頃は源氏の足も遠のき、密かに源氏の姿を見ようと訪れた加茂の祭りでも車争いで正妻の葵上に敗れ、やり場のない辛さが募っていると訴える。そして、葵上の姿を見ると、嫉妬に駆られ、後妻打ち(妻が若い妾(めかけ)を憎んで打つこと)で、葵上の魂を抜き取ろうとする。


家臣たちは、御息所の激しさにおののき、急ぎ偉大な法力を持つ修験者横川の小聖を呼ぶのだった。小聖が祈祷を始めると、御息所の心に巣くっている嫉妬心が鬼女となって現れ、


恨みの塊となった御息所は、葵上のみならず祈祷をしている小聖にも襲いかかるが、激しい戦いの末、御息所の怨霊は折り伏せられ、心安らかに成仏するのだった。





話の展開もドラマティックで分かり易かった。
そして篝火で様子を変える能面のチカラみたいなものも実感できた。
なかなか見事な舞台で、自分の中でも1ステージ越えたような感覚です。
最初は判らない芸術や美術も数見てる内に「量から質」って変わる潮目が出てくるって言いますが、まさにそんな感じの今日でした。
2009年04月19日
【楽】そいんじゃin中野ウロコ本店
中野の居酒屋で「飲み放題・食べ放題」が付いて5000円、というそいんじゃライブ。
珍しい趣向なので、そろそろ個人的には遊んでる場合じゃないシーズンに突入しておりますが(笑)、中野まで出動。
そいんじゃ in 中野ウロコ本店
【出演】そいんじゃ
後藤まさる
鈴木豪志
・前座さん:123☆45(山中企画)
・ゲスト:ねきねき

1時半開場の2時過ぎ開演、4時頃まで。
平常の営業時間の前のデイタイムにライブをやってみようという試みのようです。
場所は中野駅北口の商店街を入ってチョット進んだぐらいの右側の路地の奥、といいますか、まぁ大体駅から中野サンプラザぐらいの距離感の見当で右の方向に突入するとそれらしきのが目に付きます。

・親会社HP
・中野 ウロコ 本店/ホットペッパー.jp
・中野ウロコ本店 - 魚介料理・海鮮料理、居酒屋、魚介料理(中野) [食べログ]

「飲み放題」は生ビールやレモンサワー、緑茶ハイ、烏龍ハイ、ホイス、だったかの6種類。酒飲めない人がどうしてたのか微妙ですが、とりあえずソフトドリンクは書いていませんでした。
「食べ放題」は最初に基本メニューが配られて、
・ハマグリ
・馬刀貝
・枝豆の塩ゆで
・生キャベツ
は自分で取りに行くシステム。
↓コレが基本メニューでした。

刺身は鮪、はまち、サーモン、イクラ、少量ながらも、まぁ一揃いカッコ付いてます。

焼き物はベーコン、シシャモ、厚揚げ、エリンギ、ツブ貝とまぁこれもバラエティ有り。

こういうのを目の前に置かれた(1テーブル1台かな?カウンターは2人で1台の)炭火コンロで自分で焼いて食す次第です。

最初の方に入ったせいでステージの前辺りに陣取ることが出来ました。

それはアリガタイことなんですけど、カウンターの奥になってしまい、入り口近くの1箇所しか無いドリンクの給仕場所までジョッキ持って自分で取りに行かなきゃイケナイ「飲み放題のはずのドリンク」、もっと入り口に近いところまで取りに行かなきゃイケナイ「食べ放題のはずの食材」、、、どっちにしてもそこまでが遠い。。。
食材は開演前だけだったし、ドリンクもそれと途中のどさくさに紛れてだけだったかな。
始まっちゃうとさすがに気ぃ悪いからねぇ。。。

ま、ライブがメインであくまでも「+α」だと思えばいいんですけど何となく心残り(笑)。
ま、それはともかく
ライブは流石に芸達者な「そいんじゃ」、いつもの緊張感あるパーカッションLive、息の合った緊張と緩和のバランスから生まれる「お笑い」、ちょっとエロス、たまたまパンク(笑)と、なかなか楽しい2時間でした。
以下は生ビール1杯分の愚痴(笑)。
メニュー豊富だし一度は試しに学生連れて来るかな、ってライブ中は考えていた居酒屋だったんですけど、、、上述の如く座席が不自由だったので終演時に「せめてもう一杯」と取りに行ったら(特に「いつまで」という事前告知は皆無でしたから)、、、担当の店員さんは「いいですよ」だったんだけど、、、大慌てで店長らしきアンチャンが飛んできて(笑)ダメ出しされました、、、さすがシビアですが(笑)、、、まぁ店の印象というのは些細なことで変わるモノで、、、どうやら自分とは御縁の無いお店のようでした。
残念。
関西商人の末裔は愛想の悪い店って苦手でねぇ。
まぁ近隣のサラリーマンで人気の居酒屋のようです。
学生にはチョット高いんだろうなぁ。定食屋なんかと同様に単品をアレコレ頼むと結局はかなりの金額になるし。セットメニューだけ食わすか(笑)。
それと焼肉と違って焼魚というのは火加減が難しい、しかも炭火ってのは雰囲気はあるけどさらに難しいシロモノ、それが自己責任な訳ですから、まぁこういう店には向き不向きが有ると思います。
粗雑な体育会系の学生じゃ焦げた干物作るけど、、、まぁ奴らそれでも食うな(笑)。
ウチの学生連中も飲食は熱量と質量しか感じないものね。
かなりの人気店だそうですな。
惜しい。
珍しい趣向なので、そろそろ個人的には遊んでる場合じゃないシーズンに突入しておりますが(笑)、中野まで出動。
そいんじゃ in 中野ウロコ本店
【出演】そいんじゃ
後藤まさる
鈴木豪志
・前座さん:123☆45(山中企画)
・ゲスト:ねきねき

1時半開場の2時過ぎ開演、4時頃まで。
平常の営業時間の前のデイタイムにライブをやってみようという試みのようです。
場所は中野駅北口の商店街を入ってチョット進んだぐらいの右側の路地の奥、といいますか、まぁ大体駅から中野サンプラザぐらいの距離感の見当で右の方向に突入するとそれらしきのが目に付きます。

・親会社HP
・中野 ウロコ 本店/ホットペッパー.jp
・中野ウロコ本店 - 魚介料理・海鮮料理、居酒屋、魚介料理(中野) [食べログ]

「飲み放題」は生ビールやレモンサワー、緑茶ハイ、烏龍ハイ、ホイス、だったかの6種類。酒飲めない人がどうしてたのか微妙ですが、とりあえずソフトドリンクは書いていませんでした。
「食べ放題」は最初に基本メニューが配られて、
・ハマグリ
・馬刀貝
・枝豆の塩ゆで
・生キャベツ
は自分で取りに行くシステム。
↓コレが基本メニューでした。

刺身は鮪、はまち、サーモン、イクラ、少量ながらも、まぁ一揃いカッコ付いてます。

焼き物はベーコン、シシャモ、厚揚げ、エリンギ、ツブ貝とまぁこれもバラエティ有り。

こういうのを目の前に置かれた(1テーブル1台かな?カウンターは2人で1台の)炭火コンロで自分で焼いて食す次第です。

最初の方に入ったせいでステージの前辺りに陣取ることが出来ました。

それはアリガタイことなんですけど、カウンターの奥になってしまい、入り口近くの1箇所しか無いドリンクの給仕場所までジョッキ持って自分で取りに行かなきゃイケナイ「飲み放題のはずのドリンク」、もっと入り口に近いところまで取りに行かなきゃイケナイ「食べ放題のはずの食材」、、、どっちにしてもそこまでが遠い。。。
食材は開演前だけだったし、ドリンクもそれと途中のどさくさに紛れてだけだったかな。
始まっちゃうとさすがに気ぃ悪いからねぇ。。。

ま、ライブがメインであくまでも「+α」だと思えばいいんですけど何となく心残り(笑)。
ま、それはともかく
01.Opening percussion
02.Ding Dong
03.Go More
04.リトルジョン
05.曇天
06.Non Capisco
07.みんみんじー
08.鉄の7
09.バカボン
10.びんかん
11.月明かり
12.風のメロディ
13.世界中の涙を集めて
(Encore)バトル
ライブは流石に芸達者な「そいんじゃ」、いつもの緊張感あるパーカッションLive、息の合った緊張と緩和のバランスから生まれる「お笑い」、ちょっとエロス、たまたまパンク(笑)と、なかなか楽しい2時間でした。
以下は生ビール1杯分の愚痴(笑)。
メニュー豊富だし一度は試しに学生連れて来るかな、ってライブ中は考えていた居酒屋だったんですけど、、、上述の如く座席が不自由だったので終演時に「せめてもう一杯」と取りに行ったら(特に「いつまで」という事前告知は皆無でしたから)、、、担当の店員さんは「いいですよ」だったんだけど、、、大慌てで店長らしきアンチャンが飛んできて(笑)ダメ出しされました、、、さすがシビアですが(笑)、、、まぁ店の印象というのは些細なことで変わるモノで、、、どうやら自分とは御縁の無いお店のようでした。
残念。
関西商人の末裔は愛想の悪い店って苦手でねぇ。
まぁ近隣のサラリーマンで人気の居酒屋のようです。
学生にはチョット高いんだろうなぁ。定食屋なんかと同様に単品をアレコレ頼むと結局はかなりの金額になるし。セットメニューだけ食わすか(笑)。
それと焼肉と違って焼魚というのは火加減が難しい、しかも炭火ってのは雰囲気はあるけどさらに難しいシロモノ、それが自己責任な訳ですから、まぁこういう店には向き不向きが有ると思います。
粗雑な体育会系の学生じゃ焦げた干物作るけど、、、まぁ奴らそれでも食うな(笑)。
ウチの学生連中も飲食は熱量と質量しか感じないものね。
かなりの人気店だそうですな。
惜しい。
2009年03月27日
【楽】J亭 立川談笑落語会 四季 春part 1
ウチの親がサンケイリビング新聞社か何かの広告を見て、立川談春と間違って(笑) (「あかめだか」を読んで感心していたらしい)

赤めだか
クチコミを見る
あわてて申し込んで行くことになったところの、新しく始める落語会の初回へ。
これも何かの御縁です(笑)。
J亭 立川談笑落語会 四季 春part 1

・立川談笑web
場所は虎ノ門のJTアートホールアフィニス、日本たばこ産業の会社ビルの中のクラシック音楽をよくやるホールだそう。

そんなところで落語会という試み。

少々音響が「こもりすぎ」で聞きづらかったけど、小さな客席にマニアックな客層で ( フジのアベチヨが来てたね。流石に出役の女性はオーラが華やかですな、グレーな客層(笑)の中で光ってました )、そんでもって下品なネタの多いww立川談笑にしてはかなりまっとうな立川流の落語を聞かせてくれた感じでかなり面白かったです。

超(スーパー)落語! 立川談笑落語全集
クチコミを見る
どうやら記事を読むと「初めてのお客さん」を狙ってる感じだけど、客席は全体的に業界人っぽいのが多いし反応もワリと落語聞き込んでるタイプな印象。
それが判っての対応なのかそういうネタ造りなのかは不明だけど、最初の「天災」はほぼオーソドックスだったように思うのでおそらく「小手調べ」でしょうが、次の「花見の仇討」になると「なんでそこに六部が居るの?」ってぐらい大胆にハナシを動かしてるし、最後の「文七元結」ともなるとほとんど「談笑イリュージョン」(笑)、サゲなんて・・・ネタバレは下品なので書けないけど、まぁ何と言いますか・・・「え?!そっちに行くの???それは別の噺ちゃうん?」。。。
いや流石に「立川流四天王」って言われるだけのことはあって実力を感じさせるオモロイ落語会でした。
(参考) 落語のあらすじ 千字寄席

超(スーパー)落語! 立川談笑落語全集
クチコミを見る
↑この本面白いよ。談笑の「改作」落語の書き起こしが中心で、最初が「あくび指南」改作の「げろ指南」なんでチョット引くけど(笑)、読み進んでるウチにエログロはあまり気に触らなくなってきて、「紺屋高尾」改作の「ジーンズ屋ようこたん」や「宮戸川」の改作はそれなりに感じ入るところもあるし、それでも「芝浜」改作の「しゃぶ浜」は少々気が退けるトコロもあってやっぱり「談笑イリュージョン」。

立川談笑
クチコミを見る

この落語家を聴け! いま、観ておきたい噺家51人
クチコミを見る

赤めだか
クチコミを見る
あわてて申し込んで行くことになったところの、新しく始める落語会の初回へ。
これも何かの御縁です(笑)。
J亭 立川談笑落語会 四季 春part 1

・立川談笑web
場所は虎ノ門のJTアートホールアフィニス、日本たばこ産業の会社ビルの中のクラシック音楽をよくやるホールだそう。

そんなところで落語会という試み。

少々音響が「こもりすぎ」で聞きづらかったけど、小さな客席にマニアックな客層で ( フジのアベチヨが来てたね。流石に出役の女性はオーラが華やかですな、グレーな客層(笑)の中で光ってました )、そんでもって下品なネタの多いww立川談笑にしてはかなりまっとうな立川流の落語を聞かせてくれた感じでかなり面白かったです。

超(スーパー)落語! 立川談笑落語全集
クチコミを見る
立川談笑、新たな一歩 27日に独演会 - MSN産経ニュース
2009.3.22 08:31
落語家の立川談笑が毎月1回開く独演会「J亭 談笑落語会 四季」を27日、東京・虎ノ門のJTアートホールアフィニスで始める。
談笑は平成5年に立川談志に入門。古典落語を大胆にアレンジして演じ、わかりやすさと面白さで評価の高い若手。
「先端的な刺激のある落語を追求してきましたが、それだけでは…。この落語会ではもっと多くのお客さんに落語を楽しんでもらえるように噺を“メジャーチェンジ”したい」と意気込む。談志門下では知名度の高い志の輔、談春、志らくに続く談笑が、新たな一歩を踏み出す。
談笑が、時には過激といわれるまでに古典落語をアレンジしてきたのは「伝統芸能ではあるけど、落語はあくまで娯楽。21世紀のお客さんに対しては、現代を舞台にしたほうが大衆芸能として楽しいはず」との考えから。
これまで「壷算(つぼざん)」をアレンジした「薄型テレビ算」や「紺屋高尾(こうやたかお)」をアレンジした「ジーンズ屋ようこたん」など談笑ならではのネタを高座にかけてきた。しかし、口演の機会が増えるにつれて、それだけではいけないと感じるようになった。
「初めて落語というものを聴くお客さんには、このような実験的な落語では、なかなか楽しめないお客さんもいる。苦みや辛みを抑えた、口当たりのいい落語も必要ではないかな、と」
といっても、昔からある古典落語をそのままやるつもりはない。1回目の演目は「天災」「花見の仇(あだ)討ち」「文七元結(ぶんしちもっとい)」。
「季節感を大事にしながら、納得できない不備や不整合には徹底して手を入れました。落語を古くさいと感じたり、新しくても空回りしていて楽しめなかった、という人はぜひ。落語の魅力が伝わると思います」
午後7時開演。問い合わせは事務局(電)03・6746・0566。(栫井千春)
立川談笑、新たな一歩 27日に独演会 - MSN産経ニュース
どうやら記事を読むと「初めてのお客さん」を狙ってる感じだけど、客席は全体的に業界人っぽいのが多いし反応もワリと落語聞き込んでるタイプな印象。
番組
・「天災」
・「花見の仇討」
・「文七元結」
それが判っての対応なのかそういうネタ造りなのかは不明だけど、最初の「天災」はほぼオーソドックスだったように思うのでおそらく「小手調べ」でしょうが、次の「花見の仇討」になると「なんでそこに六部が居るの?」ってぐらい大胆にハナシを動かしてるし、最後の「文七元結」ともなるとほとんど「談笑イリュージョン」(笑)、サゲなんて・・・ネタバレは下品なので書けないけど、まぁ何と言いますか・・・「え?!そっちに行くの???それは別の噺ちゃうん?」。。。
いや流石に「立川流四天王」って言われるだけのことはあって実力を感じさせるオモロイ落語会でした。
(参考) 落語のあらすじ 千字寄席

超(スーパー)落語! 立川談笑落語全集
クチコミを見る
↑この本面白いよ。談笑の「改作」落語の書き起こしが中心で、最初が「あくび指南」改作の「げろ指南」なんでチョット引くけど(笑)、読み進んでるウチにエログロはあまり気に触らなくなってきて、「紺屋高尾」改作の「ジーンズ屋ようこたん」や「宮戸川」の改作はそれなりに感じ入るところもあるし、それでも「芝浜」改作の「しゃぶ浜」は少々気が退けるトコロもあってやっぱり「談笑イリュージョン」。

立川談笑
クチコミを見る

この落語家を聴け! いま、観ておきたい噺家51人
クチコミを見る
2009年02月17日
【芸】お座敷で太神楽とかっぽれ
新興のミニツアー会社「ぽけかる倶楽部」のイベント。
去年の秋に幇間芸のを見に神楽坂の鰻屋まで来て以来2度目の参加。
関東近郊の現地集合でイベントと食事をセットにしたミニツアーを企画する会社というところでしょうか。
今日はまた古典芸能シリーズといいますか
笑って楽しい新年を!江戸芸かっぽれと曲芸太神楽を満喫
会場である加賀料理の店のお座敷で食事が一頻り終わったところで始まりました。

・笑って楽しい新年を!江戸芸かっぽれと曲芸太神楽を満喫 - イベント - ぽけかる倶楽部
前半は太神楽で浅草雑芸団〜坂野比呂志大道芸塾〜より上島敏昭さん。


手拭いは傘の上でサイコロを回す曲芸抽選会で当たって貰えた。
太神楽ってのは家々を回る縁起物が出自だそうで、芸目としては「放下芸」、乗せる・回す・投げると並んで手品(和妻)も手の内だそう。

見せてくれたのはいわゆるチャイナリング、輪が離れたり繋がったりって手品でよく見る奴ですが、日本手品では口上が付いて演芸としてのスタイルが南京玉すだれなんかと同様の「見立て」芸になってました。
なかなか面白いです。初めて見た(他にやってる人が居ないそうなので当然ですが。青森県の古老から習ってきて復活させたとか)。
こういうのはどんどん廃れていってしまうので、そういう保存や復活なんかにも取り組む団体の人のようです。
人はドンドン目新しいモノに流れてしまうものね。
フィナーレはいわゆる中国独楽、実は日本でも元々はこっちが主流だったそうですが、それを使って15年間お蔵入りしていた「なかなか成功しない芸」だそうなくす玉割り

目出度く一発で大成功!
フルーツ小鉢の出た中休みを挟んで(コーヒーは出ませんでした(笑))、江戸芸かっぽれ
どうやらこちら目当てのオバサン達が多かった感じ、固定客だか習ったことの有る人だかが結構居たように思います。
どうやらこの「かっぽれ」の世界での名門の跡継ぎらしい。
櫻川流 「江戸芸かっぽれ」家元 櫻川ぴん助師匠の登場。

「かっぽれ」は数分で終わるので2回のお色直しを挟んで端唄や歌舞伎舞踊などを最初に。
そんでもって最後に「かっぽれ」

なかなかイイ写真が撮れないということで、キメポーズでSTOPして見せてくれました。
たぶん60過ぎだと思うのですが、すごい安定感。さすがプロ、って感じです。
2回か3回踊って見せてくれたのかな。「かっぽれ」とは損得抜きに惚れるという意味だそう。
振りの意味とか説明とかもっと詳しくやって欲しかったな。
月謝払わないと教えてくれないのかな(笑)。
写真の方は自分は写真部上がりですし一度見れば動作の概略は掴めるので、まぁ何とかそれらしいキメポーズを撮れました。


凄い修練の賜物なんでしょう。う〜んいかにも「踊りの師匠」って感じの人ですな。
どっちもメデタイ芸能で、なかなかオモロかったね。
自分としては初めて見た和妻のチャイナリングが一番印象に残ったです。
去年の秋に幇間芸のを見に神楽坂の鰻屋まで来て以来2度目の参加。
関東近郊の現地集合でイベントと食事をセットにしたミニツアーを企画する会社というところでしょうか。
今日はまた古典芸能シリーズといいますか
笑って楽しい新年を!江戸芸かっぽれと曲芸太神楽を満喫
会場である加賀料理の店のお座敷で食事が一頻り終わったところで始まりました。

・笑って楽しい新年を!江戸芸かっぽれと曲芸太神楽を満喫 - イベント - ぽけかる倶楽部
前半は太神楽で浅草雑芸団〜坂野比呂志大道芸塾〜より上島敏昭さん。


手拭いは傘の上でサイコロを回す曲芸抽選会で当たって貰えた。
太神楽ってのは家々を回る縁起物が出自だそうで、芸目としては「放下芸」、乗せる・回す・投げると並んで手品(和妻)も手の内だそう。

見せてくれたのはいわゆるチャイナリング、輪が離れたり繋がったりって手品でよく見る奴ですが、日本手品では口上が付いて演芸としてのスタイルが南京玉すだれなんかと同様の「見立て」芸になってました。
なかなか面白いです。初めて見た(他にやってる人が居ないそうなので当然ですが。青森県の古老から習ってきて復活させたとか)。
こういうのはどんどん廃れていってしまうので、そういう保存や復活なんかにも取り組む団体の人のようです。
人はドンドン目新しいモノに流れてしまうものね。
フィナーレはいわゆる中国独楽、実は日本でも元々はこっちが主流だったそうですが、それを使って15年間お蔵入りしていた「なかなか成功しない芸」だそうなくす玉割り

目出度く一発で大成功!
フルーツ小鉢の出た中休みを挟んで(コーヒーは出ませんでした(笑))、江戸芸かっぽれ
どうやらこちら目当てのオバサン達が多かった感じ、固定客だか習ったことの有る人だかが結構居たように思います。
どうやらこの「かっぽれ」の世界での名門の跡継ぎらしい。
櫻川流 「江戸芸かっぽれ」家元 櫻川ぴん助師匠の登場。

「かっぽれ」は数分で終わるので2回のお色直しを挟んで端唄や歌舞伎舞踊などを最初に。
そんでもって最後に「かっぽれ」

なかなかイイ写真が撮れないということで、キメポーズでSTOPして見せてくれました。
たぶん60過ぎだと思うのですが、すごい安定感。さすがプロ、って感じです。
2回か3回踊って見せてくれたのかな。「かっぽれ」とは損得抜きに惚れるという意味だそう。
振りの意味とか説明とかもっと詳しくやって欲しかったな。
月謝払わないと教えてくれないのかな(笑)。
写真の方は自分は写真部上がりですし一度見れば動作の概略は掴めるので、まぁ何とかそれらしいキメポーズを撮れました。


凄い修練の賜物なんでしょう。う〜んいかにも「踊りの師匠」って感じの人ですな。
どっちもメデタイ芸能で、なかなかオモロかったね。
自分としては初めて見た和妻のチャイナリングが一番印象に残ったです。
2009年02月13日
【楽】上々颱風 for JIROKICHI お祝いスペシャル 2days
今日と明日は高円寺のJIROKICHIで上々颱風のライブ。
上々颱風 for JIROKICHI お祝いスペシャル 2days

・JIROKICHI 35th Anniversary | Sound of Superstars

・JIROKICHI 35th Anniversary | Sound of Superstars

今日の分は間繋ぎにやった1コーラスだけの「はだかんぼ」が懐かしくて最高でした。
どうせ後日にまとめて書いてるので翌日14日の分も書くと・・・
なんだかんだ言って200回以上通ってるバンドだからして、久々だったんだけど深いところの記憶に刻まれてるといいますか、大半の曲が口ずさめました(声は出さないけどねマナー上)。
もうすぐアルバム発売だとかで新しい曲も3つぐらいあったけど、どうせ新しい客なんてほとんど居ない訳で(笑)、客も「懐かしい曲」への反応の方がいいですな。
「新しい曲」ったって紅龍作品には違いないんだから・・・ってそういえば今回新曲に久々の陽子さんのが有ったね。
そういえば愛青もハイハイハイも無かったんじゃ。。。
そうえいばサトチャンソロはあったけど映美ちゃんソロは無かったか。
でもまぁ相変わらずツッコミ処満載で(笑)、ライブハウスだとツッコミ出来るしリアクションも来るしでオモロかったね。
何がイイとかワルイとかってより、もうホームグラウンドみたいなもん(笑)。

(仮)上々颱風12~土民の歌~
クチコミを見る
(仮)上々颱風12~土民の歌~
アーティスト:上々颱風
販売元:M&I Company,LTD.(PC)(M)
発売日:2009-03-18
クチコミを見る
上々颱風 for JIROKICHI お祝いスペシャル 2days

・JIROKICHI 35th Anniversary | Sound of Superstars

・JIROKICHI 35th Anniversary | Sound of Superstars

今日の分は間繋ぎにやった1コーラスだけの「はだかんぼ」が懐かしくて最高でした。
どうせ後日にまとめて書いてるので翌日14日の分も書くと・・・
なんだかんだ言って200回以上通ってるバンドだからして、久々だったんだけど深いところの記憶に刻まれてるといいますか、大半の曲が口ずさめました(声は出さないけどねマナー上)。
もうすぐアルバム発売だとかで新しい曲も3つぐらいあったけど、どうせ新しい客なんてほとんど居ない訳で(笑)、客も「懐かしい曲」への反応の方がいいですな。
「新しい曲」ったって紅龍作品には違いないんだから・・・ってそういえば今回新曲に久々の陽子さんのが有ったね。
そういえば愛青もハイハイハイも無かったんじゃ。。。
そうえいばサトチャンソロはあったけど映美ちゃんソロは無かったか。
でもまぁ相変わらずツッコミ処満載で(笑)、ライブハウスだとツッコミ出来るしリアクションも来るしでオモロかったね。
何がイイとかワルイとかってより、もうホームグラウンドみたいなもん(笑)。

(仮)上々颱風12~土民の歌~
クチコミを見る

アーティスト:上々颱風
販売元:M&I Company,LTD.(PC)(M)
発売日:2009-03-18
クチコミを見る
2009年02月11日
【映】おくりびと
やっぱ役者がイイとイイ映画になりますな。渋くて個性的な脇役揃いの中で主演のモックンもヒロスエもいい味出してたと思います。
映画というより生の芝居を見たようにシッカリと伝わってくる面がありました。
数々の受賞やノミネートにつき凱旋興業ということで朝1だけのワリコミ上映らしいのに出掛けた。
おくりびと

・9.13 Road Show 「おくりびと」(主演:本木雅弘 広末涼子)
場所は有楽町の丸ノ内ピカデリー

・松竹映画館ドットコム
(今日は2番館だったけど、週末からは3番館での興業になるとかだそう)
東京で挫折し郷里に戻った男。旧来は葬儀屋の領分であり、その葬儀屋の下請けで納棺作業を専門に行う「納棺師」に、なりゆきでなってしまった若い男の物語。その男と妻、旧友、郷里の人々、そして親との関係が「納棺師」をめぐる偏見や誤解、そしてその解消の中で成長し何かを見つける物語として語られていく。
あまり楽しそうでないテーマなのだけど、描き方が少しコメディタッチなのと脇を固める名優達の芝居のチカラで惹き込まれていきますな。
本木はイイ味出してるし、ヒロスエもハマリ役を貰ってる感じ。
ヒロスエは声がマンガみたいな甲高さなのであまり大きな役をすると耳障りに感じるのですが、今回は都会育ちの妻が旦那について田舎に来た、知らずに納棺師の妻になっちゃったための戸惑いや怒り、さてどうするか、でも旦那のことは好きだ、みたいな揺れる役柄のせいか、結構重苦しかったりするこの映画を随所で癒す役割を果たしていました。
あと随所に挿入される山形の四季の映像が美しく、BGMとなるチェロの調べも心地よく、物語を運んでおりました。
2時間程の作品なのに全く時間を感じさせないチカラがありました。
アカデミー賞はどうかなぁ、かなり日本的、ドメスティックな素材ではあるもの。
でも坊主もお経もあまり出てくることなく、「人の死」でありそれをめぐる「人の情」であり、といういわば万国共通の部分のクローズアップなので、人種や国籍を問わず共感出来るのではないかと期待します。
いやなかなか予想以上にイイ映画でした。
--

おくりびと (小学館文庫)
クチコミを見る

おくりびと (ビッグコミックススペシャル)
クチコミを見る

ピアノ&チェロピース おくりびと
クチコミを見る

納棺夫日記 (文春文庫)
クチコミを見る

ぼくが葬儀屋さんになった理由(わけ)
クチコミを見る

死化粧(エンゼルメイク) ~最期の看取り~
クチコミを見る

「おくりびと」オリジナルサウンドトラック
クチコミを見る

So Special-Version AI-/おくりびと(初回限定盤)(DVD付)
クチコミを見る

So Special-Version AI-/おくりびと
クチコミを見る

いしぶみ
クチコミを見る
映画というより生の芝居を見たようにシッカリと伝わってくる面がありました。
数々の受賞やノミネートにつき凱旋興業ということで朝1だけのワリコミ上映らしいのに出掛けた。
おくりびと

・9.13 Road Show 「おくりびと」(主演:本木雅弘 広末涼子)
場所は有楽町の丸ノ内ピカデリー

・松竹映画館ドットコム
(今日は2番館だったけど、週末からは3番館での興業になるとかだそう)
東京で挫折し郷里に戻った男。旧来は葬儀屋の領分であり、その葬儀屋の下請けで納棺作業を専門に行う「納棺師」に、なりゆきでなってしまった若い男の物語。その男と妻、旧友、郷里の人々、そして親との関係が「納棺師」をめぐる偏見や誤解、そしてその解消の中で成長し何かを見つける物語として語られていく。
あまり楽しそうでないテーマなのだけど、描き方が少しコメディタッチなのと脇を固める名優達の芝居のチカラで惹き込まれていきますな。
本木はイイ味出してるし、ヒロスエもハマリ役を貰ってる感じ。
ヒロスエは声がマンガみたいな甲高さなのであまり大きな役をすると耳障りに感じるのですが、今回は都会育ちの妻が旦那について田舎に来た、知らずに納棺師の妻になっちゃったための戸惑いや怒り、さてどうするか、でも旦那のことは好きだ、みたいな揺れる役柄のせいか、結構重苦しかったりするこの映画を随所で癒す役割を果たしていました。
あと随所に挿入される山形の四季の映像が美しく、BGMとなるチェロの調べも心地よく、物語を運んでおりました。
2時間程の作品なのに全く時間を感じさせないチカラがありました。
アカデミー賞はどうかなぁ、かなり日本的、ドメスティックな素材ではあるもの。
でも坊主もお経もあまり出てくることなく、「人の死」でありそれをめぐる「人の情」であり、といういわば万国共通の部分のクローズアップなので、人種や国籍を問わず共感出来るのではないかと期待します。
いやなかなか予想以上にイイ映画でした。
--

おくりびと (小学館文庫)
クチコミを見る

おくりびと (ビッグコミックススペシャル)
クチコミを見る

ピアノ&チェロピース おくりびと
クチコミを見る

納棺夫日記 (文春文庫)
クチコミを見る

ぼくが葬儀屋さんになった理由(わけ)
クチコミを見る

死化粧(エンゼルメイク) ~最期の看取り~
クチコミを見る

「おくりびと」オリジナルサウンドトラック
クチコミを見る

So Special-Version AI-/おくりびと(初回限定盤)(DVD付)
クチコミを見る

So Special-Version AI-/おくりびと
クチコミを見る

いしぶみ
クチコミを見る
2008年12月10日
【楽】古澤さんと和太鼓とアイヌ音楽と
久々に感じた古澤さんのドラム、ホントに久々だったけど相変わらずエッジの立った元気な感じで嬉しかったね。
趣旨が趣旨だしあんまり多い出番では無かったけどさ。
アムネスティ世界人権宣言60周年記念コンサート
『鬼太鼓座×OKI−和太鼓とアイヌ音楽−』

・アムネスティ世界人権宣言60周年記念コンサート~鬼太鼓座×OKI−和太鼓とアイヌ音楽−|アムネスティ日本・スタッフブログ
まぁイベントゲストだし、タイトルにも入ってないし、という訳ですが、世間はどうあれ自分は古澤さん目当てです。
鬼太鼓座(おんでこざ)はもっと久々に聴くんだけどね。和太鼓の音にも一時凝ってて、美人リーダーの高久保康子嬢が居た頃はよく行ってたんだけど、それはもうかなり昔。
アイヌ音楽は、まぁ観光旅行で「アイヌ村」というのには何度か行ってるし、今は中野に移ったけど「アイヌ料理店レラ・チセ」ってのが昔、というか最初は早稲田の文キャン前に有ってその頃はよく行ってたし、中野で毎年やるアイヌ×沖縄の祭り「チャランケ祭」にもよく行ってたし、、、まぁ世間平均より少しはたくさん耳にしたことあるかなぁ、程度。
その中でトンコリってのはアイヌの民族楽器、両手でギターのように掻き抱いて弾く五弦琴、失伝し掛かってたのを復活・保存・発展させたのが、今回登場のOKIさんだそう。
それとアイヌの歌い手、女性四人組のマレウレウってグループが参加( 今回は事情により3人だったそうな )。
たしかに「アイヌ音楽」のイメージってムックリと手拍子と唄だなぁ。トンコリは見たこと有るけど、こんなにまとまってシッカリと耳にするのは初めてだと思う。
まぁ今回は玉井さんに誘われて知ったイベントだけど、古澤さんが「どう絡むのか」に興味があったので久々に。

場所は新宿文化センター、ずいぶん昔に上々颱風がやって以来だけど、ココといえばの立派なパイプオルガン

あのとき紅龍が弾いたのも思い出しますが(笑)、まぁ今日は関係有りません。
ステージ上には和太鼓の列。

開演19:00。司会は久々に見たよ、のイーデス・ハンソンさん。たしか今は熊野古道の山の上の方に住んでて用事のある時だけ出てくるとか( 前に熊野古道に行ったときに現地のガイドさんがそんなことを言ってた )。ガキの頃は大阪のテレビでよく見掛けたけど、そういえばアムネスティの役員でしたな。
・「祈り」(鬼太鼓座)
尺八で「アメージング・グレース」ってなかなかいいですな。
・「鬼太鼓囃子」(鬼太鼓座)
先の写真の前列に並ぶ小さな締太鼓が中心の7人によるコミカルな演奏。
・「打つ八丈」(鬼太鼓座)
先の写真の後列に有る太鼓よりもさらに大き目の太鼓を平置きして、布団タタキとかでワリと派手目にパフォーマンス。
何か「けん玉」の有名な名人も鬼太鼓座には居るそうで、その人がけん玉でリズムを奏でるパフォーマンス。(そういえば昔にも見た記憶があるから昔からやってるネタかも)
--
配布されたプログラムではここで休憩が入って、休憩後に「アイヌ音楽」、そして古澤さん登場となってましたが、急遽プログラム変更。
・アイヌ伝統弦楽器トンコリ&ウポポ(OKI MAREWREW)
まずはタップリとトンコリの演奏。ギターのように掻き抱くけどフレットを押さえるというのでなくて両手で同時に弦を弾く様子。数台を使い分けてましたが、大きいのはウッドベースみたい、小さいのはギターみたいな音でしょうか( 音や奏法の実際についてはココのリンク先で見れるようです )。
曲調は何と言えばいいのか、、、ブルースみたいなレゲエみたいな、カントリーみたいな、ラップみたいな、フォークみたいな。。。要はアイヌの音楽らしい。
後半は歌い手の女性グループも参加して少し穏やかな感じでしたが、前半は結構攻撃的な感じ。まぁアイヌって狩猟民族だし、少数民族って戦いの歴史だろうから、そんなものなのかも知れません。
鬼太鼓座の人も太鼓や笛で1人参加してましたな。
・古澤良治郎のドラムとアイヌ伝統音楽と中華獅子舞
何の説明も無しの急なプログラム変更だったので、休憩時間だと思ってここで席を立って出て行った人も多かったのが何だか悔しかった(笑)けど、暗転したままのステージ上に急遽ドラムセットが組み立てられ、暗いままの状態からドラムとトンコリの協奏が始まりました。
暗転してたけど、歩くシルエットで古澤さんと判った(笑)し、ドラムの音を聞いて最初に書いたように嬉しくなりました。
だんだん照明なども明るくなり色彩的な演出もされていく内に、ステージ上の登場人物も増え、たぶん中華獅子舞は鬼太鼓座なんでしょうし、かなり音楽的に楽しいステージでした。
(ある意味、個人的に納得いくレベルで面白かったのはココだけでもあるんですけど)
--
休憩15分挟んで、また鬼太鼓座。
・大太鼓(鬼太鼓座)with古澤良治郎
鬼太鼓座名物、フンドシ男の大太鼓打ちですが、ココでも古澤さんがチョとだけ参加。
というより、鬼太鼓座の音量も音量だし、基本的に団体で訓練した成果のユニゾンみたいな感じで音の組み合わせが決まってる様子なので、さすがの古澤さんもアレコレとはできなかったように思います。
もっと和太鼓とドラムのバトルが見たかった聴きたかったけど、無理かな。
・屋台囃子(鬼太鼓座)
最後は鬼太鼓座名物の腹筋太鼓(笑)といいますか、秩父の夜祭りを思わせる感じの祭囃子の、さらに威勢の良い奴です。
アンコールするのかな、とか思ってたけど、21時終演予定は既に30分以上過ぎてたし、で、あっさり司会のイーデスハンソンさん登場で〆。
なかなかどれも楽しかったけどね。思い返せば鬼太鼓座の出し物は自分が通ってた頃とあんまり変わってないなぁ。人の出入りの激しい鬼太鼓座だけど。
かなり大昔に袂を分かって鬼太鼓座から分離独立し佐渡に留まってるのが鼓童ですな。
鼓童のLiveにも一度行ったけど、何だかモノ足りなくてそれっきり。
よく鬼太鼓座を見に行ってた当時リーダーだった高久保康子さんは、2002年3月に「za Ryu-Ma」とか言うグループを結成して国内外で活動中ということらしい( 音は少しだけココやココで聴けるし、参加アルバムの情報も有るけど、独自のHPは見つからなかった )。
キレイな人だったけど、どうされてるんでしょうね。

フィール・ザ・ヒーリング―彼女がいちばん輝く瞬間(とき)
クチコミを見る
そういえばドコで鬼太鼓座とアイヌ音楽と古澤さんでこんなハナシになったんだろうと調べてたら、今年に入って、色々やってたんですな。
・走り続ける鬼太鼓座 18日、国立劇場で演奏会 (2/2ページ) - MSN産経ニュース
・和太鼓演奏集団「鬼太鼓座」記念公演「鬼魂一打」
後者は北海道でのライブだし、両方ともに高久保康子さんの名前も見えますね。相変わらず威勢の良さそうな写真もあるし、また見る機会有るかな。チョット気にしとこ。
あ、そういえば音楽のことばかりじゃなくてイベントのことも少しは触れなきゃね。
「アムネスティ世界人権宣言60周年記念コンサート」ということで、「世界人権宣言」の小冊子が配られ、署名や募金活動も行われてました。
表の仕事が法律関係なんでこの手の人権イベントは幾つも主催者側の事務方として参加したけど。。。
以下あくまでも私見ですが・・・
「人権」はマジックワードではないというのが法律の仕事してる身としては実感だし、どうもねぇ、総論として「錦の御旗」にされるのは苦手だし、個人的には死刑反対に回る気は絶対に無いので署名もしませんでした。
西欧的観念論でいう「人」は理性的合理的判断を自ら責任持って出来る生物でないと「理論通り」「理屈通り」にはいかないものだと思います。
情緒的な日本人にはタテマエでしか無い気もします。
だいたい実感として禁煙車両ほどガキが騒いでも親が注意しないし、人権イベントの観客は演奏中にゴソゴソ喋ってる奴が多い(今回も)。
「人権」以前に人の迷惑考える感受性と想像力ぐらい持ってろよ。。。
社会性や公共性、人間としての「共存する意思」みたいな基礎的な部分、平べったく言えば「人に気を遣え」って部分がダメな人間が、抽象的な「人権」を振り回すのは危険だし、場合によっては免罪符的に利用されているようにも感じています。
人権侵害や抑圧と戦うべきなのは各論として賛成ですが、総論として「人に気を遣え」ない連中と肩組もうとは思えないのです。
あくまでも私見です。人権論についての議論には一切応じませんので悪しからず。
まぁそんな雑感はともかく、アイヌ音楽と古澤さんのコラボは見事で面白かったです。
やっぱり予定調和より冒険がいいね。
少なくとも音楽で平穏無事はツマラナイ。
趣旨が趣旨だしあんまり多い出番では無かったけどさ。
アムネスティ世界人権宣言60周年記念コンサート
『鬼太鼓座×OKI−和太鼓とアイヌ音楽−』

・アムネスティ世界人権宣言60周年記念コンサート~鬼太鼓座×OKI−和太鼓とアイヌ音楽−|アムネスティ日本・スタッフブログ
まぁイベントゲストだし、タイトルにも入ってないし、という訳ですが、世間はどうあれ自分は古澤さん目当てです。
鬼太鼓座(おんでこざ)はもっと久々に聴くんだけどね。和太鼓の音にも一時凝ってて、美人リーダーの高久保康子嬢が居た頃はよく行ってたんだけど、それはもうかなり昔。
アイヌ音楽は、まぁ観光旅行で「アイヌ村」というのには何度か行ってるし、今は中野に移ったけど「アイヌ料理店レラ・チセ」ってのが昔、というか最初は早稲田の文キャン前に有ってその頃はよく行ってたし、中野で毎年やるアイヌ×沖縄の祭り「チャランケ祭」にもよく行ってたし、、、まぁ世間平均より少しはたくさん耳にしたことあるかなぁ、程度。
その中でトンコリってのはアイヌの民族楽器、両手でギターのように掻き抱いて弾く五弦琴、失伝し掛かってたのを復活・保存・発展させたのが、今回登場のOKIさんだそう。
それとアイヌの歌い手、女性四人組のマレウレウってグループが参加( 今回は事情により3人だったそうな )。
たしかに「アイヌ音楽」のイメージってムックリと手拍子と唄だなぁ。トンコリは見たこと有るけど、こんなにまとまってシッカリと耳にするのは初めてだと思う。
まぁ今回は玉井さんに誘われて知ったイベントだけど、古澤さんが「どう絡むのか」に興味があったので久々に。

場所は新宿文化センター、ずいぶん昔に上々颱風がやって以来だけど、ココといえばの立派なパイプオルガン

あのとき紅龍が弾いたのも思い出しますが(笑)、まぁ今日は関係有りません。
ステージ上には和太鼓の列。

開演19:00。司会は久々に見たよ、のイーデス・ハンソンさん。たしか今は熊野古道の山の上の方に住んでて用事のある時だけ出てくるとか( 前に熊野古道に行ったときに現地のガイドさんがそんなことを言ってた )。ガキの頃は大阪のテレビでよく見掛けたけど、そういえばアムネスティの役員でしたな。
・「祈り」(鬼太鼓座)
尺八で「アメージング・グレース」ってなかなかいいですな。
・「鬼太鼓囃子」(鬼太鼓座)
先の写真の前列に並ぶ小さな締太鼓が中心の7人によるコミカルな演奏。
・「打つ八丈」(鬼太鼓座)
先の写真の後列に有る太鼓よりもさらに大き目の太鼓を平置きして、布団タタキとかでワリと派手目にパフォーマンス。
何か「けん玉」の有名な名人も鬼太鼓座には居るそうで、その人がけん玉でリズムを奏でるパフォーマンス。(そういえば昔にも見た記憶があるから昔からやってるネタかも)
--
配布されたプログラムではここで休憩が入って、休憩後に「アイヌ音楽」、そして古澤さん登場となってましたが、急遽プログラム変更。
・アイヌ伝統弦楽器トンコリ&ウポポ(OKI MAREWREW)
まずはタップリとトンコリの演奏。ギターのように掻き抱くけどフレットを押さえるというのでなくて両手で同時に弦を弾く様子。数台を使い分けてましたが、大きいのはウッドベースみたい、小さいのはギターみたいな音でしょうか( 音や奏法の実際についてはココのリンク先で見れるようです )。
曲調は何と言えばいいのか、、、ブルースみたいなレゲエみたいな、カントリーみたいな、ラップみたいな、フォークみたいな。。。要はアイヌの音楽らしい。
後半は歌い手の女性グループも参加して少し穏やかな感じでしたが、前半は結構攻撃的な感じ。まぁアイヌって狩猟民族だし、少数民族って戦いの歴史だろうから、そんなものなのかも知れません。
鬼太鼓座の人も太鼓や笛で1人参加してましたな。
・古澤良治郎のドラムとアイヌ伝統音楽と中華獅子舞
何の説明も無しの急なプログラム変更だったので、休憩時間だと思ってここで席を立って出て行った人も多かったのが何だか悔しかった(笑)けど、暗転したままのステージ上に急遽ドラムセットが組み立てられ、暗いままの状態からドラムとトンコリの協奏が始まりました。
暗転してたけど、歩くシルエットで古澤さんと判った(笑)し、ドラムの音を聞いて最初に書いたように嬉しくなりました。
だんだん照明なども明るくなり色彩的な演出もされていく内に、ステージ上の登場人物も増え、たぶん中華獅子舞は鬼太鼓座なんでしょうし、かなり音楽的に楽しいステージでした。
(ある意味、個人的に納得いくレベルで面白かったのはココだけでもあるんですけど)
--
休憩15分挟んで、また鬼太鼓座。
・大太鼓(鬼太鼓座)with古澤良治郎
鬼太鼓座名物、フンドシ男の大太鼓打ちですが、ココでも古澤さんがチョとだけ参加。
というより、鬼太鼓座の音量も音量だし、基本的に団体で訓練した成果のユニゾンみたいな感じで音の組み合わせが決まってる様子なので、さすがの古澤さんもアレコレとはできなかったように思います。
もっと和太鼓とドラムのバトルが見たかった聴きたかったけど、無理かな。
・屋台囃子(鬼太鼓座)
最後は鬼太鼓座名物の腹筋太鼓(笑)といいますか、秩父の夜祭りを思わせる感じの祭囃子の、さらに威勢の良い奴です。
アンコールするのかな、とか思ってたけど、21時終演予定は既に30分以上過ぎてたし、で、あっさり司会のイーデスハンソンさん登場で〆。
なかなかどれも楽しかったけどね。思い返せば鬼太鼓座の出し物は自分が通ってた頃とあんまり変わってないなぁ。人の出入りの激しい鬼太鼓座だけど。
かなり大昔に袂を分かって鬼太鼓座から分離独立し佐渡に留まってるのが鼓童ですな。
(参考)
・和太鼓集団「鼓童」 - 教えて!goo
・時勝矢一路さんの頁「Episode にひゃくしぃ 『 史上最強のリズム 前編 』 (2006・11・15)
」
・林英哲 - 『梁塵秘抄』 または ”わしふぃーるど” - 楽天ブログ(Blog)
鼓童のLiveにも一度行ったけど、何だかモノ足りなくてそれっきり。
よく鬼太鼓座を見に行ってた当時リーダーだった高久保康子さんは、2002年3月に「za Ryu-Ma」とか言うグループを結成して国内外で活動中ということらしい( 音は少しだけココやココで聴けるし、参加アルバムの情報も有るけど、独自のHPは見つからなかった )。
キレイな人だったけど、どうされてるんでしょうね。

フィール・ザ・ヒーリング―彼女がいちばん輝く瞬間(とき)
クチコミを見る
そういえばドコで鬼太鼓座とアイヌ音楽と古澤さんでこんなハナシになったんだろうと調べてたら、今年に入って、色々やってたんですな。
・走り続ける鬼太鼓座 18日、国立劇場で演奏会 (2/2ページ) - MSN産経ニュース
・和太鼓演奏集団「鬼太鼓座」記念公演「鬼魂一打」
後者は北海道でのライブだし、両方ともに高久保康子さんの名前も見えますね。相変わらず威勢の良さそうな写真もあるし、また見る機会有るかな。チョット気にしとこ。
あ、そういえば音楽のことばかりじゃなくてイベントのことも少しは触れなきゃね。
「アムネスティ世界人権宣言60周年記念コンサート」ということで、「世界人権宣言」の小冊子が配られ、署名や募金活動も行われてました。
表の仕事が法律関係なんでこの手の人権イベントは幾つも主催者側の事務方として参加したけど。。。
以下あくまでも私見ですが・・・
「人権」はマジックワードではないというのが法律の仕事してる身としては実感だし、どうもねぇ、総論として「錦の御旗」にされるのは苦手だし、個人的には死刑反対に回る気は絶対に無いので署名もしませんでした。
西欧的観念論でいう「人」は理性的合理的判断を自ら責任持って出来る生物でないと「理論通り」「理屈通り」にはいかないものだと思います。
情緒的な日本人にはタテマエでしか無い気もします。
だいたい実感として禁煙車両ほどガキが騒いでも親が注意しないし、人権イベントの観客は演奏中にゴソゴソ喋ってる奴が多い(今回も)。
「人権」以前に人の迷惑考える感受性と想像力ぐらい持ってろよ。。。
社会性や公共性、人間としての「共存する意思」みたいな基礎的な部分、平べったく言えば「人に気を遣え」って部分がダメな人間が、抽象的な「人権」を振り回すのは危険だし、場合によっては免罪符的に利用されているようにも感じています。
人権侵害や抑圧と戦うべきなのは各論として賛成ですが、総論として「人に気を遣え」ない連中と肩組もうとは思えないのです。
あくまでも私見です。人権論についての議論には一切応じませんので悪しからず。
まぁそんな雑感はともかく、アイヌ音楽と古澤さんのコラボは見事で面白かったです。
やっぱり予定調和より冒険がいいね。
少なくとも音楽で平穏無事はツマラナイ。
2008年12月06日
【芸】狂言「塗師」と能「松風」
先々月に「狂言を楽しむ会」というのに参加して、狂言、それも山本家の狂言、山本東次郎さんの狂言に興味が湧いたので見に行ったイベント。
いやぁ、チョット今日の演目は重かった。。。
やっぱり予備知識がないと色んな目に遭いますが(笑)、まぁ、それも経験でしょうか。
場所は喜多六平太記念能楽堂、JR目黒駅を降り、目黒雅叙園の方に出て、ホリプロの坂を下り、ドレメ学園地区の奥辺り、徒歩10分弱。
こう書くと単純ですが、道を1本間違って線路沿いの道に入ってしまい、しかもそこは谷底、崖の下という感じで、目的の能楽堂の方へ抜ける横道は無く・・・と結構歩きました。( 公式の案内地図の「第2目標」を見落として、手前の「三井住友銀行事務センター」を「三井住友銀行」の支店とカンチガイして(並んで立ってるのに気付かずに)、曲がってしまった自分の責任ですけど、でも地図も少々紛らわしい。。。)
ま、ともかく到着。


なかなか厳かで立派な能楽堂です。
観客も満席、どうやら謡を習ってる人が多かったのか近隣のオジサン・オバサン連中皆様、なんだか和綴じの本を目で追いながら観賞されてました。
そして結構若い女の子も多いのが少々意外。落語会とは違って(笑)人数も多いし結構上品な感じww。日本文学専攻とかなんでしょうか。
本日の主催は銕仙会能楽研修所の関係らしい三聲会という団体。
第4回 三聲会

最初は狂言「塗師」。40分ぐらい。
「塗師」と書いて「ぬし」と読むそう。蒔絵とかの職人さんなんでしょうか。伝統工芸の名工も時代の流れには勝てず都では仕事が無くなったと。
で、その師匠が弟子を頼りにはるばると旅してきたら、その弟子の嫁が「ありがちな」強欲で「師匠がこの国に来たらウチの旦那の商売上がったり」とばかりに死んだことにしちゃって、その弟子は弟子で嫁にも勝てず、でも師匠に会いたいし、って訳で、幽霊の変装をして登場する。
でまぁ、普通ならバレて一騒動、チャンチャン!ってのがオチだと思うから、それを期待してたら、コレは「オチが無い」んです。
どうやら幽霊の扮装での舞が見せ場らしい。たしかに舞としては難度が高いものと思う。
でも「娯楽」としてはあまり笑える部分もなく、どちらかというと古典芸能の「観賞」。
まぁ一口に「狂言」と言っても色々あるようですし、その中の「高級」なのを見る機会だったということでしょうか。
休憩を挟んで能 松風。
これが長い!2時間ぶっ通し!!
しかも衣装の煌びやかさも少なく、所作も大きくない。
物語は、旅の坊主が、浜辺の松に纏わる昔の悲恋物語を住民から聞いて供養するところから始まる。その後、浜辺の小屋を一夜の宿を求めた海女の姉妹こそ、その悲恋物語の中の姉妹の幽霊、供養に感謝して、昔の悲恋を思い出し舞い語る。
すごく地味です。
でもって席がなまじっか常識的に「良い席」で正面中央だったものですから、舞台装置として運び込まれた「松の木」の陰になって細かい所作が判りにくいのなんの。。。
演者も大変だと思うけど、見てる方も大変な演目でした。
自分も睡魔と戦うのに苦労しましたが、大半の人もまさか2時間もあるとは思わなかったようで、眠ってる人も多いし、若い女の子で耐えきれずに退席した人もチラホラ。
まぁ自分は一つの経験だと割り切ってましたが、こういうのこそイヤホンガイドが欲しいなと思います。
そういうコストをかけるのが難しいなら、30分ぐらいの演目解説を最初に誰かが出て来てやればまた違ったのにと考えます。
それならそんなに難しいことでもないでしょうし、「ココを見て下さい」と言われていれば興味も持続出来るモノです。
乙に構えてエラそうにして、というスナブ趣味は嫌いな性分なので言いますけど、これとかクラシックとかJazzとかでも「判る奴だけ判ればいい」というスタンスで、それでまた客も「自分は判ってる」という優越感でニヤついてるようなのが少なくないですが、根本的に、「人間として」間違ってると思います。
媚びるのではなく、「共存する意思」を持つ、そして示すことは、同じ人間の営みとして必要な姿勢だと思うのです。
もう少しだけ工夫が欲しいかな。楽しい能というものがありうるのなら。
狂言は演目次第だなと思いましたが。
いやぁ、チョット今日の演目は重かった。。。
やっぱり予備知識がないと色んな目に遭いますが(笑)、まぁ、それも経験でしょうか。
場所は喜多六平太記念能楽堂、JR目黒駅を降り、目黒雅叙園の方に出て、ホリプロの坂を下り、ドレメ学園地区の奥辺り、徒歩10分弱。
こう書くと単純ですが、道を1本間違って線路沿いの道に入ってしまい、しかもそこは谷底、崖の下という感じで、目的の能楽堂の方へ抜ける横道は無く・・・と結構歩きました。( 公式の案内地図の「第2目標」を見落として、手前の「三井住友銀行事務センター」を「三井住友銀行」の支店とカンチガイして(並んで立ってるのに気付かずに)、曲がってしまった自分の責任ですけど、でも地図も少々紛らわしい。。。)
ま、ともかく到着。


なかなか厳かで立派な能楽堂です。
観客も満席、どうやら謡を習ってる人が多かったのか近隣のオジサン・オバサン連中皆様、なんだか和綴じの本を目で追いながら観賞されてました。
そして結構若い女の子も多いのが少々意外。落語会とは違って(笑)人数も多いし結構上品な感じww。日本文学専攻とかなんでしょうか。
本日の主催は銕仙会能楽研修所の関係らしい三聲会という団体。
第4回 三聲会

第4回 三聲会
12月6日(土)午後2時開演 於 喜多能楽堂
狂言 塗師 山本則孝
能 松風 馬野正基
入場料 正面5,000円 / 脇正面4,000円
中正面3,000円 / 2階席2,000円
学生1,000円引き
銕仙会その他の公演
狂言 塗師 NUSHI
都では今風の技術を持った塗師がもてはやされ、流行遅れとなった塗師の師匠は、やむなく越前の国に住む平六という弟子を頼って行くことにした。ところが、師匠に来られてはこちらの商売が成り立たないと思った平六の妻は、師匠を追い返そうと、夫は三年前に亡くなったと嘘をつく。大恩ある師匠ではあるが、妻には逆らえず、せめて一目会いたいと、亡霊の姿で師匠の前に現れる。
シテ 平六
山本 則孝
アド 師匠
山本東次郎
〃 平六の妻
山本泰太郎
地謡
山本 則直
山本 則俊
山本 則重
後見
山本 則秀
〈休憩20分〉
能 松風 MATSUKAZE
西国行脚の僧が須磨の浦で由ありげな松を見て、里人に尋ねる。それは行平中納言が須磨に流されていた時に愛した、松風・村雨姉妹の旧跡であった。僧が近くの塩焼き小屋に立ち寄ると、そこへ折からの月光の下、二人の女が海人の身を嘆きつつ、潮汲車を引いて帰ってくる。塩屋で僧が旧跡を弔ったことを述べ、行平の和歌を口ずさむと、二人は涙にくれ自ら松風・村雨の幽霊と明かし、行平との恋物語を語る…。
田楽の喜阿弥による原作「汐汲」を観阿弥および世阿弥が改作したもの。「熊野・松風は米の飯」とうたわれる幽玄第一の名曲。
シテ 松風
馬野 正基
ツレ 村雨
浅見 慈一
ワキ 旅僧
舘田 善博
アイ 浦人
山本泰太郎
笛
竹市 学
小鼓
鵜澤洋太郎
大鼓
國川 純
地謡
武田 宗典
松木 千俊
武田 文志
浅井 文義
長山 桂三
観世銕之丞
武田 友志
西村 高夫
後見
浅見 真州
清水 寛二
入場料(全席指定)
正面 5,000円
脇正面 4,000円
中正面 3,000円
2階席 2,000円
学生 1,000円引
詳細
最初は狂言「塗師」。40分ぐらい。
「塗師」と書いて「ぬし」と読むそう。蒔絵とかの職人さんなんでしょうか。伝統工芸の名工も時代の流れには勝てず都では仕事が無くなったと。
で、その師匠が弟子を頼りにはるばると旅してきたら、その弟子の嫁が「ありがちな」強欲で「師匠がこの国に来たらウチの旦那の商売上がったり」とばかりに死んだことにしちゃって、その弟子は弟子で嫁にも勝てず、でも師匠に会いたいし、って訳で、幽霊の変装をして登場する。
でまぁ、普通ならバレて一騒動、チャンチャン!ってのがオチだと思うから、それを期待してたら、コレは「オチが無い」んです。
どうやら幽霊の扮装での舞が見せ場らしい。たしかに舞としては難度が高いものと思う。
でも「娯楽」としてはあまり笑える部分もなく、どちらかというと古典芸能の「観賞」。
まぁ一口に「狂言」と言っても色々あるようですし、その中の「高級」なのを見る機会だったということでしょうか。
休憩を挟んで能 松風。
これが長い!2時間ぶっ通し!!
しかも衣装の煌びやかさも少なく、所作も大きくない。
物語は、旅の坊主が、浜辺の松に纏わる昔の悲恋物語を住民から聞いて供養するところから始まる。その後、浜辺の小屋を一夜の宿を求めた海女の姉妹こそ、その悲恋物語の中の姉妹の幽霊、供養に感謝して、昔の悲恋を思い出し舞い語る。
すごく地味です。
でもって席がなまじっか常識的に「良い席」で正面中央だったものですから、舞台装置として運び込まれた「松の木」の陰になって細かい所作が判りにくいのなんの。。。
演者も大変だと思うけど、見てる方も大変な演目でした。
自分も睡魔と戦うのに苦労しましたが、大半の人もまさか2時間もあるとは思わなかったようで、眠ってる人も多いし、若い女の子で耐えきれずに退席した人もチラホラ。
まぁ自分は一つの経験だと割り切ってましたが、こういうのこそイヤホンガイドが欲しいなと思います。
そういうコストをかけるのが難しいなら、30分ぐらいの演目解説を最初に誰かが出て来てやればまた違ったのにと考えます。
それならそんなに難しいことでもないでしょうし、「ココを見て下さい」と言われていれば興味も持続出来るモノです。
乙に構えてエラそうにして、というスナブ趣味は嫌いな性分なので言いますけど、これとかクラシックとかJazzとかでも「判る奴だけ判ればいい」というスタンスで、それでまた客も「自分は判ってる」という優越感でニヤついてるようなのが少なくないですが、根本的に、「人間として」間違ってると思います。
媚びるのではなく、「共存する意思」を持つ、そして示すことは、同じ人間の営みとして必要な姿勢だと思うのです。
もう少しだけ工夫が欲しいかな。楽しい能というものがありうるのなら。
狂言は演目次第だなと思いましたが。
2008年11月22日
【楽】稲生座で玉井組Live
9月のライブに行った記事へのコメントで教わった玉井組のライブ。
高円寺の稲生座で、
玉井さんの『ル・オードムーゲ』 LE EAUDEMUGE。
対バンが対馬照さん。玉井社長(笑)のトコの須藤もん嬢の旦那さんですな。
稲生座は高円寺を北口〜JIROKICHIの有る側〜に出て、純情通商店街を突き当たって左折、PENGUIN HOUSEの前を通り過ぎて突き当たりを右折、そっからそこそこ歩いて〜とはいえ「駅から6分」とは書いてあるからまぁそんなもん〜とある雑居ビルの2階、土地勘無いと判りにくい場所だけど、この生活臭の雑然としたとこが高円寺らしい訳ですな。
店は雑居ビルの表階段を2階に上がった奥。

19:30客入れ、20:00開演ということで、狭い店ゆえ早めにと思い19:30に行ったら「まだリハ中」、結局20:10ぐらいに入れたのかな?演者がどうのというより「そういう店」(笑)らしい。
まぁいいけどね。
そういった意味も含めまして(笑)、高円寺に相応しい雑然とした店ですが、不思議と内外装の雰囲気は良く、微妙なバランスが取れてる面白い店な気がします。
最初が玉井さんの『ル・オードムーゲ』 LE EAUDEMUGE。

前回と違って女性ボーカル入り。
うん。多少は色気があった方がイイ(笑)。

その分「お笑い」は少なめ(笑)。
アップテンポなのも「ヘイヘイブギ」ぐらいだったかな。
基本、「普段着の楽しい音楽」ってトコでしょうか。
女声の華もあり、子供がウロウロしてたり、まぁ何というか「なごやか」でしたな、今日は。
個人的に二日酔いで(笑)、あまりエネルギーが無かったので、それはそれで有りがたかったです。

ステージの前には、そっと前のマスターの写真と一輪挿、そして線香台があって、焼香されてるお客さんも居ましたな。
それだけの歴史、そして演者と観客の愛着が積み重なった場所ということでしょう。
1時間弱のステージが終わり2組目。対馬照さん。

前回は奥方とのステージだったせいか、何だかフィールドフォークみたいな感じだったんだけど、今日は全然違ってなかなか渋めの迫力ボーカル。
いろいろ幅があったので玉井さんトコに負けず劣らずジャンル不明に思うけど、ブルースなのかな?
それ程には「暗さ」というか地面を蹴飛ばして上がってくるような感じではなくて、もう少し青空の見えるというか、まぁその辺りは人柄なんでしょう。
チョット河島英五、どうにかするともんたよしのり(笑)、辺りが覗ける気分かな。
どっちかというと「癒し系」の音楽って嫌いなので、刺激的でイイです。
最後は2バンド混ざっての強制アンコール枠(笑)。


今日は今日で結局また楽しめましたです。
重い二日酔いだったんで、何人かの顔見知りにも会釈程度しか出来ず無愛想して申し訳なかった気が残ってるけど、まぁそんな日もありますのでご容赦を。
中央線沿線の小さな小屋での様々なライブ、みんなとっても「好きでやってる」って感じがして、見てて楽しいもの。
安いしね(笑)。その分いろいろ楽しめる。
最近の上々颱風って高いんだもん。。。
ので(笑)、今年まだ七夕だけ。ずっと通ってて最少だな。メジャーデビュー以来ゼロな年って無い訳だから。
ライブ出席回数って後から見ると正直なもので、ヤッサンや陽子さんが抜けた年や、ゴトヤンの抜けた頃などが減ってますので、まぁ金額だけの問題では無いんでしょうけど、、、まぁ言わずもがな。
次回は12/26とか言ってましたな、玉井さん。そのあと2月とか。
年末年始は色んな予定が錯綜してるんでまだ決められないんだけど、年末のは酒肴が少し出るそうでそれは大きいかも(笑)。
高円寺の稲生座で、
玉井さんの『ル・オードムーゲ』 LE EAUDEMUGE。
対バンが対馬照さん。玉井社長(笑)のトコの須藤もん嬢の旦那さんですな。
稲生座は高円寺を北口〜JIROKICHIの有る側〜に出て、純情通商店街を突き当たって左折、PENGUIN HOUSEの前を通り過ぎて突き当たりを右折、そっからそこそこ歩いて〜とはいえ「駅から6分」とは書いてあるからまぁそんなもん〜とある雑居ビルの2階、土地勘無いと判りにくい場所だけど、この生活臭の雑然としたとこが高円寺らしい訳ですな。
店は雑居ビルの表階段を2階に上がった奥。

19:30客入れ、20:00開演ということで、狭い店ゆえ早めにと思い19:30に行ったら「まだリハ中」、結局20:10ぐらいに入れたのかな?演者がどうのというより「そういう店」(笑)らしい。
まぁいいけどね。
そういった意味も含めまして(笑)、高円寺に相応しい雑然とした店ですが、不思議と内外装の雰囲気は良く、微妙なバランスが取れてる面白い店な気がします。
11月
22(土)対馬テル & 玉井まさじ(ル・オードムーゲ)
11月
稲生座
最初が玉井さんの『ル・オードムーゲ』 LE EAUDEMUGE。

前回と違って女性ボーカル入り。
うん。多少は色気があった方がイイ(笑)。

その分「お笑い」は少なめ(笑)。
アップテンポなのも「ヘイヘイブギ」ぐらいだったかな。
基本、「普段着の楽しい音楽」ってトコでしょうか。
女声の華もあり、子供がウロウロしてたり、まぁ何というか「なごやか」でしたな、今日は。
個人的に二日酔いで(笑)、あまりエネルギーが無かったので、それはそれで有りがたかったです。

ステージの前には、そっと前のマスターの写真と一輪挿、そして線香台があって、焼香されてるお客さんも居ましたな。
それだけの歴史、そして演者と観客の愛着が積み重なった場所ということでしょう。
1時間弱のステージが終わり2組目。対馬照さん。

前回は奥方とのステージだったせいか、何だかフィールドフォークみたいな感じだったんだけど、今日は全然違ってなかなか渋めの迫力ボーカル。
いろいろ幅があったので玉井さんトコに負けず劣らずジャンル不明に思うけど、ブルースなのかな?
それ程には「暗さ」というか地面を蹴飛ばして上がってくるような感じではなくて、もう少し青空の見えるというか、まぁその辺りは人柄なんでしょう。
チョット河島英五、どうにかするともんたよしのり(笑)、辺りが覗ける気分かな。
どっちかというと「癒し系」の音楽って嫌いなので、刺激的でイイです。
最後は2バンド混ざっての強制アンコール枠(笑)。


今日は今日で結局また楽しめましたです。
重い二日酔いだったんで、何人かの顔見知りにも会釈程度しか出来ず無愛想して申し訳なかった気が残ってるけど、まぁそんな日もありますのでご容赦を。
中央線沿線の小さな小屋での様々なライブ、みんなとっても「好きでやってる」って感じがして、見てて楽しいもの。
安いしね(笑)。その分いろいろ楽しめる。
最近の上々颱風って高いんだもん。。。
ので(笑)、今年まだ七夕だけ。ずっと通ってて最少だな。メジャーデビュー以来ゼロな年って無い訳だから。
ライブ出席回数って後から見ると正直なもので、ヤッサンや陽子さんが抜けた年や、ゴトヤンの抜けた頃などが減ってますので、まぁ金額だけの問題では無いんでしょうけど、、、まぁ言わずもがな。
次回は12/26とか言ってましたな、玉井さん。そのあと2月とか。
年末年始は色んな予定が錯綜してるんでまだ決められないんだけど、年末のは酒肴が少し出るそうでそれは大きいかも(笑)。
2008年11月17日
【芸】第30回東西落語研鑽会
およそ2ヶ月に1回の東西落語研鑽会。
第30回記念というところだが、月亭可朝師匠復帰の話題の方が大きかったかも。出演も上方落語4席〜笑福亭がその内3人というのも珍しい〜に、江戸落語1席。
個人的には、まぁそんなことよりも(笑)、( 大阪人にとって月亭可朝なら「(今の時代じゃ)ストーカー扱いされるぐらいやるやろ」ってもんで別に珍しくも無いので(笑) )、鶴瓶の「死神」の3度目を聴く機会、どう進化したか楽しみだった訳で。
大ネタというようなのはあまり無かったけど、どれもこれも笑わせてくれて、まぁハズレの無い会でした。
[第三〇回番組]------------
「天 災」 笑福亭銀瓶
「干 物 箱」 林家たい平
「餅 屋 問 答」 月亭 可朝
<仲入り>
「源太 と 兄貴」 笑福亭仁智
鶴瓶版 「死 神」 笑福亭鶴瓶
お囃子 林家和女
千葉しん
----------------------------
最初の銀瓶さんは鶴瓶さんの弟子ですね。もしかしたら師匠より達者?(笑)というか、味で気持ちを持って行く人の多い笑福亭にしては綺麗な落語って感じかな。
2番手が今日唯一の江戸勢、たい平さん。江戸落語の噺家さんの名前やクスグリを覗かせたりして、まぁ江戸の意地を見せてた感じもします。
最初に2席、素直に面白いのが続いたところで、さて今日の目玉、曲者の月亭可朝さん登場。
う〜ん。。。達者な芸だし、オモロイし、楽しいんだけど、やっぱり「落語」っていうより「漫談」っぽい気がします。
落語にはセリフの部分と地の部分があって、講談はむしろ地で話を進めるんでしょうが、落語の場合はカミシモ切り替えの会話で進行するもんだと思います(あくまでも原則として、でしょうが)。
月亭可朝さんの噺の中の登場人物、どの声も大差無く「強い」感じ。個性として「月亭可朝」がどの登場人物にも見えてしまってたように思います。「漫談」としてはアリなんですけど、「落語」となると描き分けがもうチョット有ってもいいんじゃないかな、とか思いました。
まぁ間にしろネタにしろ話術にしろ、えらい達者な人なので大笑いさせて貰いましたけどね。
仲入り後は仁鶴師匠の弟子の笑福亭仁智さん。子供の頃によくテレビで見たなぁ、なんだけど、久々に見たら ( お互い様なんでしょうが(笑) ) えらいトシ食ってまぁ。当時は今で言うところの「イケメンお笑い芸人」の筆頭でしたけど、今は・・・まさに藤井寺球場に居たんだろうな、という見事な「浪花のオッサン」(笑)。
ネタも大阪人なら大好きな「チョット情けない極道モン」の新作落語で、まぁ「いかにも」。でもコレもオモロかったぁ。
東京の人にどう映ってるのかは微妙な気もしますが(笑)、キャラクターとネタが合致してなかなかの逸品。三枝師匠の新作落語もヤクザもんが多く登場しますが、三枝さんは見た目が上品だから少しリアリティからは遠い。仁智さんの場合、結構リアル(笑)で楽しい。
で、大トリが鶴瓶師匠。いよいよ鶴瓶版「死神」の再演。
全体の印象としては、無駄な部分を省いてスッキリとサゲに収束させていく感じに整理されて「進化」したと思います。
まぁ2箇所ぐらい、抜群に大事なポイントで登場人物を逆に言い間違ってしまって「アラアラ・・・」ってのがありましたが(笑)、まぁ鶴瓶ファンには御愛嬌ということで。
最初に鶴瓶版「死神」を最初に聞いたのが2007年9月6日の東西落語研鑽会、2回目が2008年7月21日 、大銀座落語祭グランドフィナーレ、そして今回が3回目。
この鶴瓶版「死神」、最大の特徴は死神が女性となり、元来が「ダメ男の破滅譚」みたいな物語に男女の機微を絡ませたところです。どう考えても難しくなってる。
男に対して肩入れして「あ〜あ、それじゃダメやんか」となるか、男に対して「ざまぁみろ」と思うか、という選択肢に加えて、女に対して「良かったね」と思うか、「やっぱり残酷だな」と思うか、選択肢が倍増した分、観客の気持ちも散りやすいと思います。それを演者の意図する方向に収束させなければいけない。
初回はどうやら意図した方向と違ったようですが、2回目以降は成功しているように思えます。
途中で男が「死にかけの病人を助けられる」ということで浮かれていくハナシをかなり大胆に切り捨てていることで、少し繋がりが悪い気もするのですが、大筋としては男の方への感情移入は浅くなりますし、サゲの工夫で女の方へ誘導されている気がします。
最初のサゲは動作のみの「蛇含草」みたいなタイプのでしたが、2回目はセリフで落とすことにして今回もそれを踏襲、ですが、セリフ回しは細やかになって、より「死神」である女の気持ちが判る。
よくよく考えてみれば、この「死神」、元々は怪談話に近い訳で、本筋に戻した気もします。
女の幽霊が惚れた男に取り憑いて殺してしまい、幽霊同士、あの世で添い遂げようとする、これは日本の怪談の本筋、少なくとも大きな流れですね。恨みや嫉妬で取り殺すタイプとはまた別に、純粋に恋い焦がれて「あの世」に引きずり込むようなハナシ。
この鶴瓶版「死神」はそこまでの激しさは無い、というか死神に「悪意は無かった」ことを説明するためにサゲのセリフを付け足したような気もします。
それでもサゲとして少しゾッとする気分も残るんですね、特に男側からすると。
女心の深さというか、暗闇というか。
そういう意味では日本のこの手の幽霊というか日本人のメンタリティって元来がストーカー的なんでしょうから、今日の月亭可朝復帰公演に似合ってたのかも(笑)。
まぁ今日も面白い会でした。30回お目出度う御座います。
第30回記念というところだが、月亭可朝師匠復帰の話題の方が大きかったかも。出演も上方落語4席〜笑福亭がその内3人というのも珍しい〜に、江戸落語1席。
個人的には、まぁそんなことよりも(笑)、( 大阪人にとって月亭可朝なら「(今の時代じゃ)ストーカー扱いされるぐらいやるやろ」ってもんで別に珍しくも無いので(笑) )、鶴瓶の「死神」の3度目を聴く機会、どう進化したか楽しみだった訳で。
大ネタというようなのはあまり無かったけど、どれもこれも笑わせてくれて、まぁハズレの無い会でした。
第30回東西落語研鑽会
会 場 有楽町よみうりホール
(ビックカメラ 7F)
日 時 2008年11月17日(月)
午後6時00分開場 6時30分開演
木戸銭 3,800円(全席指定)
(当日 4,000円)
主 催 六 人 の 会
[第三〇回番組]------------
「天 災」 笑福亭銀瓶
「干 物 箱」 林家たい平
「餅 屋 問 答」 月亭 可朝
<仲入り>
「源太 と 兄貴」 笑福亭仁智
鶴瓶版 「死 神」 笑福亭鶴瓶
お囃子 林家和女
千葉しん
----------------------------
[参考]
・上方落語メモ【世紀末亭】
・落語のあらすじ 千字寄席
---
・落語検索エンジン「ご隠居」
・東西落語特選
・招笑亭
・落語の舞台を歩く
・落語インデックス
最初の銀瓶さんは鶴瓶さんの弟子ですね。もしかしたら師匠より達者?(笑)というか、味で気持ちを持って行く人の多い笑福亭にしては綺麗な落語って感じかな。
2番手が今日唯一の江戸勢、たい平さん。江戸落語の噺家さんの名前やクスグリを覗かせたりして、まぁ江戸の意地を見せてた感じもします。
最初に2席、素直に面白いのが続いたところで、さて今日の目玉、曲者の月亭可朝さん登場。
livedoor ニュース - 「ストーカーの意味調べた」月亭可朝の復帰高座に大喝采
2008年11月18日13時45分 / 提供:Techinsight Japan
ストーカー規制法違反で8月に逮捕され、罰金30万円を払って釈放された落語家・月亭可朝が、11月17日の「東西落語研鑚会」(有楽町・よみうりホール)にて復帰の高座を勤めた。
事件の経緯や、復帰会見の話などをした後、古典落語『餅屋問答』を口演する30分近い高座に、満員の観客はヤンヤの大喝采だった。
今回で30回となる「東西落語研鑚会」で、可朝の出演は第27回(今年3月)に続いて2度め。出囃子「芸者ワルツ」で登場した可朝のこの日のいでたちは黒紋付。トレードマークのカンカン帽は被らず手に持ち、それをヒラヒラさせて踊りながら高座周辺を一回り……という、いつものサービス精神あふれる登場の仕方。
客席からは、可朝の復帰高座を楽しみに足を運んだ落語ファンからの期待を込めた「待ってました!」「たっぷり!」などの声が止まらず、妙に熱気を帯びた状態で、その掛け声は可朝が座布団につくまでしばらく飛び続けた。
「ありがとうございます。ホンマにね。ホンマ、ありがとうございます」と、これまたいつもの繰り返しフレーズで徐々にペースをつかんでゆく可朝。
「最近は言葉の意味がわからん。この間、“ストーカー”を調べて、意味がわかった。『狙いをつけてしつこく後を追いかけること』。やったらどうなるかもわかった」
当事者自らがしゃべるリアリティのある言葉に、場内は待ってましたとばかりに大爆笑。そのあと、被害者の女性とは7年前から付き合いがあったこと、その女性が朝帰りしたのを知って電話で問い詰めるやりとりがストーカー行為になったこと、そして警察から事前に逮捕通告があったこと、等の“経緯報告”。
さらに、先月25日の復帰会見で新聞に「反省の色なし」と書かれたことに対しては、
「『謹慎中は落語の勉強をしてました』とか『読書してました』とか言わなあかんかった」
「『女は必要?』と聞かれたので『ぎょうさんはいらん、ちょっとは欲しい』と答えた」
と反省をまじえつつ裏話も披露。記者の質問に乗せられて「バイアグラいらずですわ」と答えた部分だけがデカデカと見出しにされたことを、「見出しが倍ぐらい大きかった。『倍アグラ』や」とオチをつけてシャレのめし、客席の笑いを誘った。
今年芸歴50年、ずっと変わらぬペースの八方破れな芸人人生を過ごしているうち、世間の法律の方が変わってしまって今回の逮捕・罰金となってしまった可朝だが、そんな「芸人らしい芸人」を熱く見守るこの日の客席はとても温かかった。変なヤジが飛ぶこともなく、会場一体となって、高座の可朝の言葉を一言一句聞き逃すまいとするかのような姿勢を感じた。
可朝もそれを受けてか、ひとしきり報告を終えると最後に「道楽息子が実家に帰ってきた気分ですわ。ありがとうございました」と万感の表情で深々と頭を下げ、ひときわ大きな拍手を浴びた。
もっともそのあと、本題の落語『餅屋問答』に入る前に、芸人評伝の第一人者・吉川潮氏による月亭可朝伝『ナニワ博打八景 ― 金持たしたらあかん奴』(竹書房、2008年9月発売)の宣伝もちゃっかり盛り込んでいた。さすがにこのあたりは商売に長けたしたたかな関西芸人なのである。
この日は他にも、トリで笑福亭鶴瓶が『鶴瓶版 死神』を再口演するなどの目玉企画もあったのだが、客席の反響から考えるに、すっかり主役の座は可朝が奪ってしまった、そんな雰囲気の夜だった。
(編集部:尾張家はじめ)
-ITからセレブ、オタク、事件・事故まで。スルーできないニュース満載-
TechinsightJapan(テックインサイトジャパン)はコチラから!
・Techinsight Japan
livedoor ニュース - 「ストーカーの意味調べた」月亭可朝の復帰高座に大喝采
う〜ん。。。達者な芸だし、オモロイし、楽しいんだけど、やっぱり「落語」っていうより「漫談」っぽい気がします。
落語にはセリフの部分と地の部分があって、講談はむしろ地で話を進めるんでしょうが、落語の場合はカミシモ切り替えの会話で進行するもんだと思います(あくまでも原則として、でしょうが)。
月亭可朝さんの噺の中の登場人物、どの声も大差無く「強い」感じ。個性として「月亭可朝」がどの登場人物にも見えてしまってたように思います。「漫談」としてはアリなんですけど、「落語」となると描き分けがもうチョット有ってもいいんじゃないかな、とか思いました。
まぁ間にしろネタにしろ話術にしろ、えらい達者な人なので大笑いさせて貰いましたけどね。
仲入り後は仁鶴師匠の弟子の笑福亭仁智さん。子供の頃によくテレビで見たなぁ、なんだけど、久々に見たら ( お互い様なんでしょうが(笑) ) えらいトシ食ってまぁ。当時は今で言うところの「イケメンお笑い芸人」の筆頭でしたけど、今は・・・まさに藤井寺球場に居たんだろうな、という見事な「浪花のオッサン」(笑)。
ネタも大阪人なら大好きな「チョット情けない極道モン」の新作落語で、まぁ「いかにも」。でもコレもオモロかったぁ。
東京の人にどう映ってるのかは微妙な気もしますが(笑)、キャラクターとネタが合致してなかなかの逸品。三枝師匠の新作落語もヤクザもんが多く登場しますが、三枝さんは見た目が上品だから少しリアリティからは遠い。仁智さんの場合、結構リアル(笑)で楽しい。
で、大トリが鶴瓶師匠。いよいよ鶴瓶版「死神」の再演。
全体の印象としては、無駄な部分を省いてスッキリとサゲに収束させていく感じに整理されて「進化」したと思います。
まぁ2箇所ぐらい、抜群に大事なポイントで登場人物を逆に言い間違ってしまって「アラアラ・・・」ってのがありましたが(笑)、まぁ鶴瓶ファンには御愛嬌ということで。
最初に鶴瓶版「死神」を最初に聞いたのが2007年9月6日の東西落語研鑽会、2回目が2008年7月21日 、大銀座落語祭グランドフィナーレ、そして今回が3回目。
この鶴瓶版「死神」、最大の特徴は死神が女性となり、元来が「ダメ男の破滅譚」みたいな物語に男女の機微を絡ませたところです。どう考えても難しくなってる。
男に対して肩入れして「あ〜あ、それじゃダメやんか」となるか、男に対して「ざまぁみろ」と思うか、という選択肢に加えて、女に対して「良かったね」と思うか、「やっぱり残酷だな」と思うか、選択肢が倍増した分、観客の気持ちも散りやすいと思います。それを演者の意図する方向に収束させなければいけない。
初回はどうやら意図した方向と違ったようですが、2回目以降は成功しているように思えます。
途中で男が「死にかけの病人を助けられる」ということで浮かれていくハナシをかなり大胆に切り捨てていることで、少し繋がりが悪い気もするのですが、大筋としては男の方への感情移入は浅くなりますし、サゲの工夫で女の方へ誘導されている気がします。
最初のサゲは動作のみの「蛇含草」みたいなタイプのでしたが、2回目はセリフで落とすことにして今回もそれを踏襲、ですが、セリフ回しは細やかになって、より「死神」である女の気持ちが判る。
よくよく考えてみれば、この「死神」、元々は怪談話に近い訳で、本筋に戻した気もします。
女の幽霊が惚れた男に取り憑いて殺してしまい、幽霊同士、あの世で添い遂げようとする、これは日本の怪談の本筋、少なくとも大きな流れですね。恨みや嫉妬で取り殺すタイプとはまた別に、純粋に恋い焦がれて「あの世」に引きずり込むようなハナシ。
この鶴瓶版「死神」はそこまでの激しさは無い、というか死神に「悪意は無かった」ことを説明するためにサゲのセリフを付け足したような気もします。
それでもサゲとして少しゾッとする気分も残るんですね、特に男側からすると。
女心の深さというか、暗闇というか。
そういう意味では日本のこの手の幽霊というか日本人のメンタリティって元来がストーカー的なんでしょうから、今日の月亭可朝復帰公演に似合ってたのかも(笑)。
まぁ今日も面白い会でした。30回お目出度う御座います。
2008年11月13日
【楽】たいこもち 悠玄亭玉八の幇間芸
幇間、またの名を「たいこもち」。酒間幇助業。
それなりの器量の女が男の酔客の機嫌を取るのは大して難しくも無かろうが、男が男の機嫌を取るのはかなりの芸達者であることが要求されるし、何よりも気働きが必要だからかなり難しい商売な訳で、芸者以上に絶滅しそうな業種である。
しかしその抜群の芸達者さは、サーカスで言うピエロの芸達者に通じるもので、失われるのが惜しいレベル。
ずいぶんと前になるが、浅草の木馬亭で、当時「最後の」と言われた幇間(たいこもち)2人の芸を見たことがある。
悠玄亭玉介さんと、もう御一方は桜川善平さんだったか。
見事な喋りに様々な芸、その昔の「粋」な遊びの香りを教えてくれた。
今回新聞広告で見掛けたとあるツアー会社のミニイベントでそのお弟子さんらしき人の芸を見る機会を得た。
当時は「たいこもち」は絶滅危惧種だったのが、今は日本中で浅草に4人居るらしい。その内の一人。
悠玄亭玉八さん。

この企画のツアー会社は「大人の日帰り遊び」が専門らしい。
ぽけかる倶楽部

そして今回の企画は
神楽坂でお座敷遊び 江戸芸たいこもち
たいこもちと老舗の鰻を楽しむ、至福のお座敷遊び (8800円)
・神楽坂でお座敷遊び 江戸芸たいこもち - イベント - ぽけかる倶楽部
「老舗の鰻」については別に書いたので、ここでは芸の方。
粋な噺家っぽい風情だが、幇間の羽織は旦那衆からの貰い物が相場と言うことで御贔屓筋の名前の入った羽織で登場。
40分ぐらいを2席。
最初は漫談みたいな掴みから始まって小唄・端唄・都々逸などへ。


専業の三味線弾きには適わないまでも器用に弾き分け、弾きこなしてるのが見事だし、声もイイ。
小休止の後の後半は、幇間芸では有名な屏風芸から。

休憩時間にチョット聞こえるようにリクエストした(笑)のを聞いてくれたのか、屏風芸の出し物は、まずは落語の「幇間腹(たいこばら)」。
屏風の陰に旦那が居る、という設定での独り芝居と思っていいが、屏風の陰に引っ張り込まれる様など、「屏風の陰」を想像させる独特の芸。
他にも艶話の類での屏風芸などもあって「大人の」遊び時間。
名古屋甚句では旦那と芸者と女房の演じ分けもあり、他にも生娘と老婆の演じ分けなど狭い舞台での独り芸ながら様々に想像を掻き立ててくれます。

忘年会シーズンを前の隠し芸講座ということで「スゴロク芸」、まぁ和風パントマイムですが、それでは何だか目を付けられて舞台に上げられて教わってしまったり(笑)。
最後は素人でも出来る隠し芸よりも高度な芸と言うことで落語の一部らしき艶話芸「権助の豆泥棒」より下男の権助が女中部屋に夜這いするシーン。

ホント「大人の遊び」時間がテンポ良く進んでいき全く飽きさせません。
とても粋で芸達者な幇間さん( 何て呼ぶのだろうね。噺家と違って真打も前座も無さそうだから「師匠」ってのも変なんだろうし )でした。
とても面白かった。
鰻御膳も食べて、これで8800円なんだからイイ遊びです。
それなりの器量の女が男の酔客の機嫌を取るのは大して難しくも無かろうが、男が男の機嫌を取るのはかなりの芸達者であることが要求されるし、何よりも気働きが必要だからかなり難しい商売な訳で、芸者以上に絶滅しそうな業種である。
しかしその抜群の芸達者さは、サーカスで言うピエロの芸達者に通じるもので、失われるのが惜しいレベル。
ずいぶんと前になるが、浅草の木馬亭で、当時「最後の」と言われた幇間(たいこもち)2人の芸を見たことがある。
悠玄亭玉介さんと、もう御一方は桜川善平さんだったか。
見事な喋りに様々な芸、その昔の「粋」な遊びの香りを教えてくれた。
今回新聞広告で見掛けたとあるツアー会社のミニイベントでそのお弟子さんらしき人の芸を見る機会を得た。
当時は「たいこもち」は絶滅危惧種だったのが、今は日本中で浅草に4人居るらしい。その内の一人。
悠玄亭玉八さん。

この企画のツアー会社は「大人の日帰り遊び」が専門らしい。
ぽけかる倶楽部

そして今回の企画は
神楽坂でお座敷遊び 江戸芸たいこもち
たいこもちと老舗の鰻を楽しむ、至福のお座敷遊び (8800円)
・神楽坂でお座敷遊び 江戸芸たいこもち - イベント - ぽけかる倶楽部
「老舗の鰻」については別に書いたので、ここでは芸の方。
粋な噺家っぽい風情だが、幇間の羽織は旦那衆からの貰い物が相場と言うことで御贔屓筋の名前の入った羽織で登場。
40分ぐらいを2席。
最初は漫談みたいな掴みから始まって小唄・端唄・都々逸などへ。


専業の三味線弾きには適わないまでも器用に弾き分け、弾きこなしてるのが見事だし、声もイイ。
小休止の後の後半は、幇間芸では有名な屏風芸から。

休憩時間にチョット聞こえるようにリクエストした(笑)のを聞いてくれたのか、屏風芸の出し物は、まずは落語の「幇間腹(たいこばら)」。
屏風の陰に旦那が居る、という設定での独り芝居と思っていいが、屏風の陰に引っ張り込まれる様など、「屏風の陰」を想像させる独特の芸。
他にも艶話の類での屏風芸などもあって「大人の」遊び時間。
名古屋甚句では旦那と芸者と女房の演じ分けもあり、他にも生娘と老婆の演じ分けなど狭い舞台での独り芸ながら様々に想像を掻き立ててくれます。

忘年会シーズンを前の隠し芸講座ということで「スゴロク芸」、まぁ和風パントマイムですが、それでは何だか目を付けられて舞台に上げられて教わってしまったり(笑)。
最後は素人でも出来る隠し芸よりも高度な芸と言うことで落語の一部らしき艶話芸「権助の豆泥棒」より下男の権助が女中部屋に夜這いするシーン。

ホント「大人の遊び」時間がテンポ良く進んでいき全く飽きさせません。
とても粋で芸達者な幇間さん( 何て呼ぶのだろうね。噺家と違って真打も前座も無さそうだから「師匠」ってのも変なんだろうし )でした。
とても面白かった。
鰻御膳も食べて、これで8800円なんだからイイ遊びです。
2008年10月24日
【学】狂言を楽しむ会
今日のイベントは産経新聞社主催、ウェーブ産経で募集したのを見つけたんだか、サンケイリビングに載ってたんだかに応募して参加出来た(会場ではFujiSankei Business iの見本誌も配られてた)。
「狂言を楽しむ会」
最初の狂言鑑賞、及び【食】昼食の栗ご飯弁当については別記。
ここではイベント全体について整理します。
狂言鑑賞が終わっての昼食後、山本東次郎先生の解説が40分程ということでしたが、サービス熱心な方で、その後の能舞台見学、狂言面の解説まで本当に丁寧にしてくださいました。

お話しの内容は狂言鑑賞記の方にまとめて書いたようなものですから繰り返しませんが、「狂言」というもの、大蔵流山本東次郎家の「狂言」というものへの愛というか熱意というか、ひしひしと伝わりましたし、今回も格安でお引き受けなさったそうです。

狂言のすすめ
この本を読んでから舞台を見せて頂き、お話を伺ったのですが、本を読んだだけだと(かなり世間の間違った認識に異論反論を唱えているような強気の内容なので)、「どんな頑固爺が出てくるのか」と心配していたのですが(笑)、とても人当たりの良い先生だし、話も素人に判るように急所を押さえたもので面白かったです。
他の本も読んでみますが、今度は人柄を知った上ですからまた違う意味で楽しめそうです。

狂言のことだま

山本東次郎家 狂言の面
狂言 山本東次郎
狂言 山本東次郎
狂言 山本東次郎

中・高校生のための狂言入門 (平凡社ライブラリー―offシリーズ (530))
解説が終わった後、白足袋を持参した者だけ能舞台に上がって見学させて貰うことが出来、能舞台の上で、狂言面や能面の解説を受けることもできました。

この舞台、明治時代の弟子(銀行家)が当時の山本東次郎さんに贈与したものなのですが、無欲な人で登記などせずに放置していたら世界大恐慌で土地は差し押さえられ、上物だけを何とか守って当時は野原だった杉並の地に移築したものだとか(正確なことは杉並能楽堂のHPで。現場で聞き覚えた範囲です)。100年からの伝統有る檜舞台。素人が立てるだけでも光栄なことです。
面を片付けられている最中でしたが、我々がアレコレと質問するもんですから結局また引っ張り出して説明して下さいました。

子供用の猿のお面と同じ作者らしい鬼(武悪)の面。

世阿弥の時代だったかの名人の鬼(武悪)、乙(醜女)、そして奥に有るのが美人ですが・・・

美しき女も鬼に化け、いずれも変わらず、、、なんてことでしょうか。
しかしいずれも名人上手の手による文化財級のもの、迫力がありますが、決して美術品なのではなくて未だに現役の実用品なのが凄いところ。
そして演者が魂を吹き込むことで表情が生まれる不思議な品です。
ちょっと狂言の経験値も上げたくなりました。
ウチの近所、隣の駅の神楽坂を外れた辺りに矢来能楽堂が有りますな。
(社団法人 能楽協会HPを見ると結構あるもんですな、能楽堂って)
神楽坂の矢来能楽堂は観世九皐会の本拠地だそうですが、今年12/23には「七拾七年会」という1977年生まれの能楽師の会が中心となって舞台をやるそうで、今回の関わりで言うと太郎冠者と婿をやってた二人が「昆布売」をやるそう。この日は先約があるので思案中。
12月の頭に喜多六平太記念能楽堂で銕仙会能楽研修所主催の舞台で狂言「塗師」をやるのは帰ってすぐに申し込みました。
来年1月の末に国立能楽堂で「武家の狂言 町衆の狂言」という狂言3本にトークセッション付きの面白そうなのが有ったので、それも申込み。
渋谷のセルリアンタワー能楽堂はチョット高い(他の2〜3回分ぐらい)のでパスですな。
毎月第2日曜を「狂言の日」と銘打って横浜能楽堂がやってたんですな。あと4回ぐらい間に合うから、これはまぁ予定が合えば。2本で2000円と安いけど交通費もかかるし。
年明け正月のNHK教育テレビ、元旦の朝7時は能「橋弁慶」、2日は狂言「煎物」、1/25の夕方にも狂言「土筆」と能「西行桜」。
チョットしばらくハマります(笑)。
「狂言を楽しむ会」
大蔵流狂言師、山本東次郎主演の狂言「二人袴」を鑑賞後、昼食をはさみ、約40分の山本東次郎による解説がつく。参加費は昼食付きで1人6000円。
今回は、「二人袴」や狂言の楽しみ方の話だけでなく、所蔵の装束や面も披露する。
杉並能楽堂は、東京では靖国神社の能舞台に次ぐ歴史を持つ。白足袋を持参した方は、舞台見学も出来る。
http://www.sankei.co.jp/wave/html/081024koten1.html
最初の狂言鑑賞、及び【食】昼食の栗ご飯弁当については別記。
ここではイベント全体について整理します。
狂言鑑賞が終わっての昼食後、山本東次郎先生の解説が40分程ということでしたが、サービス熱心な方で、その後の能舞台見学、狂言面の解説まで本当に丁寧にしてくださいました。

お話しの内容は狂言鑑賞記の方にまとめて書いたようなものですから繰り返しませんが、「狂言」というもの、大蔵流山本東次郎家の「狂言」というものへの愛というか熱意というか、ひしひしと伝わりましたし、今回も格安でお引き受けなさったそうです。

狂言のすすめ
この本を読んでから舞台を見せて頂き、お話を伺ったのですが、本を読んだだけだと(かなり世間の間違った認識に異論反論を唱えているような強気の内容なので)、「どんな頑固爺が出てくるのか」と心配していたのですが(笑)、とても人当たりの良い先生だし、話も素人に判るように急所を押さえたもので面白かったです。
他の本も読んでみますが、今度は人柄を知った上ですからまた違う意味で楽しめそうです。

狂言のことだま

山本東次郎家 狂言の面
狂言 山本東次郎
狂言 山本東次郎
狂言 山本東次郎

中・高校生のための狂言入門 (平凡社ライブラリー―offシリーズ (530))
解説が終わった後、白足袋を持参した者だけ能舞台に上がって見学させて貰うことが出来、能舞台の上で、狂言面や能面の解説を受けることもできました。

この舞台、明治時代の弟子(銀行家)が当時の山本東次郎さんに贈与したものなのですが、無欲な人で登記などせずに放置していたら世界大恐慌で土地は差し押さえられ、上物だけを何とか守って当時は野原だった杉並の地に移築したものだとか(正確なことは杉並能楽堂のHPで。現場で聞き覚えた範囲です)。100年からの伝統有る檜舞台。素人が立てるだけでも光栄なことです。
面を片付けられている最中でしたが、我々がアレコレと質問するもんですから結局また引っ張り出して説明して下さいました。

子供用の猿のお面と同じ作者らしい鬼(武悪)の面。

世阿弥の時代だったかの名人の鬼(武悪)、乙(醜女)、そして奥に有るのが美人ですが・・・

美しき女も鬼に化け、いずれも変わらず、、、なんてことでしょうか。
しかしいずれも名人上手の手による文化財級のもの、迫力がありますが、決して美術品なのではなくて未だに現役の実用品なのが凄いところ。
そして演者が魂を吹き込むことで表情が生まれる不思議な品です。
ちょっと狂言の経験値も上げたくなりました。
ウチの近所、隣の駅の神楽坂を外れた辺りに矢来能楽堂が有りますな。
(社団法人 能楽協会HPを見ると結構あるもんですな、能楽堂って)
神楽坂の矢来能楽堂は観世九皐会の本拠地だそうですが、今年12/23には「七拾七年会」という1977年生まれの能楽師の会が中心となって舞台をやるそうで、今回の関わりで言うと太郎冠者と婿をやってた二人が「昆布売」をやるそう。この日は先約があるので思案中。
12月の頭に喜多六平太記念能楽堂で銕仙会能楽研修所主催の舞台で狂言「塗師」をやるのは帰ってすぐに申し込みました。
来年1月の末に国立能楽堂で「武家の狂言 町衆の狂言」という狂言3本にトークセッション付きの面白そうなのが有ったので、それも申込み。
渋谷のセルリアンタワー能楽堂はチョット高い(他の2〜3回分ぐらい)のでパスですな。
毎月第2日曜を「狂言の日」と銘打って横浜能楽堂がやってたんですな。あと4回ぐらい間に合うから、これはまぁ予定が合えば。2本で2000円と安いけど交通費もかかるし。
年明け正月のNHK教育テレビ、元旦の朝7時は能「橋弁慶」、2日は狂言「煎物」、1/25の夕方にも狂言「土筆」と能「西行桜」。
チョットしばらくハマります(笑)。
【楽】狂言「二人袴」(大蔵流山本家)
時々は薪能とか見るので狂言も何度か見てるし、単純に「昔の喜劇」ぐらいの「面白いもの」と考えていた。
今日のチケットは親がイベント自体を見つけて取ってくれたのだが、詳細は演者も演目も全く聞いていなかった。
ただ「狂言を解説付きで見に行く」という頭で、先日図書館でたまたま「狂言のすすめ」という本を見つけて読んだら予想以上に深いものであることが判明。

狂言のすすめ
この著者を山本東次郎氏という。昭和12年生まれ。狂言方大蔵流・三世山本東次郎長男、現山本東次郎家四世。平成10年紫綬褒章受章。
さて
雨模様の本日の会場は杉並能楽堂。
営団丸ノ内線の中野富士見町駅から徒歩10分弱。外観は住宅街の真ん中の古い普通の住居だが、看板と由緒書でようやくそこと知れる。

その反対側の門柱を見たら「山本東次郎」って・・・
読んだばかりの著者の、興味を掻き立てられた狂言方の狂言を見ることが出来る好機であった次第。
お宅の中に案内されると古い能舞台(100年近いそうな)と客席を大きな屋根の中に抱える感じ。



本日のイベントはただ観劇するだけではないのだけど詳細は別記することにして、まずは狂言の内容から。
「二人袴」
・シテ(親) :山本東次郎
・アド(舅) :山本則俊(現東次郎の弟)
・アド(太郎冠者):山本則重(則俊長男)
・アド(婿) :山本則秀(則俊次男)
(参考)
・労音東葛センター狂言演目紹介
・狂言作品のほほん解説
・(参 考) 別 紙 <番組解説> 大蔵流狂言「二人 袴 」pdf
正確な、あるいは公式の内容は上記リンクに任せるとして、ここでは自分なりに大雑把にまとめると・・・
女の実家への挨拶を後回しにして嫁に貰ってしまった男が自分の親に連れられて舅へ挨拶に来た日の出来事。
現代でも珍しいことではないが、昔は「足入れ婚」と呼ばれた正式な婚姻形式のひとつ、つまり試験婚が先行し、正式に嫁に貰うならば遅滞なく女の実家へ挨拶に行かなければならないという段取り。その挨拶を「婿入り」と呼ぶ。そしてそれ自体は何ら悪いことでも気が退けることでもないのだが、この婿殿はどうやら少々大人になりきれてない御仁で、延ばし延ばしになっていたらしい(今日の演出には無かったが懐妊してからの挨拶となった頃合いらしい)し、父親に連れられて渋々と訪れているような有様。
それだけなら現代でも普通に有りそうな(現代日本ならさしずめ母親同伴なんだろうか)ハナシで終わるのだが、その昔の正装を象徴するところの「袴」、コレを付けずして舅の面前に出るのはますます気が退けるところに袴の用意は1本しかない。そこで息子だけ、親が来てるのがバレたら親だけ、両方顔出せと言われれば・・・
1本の袴で何とか誤魔化そうとしたものの婚礼の儀の進む内に。。。
オチまで書くのは無粋なので最後は省くけど、まぁそんなハナシ。
落語にも幾つかこれを変形したのがありますな。
大家に呼ばれた、祝いの席に呼ばれた、遊郭に連れて行って貰う、そのために「羽織を着て行かなきゃならない」となるのだけど、貧乏長屋にはたった1枚しか羽織が無い。さてとっかえひっかえ・・・
落語はより極端に誇張するので人数も多いしドタバタ劇になるのだけど、狂言のスタンスは全く違うことが今回初めて判った次第。
(といっても狂言には和泉流と大蔵流があり、その各流派にも諸家があるので、あくまでもここでいう「狂言」は今回勉強した大蔵流山本東次郎家の考え方、「武家の狂言」であり、「山本東次郎が追究する狂言」を前提としています。意見に個人差があるのは世の常だし、違うからこその諸流諸家ですから、異論については悪しからずご了承下さいm(__)m Sorry!)
たとえば落語の与太郎というのは「ありえない」レベルの奇人変人・大馬鹿野郎だったりするのだけど、狂言の世界にそんな奴は居ないと。
どうやら極端や過剰を嫌った表現に留めることで、時代も地域も越えた全ての人の中にある愚かさや人間の業みたいな部分に気付かせようと。
表現を極端にしてしまうと観客にとっては「対岸の火事」、つまり身に染みない訳です。
世の犯罪報道が犯人の異常性や生育環境の特異性などをやたらと強調するのも何とか「対岸の火事」にして「安心したい」人の心の表れのように思います。
落語も「業の肯定」だとは立川談志師匠の科白ですが、ある意味落語の世界はだからこそに観客は気楽に笑ってられるのかも知れません。
しかし狂言はそういう「嘲笑う」態度を許さないもののようです。
狂言の根本的な主張、それは
「人間とは一なるもの」
だそう。
つまり誰の内にでも有るような見栄や意地、付かなくても良いような下らない嘘、そんなことを抑えた表現、様式化、抽象化された表現を通して観客に「気付かそう」としているのだと。
まるで能舞台の休憩時間、テレビのCMタイムのように巷間言われ書かれる狂言だったりする訳ですが、どうやら一筋縄ではいかないようです。
今回の「二人袴」にしても、
・さっさと片付けなきゃならない用事を後回し
・大したことじゃないけど何だか自信が持てない
・何となく心細いから誰かに付いてきてもらう
・体裁を整えなきゃと思って嘘をついてしまう
・小さな嘘を誤魔化すためにさらに嘘を付いてしまう
・本当のことが言い出せない
なんてことは600年前に限らず現代でも、そしておそらく日本に限らず、何処でも誰にでも有るような、人間「らしい」姿かもと思います。
そういう見ている者の内側からの「気付き」を待とうという姿勢、「所詮同じ人間」、各自の内面からのものだからこその普遍性・一般性を求めて表現する側の表現を抽象的に削ぎ落としていった大蔵流山本東次郎家、この対極には表現を写実的に直接的に、「表現者の側からメッセージを伝える」工夫を重ねる方向性もあり、そういう狂言もあるようです。
その対比も意識して見てみたいですな。
ただ伝統古武術なんてものを長年やってる身として思うことは、昔の教え方というのは抽象的で「気付き」を待ってるんですね、弟子の。
ところが現代人は「ハッキリ言ってくれないと判らない。面白くない。それならもっと楽しいことをヤル」となるようです。
今は「昔ながらのやり方」で若い人に伝えることが難しくなっていると思います。
家伝だからこそ、伝承としてはこれからも守れるかも知れません。実際今日の舞台にも1977年生まれの後継者達が上がって居りました。
ただ表現の受け手のレベルは確実に落ちているように思います。
テレビは人に深い想像力を求めません。予定された反応を期待されたレベルでする大衆だけを消費社会は必要とするのですから。
そして人は受け身に慣れ過ぎて、内面から湧き上がってくる本来なら共感しうる感情を対話で共感に築きあげていく能力は低下してるようです。
抽象的表現は判りにくいと避けられるか、勝手な曲解を留める方途を持てないままに個々に消費されてしまうか。いずれにしても現代で「ウケる」ことは難しそうです。
家訓が「守って滅びよ」だそうです。
媚びて本質を失うよりは孤高に滅びよということでしょうか。
難しいとは思いますが、「今の若いモンは・・」というセリフは大昔から変わらず言われ続けています。おそらく時代は巡り巡るように思います。頑張って欲しいという気がしました。
そして、もしかして客の感想として一番肝心なのかも知れませんが、今日の狂言、芝居としてとても面白かったです。
この文章は、本を読んだ上で実際に表現を見、解説して頂いた上での思索です。

狂言のすすめ
自分としてはとても有意義な経験でした。
今日のチケットは親がイベント自体を見つけて取ってくれたのだが、詳細は演者も演目も全く聞いていなかった。
ただ「狂言を解説付きで見に行く」という頭で、先日図書館でたまたま「狂言のすすめ」という本を見つけて読んだら予想以上に深いものであることが判明。

狂言のすすめ
この著者を山本東次郎氏という。昭和12年生まれ。狂言方大蔵流・三世山本東次郎長男、現山本東次郎家四世。平成10年紫綬褒章受章。
さて
雨模様の本日の会場は杉並能楽堂。
営団丸ノ内線の中野富士見町駅から徒歩10分弱。外観は住宅街の真ん中の古い普通の住居だが、看板と由緒書でようやくそこと知れる。

その反対側の門柱を見たら「山本東次郎」って・・・
読んだばかりの著者の、興味を掻き立てられた狂言方の狂言を見ることが出来る好機であった次第。
お宅の中に案内されると古い能舞台(100年近いそうな)と客席を大きな屋根の中に抱える感じ。



本日のイベントはただ観劇するだけではないのだけど詳細は別記することにして、まずは狂言の内容から。
「二人袴」
・シテ(親) :山本東次郎
・アド(舅) :山本則俊(現東次郎の弟)
・アド(太郎冠者):山本則重(則俊長男)
・アド(婿) :山本則秀(則俊次男)
(参考)
・労音東葛センター狂言演目紹介
・狂言作品のほほん解説
・(参 考) 別 紙 <番組解説> 大蔵流狂言「二人 袴 」pdf
正確な、あるいは公式の内容は上記リンクに任せるとして、ここでは自分なりに大雑把にまとめると・・・
女の実家への挨拶を後回しにして嫁に貰ってしまった男が自分の親に連れられて舅へ挨拶に来た日の出来事。
現代でも珍しいことではないが、昔は「足入れ婚」と呼ばれた正式な婚姻形式のひとつ、つまり試験婚が先行し、正式に嫁に貰うならば遅滞なく女の実家へ挨拶に行かなければならないという段取り。その挨拶を「婿入り」と呼ぶ。そしてそれ自体は何ら悪いことでも気が退けることでもないのだが、この婿殿はどうやら少々大人になりきれてない御仁で、延ばし延ばしになっていたらしい(今日の演出には無かったが懐妊してからの挨拶となった頃合いらしい)し、父親に連れられて渋々と訪れているような有様。
それだけなら現代でも普通に有りそうな(現代日本ならさしずめ母親同伴なんだろうか)ハナシで終わるのだが、その昔の正装を象徴するところの「袴」、コレを付けずして舅の面前に出るのはますます気が退けるところに袴の用意は1本しかない。そこで息子だけ、親が来てるのがバレたら親だけ、両方顔出せと言われれば・・・
1本の袴で何とか誤魔化そうとしたものの婚礼の儀の進む内に。。。
オチまで書くのは無粋なので最後は省くけど、まぁそんなハナシ。
落語にも幾つかこれを変形したのがありますな。
大家に呼ばれた、祝いの席に呼ばれた、遊郭に連れて行って貰う、そのために「羽織を着て行かなきゃならない」となるのだけど、貧乏長屋にはたった1枚しか羽織が無い。さてとっかえひっかえ・・・
落語はより極端に誇張するので人数も多いしドタバタ劇になるのだけど、狂言のスタンスは全く違うことが今回初めて判った次第。
(といっても狂言には和泉流と大蔵流があり、その各流派にも諸家があるので、あくまでもここでいう「狂言」は今回勉強した大蔵流山本東次郎家の考え方、「武家の狂言」であり、「山本東次郎が追究する狂言」を前提としています。意見に個人差があるのは世の常だし、違うからこその諸流諸家ですから、異論については悪しからずご了承下さいm(__)m Sorry!)
たとえば落語の与太郎というのは「ありえない」レベルの奇人変人・大馬鹿野郎だったりするのだけど、狂言の世界にそんな奴は居ないと。
どうやら極端や過剰を嫌った表現に留めることで、時代も地域も越えた全ての人の中にある愚かさや人間の業みたいな部分に気付かせようと。
表現を極端にしてしまうと観客にとっては「対岸の火事」、つまり身に染みない訳です。
世の犯罪報道が犯人の異常性や生育環境の特異性などをやたらと強調するのも何とか「対岸の火事」にして「安心したい」人の心の表れのように思います。
落語も「業の肯定」だとは立川談志師匠の科白ですが、ある意味落語の世界はだからこそに観客は気楽に笑ってられるのかも知れません。
しかし狂言はそういう「嘲笑う」態度を許さないもののようです。
狂言の根本的な主張、それは
「人間とは一なるもの」
だそう。
つまり誰の内にでも有るような見栄や意地、付かなくても良いような下らない嘘、そんなことを抑えた表現、様式化、抽象化された表現を通して観客に「気付かそう」としているのだと。
まるで能舞台の休憩時間、テレビのCMタイムのように巷間言われ書かれる狂言だったりする訳ですが、どうやら一筋縄ではいかないようです。
今回の「二人袴」にしても、
・さっさと片付けなきゃならない用事を後回し
・大したことじゃないけど何だか自信が持てない
・何となく心細いから誰かに付いてきてもらう
・体裁を整えなきゃと思って嘘をついてしまう
・小さな嘘を誤魔化すためにさらに嘘を付いてしまう
・本当のことが言い出せない
なんてことは600年前に限らず現代でも、そしておそらく日本に限らず、何処でも誰にでも有るような、人間「らしい」姿かもと思います。
そういう見ている者の内側からの「気付き」を待とうという姿勢、「所詮同じ人間」、各自の内面からのものだからこその普遍性・一般性を求めて表現する側の表現を抽象的に削ぎ落としていった大蔵流山本東次郎家、この対極には表現を写実的に直接的に、「表現者の側からメッセージを伝える」工夫を重ねる方向性もあり、そういう狂言もあるようです。
その対比も意識して見てみたいですな。
ただ伝統古武術なんてものを長年やってる身として思うことは、昔の教え方というのは抽象的で「気付き」を待ってるんですね、弟子の。
ところが現代人は「ハッキリ言ってくれないと判らない。面白くない。それならもっと楽しいことをヤル」となるようです。
今は「昔ながらのやり方」で若い人に伝えることが難しくなっていると思います。
家伝だからこそ、伝承としてはこれからも守れるかも知れません。実際今日の舞台にも1977年生まれの後継者達が上がって居りました。
ただ表現の受け手のレベルは確実に落ちているように思います。
テレビは人に深い想像力を求めません。予定された反応を期待されたレベルでする大衆だけを消費社会は必要とするのですから。
そして人は受け身に慣れ過ぎて、内面から湧き上がってくる本来なら共感しうる感情を対話で共感に築きあげていく能力は低下してるようです。
抽象的表現は判りにくいと避けられるか、勝手な曲解を留める方途を持てないままに個々に消費されてしまうか。いずれにしても現代で「ウケる」ことは難しそうです。
家訓が「守って滅びよ」だそうです。
媚びて本質を失うよりは孤高に滅びよということでしょうか。
難しいとは思いますが、「今の若いモンは・・」というセリフは大昔から変わらず言われ続けています。おそらく時代は巡り巡るように思います。頑張って欲しいという気がしました。
そして、もしかして客の感想として一番肝心なのかも知れませんが、今日の狂言、芝居としてとても面白かったです。
この文章は、本を読んだ上で実際に表現を見、解説して頂いた上での思索です。

狂言のすすめ
自分としてはとても有意義な経験でした。
2008年09月27日
【楽】岩田農場_秋の収穫祭
タイトルだけ見ると食べ物のハナシみたいだけど、Liveのハナシ。

先月の錦糸町河内音頭で舞台監督してた玉井さんから貰ったA6サイズの小さなチラシが縁の起こり。

岩田Farmってのはメンバー各々が野菜名、「じゃがいも」が当の玉井さんです。
このイラストも玉井さんの筆だそうで、イカツイ人相に似合わず(笑)、アレコレ器用な人ですな。( 人のこと言えた義理じゃないけどww )
ともかくも何かとオモロイこと仕掛けて見せてくれそうな人なんで、今度は何事かと(笑)、西荻CLOP CLOP(クラップクラップ)まで。

今日は前にココでやったのとは違う顔ぶれ。
前回は芸歴ン十年のヤッサン始めそれぞれに固定客のシッカリ付いてそうな顔ぶれでしたが、今回は結構「新鮮」な様子。
憂歌団に上々颱風と名「猛獣使い」の玉井さんですが、今回は猛獣と言うよりは・・・野生動物か、まぁ「野良」(笑)?
芸としては荒いけどオモロかったね。
ドラムの「かぼちゃ」氏がトイレに行っちゃったら行っちゃったで、店のマスターのタカさんが代打(笑)に1曲入っちゃうし。( タカさんは「キャベツ」に任命ww )


ノンストップで1時間半程のライブは、その勢いも心地良い。
下手すると手探り感ってのは観客にも伝わって微妙な緊張感を生むんですが、それなりにオチに持ち込んでるし、演者の独り善がりにはギリギリ陥ってないから、演者が楽しそうな分だけこっちも楽しめました。
予定調和って面白くないからねぇ。 (好きな人も多いんでしょうけど。「水戸黄門」的なのを)
本隊に先立つオープニングアクトは大阪から来た作久良うぃ嬢。
これもなかなか東京では見れない・聴けない感じでしたね。

玉井さんのチラシにあった売り文句は
「ふんわり渋いブルースを歌う可愛い女の子」。
ブルースといえばMississippi River、というトコロが大阪十三は神崎川になったり、押し付けがましくはなく自然体ながら大阪色が全開の女の子。大阪の町工場で時給800円で働いてたらしい。
キャラは・・・人懐っこい「野良」犬(笑)かなぁ。子供の頃に近所の空き地に居たような。自分も大阪は西成の出だから妙に懐かしい。
玉井さんも大阪出身だけど、どこから拾ってきたんだか(笑)。
開演前に緊張して外で少々アルコールを引っ掛けて2〜3曲唄って来たとのことで、イイ感じに「エエカッコ」は取っ払われ、醸し出す空気はベタベタの大阪人でオモロイし、大阪下町の貧乏臭ささ(笑)がブルースに合う感じ、独特の味が出てて、それなりに良かったと思います。
表面上の人当たりが柔らかいだけの京女と違って(おぃ)、大阪娘は本質的に根っ子の部分が人懐っこいから場の空気がゆっくり丸くなる感じ。
東京に出てくるのは3回目、前にマンダラでスベったそうですが(笑)、東京の気取ってる部分というのは、京都の「エエカッコ」は受け入れられるけど「大阪はチョット。。。」みたいなトコロがあるからねぇ。
かなり「大阪」臭い(笑)娘だから東京でウケるには一仕事必要かも。彼女の波長というかテンポがツボにハマれば、あるいは東京人を巻き込めるコツを掴めば、なのかな。
映美チャンみたいなチカラワザってタイプ(笑)でも無さそうだしね。
西荻ってかなりディープ大阪に近い空気を持ってる街だから、でもってクラップはその中でも抜群に場末の酒場(笑)な空気の有る店だし、今回は似合ってたと思う。
大阪人らしい女のキャラクターって大別して2種類、上沼恵美子系のガチャ子タイプと、「なるトモ!」のなるみとかのマッタリと押してくるタイプ、この娘は後者ですな。

ま、東京の風にメゲずに面白がってアレコレやってってね、って思います。
しかしまぁ玉井さんは積極的にオモロイこと見つけるね。
終演後に古澤さんも飲みに来てたけど、古澤さんとも共通するそういう「センス」というか「楽しむチカラ」みたいなのが、ずっと楽しく生きるには大事だと思う訳です。

先月の錦糸町河内音頭で舞台監督してた玉井さんから貰ったA6サイズの小さなチラシが縁の起こり。

岩田Farmってのはメンバー各々が野菜名、「じゃがいも」が当の玉井さんです。
このイラストも玉井さんの筆だそうで、イカツイ人相に似合わず(笑)、アレコレ器用な人ですな。( 人のこと言えた義理じゃないけどww )
ともかくも何かとオモロイこと仕掛けて見せてくれそうな人なんで、今度は何事かと(笑)、西荻CLOP CLOP(クラップクラップ)まで。
『岩田農場、秋の収穫祭』
出演:岩田Farm
岩田農場長(Vo,AG)ハクサイ秋山(EB)じゃがいも玉井
(Acc,Harp&Cho)かぼちゃの遠田(Dr,Cho)トマト矢島(Mandlin,AG,EG)
ゲスト:作久良うぃ(Vo&AG)From大阪
¥1,500+オーダー
Clop Clop _ Live Program

今日は前にココでやったのとは違う顔ぶれ。
前回は芸歴ン十年のヤッサン始めそれぞれに固定客のシッカリ付いてそうな顔ぶれでしたが、今回は結構「新鮮」な様子。
憂歌団に上々颱風と名「猛獣使い」の玉井さんですが、今回は猛獣と言うよりは・・・野生動物か、まぁ「野良」(笑)?
芸としては荒いけどオモロかったね。
ドラムの「かぼちゃ」氏がトイレに行っちゃったら行っちゃったで、店のマスターのタカさんが代打(笑)に1曲入っちゃうし。( タカさんは「キャベツ」に任命ww )


ノンストップで1時間半程のライブは、その勢いも心地良い。
下手すると手探り感ってのは観客にも伝わって微妙な緊張感を生むんですが、それなりにオチに持ち込んでるし、演者の独り善がりにはギリギリ陥ってないから、演者が楽しそうな分だけこっちも楽しめました。
予定調和って面白くないからねぇ。 (好きな人も多いんでしょうけど。「水戸黄門」的なのを)
本隊に先立つオープニングアクトは大阪から来た作久良うぃ嬢。
これもなかなか東京では見れない・聴けない感じでしたね。

玉井さんのチラシにあった売り文句は
「ふんわり渋いブルースを歌う可愛い女の子」。
ブルースといえばMississippi River、というトコロが大阪十三は神崎川になったり、押し付けがましくはなく自然体ながら大阪色が全開の女の子。大阪の町工場で時給800円で働いてたらしい。
キャラは・・・人懐っこい「野良」犬(笑)かなぁ。子供の頃に近所の空き地に居たような。自分も大阪は西成の出だから妙に懐かしい。
玉井さんも大阪出身だけど、どこから拾ってきたんだか(笑)。
開演前に緊張して外で少々アルコールを引っ掛けて2〜3曲唄って来たとのことで、イイ感じに「エエカッコ」は取っ払われ、醸し出す空気はベタベタの大阪人でオモロイし、大阪下町の貧乏臭ささ(笑)がブルースに合う感じ、独特の味が出てて、それなりに良かったと思います。
表面上の人当たりが柔らかいだけの京女と違って(おぃ)、大阪娘は本質的に根っ子の部分が人懐っこいから場の空気がゆっくり丸くなる感じ。
東京に出てくるのは3回目、前にマンダラでスベったそうですが(笑)、東京の気取ってる部分というのは、京都の「エエカッコ」は受け入れられるけど「大阪はチョット。。。」みたいなトコロがあるからねぇ。
かなり「大阪」臭い(笑)娘だから東京でウケるには一仕事必要かも。彼女の波長というかテンポがツボにハマれば、あるいは東京人を巻き込めるコツを掴めば、なのかな。
映美チャンみたいなチカラワザってタイプ(笑)でも無さそうだしね。
西荻ってかなりディープ大阪に近い空気を持ってる街だから、でもってクラップはその中でも抜群に場末の酒場(笑)な空気の有る店だし、今回は似合ってたと思う。
大阪人らしい女のキャラクターって大別して2種類、上沼恵美子系のガチャ子タイプと、「なるトモ!」のなるみとかのマッタリと押してくるタイプ、この娘は後者ですな。

ま、東京の風にメゲずに面白がってアレコレやってってね、って思います。
しかしまぁ玉井さんは積極的にオモロイこと見つけるね。
終演後に古澤さんも飲みに来てたけど、古澤さんとも共通するそういう「センス」というか「楽しむチカラ」みたいなのが、ずっと楽しく生きるには大事だと思う訳です。
2008年09月09日
【芸】第29回東西落語研鑽会
およそ2ヶ月に1回の東西落語研鑽会。
夏は拡大版の「大銀座落語祭」となるので連番上は5月以来となる。
今回はこの主催の「全国落語台本コンクール」の受賞作発表も兼ねた会でしたが、少々無理矢理詰め込んだ感もある程に盛り沢山でした。
東西落語研鑽会としては「小米朝」名では最後だからでしょうか、後半は「京の噺」特集という趣向で、それも面白かったです。
[第二十九回番組]------------
「舟 弁 慶 」 桂 まん我
「かんしゃく」 橘家圓太郎
「出てきて!お父さん」柳家喬太郎
【全国落語台本コンクール表彰式】
<仲入り>
〜〜京の噺特集〜〜
「祇 園 祭 」 林家正蔵
「池 田 屋 」 春風亭小朝
「愛 宕 山 」 桂 小米朝
お囃子 千葉しん社中
大川貴子社中
----------------------------
最初は上方落語から「船弁慶」、といっても船遊び以前で切る奴で、よくあるパターンの短い目。
まん我さん、演じ分けも上手いし早口言葉みたいなこのネタでテンポ良く口開けの役を果たしてました。
2番目は江戸落語、といっても時代設定が大正時代ぐらいなので新作ってことなんでしょう、「かんしゃく」。圓太郎さんの「かんしゃく持ち」社長はなかなか「いかにも」感が有りますな。被害者(奥様とか)の描写がもっと細かい方が好きだけど。
3番目は今回のコンクールの受賞作。超新作。
ここ3回、何故か主催の「六人の会」が演じない。3回連続口演となる柳家喬太郎さんもまずは「お決まりのそのグチ」から入ります(笑)。
今回のコンクール、最優秀賞も優秀賞も無し、で佳作が2本。
演じられなかった方、他方の佳作は大阪弁の上方落語ということで演者となる喬太郎師匠は別な方を選んだとのことですが、その「2/3の嘘」は吉本の漫才師2丁拳銃の小堀裕之さんの作。仕事が入ってたとのことで奥さんが子供2人連れて代わりに受け取りに来られました。芸人の嫁ということでなかなか(何故か?)舞台度胸も有る感じ。
演じられたのはその内の1本、「出てきて!お父さん」、作者の木下真之さんはどうやら落語会の常連さんらしく、柳家喬太郎師匠とも旧知の間柄の様子。
新作なのでこれからどのように変わるか分からない噺、下手にアラスジを書いてネタバレになっても無粋なので大雑把に言えば、父親が出社拒否の引き籠もりになった子供の担任が家庭訪問してのドタバタ。
細かいクスグリやらは喬太郎師匠の創作っぽい、そうすると筋書き的には時代風刺ではあるけど理屈っぽいかな、という感じで笑いにくいし伝わりにくい。
たしかに優秀賞ではなくて佳作どまりかもと。
仲入り後は何故かの説明も無く、「京都の噺」特集。
最初はこぶ平(笑)の「祇園祭」。どうも関西人なので林家正蔵という名前にも林家三平という人気者にも興味が無いせいか、純粋に「芸」として見てしまいますが・・・・たしかに昔より上手くなったとは思うのですけど・・・何というか・・・演じ分けの幅が狭いなぁと。京都弁の間延びした柔らかい「いやらしさ」みたいなのが言葉には出なくて、でも見た目はどっちかというと粋な江戸っ子ってよりはそっちに近く、でも単純に単にエキセントリックな嫌な京都人としか見えなくて、他方で江戸っ子が啖呵切ってまくし立てるところでは格好良さが見えなくて、なんだかイジメられた子供がスネてるみたいにしか見えなくて。。。たぶん見た目で損をしてるんでしょうけどねぇ。
今回特に後ろに続く2人が達者だったから余計に荒が目立ったと言うことなんでしょうけど、何か工夫が欲しい。
あと、このネタ、江戸囃子と祇園囃子をクチ真似で演じ分けなければならないんですが、早口言葉みたいな口達者さは有るんだけど音楽に聞こえない。。。下座音楽に愛着とかが無いのかな。好きな人なら身体の底から浮き立つような感じが滲み出る気がするんですけど。
ただ、表彰式の地のトークは軽妙で出たり入ったりもいいバランスでなかなか面白いのですから、「自分なり」がいい方に出る時が来れば化けるかもしれませんね。少しずつ色が出て来てますし。
次が小朝の「池田屋」。
講談みたいなネタをマクラも無しに始めて、どうなるかと思ったら笑わせるところはチャンと作るし、時代もキャラも自由自在に操ってお見事な一編。春風亭の十八番らしく「いかにも」聞かせてくれました。
大トリは小米朝、もうすぐ米團治襲名ですから、そろそろ「小米朝」名では見納めということですね。米朝一門に限ったことでは有りませんが、今回の「愛宕山」も「枝雀さん」が見えてしまいますね。
大旦那、舞妓に芸妓に幇間、茶店の婆と演じ分けの多いネタ、幇間2人の演じ分けや茶店の婆の細かいトコロなどは「枝雀さんの方が・・・」とは思ってしまうものの、その分、大旦那の貫禄は有って、掛け合いの面白さから意地の張り合いの滑稽さみたいな方にシフトしてる独自の味が有る気がします。
今回は表彰式も有るのに6ネタ、それもあまり短いとは言い難いようなのが多く、贅沢に面白い会でした。続きを読む
夏は拡大版の「大銀座落語祭」となるので連番上は5月以来となる。
今回はこの主催の「全国落語台本コンクール」の受賞作発表も兼ねた会でしたが、少々無理矢理詰め込んだ感もある程に盛り沢山でした。
東西落語研鑽会としては「小米朝」名では最後だからでしょうか、後半は「京の噺」特集という趣向で、それも面白かったです。
第29回東西落語研鑽会
会 場 有楽町よみうりホール
(ビックカメラ 7F)
日 時 2008年9月9日(火)
午後6時00分開場 6時30分開演
木戸銭 3,800円(全席指定)
(当日 4,000円)
主 催 六 人 の 会
[第二十九回番組]------------
「舟 弁 慶 」 桂 まん我
「かんしゃく」 橘家圓太郎
「出てきて!お父さん」柳家喬太郎
【全国落語台本コンクール表彰式】
<仲入り>
〜〜京の噺特集〜〜
「祇 園 祭 」 林家正蔵
「池 田 屋 」 春風亭小朝
「愛 宕 山 」 桂 小米朝
お囃子 千葉しん社中
大川貴子社中
----------------------------
[参考]
・上方落語メモ【世紀末亭】
・落語のあらすじ 千字寄席
---
・落語検索エンジン「ご隠居」
・東西落語特選
・招笑亭
・落語の舞台を歩く
・落語インデックス
最初は上方落語から「船弁慶」、といっても船遊び以前で切る奴で、よくあるパターンの短い目。
まん我さん、演じ分けも上手いし早口言葉みたいなこのネタでテンポ良く口開けの役を果たしてました。
2番目は江戸落語、といっても時代設定が大正時代ぐらいなので新作ってことなんでしょう、「かんしゃく」。圓太郎さんの「かんしゃく持ち」社長はなかなか「いかにも」感が有りますな。被害者(奥様とか)の描写がもっと細かい方が好きだけど。
3番目は今回のコンクールの受賞作。超新作。
ここ3回、何故か主催の「六人の会」が演じない。3回連続口演となる柳家喬太郎さんもまずは「お決まりのそのグチ」から入ります(笑)。
今回のコンクール、最優秀賞も優秀賞も無し、で佳作が2本。
公募情報、全国落語台本コンクール
全国落語台本コンクール 7/31〆切
ジャンル 落語台本
枚数 規定なし
概要 落語台本 (形式、時代設定、プロ、アマを問わずオリジナル未発表の作品に限る。二重投稿は不可。1人1作。)
応募規定 A4ワープロ原稿が望ましい。枚数、用紙等は自由。表紙に題名、氏名、住所、年齢、職業、電話等を明記。
応募資格 不問
賞金 大賞:50万円 優秀賞:30万円 佳作:20万円
発表 9月、入賞者に通知
選考委員
主催者 六人の会
応募先 〒110-0003 東京都台東区根岸2−10−12
ねぎし事務所 全国落語台本コンクール
http://www.joa.co.jp/
公募情報、全国落語台本コンクール
演じられなかった方、他方の佳作は大阪弁の上方落語ということで演者となる喬太郎師匠は別な方を選んだとのことですが、その「2/3の嘘」は吉本の漫才師2丁拳銃の小堀裕之さんの作。仕事が入ってたとのことで奥さんが子供2人連れて代わりに受け取りに来られました。芸人の嫁ということでなかなか(何故か?)舞台度胸も有る感じ。
演じられたのはその内の1本、「出てきて!お父さん」、作者の木下真之さんはどうやら落語会の常連さんらしく、柳家喬太郎師匠とも旧知の間柄の様子。
新作なのでこれからどのように変わるか分からない噺、下手にアラスジを書いてネタバレになっても無粋なので大雑把に言えば、父親が出社拒否の引き籠もりになった子供の担任が家庭訪問してのドタバタ。
細かいクスグリやらは喬太郎師匠の創作っぽい、そうすると筋書き的には時代風刺ではあるけど理屈っぽいかな、という感じで笑いにくいし伝わりにくい。
たしかに優秀賞ではなくて佳作どまりかもと。
仲入り後は何故かの説明も無く、「京都の噺」特集。
最初はこぶ平(笑)の「祇園祭」。どうも関西人なので林家正蔵という名前にも林家三平という人気者にも興味が無いせいか、純粋に「芸」として見てしまいますが・・・・たしかに昔より上手くなったとは思うのですけど・・・何というか・・・演じ分けの幅が狭いなぁと。京都弁の間延びした柔らかい「いやらしさ」みたいなのが言葉には出なくて、でも見た目はどっちかというと粋な江戸っ子ってよりはそっちに近く、でも単純に単にエキセントリックな嫌な京都人としか見えなくて、他方で江戸っ子が啖呵切ってまくし立てるところでは格好良さが見えなくて、なんだかイジメられた子供がスネてるみたいにしか見えなくて。。。たぶん見た目で損をしてるんでしょうけどねぇ。
今回特に後ろに続く2人が達者だったから余計に荒が目立ったと言うことなんでしょうけど、何か工夫が欲しい。
あと、このネタ、江戸囃子と祇園囃子をクチ真似で演じ分けなければならないんですが、早口言葉みたいな口達者さは有るんだけど音楽に聞こえない。。。下座音楽に愛着とかが無いのかな。好きな人なら身体の底から浮き立つような感じが滲み出る気がするんですけど。
ただ、表彰式の地のトークは軽妙で出たり入ったりもいいバランスでなかなか面白いのですから、「自分なり」がいい方に出る時が来れば化けるかもしれませんね。少しずつ色が出て来てますし。
次が小朝の「池田屋」。
講談みたいなネタをマクラも無しに始めて、どうなるかと思ったら笑わせるところはチャンと作るし、時代もキャラも自由自在に操ってお見事な一編。春風亭の十八番らしく「いかにも」聞かせてくれました。
大トリは小米朝、もうすぐ米團治襲名ですから、そろそろ「小米朝」名では見納めということですね。米朝一門に限ったことでは有りませんが、今回の「愛宕山」も「枝雀さん」が見えてしまいますね。
大旦那、舞妓に芸妓に幇間、茶店の婆と演じ分けの多いネタ、幇間2人の演じ分けや茶店の婆の細かいトコロなどは「枝雀さんの方が・・・」とは思ってしまうものの、その分、大旦那の貫禄は有って、掛け合いの面白さから意地の張り合いの滑稽さみたいな方にシフトしてる独自の味が有る気がします。
今回は表彰式も有るのに6ネタ、それもあまり短いとは言い難いようなのが多く、贅沢に面白い会でした。続きを読む