旅(東北〜羽越地方)
2006年08月27日
【食】塩釜港の海鮮丼
夜行バスが少々スムーズに到着しすぎた感じで、宮城県は塩釜港に着いたのが早過ぎた。

朝飯をアテにしていた塩釜水産物仲卸市場は、まだ準備中って風情で活気が無い。


そういえば日曜日なのでセリが無いんだね。
観光客・地元客相手の朝市って感じだ。
素人にも売れやすそうなマグロの解体して並べてたり、生牡蠣を食べれるようにしていたり。
サンマやボタンエビ、ブドウエビなんてのが旬のようだ。
市場の中の食堂はホントに単なる食堂で、魚料理なんかじゃなくてカレーとかそんな感じ。
表に出て店を探したけど、小綺麗な寿司屋なんかは開店する気配もない。
日が悪かったかなぁ。。。とか少々悩む。
といっても松島基地の航空祭に合わせて出掛けただけなので、まぁ「ついで」だし。
ウドン屋はパスして、
海鮮丼とか定食とかやってそうな店が2軒見つかった。
どちらも店の佇まいは似た感じ。
その内の1軒の方で、
暖簾の奥を覗いたら中に居たネコと目があった(笑)。
で、まぁ、勘働きというか「招き猫」に招かれてその店に。
みうら食堂

中に入ってみても、やっぱり大衆食堂って感じ。

この時点ではまだ大丈夫かなぁ。。。だった。
この時間でやってる定食のメニューは3つらしい。

朝の7時にもならない時間で、
鯨なんぞ食うとビールが飲みたくなるし、
さっき魚市場で見た旬の素材のアレコレが思い浮かんだので、
マグロ中落ち単品よりはと海鮮丼(1500円)にした。
で、注文すると店のオヤジさんが勝手口から出て向かいの魚市場に買い出しに行った(笑)。
そりゃ新鮮なの間違いなし!ですな(笑)。
でもって出て来たのが


いやぁ、素晴らしいです。
我ながらイイ勘働きだ(笑)。
ネコに感謝かな(笑)。
旬のボタンエビを中心に新鮮な魚貝が並ぶ。
ご飯と魚介の間には切り海苔が散らしてあり、盛りつけも上手い。

大当たりだね。
身が弾けるような鮮度で、しかも美味い。
写真で判るとおり、ウニも雌雄を両方を揃えて綺麗なもんです。
ボタンエビの頭のミソまで食っちゃったら何だかオヤジさん不満そう。
どうやら頭は焼いて鬼殻焼きで食わせてくれるつもりだったらしい。
だって鮮度抜群なんだもん。
何も言われなきゃ食っちゃいます(笑)。
知らずに入ったのだけど、
店内の壁面を見たらフジテレビのもしもツアーズが来た店らしい。
そういえば・・・
試験で忙しい最中だったので今年の26時間テレビはマジでは見てないが、
朝起きた時にはアヤパン目当てにフジテレビが習慣の私(笑)、
ちょうどその番組中で塩釜港を訪れてたなぁとか思い出した。
今年の7月15日だから、ついこの間テレビで紹介されたばっかりってことだね。
たしかにとっても美味かった。
また来よう!って気軽に言えない場所なのがツライ(笑)けど。

朝飯をアテにしていた塩釜水産物仲卸市場は、まだ準備中って風情で活気が無い。


そういえば日曜日なのでセリが無いんだね。
観光客・地元客相手の朝市って感じだ。
素人にも売れやすそうなマグロの解体して並べてたり、生牡蠣を食べれるようにしていたり。
サンマやボタンエビ、ブドウエビなんてのが旬のようだ。
市場の中の食堂はホントに単なる食堂で、魚料理なんかじゃなくてカレーとかそんな感じ。
表に出て店を探したけど、小綺麗な寿司屋なんかは開店する気配もない。
日が悪かったかなぁ。。。とか少々悩む。
といっても松島基地の航空祭に合わせて出掛けただけなので、まぁ「ついで」だし。
ウドン屋はパスして、
海鮮丼とか定食とかやってそうな店が2軒見つかった。
どちらも店の佇まいは似た感じ。
その内の1軒の方で、
暖簾の奥を覗いたら中に居たネコと目があった(笑)。
で、まぁ、勘働きというか「招き猫」に招かれてその店に。
みうら食堂
宮城県塩釜市新浜町1丁目18-10
022-362-7526

中に入ってみても、やっぱり大衆食堂って感じ。

この時点ではまだ大丈夫かなぁ。。。だった。
この時間でやってる定食のメニューは3つらしい。

朝の7時にもならない時間で、
鯨なんぞ食うとビールが飲みたくなるし、
さっき魚市場で見た旬の素材のアレコレが思い浮かんだので、
マグロ中落ち単品よりはと海鮮丼(1500円)にした。
で、注文すると店のオヤジさんが勝手口から出て向かいの魚市場に買い出しに行った(笑)。
そりゃ新鮮なの間違いなし!ですな(笑)。
でもって出て来たのが


いやぁ、素晴らしいです。
我ながらイイ勘働きだ(笑)。
ネコに感謝かな(笑)。
旬のボタンエビを中心に新鮮な魚貝が並ぶ。
ご飯と魚介の間には切り海苔が散らしてあり、盛りつけも上手い。

大当たりだね。
身が弾けるような鮮度で、しかも美味い。
写真で判るとおり、ウニも雌雄を両方を揃えて綺麗なもんです。
ボタンエビの頭のミソまで食っちゃったら何だかオヤジさん不満そう。
どうやら頭は焼いて鬼殻焼きで食わせてくれるつもりだったらしい。
だって鮮度抜群なんだもん。
何も言われなきゃ食っちゃいます(笑)。
知らずに入ったのだけど、
店内の壁面を見たらフジテレビのもしもツアーズが来た店らしい。
そういえば・・・
試験で忙しい最中だったので今年の26時間テレビはマジでは見てないが、
朝起きた時にはアヤパン目当てにフジテレビが習慣の私(笑)、
ちょうどその番組中で塩釜港を訪れてたなぁとか思い出した。
今年の7月15日だから、ついこの間テレビで紹介されたばっかりってことだね。
たしかにとっても美味かった。
また来よう!って気軽に言えない場所なのがツライ(笑)けど。
2006年07月25日
【食】有名駅弁「八戸小唄寿司」
3泊4日の北海道旅行も終わり。
函館からの帰路は八戸までは「はくちょう」、後は新幹線である。

接続の八戸で駅弁を仕入れたのだけれど、
昼飯があまりにも充実してたもので
新幹線で東京に帰り着く方が、腹が減るよりも早かった。
なので家に帰って風呂上がりにノンビリと晩酌の肴となった駅弁。
八戸小唄寿司。

なんでも「全国駅弁コンクール第一位」だそうで、観光協会やら区役所やらの気合いが籠もった作品らしい。
ファンも多いようで、アッチにもコッチにも感想文が上がってる。
さて包みを開けてみると箱寿司・押し寿司の類。

富山の鱒寿司の応用だけど、

入れ物が趣向で八戸小唄になぞらえて
三味線の胴が弁当箱、バチが切り分け包丁に象られている。
鮭と鯖、個人的には鯖の方が美味く仕上がってると思う。
八戸で創業明治25年という老舗の駅弁屋さん吉田屋さんの品、
なるほどコンクールで勝てる程に趣向も味も有りますな。

難点を言うと「切りにくい」点。
富山の鱒寿司は
一般に木桶、木蓋だから
切れ味の悪いプラスチックのヘラを包丁代わりに押し切ることに問題が無い。
ところがこの八戸小唄寿司はケースがスチロール製。
押し切ると箱ごと切ってしまうので少々手加減が必要。
大雑把に「箱ごと切っちゃえ!」とも思ったけど
普通は醤油を垂らして食べるので
卓上なら別にいいとしても
車中の膝の上とか狭い台の上でとなると少々疑問。
昭和36年発売のベストセラーだそうだから
発売当時は木箱詰めだったのでしょう。
時代の流れが少々食べにくくしてしまったんじゃないかな。
まぁ旨い駅弁です。税込み1100円なら買いでしょう。
--
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函館からの帰路は八戸までは「はくちょう」、後は新幹線である。

接続の八戸で駅弁を仕入れたのだけれど、
昼飯があまりにも充実してたもので
新幹線で東京に帰り着く方が、腹が減るよりも早かった。
なので家に帰って風呂上がりにノンビリと晩酌の肴となった駅弁。
八戸小唄寿司。

なんでも「全国駅弁コンクール第一位」だそうで、観光協会やら区役所やらの気合いが籠もった作品らしい。
ファンも多いようで、アッチにもコッチにも感想文が上がってる。
さて包みを開けてみると箱寿司・押し寿司の類。

富山の鱒寿司の応用だけど、

入れ物が趣向で八戸小唄になぞらえて
三味線の胴が弁当箱、バチが切り分け包丁に象られている。
鮭と鯖、個人的には鯖の方が美味く仕上がってると思う。
八戸で創業明治25年という老舗の駅弁屋さん吉田屋さんの品、
なるほどコンクールで勝てる程に趣向も味も有りますな。

難点を言うと「切りにくい」点。
富山の鱒寿司は
一般に木桶、木蓋だから
切れ味の悪いプラスチックのヘラを包丁代わりに押し切ることに問題が無い。
ところがこの八戸小唄寿司はケースがスチロール製。
押し切ると箱ごと切ってしまうので少々手加減が必要。
大雑把に「箱ごと切っちゃえ!」とも思ったけど
普通は醤油を垂らして食べるので
卓上なら別にいいとしても
車中の膝の上とか狭い台の上でとなると少々疑問。
昭和36年発売のベストセラーだそうだから
発売当時は木箱詰めだったのでしょう。
時代の流れが少々食べにくくしてしまったんじゃないかな。
まぁ旨い駅弁です。税込み1100円なら買いでしょう。
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2005年08月29日
【食】新潟駅界隈での時間潰し
酒田で散々美味い魚を食ってたので、もう魚は食べたくなかった。
10数年前に行った美味い焼肉屋を目指して歩いたら
駅前再開発で全く様変わりしてそのお店は無くなっていた。

2時間ほど駅の周辺を探索して何か美味いところがないかと
自分自身の経験と直感を頼りに歩いたけれど
「リーズナブル」というには少し高い金を払わないと
美味いものには当たりそうにない。
さすが拠点駅の駅前である。そんなもんだろう。
「庄屋」だか「やるき茶屋」だかみたいな居酒屋
とか有ったけど何か感じが違う。
「すみじゅう」が気になったけど店構えからやっぱり少し高そう。
何と言っても酒田で随分散財しているし
気持ち的にも満足していて、もう贅沢したいと思ってない。
マンガ喫茶でも無いか?スターバックスは?とか探したけれど
前者は存在しないし、
カフェの類は、どうもロケーションや営業時間からして
ムーンライトの出発時間まで時間を潰すのには不向きだ。
駅ビルの本屋で帰りの電車で読む本を買い、
ロッテリアで安物のアイス珈琲を飲んで9時頃に焼肉屋に。
新潟駅南口の方向に出て、陸橋を降りて目の前。
この立地が気に入ったのと看板に書かれたメニューが安かったから選んだ。
焼肉ロッヂ
駅南店ということで検索すると何軒か掛かる。
2人以上なら食べ放題もやってるようで若者向けだね。
でも予想外に美味くて量があって、
そんでもって安かった(予想より1000円下だった)。
これはまたこのコースで旅行する時には便利な店だとチェック。
満腹になって列車に乗り込みました。
10数年前に行った美味い焼肉屋を目指して歩いたら
駅前再開発で全く様変わりしてそのお店は無くなっていた。
2時間ほど駅の周辺を探索して何か美味いところがないかと
自分自身の経験と直感を頼りに歩いたけれど
「リーズナブル」というには少し高い金を払わないと
美味いものには当たりそうにない。
さすが拠点駅の駅前である。そんなもんだろう。
「庄屋」だか「やるき茶屋」だかみたいな居酒屋
とか有ったけど何か感じが違う。
「すみじゅう」が気になったけど店構えからやっぱり少し高そう。
何と言っても酒田で随分散財しているし
気持ち的にも満足していて、もう贅沢したいと思ってない。
マンガ喫茶でも無いか?スターバックスは?とか探したけれど
前者は存在しないし、
カフェの類は、どうもロケーションや営業時間からして
ムーンライトの出発時間まで時間を潰すのには不向きだ。
駅ビルの本屋で帰りの電車で読む本を買い、
ロッテリアで安物のアイス珈琲を飲んで9時頃に焼肉屋に。
新潟駅南口の方向に出て、陸橋を降りて目の前。
この立地が気に入ったのと看板に書かれたメニューが安かったから選んだ。
焼肉ロッヂ
駅南店ということで検索すると何軒か掛かる。
2人以上なら食べ放題もやってるようで若者向けだね。
でも予想外に美味くて量があって、
そんでもって安かった(予想より1000円下だった)。
これはまたこのコースで旅行する時には便利な店だとチェック。
満腹になって列車に乗り込みました。
【旅】酒田から村上行
ディーゼルなんて久々だった。

ロングシートの車両はクーラーが効いてる。
ボックスシートの車両は扇風機だ。
でもまぁ天気も良く風も心地よさそうなのでボックスシートにした。
足も伸ばせそうだし。
まぁまぁ快適な移動。あまり見慣れていない夏の日本海の景色。
村上で次の接続待ちで街に出たけれど何もない街だった。
少し離れるとジャスコだか何かあったけど
停車時間もそれほど長くないので
コンビニでパンと珈琲を買って昼飯代わり。
何と言っても朝飯をバカほど食べている。
駅前のコンビニにFOMAの充電器が売ってない(陳列棚すら無い)のが
「田舎に来てるんだなぁ」と思った。
酒田は都会であった。
ロングシートの車両はクーラーが効いてる。
ボックスシートの車両は扇風機だ。
でもまぁ天気も良く風も心地よさそうなのでボックスシートにした。
足も伸ばせそうだし。
まぁまぁ快適な移動。あまり見慣れていない夏の日本海の景色。
村上で次の接続待ちで街に出たけれど何もない街だった。
少し離れるとジャスコだか何かあったけど
停車時間もそれほど長くないので
コンビニでパンと珈琲を買って昼飯代わり。
何と言っても朝飯をバカほど食べている。
駅前のコンビニにFOMAの充電器が売ってない(陳列棚すら無い)のが
「田舎に来てるんだなぁ」と思った。
酒田は都会であった。
【食】酒田夢の倶楽と茶豆(庄内3号)
山居倉庫前の酒田グリーンホテルを出て土産物を買いに行った。
このシーズンに山形に行くとなると
どこに行っても「だだちゃだだちゃだだちゃ」である。
鶴岡だけにとどまらない流行モノで有るし、
鶴岡に隣接する酒田は茶豆の産地のようだ。
鶴岡以外は「だだちゃ」と言わないとのことだけど
でもまぁJAの縄張り争いは消費者に関係無く、
結局は美味いものが「山形のだだちゃ豆」だと思う。
いずれそんなことになるんじゃなかろうか。
さて
酒田の観光名所、山居倉庫
(明治26年建設の米の保管倉庫)
エリアに平成16年春にオープンした観光物産館
「酒田 夢の倶楽(ゆめのくら)」
および隣接した別棟に生鮮農産物のお店「みどりの里 山居館」が有る。
(この中に、例年の取り寄せ先、地酒の木川屋さんも出店している)
土産をアレコレ買った。
木川屋さんでは地酒「山居倉庫」(鯉川)を買った。
こちらでは酒米が美山錦の酒が多いところ五百万石だったからだ。
茶豆(庄内3号)も生産者の名前入りで幾つか出ていた。
ほとんどが試食可能であったので食べ比べて気に入ったのを複数買った。
※ この記事を書いているのは9月3日。
帰ってから茹でて比べてみると、その日に出ていて買って帰った中で
一番旨味が有って茹でたてから美味かったのは渋谷修二さんという方のだった。
一番甘みが有って冷めてから引き立ったのが伊与田けい子さんという方のだった。
夢の倶楽の中にジェラート屋さんが有り、
14種類からWで選んで330円だったか。
「だだちゃ豆」と「上喜元純米大吟醸」が有った。
酒と肴をまとめてジェラートなんて楽しいのでそれに。
「だだちゃ豆」は予想通りだったけど
「上喜元純米大吟醸」のジェラートは甘くどさが無く素晴らしい。
※その他観光情報は 社団法人 酒田観光物産協会
朝食をバカほど食ったので昼食抜きにして酒田駅に歩いて向かった。
このシーズンに山形に行くとなると
どこに行っても「だだちゃだだちゃだだちゃ」である。
鶴岡だけにとどまらない流行モノで有るし、
鶴岡に隣接する酒田は茶豆の産地のようだ。
鶴岡以外は「だだちゃ」と言わないとのことだけど
でもまぁJAの縄張り争いは消費者に関係無く、
結局は美味いものが「山形のだだちゃ豆」だと思う。
いずれそんなことになるんじゃなかろうか。
さて
(明治26年建設の米の保管倉庫)
エリアに平成16年春にオープンした観光物産館
「酒田 夢の倶楽(ゆめのくら)」
および隣接した別棟に生鮮農産物のお店「みどりの里 山居館」が有る。
(この中に、例年の取り寄せ先、地酒の木川屋さんも出店している)
土産をアレコレ買った。
木川屋さんでは地酒「山居倉庫」(鯉川)を買った。
こちらでは酒米が美山錦の酒が多いところ五百万石だったからだ。
茶豆(庄内3号)も生産者の名前入りで幾つか出ていた。
ほとんどが試食可能であったので食べ比べて気に入ったのを複数買った。
※ この記事を書いているのは9月3日。
帰ってから茹でて比べてみると、その日に出ていて買って帰った中で
一番旨味が有って茹でたてから美味かったのは渋谷修二さんという方のだった。
一番甘みが有って冷めてから引き立ったのが伊与田けい子さんという方のだった。
夢の倶楽の中にジェラート屋さんが有り、
14種類からWで選んで330円だったか。
「だだちゃ豆」と「上喜元純米大吟醸」が有った。
酒と肴をまとめてジェラートなんて楽しいのでそれに。
「だだちゃ豆」は予想通りだったけど
「上喜元純米大吟醸」のジェラートは甘くどさが無く素晴らしい。
※その他観光情報は 社団法人 酒田観光物産協会
朝食をバカほど食ったので昼食抜きにして酒田駅に歩いて向かった。
【食】酒田の「どんがら汁」と生牡蠣
酒田といえば「どんがら汁」、らしい。
要は魚のアラの味噌汁である。
本来はタラらしいけど食べたのは違ったように思った。
港にある定食屋に朝から出掛けた。
昨日の寿司屋で食べ足り無かった訳では無いが
大して酒も残っていなかったし
早起きするだけで美味いものが食えるとなれば・・・起きた。朝の5時。
帰りの支度をして朝風呂に入り出掛ける準備。
ホテルから歩いても10〜20分程度の酒田港
(昔、上々颱風のライブの有った辺りより少し手前だね)
飛島行き定期船『ニューとびしま』の発着場に隣接する
海産物市場と食堂である。
朝の散歩にいいかと表に出たら
ちょうど出発するところの友人を見つけたので
その車で一緒に出掛けた。
(後に大雨となったのでこれはラッキー&感謝となった)
海鮮どんや・とびしま
朝7時の開店早々に飛び込み
ここで朝定食(525円)と限定ウニ丼(850円)を食べた。
焼き魚も捨てがたかったがシーズン限定のウニも・・・
どんがら汁は2杯となったけど、まぁ美味いのでヨシとする。
定食の焼き魚や小鉢も旨かったし
赤白のウニ(つまりバフン系とムラサキ系か)がタップリで大満足。
でも何か忘れてる。。。食いたかったモノを。。。
そうだ!生牡蠣だ!!!
階下の魚屋「さかた海鮮市場」が開くのが8時。
それを待ってそこで生牡蠣(1杯500円)の立ち食い。
新鮮で臭みが無くレモンだけで美味い!
朝から魚臭くなるほどに魚介類を満喫した。
しかし朝っぱらからよく入るね俺も(笑)。
要は魚のアラの味噌汁である。
本来はタラらしいけど食べたのは違ったように思った。
昨日の寿司屋で食べ足り無かった訳では無いが
大して酒も残っていなかったし
早起きするだけで美味いものが食えるとなれば・・・起きた。朝の5時。
帰りの支度をして朝風呂に入り出掛ける準備。
ホテルから歩いても10〜20分程度の酒田港
(昔、上々颱風のライブの有った辺りより少し手前だね)
飛島行き定期船『ニューとびしま』の発着場に隣接する
海産物市場と食堂である。
朝の散歩にいいかと表に出たら
ちょうど出発するところの友人を見つけたので
その車で一緒に出掛けた。
(後に大雨となったのでこれはラッキー&感謝となった)
海鮮どんや・とびしま
朝7時の開店早々に飛び込み
ここで朝定食(525円)と限定ウニ丼(850円)を食べた。
焼き魚も捨てがたかったがシーズン限定のウニも・・・
どんがら汁は2杯となったけど、まぁ美味いのでヨシとする。
定食の焼き魚や小鉢も旨かったし
赤白のウニ(つまりバフン系とムラサキ系か)がタップリで大満足。
でも何か忘れてる。。。食いたかったモノを。。。
そうだ!生牡蠣だ!!!
階下の魚屋「さかた海鮮市場」が開くのが8時。
それを待ってそこで生牡蠣(1杯500円)の立ち食い。
新鮮で臭みが無くレモンだけで美味い!
朝から魚臭くなるほどに魚介類を満喫した。
しかし朝っぱらからよく入るね俺も(笑)。
2005年08月28日
【酒】兵六玉〜酒田の居酒屋
上々颱風のライブが始まるのが丁度夕方。
ホテルからブラブラ歩いて行ける距離である。

都会と違って空が広い。
冬だとドンヨリした日本海の空なんだろうけど
夏の酒田の空は綺麗だ。
ライブが終わってファンの集い。
通称「反省会」。
「バンドが反省しないから」とはよくいう冗談だけど
全国遠征組は顔ぶれがある程度決まってるので
特段のダンドリが無くてもだいたい纏まって宴会となる。
宴会場所は映美ちゃんの馴染みというかお向かいさんというか(笑)
ライブの後援者の一人なのか、とにかく関係の深〜いお店。
ライブ会場の希望ホールからもホテルからも程近い。
思うけど、酒田ってコンビニがあまり無いのに飲み屋ばっかりね。
兵六玉
大きい居酒屋である。
その2階に案内された。
4000円で済んだけど、美味くてボリュームもあって
きっとお店がサービスしてくれたのか
それとも隣の座敷で打ち上げしていたバンドか
反対側の隣にいた映美ちゃんファミリーか
はたまた実行委員会が回してくれたのじゃないかと俺は疑っている(笑)。
いい飲み会でした。
感じの良い店だったので、次回別枠で来た時は階下でノンビリ飲もうかと思う。
ホテルからブラブラ歩いて行ける距離である。
都会と違って空が広い。
冬だとドンヨリした日本海の空なんだろうけど
夏の酒田の空は綺麗だ。
ライブが終わってファンの集い。
通称「反省会」。
「バンドが反省しないから」とはよくいう冗談だけど
全国遠征組は顔ぶれがある程度決まってるので
特段のダンドリが無くてもだいたい纏まって宴会となる。
宴会場所は映美ちゃんの馴染みというかお向かいさんというか(笑)
ライブの後援者の一人なのか、とにかく関係の深〜いお店。
ライブ会場の希望ホールからもホテルからも程近い。
思うけど、酒田ってコンビニがあまり無いのに飲み屋ばっかりね。
兵六玉
大きい居酒屋である。
その2階に案内された。
4000円で済んだけど、美味くてボリュームもあって
きっとお店がサービスしてくれたのか
それとも隣の座敷で打ち上げしていたバンドか
反対側の隣にいた映美ちゃんファミリーか
はたまた実行委員会が回してくれたのじゃないかと俺は疑っている(笑)。
いい飲み会でした。
感じの良い店だったので、次回別枠で来た時は階下でノンビリ飲もうかと思う。
【音】8月28日、酒田の上々颱風
酒田での上々颱風ライブは何年ぶりだろう。3回目である。
映美ちゃん(Vo)の故郷、山形県酒田市。
---------------------------------------------
日時:2005年8月28日(日) 開場18:00 開演18:30
会場:山形県・酒田市民会館「希望ホール」
料金:指定席¥4,000 自由席¥3,000
学生券(高校生以下)¥1,000
---------------------------------------------
酒田市民会館「希望ホール」は昨年完成した真新しい大ホール。町の中心部にある。
1,287席(1階836席、2階451席)で2階部分は横断幕や幟で飾られて
完全に「故郷に錦を飾る」モードの会場。1回の前半分の指定席は埋まり、
後ろ半分の自由席も半分ぐらい。だから5〜600人が入ってる。
地方でやる最近の上々颱風にしては「いい入り」である。
昔は「何処に行っても1000人」は入るバンドだった。
今は「東京・大阪で3〜500人、地方で100〜200人」。

さすが故郷!故郷で好かれてるんだろうね、良くも悪くも。
また、新しいアルバムで3曲も作詞・作曲などを担当して当人やる気だし。
Shang Shang A Go Go!
ライブは、まぁ当人最初から緊張しちゃって、、、たけど
だいたい一生懸命が可愛く見える得な性分だから盛り上がりも良く
いいライブだったと思う。
終演後のサイン&握手会は大サービスでCDやDVDに限らず、
300円のステッカーでもOKだったので地元の高校生とかも並び
大盛況。
映美ちゃん(Vo)の故郷、山形県酒田市。
---------------------------------------------
日時:2005年8月28日(日) 開場18:00 開演18:30
会場:山形県・酒田市民会館「希望ホール」
料金:指定席¥4,000 自由席¥3,000
学生券(高校生以下)¥1,000
---------------------------------------------
酒田市民会館「希望ホール」は昨年完成した真新しい大ホール。町の中心部にある。
1,287席(1階836席、2階451席)で2階部分は横断幕や幟で飾られて
完全に「故郷に錦を飾る」モードの会場。1回の前半分の指定席は埋まり、
後ろ半分の自由席も半分ぐらい。だから5〜600人が入ってる。
地方でやる最近の上々颱風にしては「いい入り」である。
昔は「何処に行っても1000人」は入るバンドだった。
今は「東京・大阪で3〜500人、地方で100〜200人」。
さすが故郷!故郷で好かれてるんだろうね、良くも悪くも。
また、新しいアルバムで3曲も作詞・作曲などを担当して当人やる気だし。

ライブは、まぁ当人最初から緊張しちゃって、、、たけど
だいたい一生懸命が可愛く見える得な性分だから盛り上がりも良く
いいライブだったと思う。
終演後のサイン&握手会は大サービスでCDやDVDに限らず、
300円のステッカーでもOKだったので地元の高校生とかも並び
大盛況。
【食】山形酒田の地魚寿司
せっかく日本海有数の漁場を控える港町に来たのだから寿司が食いたかった。
最初、
昔訪れて旨かった寿司屋に足を運んだが満杯。
当時も確か旅行のガイドブックで誉められていたので訪ねたのだと記憶しているが
今やクチコミがインターネットで増殖する時代、
評判のお店に人が殺到するのは何も東京だけのことではないだろう。
もうひとつ下調べ段階で目星をつけていた寿司屋があった。
寿司しばらく
*庄内グルメマップ*
*お店のHP*
ランチタイムも終わろうかという2時前だったが4人組の先客がひとつだけ。
6人組だったので、とりあえず座敷に座ってメニューを思案。
生ビールを頼んで、突き出しの「だだちゃ」を摘みながら相談。
「本日のオススメ」の黒板を見てると聞いたことのない魚名が一杯。
どうしようかなぁ、それなりのコースに追加で取るかなぁ、とか。
特選コースの「じゃらん」3000円也。
季節の地魚だけが一貫ずつ10数貫程出されてのお買い得品。
最初はこれにする人が半数だったけど
大将が自信満々だったので(笑)結局みんなこれに。
そしたらカウンターに移れと言われた。
まぁ上等の寿司はカウンターに付いて職人さんとの呼吸で食うモンだよね。
先客が立つまでに生ビール2杯に地酒を注文。
比較的安いので「初孫」(1合800円)を頼もうとしたら
「寿司に合わない」って断られ他の出品酒を強く勧められた。。。
高いんですけど。。。(;^_^ A (1合1600円)。
結局僕は寿司を食う前から最初の方は
・羽前白梅 大吟醸 と瓶とり 原酒 熟成酒
2杯目は
・栄光富士 大吟醸 雫搾り 原酒 出品酒
とした。
でもって同行のみんなで飲み廻しをしたので味見したお酒は他に
・楯の川 大吟醸 雫搾り 原酒 出品酒
・上喜元 大吟醸 雫搾り 出品酒
・杉勇 大吟醸 雫搾り 出品酒
などだったと思う。
出品酒は元々市販されてないが蔵元さんや協会のイベントで散々呑んできた。
(大将は「他で飲めない」って言うけどそんなことないです)
たしかに美味いんだよね。沢山呑むには美味すぎてツライのだけど。
でもって、近いレベルの市販酒で4合瓶5000円平均だから
1合1600円は決して高くない。酒としてはね。
そういう仕入れルートを持ってるお店で呑ませて貰っても
東京だと1合5000円ぐらい取られるだろうし。
もっとも、旅先では贅沢に過ぎるなぁ、とは思ったんだけど
大将が頑固者って感じなので(笑)
寿司も食わせてくれなくなりそうで(笑)みんな従った。
たしかに美味しかったです。
でもってメインの魚、お寿司。
これを書いてるのは半月ほど後なので記憶が甘い。
とても10数貫全てを思い出せない。
(お店のHPも季節が変わったので紹介されている魚の顔ぶれが変わった)
正福寺
オーヨ
といった他で聞いたことの無いような魚がズラッと出てきた。
トラフグ
沖ニシ貝
なんてのもあったなぁ。
大将の言うとおり、結局一番記憶に残っているのが
生シャコ
だった。
これはたしかに甘みと旨味があるしだいたい生で食ったことがない。
全体として大満足で酒田の海の幸を満喫した気分でした。
(とかいいながら翌朝も魚食ってるんだけど(笑))
たぶんまた行くと思います。
最初、
昔訪れて旨かった寿司屋に足を運んだが満杯。
当時も確か旅行のガイドブックで誉められていたので訪ねたのだと記憶しているが
今やクチコミがインターネットで増殖する時代、
評判のお店に人が殺到するのは何も東京だけのことではないだろう。
もうひとつ下調べ段階で目星をつけていた寿司屋があった。
寿司しばらく
*庄内グルメマップ*
*お店のHP*
ランチタイムも終わろうかという2時前だったが4人組の先客がひとつだけ。
6人組だったので、とりあえず座敷に座ってメニューを思案。
生ビールを頼んで、突き出しの「だだちゃ」を摘みながら相談。
「本日のオススメ」の黒板を見てると聞いたことのない魚名が一杯。
どうしようかなぁ、それなりのコースに追加で取るかなぁ、とか。
特選コースの「じゃらん」3000円也。
季節の地魚だけが一貫ずつ10数貫程出されてのお買い得品。
最初はこれにする人が半数だったけど
大将が自信満々だったので(笑)結局みんなこれに。
そしたらカウンターに移れと言われた。
まぁ上等の寿司はカウンターに付いて職人さんとの呼吸で食うモンだよね。
先客が立つまでに生ビール2杯に地酒を注文。
比較的安いので「初孫」(1合800円)を頼もうとしたら
「寿司に合わない」って断られ他の出品酒を強く勧められた。。。
高いんですけど。。。(;^_^ A (1合1600円)。
結局僕は寿司を食う前から最初の方は
・羽前白梅 大吟醸 と瓶とり 原酒 熟成酒
2杯目は
・栄光富士 大吟醸 雫搾り 原酒 出品酒
とした。
でもって同行のみんなで飲み廻しをしたので味見したお酒は他に
・楯の川 大吟醸 雫搾り 原酒 出品酒
・上喜元 大吟醸 雫搾り 出品酒
・杉勇 大吟醸 雫搾り 出品酒
などだったと思う。
出品酒は元々市販されてないが蔵元さんや協会のイベントで散々呑んできた。
(大将は「他で飲めない」って言うけどそんなことないです)
たしかに美味いんだよね。沢山呑むには美味すぎてツライのだけど。
でもって、近いレベルの市販酒で4合瓶5000円平均だから
1合1600円は決して高くない。酒としてはね。
そういう仕入れルートを持ってるお店で呑ませて貰っても
東京だと1合5000円ぐらい取られるだろうし。
もっとも、旅先では贅沢に過ぎるなぁ、とは思ったんだけど
大将が頑固者って感じなので(笑)
寿司も食わせてくれなくなりそうで(笑)みんな従った。
たしかに美味しかったです。
でもってメインの魚、お寿司。
これを書いてるのは半月ほど後なので記憶が甘い。
とても10数貫全てを思い出せない。
(お店のHPも季節が変わったので紹介されている魚の顔ぶれが変わった)
正福寺
オーヨ
といった他で聞いたことの無いような魚がズラッと出てきた。
トラフグ
沖ニシ貝
なんてのもあったなぁ。
大将の言うとおり、結局一番記憶に残っているのが
生シャコ
だった。
これはたしかに甘みと旨味があるしだいたい生で食ったことがない。
全体として大満足で酒田の海の幸を満喫した気分でした。
(とかいいながら翌朝も魚食ってるんだけど(笑))
たぶんまた行くと思います。
【旅】酒田の街
極めてスムーズに午前11時半頃には酒田に着いた。
酒田は多分7度目ぐらいか。好きな街である。
夏に3回。これは上々颱風のコンサートのときに。
冬に4回。これはたしか酒蔵を訪ねるたびに酒田を回って帰ったから。
予想より早く着いたので本間家旧本邸に仲間と見学に行った。
何度か行った場所でも共に訪れる顔ぶれが違えば印象も異なるもの。
江戸時代日本一の大地主とまでいわれた豪商本間が
接待用に建造した半商半武、書院造りの武家屋敷。
機能的な中にところどころ落ち着いた贅沢なつくりが有る。
庭や建物としては本間家別荘を使った本間美術館の方が凄いけど
町屋には町屋の良さがある。
今回は他の観光地は回らなかった。
2005年08月20日
【音】8月20日(土)のLive
上々颱風official website
---------------------------------------------
このライブに行くことは夏以前に決めていた。
だいたい「変なイベント」のときの方が面白いのが上々颱風。
(イレギュラー・バウンドを期待する悪趣味ゆえかも知れないが)
その気になった後で来週の酒田の情報が入る。
酒田に行かない訳にもいかない(心情というか立場というか)し、
一度決めたことを変えるのは嫌いな性分。
まぁ夏には18キップもあるし。。。
でも高山線が一部不通だから18キップじゃどうにも動きにくい。
で、行きはバスにした。で、帰りは別の楽しみと組み合わせることに。
夜行バス。東京池袋を前夜に出て、富山に5時に着く。
昔より車両が良くなったとはいえ寝苦しいことに変わりはない。
富山に到着するなり電車を乗り継いで日帰り温泉に飛び込んだ。
東洋健康ランド富山店かなり古い感じの施設だけどフロントのお姉さんが親切で
向かいのコンビニで前売り券買ってくれば安く済むよ、と教えてくれた。
感謝感謝大感謝でノンビリ。
10時まで露天風呂は入れなかったけれど
古代檜の風呂、2種のサウナ、2種の薬湯に電気風呂
(関東にはあまり無いが関西人にとっては銭湯の必需施設だという気がする)
かなりいいお風呂だった。でもって昼まで仮眠。
昼からライブ会場のある福野へ。
福野に降りると湿度は低いもののカンカン照りの猛暑。
ライブ会場に着くと過去のスキヤキ(既に15年ほどやってる)では
入れてくれた室内(つまり日陰で冷房付)に観客は置いてくれない。
スタッフだけ。あのね、、、
客の命も健康もどうでもいいのかぃ!
でもって
炎天下で休む日陰も無くてカレーもビールも食えるかぃ!
(野外のミニステージ前の客席にはテントがあるけど既に大混雑してた)
どうせ「そんなにたくさんお客も居ないだろうし」って読みなんだろうけど。
こんなんじゃその周辺で店開きしてるフリーマーケットを覗いて回る元気も失せる。
(結構面白そうなモン一杯売ってたけどね、売れなかったら主催者が悪いのよ)
かなり憤慨してたところで、
ようやくやってきた仲間の車で会場から離れてとりあえず宿にチェックイン。
安田温泉旅館
その後まともに食い損なってた昼飯を。
(さっきの怒りは空腹のセイもあったかもしれないね)
そうこうしてる内に会場に戻る時には今度は土砂降り。
今度はさすがに室内で雨宿りさせてくれたけどさ。
その後も降ったり照ったりとキ○ガイ天気。キツネの嫁入り。
ライブはね、いつも楽しんでるから文句無いです。
長いこと見てるからね、いろいろあってもそれはそれ。
いつでも何かが面白い。
ライブ後は宿で宴会。夜中まで。
飲んでて「帰らなくていい」ってのは何よりの幸せ。
ジィチャン・バァチャンの宿だったので結構こっちも気を遣いましたけど
かなり自由にさせてくれたので有り難かったです。
飲んだ後にも温泉に入れたし。
(身体の弱い人はマネしないようにね(笑))
上々颱風が富山県南砺市で開催される「スキヤキ・ミーツ・ザ・ワールド2005」に出演!
■公演日時:2005年8月20日(土) 開場17:30 開演18:30
■出演:アビブ・コワテ&バマダ(マリ)、上々颱風
■会場:円形劇場ヘリオス(富山県南砺市)
---------------------------------------------
このライブに行くことは夏以前に決めていた。
だいたい「変なイベント」のときの方が面白いのが上々颱風。
(イレギュラー・バウンドを期待する悪趣味ゆえかも知れないが)
その気になった後で来週の酒田の情報が入る。
酒田に行かない訳にもいかない(心情というか立場というか)し、
一度決めたことを変えるのは嫌いな性分。
まぁ夏には18キップもあるし。。。
でも高山線が一部不通だから18キップじゃどうにも動きにくい。
で、行きはバスにした。で、帰りは別の楽しみと組み合わせることに。
夜行バス。東京池袋を前夜に出て、富山に5時に着く。
昔より車両が良くなったとはいえ寝苦しいことに変わりはない。
富山に到着するなり電車を乗り継いで日帰り温泉に飛び込んだ。
東洋健康ランド富山店かなり古い感じの施設だけどフロントのお姉さんが親切で
向かいのコンビニで前売り券買ってくれば安く済むよ、と教えてくれた。
感謝感謝大感謝でノンビリ。
10時まで露天風呂は入れなかったけれど
古代檜の風呂、2種のサウナ、2種の薬湯に電気風呂
(関東にはあまり無いが関西人にとっては銭湯の必需施設だという気がする)
かなりいいお風呂だった。でもって昼まで仮眠。
昼からライブ会場のある福野へ。
福野に降りると湿度は低いもののカンカン照りの猛暑。
ライブ会場に着くと過去のスキヤキ(既に15年ほどやってる)では
入れてくれた室内(つまり日陰で冷房付)に観客は置いてくれない。
スタッフだけ。あのね、、、
客の命も健康もどうでもいいのかぃ!
でもって
炎天下で休む日陰も無くてカレーもビールも食えるかぃ!
(野外のミニステージ前の客席にはテントがあるけど既に大混雑してた)
どうせ「そんなにたくさんお客も居ないだろうし」って読みなんだろうけど。
こんなんじゃその周辺で店開きしてるフリーマーケットを覗いて回る元気も失せる。
(結構面白そうなモン一杯売ってたけどね、売れなかったら主催者が悪いのよ)
かなり憤慨してたところで、
ようやくやってきた仲間の車で会場から離れてとりあえず宿にチェックイン。
安田温泉旅館
その後まともに食い損なってた昼飯を。
(さっきの怒りは空腹のセイもあったかもしれないね)
そうこうしてる内に会場に戻る時には今度は土砂降り。
今度はさすがに室内で雨宿りさせてくれたけどさ。
その後も降ったり照ったりとキ○ガイ天気。キツネの嫁入り。
ライブはね、いつも楽しんでるから文句無いです。
長いこと見てるからね、いろいろあってもそれはそれ。
いつでも何かが面白い。
ライブ後は宿で宴会。夜中まで。
飲んでて「帰らなくていい」ってのは何よりの幸せ。
ジィチャン・バァチャンの宿だったので結構こっちも気を遣いましたけど
かなり自由にさせてくれたので有り難かったです。
飲んだ後にも温泉に入れたし。
(身体の弱い人はマネしないようにね(笑))
2005年01月03日
【旅】冬景色の中尊寺・最上川・山寺・上杉神社 鳴子温泉・湯野浜温泉と羽黒山初詣
(パンフが出て来たので後日に旅の記録。2009/2/2)
クラブツーリズム。2泊3日。正月旅行なので少々高めの1人5万チョイ。
サブタイトルには
往復新幹線グリーン車利用!2泊とも名湯7食付き!
とある。
【1日目】
・東京駅→(Maxやまびこ)→仙台駅
・中尊寺参拝・金堂見学
<宿>鳴子温泉 ねまりこの宿 ますや(和室)
【2日目】
・最上川舟下り
・羽黒山三神合祭殿参拝
<宿>湯野浜温泉 ホテル海山
【3日目】
・山寺 立石寺
・上杉神社
・福島駅→(Maxやまびこ)→東京駅
中尊寺は雪が残っていた程度だったが、羽黒山では結構吹雪いていた記憶。
この年はこの旅行から帰ってから年賀状を出したのだけど、その賀状の写真に羽黒山の烏の像(神社の狛犬みたいなもんか)を使った記憶がある。
宿、ますやは結構良かったけど海山は微妙に節約ムードで廊下の電気をトビトビに外してあったりしたのでこっちも微妙な空気になった。
たしか日没の夕焼けが美しくてみんなで窓から写真を撮ったりしたんだが、窓が汚れててね(笑)。開く窓は廊下にしか無かったのでそこまで走って撮りにいったのを覚えている。
結構行程がスムーズに進んで予定表の外ではあったけど湯殿山にも参詣出来たのが良かった。
クラブツーリズム。2泊3日。正月旅行なので少々高めの1人5万チョイ。
サブタイトルには
往復新幹線グリーン車利用!2泊とも名湯7食付き!
とある。
【1日目】
・東京駅→(Maxやまびこ)→仙台駅
・中尊寺参拝・金堂見学
<宿>鳴子温泉 ねまりこの宿 ますや(和室)
【2日目】
・最上川舟下り
・羽黒山三神合祭殿参拝
<宿>湯野浜温泉 ホテル海山
【3日目】
・山寺 立石寺
・上杉神社
・福島駅→(Maxやまびこ)→東京駅
中尊寺は雪が残っていた程度だったが、羽黒山では結構吹雪いていた記憶。
この年はこの旅行から帰ってから年賀状を出したのだけど、その賀状の写真に羽黒山の烏の像(神社の狛犬みたいなもんか)を使った記憶がある。
宿、ますやは結構良かったけど海山は微妙に節約ムードで廊下の電気をトビトビに外してあったりしたのでこっちも微妙な空気になった。
たしか日没の夕焼けが美しくてみんなで窓から写真を撮ったりしたんだが、窓が汚れててね(笑)。開く窓は廊下にしか無かったのでそこまで走って撮りにいったのを覚えている。
結構行程がスムーズに進んで予定表の外ではあったけど湯殿山にも参詣出来たのが良かった。
2003年02月06日
【酒】道中道楽(水鳥版)第1回原稿より
道中道楽
第1回:酒の道にハマった日
今回の道友:『出羽桜』澱酒
(2003年2月6日に書いた原稿を2005年8月23日に少々手直ししました)
※注意※
下に紹介したお店『龍馬』は現在は市ヶ谷に移転しております。
------------------------------------------
1、もう十数年前。忘年会だか新年会だかの後。
新宿の安居酒屋で散々飲んだ後でした。
大学の体育会系サークルの飲み会の流れ。
帰るのにはまだ少し早い。
安い「ポン酒」に少しウンザリしてて、
何か旨い酒飲みたいなぁ、なんて何となくみんな思ってた気がする。
でも、自分も含めて基本的には毎日酔えりゃいいなんて頃だし、金も無いし。
歌舞伎町を抜けて新宿駅へ向かう細い道。
そう熊本ラーメン『桂花』の有る通りにその店は有る。
「いわし料理と銘酒の店『龍馬』」
後輩の一人がその看板にしがみついて「飲みたい!」
まぁ人数居たからまぁ財布かき集めれば何とか少しは飲めるかな、
ってんでみんな笑いながらエレベーターで3階へ。
格子戸を開け暖簾をくぐる。BGMはJazz。
オヤジさんは酒蔵の前掛けしてるしオカァチャンもエプロンしてる。
店の作りは畳敷の大きな座敷も有るし、テーブル席3つにカウンター席。
ちょっと凝った程度でまぁ居酒屋なんだけど・・・
何となく美味そうな雰囲気。壁際の冷蔵庫には酒瓶が並ぶ。
3つ程の業務用冷蔵庫に並ぶ酒瓶。一つとして同じ酒が無さそうである。
知ってる酒より見たことも聞いたこともない酒が一杯。
聞いたことはあるけど「高い」ってことも知ってる酒がたくさん。
壁に貼ってある「今月の酒」はたしか1合700円。3種類。
それぐらいなら何とかなるだろう、ってんで席に着いた。
今月の酒は3つとも試したんだよなぁ、たしか。
でもって肴は、
キノコおろし、カボチャのサラダ、イワシの刺身ぐらいだったかな?
で、
アレコレ店主ご夫妻と喋ってたら気に入って貰えて
「美味い酒がちょうど有るよ。高いけど」
それが出羽桜の澱酒だった。「春の淡雪」のことではない。
あんまり世間に出てないので知られてないが限定品の薄濁りが有るのである。
1合5000円とかだったと思う。貧乏学生の身には天上の酒。
でも飲みたかった。どうしてもね。
で、
1合だけ貰って4人で舐めるように確かめるように飲んだ。
美味い!気持ちいい!
学生居酒屋の安酒に慣れた舌と鼻と喉とには正に甘露。
今思えば、この瞬間が入り口だったような気がする。酒の道のね。
2、「1年間、毎月飲みに来たら出羽桜の蔵元紹介してやる」
たしかそんな風に言われた。貧乏学生と知っての上である。
金があるから飲むんじゃなくて、
酔っぱらいたいから飲むんじゃなくて、
本当に酒が好きかどうか、旨い酒が飲みたいのかどうか、
そんな気持ちが試されてたような気がする。
それから本当に毎月通ったよ。貧乏学生。金貯めてね。
大体決まった4人で。金の無い時は6人とか8人とかで。
今月の酒を各自頼んで、肴は色々。僕の定番は「キノコおろし」。
天然キノコと大根おろしの和え物。吟醸系にはこんなのが一番好き。
安いしね。
各自の酒は互いに味見。銘柄を手帳に書き留めたりもしてた。
で、
仕上げには山形天童直送の限定手打蕎麦を出して貰ってたな。
この蕎麦がマジで美味い。
で、
最後にね、1合だけ旨い酒を、高い酒を頼むの。
それをワリカンにして少しだけを舐めるようにして味わった酒たち。
あの旨さ、ありがたみ。
「自腹で飲まなきゃ酒の味なんて覚えない」
なんて昔から言われることだけど、
本当に大事に大事に1合にも満たない酒の味を舌に身体に刻みつけてた。
あの頃があるから酒の味覚が鍛えられた気もする。
あれから十数年、数千銘柄を口にしたけど、
今じゃ色んな酒を美味い不味いなんて気楽に口にしてしまうけど、
あの頃の感性は忘れたくないと思う。
イイ酒にも色んな味がある。好みに合うのも合わないのも。
どれも造ってる人は真剣でしょう。イイ酒ならマトモな酒ならね
だから大事に飲みたいね。楽しく飲みたいね。
ともかく、1年間続けたんです。
金の無い時も有ったよ。借金して飲んだことはないけど、
何日間か何食か抜いて済ませて飲み代作って真剣に酒の味を覚えてた。
3、でね、本当に絞りの時期に出羽桜に行かせて貰ったの。
『龍馬』(りゅうま、って読むんだよね)の店主ご夫妻の、
大将の方は元役者さん、それで全国で美味い味を覚えたんだって。
オカァチャンの方は天童の有名なオウチの人だって。
そう、だから天童の出羽桜に本当に行かせて貰えたの。
今じゃインターネットでワリと気軽に酒蔵見学なんてやってるけど、
(でもってアチコチで酒蔵に迷惑掛けてるみたいだけどね)
当時じゃ料飲店でも酒販店でも無い一般人がなかなか行けない、
というか行けると思ってないレベルの時代。
行きましたよ。空から雪がちらつき、足元には雪の積もった天童に。
山形県天童市。将棋の駒。人間将棋。駅前には将棋の駒のオブジェ。
そう『出羽桜』はこの町の蔵元さん。
着くなりまずは昼飯兼ねて「水車生そば」で手打ち蕎麦体験。
「チカラじゃないって!」
そう全ての繊細な職人芸は「リキミ」が有ってはダメなんですよね。
蕎麦を捏ねるのも切るのも初心者にはどうにも上手くいかない。
自分たちで作った不揃いな蕎麦と
本職の作った美味い蕎麦で満腹になったあと、紹介された宿へ。
宿は「桧風呂の宿つるや」旅館。
夕食は米沢牛のスキヤキと出羽桜、
もう満腹で満足で死にそうなくらい極楽気分。
なのにさらに、
新宿『龍馬』の身内の方が差し入れて下さった酒を手に、仲間4人で檜風呂。
たかが学生がする贅沢としてこれ以上のことは無いんじゃないかって。
出羽桜大吟醸のみならずいろんなことに酔えました。
翌朝は河北町へ。
日本で数少なくなってしまった本物の飴細工職人、槙登さんのところへ。
飴細工の体験学習です。
餅米と麦芽から作った本物の飴での細工、
下拵えして棒に付けて貰ってから手元へ。
飴をハサミで切って、色付けて、ウサギとか鳥とか作ったなぁ。
戦中戦後に飴が無くなった時は針金細工をしてたそうです。
「結局は頭の中のものを形にするだけだから」
アートってイメージのチカラとそれを支える技術ですね。
今では夏になると東京のコンビニでも見かけますが
冷やしラーメンなるものはここで初めて食べさせて貰いました。
元々は盆地で夏の厳しいこの地域の思いつきだったようです。
ストーブの効いた部屋で冷たいラーメンもまた美味。
午後にいよいよ出羽桜見学。
今でこそ行程を人に講釈できる程に憶えてますが当時は初めて見るようなもの。
興味津々。蔵の中はいい香り。おっきなタンク。
麹室だけは大吟醸の作業中で見学できなかったけど、
隙間から中で霧吹きしてるのが見えました。
タンクから流れ出てくる酒を飲ませて貰ったときの快感。
日本酒って素晴らしいものだと体感しましたね。
「お土産に何本か買いたいんですけど」
「ウチでは小売りはできないからこの並びの酒屋で・・・」
ここで紹介されたことが、さらなる出会いに繋がるなんて、
このときは思っても見ませんでした。
4、「すいません。出羽桜さんに教えて頂いたんですが・・・」
行った先は出羽桜の並びに有った酒屋さんで『大黒屋』さん。
実は東北で最大級の卸問屋さんでもあるとは後で判るハナシ。
土産に何本か買ったんだよね、出羽桜を。各自。
で、夜の9時頃の列車まで時間があるからって
「すいません。この辺りで出羽桜飲める居酒屋とか無いですか?」
「だったらウチで飲んで行きなさい」
いや、あのですね・・・藁しべ長者か!俺たち(笑)。
ってぐらい次から次へと幸せな出会いが続きます。
最初に家に上げて下さったのは大黒屋の女将さんだったんだけど、
そのうち大将も帰ってきて、まぁ歓待されること。
「お〜飲み切れるんなら『雪漫々』開けてやるぞ!」
いや、あの、もう十分に頂いてます。。。
抜群に豪快な大将でした。やさしい女将さんでした。
本当に死ぬ程に腹一杯に飲み食いさせて頂きました。
そう本当に死んでました、帰りの電車のトイレの中で。。。
(JR東北さんゴメンナサイ)
その後もお世話になってますが、
新宿の『龍馬』さん、有り難う御座いました。
天童の大黒屋さん、有り難う御座いました。
そして旅先で一度だけの出会いでしたが
心地よい時間を下さった皆様、本当に有り難う御座いました。
十数年を経て何ですけども、お世話になりました。
5、如何でしょうか?他人の幸せなハナシは読んでて面白くない?
自慢話してるんじゃないんですよ。伝えたいことはそうじゃないんです。
今回のハナシは『出羽桜』に辿り着くまでの、
で、そこから戻ってくるまでの『道中』に過ぎないようにも見えます。
けれど、それは単に目的地までの経路ではなく、
そこに出会いがあり、楽しみがあり、歓びがあり、
それは、
僕が何かと楽しもうと思ってる『道楽者』だからこそだと思ってます。
よく「引きの強い奴」って言われます。
運と縁と勘はイイ方だって感じてます。
いろんな人のおかげで楽しく生きさせて貰ってるんだと思ってます。
積極的に、前向きに、
「道中を楽しむ」
そんな奴だからこそ、楽しいこともやってくるんじゃないかと僕は思います。
いやもっと言えば、その『道中』こそが面白い。
だから「食い道楽」「飲み道楽」「旅道楽」、
そんなもの全て含んで越えて『道中道楽』。
そう考えてタイトルを付けました。
この1本目は自己紹介も兼ねてます。
そうこんな奴です。長文駄文ですがお付き合い下さいませ。
よろしく。
------------------------------------------
<<追記>>
この龍馬さん、今はまた日暮里に移転しております。
行かなきゃ。
・ぐるなび - 長崎と山形のうまか料理 今昔庵 龍馬 http://r.gnavi.co.jp/gaju600/
・長崎と山形のうまか料理 今昔庵 龍馬 /レッツエンジョイ東京 http://www.enjoytokyo.jp/gourmet/spot/g_gaju600/
(おまけ)
東京龍馬会・第41回史跡探訪
第1回:酒の道にハマった日
今回の道友:『出羽桜』澱酒
(2003年2月6日に書いた原稿を2005年8月23日に少々手直ししました)
※注意※
下に紹介したお店『龍馬』は現在は市ヶ谷に移転しております。
------------------------------------------
1、もう十数年前。忘年会だか新年会だかの後。
新宿の安居酒屋で散々飲んだ後でした。
大学の体育会系サークルの飲み会の流れ。
帰るのにはまだ少し早い。
安い「ポン酒」に少しウンザリしてて、
何か旨い酒飲みたいなぁ、なんて何となくみんな思ってた気がする。
でも、自分も含めて基本的には毎日酔えりゃいいなんて頃だし、金も無いし。
歌舞伎町を抜けて新宿駅へ向かう細い道。
そう熊本ラーメン『桂花』の有る通りにその店は有る。
「いわし料理と銘酒の店『龍馬』」
後輩の一人がその看板にしがみついて「飲みたい!」
まぁ人数居たからまぁ財布かき集めれば何とか少しは飲めるかな、
ってんでみんな笑いながらエレベーターで3階へ。
格子戸を開け暖簾をくぐる。BGMはJazz。
オヤジさんは酒蔵の前掛けしてるしオカァチャンもエプロンしてる。
店の作りは畳敷の大きな座敷も有るし、テーブル席3つにカウンター席。
ちょっと凝った程度でまぁ居酒屋なんだけど・・・
何となく美味そうな雰囲気。壁際の冷蔵庫には酒瓶が並ぶ。
3つ程の業務用冷蔵庫に並ぶ酒瓶。一つとして同じ酒が無さそうである。
知ってる酒より見たことも聞いたこともない酒が一杯。
聞いたことはあるけど「高い」ってことも知ってる酒がたくさん。
壁に貼ってある「今月の酒」はたしか1合700円。3種類。
それぐらいなら何とかなるだろう、ってんで席に着いた。
今月の酒は3つとも試したんだよなぁ、たしか。
でもって肴は、
キノコおろし、カボチャのサラダ、イワシの刺身ぐらいだったかな?
で、
アレコレ店主ご夫妻と喋ってたら気に入って貰えて
「美味い酒がちょうど有るよ。高いけど」
それが出羽桜の澱酒だった。「春の淡雪」のことではない。
あんまり世間に出てないので知られてないが限定品の薄濁りが有るのである。
1合5000円とかだったと思う。貧乏学生の身には天上の酒。
でも飲みたかった。どうしてもね。
で、
1合だけ貰って4人で舐めるように確かめるように飲んだ。
美味い!気持ちいい!
学生居酒屋の安酒に慣れた舌と鼻と喉とには正に甘露。
今思えば、この瞬間が入り口だったような気がする。酒の道のね。
2、「1年間、毎月飲みに来たら出羽桜の蔵元紹介してやる」
たしかそんな風に言われた。貧乏学生と知っての上である。
金があるから飲むんじゃなくて、
酔っぱらいたいから飲むんじゃなくて、
本当に酒が好きかどうか、旨い酒が飲みたいのかどうか、
そんな気持ちが試されてたような気がする。
それから本当に毎月通ったよ。貧乏学生。金貯めてね。
大体決まった4人で。金の無い時は6人とか8人とかで。
今月の酒を各自頼んで、肴は色々。僕の定番は「キノコおろし」。
天然キノコと大根おろしの和え物。吟醸系にはこんなのが一番好き。
安いしね。
各自の酒は互いに味見。銘柄を手帳に書き留めたりもしてた。
で、
仕上げには山形天童直送の限定手打蕎麦を出して貰ってたな。
この蕎麦がマジで美味い。
で、
最後にね、1合だけ旨い酒を、高い酒を頼むの。
それをワリカンにして少しだけを舐めるようにして味わった酒たち。
あの旨さ、ありがたみ。
「自腹で飲まなきゃ酒の味なんて覚えない」
なんて昔から言われることだけど、
本当に大事に大事に1合にも満たない酒の味を舌に身体に刻みつけてた。
あの頃があるから酒の味覚が鍛えられた気もする。
あれから十数年、数千銘柄を口にしたけど、
今じゃ色んな酒を美味い不味いなんて気楽に口にしてしまうけど、
あの頃の感性は忘れたくないと思う。
イイ酒にも色んな味がある。好みに合うのも合わないのも。
どれも造ってる人は真剣でしょう。イイ酒ならマトモな酒ならね
だから大事に飲みたいね。楽しく飲みたいね。
ともかく、1年間続けたんです。
金の無い時も有ったよ。借金して飲んだことはないけど、
何日間か何食か抜いて済ませて飲み代作って真剣に酒の味を覚えてた。
3、でね、本当に絞りの時期に出羽桜に行かせて貰ったの。
『龍馬』(りゅうま、って読むんだよね)の店主ご夫妻の、
大将の方は元役者さん、それで全国で美味い味を覚えたんだって。
オカァチャンの方は天童の有名なオウチの人だって。
そう、だから天童の出羽桜に本当に行かせて貰えたの。
今じゃインターネットでワリと気軽に酒蔵見学なんてやってるけど、
(でもってアチコチで酒蔵に迷惑掛けてるみたいだけどね)
当時じゃ料飲店でも酒販店でも無い一般人がなかなか行けない、
というか行けると思ってないレベルの時代。
行きましたよ。空から雪がちらつき、足元には雪の積もった天童に。
山形県天童市。将棋の駒。人間将棋。駅前には将棋の駒のオブジェ。
そう『出羽桜』はこの町の蔵元さん。
着くなりまずは昼飯兼ねて「水車生そば」で手打ち蕎麦体験。
「チカラじゃないって!」
そう全ての繊細な職人芸は「リキミ」が有ってはダメなんですよね。
蕎麦を捏ねるのも切るのも初心者にはどうにも上手くいかない。
自分たちで作った不揃いな蕎麦と
本職の作った美味い蕎麦で満腹になったあと、紹介された宿へ。
宿は「桧風呂の宿つるや」旅館。
夕食は米沢牛のスキヤキと出羽桜、
もう満腹で満足で死にそうなくらい極楽気分。
なのにさらに、
新宿『龍馬』の身内の方が差し入れて下さった酒を手に、仲間4人で檜風呂。
たかが学生がする贅沢としてこれ以上のことは無いんじゃないかって。
出羽桜大吟醸のみならずいろんなことに酔えました。
翌朝は河北町へ。
日本で数少なくなってしまった本物の飴細工職人、槙登さんのところへ。
飴細工の体験学習です。
餅米と麦芽から作った本物の飴での細工、
下拵えして棒に付けて貰ってから手元へ。
飴をハサミで切って、色付けて、ウサギとか鳥とか作ったなぁ。
戦中戦後に飴が無くなった時は針金細工をしてたそうです。
「結局は頭の中のものを形にするだけだから」
アートってイメージのチカラとそれを支える技術ですね。
今では夏になると東京のコンビニでも見かけますが
冷やしラーメンなるものはここで初めて食べさせて貰いました。
元々は盆地で夏の厳しいこの地域の思いつきだったようです。
ストーブの効いた部屋で冷たいラーメンもまた美味。
午後にいよいよ出羽桜見学。
今でこそ行程を人に講釈できる程に憶えてますが当時は初めて見るようなもの。
興味津々。蔵の中はいい香り。おっきなタンク。
麹室だけは大吟醸の作業中で見学できなかったけど、
隙間から中で霧吹きしてるのが見えました。
タンクから流れ出てくる酒を飲ませて貰ったときの快感。
日本酒って素晴らしいものだと体感しましたね。
「お土産に何本か買いたいんですけど」
「ウチでは小売りはできないからこの並びの酒屋で・・・」
ここで紹介されたことが、さらなる出会いに繋がるなんて、
このときは思っても見ませんでした。
4、「すいません。出羽桜さんに教えて頂いたんですが・・・」
行った先は出羽桜の並びに有った酒屋さんで『大黒屋』さん。
実は東北で最大級の卸問屋さんでもあるとは後で判るハナシ。
土産に何本か買ったんだよね、出羽桜を。各自。
で、夜の9時頃の列車まで時間があるからって
「すいません。この辺りで出羽桜飲める居酒屋とか無いですか?」
「だったらウチで飲んで行きなさい」
いや、あのですね・・・藁しべ長者か!俺たち(笑)。
ってぐらい次から次へと幸せな出会いが続きます。
最初に家に上げて下さったのは大黒屋の女将さんだったんだけど、
そのうち大将も帰ってきて、まぁ歓待されること。
「お〜飲み切れるんなら『雪漫々』開けてやるぞ!」
いや、あの、もう十分に頂いてます。。。
抜群に豪快な大将でした。やさしい女将さんでした。
本当に死ぬ程に腹一杯に飲み食いさせて頂きました。
そう本当に死んでました、帰りの電車のトイレの中で。。。
(JR東北さんゴメンナサイ)
その後もお世話になってますが、
新宿の『龍馬』さん、有り難う御座いました。
天童の大黒屋さん、有り難う御座いました。
そして旅先で一度だけの出会いでしたが
心地よい時間を下さった皆様、本当に有り難う御座いました。
十数年を経て何ですけども、お世話になりました。
5、如何でしょうか?他人の幸せなハナシは読んでて面白くない?
自慢話してるんじゃないんですよ。伝えたいことはそうじゃないんです。
今回のハナシは『出羽桜』に辿り着くまでの、
で、そこから戻ってくるまでの『道中』に過ぎないようにも見えます。
けれど、それは単に目的地までの経路ではなく、
そこに出会いがあり、楽しみがあり、歓びがあり、
それは、
僕が何かと楽しもうと思ってる『道楽者』だからこそだと思ってます。
よく「引きの強い奴」って言われます。
運と縁と勘はイイ方だって感じてます。
いろんな人のおかげで楽しく生きさせて貰ってるんだと思ってます。
積極的に、前向きに、
「道中を楽しむ」
そんな奴だからこそ、楽しいこともやってくるんじゃないかと僕は思います。
いやもっと言えば、その『道中』こそが面白い。
だから「食い道楽」「飲み道楽」「旅道楽」、
そんなもの全て含んで越えて『道中道楽』。
そう考えてタイトルを付けました。
この1本目は自己紹介も兼ねてます。
そうこんな奴です。長文駄文ですがお付き合い下さいませ。
よろしく。
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<<追記>>
この龍馬さん、今はまた日暮里に移転しております。
行かなきゃ。
・ぐるなび - 長崎と山形のうまか料理 今昔庵 龍馬 http://r.gnavi.co.jp/gaju600/
・長崎と山形のうまか料理 今昔庵 龍馬 /レッツエンジョイ東京 http://www.enjoytokyo.jp/gourmet/spot/g_gaju600/
(おまけ)
東京龍馬会・第41回史跡探訪