映画
2011年09月12日
【映】ライフ〜いのちをつなぐ物語〜
牛久からだと柏か水戸か、じゃ少し遠い、となって映画館を探すと土浦になるみたいね。
・シネマサンシャイン土浦
で、
ライフ〜いのちをつなぐ物語〜
・映画「ライフ ―いのちをつなぐ物語―」公式サイト
映像美、だし、大迫力、だけど。
う〜ん。。。こういうのは万博のパビリオンとか、もっと極端な大画面で見ると「世界に包まれる」感じがして楽しいだろうなぁ。3Dとかも。
ドキュメンタリーを結構見てる慣れなんだろうけど、何となく、説教じゃなくて(笑)、もう少しドラマが欲しい(笑)かな?
・シネマサンシャイン土浦
で、
ライフ〜いのちをつなぐ物語〜
・映画「ライフ ―いのちをつなぐ物語―」公式サイト
映像美、だし、大迫力、だけど。
う〜ん。。。こういうのは万博のパビリオンとか、もっと極端な大画面で見ると「世界に包まれる」感じがして楽しいだろうなぁ。3Dとかも。
ドキュメンタリーを結構見てる慣れなんだろうけど、何となく、説教じゃなくて(笑)、もう少しドラマが欲しい(笑)かな?
2011年04月01日
【映】英国王のスピーチ
映画1000円の日、今月はコレに。
・英国王のスピーチ - goo 映画
・公式HP
アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞、オリジナル脚本賞の最多4部門を戴冠した作品を今さら褒めてもしょうがないんだけど、イイ映画でした。
とってもイギリス映画「らしい」作品で派手さは無いけど芝居が細かくて、クスリと笑える場面を挟みながら淡々とクライマックスに押し進めていくパワーは立派。
(パイソニアンの妄想を掻き立てる場面も随所に(笑))
ラジオ放送の黎明期だからこそ、世界中の支配領域にメッセージを伝えることが重要な政治的権限無き権威者である英国王のスピーチの重み。
当時のラジオ放送の大がかりさもなかなか興味深い。
舞台芝居のように人と人の関わりで進んでいく物語で、敬語の使い方が人間関係の機微を表していてシナリオが深いのもたしかね。
今の時代のイギリス映画だから当然なのかも知れんけど、ハリーポッターの役者さん達が結構大役で出てるのが少し笑えるけどね。
主人公ジョージ6世のお父さん、厳格なジョージ5世がハリポタのダンブルドア校長先生、主人公の奥方、エリザベス1世はハリポタの悪役、狂気の魔女ベラトリクス、かのウィンストン・チャーチルがハリポタの鼠男ワームテイル。。。
上手く笑える上質な芝居を見てるような映画でした。
英国王のスピーチ (コリン・ファース 主演) [DVD]
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The King's Speech
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The King's Speech: The Shooting Script (Newmarket Shooting Script)
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王室の秘密は女王陛下のハンドバッグにあり
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ボクは吃音ドクターです。
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・英国王のスピーチ - goo 映画
・公式HP
アカデミー賞作品賞、監督賞、主演男優賞、オリジナル脚本賞の最多4部門を戴冠した作品を今さら褒めてもしょうがないんだけど、イイ映画でした。
とってもイギリス映画「らしい」作品で派手さは無いけど芝居が細かくて、クスリと笑える場面を挟みながら淡々とクライマックスに押し進めていくパワーは立派。
(パイソニアンの妄想を掻き立てる場面も随所に(笑))
ラジオ放送の黎明期だからこそ、世界中の支配領域にメッセージを伝えることが重要な政治的権限無き権威者である英国王のスピーチの重み。
当時のラジオ放送の大がかりさもなかなか興味深い。
舞台芝居のように人と人の関わりで進んでいく物語で、敬語の使い方が人間関係の機微を表していてシナリオが深いのもたしかね。
今の時代のイギリス映画だから当然なのかも知れんけど、ハリーポッターの役者さん達が結構大役で出てるのが少し笑えるけどね。
主人公ジョージ6世のお父さん、厳格なジョージ5世がハリポタのダンブルドア校長先生、主人公の奥方、エリザベス1世はハリポタの悪役、狂気の魔女ベラトリクス、かのウィンストン・チャーチルがハリポタの鼠男ワームテイル。。。
上手く笑える上質な芝居を見てるような映画でした。
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2011年03月01日
【映】太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−
今月の映画の日はコレにしました。
太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−
・太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−公式HP
場所は最近増えた毎度の錦糸町にて。
字幕も混ざるし群衆モノの戦争映画みたいな部分も一部有るけど、最終的には泣けるというか、イイ映画。
井上真央は人を睨むの上手いなぁ、とか思う(笑)けど、若手では安定感ある女優さんだものね。
唐沢寿明がカッコイイ。
竹野内豊の直線的な感じが役柄に似合ってて説得力有ったし。
でも、こういうハナシが日本発じゃなくて、映画の中での敵国から凱旋帰国してくる感じの状況が問題だなぁ、とかも思いますな。
タッポーチョ 太平洋の奇跡 「敵ながら天晴」玉砕の島サイパンで本当にあった感動の物語 (祥伝社黄金文庫)
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太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男 (小学館文庫)
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詳説図解 サイパンの戦い―「大場栄大尉」を読み解く
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大場栄と峯子の戦火のラブレター
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タッポーチョ―「敵ながら天晴」大場隊の勇戦512日 長編記録小説 (1982年)
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太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−
・太平洋の奇跡−フォックスと呼ばれた男−公式HP
場所は最近増えた毎度の錦糸町にて。
字幕も混ざるし群衆モノの戦争映画みたいな部分も一部有るけど、最終的には泣けるというか、イイ映画。
井上真央は人を睨むの上手いなぁ、とか思う(笑)けど、若手では安定感ある女優さんだものね。
唐沢寿明がカッコイイ。
竹野内豊の直線的な感じが役柄に似合ってて説得力有ったし。
でも、こういうハナシが日本発じゃなくて、映画の中での敵国から凱旋帰国してくる感じの状況が問題だなぁ、とかも思いますな。
タッポーチョ 太平洋の奇跡 「敵ながら天晴」玉砕の島サイパンで本当にあった感動の物語 (祥伝社黄金文庫)
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大場栄と峯子の戦火のラブレター
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タッポーチョ―「敵ながら天晴」大場隊の勇戦512日 長編記録小説 (1982年)
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2010年10月01日
【映】オカンの嫁入り
舞台を見てるかのように登場人物が絞られて場面も限られてるのに、気付いたら作品世界に包まれてしまっているのは役者が芝居達者だからでしょう。
いい映画でした。温かくなる優しくなれる映画。
オカンの嫁入り
・公式HP
・YouTube - 『オカンの嫁入り』 予告編
最初は登場人物のほとんど誰にも共感しにくい
「なんちゅうワガママなオカンや。。」
「なんでこの娘こんなにイライラ、ツンケンしとんねん。。」
「なんちゅうチャラい男や。。。」
「世話焼きなオバハンやなぁ。。」
「ハッキリせんオッサンやで。。」
のに、いつのまにかその誰をも愛おしく思えてしまうような丁寧な描き方。
でも決して饒舌ではなく、少ない台詞と場面描写で必要十分に語られる家族の日常。
普通のようで居て普通でなく、でも誰でもにありうるかも知れないハナシ。
非関西人の大阪弁って気色悪いのが普通ですが、監督が徹底的に拘ったというハナシを漏れ聞くとおりに全く違和感無く、素晴らしい芝居でした。
さくら色 オカンの嫁入り (宝島社文庫)
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オカンの嫁入り
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ゆうやけ色 オカンの嫁入り・その後 (宝島社文庫)
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一分間だけ (宝島社文庫)
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宮崎あおい&宮崎将 たりないピース
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LOVE GUN
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宮崎あおい写真集 20TH ANNIVERSARY 「光」
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祈り
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いい映画でした。温かくなる優しくなれる映画。
オカンの嫁入り
・公式HP
・YouTube - 『オカンの嫁入り』 予告編
最初は登場人物のほとんど誰にも共感しにくい
「なんちゅうワガママなオカンや。。」
「なんでこの娘こんなにイライラ、ツンケンしとんねん。。」
「なんちゅうチャラい男や。。。」
「世話焼きなオバハンやなぁ。。」
「ハッキリせんオッサンやで。。」
のに、いつのまにかその誰をも愛おしく思えてしまうような丁寧な描き方。
でも決して饒舌ではなく、少ない台詞と場面描写で必要十分に語られる家族の日常。
普通のようで居て普通でなく、でも誰でもにありうるかも知れないハナシ。
非関西人の大阪弁って気色悪いのが普通ですが、監督が徹底的に拘ったというハナシを漏れ聞くとおりに全く違和感無く、素晴らしい芝居でした。
さくら色 オカンの嫁入り (宝島社文庫)
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2010年09月01日
【映】インセプション
映像も良かったけど、芝居もシナリオも良く出来てて「2」を期待したくなる映画でした。
しかし映画がDVDに成るのが最近は早いねぇ。
(書くタイミングを外しちゃってたんだけど、12月にDVDが出るというので書くことに)
9月1日の「映画ファン感謝デー」、1000円の日にT・ジョイ 大泉で見た映画。
石神井公園の方の部屋からだと自転車で10分掛からないからこれからここが増えるかも。
さて
インセプション
・公式サイト
別に未来のハナシでも別世界のハナシでも無いのだけど、「夢の中」って設定とシナリオが上手くて時間軸を右往左往させられてる感じがイリュージョン、何が起きてるか頭で理解しようとしてる間にハナシはドンドン進んでなんとなく納得しつつ先に進んで、興奮しつつも最後に「何か引っ掛かる」。
「マトリックス」は人間の見てる「現実」が実は機械に見せられている「夢の中」という枠組みだけど、これはその正反対で「現実」は存在してるものとしても「夢の中」では何でも起きうる、それが作為的に起こせるとしたら、、、
人は幾つかの夢の世界の一つを選んでるだけなのかも知れない、、、
という感じの場面設定。
人間ドラマの基本は産業スパイの物語、犯罪チームの活躍を描くという意味ではピカレスク・ロマンもの、でもまぁもっと悪い奴とかアブナイ奴とか出てくるしキャラが立ってるのばっかりでかなり肩入れできます(笑)。
エレン・ページって結構好きでね(笑)。
・Ellen Page Online - your best source for everything ellen page - www.ellen-page.net - www.ellenpage.org - www.ellenpageonline.com
微妙に嫌な小娘がお似合い(笑)。
ポスターとか全て公式サイトでのダウンロードものですが、この公式サイトでは何よりスクリーンセーバーがオススメ。
映画の中のキーアイテムである「コマ」がただ回ってるだけですが
(これは同じくダウンロードできるgifアイコン)
画面をボーッと見てると集中出来てとてもイイ感じ。作品世界に入ってる気分になれます。
「2」が見たい映画。
・
しかし映画がDVDに成るのが最近は早いねぇ。
(書くタイミングを外しちゃってたんだけど、12月にDVDが出るというので書くことに)
9月1日の「映画ファン感謝デー」、1000円の日にT・ジョイ 大泉で見た映画。
石神井公園の方の部屋からだと自転車で10分掛からないからこれからここが増えるかも。
さて
インセプション
・公式サイト
別に未来のハナシでも別世界のハナシでも無いのだけど、「夢の中」って設定とシナリオが上手くて時間軸を右往左往させられてる感じがイリュージョン、何が起きてるか頭で理解しようとしてる間にハナシはドンドン進んでなんとなく納得しつつ先に進んで、興奮しつつも最後に「何か引っ掛かる」。
「マトリックス」は人間の見てる「現実」が実は機械に見せられている「夢の中」という枠組みだけど、これはその正反対で「現実」は存在してるものとしても「夢の中」では何でも起きうる、それが作為的に起こせるとしたら、、、
人は幾つかの夢の世界の一つを選んでるだけなのかも知れない、、、
という感じの場面設定。
人間ドラマの基本は産業スパイの物語、犯罪チームの活躍を描くという意味ではピカレスク・ロマンもの、でもまぁもっと悪い奴とかアブナイ奴とか出てくるしキャラが立ってるのばっかりでかなり肩入れできます(笑)。
エレン・ページって結構好きでね(笑)。
・Ellen Page Online - your best source for everything ellen page - www.ellen-page.net - www.ellenpage.org - www.ellenpageonline.com
微妙に嫌な小娘がお似合い(笑)。
ポスターとか全て公式サイトでのダウンロードものですが、この公式サイトでは何よりスクリーンセーバーがオススメ。
映画の中のキーアイテムである「コマ」がただ回ってるだけですが
(これは同じくダウンロードできるgifアイコン)
画面をボーッと見てると集中出来てとてもイイ感じ。作品世界に入ってる気分になれます。
「2」が見たい映画。
インセプション ブルーレイ&DVDセット プレミアムBOX(3枚組) 【初回限定生産】【Blu-ray Dis... 価格:3,684円(税込、送料別) |
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インセプション 価格:2,575円(税込、送料別) |
2010年05月31日
【映】書道ガールズ
親が書道をやってるツキアイで見た映画だけど、期待以上に良かった。
というか結構気に入った。青臭いハナシって好き(笑)。
・書道ガールズ公式HP
・映画『書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-』 - シネマトゥデイ
「フラガール」などと同じく、実話ベースで街興しという目的に向かって「頑張る」姿に感動しよう、させようという映画だけど、それを青春映画に仕立ててあるのがポイントその1、スポ根だと男主人公の話がどうしても多いけどそれを女の子達を主人公にして描いてるのがポイントその2。
「書道」はマイナー趣味の代表ではあるけど(笑)、書道の世界でも高校生が元気なんだそうだ、実際。
・「書道パフォーマンス甲子園」公式ホームページ ::
もともとは日テレの「ズームイン●●」の企画らしい。そりゃ知らない訳だね、「めざまし」の裏じゃ見ないもん(笑)。まぁそもそも読売系の日テレはジャイアンツ報道がメインで不愉快になるから敵性報道として極力見ないんだけどさ。
テレビ局バックアップ作品らしく他局ではあんまし告知されないから詳しく知らなかったけど、成海璃子は上手いわね。嫌なキャラが多いけど(笑)。
メインの5人の女子高生(成海璃子、山下リオ、桜庭ななみ、高畑充希、小島藤子)はそれぞれそれなりに人気者らしいし、今時の「イケメン」を配置して脇役を渋めの名優で固めてるのも今時ですな。
成海璃子写真集 Natural Pure
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成海璃子は言わずもがな。
山下リオは「リハウスガール」だね。眼差しが印象的。
桜庭ななみ写真集 N・P
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アイドル的人気は桜庭ななみなんだろうな。
高畑充希は山口百恵ドラマで有名だったね。どっかで見たこと有るなと思ったからアチコチのドラマに出てるのでしょう。
小島藤子の儚げで華奢な感じは好み(笑)。役だけどww。
小島藤子写真集『fuwa fuwa』
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人気者を揃えたとはいえ、題材がマイナー過ぎるらしく映画館の外観にはポスターすら貼ってなかった(笑)。
映写室の受付デスクにぶら下げてあるだけ。
62人キャパの小さな映写室に20人程の客だったけど、ちょうどいい感じだったかな。
何の技術でも芸術でも真剣にやればやるほど「煮詰まる」状態になって当人も楽しくなくなるし、周囲にとっても嫌な奴になっちゃったりするよな。
でも、そうすると才能も個性も生きないんだよね。
やっぱり楽しくないと。勢いが出ないもん。
シナリオ的には大雑把で甘い(笑)けど、そこはまぁ高校生が主人公ということで「若さ故」の理不尽さ、ちょっと泣けそうな青春映画として「何かを真剣にやってる人」にはオススメ。続きを読む
というか結構気に入った。青臭いハナシって好き(笑)。
・書道ガールズ公式HP
・映画『書道ガールズ!!-わたしたちの甲子園-』 - シネマトゥデイ
「フラガール」などと同じく、実話ベースで街興しという目的に向かって「頑張る」姿に感動しよう、させようという映画だけど、それを青春映画に仕立ててあるのがポイントその1、スポ根だと男主人公の話がどうしても多いけどそれを女の子達を主人公にして描いてるのがポイントその2。
「書道」はマイナー趣味の代表ではあるけど(笑)、書道の世界でも高校生が元気なんだそうだ、実際。
・「書道パフォーマンス甲子園」公式ホームページ ::
もともとは日テレの「ズームイン●●」の企画らしい。そりゃ知らない訳だね、「めざまし」の裏じゃ見ないもん(笑)。まぁそもそも読売系の日テレはジャイアンツ報道がメインで不愉快になるから敵性報道として極力見ないんだけどさ。
テレビ局バックアップ作品らしく他局ではあんまし告知されないから詳しく知らなかったけど、成海璃子は上手いわね。嫌なキャラが多いけど(笑)。
メインの5人の女子高生(成海璃子、山下リオ、桜庭ななみ、高畑充希、小島藤子)はそれぞれそれなりに人気者らしいし、今時の「イケメン」を配置して脇役を渋めの名優で固めてるのも今時ですな。
成海璃子写真集 Natural Pure
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成海璃子は言わずもがな。
山下リオは「リハウスガール」だね。眼差しが印象的。
桜庭ななみ写真集 N・P
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アイドル的人気は桜庭ななみなんだろうな。
高畑充希は山口百恵ドラマで有名だったね。どっかで見たこと有るなと思ったからアチコチのドラマに出てるのでしょう。
小島藤子の儚げで華奢な感じは好み(笑)。役だけどww。
小島藤子写真集『fuwa fuwa』
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人気者を揃えたとはいえ、題材がマイナー過ぎるらしく映画館の外観にはポスターすら貼ってなかった(笑)。
映写室の受付デスクにぶら下げてあるだけ。
62人キャパの小さな映写室に20人程の客だったけど、ちょうどいい感じだったかな。
何の技術でも芸術でも真剣にやればやるほど「煮詰まる」状態になって当人も楽しくなくなるし、周囲にとっても嫌な奴になっちゃったりするよな。
でも、そうすると才能も個性も生きないんだよね。
やっぱり楽しくないと。勢いが出ないもん。
シナリオ的には大雑把で甘い(笑)けど、そこはまぁ高校生が主人公ということで「若さ故」の理不尽さ、ちょっと泣けそうな青春映画として「何かを真剣にやってる人」にはオススメ。続きを読む
2010年05月14日
【映】プレシャス
説教臭い社会派映画でも、何だかんだでハッピーエンドになる娯楽作品でも無いけど、「何か」は残る、そんな映画ね。
プレシャス
主人公の「やむにやまれぬ前向きさ」が救いなのかな?
最初からずっと「救いが無いなぁ」とか思って観ていたけど、作り事のハッピーエンドではないけれど、現実を踏まえた上でのラストシーンの「落とし処」は、一つの「救い」の形「なんだろうな」とは一応納得。
ラストメッセージが「すべての女の子たちへ」だし、男性はほとんど出てこない。女性映画とも言えるだろうし、ハナシからしても男性は「加害者」とも言えるけどそれを糺弾する訳でもなく、むしろ女の子達が男性を求めるそういう性(さが)とか業(ごう)といったものをも描いていて、「誰が悪い」というような単純な構図にはなっていません。
それがいいんだろうな。
アフリカの現実を描くとかアジアの貧困を描くという類の淡々と現実を切り取るような映画がありますが、そういう描き方に近い。
「いい映画」という言葉じゃないね。
変な言い方だけど「強い映画」かな?
・映画「プレシャス」日本公式サイト
悪役のように映っていた母親も単純な加害者でないというラストへの運びは映画としての巧さ。
友情出演らしいマライア・キャリーも画面上でほぼ唯一の救いのような、「目を背けたくなる」ことの無い場面にして、彼岸の火事ではないということを判らせる巧さ。
普通の日本人の普通の日常にあっては目を背けているような「現実」、でも間違いなく其処彼処に厳然と存在する差別とか暴力とか怨嗟とか貧困とか、「直視したくない」と思えるものを「映画に仕上げる」ことによって直視させて、それでも観客に最後に嫌な気分ででない「何か」を残せる、そういう「強さ」を持つ映画ね。
人って嫌なことから逃げたがるけど、逃げられない人々を描く、そしてそこから目を背けさせないのが「強い」って思う次第です。
アカデミー賞で6部門ノミネートの内、助演女優賞(母親役)と脚色賞を取ったのも納得。
見て「楽しい」とかじゃないけど、見といた方がいい、とは言える映画かな。
プレシャス
主人公の「やむにやまれぬ前向きさ」が救いなのかな?
最初からずっと「救いが無いなぁ」とか思って観ていたけど、作り事のハッピーエンドではないけれど、現実を踏まえた上でのラストシーンの「落とし処」は、一つの「救い」の形「なんだろうな」とは一応納得。
ラストメッセージが「すべての女の子たちへ」だし、男性はほとんど出てこない。女性映画とも言えるだろうし、ハナシからしても男性は「加害者」とも言えるけどそれを糺弾する訳でもなく、むしろ女の子達が男性を求めるそういう性(さが)とか業(ごう)といったものをも描いていて、「誰が悪い」というような単純な構図にはなっていません。
それがいいんだろうな。
アフリカの現実を描くとかアジアの貧困を描くという類の淡々と現実を切り取るような映画がありますが、そういう描き方に近い。
「いい映画」という言葉じゃないね。
変な言い方だけど「強い映画」かな?
・映画「プレシャス」日本公式サイト
悪役のように映っていた母親も単純な加害者でないというラストへの運びは映画としての巧さ。
友情出演らしいマライア・キャリーも画面上でほぼ唯一の救いのような、「目を背けたくなる」ことの無い場面にして、彼岸の火事ではないということを判らせる巧さ。
普通の日本人の普通の日常にあっては目を背けているような「現実」、でも間違いなく其処彼処に厳然と存在する差別とか暴力とか怨嗟とか貧困とか、「直視したくない」と思えるものを「映画に仕上げる」ことによって直視させて、それでも観客に最後に嫌な気分ででない「何か」を残せる、そういう「強さ」を持つ映画ね。
人って嫌なことから逃げたがるけど、逃げられない人々を描く、そしてそこから目を背けさせないのが「強い」って思う次第です。
アカデミー賞で6部門ノミネートの内、助演女優賞(母親役)と脚色賞を取ったのも納得。
見て「楽しい」とかじゃないけど、見といた方がいい、とは言える映画かな。
2010年02月01日
【映】アバターIMAX3D吹替版
いやぁ面白い映像体験でした。話題のアバター。
・映画「アバター」オフィシャルサイト(日本)
・アメリカのオフィシャルサイト
映画としてはSF映画×戦争映画ぐらいの中身なのでその手の映画が苦手な人には勧められないかな。
だけど、シナリオの隠れた柱は恋愛モノ、それも最近のハリウッド映画で好まれる「愛は勝つ」パターンでもあるから女性客も惹き込めてるんでしょう。
男目線としても、異形の異星人の女性が、初めは違和感あるんだけどだんだん可愛く見えてくるから不思議(笑)。
個人的に言えば「無邪気・素直・健気」が理想像と嘯いて●十年(笑)、自然と共に生きる異星人というキャラでたしかにピュアだし、ああいうスパルタンな体型の女性も、目の離れてるのもたしかに好みですが(笑)、、、青くて尻尾有るんだもん。。
まぁ異形の登場キャラの多さはハリポタやスターウォーズに負けてませんが、それはだんだん慣れてきますし、映像が派手なだけの映画では有りません。
映像自体は3Dを活かす構図ばかりなので2Dで見ると結構前景がウルサかったりするんだろうなぁ。
もちろん3D版を選びましたが、字幕も3Dになるから字幕版は見にくいと聞いていたので朝イチ興業1回しか無い吹き替え版を選択。
昨年6月のIMAXオープニング試写会イベントに招かれた映画館、109シネマズ川崎の7番館での3D吹替版。
あの試写会では色んな予告編だけ集めて少し3D体験させてもらっただけで試写会そのものは2次元、IMAXの迫力体験だけだったけれど、それでも壁面一杯の大画面に2台の映写機から投影して高輝度、しかもデジタルマスターで高画質、それに見合った高音質、あのクオリティを知っていたから、「新しい映像体験」がウリのアバターはあの映画館以外は考えられないと思って少し遠出した次第。
もっとも普通の映画なら1000円で見れる日ににあえて2200円。
万が一ハズレでも「映画の日(映画ファン感謝デー)」だから抑えが1000円になるかとか(笑)、あと1000円の方に流れて少しは空いてるかなとか(笑)そんな考えです。
一昨日に109シネマズ川崎のオンライン予約をやったのですが、センターブロックは売り切れ。両脇か最前部あるいは最後部のブロックのみ。
どんな映画でもサイドよりセンターの方が見やすいのは当然ですが、昨夏の試写会の経験から3Dでは奥行きの感じ方が変わるのでできればセンター、スクリーンとの距離感は記憶していたので前の方でも大丈夫だろうと。
つまりこの範囲を狙って何とか最前部ブロックの後ろの方に。
最前部ブロックは視界を全てスクリーンが埋めてくれるので予想以上に3D画面に没入できて良かったと思います。
ただ「吹き替え版」でも異星人同士の会話は字幕が入るのですが、それはやっぱり右端の方に浮き上がってるので読み取り難いのは否定しがたい。字幕版だと最前部ブロックはツライでしょうね。
(写真はどうやら3Dゴーグルを掛けて置けるためのフックだと想像。そんな説明無いのでカバン掛けてもいいんですけど(笑))
でも遠出した甲斐はあった気がします。
ここから映画の内容に深入り(ネタバレ注意)。
シナリオを深読みすると、日本人に馴染みの「風の谷のナウシカ」臭い(笑)(←だって「ガンシップ」とか出てくるし、機械の国の男と自然の申し子の女の子の恋愛とか、その他、触手みたいなのも鍵で虫と樹木を置き換えただけに思えるし、とかモロに影響を感じる)、そんでもって「気」=「フォース」みたいなものでみんな繋がってるんだみたいな世界観はスターウォーズのおかげで西洋人のみならず現代人には馴染みになってる、という感じで、大ヒットの素地を忠実になぞってるように思います。
ハリウッド黄金パターンの「やっぱり愛は勝つ」は愛のチカラで戦いに勝利する、不幸も乗り越えるんですが、それはメインのカップルだけハッピーで恋敵はほぼ全滅する(笑)んで「ハッピーエンド」ってのには「おぃ!」って気分も残ります(笑)。これは本作に限らずいつもだけどね(笑)。
身体障碍者が異星で新たな身体を得るというハナシは1960年代の大ヒットTV映画「宇宙大作戦」(スタートレックの1st)のパイロットフィルム「タロス星の幻怪人」を思わせます。
ホント「3D」映像の凄さばかりが喧伝されてる感じですが、シナリオも美術も音楽も全てが緻密に構成されてツボを突いてきます。よくできた娯楽大作だと思う。
今回、映画の日だから他の映画のハシゴも考えたけど、この「アバター」の後だと見劣りするのは明らかなのでパスしました。
一昨日「おとうと」を見たので、もうあまり見たい映画も無かったしね。
同じように疑似ボディでの仮想現実との往来で「サロゲート」も抑えに考えたけど、まぁサイバーパンクも飽きてきたかな。「アバター」が気に入らなかったら見に行ってかもね。
「オーシャンズ」は予告編を見た限りじゃ興味が有ったんだけど、よくよく調べると海の生き物の生態をダイナミックに写した映像美は前半だけで、後半は「反捕鯨」系統のメッセージ色の強い映画だとかいうのが判明して一気に見る気が失せました。アンチ「反捕鯨」の私。
「ゴールデンスランバー」は興味有ったんだけど、最近親と邦画を見に行くことが増えたのでしばらく邦画はいいかなという気分も有り、ビデオでいいかなというのもあり。
結局、「アバター」が十分に満足できる映画だったので、ハシゴはしませんでした。
「アバター」は初めて見るのにビデオじゃ面白くないしね。見て良かったです。
アバター 公式完全ガイド
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The ART of AVATAR ジェームズ・キャメロン『アバター』の世界 (ShoPro Books)
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アバター
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Avatar
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アバター THE GAME
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アバター THE GAME
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アバター THE GAME
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Avatar(輸入版:北米)
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・映画「アバター」オフィシャルサイト(日本)
・アメリカのオフィシャルサイト
映画としてはSF映画×戦争映画ぐらいの中身なのでその手の映画が苦手な人には勧められないかな。
だけど、シナリオの隠れた柱は恋愛モノ、それも最近のハリウッド映画で好まれる「愛は勝つ」パターンでもあるから女性客も惹き込めてるんでしょう。
男目線としても、異形の異星人の女性が、初めは違和感あるんだけどだんだん可愛く見えてくるから不思議(笑)。
個人的に言えば「無邪気・素直・健気」が理想像と嘯いて●十年(笑)、自然と共に生きる異星人というキャラでたしかにピュアだし、ああいうスパルタンな体型の女性も、目の離れてるのもたしかに好みですが(笑)、、、青くて尻尾有るんだもん。。
まぁ異形の登場キャラの多さはハリポタやスターウォーズに負けてませんが、それはだんだん慣れてきますし、映像が派手なだけの映画では有りません。
映像自体は3Dを活かす構図ばかりなので2Dで見ると結構前景がウルサかったりするんだろうなぁ。
もちろん3D版を選びましたが、字幕も3Dになるから字幕版は見にくいと聞いていたので朝イチ興業1回しか無い吹き替え版を選択。
昨年6月のIMAXオープニング試写会イベントに招かれた映画館、109シネマズ川崎の7番館での3D吹替版。
あの試写会では色んな予告編だけ集めて少し3D体験させてもらっただけで試写会そのものは2次元、IMAXの迫力体験だけだったけれど、それでも壁面一杯の大画面に2台の映写機から投影して高輝度、しかもデジタルマスターで高画質、それに見合った高音質、あのクオリティを知っていたから、「新しい映像体験」がウリのアバターはあの映画館以外は考えられないと思って少し遠出した次第。
もっとも普通の映画なら1000円で見れる日ににあえて2200円。
万が一ハズレでも「映画の日(映画ファン感謝デー)」だから抑えが1000円になるかとか(笑)、あと1000円の方に流れて少しは空いてるかなとか(笑)そんな考えです。
一昨日に109シネマズ川崎のオンライン予約をやったのですが、センターブロックは売り切れ。両脇か最前部あるいは最後部のブロックのみ。
どんな映画でもサイドよりセンターの方が見やすいのは当然ですが、昨夏の試写会の経験から3Dでは奥行きの感じ方が変わるのでできればセンター、スクリーンとの距離感は記憶していたので前の方でも大丈夫だろうと。
つまりこの範囲を狙って何とか最前部ブロックの後ろの方に。
最前部ブロックは視界を全てスクリーンが埋めてくれるので予想以上に3D画面に没入できて良かったと思います。
ただ「吹き替え版」でも異星人同士の会話は字幕が入るのですが、それはやっぱり右端の方に浮き上がってるので読み取り難いのは否定しがたい。字幕版だと最前部ブロックはツライでしょうね。
(写真はどうやら3Dゴーグルを掛けて置けるためのフックだと想像。そんな説明無いのでカバン掛けてもいいんですけど(笑))
でも遠出した甲斐はあった気がします。
ここから映画の内容に深入り(ネタバレ注意)。
シナリオを深読みすると、日本人に馴染みの「風の谷のナウシカ」臭い(笑)(←だって「ガンシップ」とか出てくるし、機械の国の男と自然の申し子の女の子の恋愛とか、その他、触手みたいなのも鍵で虫と樹木を置き換えただけに思えるし、とかモロに影響を感じる)、そんでもって「気」=「フォース」みたいなものでみんな繋がってるんだみたいな世界観はスターウォーズのおかげで西洋人のみならず現代人には馴染みになってる、という感じで、大ヒットの素地を忠実になぞってるように思います。
ハリウッド黄金パターンの「やっぱり愛は勝つ」は愛のチカラで戦いに勝利する、不幸も乗り越えるんですが、それはメインのカップルだけハッピーで恋敵はほぼ全滅する(笑)んで「ハッピーエンド」ってのには「おぃ!」って気分も残ります(笑)。これは本作に限らずいつもだけどね(笑)。
身体障碍者が異星で新たな身体を得るというハナシは1960年代の大ヒットTV映画「宇宙大作戦」(スタートレックの1st)のパイロットフィルム「タロス星の幻怪人」を思わせます。
ホント「3D」映像の凄さばかりが喧伝されてる感じですが、シナリオも美術も音楽も全てが緻密に構成されてツボを突いてきます。よくできた娯楽大作だと思う。
今回、映画の日だから他の映画のハシゴも考えたけど、この「アバター」の後だと見劣りするのは明らかなのでパスしました。
一昨日「おとうと」を見たので、もうあまり見たい映画も無かったしね。
同じように疑似ボディでの仮想現実との往来で「サロゲート」も抑えに考えたけど、まぁサイバーパンクも飽きてきたかな。「アバター」が気に入らなかったら見に行ってかもね。
「オーシャンズ」は予告編を見た限りじゃ興味が有ったんだけど、よくよく調べると海の生き物の生態をダイナミックに写した映像美は前半だけで、後半は「反捕鯨」系統のメッセージ色の強い映画だとかいうのが判明して一気に見る気が失せました。アンチ「反捕鯨」の私。
「ゴールデンスランバー」は興味有ったんだけど、最近親と邦画を見に行くことが増えたのでしばらく邦画はいいかなという気分も有り、ビデオでいいかなというのもあり。
結局、「アバター」が十分に満足できる映画だったので、ハシゴはしませんでした。
「アバター」は初めて見るのにビデオじゃ面白くないしね。見て良かったです。
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2010年01月30日
【映】おとうと初回上映と初日舞台挨拶
「ディアドクター」でも「演技っちゅうよりキャラやん」とか思ったけど(笑)、「あのキャラ」が自然に活きるシナリオや演出もやっぱり凄いんだし、素直に出せる鶴瓶師匠も立派、というかやっぱりだんだん上手くなってきてますな(笑)。
思えば鶴瓶さんの師匠、六代目松鶴師匠がテレビ「どてらい男」に出てたのを子供の頃見てたけど、今思い出しても、というか思い出せるほどに「あのキャラ」が活きていた、「あのキャラ」が愛される、それが「笑福亭」のある意味「お家芸」なんじゃないかと思います。
舞台挨拶には吉永小百合さん、蒼井優ちゃん、石田ゆり子さん〜この「さん」と「ちゃん」の使い分けは何ででしょうね(笑)、なんとなく雰囲気で。〜といった女優さんが並ばれてましたが、何を置いても吉永小百合さんはお美しい。ずいぶん昔に早稲田での平和集会で詩の朗読に出てこられたのをお見かけして以来ですが、オーラだけでなく可愛さもある不思議な大女優さん。
石田ゆり子さんは背が高くてすらりと美しい華。蒼井優ちゃんは旬の命の可愛さですな。
上方落語の「らくだ」を思わせるような大阪で言う「ごんたくれ」、腹立たしいほどの行状の数々、それでいてどこか憎めない部分の残る「おとうと」鶴瓶を懸命に庇い赦す小百合姉を通して描かれる社会と家族と人の心。
これ以上の映画の中身はネタバレになるので最後の方にチョコッとだけ。
でもある意味「家族」の日常を描いただけとも言える2時間程の上映時間が長く感じないほどに丁寧な情感描写はさすがの山田洋次監督作品、「面白い映画」というよりやっぱり山田洋次監督作品ならではで「笑わせておいて最後に泣かせる」ような日本的な「いい映画」だと思います。
「映画の日」(映画ファン感謝デー)に見ようかと思っていた笑福亭鶴瓶と吉永小百合主演の映画「おとうと」、初日初回の舞台挨拶のチケットが入手できたので朝イチに丸の内ピカデリー1へ。
・映画「おとうと」公式サイト
・『おとうと』初日舞台挨拶が行われました! | インフォメーション | 映画『おとうと』オフィシャルチャンネル - オフィシャルチャンネル
映画賞自体の価値は門外漢には判らないけれど、受賞を聞いた監督の横で小百合さん嬉しそうでした。
『母べえ』では鶴瓶さんは叔父さん、今回は弟、で、次回作が夫婦なら三部作になりますな。実現したら面白いね。
さて映画の中身(少々ネタバレ注意)。
既に宣伝段階で「最後は癌で死ぬ」ぐらいのことは告知されてる訳ですが、
・15kg壮絶減量の鶴瓶に、吉永小百合が「もうやめて」 - MovieWalker
その描かれ方は「幸か不幸か」それはまるでリドルストーリー。
本日の舞台挨拶でご本人も仰ってましたが、「左に吉永小百合、右に石田ゆり子、足元に蒼井優、こんな幸せな死に方おまへん」ってことですし、加藤治子さんの演じた小百合さんの少し痴呆気味の姑さんの台詞がけっこう鍵で、あえてここでも中身は書きませんが、映画の冒頭からラストシーンまで見終わるとこっちまで気持ちが温かくなる。
小百合さん演じるお姉ちゃんだって単純に優しい人というのではない。一人一人の心は当たり前のように単純じゃない訳ですが、それが丁寧に描き出されてる作品だと思います。
そして本日の舞台挨拶の〆として監督が仰ってたこと。
鉄郎の最後を看取る舞台と成った介護ホスピス、劇中では大阪新世界の愛隣地区にある「みどりの家」でしたが、そのモデルと成ったのは東京の「特定非営利活動法人(NPO) きぼうのいえ」。そこにはそういう現実も厳然と横たわる訳です。
自分も独り身でそうならないとも限らないわね。
山田洋次監督作品は昔から「排除された側」への優しい視点があるように思います。
綺麗な服を着ていたら酔っぱらいを助けることに躊躇する心も生じるでしょうし、それは人の性ですが、疑問は持っていたいですね。
セキュリティの整ったビルで働きオートロックのマンションで安穏と暮らす人々の暮らしは「自分の価値基準に合わない人」を排除することでなりたっています。そしてそこでは「排除される側の痛み」に鈍感にならなきゃ生きてはいけないでしょう。
でもこういうのは「排除される側」からすれば殴りかかられるのと同じ。そうした原始的暴力に対して社会的暴力と言いますが、その暴力にさらされたが故にさらに屈折した悪辣な人間を生み出すことがあるのも否定できません。そういう悪辣な人間から我が身を守るためにまたセキュリティを強化しなければならずさらに強度の排除が生まれるという悪循環もまた不可避。
単純に優しいだけでは我が身を危険にさらすだけで何の解決でも無いけれど、少なくともそういう社会が健全では無いことは忘れちゃいけないんだろうなと。社会が単純多数決で無自覚にそういう方向に流れていこうとする時には疑問を持てる、できれば歯止めを掛けうるような人で居たい。
そんなこともあらためて思います。
いい映画でした。
思えば鶴瓶さんの師匠、六代目松鶴師匠がテレビ「どてらい男」に出てたのを子供の頃見てたけど、今思い出しても、というか思い出せるほどに「あのキャラ」が活きていた、「あのキャラ」が愛される、それが「笑福亭」のある意味「お家芸」なんじゃないかと思います。
舞台挨拶には吉永小百合さん、蒼井優ちゃん、石田ゆり子さん〜この「さん」と「ちゃん」の使い分けは何ででしょうね(笑)、なんとなく雰囲気で。〜といった女優さんが並ばれてましたが、何を置いても吉永小百合さんはお美しい。ずいぶん昔に早稲田での平和集会で詩の朗読に出てこられたのをお見かけして以来ですが、オーラだけでなく可愛さもある不思議な大女優さん。
石田ゆり子さんは背が高くてすらりと美しい華。蒼井優ちゃんは旬の命の可愛さですな。
上方落語の「らくだ」を思わせるような大阪で言う「ごんたくれ」、腹立たしいほどの行状の数々、それでいてどこか憎めない部分の残る「おとうと」鶴瓶を懸命に庇い赦す小百合姉を通して描かれる社会と家族と人の心。
これ以上の映画の中身はネタバレになるので最後の方にチョコッとだけ。
でもある意味「家族」の日常を描いただけとも言える2時間程の上映時間が長く感じないほどに丁寧な情感描写はさすがの山田洋次監督作品、「面白い映画」というよりやっぱり山田洋次監督作品ならではで「笑わせておいて最後に泣かせる」ような日本的な「いい映画」だと思います。
「映画の日」(映画ファン感謝デー)に見ようかと思っていた笑福亭鶴瓶と吉永小百合主演の映画「おとうと」、初日初回の舞台挨拶のチケットが入手できたので朝イチに丸の内ピカデリー1へ。
・映画「おとうと」公式サイト
・『おとうと』初日舞台挨拶が行われました! | インフォメーション | 映画『おとうと』オフィシャルチャンネル - オフィシャルチャンネル
吉永小百合「監督を胴上げしたい」 山田洋次監督、日本人3人目のベルリン映画祭特別功労賞受賞
1月30日12時50分配信 オリコン
『男はつらいよ』シリーズの山田洋次監督が10年ぶりに手がけた現代劇、映画『おとうと』が30日、公開初日を迎え、東京・有楽町の丸の内ピカデリーで主演の女優・吉永小百合、落語家・笑福亭鶴瓶ら主要キャストが登壇して舞台あいさつを行った。そこで、山田監督がドイツのベルリン国際映画祭で特別功労賞(ベルリナーレ・カメラ)を受賞したことが発表され、山田監督に花束を渡した吉永は「監督を胴上げしたい」と興奮。鶴瓶は「できないって。いや、意外と吉永さん握力強いのでいけるかも」と笑いのツッコミで、山田監督を祝福した。
同映画祭は、ドイツ・ベルリンで毎年2月に開催されるFLAPF(国際映画製作者連盟)公認の国際映画祭で、カンヌ、ベネチアと並ぶ世界三大映画祭のひとつに数えられるビッグイベント。今年は2月11日から21日まで開催され、映画『おとうと』は映画祭の大トリを飾る、クロージング作品として現地時間2 月20日に上映される。特別功労賞は映画界に多大な貢献をした個人、団体に授与されるもので、これまでに2007年にクリント・イーストウッド、日本人では2000年に市川崑監督、2001年に熊井啓監督が同賞を受賞しており、山田監督は日本人で3人目。
山田監督は受賞の喜びを「この映画は市川崑監督の『おとうと』という作品がなければできなかった。感謝と尊敬の念を持っている市川さんと同じ賞を受賞できて、生きていらっしゃったら報告しに行って、喜んでもらえるのになと思っています。長年支持してくださったみなさん、スタッフ・キャストの代表として受け取りたい」とコメントした。
映画『おとうと』は、東京で堅実に生きてきた姉と、大阪で何かと問題ばかりを起こしてきた弟を中心に、家族の絆を描く。ターミナルケアなどの現代的な問題にも触れた山田監督の真骨頂といえる作品。
舞台あいさつには、ほかに蒼井優、加瀬亮、石田ゆり子、小林稔侍が登壇した。
<山田洋次監督作品 ベルリン映画祭出品歴>
●1989年 『ダウンタウンヒーローズ』 コンペティション部門出品
●1994年 『学校』 パノラマ部門出品
●2003年 『たそがれ清兵衛』 コンペティション部門出品
●2005年 『隠し剣 鬼の爪』 コンペティション部門出品
●2007年 『武士の一分』 パノラマ部門 オープニング作品、特別部門出品
●2008年 『母べえ』 コンペティション部門出品
●2010年 『おとうと』非・コンペ部門出品
【関連】
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【動画】“みんな、どうしようもないあなたが、好きでした──” 映画『おとうと』予告編
最終更新:1月30日13時58分
・吉永小百合「監督を胴上げしたい」 山田洋次監督、日本人3人目のベルリン映画祭特別功労賞受賞(オリコン) - Yahoo!ニュース
映画賞自体の価値は門外漢には判らないけれど、受賞を聞いた監督の横で小百合さん嬉しそうでした。
吉永小百合と笑福亭鶴瓶が夫婦役で再共演!?山田洋次監督は前向き!『おとうと』初日舞台あいさつ
2010年1月30日 14時00分
[シネマトゥデイ映画ニュース] 30日、東京・有楽町マリオン9階の丸の内ピカデリーにて、映画『おとうと』の初日舞台あいさつが行われ、吉永小百合、笑福亭鶴瓶、蒼井優、加瀬亮、石田ゆり子、小林稔侍、山田洋次監督が登壇した。「今、日本で一番有名な姉と弟です」との紹介で二人一緒に登場した吉永小百合と笑福亭鶴瓶。「長いこと映画に出ていますが、初日の前の日は、胸が躍って、不安で、眠れません。昨日もそうでした」と語る吉永に対し、「僕は昨日遅くまで飲んでましたので、帰ったらすぐに眠れました」と対照的なエピソードを披露したが、二人で「次は夫婦役で」と山田監督にお願いし、吉永ファンのタモリや西田敏行が怒りそうな仲にあることがわかった。山田監督は「とてもいろんなイメージが膨らみますね、この夫婦は」と実現に前向きだった。
また、山田監督が2月11日から21日まで開催される第60回ベルリン国際映画祭にて特別功労賞(ベルリナーレ・カメラ)を受賞することが発表された。この受賞に「ベルリンにお供して監督の喜びをそばで受け止めたい。監督を胴上げしたい」と喜びを表現した吉永に対し、「けっこう握力であるのでできるのでは」と鶴瓶はベルリンでの挑戦をうながしていた。この賞は、映画界に多大な貢献をした個人、団体に授与されるもので、日本人では過去に市川崑監督(2000年)、熊井啓監督(2001年)の2名が同賞を受賞している。
映画『おとうと』は、東京の郊外で生きてきた姉と、大阪で芸人に憧れいつしか年を重ねてしまった弟との再会と別れを優しく切々と謳いあげる、笑いと涙の物語。日本映画界の巨匠・山田洋次監督10年ぶりの現代劇で、市川崑監督の映画『おとうと』をヒントに作った作品。
映画『おとうと』は1月30日より全国公開
・吉永小百合と笑福亭鶴瓶が夫婦役で再共演!?山田洋次監督は前向き!『おとうと』初日舞台あいさつ - シネマトゥデイ
『母べえ』では鶴瓶さんは叔父さん、今回は弟、で、次回作が夫婦なら三部作になりますな。実現したら面白いね。
さて映画の中身(少々ネタバレ注意)。
既に宣伝段階で「最後は癌で死ぬ」ぐらいのことは告知されてる訳ですが、
・15kg壮絶減量の鶴瓶に、吉永小百合が「もうやめて」 - MovieWalker
その描かれ方は「幸か不幸か」それはまるでリドルストーリー。
本日の舞台挨拶でご本人も仰ってましたが、「左に吉永小百合、右に石田ゆり子、足元に蒼井優、こんな幸せな死に方おまへん」ってことですし、加藤治子さんの演じた小百合さんの少し痴呆気味の姑さんの台詞がけっこう鍵で、あえてここでも中身は書きませんが、映画の冒頭からラストシーンまで見終わるとこっちまで気持ちが温かくなる。
小百合さん演じるお姉ちゃんだって単純に優しい人というのではない。一人一人の心は当たり前のように単純じゃない訳ですが、それが丁寧に描き出されてる作品だと思います。
そして本日の舞台挨拶の〆として監督が仰ってたこと。
鉄郎はとても不幸な男でしたが、最期は幸せでした。でも、あれは映画だからなんですよね。
現実には、独りで寂しく死んでいく方もいますし、毎年、3万人以上の方々がこの国では自殺しているそうです。「そういった問題を私たちはどうすればいいのだろう?」と、家路に着く皆さんの頭の中でそういう思いが浮かんだとしたら、作者として嬉しいです。
・『おとうと』初日舞台挨拶が行われました! | インフォメーション | 映画『おとうと』オフィシャルチャンネル - オフィシャルチャンネル
鉄郎の最後を看取る舞台と成った介護ホスピス、劇中では大阪新世界の愛隣地区にある「みどりの家」でしたが、そのモデルと成ったのは東京の「特定非営利活動法人(NPO) きぼうのいえ」。そこにはそういう現実も厳然と横たわる訳です。
自分も独り身でそうならないとも限らないわね。
山田洋次監督作品は昔から「排除された側」への優しい視点があるように思います。
綺麗な服を着ていたら酔っぱらいを助けることに躊躇する心も生じるでしょうし、それは人の性ですが、疑問は持っていたいですね。
セキュリティの整ったビルで働きオートロックのマンションで安穏と暮らす人々の暮らしは「自分の価値基準に合わない人」を排除することでなりたっています。そしてそこでは「排除される側の痛み」に鈍感にならなきゃ生きてはいけないでしょう。
でもこういうのは「排除される側」からすれば殴りかかられるのと同じ。そうした原始的暴力に対して社会的暴力と言いますが、その暴力にさらされたが故にさらに屈折した悪辣な人間を生み出すことがあるのも否定できません。そういう悪辣な人間から我が身を守るためにまたセキュリティを強化しなければならずさらに強度の排除が生まれるという悪循環もまた不可避。
単純に優しいだけでは我が身を危険にさらすだけで何の解決でも無いけれど、少なくともそういう社会が健全では無いことは忘れちゃいけないんだろうなと。社会が単純多数決で無自覚にそういう方向に流れていこうとする時には疑問を持てる、できれば歯止めを掛けうるような人で居たい。
そんなこともあらためて思います。
いい映画でした。
2010年01月01日
【映】正月映画に「釣りバカ日誌20ファイナル」
毎月1日は映画ファン感謝デー、いわゆる「映画の日」で1000円なので、元旦から銀座に出て映画鑑賞。
釣りバカ日誌20 ファイナル
・12月26日(土)ロードショー!『釣りバカ日誌20 ファイナル』公式サイト
「壮大なフィナーレ」って感じですが、取り立てて大きな物語は無い、やっぱり「ひたすら」娯楽作品。
肩の凝らない映画です。
個人的には西田敏行も三國連太郎も好きだし、登場人物の大半は芝居の達者なのでオモロかった。
何よりも西田敏行の芸の幅が凄いよね。歌って踊って笑わせて、でもって泣かせる。
でもまぁ・・・釣り好きにはどういう位置付けなのか知らんけど、キャラクターに思い入れが無いと本作は何も残らない。
だからこそ広く愛される「大衆映画」たり得たとも言えます。
この釣りバカシリーズが終わることで、日本の映画界から「シリーズ物」が消えることになります。
(バスツアーが渋滞に引っ掛かったときに気分転換に流したりしてたのを何度か見たんだけど、だんだん世の中で「著作権」が無駄に五月蠅くなったせいで近年はそういうのも無くなりましたが)
こういう「肩の凝らない映画」ってのも貴重なんだけどね。
アメリカの興業ベスト10とかには、ほとんど必ずと言っていいほどコメディ映画が入ってますけど、日本じゃタレント頼りの映画かアニメかデートムービーばかり。
文化の厚みってそんなことだと思うのですけどね。
さて
昼の上映に入ったので、出てくるともう夕方。
元旦の銀座って不思議な光景です。
東京駅の回転寿司で、おせち料理には欠けてる生魚を楽しんで帰宅しました。
だって夜にはかくし芸大会を見なきゃね。
アヤパン司会だし(笑)。
そのかくし芸大会も今年で終わるそうな。
ギャラに保険にかなり制作費掛かってる番組だものね。
時代ですなぁ。。。
釣りバカ日誌20 ファイナル
・12月26日(土)ロードショー!『釣りバカ日誌20 ファイナル』公式サイト
「壮大なフィナーレ」って感じですが、取り立てて大きな物語は無い、やっぱり「ひたすら」娯楽作品。
肩の凝らない映画です。
個人的には西田敏行も三國連太郎も好きだし、登場人物の大半は芝居の達者なのでオモロかった。
何よりも西田敏行の芸の幅が凄いよね。歌って踊って笑わせて、でもって泣かせる。
でもまぁ・・・釣り好きにはどういう位置付けなのか知らんけど、キャラクターに思い入れが無いと本作は何も残らない。
だからこそ広く愛される「大衆映画」たり得たとも言えます。
この釣りバカシリーズが終わることで、日本の映画界から「シリーズ物」が消えることになります。
(バスツアーが渋滞に引っ掛かったときに気分転換に流したりしてたのを何度か見たんだけど、だんだん世の中で「著作権」が無駄に五月蠅くなったせいで近年はそういうのも無くなりましたが)
こういう「肩の凝らない映画」ってのも貴重なんだけどね。
アメリカの興業ベスト10とかには、ほとんど必ずと言っていいほどコメディ映画が入ってますけど、日本じゃタレント頼りの映画かアニメかデートムービーばかり。
文化の厚みってそんなことだと思うのですけどね。
さて
昼の上映に入ったので、出てくるともう夕方。
元旦の銀座って不思議な光景です。
東京駅の回転寿司で、おせち料理には欠けてる生魚を楽しんで帰宅しました。
だって夜にはかくし芸大会を見なきゃね。
アヤパン司会だし(笑)。
そのかくし芸大会も今年で終わるそうな。
ギャラに保険にかなり制作費掛かってる番組だものね。
時代ですなぁ。。。
2009年12月01日
【映】2012
この映画こそDVDじゃなくて映画館、
それも包み込まれそうな大スクリーンで見なきゃね。
2012
・公式サイト
・2012年人類滅亡説 - Wikipedia
よくよく考えると選民思想というかヒドイ話だと思うけど、シナリオ上でもその点についての疑問は呈示し保留した上での物語だから一応スジは通ってるので、「迫力だけ」って訳では有りません。
(数々見て来た映画で、本当に「迫力だけ」って印象なのは高校生ぐらいだったかで見たレイズ・ザ・タイタニックぐらいだけど)
でもなぁ。ハリウッド映画の大好きな「やっぱり愛は勝つ」だし、ラブストーリーに余計な奴はどんどん不幸になるし(笑)。冷静に考えると・・・というか考えちゃイケナイ映画。
純粋に迫力を楽しむ、愛と平和に喜ぶ、そういう素直な人に向いてます(笑)。
大迫力のアトラクションって感じ。パニック映画の王道というか、ハリウッドじゃなきゃ出来ないレベルのディザスター映画って奴で、タワーリング・インフェルノとポセイドン・アドベンチャーとアルマゲドンを足して・・・3で割・・・らずに(笑)、一つの映画に圧縮したような感じ。
地震に噴火に津波にとパニック映画数本分を纏めて見たような感じです。
最近邦画が続いたので、独りで見ることになった今日の「映画の日」は「映画館じゃなきゃ」ってのを選びました。
でもって内容が内容だけに、大スクリーンを探して、丸の内ルーブルにしました。
たぶんココが一番豪華だし、色々調べたけど都内の上映館(日によって異なる昨今だからこの日のハナシ)では、一番スクリーンが大きかったので。
期待に違わず、大迫力に何度も椅子から落ちそうに、あるいは飛び出しそうになりました。
何だかんだ言ってこういうシンプルになれる映画好きです(笑)。
それも包み込まれそうな大スクリーンで見なきゃね。
2012
・公式サイト
・2012年人類滅亡説 - Wikipedia
よくよく考えると選民思想というかヒドイ話だと思うけど、シナリオ上でもその点についての疑問は呈示し保留した上での物語だから一応スジは通ってるので、「迫力だけ」って訳では有りません。
(数々見て来た映画で、本当に「迫力だけ」って印象なのは高校生ぐらいだったかで見たレイズ・ザ・タイタニックぐらいだけど)
でもなぁ。ハリウッド映画の大好きな「やっぱり愛は勝つ」だし、ラブストーリーに余計な奴はどんどん不幸になるし(笑)。冷静に考えると・・・というか考えちゃイケナイ映画。
純粋に迫力を楽しむ、愛と平和に喜ぶ、そういう素直な人に向いてます(笑)。
大迫力のアトラクションって感じ。パニック映画の王道というか、ハリウッドじゃなきゃ出来ないレベルのディザスター映画って奴で、タワーリング・インフェルノとポセイドン・アドベンチャーとアルマゲドンを足して・・・3で割・・・らずに(笑)、一つの映画に圧縮したような感じ。
地震に噴火に津波にとパニック映画数本分を纏めて見たような感じです。
最近邦画が続いたので、独りで見ることになった今日の「映画の日」は「映画館じゃなきゃ」ってのを選びました。
でもって内容が内容だけに、大スクリーンを探して、丸の内ルーブルにしました。
たぶんココが一番豪華だし、色々調べたけど都内の上映館(日によって異なる昨今だからこの日のハナシ)では、一番スクリーンが大きかったので。
期待に違わず、大迫力に何度も椅子から落ちそうに、あるいは飛び出しそうになりました。
何だかんだ言ってこういうシンプルになれる映画好きです(笑)。
2009年11月30日
【映】ゼロの焦点
う〜む・・・木村多江はますますイイ女優っぷり。
中谷美紀の役柄は女優として腕の見せ処っていうか面白いだろうねぇ。
広末涼子は・・・この役にしてはキャラが強すぎるんじゃないかな。。。
ゼロの焦点
・ゼロの焦点 - 映画|東宝WEB SITE
・公式サイトhttp://zero-focus.jp/
原作なんて、たしか中学生時代に読んだような、、、ってレベルなので、「こんなエグい哀しいハナシだっけ?」って印象でしたが、
ゼロの焦点 (新潮文庫)
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ゼロの焦点 カッパ・ノベルス創刊50周年特別版
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監督の犬童一心さんはコワくて美しい演出をする人だからなのかもね。
とにかく女性陣がいろんな意味でコワイ映画です。
広末の役が「魂を洗われるような」女性、「清楚」という役どころなんですけど、実際の過去はともかくとしても(笑)、表情が強すぎて、何か違うよなぁ、って違和感が最後まで残ってました。
まぁある意味一つの強さのカタチとも言えるのでそれを表そうとしたのかも知れませんけど。
それにまぁ「清楚」って役どころは、プライバシーが有ること無いこと記事にされやすい今の女優さんとて現代の若い女性である以上、なかなか誰がやっても難しいでしょうが。
蒼井優みたいな「無垢」ウリで、あまり荒れた話の出てない(笑)女優さんの方がいいんじゃないかと思ったり。
でもたぶんホラー好きの監督の狙いとしては、自分の感じた「怖さ」は当たってるんでしょうね。
結構ディープでシリアスな物語ですが、結局「女はコワイ」(笑)。
中島みゆき様のテーマ曲もコワイものねぇ(笑)。
「ゼロの焦点」オリジナル・サウンドトラック
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---
<追記 091203>
まぁそうだろうね。海外市場見越しての広末起用だとは思った。
(少し御用記事っぽいけどな、コレ(笑))
中谷美紀の役柄は女優として腕の見せ処っていうか面白いだろうねぇ。
広末涼子は・・・この役にしてはキャラが強すぎるんじゃないかな。。。
ゼロの焦点
・ゼロの焦点 - 映画|東宝WEB SITE
・公式サイトhttp://zero-focus.jp/
原作なんて、たしか中学生時代に読んだような、、、ってレベルなので、「こんなエグい哀しいハナシだっけ?」って印象でしたが、
ゼロの焦点 (新潮文庫)
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監督の犬童一心さんはコワくて美しい演出をする人だからなのかもね。
とにかく女性陣がいろんな意味でコワイ映画です。
広末の役が「魂を洗われるような」女性、「清楚」という役どころなんですけど、実際の過去はともかくとしても(笑)、表情が強すぎて、何か違うよなぁ、って違和感が最後まで残ってました。
まぁある意味一つの強さのカタチとも言えるのでそれを表そうとしたのかも知れませんけど。
それにまぁ「清楚」って役どころは、プライバシーが有ること無いこと記事にされやすい今の女優さんとて現代の若い女性である以上、なかなか誰がやっても難しいでしょうが。
蒼井優みたいな「無垢」ウリで、あまり荒れた話の出てない(笑)女優さんの方がいいんじゃないかと思ったり。
でもたぶんホラー好きの監督の狙いとしては、自分の感じた「怖さ」は当たってるんでしょうね。
結構ディープでシリアスな物語ですが、結局「女はコワイ」(笑)。
中島みゆき様のテーマ曲もコワイものねぇ(笑)。
「ゼロの焦点」オリジナル・サウンドトラック
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<追記 091203>
まぁそうだろうね。海外市場見越しての広末起用だとは思った。
広末効果抜群!?海外メディアが『ゼロの焦点』に注目 - livedoor ニュース
2009年12月03日11時50分 / 提供:東京ウォーカー
広末効果抜群!?海外メディアが『ゼロの焦点』に注目
現在公開中の『ゼロの焦点』(09)に、海外からの配給オファーが殺到している。その理由は、2009年のアカデミー賞外国語映画賞に輝いた『おくりびと』(08)で主人公の妻を演じた広末涼子が出演しているからだという。
劇中で魅せる“昭和の女”ぶりで、再び旋風を巻き起こすか!?
『おくりびと』は前述のアカデミー賞だけでなく、モントリオール世界映画祭やアジア・フィルム・アワードなど、世界各国の映画祭でも絶賛された作品。納棺師の夫と時にぶつかりながらも、互いに理解し合い支え合っていく広末の姿は、作品同様に高い評価を得ていただけに、彼女の最新作に対する世界の関心の高さには納得がいく。
かつて、リュック・ベッソン製作の『WASABI』(02)でジャン・レノと共演し、国際派女優として期待されながら、それ以降は特に海外との接点はなかった広末。だが、松本清張のミステリー小説を映画化した『ゼロの焦点』で、夫の失踪から不可解な事件に巻き込まれるヒロインを演じ、女優として成長を見せているのは誰の目にも明らかだ。
まずは韓国で、日本映画としては史上最大規模での上映が行われる予定だ。韓国は『ゼロの焦点』の撮影初日のロケ地だったということもあり、そこで上映されるということは彼女にとっても感慨深いものだろう。韓国での撮影当時、広末はアカデミー賞授賞式の直後だったということもあり、周囲からの期待を痛いほど感じながら現場に挑んだそう。当時の心境を「演技がちゃんとできなかったらどうしようって考え込んでしまって。賞をもらったことで余計プレッシャーを感じてしまい、すごく憂鬱でした」と振り返っている。
2010年には、NHKの大河ドラマ「龍馬伝」で坂本龍馬の幼なじみを演じることも決まっている広末。周囲からの期待はもちろん、プレッシャーさえも力に変えて、さらなる飛躍を見せてくれることに期待したい。【トライワークス】
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ゼロの焦点 メディア 映画 韓国 アカデミー賞
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広末効果抜群!?海外メディアが『ゼロの焦点』に注目 - livedoor ニュース
(少し御用記事っぽいけどな、コレ(笑))
2009年11月16日
【映】笑う警官
予想していたよりも面白かった、というのが正直なところ。
でもって松田優作から薬師丸ひろ子・渡辺典子・原田知世なんてところの角川映画にガキの頃にドップリ染まってた身には、久々の「角川春樹の映画」でした。
壮大なスペクタクルシーンもなく、広大な情景を映すでもなく、ただひたすらに人間の内面を掘り下げるような物語、テレビの2時間ドラマでも作品になり得るシナリオだけど、音楽が効果的に使われていてスケール感を生み出していたように思います。
そこもいかにも角川春樹なんだよね。
本作ではホイットニー・ヒューストンの主題歌と全編の鍵になるサックスの音色が効いていました。
アイ・ルック・トゥ・ユー
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エンタメ路線の当時の角川映画の中でも、とりわけ中身らしい中身の無いPVやイメージビデオみたいな映画の代表作、「汚れた英雄」はローズマリー・バトラーのテーマソングの響きが全てだったものなぁ。
でも本作はそれよりははるかに中身の濃いドラマチックな作品だったと思います。
先月の「映画の日」の放映事故で貰った年内一杯の丸の内TOEI鑑賞券。
その後、年内一杯の上映スケジュールを見るに、趣味に合わない宗教映画や妙にヘビーな映画などが多かったので、特に見たい映画というわけではなかったのだけど、これにしました。
笑う警官
・公式サイト
佐々木譲のベストセラーミステリーの映画化です。
笑う警官 (ハルキ文庫)
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「ハルキ文庫」ってのは角川春樹が角川書店本体から抜けてから作った出版社ですな。
笑う警官 (マンサンQコミックス)
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小学生の頃からクイーンだとかクリスティだとかの海外ミステリーを愛読してた自分からすると、このタイトルで有名なミステリーは、むしろこっちの方。
笑う警官 (角川文庫 赤 520-2)
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この海外ミステリーは海外ミステリーで、その昔に ウォルター・マッソー主演の「マシンガン・パニック」として映画化もされています。
(この映画も、たしか中学生の頃に見たけど、本作とは全然違うハナシ、どっちかというとサイコ犯人系のミステリーだったはず。)
佐々木譲の「笑う警官」は、なんでも、この海外ミステリーに対するオマージュと言うことで書かれたものだそう。
この映画の原作は読んでいませんでしたし、特に好きな女優も俳優も出ていなかったのだけど、シナリオが深く、キチンと伏線を示す演出は丁寧で、知らず知らずに画面に惹き込まれて、ほぼ24時間程度の出来事をリアルタイムに錯覚体感させるかのような近年流行の手法も活きて、かなり楽しめました。
若いのでクサイ芝居は数人居たけど(笑)、脇を固める俳優が見事に芸達者だしね。
今月の映画の日に見た「沈まぬ太陽」といい「組織の中の弾圧vs.青臭い個人」の構図が最近は受けるのかな?
自分は「青臭く生きる」のがモットーの自由人だから構図としては趣味に合うけど、世間の大半の人はサラリーマンで、本作の中の台詞で言えば「朱に交われば赤くなる」で「染まってしまう人」のハズ。
企業に「染まる」ことが幸せを保証できた景気の良い時代には浮かび上がってこなかった疑念や不満に光を当てて、でも時代劇のような単純な勧善懲悪でも、若き日の少年漫画のような「正義が勝つ」でもないエンディングは、そういう人々に「まぁ現実はしょうがないんだよね」と赦しのカタルシスを与えているのかも、なんてことも思います。
個人的にはスッキリしないんだよね(笑)、最近のこの手の映画。
でも芝居としては上質な映画でした。
でもって松田優作から薬師丸ひろ子・渡辺典子・原田知世なんてところの角川映画にガキの頃にドップリ染まってた身には、久々の「角川春樹の映画」でした。
壮大なスペクタクルシーンもなく、広大な情景を映すでもなく、ただひたすらに人間の内面を掘り下げるような物語、テレビの2時間ドラマでも作品になり得るシナリオだけど、音楽が効果的に使われていてスケール感を生み出していたように思います。
そこもいかにも角川春樹なんだよね。
本作ではホイットニー・ヒューストンの主題歌と全編の鍵になるサックスの音色が効いていました。
アイ・ルック・トゥ・ユー
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エンタメ路線の当時の角川映画の中でも、とりわけ中身らしい中身の無いPVやイメージビデオみたいな映画の代表作、「汚れた英雄」はローズマリー・バトラーのテーマソングの響きが全てだったものなぁ。
でも本作はそれよりははるかに中身の濃いドラマチックな作品だったと思います。
先月の「映画の日」の放映事故で貰った年内一杯の丸の内TOEI鑑賞券。
その後、年内一杯の上映スケジュールを見るに、趣味に合わない宗教映画や妙にヘビーな映画などが多かったので、特に見たい映画というわけではなかったのだけど、これにしました。
笑う警官
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この海外ミステリーは海外ミステリーで、その昔に ウォルター・マッソー主演の「マシンガン・パニック」として映画化もされています。
(この映画も、たしか中学生の頃に見たけど、本作とは全然違うハナシ、どっちかというとサイコ犯人系のミステリーだったはず。)
佐々木譲の「笑う警官」は、なんでも、この海外ミステリーに対するオマージュと言うことで書かれたものだそう。
この映画の原作は読んでいませんでしたし、特に好きな女優も俳優も出ていなかったのだけど、シナリオが深く、キチンと伏線を示す演出は丁寧で、知らず知らずに画面に惹き込まれて、ほぼ24時間程度の出来事をリアルタイムに錯覚体感させるかのような近年流行の手法も活きて、かなり楽しめました。
若いのでクサイ芝居は数人居たけど(笑)、脇を固める俳優が見事に芸達者だしね。
今月の映画の日に見た「沈まぬ太陽」といい「組織の中の弾圧vs.青臭い個人」の構図が最近は受けるのかな?
自分は「青臭く生きる」のがモットーの自由人だから構図としては趣味に合うけど、世間の大半の人はサラリーマンで、本作の中の台詞で言えば「朱に交われば赤くなる」で「染まってしまう人」のハズ。
企業に「染まる」ことが幸せを保証できた景気の良い時代には浮かび上がってこなかった疑念や不満に光を当てて、でも時代劇のような単純な勧善懲悪でも、若き日の少年漫画のような「正義が勝つ」でもないエンディングは、そういう人々に「まぁ現実はしょうがないんだよね」と赦しのカタルシスを与えているのかも、なんてことも思います。
個人的にはスッキリしないんだよね(笑)、最近のこの手の映画。
でも芝居としては上質な映画でした。
2009年11月01日
【映】沈まぬ太陽
映画の日(1000円の日)も映画館によっては座席指定予約して見れるようになったから楽なもんです。
・TOHOシネマズ スカラ座/レッツエンジョイ東京
沈まぬ太陽
・沈まぬ太陽 - 映画|東宝WEB SITE
・公式サイト
今日は3時間22分の大作にしました。1日3枠しかなく、午前中は座席指定予約できないので昼の回に。
御巣鷹山での日航機墜落事故を題材に、親方日の丸の特殊法人、日本航空の企業暗部を抉り出したドキュメント・・・などではなくて(笑)、「そんなことあるだろうな」と思わせる抜群に良くできた山崎豊子原作の小説の映画化。渡辺謙主演。
渡辺謙主演 映画『沈まぬ太陽』ドキュメントブック
クチコミを見る
小説自体が大長編だしテーマも重いので、よく3時間22分に収まった方だと思います。
で、役者が映画3本ぐらい作れそうなほどに粒揃いで達者な人ばかりだったから、ダレることなく最後まで時間を感じさせませんでした。
社会背景や現実に似たような事件をたくさん知ってれば知ってるほど楽しめるというか重たくなるし、このエンディングについてはハッピーエンドではないようにも思うし、でもまぁご本人はいいのか、とか微妙な気持ちにもなるけど、「まっすぐ生きる」勇気というか性根というかそういうものを大事にしてた時代の話として、俺は好き。
今はますますこういう骨太な男は共感得られないだろうし、付いていく女房が珍しいんじゃないのかな(笑)。
その女房役の鈴木京香が良かった。
石坂浩二や三浦友和って二枚目独特の大根なイメージだったんだけど、虚実の皮膜、善悪の境界を渡る微妙な芝居はとても力強かった。
色々と考えさせられて映画館から出てきた頃には、世間はすっかり真っ暗だったけどね(笑)。
「面白かった」じゃないんだけど、「いい作品を見せて貰った」という気はしました。
沈まぬ太陽〈1〉アフリカ篇(上) (新潮文庫)
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沈まぬ太陽〈2〉アフリカ篇(下) (新潮文庫)
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沈まぬ太陽〈3〉御巣鷹山篇 (新潮文庫)
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沈まぬ太陽〈4〉会長室篇(上) (新潮文庫)
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沈まぬ太陽〈5〉会長室篇(下) (新潮文庫)
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---
笑止!
報復人事なんて労働問題じゃ散見されて、「報復人事だ」「いや正当な理由のある人事だ」なんてことが訴訟で争われたりする訳ですが、「ありえない」なんて言える無神経さ自体が「上から目線」だと言うことに気付かないのかな?
そういう「上から目線」が時代錯誤で企業イメージが悪化してるときは一層のマイナス要因だと気付かないのでしょうか?
「疑われるケースがあったかも知れませんが、当時の経営判断は正しかったと当時の経営者は考えていたとのことです」ぐらいでしょう、もし「公平」な言説が可能とすれば。
無神経に「上から目線」を振りかざせる企業姿勢は、自ら「体質改善は難しい」と自白しているようなもの。
経営危機なら虚心坦懐、「悪いところはご指摘下さい」がスジだと思うけど。
エライ人は違うのでしょうか?
市井の大衆にはどうせワカランとか。
やっぱり笑止(笑)。
・TOHOシネマズ スカラ座/レッツエンジョイ東京
沈まぬ太陽
・沈まぬ太陽 - 映画|東宝WEB SITE
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今日は3時間22分の大作にしました。1日3枠しかなく、午前中は座席指定予約できないので昼の回に。
御巣鷹山での日航機墜落事故を題材に、親方日の丸の特殊法人、日本航空の企業暗部を抉り出したドキュメント・・・などではなくて(笑)、「そんなことあるだろうな」と思わせる抜群に良くできた山崎豊子原作の小説の映画化。渡辺謙主演。
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小説自体が大長編だしテーマも重いので、よく3時間22分に収まった方だと思います。
で、役者が映画3本ぐらい作れそうなほどに粒揃いで達者な人ばかりだったから、ダレることなく最後まで時間を感じさせませんでした。
社会背景や現実に似たような事件をたくさん知ってれば知ってるほど楽しめるというか重たくなるし、このエンディングについてはハッピーエンドではないようにも思うし、でもまぁご本人はいいのか、とか微妙な気持ちにもなるけど、「まっすぐ生きる」勇気というか性根というかそういうものを大事にしてた時代の話として、俺は好き。
今はますますこういう骨太な男は共感得られないだろうし、付いていく女房が珍しいんじゃないのかな(笑)。
その女房役の鈴木京香が良かった。
石坂浩二や三浦友和って二枚目独特の大根なイメージだったんだけど、虚実の皮膜、善悪の境界を渡る微妙な芝居はとても力強かった。
色々と考えさせられて映画館から出てきた頃には、世間はすっかり真っ暗だったけどね(笑)。
「面白かった」じゃないんだけど、「いい作品を見せて貰った」という気はしました。
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「沈まぬ太陽」、社内報で批判=客離れ誘発に危機感−日航(時事通信) - Yahoo!ニュース
11月3日3時0分配信 時事ドットコム(時事通信)
経営再建中の日本航空が、同社をモデルにした公開中の映画「沈まぬ太陽」(山崎豊子原作、若松節朗監督)を社内報で取り上げ、「当社を取り巻く厳しい経営状況は世間の注目を浴びている」との認識を示した上で、「企業として信頼を損なうばかりか、お客様離れを誘発しかねない」と批判していることが2日、分かった。混迷する再建をめぐる社内の危機感が浮き彫りになった形だ。
社内報は映画公開直前の10月21日付。「心をひとつに立ち向かおう 風評・批判に惑わず」と大見出しが躍る。
映画で描かれている社内の報復人事や役員の不正経理、政治家・旧運輸省幹部らへの利益供与や贈賄について「こんな不正があるわけがない」と一刀両断。「国民航空」の名称やジャンボ機墜落事故の克明な描写から「『フィクション』と断っているが、日航や役員・社員を連想させ、日航と個人のイメージを傷つける」と反発している。
また、事故をめぐって「作り話を加えて映像化し、商業的利益を得ようとする行為は遺族への配慮に欠ける」と非難。さらに「しかるべき措置を講じることも検討している」と法的手段も辞さない姿勢を見せている。
最終更新:11月3日3時26分
「沈まぬ太陽」、社内報で批判=客離れ誘発に危機感−日航(時事通信) - Yahoo!ニュース
笑止!
報復人事なんて労働問題じゃ散見されて、「報復人事だ」「いや正当な理由のある人事だ」なんてことが訴訟で争われたりする訳ですが、「ありえない」なんて言える無神経さ自体が「上から目線」だと言うことに気付かないのかな?
そういう「上から目線」が時代錯誤で企業イメージが悪化してるときは一層のマイナス要因だと気付かないのでしょうか?
「疑われるケースがあったかも知れませんが、当時の経営判断は正しかったと当時の経営者は考えていたとのことです」ぐらいでしょう、もし「公平」な言説が可能とすれば。
無神経に「上から目線」を振りかざせる企業姿勢は、自ら「体質改善は難しい」と自白しているようなもの。
経営危機なら虚心坦懐、「悪いところはご指摘下さい」がスジだと思うけど。
エライ人は違うのでしょうか?
市井の大衆にはどうせワカランとか。
やっぱり笑止(笑)。
2009年10月01日
【映】火天の城(途中まで)
何で「途中まで」なのかはおいおい。
今月の「映画ファン感謝デー」は火天の城にしました。
・映画「火天の城」公式HP
先日の記事でブログパーツのゲームを貼り付けた奴。
芸達者な役者揃いの日本映画は大好きなのです。
時は戦国、信長の時代、信長が巨大な城郭を建てると言い出すところから物語が始まります。
前例の無い5層の天守閣を建てると。
その建築を請け負うのが西田敏行扮するところの棟梁。
どうやら身分の低い彼が如何にして仕事を頼まれるに至るのか、という序章が終わり、天守閣の大黒柱となるべき檜の柱を得るために奔走するという中盤の山場が過ぎ、どうやら目処が立っ、、
たところで、画面がだんだん暗くなって・・・映画が中断してしまいました。
点る非常灯、館内照明。
地震は感じませんでしたので火事でも起こったのかと思いましたが
「映写機の故障です。しばらくお待ち下さい」
とのアナウンス。
珍しいこともあるもんですな。大昔の映画ならいざしらず。
などと思いつつトイレなど済ませて待ってたら
「復旧の目処が立ちませんので上映中止とさせて頂きます」
っておいおい。。。
怒るより笑っちゃいました(笑)。
ココで「つづく」ってされてもなぁ。。。って感じの「いいところ」で切れましたから。
他のお客さんも特に怒ってる人もなく、何となく気の抜けた感じ。
「返金いたします。別途入場券も・・・」
とかとのアナウンス。
なるほど、入場料(映画の日価格なので1000円)が返金されただけでなく、「この度はご鑑賞中の不測の事態により大変ご迷惑を・・」とか印刷された「劇場入場証」なるものを頂きました。
この日行った丸の内TOEIの1番館2番館で3ヶ月使える入場券です。
数百本映画見てると思うけどこんなの貰ったの初めて。
こんな珍しい事件にはなかなか出会えないので、それはそれで面白いけど・・・
「火天の城」どうするよ。。。
だって、この映画館「完全入れ替え制の座席指定」。
ということは、途中から見ようにも不自由です。とりあえず上映開始時間より以前に座席指定を受けなきゃならんのだから時間の潰し方とか困ったことに。。。
いっそ名画館に来るのを待つかなぁ。
この「劇場入場証」は何か違う映画を見るとして。。。
という訳で、映画「火天の城」は(途中まで)しか見ていませんし、当分見ないと思います・・・が、見た範囲では(笑)演技派の俳優揃いで達者な芝居が続いて飽きさせない良質の映画でした。
たぶんあの後、何かしらのトラブルはあっても乗り越えて城は建ったのでしょう(笑)。
う〜ん・・・見たいんだけどモッタイナイ(笑)。
火天の城 (文春文庫)
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復元安土城 (講談社学術文庫)
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1/540 火天の城 映画公開記念版
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武将スティックメモ「織田信長」
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武将ブロックメモ【織田信長】
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1/360 スタンダード城 安土城
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1/150 木製建築模型 安土城
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世界最小マイクロピース 1000ピース 安土城 M81-816
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ちなみに・・・
「復旧の見込みが立たない」みたいな言い訳で上映中止となったのですが、次の回の上映には間に合ったようで、買い物などして後で映画館の前を通ったら昼イチの回からはつつがなく行われていたように思われます。
思うに、上映と上映の間の休み時間は10分、この10分以上の中断が有ると次回上映に響きます。時間を合わせてくる人も居ますから文句も出るでしょう。
それに対して朝イチの上映回は客も少ない。
だから朝イチの回でのトラブルは10分以上掛かるようならその回だけ返金処理してしまえばコストは少なくて済む。
なるほど、危機管理としては合理的です。
でもなぁ(笑)、なんか悔しいww
今月の「映画ファン感謝デー」は火天の城にしました。
・映画「火天の城」公式HP
先日の記事でブログパーツのゲームを貼り付けた奴。
芸達者な役者揃いの日本映画は大好きなのです。
時は戦国、信長の時代、信長が巨大な城郭を建てると言い出すところから物語が始まります。
前例の無い5層の天守閣を建てると。
その建築を請け負うのが西田敏行扮するところの棟梁。
どうやら身分の低い彼が如何にして仕事を頼まれるに至るのか、という序章が終わり、天守閣の大黒柱となるべき檜の柱を得るために奔走するという中盤の山場が過ぎ、どうやら目処が立っ、、
たところで、画面がだんだん暗くなって・・・映画が中断してしまいました。
点る非常灯、館内照明。
地震は感じませんでしたので火事でも起こったのかと思いましたが
「映写機の故障です。しばらくお待ち下さい」
とのアナウンス。
珍しいこともあるもんですな。大昔の映画ならいざしらず。
などと思いつつトイレなど済ませて待ってたら
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っておいおい。。。
怒るより笑っちゃいました(笑)。
ココで「つづく」ってされてもなぁ。。。って感じの「いいところ」で切れましたから。
他のお客さんも特に怒ってる人もなく、何となく気の抜けた感じ。
「返金いたします。別途入場券も・・・」
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なるほど、入場料(映画の日価格なので1000円)が返金されただけでなく、「この度はご鑑賞中の不測の事態により大変ご迷惑を・・」とか印刷された「劇場入場証」なるものを頂きました。
この日行った丸の内TOEIの1番館2番館で3ヶ月使える入場券です。
数百本映画見てると思うけどこんなの貰ったの初めて。
こんな珍しい事件にはなかなか出会えないので、それはそれで面白いけど・・・
「火天の城」どうするよ。。。
だって、この映画館「完全入れ替え制の座席指定」。
ということは、途中から見ようにも不自由です。とりあえず上映開始時間より以前に座席指定を受けなきゃならんのだから時間の潰し方とか困ったことに。。。
いっそ名画館に来るのを待つかなぁ。
この「劇場入場証」は何か違う映画を見るとして。。。
という訳で、映画「火天の城」は(途中まで)しか見ていませんし、当分見ないと思います・・・が、見た範囲では(笑)演技派の俳優揃いで達者な芝居が続いて飽きさせない良質の映画でした。
たぶんあの後、何かしらのトラブルはあっても乗り越えて城は建ったのでしょう(笑)。
う〜ん・・・見たいんだけどモッタイナイ(笑)。
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ちなみに・・・
「復旧の見込みが立たない」みたいな言い訳で上映中止となったのですが、次の回の上映には間に合ったようで、買い物などして後で映画館の前を通ったら昼イチの回からはつつがなく行われていたように思われます。
思うに、上映と上映の間の休み時間は10分、この10分以上の中断が有ると次回上映に響きます。時間を合わせてくる人も居ますから文句も出るでしょう。
それに対して朝イチの上映回は客も少ない。
だから朝イチの回でのトラブルは10分以上掛かるようならその回だけ返金処理してしまえばコストは少なくて済む。
なるほど、危機管理としては合理的です。
でもなぁ(笑)、なんか悔しいww
2009年09月14日
【映】私の中のあなた
あれこれ感想を綴る前に、まずは自分の健康に感謝だな。。。
(ネタバレしない程度に書きますが、見る気になった人はそこまでにしてくださいね。やっぱりだんだんディープになりますので(笑))
「泣かされる映画」かと覚悟して見に行ったんだけど、どっちかというと「考えさせられる映画」でしょうか。
まぁそこらは立場にも依るのでしょうが、イイトシして親になった経験の無い独りモンの男が見た感想としては涙は出ないです。
だけど「悩み」は残る。
むしろ「答えの描いてない社会派映画」とでもいうか。
見方は色々あるだろうけど、カップルで見る映画と言うよりは、「人の親」である人、あるいは今からなろうとする人、いずれはなるんだろうなと思う人、でまぁ少なくとも少しはモノを考える人に向いてる映画。
モノを考える人なら「(誰かが)可哀想」で済むハナシじゃないとは思うはず。
でもだからこそそれは「同情の涙」というカタルシスを提供する娯楽としての「泣ける映画」ではなくなってるように思う。
しかしそれでいて少しも押しつけがましいメッセージなど感じられないのは制作者のウデなんでしょう。
本作の監督は「きみに読む物語」のニック・カサヴェテス、ちょうど1年ほど前にアヤパンチョイスで見たあの作品も同じような感じで、淡々と綴られていましたから。
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前作が「夫婦の愛」や「男女の愛」だとすると、本作は「親子の愛」や「家族の愛」でしょうか。
前作も「幸か不幸か」を考えると難しいリドル・ストーリー(結論を受け手に委ねるミステリー)だったけど、本作も一筋縄では収まってません。
思春期の子供を連れた親子で行くには結構生々しいかもしれない。
病人を抱えた家族にも生々し過ぎるかも。
劇中の音楽も良いし、前作同様に時間軸をシームレスに往復する映像手法で映画の中のドラマに魅き込むやり口は見事で、映画としての完成度は高いと思います。
だから「悩みを共有したい」という意味で万人に見せたい映画ではあるけど、映画として誰にでもオススメできるかというとディープ過ぎるかも・・・
それは観客に何かを伝える映画としての出来がいいからこそなんですけどね。
私の中のあなた
・公式サイト
・映画/私の中のあなた 映画作品情報 - cinemacafe.net
・私の中のあなた - goo 映画
・映画瓦版|私の中のあなた
・わたしのなかのあなた - Wikipedia
・映画「私の中のあなた」試写会の感想をお書きください。 - 共通テーマ - ブログパーク
10月に一般公開の映画のLivedoorブロガー枠の試写会。
場所は前にスラムドッグ$ミリオネアの試写会で訪れた配給会社の試写室、六本木ミッドタウンの高層階です。
試写会は続編でもない限りあまり予備知識を入れずに見に行くことにしてるんで、最低限の評判だけの頭。
つまり大雑把なところで
ってな把握。
(見終わった後でもこの把握は間違っては居ないのだけど、、、)
一昔前なら近未来小説のSFのような設定。
思い出したのは若き日のオビワン役の俳優が臓器ドナー牧場のような場所で生きる若者を熱演していた「アイランド」
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そんなSFのようなハナシが先端医療として日常生活の隣にまで見え隠れしているというのが現代の難しいところ。
「医療倫理」なんて巷間叫ばれていますが、実際問題、当事者にとっては助かるのならば悪魔にだって魂を売るというのが親心かも知れません。
だからこそ法律で禁止したりそれこそ「倫理」で縛る必要が有るとも言える訳ですが、それで片付くのかというとまた疑問ですね。
さて
1.あなたの幼い子供が重度の白血病で骨髄移植や臓器移植なくしては余命幾ばくも無い。
2.あなたがた夫婦は健康だが、臓器提供者としての適合性は持って居らず、他にドナーを見つけるのは困難な状況だ。
3.そこに医者が「一つだけ方法が有ります」として「完璧なドナーたり得る子供を今から作ることは人工授精なら可能だ(ただし倫理には反する)」と言われた。
そこで
[Q1] あなたはこの人工授精に踏み切りますか?
[Q2] あなたはこの「妹」をどのように育てますか?あるいは育てるべきだとと考えますか?
そして10年が経ちます。いよいよ危険な臓器提供まで「妹」に課さなければいけない状況です。
[Q3] あなたはこの臓器移植手術に踏み切りますか?
そしてここまで真剣に考えたところで親心としては積極策を選んできた、「妹」にも納得させてきたつもりだったとしても、視点を変えてみれば難しいことに気付きます。
まず
[Q4] あなたは臓器提供者としてこの世に生を受けた「妹」だとします。10歳になりました。いままでいろいろやってきました。「姉」のことは大好きです。「家族」も大切です。で・・・どうしますか?どう感じていますか?
そしてさらに
[Q5] あなたは病弱で瀕死の「姉」だとします。状況は全て分かっています。さて・・・あなたはどう感じていますか?そして・・・
とても難しいですね。。。。
この映画の中では誰も「悪意」を持っている人は居ないように思われます。
でも「善意」が万人の幸せを意味するとは限らない。
人の生き死にを神様ではない人間如きがどうこうしようとすることは・・・・どうなんでしょう。
当事者になったら「どうこうしよう」とするんじゃないかと思います。
でも傍目から見れば「医療倫理」だとか理屈で考えて「正しい」ような答えを出せるかも知れません。
けどそれで当事者を納得させられるのかどうか。
簡単じゃないでしょうね。
映画のチラシ集と一緒に臓器提供意思表示カードが配られました。
・(社)日本臓器移植ネットワーク
何だか悪い冗談のような気もしてしまいます。
個人的には社会的地位が有ろうと無かろうと、金持ちでも貧乏人でも平等に、「臓器提供を受ける側」になれるほどに、手術費用などが健康保険の枠内だったり・・・なんてことは無いと思うので、臓器移植というのは結局のところ一部のお金持ちのための臓器売買の合法化システムのような気がしています。
たしかに提供者が増えれば1億円クラスの金持ちしか不可能だったのが3000万円クラスにはなるのかもしれない。けれど年収400万円貯金無しというレベルにはならないんじゃないかと。
そしてこういうのが傍目からの「ただの理屈」でしか無いことは先の映画の感想で述べたことと同じで、当事者の立場になると必死になるしかないのですから、当事者に対して何ら意味のある言論では無いとは分かっていますし、誰かが目の前に居ればそういうタワゴトは引っ込めて素直に「可哀想」と感じ、可能ならば何らかのお手伝いもするかも知れません。
でも「悩み」は残ります。
「善意」の人からは責められるのかもとは思います。
でもこの映画で感じたことの一つでもありますが、「善意」が万人の幸せを意味するわけでは有りませんし、「善意」が人を殺すことも有るほどに難しい。
ある意味、そういう「難しさ」に直面させてくれるという意義があるのかも知れません。
この映画自体は何らかの結論を押しつけようとはしていませんから。
考えるキッカケになりましたね。いい映画でした。
わたしのなかのあなた (Hayakawa Novels)
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私の中のあなた 上 (ハヤカワ文庫NV)
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私の中のあなた 下 (ハヤカワ文庫NV)
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(ネタバレしない程度に書きますが、見る気になった人はそこまでにしてくださいね。やっぱりだんだんディープになりますので(笑))
「泣かされる映画」かと覚悟して見に行ったんだけど、どっちかというと「考えさせられる映画」でしょうか。
まぁそこらは立場にも依るのでしょうが、イイトシして親になった経験の無い独りモンの男が見た感想としては涙は出ないです。
だけど「悩み」は残る。
むしろ「答えの描いてない社会派映画」とでもいうか。
見方は色々あるだろうけど、カップルで見る映画と言うよりは、「人の親」である人、あるいは今からなろうとする人、いずれはなるんだろうなと思う人、でまぁ少なくとも少しはモノを考える人に向いてる映画。
モノを考える人なら「(誰かが)可哀想」で済むハナシじゃないとは思うはず。
でもだからこそそれは「同情の涙」というカタルシスを提供する娯楽としての「泣ける映画」ではなくなってるように思う。
しかしそれでいて少しも押しつけがましいメッセージなど感じられないのは制作者のウデなんでしょう。
本作の監督は「きみに読む物語」のニック・カサヴェテス、ちょうど1年ほど前にアヤパンチョイスで見たあの作品も同じような感じで、淡々と綴られていましたから。
きみに読む物語 スタンダード・エディション [DVD]
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前作が「夫婦の愛」や「男女の愛」だとすると、本作は「親子の愛」や「家族の愛」でしょうか。
前作も「幸か不幸か」を考えると難しいリドル・ストーリー(結論を受け手に委ねるミステリー)だったけど、本作も一筋縄では収まってません。
思春期の子供を連れた親子で行くには結構生々しいかもしれない。
病人を抱えた家族にも生々し過ぎるかも。
劇中の音楽も良いし、前作同様に時間軸をシームレスに往復する映像手法で映画の中のドラマに魅き込むやり口は見事で、映画としての完成度は高いと思います。
だから「悩みを共有したい」という意味で万人に見せたい映画ではあるけど、映画として誰にでもオススメできるかというとディープ過ぎるかも・・・
それは観客に何かを伝える映画としての出来がいいからこそなんですけどね。
私の中のあなた
・公式サイト
・映画/私の中のあなた 映画作品情報 - cinemacafe.net
・私の中のあなた - goo 映画
・映画瓦版|私の中のあなた
・わたしのなかのあなた - Wikipedia
・映画「私の中のあなた」試写会の感想をお書きください。 - 共通テーマ - ブログパーク
10月に一般公開の映画のLivedoorブロガー枠の試写会。
場所は前にスラムドッグ$ミリオネアの試写会で訪れた配給会社の試写室、六本木ミッドタウンの高層階です。
試写会は続編でもない限りあまり予備知識を入れずに見に行くことにしてるんで、最低限の評判だけの頭。
つまり大雑把なところで
重度の白血病の娘を抱えた夫婦が、その娘を助けるために人工授精で遺伝子的に完全な臓器提供者たりうる「妹」を造り育て、10年ほど「計画通りに」進み、「幸せな家族」のはずだったのに、ある日突然その「妹」が「姉のためにもう臓器提供はしない」と自我を主張し、自分の身体を守るために母親を訴えた、で、その結末は・・・
ってな把握。
(見終わった後でもこの把握は間違っては居ないのだけど、、、)
一昔前なら近未来小説のSFのような設定。
思い出したのは若き日のオビワン役の俳優が臓器ドナー牧場のような場所で生きる若者を熱演していた「アイランド」
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そんなSFのようなハナシが先端医療として日常生活の隣にまで見え隠れしているというのが現代の難しいところ。
「医療倫理」なんて巷間叫ばれていますが、実際問題、当事者にとっては助かるのならば悪魔にだって魂を売るというのが親心かも知れません。
だからこそ法律で禁止したりそれこそ「倫理」で縛る必要が有るとも言える訳ですが、それで片付くのかというとまた疑問ですね。
さて
1.あなたの幼い子供が重度の白血病で骨髄移植や臓器移植なくしては余命幾ばくも無い。
2.あなたがた夫婦は健康だが、臓器提供者としての適合性は持って居らず、他にドナーを見つけるのは困難な状況だ。
3.そこに医者が「一つだけ方法が有ります」として「完璧なドナーたり得る子供を今から作ることは人工授精なら可能だ(ただし倫理には反する)」と言われた。
そこで
[Q1] あなたはこの人工授精に踏み切りますか?
[Q2] あなたはこの「妹」をどのように育てますか?あるいは育てるべきだとと考えますか?
そして10年が経ちます。いよいよ危険な臓器提供まで「妹」に課さなければいけない状況です。
[Q3] あなたはこの臓器移植手術に踏み切りますか?
そしてここまで真剣に考えたところで親心としては積極策を選んできた、「妹」にも納得させてきたつもりだったとしても、視点を変えてみれば難しいことに気付きます。
まず
[Q4] あなたは臓器提供者としてこの世に生を受けた「妹」だとします。10歳になりました。いままでいろいろやってきました。「姉」のことは大好きです。「家族」も大切です。で・・・どうしますか?どう感じていますか?
そしてさらに
[Q5] あなたは病弱で瀕死の「姉」だとします。状況は全て分かっています。さて・・・あなたはどう感じていますか?そして・・・
とても難しいですね。。。。
この映画の中では誰も「悪意」を持っている人は居ないように思われます。
でも「善意」が万人の幸せを意味するとは限らない。
人の生き死にを神様ではない人間如きがどうこうしようとすることは・・・・どうなんでしょう。
当事者になったら「どうこうしよう」とするんじゃないかと思います。
でも傍目から見れば「医療倫理」だとか理屈で考えて「正しい」ような答えを出せるかも知れません。
けどそれで当事者を納得させられるのかどうか。
簡単じゃないでしょうね。
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個人的には社会的地位が有ろうと無かろうと、金持ちでも貧乏人でも平等に、「臓器提供を受ける側」になれるほどに、手術費用などが健康保険の枠内だったり・・・なんてことは無いと思うので、臓器移植というのは結局のところ一部のお金持ちのための臓器売買の合法化システムのような気がしています。
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でも「悩み」は残ります。
「善意」の人からは責められるのかもとは思います。
でもこの映画で感じたことの一つでもありますが、「善意」が万人の幸せを意味するわけでは有りませんし、「善意」が人を殺すことも有るほどに難しい。
ある意味、そういう「難しさ」に直面させてくれるという意義があるのかも知れません。
この映画自体は何らかの結論を押しつけようとはしていませんから。
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2009年06月18日
【映】トランスフォーマー/リベンジ(iMAX版)
面白い、というより男が熱くなれるタイプの映画でしたね。
超大画面と最先端サウンドで見れたので更に大満足。
デジタルiMAXシアターで見る映画ってのは「視聴」というより「体験」って感じ。
映画と言うより「アトラクション」。
映像の中の虚構の世界なのに「臨場感」ってのが文字通りに体感できる新しいアトラクション。
トランスフォーマー/リベンジ
・公式サイト
トランスフォーマー/リベンジ (マイケル・ベイ 監督) [DVD]
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戦いの中で、勇気とか友情とか自己犠牲とか。
めっちゃ浪花節(笑)。
「みんなでチカラを合わせて何とかする」系。
実はこういうの大好き!(笑)
トランスフォーマー/リベンジ (ハヤカワ文庫 SF フ 15-3) (ハヤカワ文庫SF)
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実は主演のシャイア・ラブーフのアホ学生っぽいところとかキレやすい若者キャラとかってあまり好きじゃないんだけどね。
でもって見てると恥ずかしくなるので苦手なラブストーリーも結構しっかり入ってるんだけどね。
日本の子供のオモチャがアメリカでTVアニメの素材にされ(アニメは何度かテレビで見たことがあった)、その映画版という意識だったので、先入観は「子供だまし」だと思ってたんだけどね。
だから一作目は見てなかったんですが。。。
実は今回の試写会、映画館及び上映システムの方が目玉で、「何を見せてくれるか」は招待状にも書かれていなかったのです。
ですが、今週末からその映画館で公開するのが本作で、夏からはハリポタの最新版、そんな状況でわざわざ他の作品持ってくることもなかろうと。
ハリポタだったら既に全作見てるしDVDも全作持ってるので予習は今さら不要。
他方のトランスフォーマー第1作だったら見てないからどうしよう・・・
と思ってWikiなどで下調べ。
・トランスフォーマー - Wikipedia
・トランスフォーマー (2007年の映画) - Wikipedia
・トランスフォーマー - goo 映画
・『トランスフォーマー』 特集 - goo 映画
なかなか複雑そうなシナリオなので、こりゃ予習してないと楽しめないかな?と昨夜急いでレンタルビデオ(笑)。
トランスフォーマー スペシャル・コレクターズ・エディション [DVD]
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その感想は別項に書くとして、、、
会場を訪れたらBINGO!いやぁ、予習しててよかった!
ってとこですな。
まぁ登場人物の間の「友情」とか「愛情」とかをデフォルトのものとして受け入れてしまえば映画は娯楽作品としても上等なんだけど、シナリオの柱が「友情」とか「愛情」なので、その説得力がね、、、全部が全部といっていいぐらい前作に詰まってるから、予習してないと結構浅い感動しかできないかもって思ったよ。
トランスフォーマー (ハヤカワ文庫SF)
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でもって今回はiMAXバージョン。
通常のロードショー版より数十秒長く、またiMAX用の高画質カメラを使ってる部分ではスクリーンの上映面積が縦に拡大したんだとか。
(上映中は画面に没入してしまっててまったく気付きませんでした(笑))
なんと言っても日本にまだ3館しか無いこのデジタルiMAX専用映画館ですが、それはフィルムではなくデジタルデータなのでノイズが皆無、音響も立体的に構成されて映画館の空間のアチコチから聞こえてくるし、そしてなんと言ってもスクリーンが日本最大規模(現在)、左右も天地も巨大なので、座席にもよるだろうけどそこそこいい席なら完全に映画のスクリーンの中に取り込まれるような錯覚を起こします。
これネットの噂で見る限り3部作なんだよね。。。。
トランスフォーマー ムービーガイド
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こんなの見ちゃうと最後の3作目とか他で見れない(笑)。
デジタルiMAXって圧倒的な迫力、描写力でした。
本作の前の予告編で「スタートレック」の予告編を流してたけど、レイトショーでいいからもう一度ココで見たいね。
いやぁ、本作「トランスフォーマー/リベンジ」自体もイイ映画なんだけど、どうせ見るならココか埼玉か大阪の箕面か、いずれかのiMAXで見ないと損です。
ちなみに、この映画館、JR川崎駅から雨に濡れずに行ける109シネマズ川崎、イマドキのシネコンですが、このデジタルiMAXになってるのは「7番館だけ」なので、行かれる方はお間違えの無いように。
オススメです。
夏のハリポタ最新作は3D映画で見せてくれるんだって。
チケット取り難そうだけど、是非に、って思ったな。
超大画面と最先端サウンドで見れたので更に大満足。
デジタルiMAXシアターで見る映画ってのは「視聴」というより「体験」って感じ。
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戦いの中で、勇気とか友情とか自己犠牲とか。
めっちゃ浪花節(笑)。
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実はこういうの大好き!(笑)
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実は主演のシャイア・ラブーフのアホ学生っぽいところとかキレやすい若者キャラとかってあまり好きじゃないんだけどね。
でもって見てると恥ずかしくなるので苦手なラブストーリーも結構しっかり入ってるんだけどね。
日本の子供のオモチャがアメリカでTVアニメの素材にされ(アニメは何度かテレビで見たことがあった)、その映画版という意識だったので、先入観は「子供だまし」だと思ってたんだけどね。
だから一作目は見てなかったんですが。。。
実は今回の試写会、映画館及び上映システムの方が目玉で、「何を見せてくれるか」は招待状にも書かれていなかったのです。
ですが、今週末からその映画館で公開するのが本作で、夏からはハリポタの最新版、そんな状況でわざわざ他の作品持ってくることもなかろうと。
ハリポタだったら既に全作見てるしDVDも全作持ってるので予習は今さら不要。
他方のトランスフォーマー第1作だったら見てないからどうしよう・・・
と思ってWikiなどで下調べ。
・トランスフォーマー - Wikipedia
・トランスフォーマー (2007年の映画) - Wikipedia
・トランスフォーマー - goo 映画
・『トランスフォーマー』 特集 - goo 映画
なかなか複雑そうなシナリオなので、こりゃ予習してないと楽しめないかな?と昨夜急いでレンタルビデオ(笑)。
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その感想は別項に書くとして、、、
会場を訪れたらBINGO!いやぁ、予習しててよかった!
ってとこですな。
まぁ登場人物の間の「友情」とか「愛情」とかをデフォルトのものとして受け入れてしまえば映画は娯楽作品としても上等なんだけど、シナリオの柱が「友情」とか「愛情」なので、その説得力がね、、、全部が全部といっていいぐらい前作に詰まってるから、予習してないと結構浅い感動しかできないかもって思ったよ。
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でもって今回はiMAXバージョン。
通常のロードショー版より数十秒長く、またiMAX用の高画質カメラを使ってる部分ではスクリーンの上映面積が縦に拡大したんだとか。
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なんと言っても日本にまだ3館しか無いこのデジタルiMAX専用映画館ですが、それはフィルムではなくデジタルデータなのでノイズが皆無、音響も立体的に構成されて映画館の空間のアチコチから聞こえてくるし、そしてなんと言ってもスクリーンが日本最大規模(現在)、左右も天地も巨大なので、座席にもよるだろうけどそこそこいい席なら完全に映画のスクリーンの中に取り込まれるような錯覚を起こします。
これネットの噂で見る限り3部作なんだよね。。。。
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こんなの見ちゃうと最後の3作目とか他で見れない(笑)。
デジタルiMAXって圧倒的な迫力、描写力でした。
本作の前の予告編で「スタートレック」の予告編を流してたけど、レイトショーでいいからもう一度ココで見たいね。
いやぁ、本作「トランスフォーマー/リベンジ」自体もイイ映画なんだけど、どうせ見るならココか埼玉か大阪の箕面か、いずれかのiMAXで見ないと損です。
ちなみに、この映画館、JR川崎駅から雨に濡れずに行ける109シネマズ川崎、イマドキのシネコンですが、このデジタルiMAXになってるのは「7番館だけ」なので、行かれる方はお間違えの無いように。
オススメです。
夏のハリポタ最新作は3D映画で見せてくれるんだって。
チケット取り難そうだけど、是非に、って思ったな。
2009年05月12日
【映】JJエイブラムスの新釈「スター・トレック」
たぶん今年見た映画の中で一番楽しめた。もしかしたらここ5年、10年の内でも。
圧倒的なスピード感、飽きさせない物語、ディープなファンを喜ばせる趣向を散りばめながら、初めて見る客でも絶対に惹き込めるだけの展開。
本編終了で思わず拍手したのは久々でしたが、結構会場の半分ぐらいがそんな感じで、多くの人に魅力的だったのだと思います。
(まぁ自分はかなりディープなトレッキーではありますが)
スター・トレック
・映画オフィシャルサイト(日本)
・アメリカのオフィシャルサイト
ネタバレしない程度に感想を書きますと、、、って結構難しい(笑)。
その始まりは1966年のアメリカテレビ映画の「宇宙大作戦」。SF作品。未来世界。地球人と宇宙人の関わり、宇宙船USSエンタープライズ号 NCC1701が宇宙を探査飛行するオハナシ。冒険活劇。愛。友情。
このオリジナル第1作は全79話。「主人公」は1人に絞れない。
・カーク船長(ウィリアム・シャトナー)
・スポック副長&科学主任(レナード・ニモイ)
・船医マッコイ(デ・フォレスト・ケリー)
・機関長チャーリー(ジェームズ・ドゥーハン)
・操舵士「Mr.加藤」=スールー(ジョージ・タケイ)
・航海士チェコフ(ウォルター・コーニッグ)
・通信士ウラ(ニシエル・ニコルズ)
などなど。
その後の続編もあるし映画版も何本も有って総話数は500を超えるとか。
で、今回の映画はその第1作の始まる前のオハナシ(と言っても多少の含みは有りますが、そこは見てのお楽しみで)。
上に列挙した登場人物は役者こそ違え(ここにも含みが有るのが、この映画の面白いところ)、キャラクターは同じ。
いわば第1作の登場人物の「若い頃」ってことになるのですが、何が見事ってオリジナルのファンをして「若い頃」だなって判るぐらい特徴が微妙に共通してる役者さんを使っていること。
ドクター・マッコイの目を剥く表情や、機関長チャーリーの飄々とした風情なんてもう笑ってしまうぐらい嬉しい。
だからスターウォーズなんかより遥か昔に世界中を巻き込んだスペースオペラゆえのディープなファン層 (それをトレッキーとかトレッキアンとか言います) をして拒絶反応が起きない、どころかファンであればある程に登場人物に肩入れしてしまう、何ともニクイですね。
大雑把に言えば、「あの」クルー達がいかにして仲間になったかを描く。でも・・・アナザーストーリー。
そこが何とも言えず凄いところで、単なる続編やオマージュじゃなくて独立した作品。なのに既存のファンも楽しませてしまう。
公式サイトに載ってるからバレてますが、オリジナルのミスター・スポック (レナード・ニモイ)が出てくるというだけでもファンには感涙モノ。
今回は試写会でタダで見れたんだけど、たぶん金払ってあと何回か見に行くと思います。
(今までロードショーの最多は「スターウォーズ」第1作を9回見たことですが)
「友情」とか「仲間」とかが好きで、SFに拒絶反応が無いならば、これは確実にオススメできる面白い作品です。
でもって、スター・トレックとかStar Trekじゃなくて、「宇宙大作戦」のファンならば身悶えする程に(笑)楽しい作品です。
いや、抜群。
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本編終了で思わず拍手したのは久々でしたが、結構会場の半分ぐらいがそんな感じで、多くの人に魅力的だったのだと思います。
(まぁ自分はかなりディープなトレッキーではありますが)
スター・トレック
・映画オフィシャルサイト(日本)
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ネタバレしない程度に感想を書きますと、、、って結構難しい(笑)。
その始まりは1966年のアメリカテレビ映画の「宇宙大作戦」。SF作品。未来世界。地球人と宇宙人の関わり、宇宙船USSエンタープライズ号 NCC1701が宇宙を探査飛行するオハナシ。冒険活劇。愛。友情。
このオリジナル第1作は全79話。「主人公」は1人に絞れない。
・カーク船長(ウィリアム・シャトナー)
・スポック副長&科学主任(レナード・ニモイ)
・船医マッコイ(デ・フォレスト・ケリー)
・機関長チャーリー(ジェームズ・ドゥーハン)
・操舵士「Mr.加藤」=スールー(ジョージ・タケイ)
・航海士チェコフ(ウォルター・コーニッグ)
・通信士ウラ(ニシエル・ニコルズ)
などなど。
その後の続編もあるし映画版も何本も有って総話数は500を超えるとか。
で、今回の映画はその第1作の始まる前のオハナシ(と言っても多少の含みは有りますが、そこは見てのお楽しみで)。
上に列挙した登場人物は役者こそ違え(ここにも含みが有るのが、この映画の面白いところ)、キャラクターは同じ。
いわば第1作の登場人物の「若い頃」ってことになるのですが、何が見事ってオリジナルのファンをして「若い頃」だなって判るぐらい特徴が微妙に共通してる役者さんを使っていること。
ドクター・マッコイの目を剥く表情や、機関長チャーリーの飄々とした風情なんてもう笑ってしまうぐらい嬉しい。
だからスターウォーズなんかより遥か昔に世界中を巻き込んだスペースオペラゆえのディープなファン層 (それをトレッキーとかトレッキアンとか言います) をして拒絶反応が起きない、どころかファンであればある程に登場人物に肩入れしてしまう、何ともニクイですね。
大雑把に言えば、「あの」クルー達がいかにして仲間になったかを描く。でも・・・アナザーストーリー。
そこが何とも言えず凄いところで、単なる続編やオマージュじゃなくて独立した作品。なのに既存のファンも楽しませてしまう。
公式サイトに載ってるからバレてますが、オリジナルのミスター・スポック (レナード・ニモイ)が出てくるというだけでもファンには感涙モノ。
今回は試写会でタダで見れたんだけど、たぶん金払ってあと何回か見に行くと思います。
(今までロードショーの最多は「スターウォーズ」第1作を9回見たことですが)
「友情」とか「仲間」とかが好きで、SFに拒絶反応が無いならば、これは確実にオススメできる面白い作品です。
でもって、スター・トレックとかStar Trekじゃなくて、「宇宙大作戦」のファンならば身悶えする程に(笑)楽しい作品です。
いや、抜群。
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【雑】ジャパンプレミアの傍観は疲れた
映画は抜群に面白かったけど、イベントとしてトータルで見ると拷問だったなぁ、って思う。
チョット「待たせ」過ぎ。
観客の大半も映画の始まる頃には「待ち疲れ」で口数も少なくなって疲れ切っていました。
ま、映画は良かったし、USSエンタープライズ号の模型〜映画が終わって出て来てようやく見れた〜もカッコ良かったから、後味は悪くなかったんだけど、コレ書いてる翌日になって冷静に思い返すと待ってる時間はヒドい気分だったのもたしか。
そういうイベントへの覚悟、警鐘という意味で、そういう気分の記録もしておこうと一筆。
映画は抜群に良かったです!コレだけはハッキリしておきますが・・・
大きな洋画ではよくある「ジャパンプレミア」への参加、、、というか見に行ったのは今回が初めて。
う〜〜〜〜ん。。。
チャンと参加させてくれるんならいいんだけど、試写会「だけ」みたいなもんだったので、そうなると無闇に待たされる「だけ」だってことを初めて知りました。
まぁ映画会社にすると観客、しかも試写会のなんて「いくらでも代わりはいる」ってもんなんでしょうけど、幾らなんでも2時間半(正直者の場合)も特に何も面白い余興も無い暗闇の映画館で待たすってのはヒドイと思ったよ。
朝の11時から試写会の招待状と座席指定券の引換、その折にどうやら最初の方に並んだ人 (朝の5時から並んでたとかの噂だったので、まぁそういう努力が報われること自体に不満は無いです。並んでる場所に出て来て説明していた人が気が利かなくて行列の一部でしか聞こえない音量でしか喋ってないので、何だか無意味な不公平感が漂ってたのが気に入らないだけ) は、マスコミや別枠の招待客だけの予定だった特設テントの中に入れたそうですが、その人々は夕方5時に再集合とか。
5時に集まってセレモニーが始まったのが7時過ぎだから、その人たちも結構疲れたと思うけど、その様子を映画館のスクリーンで延々1時間以上も傍観させられた大多数の観客はもう難行苦行、拷問に遭ったようなものでした。
「一度入場したら出るな」って言われた試写開場の映画館は6時開場、「7時には入場していて下さい」、って言うからギリギリまで外で眺めてたが何も起きません。
内部が見えなくした特設テントの周囲に出演者や招待された芸能人が歩くレッドカーペットが敷かれ、サインを獲得しようと待つファンが人垣を作っていました。
でも「7時には入場していて下さい」ってその7時(19時)まで何の動きも有りません。
(予想通り、テントで隠された中にはUSSエンタープライズ号の巨大模型が有った訳で、その登場を生で見たいとは思ったんよね。出演者にも無意味に呼ばれてる気のする芸能人にも全く興味は無いんですけど。)
特設テントの脇には暗幕テントの中の様子、といっても何も起きてる訳でも無くてただレーザー光線で神秘的な演出が為されてるだけですが(開始の19時過ぎまでは中に入った人々もただ待ってるだけだったでしょう)、内部の様子が数台のモニターに映し出されてました。
そんなの眺めていてもしょうがないので19時少し前に入場しましたが。。。
実際のところ、映画の始まる直前まで屋外でイベントを見ててそれから入場しても良かったようで (そういう人もかなり居た) 主催者に「言われたとおり」にしてて損した次第。
もちろん大半の試写会招待客は正直者で「言われたとおり」に19時には入場して着席していました。
正直者が馬鹿を見るっての良くないと思うヨ。
マスコミのイベントでもコンサートでも実際多いんですが、あの人々、ダンドリさえスムーズに進めばウソだろうとゴマカシだろうと平気なようで、そりゃまぁ虚構で稼ぐ人々だから、やっぱ信用しちゃイケナイんだろうなと(笑)。
まぁそれは置いといてww
予定時間の19時もけっこう過ぎた頃、スクリーンにChris Pepplerが登場して期待を煽ろうってしますけど、、、何でも起きうる映画館のスクリーンを通して見ても何の興奮も起きようも無いと思うんだけどねぇ。。。
でまたしばらく、ホントに何も起きなくてウンザリした頃にようやく屋外の特設テントの中ではスモークの中からUSSエンタープライズ号と共に監督と出演キャストが登場。
そんなもんスクリーンで見せられても、自分がその場に居ないという悲哀を感じるだけじゃん(笑)。
だいたいスクリーンの上ではいきなり出てこようが消えようが一緒です。写っていないモノは無いのと一緒だもん。
そこからが拷問だったなぁ。。。
何か知らない女の子の下手な、というと可哀想だけど(独りじゃ間が持たないからね)、間繋ぎの悪い紹介で「セレブ」とか言って招待客の芸能人が順番に映し出されていきます。
誰だっけ?真鍋かおり、吉川ひなの、エグザイルの誰かさん、お笑いのデンジャラス、マジシャンのセロとか。
だから・・・そんなもん肉眼で見てこそ多少の実感は持てるだろうけど、大スクリーンで見せられるようなコトじゃないと思うんですけど。
その後1時間近くは出演者がファンにサインしたり記念撮影したりが延々とスクリーンに大写しに映し出されていくばかり。。。
よく芸能ニュースでこういう時にサインや記念撮影に気軽に応じるハリウッドスターの姿を流して
「ファンサービスに熱心ないい役者さんですね」
って言ってて、今までは額面通りに受け取ってましたが、、、
そうか。きっとあの影ではこうやって延々と待たされてる哀しい立場の客が一杯居るんだろうな。。。
今後に向けモノの見方が変わりましたww
そんでまぁ、役者さん自体は美男美女が相場だから「スクリーンの大写し」での観賞に耐えられるんですけど・・・
誰の、に限らず、どころか自分だって人のこと言えた義理じゃないけど、盛り上がってるファンを冷静に傍観すると「変な人」でしか無いんで(笑)、ムカつくというか(笑)文字通りの闇雲に待たされてることのイライラの上塗りでドンドン不快感が蓄積されていきます。。。
映画館では10年ぶりぐらいに「ポップコーンとコーラ」を買って時間潰したよ。。。
その後でようやく会場の中でのイベント開始。司会はChris Pepplerさん。
だったら、入場はこの時間でいいじゃん!(笑)
8時半で間に合ったなww
まぁ監督・プロデューサー、主要キャストがステージ上に並んで挨拶するのは愉快だったし、珍しい経験では有りました。
今回は出演女優さんが一人も来てなかったので男目線としては魅力不足は否めません(笑)でしたが、結構皆さん愉快な人々でアメリカンジョークが行ったり来たり彷徨ったり(笑)、まぁ「楽しかった」って言えます。
配給元のパラマウントの会長さんが会場に来てたのはそれだけチカラが入ってるってことでしょう。
いや、間違いなくいい映画です>会長さん。
不満は日本側のイベントの組み立てだけ。試写会の招待客全部に分け隔て無く屋外イベントを見せるような考え方はできなかったのかなと。
混雑・混乱を避けるため、スムーズに進行するため。大義名分・・・
って30分以上押してるじゃん、既に(笑)
---------------------------------
映画が終わって表に出ると既に23時。小雨模様。
ようやくUSSエンタープライズ号が見れた。
けど近くまでは入らせてくれない。安全柵の外からだけ。
試写会の客の抑圧された思いが解放されたようで、大勢が思い思いにUSSエンタープライズ号を何とか不自由ながらもカメラに納めようと群がっておりました。
もちろん自分も(笑)。
昔から思うけど、この機体って抜群のデザインに感じます。
オリジナル第1作から少し変えてあるけど違和感が出る程じゃなくて滑らかな感じになっただけに思えます。
当時の記憶頼りですが、円盤部分はそれだけでも「インパルスパワー」で航行出来る宇宙戦艦の中心部、今回の映画では砲門が増えてましたが、テレビシリーズ時代は円盤下部の最下部1箇所からフェーザー砲(レーザーのような熱線という設定ではなく物質を収縮させて圧縮崩壊させる武器)も光子魚雷も発射されていました。
その斜め後方、下にある葉巻みたいなのが機関室と下士官の居住スペースだったはず。その頭部に付いてる光るパラボラアンテナみたいなのはレーダーではなくデフレクターとか言って航路上の障害物を重力波で排除する装置だって設定。
後方に2本伸びているパイロンがワープ航法を可能にするメインエンジン。
機関室のある下部船体の最後部は今回の映画でも使われた小形スペースクラフトの発着デッキとなります。
こうやって見ると、あのシワの寄り方はバルーンですな。空気で膨らませてあるような。
だから「いきなり登場」みたいな演出が可能だったんだろうね。
それにしても結構表面の処理も良く(写真に写ってるマダラ模様はそういう照明が意図的に演出されてるだけです。たぶん星の光が当たってるとでもイメージしてるのでしょう)、質感もそれなりに感じられて、いい模型。
やっぱりこの登場シーンを見せて貰えなかったのは不満。
それだけはハッキリと残しておきたいので記事にしました。
でもね、この映画は抜群に面白い!からご安心下さい。
次の「映画の日」はコレだな、オレ。
チョット「待たせ」過ぎ。
観客の大半も映画の始まる頃には「待ち疲れ」で口数も少なくなって疲れ切っていました。
明後日に主催者サイドから遅延についての陳謝を頂きました。
こちらは、株式会社ライブドア内「livedoor Blog キャンペーン事務局」でございます。
このたびは、「スター・トレック ジャパンプレミア」にご参加を頂き、まことにありがとうございました。
運営スタッフ一同、深く御礼申し上げます。
なお、当イベントにおいて、開始時刻が大幅に遅れてしまった件につきまして、主催者から陳謝のお言葉をいただいております。
livedoor ブロガーの皆様には主催者に代わりまして、深くお詫びいたします。
まことに申し訳ありませんでした。
(中略)
今後とも、livedoor Blog キャンペーンを宜しくお願いいたします。
とのことです。ご丁寧に有り難う御座います。
ただまぁ「遅れた」こと自体がどうのっていうより---それ自体は役者さんのファンサービスもあるでしょうから非難する筋でも無い気もします---、「一般客をイベントから隔離して無為に待たせた」考え方、「参加資格についての不公平やチャンと説明しなかった」こと、イベントの組み方って「そんなもん」なのかな、なんてことなのですけど。
ま、映画は良かったし、USSエンタープライズ号の模型〜映画が終わって出て来てようやく見れた〜もカッコ良かったから、後味は悪くなかったんだけど、コレ書いてる翌日になって冷静に思い返すと待ってる時間はヒドい気分だったのもたしか。
そういうイベントへの覚悟、警鐘という意味で、そういう気分の記録もしておこうと一筆。
映画は抜群に良かったです!コレだけはハッキリしておきますが・・・
大きな洋画ではよくある「ジャパンプレミア」への参加、、、というか見に行ったのは今回が初めて。
う〜〜〜〜ん。。。
チャンと参加させてくれるんならいいんだけど、試写会「だけ」みたいなもんだったので、そうなると無闇に待たされる「だけ」だってことを初めて知りました。
まぁ映画会社にすると観客、しかも試写会のなんて「いくらでも代わりはいる」ってもんなんでしょうけど、幾らなんでも2時間半(正直者の場合)も特に何も面白い余興も無い暗闇の映画館で待たすってのはヒドイと思ったよ。
朝の11時から試写会の招待状と座席指定券の引換、その折にどうやら最初の方に並んだ人 (朝の5時から並んでたとかの噂だったので、まぁそういう努力が報われること自体に不満は無いです。並んでる場所に出て来て説明していた人が気が利かなくて行列の一部でしか聞こえない音量でしか喋ってないので、何だか無意味な不公平感が漂ってたのが気に入らないだけ) は、マスコミや別枠の招待客だけの予定だった特設テントの中に入れたそうですが、その人々は夕方5時に再集合とか。
5時に集まってセレモニーが始まったのが7時過ぎだから、その人たちも結構疲れたと思うけど、その様子を映画館のスクリーンで延々1時間以上も傍観させられた大多数の観客はもう難行苦行、拷問に遭ったようなものでした。
「一度入場したら出るな」って言われた試写開場の映画館は6時開場、「7時には入場していて下さい」、って言うからギリギリまで外で眺めてたが何も起きません。
内部が見えなくした特設テントの周囲に出演者や招待された芸能人が歩くレッドカーペットが敷かれ、サインを獲得しようと待つファンが人垣を作っていました。
でも「7時には入場していて下さい」ってその7時(19時)まで何の動きも有りません。
(予想通り、テントで隠された中にはUSSエンタープライズ号の巨大模型が有った訳で、その登場を生で見たいとは思ったんよね。出演者にも無意味に呼ばれてる気のする芸能人にも全く興味は無いんですけど。)
特設テントの脇には暗幕テントの中の様子、といっても何も起きてる訳でも無くてただレーザー光線で神秘的な演出が為されてるだけですが(開始の19時過ぎまでは中に入った人々もただ待ってるだけだったでしょう)、内部の様子が数台のモニターに映し出されてました。
そんなの眺めていてもしょうがないので19時少し前に入場しましたが。。。
実際のところ、映画の始まる直前まで屋外でイベントを見ててそれから入場しても良かったようで (そういう人もかなり居た) 主催者に「言われたとおり」にしてて損した次第。
もちろん大半の試写会招待客は正直者で「言われたとおり」に19時には入場して着席していました。
正直者が馬鹿を見るっての良くないと思うヨ。
マスコミのイベントでもコンサートでも実際多いんですが、あの人々、ダンドリさえスムーズに進めばウソだろうとゴマカシだろうと平気なようで、そりゃまぁ虚構で稼ぐ人々だから、やっぱ信用しちゃイケナイんだろうなと(笑)。
まぁそれは置いといてww
予定時間の19時もけっこう過ぎた頃、スクリーンにChris Pepplerが登場して期待を煽ろうってしますけど、、、何でも起きうる映画館のスクリーンを通して見ても何の興奮も起きようも無いと思うんだけどねぇ。。。
でまたしばらく、ホントに何も起きなくてウンザリした頃にようやく屋外の特設テントの中ではスモークの中からUSSエンタープライズ号と共に監督と出演キャストが登場。
そんなもんスクリーンで見せられても、自分がその場に居ないという悲哀を感じるだけじゃん(笑)。
だいたいスクリーンの上ではいきなり出てこようが消えようが一緒です。写っていないモノは無いのと一緒だもん。
そこからが拷問だったなぁ。。。
何か知らない女の子の下手な、というと可哀想だけど(独りじゃ間が持たないからね)、間繋ぎの悪い紹介で「セレブ」とか言って招待客の芸能人が順番に映し出されていきます。
誰だっけ?真鍋かおり、吉川ひなの、エグザイルの誰かさん、お笑いのデンジャラス、マジシャンのセロとか。
だから・・・そんなもん肉眼で見てこそ多少の実感は持てるだろうけど、大スクリーンで見せられるようなコトじゃないと思うんですけど。
その後1時間近くは出演者がファンにサインしたり記念撮影したりが延々とスクリーンに大写しに映し出されていくばかり。。。
よく芸能ニュースでこういう時にサインや記念撮影に気軽に応じるハリウッドスターの姿を流して
「ファンサービスに熱心ないい役者さんですね」
って言ってて、今までは額面通りに受け取ってましたが、、、
そうか。きっとあの影ではこうやって延々と待たされてる哀しい立場の客が一杯居るんだろうな。。。
今後に向けモノの見方が変わりましたww
そんでまぁ、役者さん自体は美男美女が相場だから「スクリーンの大写し」での観賞に耐えられるんですけど・・・
誰の、に限らず、どころか自分だって人のこと言えた義理じゃないけど、盛り上がってるファンを冷静に傍観すると「変な人」でしか無いんで(笑)、ムカつくというか(笑)文字通りの闇雲に待たされてることのイライラの上塗りでドンドン不快感が蓄積されていきます。。。
映画館では10年ぶりぐらいに「ポップコーンとコーラ」を買って時間潰したよ。。。
その後でようやく会場の中でのイベント開始。司会はChris Pepplerさん。
だったら、入場はこの時間でいいじゃん!(笑)
8時半で間に合ったなww
まぁ監督・プロデューサー、主要キャストがステージ上に並んで挨拶するのは愉快だったし、珍しい経験では有りました。
今回は出演女優さんが一人も来てなかったので男目線としては魅力不足は否めません(笑)でしたが、結構皆さん愉快な人々でアメリカンジョークが行ったり来たり彷徨ったり(笑)、まぁ「楽しかった」って言えます。
配給元のパラマウントの会長さんが会場に来てたのはそれだけチカラが入ってるってことでしょう。
いや、間違いなくいい映画です>会長さん。
不満は日本側のイベントの組み立てだけ。試写会の招待客全部に分け隔て無く屋外イベントを見せるような考え方はできなかったのかなと。
混雑・混乱を避けるため、スムーズに進行するため。大義名分・・・
って30分以上押してるじゃん、既に(笑)
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映画が終わって表に出ると既に23時。小雨模様。
ようやくUSSエンタープライズ号が見れた。
けど近くまでは入らせてくれない。安全柵の外からだけ。
試写会の客の抑圧された思いが解放されたようで、大勢が思い思いにUSSエンタープライズ号を何とか不自由ながらもカメラに納めようと群がっておりました。
もちろん自分も(笑)。
昔から思うけど、この機体って抜群のデザインに感じます。
オリジナル第1作から少し変えてあるけど違和感が出る程じゃなくて滑らかな感じになっただけに思えます。
当時の記憶頼りですが、円盤部分はそれだけでも「インパルスパワー」で航行出来る宇宙戦艦の中心部、今回の映画では砲門が増えてましたが、テレビシリーズ時代は円盤下部の最下部1箇所からフェーザー砲(レーザーのような熱線という設定ではなく物質を収縮させて圧縮崩壊させる武器)も光子魚雷も発射されていました。
その斜め後方、下にある葉巻みたいなのが機関室と下士官の居住スペースだったはず。その頭部に付いてる光るパラボラアンテナみたいなのはレーダーではなくデフレクターとか言って航路上の障害物を重力波で排除する装置だって設定。
後方に2本伸びているパイロンがワープ航法を可能にするメインエンジン。
機関室のある下部船体の最後部は今回の映画でも使われた小形スペースクラフトの発着デッキとなります。
こうやって見ると、あのシワの寄り方はバルーンですな。空気で膨らませてあるような。
だから「いきなり登場」みたいな演出が可能だったんだろうね。
それにしても結構表面の処理も良く(写真に写ってるマダラ模様はそういう照明が意図的に演出されてるだけです。たぶん星の光が当たってるとでもイメージしてるのでしょう)、質感もそれなりに感じられて、いい模型。
やっぱりこの登場シーンを見せて貰えなかったのは不満。
それだけはハッキリと残しておきたいので記事にしました。
でもね、この映画は抜群に面白い!からご安心下さい。
次の「映画の日」はコレだな、オレ。
【雑】スタトレ2009試写会の朝
今日は「スタートレック」の試写会。
何でも、かの「宇宙大作戦」、後のスタートレックの原点である作品の、黎明期を題材にした新解釈のアナザーストーリーらしい。
小学生の頃、全79話の「宇宙大作戦」を当時は家庭用ビデオなんて無いから、カセットテープに音声だけ録音して、全話を飽きるほど聞いてたガキでした、私。
という訳で、たぶんかなりディープなトレッキー(スタートレックのファンのことを昔からそう呼ぶ)な自分にとってはかなり楽しみな映画であります。
試写会の招待状もトレッキーの秘孔を突くような(笑)粋なデザインの凝り方してて微妙に嬉しかったりね。
朝の11時から試写状と座席指定券の引き換えだということで、まぁ少し早めにと10時半に到着したら既に結構な行列だった。
係の人が行列の前の方で説明してたのがよく聞こえなかったんだけど、どうやら最初の方に並んだ人は、本来別の招待状を持ってないと出れないレッドカーペットも見れたそうな。
もうちょっと早く出てくりゃよかったのかな?
(でもまぁフジテレビ主催じゃ無いからいいか(笑)。)
イベントは夕方から、試写会は夜。
楽しみです。
※「スター・トレック」ジャパンプレミアの感想を教えてください。 - 共通テーマ - ブログパーク
何でも、かの「宇宙大作戦」、後のスタートレックの原点である作品の、黎明期を題材にした新解釈のアナザーストーリーらしい。
小学生の頃、全79話の「宇宙大作戦」を当時は家庭用ビデオなんて無いから、カセットテープに音声だけ録音して、全話を飽きるほど聞いてたガキでした、私。
という訳で、たぶんかなりディープなトレッキー(スタートレックのファンのことを昔からそう呼ぶ)な自分にとってはかなり楽しみな映画であります。
試写会の招待状もトレッキーの秘孔を突くような(笑)粋なデザインの凝り方してて微妙に嬉しかったりね。
朝の11時から試写状と座席指定券の引き換えだということで、まぁ少し早めにと10時半に到着したら既に結構な行列だった。
係の人が行列の前の方で説明してたのがよく聞こえなかったんだけど、どうやら最初の方に並んだ人は、本来別の招待状を持ってないと出れないレッドカーペットも見れたそうな。
もうちょっと早く出てくりゃよかったのかな?
(でもまぁフジテレビ主催じゃ無いからいいか(笑)。)
スター・トレック ジャパンプレミア 参加ブロガー募集キャンペーン
【イベント内容】
■日時:2009年5月12日(火)開場18:00 開演20:20(予定)
※19時より会場内スクリーンにて、特設広場で行われるスペシャル・イベントの模様をご覧いただけます。
■場所:新宿ミラノ1
東京都新宿区歌舞伎町1-29-1 TOKYU MILANOビル
TEL:03-3202-1189
■注意事項
・イベント中の動画、静止画の撮影は禁止とさせていただきます。
・その他、係員の指示にしたがってくださいますようお願いいたします。
・応募時に入力されましたご住所に招待状をお送りします。そちらを当日必ず持参お願いします。
招待状をお持ちでない方の入場はお断りする場合がございます。ご了承くだ さい。
・招待状の注意事項を必ずお読みになってください。
ご参加いただいた皆様には、専用投稿URLより
2009年5月15日(金)までに1回以上の記事更新をお願いいたします。
それでは、当日お待ちしております!
株式会社ライブドア内「livedoor Blog キャンペーン事務局
イベントは夕方から、試写会は夜。
楽しみです。
※「スター・トレック」ジャパンプレミアの感想を教えてください。 - 共通テーマ - ブログパーク
(先日からモニターしてるノートパソコンにて、新宿のとあるルノワールから無線LANで投稿してみました)
2009年04月04日
【映】スラムドッグ$ミリオネア
予想より3倍くらいはイイ映画だった。
(朝からの花見の後で日本酒3合以上は入ってたんだけど(笑)、2時間の映画、眠たくもならず見入ってしまいました)
カメラワークと音楽、シナリオ運びが絶妙。
スラムドッグ$ミリオネア
・映画『スラムドッグ$ミリオネア』公式サイト
・アップル - Trailers - スラムドッグ$ミリオネア(みのもんたのPV有り)
・スラムドッグ$ミリオネア - Wikipedia
・asahi.com(朝日新聞社):〈アカデミー賞特集〉「スラムドッグ$ミリオネア」 - 映画 - 映画・音楽・芸能
・HIS、映画「スラムドッグ$ミリオネア」協賛インドツアーを発売 - ライフ - 日経トレンディネット
・Yahoo!映画 - スラムドッグ$ミリオネア
・【週刊ハリウッド】「スラムドッグ・ミリオネア」テロを超え、ムンバイから話題作 (12ページ) - MSN産経ニュース
・アカデミー賞有力作『スラムドッグ・ミリオネア』イギリス・インディペンデント映画賞で3冠 - シネマトゥデイ
・スラムドッグ なんとかしろ (おたく女の日常あれこれ)
・スラムドッグ$ミリオネア 映画情報 - 映画のことならeiga.com
・映画 スラムドッグ$ミリオネア - allcinema
・映画『スラムドッグ$ミリオネア』 - シネマトゥデイ
・映画/スラムドッグ$ミリオネア 映画作品情報 - cinemacafe.net
・米映画批評『 スラムドッグ$ミリオネア 』|岡本太陽氏
ストーリーは読めないハナシでもない、というか予告編レベルで既に結末はほとんど知らされているようなもので後は「謎解き」、
「貧しく満足な教育も受けてこなかったスラム出身の一少年が何故に教養人でも困難な最終問題に至るまで正解し続けることが出来たのか?」
とはいえ「スラムで色んな苦労して色んなモノを見てきたんだろうなぁ」と、ここまでは予想の付くハナシ。
ところが、その予想を上回るレベルの「色んな苦労」をしていたことがテンポ良く描写され、「ありがちなハナシ」だと思っていた予想を見事に裏切ってくれたドラマ。
その「謎解き」は一つの柱に過ぎず、そこに兄弟愛、男女の愛、貧しさの中に失われそうな「純粋な愛」みたいなのがもう一つの柱、そして全編のバックボーンにインドの抱える社会問題みたいな深いストーリーが拡がっているという立体的な構築。
そして結局はそれを「見せる」チカラが素晴らしいのだと思う。ほぼ全編を通じて描かれているのは決して素材としては美しいモノでもないはずのスラムの景色であり、結構重たいハナシでありなのに、そこに嫌悪感を感じさせない映像美と音楽、ハラハラドキドキをキープするシナリオの秀逸さが。
穿った見方をすれば、いかにもアメリカ人の富裕層の好きそうなハナシ〜世の中の不幸に「気付く」ことで自らの安全な「居場所」を確認し、また「気付く」ことで新たな優越感を得ることが出来るような物語〜だし(笑)、アカデミー賞って周期的に社会派の作品を持ち上げるので、まぁそりゃアカデミー賞取るわね。
( ただまぁ邦題名として見ると地味な感じだから日本ではどう受け止められるだろうかは少々心配かな。
受賞の評判が有るにしても、予告編などでも「楽しそう」って映画じゃないし、どっちかというと重たいテーマに受け取られそう。
近年だいたい洋画も原題そのままなんだけど、これは昔みたいに邦題を付けた方が良かったんじゃないでしょうか。
ひとまとまりとして「スラムドッグ$ミリオネア」って言葉に馴染みがある訳ではないからイマイチ何のこっちゃワカランし、
▼スラム
▼ドッグ
とマイナスイメージの単語、
おそらくタイトルの構造は「$」を挟んで反語形だから、前半のマイナスを打ち消すはずのミリオネアにしても意味合いとしての「億万長者」というよりは、日本人にとっては「みのもんた」の番組名としての認知が普通だからプラスイメージとまでは言えない気がします。なんとなく「司会者が解答者に余計なプレッシャー掛けてイジメる番組」って感じだものね。既に日本でのレギュラー放送が終わってから久しいし、番組としての魅力もどっちかというと「旬は過ぎてる」感じだもの。
でもまぁ期待しないで見た人もおそらくは満足させるだけの作品だし、期待して見た人にとっても裏切られないだけのクオリティを有する作品だと思います。 )
さて今回の試写会も最近よく参加させて貰えるlivedoorのブロガー限定キャンペーン枠、場所は初めて行くことになったTokyo Midtown、
デザイン重視だそうで全体としてはまるで迷路のようにかなり複雑な構造の東京ミッドタウン、食堂街でトイレ一つ探すのにも苦労するような場所ですが、でもって会社などの入ってるメインタワーは土日は特にセキュリティが厳重なようで、招待状持った試写会の客なのに受付で名前と電話番号を書かされるは、セキュリティゲートを何重も潜らされるはと大騒ぎ。。。
試写室は34階だったけど、トイレは33階にしかなく、それもトイレ自体がセキュリティゲートを2つ通った先なので、誠に申し訳ないことに金にもならない試写会の客1人のために、たまたまトイレの場所を訪ねた社内の人にゲートで待ってて貰ってトイレに行くという何とも気の重い状況で。。。
まぁそれを除けば東京タワーすら見下ろす高層階の試写室は豪華の一語でした。ありがたいことにとても快適に映画が見れました。
しかしまぁこの映画「スラムドッグ$ミリオネア」、テーマそのものが貧富の差というか格差社会の陥穽を突くようなものな訳で、格差の象徴のようなセキュリティシステム(つまり部外者を排除するシステム)の中での試写会というのは抜群に皮肉な構図だなぁ、とも感じましたけどね。そんなことを意図してる訳ではもちろん無いでしょうけど(笑)。
結局のところ富裕層というのは何処の国でもセキュリティの整った快適な生活環境の中で能能と暮らしてる、それは今回の主人公のようなスラム街の貧乏人など「自分と同じカテゴリーに無い連中」を排除することで成り立っていて、その生活は「邪魔なモノ、汚いモノ」を生活環境から排除するような、まるでゴミを捨てるのと同じ感覚で成り立っているとも言える訳です。
ところがゴミ溜めには世の中の全ての情報が集まってきている、ゴミを詳細に調べればその社会が判ると言っても過言ではない訳で、そこにこの映画の鋭いところがあると思います。映画の中で突きつけられている(表面上の)疑問、「貧しく満足な教育も受けてこなかったスラム出身の一少年が何故に教養人でも困難な最終問題に至るまで正解し続けることが出来たのか?」の答えがそこにある訳です。
「ミリオネア」という番組を作るテレビ局は現代情報産業の花形、それは富裕層からの広告収入で成り立つ世界、スラム街の少年など本来は排除されるような世界、だからこそ、最終問題まで勝ち進んだ少年に「何か不正な手段を使ったのではないか」という疑いの眼差しが向けられるのでしょう。
しかしゴミ溜めで生き延びてきた者には富裕層にはない強さがあった。経験出来ないような(言い換えれば経験しないで済むような)まさしく「ゴミ溜めのような」人生があった。
不正なんかじゃなくて、そこに富裕層に勝てるチャンスも有ったと。見事な逆転劇、サクセスストーリー。
こうした皮肉な構図について、安全の確保された富裕層というのはときに「先に気付くこと」の優越感のせいか指摘されることを好んだりするように思います。それがゆえにこういう皮肉な作品がアカデミー賞に選ばれたりするのかな、とも。
でも、そういうヤヤコシイハナシはどうあれ、本作は「作品」としての完成度が高い。それだからこそ受賞出来たんだと言ってもいい、正当な評価として優秀なノミネート作品群の中でも抜群に秀逸だった作品なんだろうと思います。
感想を書かなきゃイケナイ試写会なので「何書こうかな」と考えつつ見る訳で、そこでまぁつらつらと上記のようなことを考えたりもする訳ですが、それも最後の30分ぐらいは忘れさせてくれて見入ってしまいましたね。
映画の中で突きつけられている「表面上の」疑問、「貧しく満足な教育も受けてこなかったスラム出身の一少年が何故に教養人でも困難な最終問題に至るまで正解し続けることが出来たのか?」に気を取られているウチに、いつのまにかシナリオに隠されたもう一つの(本当の)疑問に向き合っている観客としての自分が居ます。
「彼は何のために・・・」「彼女は?」「奴は?」
ネタバレを避ける意味合いで細かくは書けないけど、本当によく出来た作品だと思う。
最初に書きましたがカメラワークと音楽、シナリオ運びが絶妙。
少しはドラマの背景を考えるチカラは欲しいけど、全ての人にオススメです。
(でもPG-12指定〜小学生は保護者同伴〜らしいけどね。たしかに子供が金のために目を潰されるなど残酷な描写も一部有るけど、、、まぁ映像上では直接的な残酷シーンにはなってないです)
ラストシーンのさらにその後、マサラムービーの「定番のアレ」が有ったのには笑ったけどね(笑)。
理屈や感動だけでは終わらせないところが、エンターティメントの本分を守ってるというか名監督ダニー・ボイルのカッコイイところですかな。
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(朝からの花見の後で日本酒3合以上は入ってたんだけど(笑)、2時間の映画、眠たくもならず見入ってしまいました)
カメラワークと音楽、シナリオ運びが絶妙。
スラムドッグ$ミリオネア
・映画『スラムドッグ$ミリオネア』公式サイト
・アップル - Trailers - スラムドッグ$ミリオネア(みのもんたのPV有り)
・スラムドッグ$ミリオネア - Wikipedia
・asahi.com(朝日新聞社):〈アカデミー賞特集〉「スラムドッグ$ミリオネア」 - 映画 - 映画・音楽・芸能
・HIS、映画「スラムドッグ$ミリオネア」協賛インドツアーを発売 - ライフ - 日経トレンディネット
・Yahoo!映画 - スラムドッグ$ミリオネア
・【週刊ハリウッド】「スラムドッグ・ミリオネア」テロを超え、ムンバイから話題作 (12ページ) - MSN産経ニュース
・アカデミー賞有力作『スラムドッグ・ミリオネア』イギリス・インディペンデント映画賞で3冠 - シネマトゥデイ
・スラムドッグ なんとかしろ (おたく女の日常あれこれ)
・スラムドッグ$ミリオネア 映画情報 - 映画のことならeiga.com
・映画 スラムドッグ$ミリオネア - allcinema
・映画『スラムドッグ$ミリオネア』 - シネマトゥデイ
・映画/スラムドッグ$ミリオネア 映画作品情報 - cinemacafe.net
・米映画批評『 スラムドッグ$ミリオネア 』|岡本太陽氏
ストーリーは読めないハナシでもない、というか予告編レベルで既に結末はほとんど知らされているようなもので後は「謎解き」、
「貧しく満足な教育も受けてこなかったスラム出身の一少年が何故に教養人でも困難な最終問題に至るまで正解し続けることが出来たのか?」
とはいえ「スラムで色んな苦労して色んなモノを見てきたんだろうなぁ」と、ここまでは予想の付くハナシ。
ところが、その予想を上回るレベルの「色んな苦労」をしていたことがテンポ良く描写され、「ありがちなハナシ」だと思っていた予想を見事に裏切ってくれたドラマ。
その「謎解き」は一つの柱に過ぎず、そこに兄弟愛、男女の愛、貧しさの中に失われそうな「純粋な愛」みたいなのがもう一つの柱、そして全編のバックボーンにインドの抱える社会問題みたいな深いストーリーが拡がっているという立体的な構築。
そして結局はそれを「見せる」チカラが素晴らしいのだと思う。ほぼ全編を通じて描かれているのは決して素材としては美しいモノでもないはずのスラムの景色であり、結構重たいハナシでありなのに、そこに嫌悪感を感じさせない映像美と音楽、ハラハラドキドキをキープするシナリオの秀逸さが。
穿った見方をすれば、いかにもアメリカ人の富裕層の好きそうなハナシ〜世の中の不幸に「気付く」ことで自らの安全な「居場所」を確認し、また「気付く」ことで新たな優越感を得ることが出来るような物語〜だし(笑)、アカデミー賞って周期的に社会派の作品を持ち上げるので、まぁそりゃアカデミー賞取るわね。
( ただまぁ邦題名として見ると地味な感じだから日本ではどう受け止められるだろうかは少々心配かな。
受賞の評判が有るにしても、予告編などでも「楽しそう」って映画じゃないし、どっちかというと重たいテーマに受け取られそう。
近年だいたい洋画も原題そのままなんだけど、これは昔みたいに邦題を付けた方が良かったんじゃないでしょうか。
ひとまとまりとして「スラムドッグ$ミリオネア」って言葉に馴染みがある訳ではないからイマイチ何のこっちゃワカランし、
▼スラム
▼ドッグ
とマイナスイメージの単語、
おそらくタイトルの構造は「$」を挟んで反語形だから、前半のマイナスを打ち消すはずのミリオネアにしても意味合いとしての「億万長者」というよりは、日本人にとっては「みのもんた」の番組名としての認知が普通だからプラスイメージとまでは言えない気がします。なんとなく「司会者が解答者に余計なプレッシャー掛けてイジメる番組」って感じだものね。既に日本でのレギュラー放送が終わってから久しいし、番組としての魅力もどっちかというと「旬は過ぎてる」感じだもの。
でもまぁ期待しないで見た人もおそらくは満足させるだけの作品だし、期待して見た人にとっても裏切られないだけのクオリティを有する作品だと思います。 )
さて今回の試写会も最近よく参加させて貰えるlivedoorのブロガー限定キャンペーン枠、場所は初めて行くことになったTokyo Midtown、
デザイン重視だそうで全体としてはまるで迷路のようにかなり複雑な構造の東京ミッドタウン、食堂街でトイレ一つ探すのにも苦労するような場所ですが、でもって会社などの入ってるメインタワーは土日は特にセキュリティが厳重なようで、招待状持った試写会の客なのに受付で名前と電話番号を書かされるは、セキュリティゲートを何重も潜らされるはと大騒ぎ。。。
試写室は34階だったけど、トイレは33階にしかなく、それもトイレ自体がセキュリティゲートを2つ通った先なので、誠に申し訳ないことに金にもならない試写会の客1人のために、たまたまトイレの場所を訪ねた社内の人にゲートで待ってて貰ってトイレに行くという何とも気の重い状況で。。。
まぁそれを除けば東京タワーすら見下ろす高層階の試写室は豪華の一語でした。ありがたいことにとても快適に映画が見れました。
しかしまぁこの映画「スラムドッグ$ミリオネア」、テーマそのものが貧富の差というか格差社会の陥穽を突くようなものな訳で、格差の象徴のようなセキュリティシステム(つまり部外者を排除するシステム)の中での試写会というのは抜群に皮肉な構図だなぁ、とも感じましたけどね。そんなことを意図してる訳ではもちろん無いでしょうけど(笑)。
結局のところ富裕層というのは何処の国でもセキュリティの整った快適な生活環境の中で能能と暮らしてる、それは今回の主人公のようなスラム街の貧乏人など「自分と同じカテゴリーに無い連中」を排除することで成り立っていて、その生活は「邪魔なモノ、汚いモノ」を生活環境から排除するような、まるでゴミを捨てるのと同じ感覚で成り立っているとも言える訳です。
ところがゴミ溜めには世の中の全ての情報が集まってきている、ゴミを詳細に調べればその社会が判ると言っても過言ではない訳で、そこにこの映画の鋭いところがあると思います。映画の中で突きつけられている(表面上の)疑問、「貧しく満足な教育も受けてこなかったスラム出身の一少年が何故に教養人でも困難な最終問題に至るまで正解し続けることが出来たのか?」の答えがそこにある訳です。
「ミリオネア」という番組を作るテレビ局は現代情報産業の花形、それは富裕層からの広告収入で成り立つ世界、スラム街の少年など本来は排除されるような世界、だからこそ、最終問題まで勝ち進んだ少年に「何か不正な手段を使ったのではないか」という疑いの眼差しが向けられるのでしょう。
しかしゴミ溜めで生き延びてきた者には富裕層にはない強さがあった。経験出来ないような(言い換えれば経験しないで済むような)まさしく「ゴミ溜めのような」人生があった。
不正なんかじゃなくて、そこに富裕層に勝てるチャンスも有ったと。見事な逆転劇、サクセスストーリー。
こうした皮肉な構図について、安全の確保された富裕層というのはときに「先に気付くこと」の優越感のせいか指摘されることを好んだりするように思います。それがゆえにこういう皮肉な作品がアカデミー賞に選ばれたりするのかな、とも。
でも、そういうヤヤコシイハナシはどうあれ、本作は「作品」としての完成度が高い。それだからこそ受賞出来たんだと言ってもいい、正当な評価として優秀なノミネート作品群の中でも抜群に秀逸だった作品なんだろうと思います。
感想を書かなきゃイケナイ試写会なので「何書こうかな」と考えつつ見る訳で、そこでまぁつらつらと上記のようなことを考えたりもする訳ですが、それも最後の30分ぐらいは忘れさせてくれて見入ってしまいましたね。
映画の中で突きつけられている「表面上の」疑問、「貧しく満足な教育も受けてこなかったスラム出身の一少年が何故に教養人でも困難な最終問題に至るまで正解し続けることが出来たのか?」に気を取られているウチに、いつのまにかシナリオに隠されたもう一つの(本当の)疑問に向き合っている観客としての自分が居ます。
「彼は何のために・・・」「彼女は?」「奴は?」
ネタバレを避ける意味合いで細かくは書けないけど、本当によく出来た作品だと思う。
最初に書きましたがカメラワークと音楽、シナリオ運びが絶妙。
少しはドラマの背景を考えるチカラは欲しいけど、全ての人にオススメです。
(でもPG-12指定〜小学生は保護者同伴〜らしいけどね。たしかに子供が金のために目を潰されるなど残酷な描写も一部有るけど、、、まぁ映像上では直接的な残酷シーンにはなってないです)
ラストシーンのさらにその後、マサラムービーの「定番のアレ」が有ったのには笑ったけどね(笑)。
理屈や感動だけでは終わらせないところが、エンターティメントの本分を守ってるというか名監督ダニー・ボイルのカッコイイところですかな。
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2009年02月11日
【映】おくりびと
やっぱ役者がイイとイイ映画になりますな。渋くて個性的な脇役揃いの中で主演のモックンもヒロスエもいい味出してたと思います。
映画というより生の芝居を見たようにシッカリと伝わってくる面がありました。
数々の受賞やノミネートにつき凱旋興業ということで朝1だけのワリコミ上映らしいのに出掛けた。
おくりびと
・9.13 Road Show 「おくりびと」(主演:本木雅弘 広末涼子)
場所は有楽町の丸ノ内ピカデリー
・松竹映画館ドットコム
(今日は2番館だったけど、週末からは3番館での興業になるとかだそう)
東京で挫折し郷里に戻った男。旧来は葬儀屋の領分であり、その葬儀屋の下請けで納棺作業を専門に行う「納棺師」に、なりゆきでなってしまった若い男の物語。その男と妻、旧友、郷里の人々、そして親との関係が「納棺師」をめぐる偏見や誤解、そしてその解消の中で成長し何かを見つける物語として語られていく。
あまり楽しそうでないテーマなのだけど、描き方が少しコメディタッチなのと脇を固める名優達の芝居のチカラで惹き込まれていきますな。
本木はイイ味出してるし、ヒロスエもハマリ役を貰ってる感じ。
ヒロスエは声がマンガみたいな甲高さなのであまり大きな役をすると耳障りに感じるのですが、今回は都会育ちの妻が旦那について田舎に来た、知らずに納棺師の妻になっちゃったための戸惑いや怒り、さてどうするか、でも旦那のことは好きだ、みたいな揺れる役柄のせいか、結構重苦しかったりするこの映画を随所で癒す役割を果たしていました。
あと随所に挿入される山形の四季の映像が美しく、BGMとなるチェロの調べも心地よく、物語を運んでおりました。
2時間程の作品なのに全く時間を感じさせないチカラがありました。
アカデミー賞はどうかなぁ、かなり日本的、ドメスティックな素材ではあるもの。
でも坊主もお経もあまり出てくることなく、「人の死」でありそれをめぐる「人の情」であり、といういわば万国共通の部分のクローズアップなので、人種や国籍を問わず共感出来るのではないかと期待します。
いやなかなか予想以上にイイ映画でした。
--
おくりびと (小学館文庫)
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納棺夫日記 (文春文庫)
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ぼくが葬儀屋さんになった理由(わけ)
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いしぶみ
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映画というより生の芝居を見たようにシッカリと伝わってくる面がありました。
数々の受賞やノミネートにつき凱旋興業ということで朝1だけのワリコミ上映らしいのに出掛けた。
おくりびと
・9.13 Road Show 「おくりびと」(主演:本木雅弘 広末涼子)
場所は有楽町の丸ノ内ピカデリー
・松竹映画館ドットコム
(今日は2番館だったけど、週末からは3番館での興業になるとかだそう)
東京で挫折し郷里に戻った男。旧来は葬儀屋の領分であり、その葬儀屋の下請けで納棺作業を専門に行う「納棺師」に、なりゆきでなってしまった若い男の物語。その男と妻、旧友、郷里の人々、そして親との関係が「納棺師」をめぐる偏見や誤解、そしてその解消の中で成長し何かを見つける物語として語られていく。
あまり楽しそうでないテーマなのだけど、描き方が少しコメディタッチなのと脇を固める名優達の芝居のチカラで惹き込まれていきますな。
本木はイイ味出してるし、ヒロスエもハマリ役を貰ってる感じ。
ヒロスエは声がマンガみたいな甲高さなのであまり大きな役をすると耳障りに感じるのですが、今回は都会育ちの妻が旦那について田舎に来た、知らずに納棺師の妻になっちゃったための戸惑いや怒り、さてどうするか、でも旦那のことは好きだ、みたいな揺れる役柄のせいか、結構重苦しかったりするこの映画を随所で癒す役割を果たしていました。
あと随所に挿入される山形の四季の映像が美しく、BGMとなるチェロの調べも心地よく、物語を運んでおりました。
2時間程の作品なのに全く時間を感じさせないチカラがありました。
アカデミー賞はどうかなぁ、かなり日本的、ドメスティックな素材ではあるもの。
でも坊主もお経もあまり出てくることなく、「人の死」でありそれをめぐる「人の情」であり、といういわば万国共通の部分のクローズアップなので、人種や国籍を問わず共感出来るのではないかと期待します。
いやなかなか予想以上にイイ映画でした。
--
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2008年12月01日
【映】レッドクリフ Part I
オモロイ映画じゃん。
AVEXが「女性客も呼べるようにラブストーリーにした」って聞いたから、どんだけ骨抜き活劇になってるかと心配したんだけど、杞憂でした。
レッドクリフ Part I
・Yahoo!映画 - レッドクリフ Part I
・公式サイト(part2の予告になってる)
・レッドクリフ3594 -映画『レッドクリフ』に関するブログクチコミ情報サイト-
・レッドクリフ Part I @ 映画生活
・レッドクリフ Part I : 映画情報 - 映画のことならeiga.com
・レッドクリフ PartI - goo 映画
・映画『レッドクリフ Part I』 - 映画の情報を毎日更新 | シネマトゥデイ
軽い道具を無駄に振り回すアクションが多い中国モノが多い中で、史実に忠実な重たい武器を使ったリアルな殺陣が良かったですな。
エキストラが人民解放軍なので体力的にも可能だったのでしょう。
玉井マネが台湾だか香港だかで見て映画自体「良かった」、女優では周瑜の妻で小喬役のリン・チーリン(林志玲)が気に入ったって言ってましたが、清楚な美人って感じ(あっちのファッションモデルらしい)、線が細すぎて壊しそう(笑)。
自分は孫権の妹、もうチョットお転婆なヴィッキー・チャオの方が好み。(「少林サッカー」で太極拳使いのヒロインやってた小娘ね)
・赵薇空间-搜狐博客(御本人のタレントブログ)
・百度图片搜索_赵薇
・赵薇图片|赵薇档案资料 - 赵薇写真照片壁纸下载(中国の壁紙サイト)
レッドクリフ Part I コレクターズ・エディション
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しかし最近は試写会か映画の日しか映画行かないなぁ。
AVEXが「女性客も呼べるようにラブストーリーにした」って聞いたから、どんだけ骨抜き活劇になってるかと心配したんだけど、杞憂でした。
レッドクリフ Part I
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・レッドクリフ3594 -映画『レッドクリフ』に関するブログクチコミ情報サイト-
・レッドクリフ Part I @ 映画生活
・レッドクリフ Part I : 映画情報 - 映画のことならeiga.com
・レッドクリフ PartI - goo 映画
・映画『レッドクリフ Part I』 - 映画の情報を毎日更新 | シネマトゥデイ
軽い道具を無駄に振り回すアクションが多い中国モノが多い中で、史実に忠実な重たい武器を使ったリアルな殺陣が良かったですな。
エキストラが人民解放軍なので体力的にも可能だったのでしょう。
玉井マネが台湾だか香港だかで見て映画自体「良かった」、女優では周瑜の妻で小喬役のリン・チーリン(林志玲)が気に入ったって言ってましたが、清楚な美人って感じ(あっちのファッションモデルらしい)、線が細すぎて壊しそう(笑)。
自分は孫権の妹、もうチョットお転婆なヴィッキー・チャオの方が好み。(「少林サッカー」で太極拳使いのヒロインやってた小娘ね)
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しかし最近は試写会か映画の日しか映画行かないなぁ。
2008年10月01日
【映】石内尋常高等小学校 花は散れども
「映画の日」ということで、今日はチョットイイ映画に。
石内尋常高等小学校 花は散れども
・石内尋常高等小学校 花は散れども [公式サイト]
・石内尋常高等小学校 花は散れども - goo 映画
・映画『石内尋常高等小学校 花は散れども』 - 映画の情報を毎日更新 | シネマトゥデイ
・新藤兼人監督「石内尋常高等小学校花は散れども」 : 話題 : 映画 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)2007/12/08
・バラエティ・ジャパン | 新藤兼人監督最新作『石内尋常高等小学校 花は散れども』 衰えを知らぬ創作意欲に圧倒 2008/01/01
・96歳・新藤監督の新作「石内尋常高等小学校 花は散れども」完成 : 映画ニュース - 映画のことならeiga.com 2008/05/22
・魂で指導した生徒の30年後は 映画「石内尋常高等小学校 花は散れども」 (1/2ページ) - MSN産経ニュース 2008/09/26
・日本最高齢監督・新藤兼人の最新作が満足度ランキング首位を獲得 2008/10/02
石内尋常高等小学校花は散れども (岩波現代文庫 文芸 138)
訪れた映画館は制作に名を連ねてるシネカノン有楽町。
いつも東西落語研鑽会を聴きに来てるよみうりホールの1階上、チケットや売店はよみうりホールと同フロアで、上映スペースは8階、昨今流行のシネコンみたいなゆったり目のシート。
さて、映画。
「95歳の新藤兼人監督の新作で話題のイイ映画らしい」ぐらいの予備知識で見たのもあって、上映開始しばらくは芝居がかった映像に何となく馴染めない気がしていたのだけれど、、、
気が付いたら1時間ぐらい経ってて、いつのまにか映画の中の世界に惹き込まれていました。
まるで舞台上のお芝居を観てるような作りの映画。
戦中から戦後に懸けての広島の小村が主な舞台。
戦前の学校、田舎道、東京のアパート、同窓会の会場、恩師の家、砂浜、駅、そんな感じで実際に舞台の生芝居でもできそう。
オハナシは、ある意味、「何と言うこともない普通の日常」のようでいて、何だか忘れてきたような「何か」がそこにあって・・・
見事なまでに丁寧な画面の作り込み、映像も豪華でも派手でもないけど清楚に美しい。
シナリオのセリフ回しも無駄が無く、最小限で時間を進め人を動かす。
何より、大竹しのぶの演技が凄い。。。
小皺1本1本に至るまで計算されてるような表情から伝わる心の動き。真面目な少女が大人になったという面影を見せたかと思えば、情熱的な愛とエロスを垣間見せたりもする。ところがさらに裏切って強い女を見せたりも。
感動、というより感心、かなぁ。しみじみと心に残る何かのある映画です。
道徳・正義・友愛なんて昨今の映画じゃ薄っぺらくなってしまっているのに本作では衒い無く真っ正面に捉えていて、なのに嘘が無い。
「愛とエロス」「戦争と平和」「教師と生徒」、パンフによると監督の表現しようとしたものは大きいのだけど、押しつけがましさは微塵も無い。
足し算じゃなくて引き算の芸術かな。
たしかに「ぴあ」のアンケートで満足度ランキング首位を獲得しただけのことはあって、「見て良かったな」と思える映画でした。
映画の舞台は広島で、大竹しのぶのセリフの中に、男に向かって
「鯛飯食べにまたおいでよ」
みたいなのがありました。
ので
映画を見終わって鯛飯が食べたくなって(笑)
そういえばランチでやってたな、と
隣の新橋にある香川・愛媛のアンテナショップ併設の「瀬戸内料理レストラン」、というか讃岐うどんの店、郷土・せとうち料理 かおりひめに。
鯛飯の単品は無くてミニ讃岐うどんとのセットだけど、リーズナブルに美味い店です。
(大盛りにして貰って、かきあげとジャコ天も付けたけど)
まぁしみじみと満足した日でした。
石内尋常高等小学校 花は散れども
・石内尋常高等小学校 花は散れども [公式サイト]
・石内尋常高等小学校 花は散れども - goo 映画
・映画『石内尋常高等小学校 花は散れども』 - 映画の情報を毎日更新 | シネマトゥデイ
・新藤兼人監督「石内尋常高等小学校花は散れども」 : 話題 : 映画 : エンタメ : YOMIURI ONLINE(読売新聞)2007/12/08
・バラエティ・ジャパン | 新藤兼人監督最新作『石内尋常高等小学校 花は散れども』 衰えを知らぬ創作意欲に圧倒 2008/01/01
・96歳・新藤監督の新作「石内尋常高等小学校 花は散れども」完成 : 映画ニュース - 映画のことならeiga.com 2008/05/22
・魂で指導した生徒の30年後は 映画「石内尋常高等小学校 花は散れども」 (1/2ページ) - MSN産経ニュース 2008/09/26
・日本最高齢監督・新藤兼人の最新作が満足度ランキング首位を獲得 2008/10/02
石内尋常高等小学校花は散れども (岩波現代文庫 文芸 138)
訪れた映画館は制作に名を連ねてるシネカノン有楽町。
いつも東西落語研鑽会を聴きに来てるよみうりホールの1階上、チケットや売店はよみうりホールと同フロアで、上映スペースは8階、昨今流行のシネコンみたいなゆったり目のシート。
さて、映画。
「95歳の新藤兼人監督の新作で話題のイイ映画らしい」ぐらいの予備知識で見たのもあって、上映開始しばらくは芝居がかった映像に何となく馴染めない気がしていたのだけれど、、、
気が付いたら1時間ぐらい経ってて、いつのまにか映画の中の世界に惹き込まれていました。
まるで舞台上のお芝居を観てるような作りの映画。
戦中から戦後に懸けての広島の小村が主な舞台。
戦前の学校、田舎道、東京のアパート、同窓会の会場、恩師の家、砂浜、駅、そんな感じで実際に舞台の生芝居でもできそう。
オハナシは、ある意味、「何と言うこともない普通の日常」のようでいて、何だか忘れてきたような「何か」がそこにあって・・・
見事なまでに丁寧な画面の作り込み、映像も豪華でも派手でもないけど清楚に美しい。
シナリオのセリフ回しも無駄が無く、最小限で時間を進め人を動かす。
何より、大竹しのぶの演技が凄い。。。
小皺1本1本に至るまで計算されてるような表情から伝わる心の動き。真面目な少女が大人になったという面影を見せたかと思えば、情熱的な愛とエロスを垣間見せたりもする。ところがさらに裏切って強い女を見せたりも。
感動、というより感心、かなぁ。しみじみと心に残る何かのある映画です。
道徳・正義・友愛なんて昨今の映画じゃ薄っぺらくなってしまっているのに本作では衒い無く真っ正面に捉えていて、なのに嘘が無い。
「愛とエロス」「戦争と平和」「教師と生徒」、パンフによると監督の表現しようとしたものは大きいのだけど、押しつけがましさは微塵も無い。
足し算じゃなくて引き算の芸術かな。
たしかに「ぴあ」のアンケートで満足度ランキング首位を獲得しただけのことはあって、「見て良かったな」と思える映画でした。
映画の舞台は広島で、大竹しのぶのセリフの中に、男に向かって
「鯛飯食べにまたおいでよ」
みたいなのがありました。
ので
映画を見終わって鯛飯が食べたくなって(笑)
そういえばランチでやってたな、と
隣の新橋にある香川・愛媛のアンテナショップ併設の「瀬戸内料理レストラン」、というか讃岐うどんの店、郷土・せとうち料理 かおりひめに。
鯛飯の単品は無くてミニ讃岐うどんとのセットだけど、リーズナブルに美味い店です。
(大盛りにして貰って、かきあげとジャコ天も付けたけど)
まぁしみじみと満足した日でした。
2008年08月23日
【考】泣ける映画
男と女じゃ「泣ける映画」は違うからねぇ。。。
(まぁ動物好きなので動物モノには泣けますけど)
「きみに読む物語」で少し泣きそうになったのはジェイムズ・ガーナー演じる老いた男に共感できたからですが、女の子の場合は逆に女性の登場人物に共感した上で、「自分もそこまで一途に思われたい」だったらしい。
となるとやっぱり共感のベクトルって少しズレてると思うのね。
だからこそ性別に意味があってドラマもあるし人生面白いんだけど難しいトコでもあるわな。
「この映画で泣けない人とは私は付き合えない」とは「きみに読む物語」についてのアヤパンの発言。
彼女の名前で集まったイベントだから媚びるのは簡単だけど、男の矜持ってモノが(笑)。
「きみに読む物語」は立派に「泣けるハナシ」なんだけど、「泣ける映画」かと言われると多少疑問か。
たぶん何度か見ると戯画化された「ノートの中の物語」が見慣れちゃって無駄な抵抗が無くなるから、そうなってからがむしろシンプルに「泣ける映画」となるかもね。
ところで、昨今の若い男は知らんけど、「男らしい」とか「女らしい」とかが生きてた時代は、男の泣ける映画の代表は高倉健でしょう(笑)。
何というか、耐えに耐えてそれでも許せなくなるような状況に一人背負って死にに行く、みたいなアナクロな自己犠牲というか。
この映画の池辺良なんか最高で、
鯉口を封印していた匕首の封印を切って
「あっしも、お供致しやす」
って、渋いぜ。。。
古い男の涙腺はこの辺りに弱点が有ります。
「宇宙戦艦ヤマト」でも何回か泣いたな(笑)。
要は「心意気」とか「侠気(おとこぎ)」って奴ね。
ただし「おとこぎ」と言っても昨今ありがちなカンチガイ、「馬鹿の自己中心的乱暴さ」(不良のツッパリみたいな奴)なんてのじゃなくて、「弱きを助け強きを挫く」的な自己犠牲という古典的な意味合いでのハナシ。
こんなとこに弱点があるから勝手なロマンを植え付けられて特攻隊とかできるんだろうけど。まぁ善し悪しだね。。。
そういえば「めざましランキングシアター」ってイベントも開催中で、そこでも「泣ける映画」が話題に。
要は「めざまし」の企画でWeb投票で選ばれた映画をららぽーと豊洲 ユナイテッド・シネマで数作品上映するというモノ。
中間発表とかで若者ウケの軽い作品がどのカテゴリーでも上位だったため、投票する気が失せて参加はしなかったけど、逆に言えば今の世相が見える気もします。
でも昨今はあまり昔の名作を見ても人は感動しないのかね。ほとんど古い「大作」とか「名作」が顔を出してない気がします。アカデミー賞クラスだって皆無ではないけど少ない。
(思いっきり)【人生を変えた映画】投票集計結果
(太字が上映決定作品。引用元めざましランキングシアター)
「人生を変えた映画」って意味も違うようですね。映画に感化されて考え方や生き方が変わったとかいうよりも、大事な人と見たとかじゃないのかな?
少なくとも言っちゃ悪いが「踊る大捜査線」で「人生が変わった」りしないと思うぞ、普通(笑)。
名画館を探して昔の名画を見て回ったような時代と異なり、レンタルビデオで安易になった分もあり、軽薄短小の時代風潮もあって、重たいハナシは嫌われているのかなとも思います。
(思いっきり)【スカッとする映画】投票集計結果
(太字が上映決定作品。引用元めざましランキングシアター)
そして「スカッとする映画」「人生を変えた映画」と並んで「泣ける映画」というカテゴリーが有りました。
(思いっきり)【泣ける映画】投票集計結果
(太字が上映決定作品。引用元めざましランキングシアター)
ランキングには入ってないけど、アヤパンの選んだ「泣ける映画」は「レナードの朝」だそうです。
まぁこれだけはそのうち見てみましょう(笑)。
(まぁ動物好きなので動物モノには泣けますけど)
「きみに読む物語」で少し泣きそうになったのはジェイムズ・ガーナー演じる老いた男に共感できたからですが、女の子の場合は逆に女性の登場人物に共感した上で、「自分もそこまで一途に思われたい」だったらしい。
となるとやっぱり共感のベクトルって少しズレてると思うのね。
だからこそ性別に意味があってドラマもあるし人生面白いんだけど難しいトコでもあるわな。
「この映画で泣けない人とは私は付き合えない」とは「きみに読む物語」についてのアヤパンの発言。
彼女の名前で集まったイベントだから媚びるのは簡単だけど、男の矜持ってモノが(笑)。
「きみに読む物語」は立派に「泣けるハナシ」なんだけど、「泣ける映画」かと言われると多少疑問か。
たぶん何度か見ると戯画化された「ノートの中の物語」が見慣れちゃって無駄な抵抗が無くなるから、そうなってからがむしろシンプルに「泣ける映画」となるかもね。
ところで、昨今の若い男は知らんけど、「男らしい」とか「女らしい」とかが生きてた時代は、男の泣ける映画の代表は高倉健でしょう(笑)。
何というか、耐えに耐えてそれでも許せなくなるような状況に一人背負って死にに行く、みたいなアナクロな自己犠牲というか。
監督:マキノ雅弘
収録時間:92分
レンタル開始日:2004-10-08
Story
東映任侠路線「昭和残侠伝」シリーズ第7弾。秀次郎は、かつて博打で無一文になり、雪の中で凍えていたところを助けられた駆け出しの芸者・幾江に7年ぶりの再会を果たす。だが、幸せな日々も束の間、新興博徒の駒井が武志に黒い罠を仕掛けようとしていた。(詳細こちら)
この映画の池辺良なんか最高で、
鯉口を封印していた匕首の封印を切って
「あっしも、お供致しやす」
って、渋いぜ。。。
古い男の涙腺はこの辺りに弱点が有ります。
「宇宙戦艦ヤマト」でも何回か泣いたな(笑)。
要は「心意気」とか「侠気(おとこぎ)」って奴ね。
ただし「おとこぎ」と言っても昨今ありがちなカンチガイ、「馬鹿の自己中心的乱暴さ」(不良のツッパリみたいな奴)なんてのじゃなくて、「弱きを助け強きを挫く」的な自己犠牲という古典的な意味合いでのハナシ。
こんなとこに弱点があるから勝手なロマンを植え付けられて特攻隊とかできるんだろうけど。まぁ善し悪しだね。。。
そういえば「めざましランキングシアター」ってイベントも開催中で、そこでも「泣ける映画」が話題に。
要は「めざまし」の企画でWeb投票で選ばれた映画をららぽーと豊洲 ユナイテッド・シネマで数作品上映するというモノ。
中間発表とかで若者ウケの軽い作品がどのカテゴリーでも上位だったため、投票する気が失せて参加はしなかったけど、逆に言えば今の世相が見える気もします。
でも昨今はあまり昔の名作を見ても人は感動しないのかね。ほとんど古い「大作」とか「名作」が顔を出してない気がします。アカデミー賞クラスだって皆無ではないけど少ない。
(思いっきり)【人生を変えた映画】投票集計結果
- ウォーターボーイズ
- 踊る大捜査線
- オペラ座の怪人
- 海猿
- パイレーツ・オブ・カリビアン
- サウンド・オブ・ミュージック
- 風と共に去りぬ
- 恋空
- ロード・オブ・サ・リング
- プリティ・ウーマン
(太字が上映決定作品。引用元めざましランキングシアター)
「人生を変えた映画」って意味も違うようですね。映画に感化されて考え方や生き方が変わったとかいうよりも、大事な人と見たとかじゃないのかな?
少なくとも言っちゃ悪いが「踊る大捜査線」で「人生が変わった」りしないと思うぞ、普通(笑)。
名画館を探して昔の名画を見て回ったような時代と異なり、レンタルビデオで安易になった分もあり、軽薄短小の時代風潮もあって、重たいハナシは嫌われているのかなとも思います。
(思いっきり)【スカッとする映画】投票集計結果
- 踊る大捜査線
- クローズZERO
- ウォーターボーイズ
- ダイ・ハード
- ショーシャンクの空に
- トップガン
- パイレーツ・オブ・カリビアン
- インディ・ジョーンズ
- バック・トゥ・ザ・フューチャー
(太字が上映決定作品。引用元めざましランキングシアター)
そして「スカッとする映画」「人生を変えた映画」と並んで「泣ける映画」というカテゴリーが有りました。
(思いっきり)【泣ける映画】投票集計結果
- ただ、きみを愛してる
- タイタニック
- ニュー・シネマ・パラダイス
- タイヨウのうた
- 恋空
- 海猿
- アルマゲドン
- ライフ・イズ・ビューティフル
- 世界の中心で、愛をさけぶ
- レオン
(太字が上映決定作品。引用元めざましランキングシアター)
ランキングには入ってないけど、アヤパンの選んだ「泣ける映画」は「レナードの朝」だそうです。
〜レナードの朝(1991年)〜
「泣ける映画」は世の中にいくつも存在すると思います。その人の置かれている環境や、その時々の心情によって「泣く」というポイント が変わってくるから…。今の私が「泣ける映画」と聞いて思い浮かぶ作品は「レナードの朝」です。
心の奥のほうから複雑な感情が込みあげてくる、悲しいだけではない、「生きること」を考えさせられる作品です。
本当の意味での思いやり、生きることの輝き、恋するときめき、明日への希望、人の持つ優しさ、自由の意味を考えずにはいられません。 最後のダンスシーンでは、抑えていたあらゆる感情が涙とともに溢れ出して、涙を流さないと心が潰れそうなほど、切ない気持ちで いっぱいになります。そして、今ある全てに感謝して、「もっとがむしゃらに必死に生きていこう」と思える作品です。 また、実話に基づいていることによる、訴えるメッセージの強さ、そしてデニーロの演技に衝撃を受けました。
「めざましランキングシアター」より高島彩コメント
監督:ペニー・マーシャル
出演:ロバート・デ・ニーロ , ロビン・ウィリアムズ
収録時間:120分
レンタル開始日:1990-01-01
Story
嗜眠性脳炎のため半昏睡状態のレナードが、勇気ある新任医師セイヤーの試みで30年ぶりに眠りから目覚める感動のドラマ。監督のペニー・マーシャルは友情と愛情、人間の尊厳をじっくり描き上げて、世界中から絶賛を浴びた。主演はハリウッドを代表する大スター、ロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムズ。(詳細こちら)
まぁこれだけはそのうち見てみましょう(笑)。
☆お台場冒険王2008ファイナル☆
【楽】高島彩が選ぶ、の巻(お台場映画王)
今日はジーンズ、昨日はもっとパリッとしたカッコのアヤパンでしたが美しいスタイルで可愛かったね。アラサーでまた綺麗になった気がするけど大丈夫かな?(何が?(笑))
「映画は、生きることの全てを教えてくれる」をテーマに掲げた今年の「お台場映画王」。
その中で、フジの女子アナがチョイスした作品を鑑賞した上で、フジテレビの映画&ドラマ制作の親分格、亀山Pと大多Pとが、「どこがいいんだ」とバトルトークするという企画。
(今までマトモなバトルになった憶えはないけど(笑))
「見てろよハリウッド!」と題した連載を、亀山Pが映画に強いテレビ情報誌の「TV Taro」で続けていて、そのスピンオフみたいなもんです。
「お台場冒険王」は凄い回数だけど、「お台場映画王」は今年で5回目、そしてこの企画は4年目だそう。
そういえば今のところは皆勤賞。アヤパン参加の回だけだけどね。初回は大した思い入れが有った訳でも無いんだけど、何だかアヤパンのアクの強さがクセになっちゃって(笑)、結構この年に1回の機会を楽しみにしてます。
第1回:高島彩choice「羊たちの沈黙」
第2回:高島彩choice「アイデンティティ」
第3回(1日目):高島彩choice「オータム・イン・ニューヨーク」
第3回(2日目):中野美奈子choice「トゥルーライズ」
この企画は今日が今年の最終日、アヤパン・チョイスは「きみに読む物語」でした。
さて
とか何とか言いながらも、今日も始まりはヒューマンネイチュア(笑)。
まぁ映画編の方にそれなりに細かいこと書いてますが、まぁミナちゃんの予告編が独創的なものですから(笑)、まぁ楽しいです。
「遊ぶからにはトコトン」という性分なので、おかげさまでヒューマンネイチュアをこの一昼夜で見ていた数人に入り、去年に続いて少し発言できて少し嬉しい(笑)。
いやぁ、だって、あんだけ興味惹かれたら見たいでしょうに。でもってレンタルビデオ屋さんにあったもんだから(大学の近くなのでマニアックなのが揃ってる気もするけどそこ)。
まぁまぁそれは映画上映前のオハナシ。
(イベントの最後にはアヤパンに「ヒューマンネイチュア」のDVDが贈呈されていましたが(笑))
さて
上映が終わるなり、大多Pが
「まれに見る愚作だ!」
と、ファンファーレの鳴り響きそうな程にバトルモード全開。
まぁ会場中も否定意見が多かったですな。
実のところ、会場は男性コレステロール値がとても高く(人のこと言えた義理ではないけど(笑))、何と言いますか、、、「あやぱん以外どうでもいい」感じの人も多かったなぁとか思います。映画に集中してないこと丸わかりの、がさつな人も少なくなかったし、ほとんど映画の終わりかけに ( つまり映画を見ないでアヤパンだけ見に来たのでしょう ) 来た人とかも居て、結構荒れた場でしたしね。
たしかに映画の評価を聞かれたら俺も半々だなぁ。という感じ。
映画編の方に書いたけど、独特の思い入れで感動したような気もするし、「映画として」と言われると仰るとおりに雑な部分も多いしねぇ。。。。
亀山Pが総括してましたが、本来の主人公であるはずの老人の方に感情移入してると「男でも」感動出来るだろうと。「ノートの中の主人公」である若者の方にウェイトを置いて見てしまうと、荒い演出が気に障って非難囂々でしょうと。
でまぁ女の子はそんなこと関係なく、「こんな風に待たれたい。こんな一途に思われたい」と考えた人は泣けたようです。
ヒロイン(若い方)はワガママだし傍迷惑だし、まぁトンデモナイ子ちゃん、困ったチャン。
でも「そんな彼女でも」受け入れて待ち続ける男の「一途さ」(?)に泣けるんだとか。
映画編にも書いたけど、、そんなこと言いながら女性の評価というのは「人による」ので、行為によるモノではないからねぇ。演出上嫌な男に描かれていたら意見は変わったと思う、どころかストーカー扱いしてるんじゃないかと(笑)。
アヤパンが
「この映画を見て泣けない人とは付き合えない」
って前々から宣言していたのですが、基本的に「アヤパン目当て」のイベントで、それでも賛否両論どころか否定派の方が若干多かったように思える状況だったのは、男から見るとよっぽどヒドイんですな、ヒロインの行動が。
大多Pが
「ラブストーリーの基本は応援したくなること。なのに、誰があの主人公の男女に共感出来るのか」
と冒頭から切り込んでましたが、たしかにけっこう無茶なアメリカン・ラブコメだったと思います。「せめて女優が良かったら」とも言われてましたが、たしかにもう少しディープな感情表現が有れば、あれほどに大勢の怒りは買わないかも。
ただ、自分は思うのですが、あの「ノートの中の世界」というのはフィクションなのかノンフィクションなのかすら最後まで伏せられて、どこがリアルで、何処がファンタジーかすら明かされないままにエンディングになだれ込みます。
だから小説の中の世界並みにカリカチュアされた滑稽さが有ってもいいのかな、と擁護する視点では思います。
それにしても、アヤパンは「この共感されない感じは意外。。。」とか不服そう。大人な人ですからまぁ納めるんですけど、ホントに意外だったみたい。
まぁそれについては両Pも結局、「男と女は見てるところが違うんだなあ」と深いところで妙な納得をするしか有りませんでした(説得までには至ってなかったように思われます)。
まぁ映画のハナシは堂々巡りになるので、トークショー最後の口直しは去年の脳内メーカーみたいなWeb冗談サイトから。
相関図ジェネレータ。
「みなこ」と「あや」は同士で
「たかしまあや」と「なかのみなこ」は姉妹だったっけな?
(たぶんこのジョークソフトを設計する時の基本データに使われてるんだと思いますが)
それにしても、まぁ盛り上がるように作ってあるので、まぁ面白い時間でしたね。「めざまし」とかここの出演者とか映画の中の人とか、色んな関係者各位を入力して遊んでましたな。
来年もこんな時間が持てるのかな、というハナシになり(大枠である「お台場冒険王」は今年で終わりということになってるので)、まぁ映画王自体はできるだろうと。
なんてこと言ってたら、中野さんの故郷のシネコンでやろうってジョーク・・・そのままに終わったけどマジ???????(笑)
「映画は、生きることの全てを教えてくれる」をテーマに掲げた今年の「お台場映画王」。
その中で、フジの女子アナがチョイスした作品を鑑賞した上で、フジテレビの映画&ドラマ制作の親分格、亀山Pと大多Pとが、「どこがいいんだ」とバトルトークするという企画。
(今までマトモなバトルになった憶えはないけど(笑))
「見てろよハリウッド!」と題した連載を、亀山Pが映画に強いテレビ情報誌の「TV Taro」で続けていて、そのスピンオフみたいなもんです。
「お台場冒険王」は凄い回数だけど、「お台場映画王」は今年で5回目、そしてこの企画は4年目だそう。
そういえば今のところは皆勤賞。アヤパン参加の回だけだけどね。初回は大した思い入れが有った訳でも無いんだけど、何だかアヤパンのアクの強さがクセになっちゃって(笑)、結構この年に1回の機会を楽しみにしてます。
第1回:高島彩choice「羊たちの沈黙」
第2回:高島彩choice「アイデンティティ」
第3回(1日目):高島彩choice「オータム・イン・ニューヨーク」
第3回(2日目):中野美奈子choice「トゥルーライズ」
この企画は今日が今年の最終日、アヤパン・チョイスは「きみに読む物語」でした。
さて
とか何とか言いながらも、今日も始まりはヒューマンネイチュア(笑)。
まぁ映画編の方にそれなりに細かいこと書いてますが、まぁミナちゃんの予告編が独創的なものですから(笑)、まぁ楽しいです。
「遊ぶからにはトコトン」という性分なので、おかげさまでヒューマンネイチュアをこの一昼夜で見ていた数人に入り、去年に続いて少し発言できて少し嬉しい(笑)。
いやぁ、だって、あんだけ興味惹かれたら見たいでしょうに。でもってレンタルビデオ屋さんにあったもんだから(大学の近くなのでマニアックなのが揃ってる気もするけどそこ)。
まぁまぁそれは映画上映前のオハナシ。
(イベントの最後にはアヤパンに「ヒューマンネイチュア」のDVDが贈呈されていましたが(笑))
さて
上映が終わるなり、大多Pが
「まれに見る愚作だ!」
と、ファンファーレの鳴り響きそうな程にバトルモード全開。
まぁ会場中も否定意見が多かったですな。
実のところ、会場は男性コレステロール値がとても高く(人のこと言えた義理ではないけど(笑))、何と言いますか、、、「あやぱん以外どうでもいい」感じの人も多かったなぁとか思います。映画に集中してないこと丸わかりの、がさつな人も少なくなかったし、ほとんど映画の終わりかけに ( つまり映画を見ないでアヤパンだけ見に来たのでしょう ) 来た人とかも居て、結構荒れた場でしたしね。
たしかに映画の評価を聞かれたら俺も半々だなぁ。という感じ。
映画編の方に書いたけど、独特の思い入れで感動したような気もするし、「映画として」と言われると仰るとおりに雑な部分も多いしねぇ。。。。
亀山Pが総括してましたが、本来の主人公であるはずの老人の方に感情移入してると「男でも」感動出来るだろうと。「ノートの中の主人公」である若者の方にウェイトを置いて見てしまうと、荒い演出が気に障って非難囂々でしょうと。
でまぁ女の子はそんなこと関係なく、「こんな風に待たれたい。こんな一途に思われたい」と考えた人は泣けたようです。
ヒロイン(若い方)はワガママだし傍迷惑だし、まぁトンデモナイ子ちゃん、困ったチャン。
でも「そんな彼女でも」受け入れて待ち続ける男の「一途さ」(?)に泣けるんだとか。
映画編にも書いたけど、、そんなこと言いながら女性の評価というのは「人による」ので、行為によるモノではないからねぇ。演出上嫌な男に描かれていたら意見は変わったと思う、どころかストーカー扱いしてるんじゃないかと(笑)。
アヤパンが
「この映画を見て泣けない人とは付き合えない」
って前々から宣言していたのですが、基本的に「アヤパン目当て」のイベントで、それでも賛否両論どころか否定派の方が若干多かったように思える状況だったのは、男から見るとよっぽどヒドイんですな、ヒロインの行動が。
大多Pが
「ラブストーリーの基本は応援したくなること。なのに、誰があの主人公の男女に共感出来るのか」
と冒頭から切り込んでましたが、たしかにけっこう無茶なアメリカン・ラブコメだったと思います。「せめて女優が良かったら」とも言われてましたが、たしかにもう少しディープな感情表現が有れば、あれほどに大勢の怒りは買わないかも。
ただ、自分は思うのですが、あの「ノートの中の世界」というのはフィクションなのかノンフィクションなのかすら最後まで伏せられて、どこがリアルで、何処がファンタジーかすら明かされないままにエンディングになだれ込みます。
だから小説の中の世界並みにカリカチュアされた滑稽さが有ってもいいのかな、と擁護する視点では思います。
それにしても、アヤパンは「この共感されない感じは意外。。。」とか不服そう。大人な人ですからまぁ納めるんですけど、ホントに意外だったみたい。
まぁそれについては両Pも結局、「男と女は見てるところが違うんだなあ」と深いところで妙な納得をするしか有りませんでした(説得までには至ってなかったように思われます)。
まぁ映画のハナシは堂々巡りになるので、トークショー最後の口直しは去年の脳内メーカーみたいなWeb冗談サイトから。
相関図ジェネレータ。
「みなこ」と「あや」は同士で
「たかしまあや」と「なかのみなこ」は姉妹だったっけな?
(たぶんこのジョークソフトを設計する時の基本データに使われてるんだと思いますが)
それにしても、まぁ盛り上がるように作ってあるので、まぁ面白い時間でしたね。「めざまし」とかここの出演者とか映画の中の人とか、色んな関係者各位を入力して遊んでましたな。
来年もこんな時間が持てるのかな、というハナシになり(大枠である「お台場冒険王」は今年で終わりということになってるので)、まぁ映画王自体はできるだろうと。
なんてこと言ってたら、中野さんの故郷のシネコンでやろうってジョーク・・・そのままに終わったけどマジ???????(笑)
☆お台場冒険王2008ファイナル☆
【映】きみに読む物語(お台場映画王)
今年の「お台場映画王」のテーマは「映画は、生きることの全てを教えてくれる」。
今日はその趣旨で「高島彩アナ」チョイス作品の回です
きみに読む物語
・きみに読む物語 - goo 映画
これもまた一切の予備知識を廃して見た映画。
「貴女が『この映画を見せたい』というのなら、」細かいことはどうでもいい(笑)という訳で。
結論、いい映画だと思います。
自白しますが(笑)、不覚にも、ラストシーン手前、ちょっとウルッと来そうになったシーンが有りました。
トークショーでは感動した奴は袋叩きに近かったけど(笑)。
まぁトークショーの方は別に書きますが、賛否両論というか否定派が多いのだけど、結局どこに視点を置くかで受け止め方がガラリと変わるようです。
自分は感動というか、、、まぁアヤパンと同じところで感動してる訳でもない感じなんですが、、、
---------------------------------------------
(ここからネタバレ有りです)
※帰結までは書きませんけど、この映画はあらすじでさえも知ってしまうと、見た時にあまり面白くないです。上掲のリンク先の大雑把な紹介をまず見て、それで見る気になった人は、こっから先は読まない方がいいですよ。「純愛モノ」とか「泣ける映画」に興味が皆無な人は大丈夫です(笑)。
---------------------------------------------
「どういう映画か」すら知らずに始まりました。
ですが、オープニングのタイトルロールで出演者名にジェイムズ・ガーナーを見つけたときに「まさか?・・・」とドキドキしつつ本編が始まるのを待ちました。
そして画面に出て来た主人公らしき老人の顔を30年分ぐらい頭の中で若返らせたとき、「あ、やっぱりそうか!」となって、無茶苦茶に懐かしくなり、そこから思いっきりその人物に好感度高く感情移入してたのでした。
子供の頃、毎週欠かさず見ていた外国テレビ映画。
「ロックフォード氏の事件メモ」
Rockford Files: Season One (3pc) (Full Sub Dol)
Rockford Files: Season Two (3pc) (Full Sub Dol)
Rockford Files: Season Three (5pc) (Full Sub)
Rockford Files: Season Four (5pc) (Full Sub Dig)
Rockford Files: Season Five (5pc) (Full Sub Dol)
"This Is Jim Rockford...": The Rockford Files
The Rockford Files: The Green Bottle
Thirty Years Of The Rockford Files: An Inside Look At America's Greatest Detective Series
「はい、こちら私立探偵ロックフォード、お名前とご用件をどうぞ。ご返事は後ほど」という名古屋章さんの声(探偵事務所の留守番電話の音声という設定)から始まる日本語版は結構ハマって居たのです。
だから、画面上の人物は、自分にとっては「あの」ロックフォードの老後の姿であり、あの番組の中のロックフォードはイイ奴でしてね、大好きでしたから、もう、ね。
どれぐらいハマってるかというと、今日の映画を見てても画面上のジェイムズ・ガーナーの声が名古屋章に聞こえるぐらいです(笑)。
今日の映画を見ている間はアラスジすら知らないので、「何だか知らないけど頑張れよ」って気持ちで画面を見てました。
最初の画面はどうやらどこかの老人ホームか療養施設。
主人公のロックフォード氏(違)→ジェイムズ・ガーナー演じる「デュークと呼ばれている人物」が、自分のノートに書いた「とある物語」を、その施設に居る「アリスと呼ばれている女性」(ジーナ・ローランズ)に、毎日彼女の体調の良い時を見計らっては、少しずつ読み聞かせに来るというのがストーリーの柱。
原題名が「The Notebook」、邦題名が「きみに読む物語」ですから、これこそが紛れもなく主題。それをブラさずに見続けて見終わることが出来れば、間違いなく泣けるハナシだと思うのです。
(問題はノートの中の物語の部分の作りが安直すぎないか、という点にあるのです)
彼女は同じ年格好の老女で、記憶が定かで無い様子。
徐々に老人性痴呆症だと判って来ます。
どうやらこの2人は夫婦らしい。
要は老人性痴呆で夫も子供も孫も「自分が誰か」さえも判らなくなった重度の患者。
医者も記憶回復の見込みは無いと負の太鼓判を押す状態にも関わらず、家族の反対にも関わらず、夫は回復を信じて毎日のように話し掛け続ける、「とある物語」を読み聞かせ続ける。
ただ単に同じ療養施設に居る一友人として。
さて、彼女の記憶は戻ってくるのか、それが大きなストーリーの柱なんです。
しかし問題は映画の演出にあるのかもと思います。
彼のノートに書かれている「とある物語」は古きアメリカ、第二次大戦前後にまたがった若い男女のラブストーリー。
実際、上映時間の大半はこの「ノートの中の世界」なので、どちらが主人公なのか判らない、おそらく大半の人は若い2人のラブストーリーの方がメインだと受け取ると思います。
でもって、ここの描き方が抜群に安直というか。。。
アラスジを知らずに見ていたものですから、
「もしかしてアメリカ人の大好きなオバカなラブコメディかぁ????」
って最後の方までずっと疑ってました。
老人ホームの場面に帰ってくるとホッとするというかようやく「どうなるか」と期待して見れるような。
まるで映画の中でタイムスリップに翻弄されているような感じです。
「ノートの中の世界」では、そっちの主人公らしき男性と女性、偶然なのか必然なのか昨日の「ギルバート・グレイプ」と同じ構図で、田舎町から出ることもないような素朴な男と、都会から夏の間だけ来た知性・教養・地位・財産などを持つ身の女のラブストーリー。
安直すぎるオバカな出会いから安直に燃え上がって、でまた御約束のように無理矢理引き裂かれるような別れ。数年経って女はまた安直でオバカな新しい恋をして、他方で男の方も愛も無く戦争未亡人と寝たりなどしてる。そのうちに女は結婚式を目前に控えたという絶妙のタイミングで再会の機会が・・・・
ってここまで来た時は
「もしかしてアメリカ人の大好きな『卒業』パターン(花嫁強奪)かぁ?」
ってまた疑いました。。。
しかも・・・・昨日の経緯があって今朝方に「ヒューマンネイチュア」のDVDを見たものですから、どのラブシーン見ても類人猿の発情とか交尾が思い出されて笑っちゃうんです(笑)。もうトラウマ(笑)。。。
この「ノートの中の世界」の女の子、トークショーの会場ではワガママ過ぎて嫌われ者でしたが(笑)、個人的にはクセの強いのに振り回されるのは嫌いじゃないので(笑)、まぁ「通し」。
(ちょっとハリポタのハーマイオニー似で見た目もワリと好みかも)
さてこの「ノートの中の世界」がどうなるかはあえてココでも書かないで置きます。せめてもの見てのお楽しみということで。
で、老人ホーム。
ここも少し端折って書きますが、ラスト、自分の心の中では、思い入れのあるロックフォードさんに向かって
「おー、ええ人生やったやん。願い通りに一緒に死ねたやん。よかったやん。おめでとう」
って気分で、自分がウルッと来たのは、何というか祝福の涙なんですね、彼に対する。
高島彩嬢など女性の方は「男の一途さ」「愛を貫いた」みたいなところで泣けたようですが。。。
でもさ、、、、好きな男じゃなかったら思い詰めてる奴ってアッサリと「気持ち悪い」って切り捨てるんだよな、女って(笑)。
そこらが女の怖いところですww
「人による」ってのは真理ではありますが感動には値しない冷徹な現実でしか無いと思うのです。そこで泣けるというのはまた自己中心的な視点で・・・云々・・・嫌われたくないから止めとこう(笑)。
きみに読む物語 プレミアム・エディション
きみに読む物語 スタンダード・エディション
きみに読む物語 (ソフトバンク文庫 ス 2-1)
きみに読む物語 - The Notebook【講談社英語文庫】
今日はその趣旨で「高島彩アナ」チョイス作品の回です
きみに読む物語
・きみに読む物語 - goo 映画
監督:ニック・カサヴェテス
収録時間:123分
レンタル開始日:2005-09-23
Story
ニコラス・スパークスのベストセラー小説をニック・カサヴェテス監督が母であるジーナ・ローランズをキャストに迎え映画化したラブロマンス。記憶を失っていた初老の女性を訪ねて来た老人男性は、遠い昔の純愛物語を読み聞かせ始める。(詳細こちら)
これもまた一切の予備知識を廃して見た映画。
「貴女が『この映画を見せたい』というのなら、」細かいことはどうでもいい(笑)という訳で。
結論、いい映画だと思います。
自白しますが(笑)、不覚にも、ラストシーン手前、ちょっとウルッと来そうになったシーンが有りました。
トークショーでは感動した奴は袋叩きに近かったけど(笑)。
まぁトークショーの方は別に書きますが、賛否両論というか否定派が多いのだけど、結局どこに視点を置くかで受け止め方がガラリと変わるようです。
自分は感動というか、、、まぁアヤパンと同じところで感動してる訳でもない感じなんですが、、、
---------------------------------------------
(ここからネタバレ有りです)
※帰結までは書きませんけど、この映画はあらすじでさえも知ってしまうと、見た時にあまり面白くないです。上掲のリンク先の大雑把な紹介をまず見て、それで見る気になった人は、こっから先は読まない方がいいですよ。「純愛モノ」とか「泣ける映画」に興味が皆無な人は大丈夫です(笑)。
---------------------------------------------
「どういう映画か」すら知らずに始まりました。
ですが、オープニングのタイトルロールで出演者名にジェイムズ・ガーナーを見つけたときに「まさか?・・・」とドキドキしつつ本編が始まるのを待ちました。
そして画面に出て来た主人公らしき老人の顔を30年分ぐらい頭の中で若返らせたとき、「あ、やっぱりそうか!」となって、無茶苦茶に懐かしくなり、そこから思いっきりその人物に好感度高く感情移入してたのでした。
子供の頃、毎週欠かさず見ていた外国テレビ映画。
「ロックフォード氏の事件メモ」
Rockford Files: Season One (3pc) (Full Sub Dol)
Rockford Files: Season Two (3pc) (Full Sub Dol)
Rockford Files: Season Three (5pc) (Full Sub)
Rockford Files: Season Four (5pc) (Full Sub Dig)
Rockford Files: Season Five (5pc) (Full Sub Dol)
"This Is Jim Rockford...": The Rockford Files
The Rockford Files: The Green Bottle
Thirty Years Of The Rockford Files: An Inside Look At America's Greatest Detective Series
「はい、こちら私立探偵ロックフォード、お名前とご用件をどうぞ。ご返事は後ほど」という名古屋章さんの声(探偵事務所の留守番電話の音声という設定)から始まる日本語版は結構ハマって居たのです。
だから、画面上の人物は、自分にとっては「あの」ロックフォードの老後の姿であり、あの番組の中のロックフォードはイイ奴でしてね、大好きでしたから、もう、ね。
どれぐらいハマってるかというと、今日の映画を見てても画面上のジェイムズ・ガーナーの声が名古屋章に聞こえるぐらいです(笑)。
今日の映画を見ている間はアラスジすら知らないので、「何だか知らないけど頑張れよ」って気持ちで画面を見てました。
最初の画面はどうやらどこかの老人ホームか療養施設。
主人公のロックフォード氏(違)→ジェイムズ・ガーナー演じる「デュークと呼ばれている人物」が、自分のノートに書いた「とある物語」を、その施設に居る「アリスと呼ばれている女性」(ジーナ・ローランズ)に、毎日彼女の体調の良い時を見計らっては、少しずつ読み聞かせに来るというのがストーリーの柱。
原題名が「The Notebook」、邦題名が「きみに読む物語」ですから、これこそが紛れもなく主題。それをブラさずに見続けて見終わることが出来れば、間違いなく泣けるハナシだと思うのです。
(問題はノートの中の物語の部分の作りが安直すぎないか、という点にあるのです)
彼女は同じ年格好の老女で、記憶が定かで無い様子。
徐々に老人性痴呆症だと判って来ます。
どうやらこの2人は夫婦らしい。
要は老人性痴呆で夫も子供も孫も「自分が誰か」さえも判らなくなった重度の患者。
医者も記憶回復の見込みは無いと負の太鼓判を押す状態にも関わらず、家族の反対にも関わらず、夫は回復を信じて毎日のように話し掛け続ける、「とある物語」を読み聞かせ続ける。
ただ単に同じ療養施設に居る一友人として。
さて、彼女の記憶は戻ってくるのか、それが大きなストーリーの柱なんです。
しかし問題は映画の演出にあるのかもと思います。
彼のノートに書かれている「とある物語」は古きアメリカ、第二次大戦前後にまたがった若い男女のラブストーリー。
実際、上映時間の大半はこの「ノートの中の世界」なので、どちらが主人公なのか判らない、おそらく大半の人は若い2人のラブストーリーの方がメインだと受け取ると思います。
でもって、ここの描き方が抜群に安直というか。。。
アラスジを知らずに見ていたものですから、
「もしかしてアメリカ人の大好きなオバカなラブコメディかぁ????」
って最後の方までずっと疑ってました。
老人ホームの場面に帰ってくるとホッとするというかようやく「どうなるか」と期待して見れるような。
まるで映画の中でタイムスリップに翻弄されているような感じです。
「ノートの中の世界」では、そっちの主人公らしき男性と女性、偶然なのか必然なのか昨日の「ギルバート・グレイプ」と同じ構図で、田舎町から出ることもないような素朴な男と、都会から夏の間だけ来た知性・教養・地位・財産などを持つ身の女のラブストーリー。
安直すぎるオバカな出会いから安直に燃え上がって、でまた御約束のように無理矢理引き裂かれるような別れ。数年経って女はまた安直でオバカな新しい恋をして、他方で男の方も愛も無く戦争未亡人と寝たりなどしてる。そのうちに女は結婚式を目前に控えたという絶妙のタイミングで再会の機会が・・・・
ってここまで来た時は
「もしかしてアメリカ人の大好きな『卒業』パターン(花嫁強奪)かぁ?」
ってまた疑いました。。。
しかも・・・・昨日の経緯があって今朝方に「ヒューマンネイチュア」のDVDを見たものですから、どのラブシーン見ても類人猿の発情とか交尾が思い出されて笑っちゃうんです(笑)。もうトラウマ(笑)。。。
この「ノートの中の世界」の女の子、トークショーの会場ではワガママ過ぎて嫌われ者でしたが(笑)、個人的にはクセの強いのに振り回されるのは嫌いじゃないので(笑)、まぁ「通し」。
(ちょっとハリポタのハーマイオニー似で見た目もワリと好みかも)
さてこの「ノートの中の世界」がどうなるかはあえてココでも書かないで置きます。せめてもの見てのお楽しみということで。
で、老人ホーム。
ここも少し端折って書きますが、ラスト、自分の心の中では、思い入れのあるロックフォードさんに向かって
「おー、ええ人生やったやん。願い通りに一緒に死ねたやん。よかったやん。おめでとう」
って気分で、自分がウルッと来たのは、何というか祝福の涙なんですね、彼に対する。
高島彩嬢など女性の方は「男の一途さ」「愛を貫いた」みたいなところで泣けたようですが。。。
でもさ、、、、好きな男じゃなかったら思い詰めてる奴ってアッサリと「気持ち悪い」って切り捨てるんだよな、女って(笑)。
そこらが女の怖いところですww
「人による」ってのは真理ではありますが感動には値しない冷徹な現実でしか無いと思うのです。そこで泣けるというのはまた自己中心的な視点で・・・云々・・・嫌われたくないから止めとこう(笑)。
☆お台場冒険王2008ファイナル☆
きみに読む物語 プレミアム・エディション
きみに読む物語 スタンダード・エディション
きみに読む物語 (ソフトバンク文庫 ス 2-1)
きみに読む物語 - The Notebook【講談社英語文庫】
【映】ヒューマンネイチュア
昨日のトークショー、映画「ギルバート・グレイプ」がツッコミにくい映画だというのもあって、ハナシはドンドン横道に逸れ、まぁ一番盛り上がったのは、中野美奈子アナがBS FUJIで担当してる映画番組「美奈子&玲子のシネマ☆パラダイス!」で扱った映画のハナシでした。
ヒューマンネイチュア
ヒューマン・ネイチュア コレクターズ・エディション
・ヒューマンネイチュア - goo 映画
・ヒューマンネイチャ―(個人サイト)
中野さんの説明ではたしか・・・
・サルを捕まえてきて人間にするハナシ
・サルはメスとオスが
・女の人は毛深くて悩む
・オスは性欲を抑えるのに苦労する
・女がオスを最後は森に逃がそうとする
・でも知恵の付いたサルは街に戻っていく
とかで、猿は何匹でしょう?ってクイズみたい(笑)。
ワケワカランので会場中みんな興味惹かれて、
トークショーでも
「今日みんな帰りにレンタルビデオ屋行くんじゃないか」
って笑い話になってたぐらいで
気になって気になって
でもってホントにレンタルビデオ屋に行ってみました(笑)。
「まさか無いだろう」けど
「もし有ったら」
「そういう運命だと思って」
「借りて明日までに見よう」
って思って近所の小さなビデオ屋ですが、自分で探したけど見つからず、ダメモトだけど心惜しくて店員さんにも探して貰ったら、何とか見つかったのでした。
でまぁ夜も遅かったので、朝起きて、星野ジャパンの試合(3位決定戦)の始まる前までに見終わろうと、寝起きのボーッとした頭で見始めました。
え〜と・・・
「中野さん、全然言ってるのと違うと思う。。。」(笑)
面白かったからいいんだけど。
凄くシュールで毒気のある上質のコメディです。
モンティパイソン好きならきっと判る、ってレベルのシュールさ。
え〜と・・・
「猿は居ません!」(笑)
自分を類人猿だと思いこんだ父親に育てられた、まぁ狼少女みたいに森の中で類人猿として暮らしてきた男が一人。
彼がホルモン異常の多毛症に悩む女性心理学者と、性的コンプレックスを持ちネズミにマナーを教え込む実験に没頭する動物行動学者のカップルに捕まって、テーブルマナーから言語・哲学その他「人間らしいこと」を叩き込まれるハナシ。
面白くないのでオチまでは書きませんけど。
まぁ深い意味では
「みんな猿じゃん!」
ってのと
「みんな人間じゃん!」
ってのが等値で、まるで「メビウスの輪」。
「猿の方がいい!」
ってのと
「人間の方がいい!」
ってのは「どっちもどっち」。
亀山Pが「頭の良い奴が作ったコメディ」って言ってたけど、たしかに人間の小賢しさを嘲笑うようなシニカルな深いコメディだと思います。
ラストシーン。
サルな男が、森の中で暮らしていた頃の巣を車の中から眺めて哀しそうな目をしているのが印象的でした。
まぁこんな機会が無きゃ見なかった映画だし、面白い作品に出会えたから、無理して頑張って見て良かったです。
結局2日目のトークショーで「ホントに借りに行ったのか!?」で発言できて楽しかったし(笑)。
まぁ「人間」(?ん?(笑))、前向きな方がイイコトがありますね。
ヒューマンネイチュア
ヒューマン・ネイチュア コレクターズ・エディション
監督:ミシェル・ゴンドリー
収録時間:96分
レンタル開始日:2002-10-11
Story
パトリシア・アークエット主演、スパイク・ジョーンズやチャーリー・カウフマンら、『マルコヴィッチの穴』のクリエイターによる、自分をサルだと思いこんでいる男と、毛深い女性、マナー重視の博士の奇妙な関係を描くヒューマンコメディ。(詳細こちら)
・ヒューマンネイチュア - goo 映画
・ヒューマンネイチャ―(個人サイト)
中野さんの説明ではたしか・・・
・サルを捕まえてきて人間にするハナシ
・サルはメスとオスが
・女の人は毛深くて悩む
・オスは性欲を抑えるのに苦労する
・女がオスを最後は森に逃がそうとする
・でも知恵の付いたサルは街に戻っていく
とかで、猿は何匹でしょう?ってクイズみたい(笑)。
ワケワカランので会場中みんな興味惹かれて、
トークショーでも
「今日みんな帰りにレンタルビデオ屋行くんじゃないか」
って笑い話になってたぐらいで
気になって気になって
でもってホントにレンタルビデオ屋に行ってみました(笑)。
「まさか無いだろう」けど
「もし有ったら」
「そういう運命だと思って」
「借りて明日までに見よう」
って思って近所の小さなビデオ屋ですが、自分で探したけど見つからず、ダメモトだけど心惜しくて店員さんにも探して貰ったら、何とか見つかったのでした。
でまぁ夜も遅かったので、朝起きて、星野ジャパンの試合(3位決定戦)の始まる前までに見終わろうと、寝起きのボーッとした頭で見始めました。
え〜と・・・
「中野さん、全然言ってるのと違うと思う。。。」(笑)
面白かったからいいんだけど。
凄くシュールで毒気のある上質のコメディです。
モンティパイソン好きならきっと判る、ってレベルのシュールさ。
え〜と・・・
「猿は居ません!」(笑)
自分を類人猿だと思いこんだ父親に育てられた、まぁ狼少女みたいに森の中で類人猿として暮らしてきた男が一人。
彼がホルモン異常の多毛症に悩む女性心理学者と、性的コンプレックスを持ちネズミにマナーを教え込む実験に没頭する動物行動学者のカップルに捕まって、テーブルマナーから言語・哲学その他「人間らしいこと」を叩き込まれるハナシ。
面白くないのでオチまでは書きませんけど。
まぁ深い意味では
「みんな猿じゃん!」
ってのと
「みんな人間じゃん!」
ってのが等値で、まるで「メビウスの輪」。
「猿の方がいい!」
ってのと
「人間の方がいい!」
ってのは「どっちもどっち」。
亀山Pが「頭の良い奴が作ったコメディ」って言ってたけど、たしかに人間の小賢しさを嘲笑うようなシニカルな深いコメディだと思います。
ラストシーン。
サルな男が、森の中で暮らしていた頃の巣を車の中から眺めて哀しそうな目をしているのが印象的でした。
まぁこんな機会が無きゃ見なかった映画だし、面白い作品に出会えたから、無理して頑張って見て良かったです。
結局2日目のトークショーで「ホントに借りに行ったのか!?」で発言できて楽しかったし(笑)。
まぁ「人間」(?ん?(笑))、前向きな方がイイコトがありますね。
☆お台場冒険王2008ファイナル☆
2008年08月22日
【楽】中野美奈子が選ぶ、の巻(お台場映画王)
今年の「お台場映画王」のテーマは「映画は、生きることの全てを教えてくれる」。
毎年のテーマを受けて、フジの女子アナがチョイスした作品を一緒に鑑賞した上で、フジテレビの映画&ドラマ制作の親分格、亀山Pと大多Pと担当女子アナのトークショーという企画。
今年は全3日間、初日の昨日はショーパンが『マイ・ブルーベリー・ナイツ』をチョイスして結構盛り上がったらしい。
昨年からはアヤ&ミナのコンビでのイベントとなり、2日間楽しめるのは有りがたいハナシです。コンビになってディープさは減ったけど(中野さんはキャラが「陽」なので)、ボケとツッコミが揃ったことで笑わせてくれる時間は増えました。中野さんには絶対に笑いの神様が憑いてると思います(笑)。
今日は2日目、その「中野美奈子アナ」チョイスの作品の回。
去年がシュワちゃん映画、娯楽作品で肩透かしみたいな感じだったけど、今年は真面目にテーマに沿って「家族愛」作品を選んだ、とは先月の「TV Taro」(この女子アナシリーズと連動してる亀山Pの連載)での弁。
さて
上映前に御挨拶程度のトークの後、「ギルバート・グレイプ」上映。
観賞後、映画を踏まえてのトークショー。トータル1時間ぐらい。
バトルトークかと思いきや、「ウィノナ・ライダーに似てるって言われたことない?」という大多Pの懐柔策(笑)からスタート。
(どうやら大ファンだとかで中野さんトテモ嬉しかったようです(笑))
それにまつわるエピソードなども含めて、彼女が「ギルバート・グレイプ」を見たのが、故郷で高校1年生の時にレンタルビデオで、ということで、彼女の故郷のハナシがほとんどだったでしょうか。
まぁ映画は結局のところ誰が見ても「切なくて」少しだけ救いがあるかな、という感じで、まさしく「家族愛」を中心とした「やさしさ」を問いかけられる映画、なのでツッコミにくいんでしょうね。
中野さんの総括としては
「人は一人では生きられない」
でして、まぁ誰も異論無いところ。
それはそれとしてトークショーは後半どんどん違う方向へ。
中野さん、そのレンタルビデオ屋を中心に幼少時より映画に親しみ、ワリと映画通(自称?)だということが判明。BS FUJIで「美奈子&玲子のシネマ☆パラダイス!」という番組も担当していると。
で、どんな映画やってるんだとなって・・・
飛び出したのが
ヒューマンネイチュア
だった訳です。
何か話し始めた最初の方では、メスザルを捕まえてきて何とか人間にしようとして、何とかなって来たんだけど、恋をして恥じらいが出て、毛深いことに悩んで永久脱毛する、とかいう謎の物語だったんですが
(念のために言いますと全然違います(笑))
みんなでツッコミまくってたらドンドン修正されたはいいけど、ますます謎が深まって、興味が掻き立てられることおびただしい。。。
毛深い人間のハナシなのか????
毛の薄いサルのハナシなのか????
いったいぜんたいどんなハナシなんだ?
と。
映画に興味を持たせる天才じゃないかと思いますが、正確に内容を伝えるタイプではないようです(笑)。
まぁ女の子にはよくいると思うんだけど、関心を持った部分から話し始めて辻褄合わなくなる奴ね。
アレのひどい方かも(笑)。
ともかく、みんな「今日の映画はおいといて」、ヒューマンネイチュアが見たくてたまらない、というところで終了しました。。。
そりゃレンタルビデオ屋に立ち寄りますわな(笑)。
毎年のテーマを受けて、フジの女子アナがチョイスした作品を一緒に鑑賞した上で、フジテレビの映画&ドラマ制作の親分格、亀山Pと大多Pと担当女子アナのトークショーという企画。
TV Taro's 「みてろよ!HOLLYWOOD」in台場
高島・中野アナの逆襲。今年は生野アナも参戦!どうする!?亀山・大多プロデューサー!
フジテレビ・亀山プロデューサーが「TV taro」で好評連載中のコラムをそのまま「お台場」のステージに移したコラボ企画も今年で5年目。昨年同様、応援に駆けつける大多亮プロデューサーと共に、フジテレビ女性アナウンサーが選んだ映画をバッサバッサと斬りまくる!
その1〜「生野陽子アナ」が選ぶこの1本〜
『マイ・ブルーベリー・ナイツ』
日程 8/21(木)…開演時間19:00〜 監督:ウォン・カーウァイ 脚本:ウォン・カーウァイ、ローレンス・ブロック 音楽:ライ・クーダー キャスト:ノラ・ジョーンズ、ジュード・ロウ、デヴィッド・ストラザーン、レイチェル・ワイズ、ナタリー・ポートマン
オフィシャルHP:
http://www.blueberry-movie.com/
2008年9月12日DVD発売
料金 1,500円(税込)
出演 生野陽子(フジテレビアナウンサー)
亀山千広、大多亮(フジテレビプロデューサー)
内容 女子アナが作品を選び、亀山、大多が突っ込む恒例企画が今年も登場!!
作品内容 ニューヨーク。失恋したエリザベス(ノラ・ジョーンズ)は、とあるカフェに出入りするようになる。毎晩ブルーベリー・パイを残して待っていてくれるカフェのオーナー、ジェレミー(ジュード・ロウ)。優しい彼との会話に、心が慰められるエリザベスだったが、失恋相手が新しい恋人といるところを見てしまい、旅へ出ることを決める。旅先で数々の人々と出会いながら、エリザベスはジェレミーが待つニューヨークへ戻りたいと思い始める…。
(2007年95分)
その2〜「中野美奈子アナ」が選ぶこの1本〜
『ギルバート・グレイプ』
日程 8/22(金)…開演時間19:00〜 監督:ラッセ・ハルストレム キャスト:ジョニー・デップ、ジュリエット・ルイス メアリー・スティーンバージェン、レオナルド・ディカプリオ
料金 1,500円(税込)
出演 高島彩、中野美奈子(フジテレビアナウンサー)
亀山千広、大多亮(フジテレビプロデューサー)
内容 女子アナが作品を選び、亀山、大多が突っ込む恒例企画が今年も登場!!
作品内容 アイオワ州、エンドーラ。この退屈な町から生まれてこの方24年間出たことがない青年ギルバートはハンディをもつ弟アーニー、夫亡きあと過食症を病む250kgの母親、2人の姉妹の面倒を見ている。彼は家族を守ることに精一杯で、自分の夢や希望を見失ってしまっている。ある日、彼の前にベッキーという少女が現れる。旅の途中で車が故障し、しばらく町にとどまるのだ。風のように自由なベッキーに、ギルバードは惹かれるが・・・。
(1993年117分)
その3〜「高島彩アナ」が選ぶこの1本〜
『きみに読む物語』
日程 8/23(土)…開演時間19:00〜 監督:ニック・カサヴェテス キャスト:ライアン・ゴズリング、レイチェル・マクアダムス ジェームズ・ガーナー、ジーナ・ローランズ ジェームズ・マースデン、サム・シェパード、ジョアン・アレン
料金 1,500円(税込)
出演 高島彩、中野美奈子(フジテレビアナウンサー)
亀山千広、大多亮(フジテレビプロデューサー)
内容 女子アナが作品を選び、亀山、大多が突っ込む恒例企画が今年も登場!!
作品紹介 とある療養施設にひとり暮らす初老の女性。老いこそ迎えてはいるがただずまいも美しく過ごしている彼女はしかし、情熱に溢れた若い時代の想い出をすべて失ってしまっている。そんな彼女のもとへ通う男がいて、物語を少しずつ読み聞かせている。1940年代のアメリカ南部の小さな町の、きらめくような夏の物語を――。
(2004年123分)
お台場映画王(作品ページ)
お台場映画王Top
お台場冒険王ファイナル〜君が来なくちゃ終われない!〜 - フジテレビ
今年は全3日間、初日の昨日はショーパンが『マイ・ブルーベリー・ナイツ』をチョイスして結構盛り上がったらしい。
昨年からはアヤ&ミナのコンビでのイベントとなり、2日間楽しめるのは有りがたいハナシです。コンビになってディープさは減ったけど(中野さんはキャラが「陽」なので)、ボケとツッコミが揃ったことで笑わせてくれる時間は増えました。中野さんには絶対に笑いの神様が憑いてると思います(笑)。
今日は2日目、その「中野美奈子アナ」チョイスの作品の回。
去年がシュワちゃん映画、娯楽作品で肩透かしみたいな感じだったけど、今年は真面目にテーマに沿って「家族愛」作品を選んだ、とは先月の「TV Taro」(この女子アナシリーズと連動してる亀山Pの連載)での弁。
さて
上映前に御挨拶程度のトークの後、「ギルバート・グレイプ」上映。
観賞後、映画を踏まえてのトークショー。トータル1時間ぐらい。
バトルトークかと思いきや、「ウィノナ・ライダーに似てるって言われたことない?」という大多Pの懐柔策(笑)からスタート。
(どうやら大ファンだとかで中野さんトテモ嬉しかったようです(笑))
それにまつわるエピソードなども含めて、彼女が「ギルバート・グレイプ」を見たのが、故郷で高校1年生の時にレンタルビデオで、ということで、彼女の故郷のハナシがほとんどだったでしょうか。
まぁ映画は結局のところ誰が見ても「切なくて」少しだけ救いがあるかな、という感じで、まさしく「家族愛」を中心とした「やさしさ」を問いかけられる映画、なのでツッコミにくいんでしょうね。
中野さんの総括としては
「人は一人では生きられない」
でして、まぁ誰も異論無いところ。
それはそれとしてトークショーは後半どんどん違う方向へ。
中野さん、そのレンタルビデオ屋を中心に幼少時より映画に親しみ、ワリと映画通(自称?)だということが判明。BS FUJIで「美奈子&玲子のシネマ☆パラダイス!」という番組も担当していると。
で、どんな映画やってるんだとなって・・・
飛び出したのが
ヒューマンネイチュア
だった訳です。
何か話し始めた最初の方では、メスザルを捕まえてきて何とか人間にしようとして、何とかなって来たんだけど、恋をして恥じらいが出て、毛深いことに悩んで永久脱毛する、とかいう謎の物語だったんですが
(念のために言いますと全然違います(笑))
みんなでツッコミまくってたらドンドン修正されたはいいけど、ますます謎が深まって、興味が掻き立てられることおびただしい。。。
毛深い人間のハナシなのか????
毛の薄いサルのハナシなのか????
いったいぜんたいどんなハナシなんだ?
と。
映画に興味を持たせる天才じゃないかと思いますが、正確に内容を伝えるタイプではないようです(笑)。
まぁ女の子にはよくいると思うんだけど、関心を持った部分から話し始めて辻褄合わなくなる奴ね。
アレのひどい方かも(笑)。
ともかく、みんな「今日の映画はおいといて」、ヒューマンネイチュアが見たくてたまらない、というところで終了しました。。。
そりゃレンタルビデオ屋に立ち寄りますわな(笑)。
☆お台場冒険王2008ファイナル☆
【映】ギルバート・グレイプ(お台場映画王)
今年の「お台場映画王」のテーマは「映画は、生きることの全てを教えてくれる」。
今日は「中野美奈子アナ」がそのテーマに沿ってチョイスした作品の回。
ということで選ばれたのが
ギルバート・グレイプ
・ギルバート・グレイプ - goo 映画
何だか一昔前の単館上映系のフランス映画みたいな印象を受けたんだけど、素材の問題もあって、全体的に暗い感じはある。
それを救ってるのはアメリカの田舎独特の明るい開放感、美しい自然描写。
その田舎町から一歩も外に出ないのだけど、旅人が訪れたことで起きる日常のさざ波、大波を描くという意味では、ロードムービーの裏返しという気もする。
基本的には淡々とした日常の描写で終始している。
自分はそれ程に優しい人間にはなれないだろうと思う。この映画を見た素直な感想というのはそんな感じだ。
---------------------------------------------
(ここからネタバレ有りです)
---------------------------------------------
予備知識皆無で見た訳で「どんな映画なのか」もさっぱり判らずスタート。
田舎道。兄弟が何かが来るのを待ってる。弟の方が少し「頭が弱いのかな」の判る会話。
砂埃を揚げてキャンピングカーの群れが到来。そういえばアメリカの夏の風景として夏のバカンスの間だけ田舎町にキャンピングカーで暮らすようなのがあったはずだと思い出す。
街の風景をバックに兄のモノローグが続く。
主人公はこの兄らしい。ジョニー・デップ。
映画は日常風景。若者同士の下らない会話。家族内の下らないケンカ。
この街を覆うのは「退屈という病」だと感じる。
「小人閑居して不善を為す」。退屈をしていると人は得てして下らないことをする。
最初から大人と小人が居るのではなく、踏み外した者が小人となるだけ。ある種のチキンレース。
どっちかというとこの手の映画は苦手。退屈を知らない方なのでテンションの低い登場人物に共感出来ないからだけど。
まぁその中でも幾つか物語の鍵が動き出す。
物語の鍵は最大の鍵は弟。レオナルド・ディカプリオ。病名も原因も明らかにされることはないが、どうやら発達障害児という描き方に見える。身体は鉄塔によじ登れる程に健康だが、関心対象が狭く、感情は幼児的で「やりたいことしかしたくない」。ときに発作的。受け取る人によっては無邪気な笑顔と映るかも知れないが、一般的には社会に不適合で敬遠される存在でしかない。
こういうキャラクターは接する登場人物にも見ている人にも「やさしさ」を試してくるところがある。登場する家族の中での温度差が物語の伏線になってる。
いずれにせよ自分はそれ程にはやさしくなれないな、と思った。
2つ目の鍵はやはり心の病の一つの過食肥満の母親、そして死んだ父親の影。この母親が、かの弟に最大の愛情を注ぎ続ける。この母親もまた社会に拒絶される存在であるけれど、家族は母を大事にし、家庭は母を中心に回っているようにも見える。その裏側には死んだ父親の影がずっと横たわっているような感じ。
この映画の最初の方と最後の方の2箇所に、主人公が父親に似てきたと言われるシーンがあったのが結構印象的だった。
3つ目の鍵はヒロインの女の子、夏の間だけ登場したはずの異邦人。少しアブナイ感じで、ワリとクセの強い無邪気な女の子って好きなので(笑)、まぁそこは少しだけ興味持って鑑賞出来たと思うけど。。。
ストーリーは全編大した意外性も無く終わる。「やるだろうな」はやるし、「壊すだろうな」は壊すし、「死ぬだろうな」は死ぬし、「燃やすだろうな」は燃やしちゃう、みたいな感じで、先読みしつつ見てしまうとほぼ全ての展開は予想通り。定着者と異邦人の出会いによって起きるさざ波、ちょっとした事件、心の動き。
でも結局は同じ日常。ちょっと変わっただけ。
前述したが、やっぱりこれもロードムービーの一つのスタイルだと思う。
見終わって「ああなるほど」。理屈で考えると「そうだよな」な結末。
それでも最後に少し心に残るものがある。
「家族愛」という評も見るけど、それは一部でしか無いと思う。
とにかくこの兄は男から見ても大きな奴だと思います。日本映画で言うと高倉健のやるような「(損得という目で見れば)損するのは自分だけでいい」「俺はこれでいい」というような行動を結局黙ってやり抜いてる。この映画でのモノゴトそのものは大したハナシでは無いけれど。
女の子から見ると憧れの包容力なのかもね。
「優しいとは何かをすることではなくて、あるがままに受け入れること」
という耳触りの良いテーゼは有るけど、現実の場合、大抵はもっと「クレバーな選択」をしないと怒られますよね(笑)。
この映画の兄は、明らかに都会で生きていくのに不向きな弟ゆえに「クレバーな選択」ができないから物語としては絵空事にはなってない。むしろ「何か」が突きつけられ、「やさしさ」が問われてる。
きっと頭で考えて見てると重たく感じ、素直に見てると温かく感じるのかもとも思う。
役者の演技も良いし、あらためて思い返してみると良い映画だと思います。
忘れた頃にまた見るのもいいね。そのとき自分がどう感じるか。
今日は「中野美奈子アナ」がそのテーマに沿ってチョイスした作品の回。
ということで選ばれたのが
ギルバート・グレイプ
・ギルバート・グレイプ - goo 映画
監督:ラッセ・ハルストレム
収録時間:117分
レンタル開始日:2002-01-25
Story
アメリカ中西部の田舎町を舞台に、よろずやの店員がトレーラーハウスで祖母と旅を続ける少女と出会い、自己の生活を見つめ直していく姿を描く。白痴少年役をディカプリオが名演、心打たれる感動作に仕上がっている。監督はラッセ・ハルストレム。(詳細こちら)
何だか一昔前の単館上映系のフランス映画みたいな印象を受けたんだけど、素材の問題もあって、全体的に暗い感じはある。
それを救ってるのはアメリカの田舎独特の明るい開放感、美しい自然描写。
その田舎町から一歩も外に出ないのだけど、旅人が訪れたことで起きる日常のさざ波、大波を描くという意味では、ロードムービーの裏返しという気もする。
基本的には淡々とした日常の描写で終始している。
自分はそれ程に優しい人間にはなれないだろうと思う。この映画を見た素直な感想というのはそんな感じだ。
---------------------------------------------
(ここからネタバレ有りです)
---------------------------------------------
予備知識皆無で見た訳で「どんな映画なのか」もさっぱり判らずスタート。
田舎道。兄弟が何かが来るのを待ってる。弟の方が少し「頭が弱いのかな」の判る会話。
砂埃を揚げてキャンピングカーの群れが到来。そういえばアメリカの夏の風景として夏のバカンスの間だけ田舎町にキャンピングカーで暮らすようなのがあったはずだと思い出す。
街の風景をバックに兄のモノローグが続く。
主人公はこの兄らしい。ジョニー・デップ。
映画は日常風景。若者同士の下らない会話。家族内の下らないケンカ。
この街を覆うのは「退屈という病」だと感じる。
「小人閑居して不善を為す」。退屈をしていると人は得てして下らないことをする。
最初から大人と小人が居るのではなく、踏み外した者が小人となるだけ。ある種のチキンレース。
どっちかというとこの手の映画は苦手。退屈を知らない方なのでテンションの低い登場人物に共感出来ないからだけど。
まぁその中でも幾つか物語の鍵が動き出す。
物語の鍵は最大の鍵は弟。レオナルド・ディカプリオ。病名も原因も明らかにされることはないが、どうやら発達障害児という描き方に見える。身体は鉄塔によじ登れる程に健康だが、関心対象が狭く、感情は幼児的で「やりたいことしかしたくない」。ときに発作的。受け取る人によっては無邪気な笑顔と映るかも知れないが、一般的には社会に不適合で敬遠される存在でしかない。
こういうキャラクターは接する登場人物にも見ている人にも「やさしさ」を試してくるところがある。登場する家族の中での温度差が物語の伏線になってる。
いずれにせよ自分はそれ程にはやさしくなれないな、と思った。
2つ目の鍵はやはり心の病の一つの過食肥満の母親、そして死んだ父親の影。この母親が、かの弟に最大の愛情を注ぎ続ける。この母親もまた社会に拒絶される存在であるけれど、家族は母を大事にし、家庭は母を中心に回っているようにも見える。その裏側には死んだ父親の影がずっと横たわっているような感じ。
この映画の最初の方と最後の方の2箇所に、主人公が父親に似てきたと言われるシーンがあったのが結構印象的だった。
3つ目の鍵はヒロインの女の子、夏の間だけ登場したはずの異邦人。少しアブナイ感じで、ワリとクセの強い無邪気な女の子って好きなので(笑)、まぁそこは少しだけ興味持って鑑賞出来たと思うけど。。。
ストーリーは全編大した意外性も無く終わる。「やるだろうな」はやるし、「壊すだろうな」は壊すし、「死ぬだろうな」は死ぬし、「燃やすだろうな」は燃やしちゃう、みたいな感じで、先読みしつつ見てしまうとほぼ全ての展開は予想通り。定着者と異邦人の出会いによって起きるさざ波、ちょっとした事件、心の動き。
でも結局は同じ日常。ちょっと変わっただけ。
前述したが、やっぱりこれもロードムービーの一つのスタイルだと思う。
見終わって「ああなるほど」。理屈で考えると「そうだよな」な結末。
それでも最後に少し心に残るものがある。
「家族愛」という評も見るけど、それは一部でしか無いと思う。
とにかくこの兄は男から見ても大きな奴だと思います。日本映画で言うと高倉健のやるような「(損得という目で見れば)損するのは自分だけでいい」「俺はこれでいい」というような行動を結局黙ってやり抜いてる。この映画でのモノゴトそのものは大したハナシでは無いけれど。
女の子から見ると憧れの包容力なのかもね。
「優しいとは何かをすることではなくて、あるがままに受け入れること」
という耳触りの良いテーゼは有るけど、現実の場合、大抵はもっと「クレバーな選択」をしないと怒られますよね(笑)。
この映画の兄は、明らかに都会で生きていくのに不向きな弟ゆえに「クレバーな選択」ができないから物語としては絵空事にはなってない。むしろ「何か」が突きつけられ、「やさしさ」が問われてる。
きっと頭で考えて見てると重たく感じ、素直に見てると温かく感じるのかもとも思う。
役者の演技も良いし、あらためて思い返してみると良い映画だと思います。
忘れた頃にまた見るのもいいね。そのとき自分がどう感じるか。
☆お台場冒険王2008ファイナル☆